JP2001034904A - 記憶装置及びその記録再生方法 - Google Patents

記憶装置及びその記録再生方法

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JP2001034904A JP11208913A JP20891399A JP2001034904A JP 2001034904 A JP2001034904 A JP 2001034904A JP 11208913 A JP11208913 A JP 11208913A JP 20891399 A JP20891399 A JP 20891399A JP 2001034904 A JP2001034904 A JP 2001034904A
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    • H03M5/02Conversion to or from representation by pulses
    • H03M5/04Conversion to or from representation by pulses the pulses having two levels
    • H03M5/14Code representation, e.g. transition, for a given bit cell depending on the information in one or more adjacent bit cells, e.g. delay modulation code, double density code

Abstract

(57)【要約】 【課題】NLTSやPE等の非線形現象の確率的な媒体
ノイズを抑えて再生データの信頼性を向上する。 【解決手段】情報を媒体上に磁気的に記録して再生する
記憶装置であり、記録部10は、磁化反転の連続数を制
限したMTR符号の中のダイビットやトリビット符号列
の場合のみ、媒体上での磁化反転の間隔を本来の磁化反
転の間隔よりΔTだけ拡大して記録する。再生部12
は、媒体の読取信号を等化した後の最尤検出で、記録時
に磁化反転の間隔を本来の磁化反転の間隔よりも広げて
記録したことによる振幅誤差ΔVを最尤検出の期待値に
加えて最尤検出する。パラメータ調整部14は、テスト
パターンを使用してΔTとΔVを調整して設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を磁気的に記
録して再生する磁気ディスク装置、磁気テープ装置、光
磁気記録装置等の記憶装置、記録再生方法及び記録方法
に関し、特に、媒体上に記録する際に磁化反転間隔を拡
大して再生データの信頼性を向上するようにした記憶
装、記録再生方法及び記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置におけるデータ
記録再生系の構成は、例えば図19のようになる。図1
9において、データ記録再生系は、記録部210と再生
部212で構成される。記録部210は、エンコーダ2
16、プリコーダ218、ライトドライバ222が設け
られ、ヘッド/媒体224によりデータを磁気ディスク
上に磁気的に記録する。
【0003】再生部212は、プリアンプ226、可変
ゲインアンプ228、ローパスフィルタ(LPF)23
0、サンプラ(ADコンバータ)232、イコライザ2
34、ビタビ検出器(最尤検出器)236、デコーダ2
38、ゲイン計算器240、位相計算器242、VFO
244及びタップゲイン計算器246を備える。
【0004】このような記録再生系の原理を図19に示
す。記録部210に送られてきたデータは何らかの符号
化、一般にはRLL符号化(Run Length Limited Code
)が施され、その後にプリコーダ218を通り、符号
に応じて記録媒体上に磁化反転を形成するために、ライ
トドライバ222により記録ヘッドに図20(A)のよ
うな矩形波状の書込み電流を流す。この書込み電流の方
向で図20(B)のように媒体上の磁化方向が決まり、
書込み電流の反転が磁化反転に対応する。
【0005】このような媒体上の磁化を再ヘッドで再生
した場合、一般に、ヘッド再生信号は、図20(C)の
点線で示したような磁化反転位置にピークを持つような
信号が現れる。しかし、近隣の磁化反転からの符号間干
渉により実線のような信号となる。
【0006】このヘッド再生信号は、プリアンプ22
6、可変ゲインアンプ228、ローパスフィルタ(LP
F)230、サンプラ232を通り、更にイコライザ2
34により所望の波形に等化され、図20(D)のイコ
ライザ出力信号の波形が得られる。
【0007】このイコライザ出力信号の波形は、PR4
(パーシャル・レスポンス・クラス4:Partial Respo
nse Class 4) の場合であり、丸印で示したノイズ無し
の場合のサンプリング値(期待値)が+1,0,−1に
なるように等化される。サンプリング値はビタビ検出器
236を通り、記録した符号が復調され、最後に符号は
デコーダ238元のデータに復号される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の磁気ディスク装置におけるデータ記録再生系
は次の問題がある。
【0009】図21に従来の問題点を示したもので、図
21(A)が書込み電流、図21(B)が磁化状態、図
21(C)がヘッド再生信号である。まず記録密度が増
してくると媒体ノイズや非線形的な現象が現れ、イコラ
イザ234で図21(D)のような所望の波形に等化し
ても、元のデータに正しく復調することが困難となる。
【0010】特に最小磁化反転間隔(RLL符号d=0
の符号では符号ビット間隔)で記録された場合、NLT
S(Non Linear Transition Shift) として知られた非線
形ビット遷移あるいはPE(Partial Erasure) として知
られた部分磁化消失などの現象が顕著に発生する。
【0011】非線形ビット遷移NLTSに対しては現在
では、WPC(Write Pre-compensation) と言われる書
込補償方法により補正を行っている。一般に、非線形ビ
ット遷移NLTSは媒体上で磁化反転が連続した場合
に、後方の磁化反転位置が矢印250のように前側にシ
フトする現象である。そこで書込補償WPCは、本来の
磁化反転の位置に形成されるように、記録電流の反転位
置を矢印252のように実線の位置まで後ろにずらすも
のである。
【0012】このような書込補償WPCは、最小磁化反
転間隔の場合だけでなく、磁化反転の並びに応じて、書
込補正量を可変できるようなものもあるが、後方の記録
電流反転位置を後ろにずらして、本来の磁化反転位置に
形成するという点では同じである。
【0013】このような書込み電流よる実際の磁化状態
は、図21(B)のように磁化反転位置がジグザグに形
成され、これが媒体ノイズの主因とされている。部分磁
化消失PEは、この磁化反転のジグザグが図示のように
大きくなり、右方向の磁化が一部154で短絡し、磁化
反転が形成されなかった場合に発生する非線形的な振幅
低下の現象である。
【0014】この部分磁化消失PEに対しても、書込み
電流の反転位置をずらして磁化反転間隔を広げることで
振幅を補償することが提案されている。従って、これら
の非線形ビット遷移NLTSや非線形歪みの平均値に対
する補正は、磁化反転の位置をずらす方法により補正が
可能である。
【0015】しかし、これらの非線形ビット遷移NLT
Sや部分磁化消失PE等の非線形な歪みは、本来、確率
的な現象であり、媒体ノイズに含まれて観測されている
と考えられる。この媒体ノイズは記録密度が増すに従い
増加するが、一旦発生した媒体ノイズの分散に対して
は、S/Nゲインの大きい再生方式を用いる以外に手段
がなかった。
【0016】また、最近では熱による経年変化で記録し
た信号が低下する熱緩和現象の問題も深刻になりつつあ
り、磁化反転間隔を広く記録することが望まれている。
そこで、磁化反転の連続を無くした1−7RLL符号や
2−7RLL符号も検討されているが、符号化率が悪
く、帯域が広がるため、特性的な問題やクロック周波数
が増加してしまう問題がある。
【0017】本発明の目的は、非線形ビット遷移NLT
Sや部分磁化消失PE等の非線形現象の確率的な媒体ノ
イズを抑えて再生データの信頼性を向上するようにした
記憶装置、記録再生方法及び記録方法を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、図1(A)のように、情報を
媒体上に磁気的に記録して再生する記憶装置であり、特
定の符号列の場合のみ、媒体上での磁化反転の間隔を本
来の磁化反転の間隔より拡大して記録する記録部10
と、媒体の読取信号を等化した後の最尤検出で、記録時
に磁化反転の間隔を本来の磁化反転の間隔よりも広げて
記録したことによる振幅誤差を最尤検出の期待値に加え
て最尤検出する再生部12とを備えたことを特徴とす
る。
【0019】このように本発明では、特定の符号列につ
いて磁化反転間隔を拡大を拡大することにより、非線形
ビット遷移NLTSや一部磁化消失PE等の非線形現象
の確率的な分散量である媒体ノイズを小さく抑え、再生
データの信頼性を向上できる。また磁化反転間隔が積極
的に広げられるため、熱緩和等の問題も解決できる。
【0020】更に、磁化反転間隔を広げたことに伴う再
生信号の理想的な振幅(サンプル値)からのずれの発生
に対しては、このずれによる振幅誤差を最尤検出の期待
値に加えて最尤検出することで、劣化を抑えることがで
きる。
【0021】本発明による記憶装置の記録部10は、情
報を媒体上に磁気的に記録する際に最小間隔で起こる磁
化反転の連続を制限した符号法を使用し、この符号法の
特定の符号列の場合のみ、媒体上での磁化反転の間隔が
本来の磁化反転の間隔よりも広げて形成されるように記
録する。
【0022】記録部10は、情報を媒体上に磁気的に記
録する際に最小間隔で起こる磁化反転の連続を2個まで
に制限したMTR符号(Maximum Transition Run Trelli
s Code)を使用し、磁化反転が2個連続するタイビット
の場合のみ、1番目の磁化反転を本来よりも前方にずら
し、2番目の磁化反転を本来よりも後方にずらして記録
する。
【0023】記録部10は、情報を前記媒体上に磁気的
に記録する際に最小間隔で起こる磁化反転の連続を3個
までに制限したMTR符号を使用し、磁化反転が2個連
続するタイビットの場合は、1番目の磁化反転を本来よ
りも前方にずらし、2番目の磁化反転を本来よりも後方
にずらして記録し、磁化反転が3個連続するトリビット
(Tri-bit )の場合は、1番目の磁化反転を本来よりも
前方にずらし、2番眼は本来の位置とし、3番目の磁化
反転を本来よりも後方にずらして記録する。
【0024】記録部10は、磁化反転位置を後方にずら
すことにより、記録時に発生する非線形な磁化反転の前
方へのずれを補正する書込補償WPC(Write Pre Comp
ensation)を組合わせる。
【0025】本発明で磁化反転間隔を拡大して記録した
ことによる誤差は、再生信号を用いてフィードバック制
御を行う再生系統の部分に影響を与える。
【0026】そこで本発明による記憶装置の再生部12
は、等化前の信号と等化後の信号の差から求めた等化誤
差信号に基づいて媒体の読取信号を目的とする信号波形
に等化する等化器(イコライザ)34を備え、本来の磁
化反転位置からずらして記録された特定の符号列を検出
した際に、そのときの等化誤差信号を使用しないか、あ
るいは所定の重み付けにより等化誤差信号を抑圧して使
用する。
【0027】また再生部12は、基準クロックと等化済
みの再生信号から抽出したクロックとの位相誤差信号に
基づいてサンプル用のクロックを位相制御するPLL回
路45を備え、本来の磁化反転位置からずらして記録さ
れた特定の符号列を検出した際に、そのときのを使用し
ないか、あるいは所定の重み付けにより位相誤差信号を
抑圧して使用する。
【0028】更に再生部12は、等化済み再生信号と目
標振幅との振幅誤差信号に基づいて再生信号を目標振幅
に合わせるAGC回路(ゲイン計算器)40を備え、本
来の磁化反転位置からずらして記録された特定の符号列
を検出した際に、そのときの振幅誤差信号を使用しない
か、あるいは所定の重み付けにより振幅誤差信号を抑圧
して使用する。
【0029】本発明の記憶装置は、更に、パラメータ調
整部14を設け、テストパターンの記録再生により最尤
検出器36のエラーレートをモニタし、記録部10で使
用する特定符号列についての磁化反転拡大量ΔTと最尤
検出で期待値に加える振幅誤差ΔVの各々を、エラーレ
ートを最小とするように調整して設定する。
【0030】パラメータ調整部14は、最尤検出器36
のメトリックを用いてSAM(Sequenced Amplitude Ma
rgin) 回路で得られるエラーレートをモニタし、記録部
10で使用する特定符号列ついての磁化反転拡大量ΔT
と最尤検出で期待値に加える振幅誤差ΔVの各々を、S
AMのエラーレートを最小とするように調整して設定す
る。
【0031】このSAMは、最尤検出で得られた2乗誤
差の累積値である複数のメトリックの内、最小メトリッ
クM1と2番目に小さメトリックM2との差Mn=(M
1−M2)が通常はOより小さいとき、即ち、 Mn<0 のときエラーをカウントしているが、ストレスを加える
ことで0より大きな値Kとして Mn<K のときエラーをカウントし、ノイズに対し強制的にエラ
ーを起し易くし、エラーレートを求める時間を短縮して
パラメータ調整を高速で処理できるようにする。
【0032】パラメータ調整部14は、記録部10の書
込補償量WPC、再生部12に設けたフィルタ30のカ
ットオフ周波数Fc とブースト量Fb 、イコライザ34
のタップゲインGtap の調整を最初に行った後に、記録
時の磁化反転拡大量ΔTと最尤検出での振幅誤差量ΔV
を調整して設定する。
【0033】パラメータ調整部14は、磁化反転拡大量
ΔTと振幅誤差量ΔVの調整を、2ビット連続の磁化反
転パターンで調整した後に、3ビット以上連続の磁化反
転パターンで調整する。
【0034】また、本発明は、情報を媒体上に磁気的に
記録して再生する記録再生方法を提供するものであり、
特定の符号列の場合のみ、媒体上での磁化反転の間隔を
本来の磁化反転の間隔より拡大して記録する記録過程
と、媒体の読取信号を等化した後の最尤検出で、記録時
に磁化反転の間隔を本来の磁化反転の間隔よりも広げて
記録したことによる振幅誤差を最尤検出の期待値に加え
て最尤検出する再生過程とを備えたことを特徴とする。
この記録再生方法の詳細は、記録再生装置の場合と同じ
になる。
【0035】更に本発明は、情報を媒体上に磁気的に記
録する記録方法を提供するものであり、情報を媒体上に
磁気的に記録する際に、最小間隔で起こる磁化反転の連
続を制限した符号法を使用し、この符号法による特定の
符号列の場合のみ、媒体上での磁化反転の間隔が本来の
磁化反転の間隔よりも広げて形成されるように記録する
ことを特徴とする。この記録方法の詳細は、記録再生装
置で示した記録部と同じになる。
【0036】
【発明の実施の形態】図2は、本発明が適用されるハー
ドディスクドライブのブロック図である。図2におい
て、ハードディスクドライブは、SCSIコントローラ
110、ドライブコントローラ112及びディスクエン
クロージャ114で構成される。
【0037】SCSIコントローラ110には、MCU
116、制御記憶として使用されるフラッシュメモリ1
18、制御プログラムを格納したプログラムメモリ12
0、ハードディスクコントローラ122及びデータバッ
ファ124が設けられる。ドライブコントローラ112
には、ドライブインタフェースロジック126、DSP
128、リード/ライトLSI130、サーボ復調部1
32及びサーボドライバ134が設けられる。
【0038】ディスクエンクロージャ114にはヘッド
IC136が設けられ、ヘッドIC136をライトヘッ
ドとリードヘッドを備えた複合ヘッド138−1〜13
8−6に接続している。複合ヘッド138−1〜138
−6は、磁気ディスク140−1〜140−3の各記録
面に対し設けられ、VCM44による駆動でディスク媒
体140−1〜140−3の任意のトラックのセクタ位
置に位置決めされる。磁気ディスク140−1〜140
−3はスピンドルモータ42により一定速度で回転され
る。
【0039】ホストから発行されたコマンドは、ハード
ディスクコントローラ122を介してフラッシュメモリ
118のコマンドキューに格納される。MCU116は
フラッシュメモリ118のコマンドキューの先頭位置か
らコマンドを取り出し、例えば書込コマンドを例にとる
と、ハードディスクコントローラ122を使用してホス
トに対し書込データの転送を要求する。
【0040】ホストから転送された書込データは、デー
タバッファ124に格納され、MCU116がハードデ
ィスクコントローラ122を起動して、磁気ディスク1
40−1〜140−3側に対するデータ書込みを行う。
【0041】同時にDSP128は、書込コマンドで与
えられたセクタ位置に対するVCM144によるヘッド
の位置付けを、サーボドライバ134とサーボ復調部1
32を介して得られたサーボ復調信号により制御する。
【0042】データバッファ24に格納された書込デー
タは、ハードディスクコントローラ122、ドライブイ
ンタフェースロジック126、リード/ライトLSI1
30のライトチャネル(記録部)、ヘッドIC136を
通って、例えば複合ヘッド138−1から磁気ディスク
140−1の書込コマンドで指定されたセクタ位置に書
き込まれる。
【0043】この書込データの磁気ディスクへの書込み
が完了すると、MCU116はハードディスクコントロ
ーラ122を介してホストに書込正常終了を示すステー
タスを報告する。
【0044】またホストから読出コマンドが発行された
場合は、ハードディスクコントローラ122を介してフ
ラッシュメモリ118のコマンドキューに格納した後に
MCU116が読出コマンドを取り出し、ハードディス
クコントローラ122、ドライブインタフェースロジッ
ク126、リード/ライトLSI130のリードチャネ
ル(再生部)、ヘッドIC136を通って、例えば複合
ヘッド138−1から磁気ディスク140−1の読出コ
マンドで指定されたセクタ位置に書き込まれるているデ
ータを再生し、ハードディスクコントローラ122を使
用してホストに対し読出データを転送する。
【0045】図3は、本発明による最小時間反転幅の拡
大記録の機能を備えた図2のリード/ライトLSIに設
けたデータ記録再生系のブロック図である。
【0046】図3において、データ記録再生系は、記録
部10と再生部12で構成される。記録部10には、エ
ンコーダ16、プリコーダ18、書込補償・反転幅拡大
回路20及びライトドライバ22が設けられる。ライト
ドライバ22に続いて設けられたヘッド/媒体24は、
記録ヘッドと磁気ディスク及び再生ヘッドで構成された
磁気記録系である。
【0047】再生部12は、プリアンプ26、可変ゲイ
ンアンプ28、ローパスフィルタ30、サンプラ32、
イコライザ34、ビタビ検出器36、デコーダ38で構
成される。またフィードバック制御系として、可変ゲイ
ンアンプ28に対してはAGC機能をもつゲイン計算機
40が設けられ、サンプラ32に対しては位相計算機4
2とVFO44を備えたPLL回路(タイミングリカバ
リ回路)45が設けられ、更にイコライザ34に対して
はタップゲイン計算機46が設けられている。
【0048】本発明のデータ記録再生系にあっては、記
録部10に設けている書込補償・反転幅拡大回路20に
よる反転幅拡大機能により、書込データの内の特定の符
号列の場合にのみ媒体上での磁化反転の間隔を本来の磁
化反転の間隔より拡大して記録することを特徴とする。
【0049】このような記録部10における特定符号列
における磁化反転間隔の拡大記録に伴い、再生部12に
あっては磁化反転間隔の拡大記録による再生信号が本来
の磁化反転間隔による記録の再生信号に対して振幅誤差
を生ずることから、ビタビ検出器36で使用するノイズ
を含まない理想サンプル値としての期待値に磁化反転間
隔の拡大記録で発生した振幅誤差ΔVを含ませることで
最尤検出を行う。
【0050】ここで記録部10において磁化反転間隔を
本来の磁化反転間隔より広げて拡大記録する特定の符号
列としては、例えば最小間隔で起こる磁化反転の連続を
制限したMTR符号(Maximum Transition Run Trellis
Code)を対象とする。MTR符号は1996年にミネソ
タ大学のMoon教授によって提案されたものである
(J. Moon and B. Brickner “Maximal transition run
codes for data storage systrems, ”IEEE Trans, on
Magnetics, vol. 32, no.5,pp.3992-3994, Sept., 199
6 )。
【0051】このMTR符号には例えば次の2つがあ
る。
【0052】最小間隔で起こる磁化反転の連続を2個
(ダイビット)まで制限したダイビットMTR符号。
【0053】最小間隔で起こる磁化反転の連続を3個
(トリビット)まで制限したトリビットMTR符号。
【0054】これらのMTR符号はパーシャルレスポン
スの最尤検出におけるPR4ML、EPR4ML、EE
PR4MLと組み合わせて使用される。ここでPR4M
Lは等化特性が(1+D)であり、ノイズ無しの場合の
サンプル値が+1,0,−1となるように等化される。
【0055】またEPR4MLは等化特性が(1+D)
2 であり、ノイズ無しのサンプル値が+1,+1,−
1,−1となるように等化される。更にEEPR4ML
にあっては等化特性が(1+D)3 であり、ノイズ無し
のサンプル値が+1,+2,0,−2,−1となるよう
に等化される。
【0056】図4は、本発明に適用されるダイビットM
TR符号であり、最小磁化反転の連続が2個(ダイビッ
ト)となる記録を行う際のMRT符号「0110」、そ
の書込電流、更に書込クロックを示している。
【0057】このダイビットMTR符号「0110」に
あっては、破線で示す本来の磁化反転となる書込電流の
立ち下がり及び立ち下がり位置に対し 1番目のビット1による磁化反転の位置を、破線の本
来の立ち上がり位置よりも前方に拡大幅ΔTだけずらし
て記録し、 2番目のビット1による磁化反転の位置を、破線の本
来の立ち下がり位置よりも後方に拡大幅ΔTずらして記
録する。
【0058】図5は、ダイビットMRT符号における最
小間隔で起こる磁化反転の連続が2個未満の場合のMT
R符号書込電流及び書込クロックであり、例えばMTR
符号「010」を例にとっており、この場合には磁化反
転の位置の拡大は行わない。
【0059】図6は、図4のダイビットMTR符号「0
110」の磁化反転となるビット1が2つ連続した場合
について、本発明による磁化反転の拡大記録に加え、非
線形ビット遷移NLTSを補正するための書込補償WP
Cを組み合わせた場合のMRT符号書込電流及び書込ク
ロックである。
【0060】即ち磁化反転位置の拡大は、1番目のビッ
ト1について前方に拡大幅ΔTずらすと共に、2番目の
ビット1について後方に拡大幅ΔTずらし、これに加え
非線形ビット遷移NLTSを補正するために書込補償量
WPC001 だけ2番目のビット1を更に後方にずらして
いる。
【0061】図7は、ダイビットMTR符号で最小磁化
反転間隔が2個連続した場合の書込み電流、磁化状態及
びヘッド再生信号であり、これにより本発明の原理を説
明すると次のようになる。
【0062】本発明にあっては、記録時に図7(A)の
ように,破線で示す2個のビット1の連続に対応した書
込み電流の立ち上がりと立ち下がりの反転間隔を実線の
ように広めになるように前方及び後方に拡大幅ΔTだけ
シフトさせ、この記録電流によって図7(B)のように
媒体上に記録される磁化状態の最小磁化反転間隔を記録
するようにしている。
【0063】また図7(A)にあっては、本発明による
最小磁化反転間隔の拡大に加え、非線形ビット遷移NL
TSによる磁化反転の前方シフトを補正するため、後方
のビット1の位置を書込補償量WPCだけ後方に拡大
(遅延)することを併せて行っている。
【0064】ここで本発明の最小磁化反転間隔の拡大
と、非線形ビット遷移NLTSに対する書込補償WPC
との相違点は2つある。1つ目として、書込補償WPC
は書込電流の反転間隔を広げるが、形成される磁化反転
間隔は本来の間隔にすることを目的としている点であ
る。2つ目として。書込補償WPCは書込み電流の反転
が連続した場合に、後方の反転位置を遅延させるもので
あり、前方の反転位置を操作することはなく、また時間
的に前にずらすこともない。
【0065】また、既に提案されている部分磁化消失P
Eの補償にあっては、磁化反転の間隔を広げて記録する
点は同じであるが、PE補償が再生された信号振幅の平
均値をPEがない場合の理想的な振幅に回復させるため
の補償であり、本発明の最小磁化反転間隔の拡大記録の
ように媒体ノイズのばらつきを考慮したSN比の改善ま
では考慮されていない。
【0066】本発明にあっては、媒体ノイズの増加を抑
えることを目的として、磁化反転間隔の拡大を積極的に
行うことが大きな特徴である。このように媒体ノイズの
増加を抑えるために磁化反転の間隔を拡大した場合、再
生時における等化波形が理想的な振幅のサンプル値から
ずれを発生する。そこで本発明にあっては、図3の再生
部12に設けたビタビ検出器36において、最小磁化反
転間隔の拡大記録により発生した振幅誤差を理想的なサ
ンプル値に含めることで劣化を抑える。
【0067】図8(A)は、磁化反転が2個連続するダ
イビットMTR符号列「0110」の書込電流と、この
書込電流による磁化反転間隔の拡大記録について再生し
た再生部のイコライザ出力信号である。
【0068】図8(A)のように磁化反転間隔を本来よ
りも拡大して書込電流により記録した場合には、イコラ
イザ出力信号は破線の理想的なサンプル値とはならず、
実線の波形の丸印のように誤差ΔV1,ΔV2,ΔV
3,ΔV4,ΔV5を持つ。
【0069】この誤差ΔV1〜ΔV5は、磁化反転間隔
の並び、即ち記録符号列によって値が変わる。本発明に
あっては、このような磁化反転間隔の拡大記録によりイ
コライザ出力信号に生じた振幅誤差を、次のビタビ検出
器36で考慮することで劣化を抑える。
【0070】図9は、図19に示した従来の再生部21
2に設けているビタビ検出器236の概略ブロック図で
ある。ビタビ検出器236は、複数の記録符号列に対
し、その符号列が記録された場合のノイズ無しのイコラ
イザ出力値(サンプル理想値)W、例えばPR4の場合
にはW=+1,0,−1の3値を仮定し、実際のビタビ
検出器136の入力信号y、即ち前段のイコライザから
の出力信号yとの2乗誤差(y−W)2 を誤差演算器2
48で求める。
【0071】次にアド・コンペア・セレクト回路(AC
S回路)252で誤差を累積することでメトリックを求
め、誤差量が小さい仮定符号列をパスメモリ256に保
存し、パスメモリ256から最終的に最も確からしい符
号列を出力する。
【0072】このような従来の基本的なビタビ検出器2
36に対し本発明にあっては、図10のように、図8の
磁化反転間隔の拡大記録による誤差ΔV1〜ΔV5を考
慮したビタビ検出器36を使用する。
【0073】ビタビ検出器36は予め定めた記録符号列
に対しイコライザ出力値(サンプル理想値)Wを仮定す
るため、その記録符号列が本発明による磁化反転間隔の
拡大対象となるものかどうかに応じ、イコライザ出力の
仮定値Wを変える。
【0074】即ち、磁化反転間隔の拡大による影響がな
い符号列に場合には、誤差演算器48で従来どおりの仮
定値Wを使用して2乗誤差(y−W)2 を求める。これ
に対し磁化反転間隔の拡大によって誤差が発生する符号
列の場合には、誤差演算器50に切り替え、イコライザ
出力の仮定値Wに誤差ΔVを加えた仮定値(W+ΔV)
を用いて、2乗誤差{y−(W+ΔV)}2 を求め、誤
差の影響を抑える。
【0075】図11,図12,図13及び図14は、図
3のデータ記録再生系の最小磁化反転間隔の拡大記録に
適用されるMTR符号の他の実施形態であり、この実施
形態にあっては最小間隔で起こる磁化反転の連続を3個
まで制限したトリビットMTR符号を用いている。
【0076】図11は、トリビットMTR符号で磁化反
転となるビット1が3個連続したMTR符号「011
1」、書込み電流及び書込クロックである。このように
磁化反転が3個連続する場合にあっては 1番目のビット1の磁化反転を本来の位置よりも前方
に拡大幅ΔTずらして記録し、 2番目のビット1の磁化反転は行わずに本来の位置で
記録し、 3番目のビット1の磁化反転については本来の位置よ
りも後方に拡大幅ΔTずらして記録する。
【0077】図12は、トリビットMTR符号におい
て、最小磁化反転が2個連続した場合の磁化反転間隔の
拡大であり、この場合には図4に示したダイビットMT
R符号の場合と同様、1番目のビット1の磁化反転につ
いては本来の位置よりも前方に拡大幅ΔTずらして記録
し、2番目のビット1となる磁化反転については本来の
位置よりも後方に拡大幅ΔTずらして記録する。
【0078】図13は、トリビットMTR符号で図12
の磁化反転が3個連続した場合、図12の磁化反転が2
個連続した場合以外のMTR符号例えば「010」の書
込電流と書込クロックであり、この場合にはビット1の
磁化反転の記録については磁化反転位置の変更は行わ
ず、本来の位置のまま記録する。
【0079】図14は、図11の3個磁化反転が連続す
る場合について、更に非線形ビット遷移NLTSを補正
するための書込補償WPCを行った場合である。即ち、
磁化反転が3個連続する場合について、書込補償WPC
111 は磁化反転間隔の後方を遅延させるものであること
から、2番目の磁化反転となるビット1を後方に書込補
償量WPC111 ずらして記録する。
【0080】この2番目の磁化反転のビット1の書込補
償量WPC111 分の後方シフトに伴い、3番目の磁化反
転のビット1についても拡大幅ΔTに加え、更に書込補
償量WPC111 分だけ後方にシフトしている。
【0081】また図12のトリビットMTR符号で磁化
反転が2個連続した場合については、図6に示したダイ
ビットMTR符号の場合と同様、2番目の磁化反転のビ
ット1をその書込補償WPC011 分だけ後方に更にシフ
トすれば良い。
【0082】図15は、図3の再生部12の可変ゲイン
アンプ28、サンプラ32及びイコライザ34に設けて
いるフィードバック制御系について、磁化反転間隔の拡
大記録による再生時の誤差の影響を防ぐためのブロック
図である。本発明で磁化反転間隔を拡大記録した場合、
再生信号には図8(B)に示したような誤差ΔV1〜Δ
V5が含まれることから、このような再生信号を用いて
制御を行うフィードバックループに悪影響を与える可能
性がある。
【0083】これら再生信号を用いたフィードバックル
ープを持つ回路としては、再生信号の振幅を揃えるため
の可変ゲインアンプ28に対しAGCとして設けたゲイ
ン計算機40、再生信号をサンプリングする際のクロッ
ク位相を決める位相計算機42、及びVFO44で構成
されるPLL回路(タイミングリカバリ回路)45及び
イコライザ34のタップゲインを決めるトレーニング用
のタップゲイン計算機46があげられる。
【0084】これらゲイン計算機40、位相計算機42
及びタップゲイン計算機46は、イコライザ34の入力
信号xあるいは出力信号y及びこれをレベル判定した信
号を用いて、ゲイン誤差、位相誤差、等化誤差を計算
し、それぞれに適合したループフィルタ、一般には積分
回路を通して可変ゲインアンプ28、サンプラ32及び
イコライザ34を制御する。
【0085】更に詳細に説明すると、可変ゲインアンプ
28に対するフィードバックループに設けたゲイン計算
機40は、レベル決定回路58、パターン検出器60、
ゲイン誤差検出器62、ループフィルタ64で構成され
る。パターン検出器60にはビタビ検出器36の判定信
号Zが入力しており、拡大記録された記録符号列か否か
検出する。
【0086】パターン検出器60で拡大記録した記録符
号列を検出すると、ゲイン誤差検出器62に出力し、そ
のときのゲイン誤差検出器62の出力を禁止し、前のゲ
イン誤差の出力状態を維持する。またパターン検出器6
2の拡大記録した記録符号列の検出でそのときのゲイン
誤差の出力を禁止して前の値を保持する代わりに、その
ときのゲイン誤差に重みを付け、算出した誤差を重み付
けにより小さく抑えることによってループフィルタ64
に対する検出誤差の入力を抑え、誤差による変動を抑制
しても良い。
【0087】サンプラ32のクロック位相を決めるため
の位相計算機42は、レベル決定回路66、パターン検
出器68、位相誤差検出器70及びループフィルタ72
で構成される。
【0088】パターン検出器68でビタビ検出器36の
判定信号Zとの比較で拡大記録を行った記録符号列を検
出すると位相誤差検出器70に出力し、位相誤差の検出
出力を停止する。このため、拡大記録を行った記録符号
列の再生パターンについては、ループフィルタ72によ
る位相誤差のフィルタ出力はVFO44に対して行われ
ず、誤差によるクロック位相の変動を抑える。
【0089】この場合にも位相誤差検出器70はパター
ン検出器68が出力を受けたときに、そのときの位相誤
差に重み付けすることで誤差を抑えてループフィルタ7
2に出力するようにしても良い。
【0090】更にイコライザ34のタップゲインをトレ
ーニングにより設定するタップゲイン計算機46は、レ
ベル決定回路74、パターン検出器76、等化誤差検出
器78、ループフィルタ80を備える。
【0091】パターン検出器76はビタビ検出器36か
らの判定信号Zから磁化反転間隔の拡大記録を行った記
録符号列を検出すると、そのときの等化誤差検出器78
の出力を停止し、ループフィルタ80によるイコライザ
34のタップゲインの制御を止めることで、再生信号に
含まれる誤差による影響を防ぐ。
【0092】この場合にも、パターン検出器76の出力
が得られたときに等化誤差検出器78の出力に重み付け
をして磁化反転間隔の拡大による誤差の影響を抑えるよ
うにしても良い。
【0093】次に図3の記録部10及び再生部12に対
して設けているパラメータ調整部14を説明する。パラ
メータ調整部14は、本発明で使用する最小磁化反転間
隔の連続を2個まで制限したダイビットMTR符号、あ
るいは最小磁化判定間隔の連続を3個まで制限したトリ
ビットMTR符号をテストパターンとした記録再生によ
り、ビタビ検出器36のエラーレートをモニタし、記録
部10の書込補償・反転幅拡大回路20で使用する特定
符号列についての磁化反転拡大量ΔTとビタビ検出器3
6で理想サンプル値(期待値)に加える振幅誤差ΔVの
各々をエラーレートを最小とするように調整して設定す
る。
【0094】このパラメータ調整部14の機能は、工場
の組立最終工程に設けている各種パラメータの調整設備
や試験設備を使用しても良いし、磁気ディスク装置その
ものに内蔵しても良い。
【0095】図16は、図3のパラメータ調整部14に
よってビタビ検出器36のエラーレートをモニタしてエ
ラーレートを最小とするように磁化反転幅拡大量ΔTと
最尤検出の振幅誤差ΔVを調整して設定する実施形態の
機能ブロック図である。
【0096】図16において、磁化反転幅拡大量ΔT及
び最尤検出の振幅誤差ΔVの調整のため、ビタビ検出器
36の出力及びデコーダ38の出力に基づいてエラーレ
ートを検出するエラー検出回路82が設けられる。エラ
ー検出回路82で検出したエラーレートは反転幅制御回
路84に与えられ、エラーレートを最小とするように書
込補償・反転幅拡大回路20で使用する拡大量ΔTを調
整する。
【0097】またビタビ検出器36でノイズがないとき
の仮定値Wに加算する誤差ΔV算出して設定する仮定値
平均化回路86が設けられる。この仮定値平均化回路8
6には、イコライザ34の出力信号とエンコーダ16か
らの記録前のデータ信号が入力され、両者の差の平均に
より磁化反転間隔の拡大記録による誤差ΔVを求めてビ
タビ検出器36に設定している。
【0098】このような磁化反転拡大幅ΔT及び最尤検
出における振幅誤差ΔVの調整に際しては、調整に先立
って、まず記録部側の書込補償・反転幅拡大回路20で
使用する書込補償量及び再生部のローパスフィルタ30
のカットオフ周波数Fc、ブースト量Fb、イコライザ
34のタップゲインGtapのパラメータの調整を行っ
た後に実行する。
【0099】ここで書込補償・反転幅拡大回路20に設
定する書込補償量としては、図11に示した磁化反転が
3個連続するビット「111」の書込補償量WPC111
、図12のように2個磁化反転が連続するビット「0
11」の書込補償量WPC011、更にそれ以外のビット
「101」の書込補償量WPC101 のそれぞれについ
て、エラーレートを最小とするように書込補償量の調整
と設定を行い、再生時にはそれぞれの記録符号列に適合
した書込補償量の設定を磁化反転間隔の拡大量ΔTと共
に行う。
【0100】図17は、図3のパラメータ調整部14の
他の実施形態であり、この実施形態にあっては、ビタビ
検出器36内で算出される2乗誤差の累積値となるメト
リックを用いたSAMで算出されるエラーレートをモニ
タし、このエラーレートを最小とするように磁化反転拡
大幅ΔT及びビタビ検出の振幅誤差ΔVを調整して設定
する。
【0101】図17において、ビタビ検出器36で計算
されたメトリックを入力したSAM計算回路88が設け
られる。SAM計算回路88はビタビ検出器36で算出
されている最小のメトリックM1と2番目に小さいメト
リックM2との差Mnを通常は0であるがストレスを加
えた閾値Kと比較し、 Mn<K でエラーカウントを行ってエラーレートをSAM出力と
して反転幅制御回路84に出力している。
【0102】このように1番目と2番目に小さいメトリ
ックの差からエラーを判定する閾値にストレスを加える
ことで、図16の実施形態のエラーレートの算出では時
間がかかるが、このSAM計算回路88を用いたことで
ノイズに対するエラーを起こし易くし、短時間でエラー
レートが求まることで、磁化反転間隔の拡大量ΔT及び
ビタビ検出器のサンプル値に加算する振幅誤差ΔVの調
整に要する処理時間を短縮して高速化することができ
る。なお、仮定値平均化回路86は図16の実施形態と
同じである。
【0103】ここでSAMについての文献としては、例
えばTim Perkins and Zachary A. Keirn, “A Window-M
argin-Like Procedure for Evaluating PRML Channel P
erformance”, IEEE Transaction on Magnetics, Vol.2
1 No.2, March 1995がある。
【0104】このビタビ検出器36で算出されたメトリ
ックを用いてSAMをモニタする実施形態にあっても、
磁化反転間隔の拡大量ΔT及びビタビ検出のサンプル値
に加える振幅誤差ΔVの調整に先立ち、書込補償・反転
幅拡大回路で使用する書込補償量WPC101 ,WPC01
1 ,WPC111 の調整、再生部のローパスフィルタ30
で使用するカットオフ周波数Fcとブースト量Fbの調
整、イコライザ34のタップゲインGtapの調整を予
め行った後に実行する。
【0105】図18は、図17を例にとった図3のパラ
メータ調整部14による調整処理のフローチャートであ
る。
【0106】まずステップS1で磁化反転の連続のない
テストパターンを書き込んで再生し、磁化反転拡大幅Δ
T=0に固定した状態でSAMを最小とするように書込
補償量WPC101 を調整する。次にステップS2で振幅
誤差ΔV=0としてテストパターンを読み出し、カット
オフ周波数Fc,ブースト量Fb及びタップゲインGt
apをSAMを最小とするように調整する。
【0107】続いてステップS3で2ビットまでの磁化
反転連続のテストパターン即ち2ビットMTR符号のテ
ストパターンを書き込んで再生し、磁化反転拡大幅ΔT
=0に固定した状態でSAMを最小とするように書込補
償量WPC010 を調整する。次にステップS4で、書込
補償量WPC011 を使用して振幅誤差ΔV=0としてテ
ストパターンを読み出し、カットオフ周波数Fc,ブー
スト量Fb,タップゲインGtapをSAMを最小とす
るように調整する。
【0108】次にステップS5で3ビットまでの磁化反
転連続のテストパターン即ち3ビットMTR符号を書き
込んで再生し、磁化反転拡大幅ΔT=0に固定した状態
でSAMを最小とするように書込補償量WPC111 を調
整する。次にステップS6で振幅誤差ΔV=0としてテ
ストパターンを読み出し、カットオフ周波数Fc,ブー
スト量Fb及びタップゲインGtap をSAMを最小とす
るように調整する。
【0109】このようなステップS1〜S6の書込補償
量、カットオフ周波数,ブースト量及びタップゲインの
調整と設定が終了したならば、ステップS7で2ビット
までの磁化反転連続のテストパターンを書き込んで再生
し、SAMを最小とするように磁化反転拡大幅ΔTを調
整する。
【0110】続いてステップS8で、カットオフ周波数
Fc,ブースト量Fb,タップゲインGtap をステップ
S4で調整した値に固定した状態でテストパターンをリ
ードし、振幅誤差ΔVの平均値を算出して設定する。続
いてステップS9で3ビットまでの磁化反転連続のテス
トパターンを書き込んで再生し、SAMを最小とするよ
うに磁化反転拡大幅ΔTを調整して設定する。
【0111】最終的にステップS10で、カットオフ周
波数Fc,ブースト量Fb,タップゲインGtap をステ
ップS6で調整した値に固定したテストパターンのリー
ドで振幅誤差ΔVの平均値を算出して設定する。
【0112】尚、上記の実施形態にあっては、最小間隔
の磁化反転が2個連続するダイビットMTR符号及び磁
化反転が3個連続するトリビットMTR符号を例にとる
ものであったが、最小間隔で起こる磁化反転の連続数の
制限は2個,3個以外に任意の数としても良い。
【0113】また本発明はMTR符号以外に最小間隔で
送る磁化反転の連続を制限した符号であれば、適宜の符
号につきそのまま適用できる。また上記の実施形態は磁
気ディスク装置を例にとるものであったが、同じく媒体
に磁気的な記録を行っている磁気テープ装置や光磁気記
録装置についても本発明の磁化反転間隔の拡大記録をそ
のまま適用することができる。更に本発明はその目的と
利点を損なわない適宜の変形を含み、更にまた、上記の
実施形態に示した数値による限定は受けない。
【0114】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、磁化反転間隔を拡大して記録することにより、非線
形ビット遷移NLTSや部分磁気消失PE等の非線形型
現象の確率的な分散量(媒体ノイズ)を小さく抑えるこ
とができる。
【0115】このため、磁化反転間隔の拡大記録を行っ
た媒体から読み出した再生データの信頼性を著しく向上
することができる。また磁化反転間隔を積極的に拡大記
録しているため、熱緩和の問題を軽減でき、その結果、
記録密度を更に向上させることが可能となり、記憶装置
の高性能化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明が適用されるハードディスクドライブの
ブロック図
【図3】本発明の実施形態のブロック図
【図4】磁化反転の連続を2個まで制限したMTR符号
の本発明によるダイビットの記録動作の説明図
【図5】磁化反転の連続を2個まで制限したMTR符号
のダイビット以外の記録動作の説明図
【図6】図4の記録動作で更に書込補償を行った場合の
記録動作の説明図
【図7】図6の記録動作を行った場合の磁化反転間隔の
拡大記録の原理と作用の説明図
【図8】本発明で磁化反転間隔を拡大して記録したこと
による最尤検出で発生する誤差の説明図
【図9】従来のビタビ検出器のブロック図
【図10】誤差を考慮した本発明で使用するビタビ検出
器のブロック図
【図11】磁化反転の連続を3個まで制限したMTR符
号の本発明によるトリビットの記録動作の説明図
【図12】磁化反転の連続を3個まで制限したMTR符
号のダイビットの記録動作の説明図
【図13】磁化反転の連続を3個まで制限したMTR符
号のトリビット及びダイビット以外の記録動作の説明図
【図14】図11の記録動作で更に書込補償を行った場
合の記録動作の説明図
【図15】本発明で磁化反転間隔を拡大して記録したこ
とによる再生時のフィードバックで生ずる誤差を回避す
る機能を備えた再生部のブロック図
【図16】再生エラーレートを最小とするように書込時
の磁化反転拡大幅ΔTと最尤検出の振幅誤差ΔVを調整
するパラメータ調整機能のブロック図
【図17】SAMを使用して再生エラーレートを最小と
するように書込時の磁化反転拡大幅ΔTと最尤検出の振
幅誤差ΔVを調整するパラメータ調整機能のブロック図
【図18】図17のパラメータ調整処理のフローチャー
【図19】従来の磁気ディクス装置におけるデータ記録
再生系のブロック図
【図20】図19の従来装置による磁気的な記録再生の
説明図
【図21】図20の磁気的な記録再生における従来の問
題点の説明図
【符号の説明】 10:記録部(データ変調部) 12:再生部(データ復調部) 14:パラメータ調整部 16:エンコーダ 18:プリコーダ 20:書込補償・反転幅拡大回路 22:ライトドライバ 24:ヘッド/媒体 26:プリアンプ 28:可変ゲインアンプ 30:ローパスフィルタ(LPF) 32:サンプラ(ADC) 34:イコライザ(等化器) 36:ビタビ検出器(最尤検出器) 38:デコーダ 40:ゲイン計算器 42:位相計算器 44:VFO 46:タップゲイン計算器 48,50:誤差計算器 52:アド・コンペア・セレクト回路(ACS回路) 54:パスメモリ 58,66,74:レベル決定回路 60,68,76:パターン検出器 62:振幅誤差検出器 64,72,80:ループフィルタ 70:位相誤差検出器 78:等化誤差検出器 82:エラー検出回路 84:反転幅制御回路 86:仮定値平均化回路 88:SAM計算回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を媒体上に磁気的に記録して再生する
    記憶装置に於いて、 特定の符号列の場合のみ、前記媒体上での磁化反転の間
    隔を本来の磁化反転の間隔より拡大して記録する記録部
    と、 前記媒体の読取信号を等化した後の最尤検出で、記録時
    に磁化反転の間隔を本来の磁化反転の間隔よりも広げて
    記録したことによる振幅誤差を最尤検出の期待値に加え
    て最尤検出する再生部と、を備えたことを特徴とする記
    憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の記憶装置に於いて、前記記
    録部は、情報を前記媒体上に磁気的に記録する際に、最
    小間隔で起こる磁化反転の連続を制限した符号法を使用
    し、該符号法の特定の符号列の場合のみ、媒体上での磁
    化反転の間隔が本来の磁化反転の間隔よりも広げて形成
    されるように記録することを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の記憶装置に於いて、更に、
    テストパターンの記録再生により前記最尤検出器のエラ
    ーレートをモニタし、前記記録部で使用する特定符号列
    についての磁化反転拡大量と前記最尤検出で期待値に加
    える振幅誤差の各々を、前記エラーレートを最小とする
    ように調整して設定するパラメータ調整部を設けたこと
    を特徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】情報を媒体上に磁気的に記録して再生する
    記録再生方法に於いて、 特定の符号列の場合のみ、前記媒体上での磁化反転の間
    隔を本来の磁化反転の間隔より拡大して記録する記録過
    程と、 前記媒体の読取信号を等化した後の最尤検出で、記録時
    に磁化反転の間隔を本来の磁化反転の間隔よりも広げて
    記録したことによる振幅誤差を最尤検出の期待値に加え
    て最尤検出する再生過程と、を備えたことを特徴とする
    記録再生方法。
  5. 【請求項5】情報を媒体上に磁気的に記録する記録方法
    に於いて、情報を前記媒体上に磁気的に記録する際に、
    最小間隔で起こる磁化反転の連続を制限した符号法を使
    用し、該符号法による特定の符号列の場合のみ、媒体上
    での磁化反転の間隔が本来の磁化反転の間隔よりも広げ
    て形成されるように記録することを特徴とする記録方
    法。
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