JP2001034801A - 硬貨選別装置 - Google Patents

硬貨選別装置

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JP2001034801A
JP2001034801A JP11207759A JP20775999A JP2001034801A JP 2001034801 A JP2001034801 A JP 2001034801A JP 11207759 A JP11207759 A JP 11207759A JP 20775999 A JP20775999 A JP 20775999A JP 2001034801 A JP2001034801 A JP 2001034801A
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coin
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sensors
coins
accumulation
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JP11207759A
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Osamu Kai
治 甲斐
Toshiharu Morihisa
敏春 森久
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Tamura Electric Works Ltd
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Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投入され正貨と判定された硬貨が硬貨蓄積部
に蓄積されたか否かを的確に判別する。 【解決手段】 硬貨50が蓄積軌道33に導かれると、
駆動回路22A,23Aを駆動しセンサ34A,35A
を発光させる。ここで、硬貨の先端がそれぞれセンサ3
4A,34B間及び35A,35B間を順次通過するこ
とにより受光センサ34B,35Bが順次オフすると、
次に受光センサ34B,35Bのオンを順次判断する。
ここで、硬貨がさらに硬貨蓄積部36方向に落下するこ
とにより硬貨の後端がセンサ34A,34B及び35
A,35B間を順次通過し、受光センサ34B,35B
が順次オンすると硬貨は硬貨蓄積部36に正常に蓄積さ
れたものと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆電話機等で用
いられ投入された硬貨の選別を行う硬貨選別装置に関
し、特に正貨と判定された硬貨が蓄積軌道を介して硬貨
蓄積部に蓄積されたか否かを識別する硬貨選別装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の硬貨選別装置では、硬貨が投入
口に投入されると、投入軌道に設けられた硬貨検知セン
サによりその硬貨を検出するとともに、硬貨検知センサ
により硬貨の投入が検出されると、その硬貨の直径や材
質を直径材質検知センサにより検出している。ここで、
硬貨選別装置では前記直径材質検知センサの検出出力か
らその投入硬貨の大きさや材質が適正なものであればこ
れを正貨と判定して直ちに返却レバーを駆動しその硬貨
を硬貨蓄積部に導く一方、大きさや材質が適正なもので
なければ前記投入硬貨を不正貨と判定してこれを返却口
へ導くようにしている。
【0003】ところで、正貨と判定された投入硬貨は前
述したように硬貨蓄積部に導かれるが、この際にその投
入硬貨が糸で投入口方向につり上げられる糸つりと呼ば
れる不正が行われることがある。すなわち、予め糸の一
端が付けられ硬貨蓄積部に導かれるべき前記投入硬貨
が、前記糸の他端が引かれることにより投入口から不正
に回収されるような糸つりが行われることがある。
【0004】このような糸つりが行われると、こうした
硬貨選別装置を内蔵した例えば公衆電話機では無料通話
が可能になるとともに、前記硬貨選別装置を内蔵した例
えば自動販売機においても無料で物品が販売されてしま
うという問題が生じる。このため、従来は硬貨蓄積軌道
にセンサを設け、その硬貨蓄積軌道センサにより投入硬
貨が検知されればその硬貨は硬貨蓄積部に蓄積されたも
のと判別する一方、前記蓄積軌道センサにより硬貨が検
知されなければ硬貨の糸つり等の不正が行われたものと
判別している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
硬貨蓄積軌道に設けられた1つのセンサにより硬貨の有
無を判断して硬貨の硬貨蓄積部への蓄積、または硬貨の
糸つり等の不正を判別しているため、硬貨が硬貨蓄積部
に蓄積されたか否かが的確に判定できないという課題が
あった。したがって本発明は、投入され正貨と判定され
た硬貨が硬貨蓄積部に蓄積されたか否かを的確に判別す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、投入され正貨として選別された硬貨
を蓄積軌道を介して蓄積する硬貨蓄積部と、それぞれ発
光センサ及び受光センサからなり蓄積軌道内に前記硬貨
の硬貨蓄積部への蓄積方向に所定間隔で配設される少な
くとも2対のセンサとを備え、検出手段は硬貨が発光セ
ンサと受光センサとの間を通過するか否かを発光センサ
と対向配置される受光センサの出力に基づいて検出する
とともに、判定手段は検出手段の検出の有無に応じて硬
貨の硬貨蓄積部への蓄積の有無を判定するようにしたこ
とにより特徴づけられる。この場合、前記2対のセンサ
は硬貨の直径以内の間隔で配置される。また、蓄積軌道
内に配設される2対のセンサを硬貨蓄積部から遠い順に
第1及び第2のセンサとした場合、検出手段が第1のセ
ンサ内の受光センサの出力に基づき硬貨の硬貨蓄積部側
方向への通過を検出した後、第1及び第2のセンサ内の
各受光センサの出力に基づき硬貨の硬貨蓄積部側方向へ
の通過を検出すると、判定手段は、硬貨が硬貨蓄積部に
蓄積されたと判定するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明に係る硬貨選別装置を適用
した公衆電話機の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、公衆電話機1は電話局2に接続されるととも
に、硬貨を利用した通話が可能なものである。
【0008】公衆電話機1は、図1に示すように、タイ
マ11A,11Bを内蔵したCPU11と、CPU11
の実行するプログラムが格納されるROM12と、デー
タが一時記憶されるRAM13と、回線インタフェース
14と、通話回路15と、送受話器16と、表示部17
と、表示制御回路18と、ダイヤルキー等のキーボード
19と、投入硬貨の選別を行う硬貨選別回路20と、糸
つり検出回路21とから構成される。
【0009】ここで、利用者がオフフックし、硬貨を投
入するとその投入硬貨は硬貨選別回路20により選別さ
れる。CPU11は硬貨選別回路20の選別出力に基づ
き投入硬貨の正否を判別し、正貨の場合は後述の硬貨蓄
積部にその投入硬貨を導く一方、不正貨の場合は返却口
に導く。投入硬貨を硬貨蓄積部に導く際にCPU11
は、その投入硬貨が糸で投入口方向につり上げられる糸
つりと呼ばれる不正や、硬貨詰まりの発生の有無を糸つ
り検出回路21を介して判断し、糸つり検出回路21に
より硬貨の糸つりや硬貨づまりが検出できないときに
は、投入硬貨は硬貨蓄積部に蓄積されたものと判断して
表示制御回路18を駆動し表示部17に投入硬貨額を表
示させる。
【0010】その後、CPU11は、回線インタフェー
ス14を制御して回線捕捉を行う。そしてこのときオフ
フック状態にあれば、電話局3からのダイヤルトーンが
回線インタフェース14,通話回路15を経由して送受
話器16に送出され利用者により聴取される。ここで利
用者がキーボード19のダイヤルキーを操作することに
より相手番号をダイヤルすると、CPU11はこれを検
出して回線インタフェース14に送出し回線インタフェ
ース14からダイヤル信号として電話局2側へ送出させ
る。これにより相手の呼出が行われ、相手がその呼出に
応答すると利用者と相手側との間で通話が開始される。
なお、通話開始時及び通話続行中には電話局2からの課
金信号の到来、または公衆電話機1の内部での周知の自
律課金処理により、硬貨蓄積部に蓄積されている硬貨を
図示しない硬貨収納部に収納する。
【0011】図2は公衆電話機1の要部構成を示すブロ
ック図であり、糸つり検出回路21の具体的な構成を示
すものである。図2において、50は硬貨であり、投入
硬貨50は投入軌道31に導かれ、その投入軌道31内
に配置されている前述の硬貨選別回路20によりその正
否が判別される。そして、正貨と判別された場合は、常
時は不動作状態(図中点線で示す状態)にあるコインレ
ール(返却レバー)32Aを動作させて図中実線で示す
状態にする。これにより返却軌道32が塞がれるため、
硬貨50は蓄積軌道33に導かれる。また、不正貨と判
別された場合は返却軌道32に導かれ、図示しない返却
口に排出される。
【0012】ここで、蓄積軌道33の図中上部には1対
の光センサ34A,34Bが設けられているとともに、
蓄積軌道33の前記1対の光センサ34A,34Bの下
部にはもう1対の光センサ35A,35Bが設けられ、
センサ34A,34Bとセンサ35A,35B間の配置
間隔は、硬貨50の直径以内の間隔となっている。な
お、糸つり検出回路21は、センサ34Aを駆動する蓄
積センサ駆動回路22Aと、駆動されたセンサ34Aの
発光を受光するセンサ34Bの出力を検出する蓄積セン
サ検出回路22Bと、センサ35Aを駆動する蓄積セン
サ駆動回路23Aと、駆動されたセンサ35Aの発光を
受光するセンサ35Bの出力を検出する蓄積センサ検出
回路23Bとから構成され、各センサ駆動回路34A,
35A及び各センサ検出回路34B,35BはCPU1
1に接続される。
【0013】図3は図2に示す硬貨蓄積軌道33の断面
を模式的に示す図であり、投入軌道31から蓄積軌道3
3に導かれた硬貨50が硬貨蓄積部36方向(図中の矢
印方向)に蓄積される状況を示している。ここで、図3
に示すように、1対の発光センサ34Aと受光センサ3
4Bは蓄積軌道33を挟んで対向配置されているととも
に、もう1対の発光センサ35Aと受光センサ35Bも
蓄積軌道33を挟んで対向配置されている
【0014】そして、投入軌道31に配設された硬貨選
別回路20により正貨と判定された投入硬貨50が蓄積
軌道33に導かれると、各駆動回路22A,23Aを駆
動して各センサ34A,35Aをオンさせて発光させる
とともに、まず図中上方に配置されている受光センサ3
4Bにより投入硬貨50の有無を検出する。
【0015】ここで、硬貨50の先端がセンサ34A,
34B間を通過することにより発光センサ34Aからの
光が遮断され受光センサ34Bがオフすると、次に受光
センサ35Bのオフを判断する。この場合、硬貨50が
さらに硬貨蓄積部36方向に落下してその先端がセンサ
35A,35B間を通過し受光センサ35Bのオフが検
出されると、次には受光センサ34Bのオンを判断す
る。そして硬貨50がさらに硬貨蓄積部36方向に落下
することにより硬貨50の後端がセンサ34A,34B
間を通過しセンサ34Aからの光が受光センサ34Bに
達してセンサ34Bがオンすると、次に受光センサ35
Bのオンを判断する。ここでさらに硬貨50が硬貨蓄積
部36方向に落下することにより硬貨50の後端がセン
サ35A,35B間を通過し受光センサ35Bのオンが
検出されると、硬貨50は硬貨蓄積部36に正常に蓄積
されたものと認識する。
【0016】図4は公衆電話機1のCPU11の動作を
示すフローチャートである。このフローチャートにした
がって本発明の要部動作を詳細に説明する。利用者が公
衆電話機1により通話を行うためにオフフックし硬貨を
投入すると、硬貨投入軌道31内に設けられた硬貨選別
回路20内の図示しないセンサにより投入硬貨が検出さ
れステップS1の「硬貨投入?」を「Y」と判定する。
続いて硬貨選別回路20内に設けた図示しない他のセン
サからの検出出力に基づきステップS2で投入硬貨の選
別処理を行い正貨か否かをステップS3で判断する。
【0017】ここで、投入硬貨が不正貨と判定される場
合は、投入硬貨を返却軌道32を介して返却口に導く硬
貨返却処理をステップS12で実行して処理を終了す
る。一方、投入硬貨が正貨と判定される場合は、直ちに
ステップS4でコインレール32Aを駆動してその投入
硬貨を蓄積軌道33側へ導く。続いて、ステップS5で
蓄積センサ駆動回路22Aを駆動してセンサ34Aをオ
ンし発光させるとともに、タイマ11Aをスタートさせ
る。これにより、センサ34Aの発光を受光する蓄積セ
ンサ34Bはオンする。続いてステップS6で蓄積セン
サ駆動回路23Aを駆動してセンサ35Aをオンし発光
させるとともに、さらにタイマ11Bをスタートさせ
る。これによりセンサ35Aの発光を受光する蓄積セン
サ35Bはオンする。
【0018】次にCPU11は、ステップS7で蓄積セ
ンサ34Bのオンを蓄積センサ検出回路22Bの出力に
基づいて判断する。そして、投入硬貨の先端が蓄積セン
サ34Aと34B間に達せず、したがって蓄積センサ3
4Bがオン状態のままであればタイマ11Aがタイムア
ップするまでの間センサ34Bのオンを判断する。ここ
で投入硬貨の先端が蓄積センサ34A,34B間に達す
ることによりセンサ34Aからセンサ34Bへの光が遮
断されステップS7の「蓄積センサ34Bのオン?」が
「N」となると、その投入硬貨は硬貨蓄積部36方向に
落下していると判断し、タイマ11Aを再スタートする
とともにステップS8で蓄積センサ検出回路23Bを介
し蓄積センサ35Bのオンを判断する。なお、センサ3
4Bのオンが継続したまま、ステップS5のセンサ34
A駆動時にスタートしたタイマ11Aがタイムアップし
ステップS13の判定が「Y」となると、投入硬貨が蓄
積軌道11内に詰まっているか、あるいは投入硬貨が前
述の糸つりにより投入口から回収される不正行為が行わ
れたものとして直ちにステップS16でエラー処理を行
って処理を終了する。
【0019】ところで、蓄積センサ34Bのオフが検出
されたときに蓄積センサ35Bのオン状態が継続しステ
ップS8の判定が「Y」となる場合は、ステップS14
で蓄積センサ34Bのオフを確認しながら、タイマ11
Bがタイムアップするまでの間、ステップS8で蓄積セ
ンサ35Bのオン判断を続行する。そして、この間に投
入硬貨の先端が蓄積センサ35A,35B間に達するこ
とによりセンサ35Aからセンサ35Bへの光が遮断さ
れステップS8の「蓄積センサ35Bのオン?」が
「N」になると、タイマ11Bを再スタートするととも
にステップS9へ移行して蓄積センサ検出回路22Bを
介し蓄積センサ34Bのオンを判断する。
【0020】一方、蓄積センサ34Bのオフが検出され
ステップS7の判定が「Y」となったときに蓄積センサ
35Bのオン状態が継続し、さらにこのとき蓄積センサ
34Bの再度のオンが検出されステップS14の判定が
「Y」となると、この投入硬貨は前述の糸つりにより投
入口方向に引き上げられたものと判断し、ステップS1
6で直ちにエラー処理を行って処理を終了する。また、
蓄積センサ34Bのオフ状態、及び蓄積センサ35Bの
オン状態が継続したまま、ステップS6のセンサ35A
駆動時にスタートしたタイマ11Bがタイムアップしス
テップS15の判定が「Y」となると、この投入硬貨は
蓄積軌道33に詰まっているものと判断し、ステップS
16で直ちにエラー処理を行って処理を終了する。
【0021】次に、投入硬貨が硬貨蓄積部36方向に落
下することによりセンサ34Bとセンサ35Bとがとも
にオフしているときに、その投入硬貨の後端がセンサ3
4A,34B間を通過しステップS9の「蓄積センサ3
4Bオン?」が「Y」となると、この投入硬貨は硬貨蓄
積部36方向に正常に落下しているものと判断してステ
ップS10に移行して蓄積センサ35Bのオンを判断す
る。
【0022】なお、投入硬貨が硬貨蓄積部36方向に落
下することによりセンサ34Bとセンサ35Bとがとも
にオフしているときに、蓄積センサ35Bのオンが検出
されステップS17の判定が「Y」となると、この投入
硬貨は前述の糸つりにより投入口方向に引き上げられし
たがってその先端が蓄積センサ35Bにより検出されず
にオンしたということでステップS19で直ちにエラー
処理を行って処理を終了する。また、蓄積センサ34
B,35Bのオフ状態が継続したまま、ステップS7の
蓄積センサ34Bオフ検出時にスタートしたタイマ11
AがタイムアップしステップS18の判定が「Y」とな
ると、この投入硬貨は蓄積軌道33に詰まっているもの
と判断し、ステップS19で直ちにエラー処理を行って
処理を終了する。
【0023】次に、投入硬貨が硬貨蓄積部36方向にさ
らに落下することによりセンサ34Bがオン、センサ3
5Bがオフしているときに、その投入硬貨の後端がセン
サ35A,35B間を通過しステップS9の「蓄積セン
サ35Bオン?」が「Y」となると、この投入硬貨は硬
貨蓄積部36に正常に蓄積されたものと判断してステッ
プS11で蓄積硬貨額をRAM13に記憶するとともに
その硬貨額を表示部17に表示する等の正常蓄積処理を
ステップS11で実行した後処理を終了する。
【0024】なお、投入硬貨が硬貨蓄積部36方向に落
下することによりセンサ34Bがオン、センサ35Bが
オフしているときに、蓄積センサ34Bのオフが検出さ
れステップS17の判定が「N」となると、この投入硬
貨は前述の糸つりにより投入口方向に引き上げられした
がってその後端が蓄積センサ34Bにより検出されてオ
フしたということでステップS22で直ちにエラー処理
を行って処理を終了する。また、蓄積センサ34Bのオ
ン、及びセンサ35Bのオフ状態が継続したまま、ステ
ップS8の蓄積センサ35Bのオフ検出時にスタートし
たタイマ11BがタイムアップしステップS21の判定
が「Y」となると、この投入硬貨は蓄積軌道33に詰ま
っているものと判断し、ステップS22で直ちにエラー
処理を行って処理を終了する。
【0025】このように本硬貨選別装置は、蓄積軌道3
3内に2対のセンサ34A,34B及び35A,35B
を設け、各センサの検出出力に応じ投入硬貨の糸つり等
の不正及び蓄積軌道33内の硬貨詰まりを検出するよう
にしたものである。この結果、投入され正貨と判定され
た硬貨が硬貨蓄積部36に蓄積されたか否かを的確に判
別することができる。なお、本実施の形態では、蓄積軌
道33内に2対のセンサ34A,34Bとセンサ35
A,35Bを設けているが、3対以上のセンサを設ける
ようにしても良い。また、本実施の形態では、2対のセ
ンサ34A,34Bとセンサ35A,35B間の配置間
隔を硬貨50の直径以内に定めているが、硬貨50の直
径以上の間隔としても良く、要は硬貨50が硬貨蓄積部
36方向に落下するか、或いは投入口方向に糸でつり上
げられるか、さらには硬貨50が蓄積軌道33内に詰ま
っているかを各センサの検出出力により識別できれば良
い。また、本実施の形態では硬貨選別装置を公衆電話機
に適用した例を説明したが、投入硬貨により物品の販売
を行う自動販売機などにも同様に適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、投
入され正貨として選別された硬貨を蓄積軌道を介して蓄
積する硬貨蓄積部と、それぞれ発光センサ及び受光セン
サからなり蓄積軌道内に前記硬貨の硬貨蓄積部への蓄積
方向に所定間隔で配設される少なくとも2対のセンサと
を備え、硬貨が発光センサと受光センサとの間を通過す
るか否かを発光センサと対向配置される受光センサの出
力に基づいて検出するとともに、その検出の有無に応じ
て硬貨の硬貨蓄積部への蓄積の有無を判定するようにし
たので、投入され正貨と判定された硬貨が硬貨蓄積部に
蓄積されたか否かを的確に判別することができる。ま
た、前記2対のセンサを硬貨の直径以内の間隔で配置す
るようにしたので、硬貨が硬貨蓄積部へ蓄積されるか、
或いは糸つりなどの不正により硬貨投入口側へつり上げ
られるか、さらにはその投入硬貨が蓄積軌道内で詰まっ
ているかを簡単かつ的確に識別できる。また、蓄積軌道
内に配設される2対のセンサを硬貨蓄積部から遠い順に
第1及び第2のセンサとした場合、第1のセンサ内の受
光センサの出力に基づき硬貨の硬貨蓄積部側方向への通
過を検出した後、第1及び第2のセンサ内の各受光セン
サの出力に基づき硬貨の硬貨蓄積部側方向への通過を検
出すると、硬貨の硬貨蓄積部への蓄積を判定するように
したので、硬貨が硬貨蓄積部に蓄積されたことを確実に
識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る硬貨選別装置を適用した公衆電
話機の構成を示すブロック図である。
【図2】 上記公衆電話機の要部を示す図である。
【図3】 上記公衆電話機の要部断面を示す図である。
【図4】 上記公衆電話機の要部動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…公衆電話機、2…電話局、11…CPU、11A,
11B…タイマ、14…回線インタフェース、15…通
話回路、16…送受話器、19…キーボード、20…硬
貨選別回路、21…糸つり検出回路、22A,23A…
蓄積センサ駆動回路、22B,23B…蓄積センサ検出
回路、31…投入軌道、32…返却軌道、32A…コイ
ンレール(返却レバー)、33…蓄積軌道、34A,3
5A…発光センサ、34B,35B…受光センサ、36
…硬貨蓄積部、50…硬貨。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入され正貨として選別された硬貨を蓄
    積軌道を介して蓄積する硬貨蓄積部と、 それぞれ発光センサ及び受光センサからなり前記蓄積軌
    道内に前記硬貨の硬貨蓄積部への蓄積方向に所定間隔で
    配設される少なくとも2対のセンサと、 前記硬貨が発光センサと受光センサとの間を通過するか
    否かを前記発光センサと対向配置される前記受光センサ
    の出力に基づいて検出する検出手段と、 前記検出手段の検出の有無に応じて前記硬貨の前記硬貨
    蓄積部への蓄積の有無を判定する判定手段とを備えたこ
    とを特徴とする硬貨選別装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記2対のセンサの配設間隔は前記硬貨の直径以内であ
    ることを特徴とする硬貨選別装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記蓄積軌道内に配設される前記2対のセンサを前記硬
    貨蓄積部から遠い順に第1及び第2のセンサとし、 前記検出手段が第1のセンサ内の受光センサの出力に基
    づき前記硬貨の前記硬貨蓄積部側方向への通過を検出し
    た後、前記第1及び第2のセンサ内の各受光センサの出
    力に基づき前記硬貨の前記硬貨蓄積部側方向への通過を
    検出すると、前記判定手段は、前記硬貨が前記硬貨蓄積
    部に蓄積されたと判定することを特徴とする硬貨選別装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034407A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Daito Giken:Kk 遊技台

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JP2006034407A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Daito Giken:Kk 遊技台

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