JP2001034397A - 暗証番号入力装置 - Google Patents

暗証番号入力装置

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JP2001034397A
JP2001034397A JP11203826A JP20382699A JP2001034397A JP 2001034397 A JP2001034397 A JP 2001034397A JP 11203826 A JP11203826 A JP 11203826A JP 20382699 A JP20382699 A JP 20382699A JP 2001034397 A JP2001034397 A JP 2001034397A
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Koji Takeuchi
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者に対して、入力された暗証番号を
入力された時点で確実に案内することができる暗証番号
入力装置を得る。 【解決手段】 入力部10によって点字による表記が可
能な入力情報から構成される暗証番号が入力された場合
には、入力部10により暗証番号が入力される毎に、入
力部10により入力された暗証番号に対応する点字を点
字形成部に形成させることで、視覚障害者に対して入力
された暗証番号を点字によって知らせる。これによっ
て、視覚障害者に対して、入力された暗証番号を入力さ
れた時点で確実に案内することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暗証番号入力装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ等の保護を目的として、暗
証番号等の個人を識別する識別子を入力してセキュリテ
ィを解除することによって初めて各種の処理を実行する
ようにした装置が多く知られている。
【0003】暗証番号の入力を必要とする装置として
は、例えば、現金の代りに電子マネーデータ等を記憶し
たICカード等の携帯型記憶媒体によって決済する手法
が広く知られている。携帯型記憶媒体によって決済する
場合には、売上登録処理において締め操作を行う際に、
ICカードの所有者によって暗証番号が入力されること
により実行される。暗証番号の入力は、キーボード等の
入力部を備える暗証番号入力装置により行われる。
【0004】このような暗証番号入力装置には、例えば
「5」の位置に突起が形成されたキーボードや、各キー
毎にキーの種類を示す点字が付されたシール等が貼り付
けられたキーボードを備えたものがあり、これらによっ
て視覚障害者に対してキーの位置を案内することを可能
にしている。
【0005】また、特開平9−120254号公報に
は、視覚障害者による入力利用であることを指示する指
示手段と、タッチ入力操作面を点字入力操作面に切り換
える入力切換え手段とを備えるタッチパネル式入力装置
が開示されている。同公報に開示された技術によれば、
指示手段により視覚障害者による入力利用であることが
指示された場合には、入力切換え手段によりタッチ入力
操作面を点字入力操作面に切り換えることで入力操作面
の内容を視覚障害者に対して報知することで視覚障害者
のタッチ入力操作を可能にしている。
【0006】さらに、特開平11−175827号公報
には、突出可能に制御される複数の突出子からなる一文
字分の可変点字表示手段を複数文字分配列した点字案内
器を備えた自動化機器が開示されている。同公報に開示
された技術によれば、例えば、装置の使用方法等を一文
章ずつ案内することにより、使用方法が全て記載された
案内板等を掲げる場合と比較して省スペースで十分な案
内をすることを可能にしている。
【0007】またさらに、特開平11−161153号
公報には、点字配列を表示するピンの突出量を任意に調
節可能とした点字表示装置が開示されている。同公報に
開示された技術によれば、使用者の多様なニーズや触
覚、体調等に合わせて最適な点字表示を実現することを
可能にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、暗証番号入
力装置は、一般的に健常者を対象として構成されている
ことが多く、視覚障害者が利用することができるものは
少ない。
【0009】また、視覚障害者が利用することを想定し
た暗証番号入力装置においても、「5」の位置に突起が
形成されたキーボードを備える装置では、視覚障害者に
対して5番のキーの位置を案内することができるが、キ
ーの配列等を案内することができないという問題があ
る。さらに、各キーにキーの種類を示す点字が付された
シール等が貼り付けられたキーボードを備える装置で
は、キーボード上に直接点字を設けることができないた
め、点字によって示されるキーはキーボードによっては
点字の上にあったり横にあったりして、視覚障害者に対
してキーの配列を確実に案内することができないという
問題もある。
【0010】またさらに、特開平9−120254号公
報に開示された技術では、タッチ入力操作面を点字入力
操作面に切り換えるためには、タッチ入力操作面を点字
入力操作面に切り換える際に、タッチ入力操作面を点字
入力操作面に切り換えることが可能であることを案内
し、その上で指示手段により視覚障害者による入力利用
であることを指示しなければならず、操作が煩雑になる
という問題もある。
【0011】特開平11−175827号公報に開示さ
れた技術では、例えば、装置の使用方法等を一文章ずつ
案内するため、広い設置面積が必要となり、装置が大型
化してしまうという問題もある。また、特開平11−1
61153号公報に開示された技術でも、ピンの突出量
を任意に調節することが可能であるということを予め案
内する必要があるため、設置する面積を大きく取ってし
まうという問題がある。
【0012】本発明は、視覚障害者に対して、入力され
た暗証番号を入力された時点で確実に案内することがで
きる暗証番号入力装置を得ることを目的とする。
【0013】本発明は、煩雑な操作をせずに、視覚障害
者による暗証番号の入力を許容する暗証番号入力装置を
得ることを目的とする。
【0014】本発明は、視覚障害者に対して、入力され
た暗証番号を入力された時点で確実に案内することがで
きる暗証番号入力装置を得ることを目的とする。
【0015】本発明は、装置や設置面積を大型化せずに
視覚障害者に対して暗証番号を容易に入力させることが
できる暗証番号入力装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の暗
証番号入力装置は、点字による表現が可能な入力情報か
ら構成される暗証番号の入力を受け付ける入力部と、複
数の出没自在なピンがマトリクス状に配列され、信号を
受信することで所定の前記ピンを突出させる点字形成部
と、点字情報を前記入力情報毎に記憶する点字情報記憶
テーブルと、前記点字情報記憶テーブルを参照して前記
入力部に入力された前記入力情報に対応する前記点字情
報を得る点字情報選択手段と、前記入力部により前記暗
証番号が入力される毎に、前記点字情報選択手段により
得られた前記点字情報に基づく信号を前記点字形成部に
出力することで、前記点字形成部に点字を形成させる点
字形成手段と、を備える。
【0017】したがって、入力部によって点字による表
記が可能な入力情報から構成される暗証番号が入力され
た場合には、点字情報選択手段によって点字情報記憶テ
ーブルを参照して入力された入力情報に対応する点字情
報を得て、入力部により暗証番号が入力される毎に、点
字形成手段によって点字情報選択手段により得られた点
字情報に基づく信号を点字形成部に出力して点字形成部
に点字を形成させることで、視覚障害者に対して入力さ
れた暗証番号を点字によって知らせる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の暗
証番号入力装置において、前記入力部は、複数のテンキ
ーの配列によって構成されている。
【0019】したがって、視覚障害者に対して、テンキ
ーを押し下げる操作で暗証番号を入力させることができ
る。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の暗証番号入力装置において、視覚障害者による入
力を宣言する視覚障害者用入力宣言手段を備え、前記点
字形成手段は、前記視覚障害者用入力宣言手段により視
覚障害者による入力が宣言された場合に前記点字形成部
に点字を形成させる。
【0021】したがって、視覚障害者用入力宣言手段に
より視覚障害者による入力が宣言された場合には、点字
形成手段によって点字形成部により点字を形成させるこ
とで、視覚障害者による暗証番号入力時のみに視覚障害
者に対して入力された暗証番号を点字によって知らせ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を示す暗証
番号入力装置について図1ないし図7に基づいて説明す
る。本実施の形態の暗証番号入力装置は、ICカードリ
ーダライタを備えるPINPADとして適用され、PO
S端末等に接続して使用される。また、本実施の形態に
おいては、4桁の数値で構成される暗証番号が入力され
るものとする。
【0023】図1はPINPADを示す斜視図であり、
図2はその縦断側面図である。操作者は、図1中手前側
に立って暗証番号の入力操作を行う。PINPADのケ
ース1は、操作者が側方から見た場合に、略T字形をし
ており、暗証番号の入力を受け付ける暗証番号入力部2
の上部に、ICカード等に対してデータの読み書きを行
うICカードリーダライタ部3が設けられた構造であ
る。ICカードリーダライタ部3は、ICカードに対し
てデータの読み書きを行う他に、暗証番号入力部2を操
作者に対して斜めに傾けるための支持台としても機能す
る。ICカードリーダライタ部3には、ICカードの挿
入を受け付けるICカード挿入口4が設けられている。
特に図示しないが、ICカードリーダライタ部3では、
ICカード挿入口4よりICカードの挿入を受け付け
て、そのICカードの表面に露出して設けられる外部接
続端子を介してデータの授受を行う。また、ICカード
リーダライタ部3には、ICカードに記憶された電子マ
ネーである現金価値や各種のデータの読み取りおよび書
き込みを行うためのリーダライタ部5が設けられてい
る。なお、リーダライタ部5については、公知の技術で
あるため詳細な説明を省略する。ケース1の暗証番号入
力部2の上面には、取引内容や操作案内等の所定事項を
表示するディスプレイ6と、後述する点字形成部として
の点字形成装置7のピンとしてのニードル8が突出され
ることで操作者に対する点字が形成される点字窓9と、
各種のキーが集合する入力部としてのキーボード10と
が設けられている。点字窓9には、可撓性を有するゴム
シート11が張られている。ケース1の内部には、ゴム
シート11に対してニードル8を突出させることによっ
てゴムシート11上にドットを形成することで点字を形
成する点字形成装置7が、点字窓9の下方に設けられて
いる。本実施の形態では、ICカードリーダライタ部3
によって暗証番号等のディスプレイ6に表示される内容
を周囲から覗かれないように保護することを可能にして
いる。
【0024】図3は、キーボードのキー配列を示す正面
図である。キーボード10には、テンキーとしての
「0」から「9」までの置数キー12と、実行する各種
処理を指定するファンクションキー13、処理を中断す
るキャンセルキー14、処理の実行を宣言するエンター
キー15および入力した情報をクリアするクリアキー1
6が設けられている。ファンクションキー13はキーボ
ード10の左側に配設されており、本実施の形態では
「F1」のファンクションキー13aが押し下げられる
ことにより視覚障害者用決済等の各種の処理が指定され
る。ファンクションキー13の右側に配設された置数キ
ー12は、プッシュホン電話のキー配列と同様のキー配
列であり、「5」の置数キー12には突起が形成されて
いる。暗証番号が入力される際には、この突起により視
覚障害者に対して「5」の置数キー12の位置を案内
し、「5」の置数キー12の位置より残りの置数キー1
2の配列を把握させる。また、暗証番号の入力は、置数
キー12を押し下げる操作のみで行うことが可能である
ため、入力者に対して暗証番号を容易に入力させること
ができる。
【0025】図4は、点字形成装置を示す縦断側面図で
ある。本実施の形態の点字形成装置7は、ドットインパ
クトプリンタヘッドと類似の構成をしている。点字形成
装置7は、フロントブロック17と、リヤブロック18
とを組み立てることにより形成されている。フロントブ
ロック17は、フロントハウジング19により囲繞され
たアーマチュアガイド20と、このアーマチュアガイド
20に放射状に支持された複数のアーマチュア21と、
これらのアーマチュア21の復帰位置を定める環状のア
ーマチュアストッパ22を有するストッパプレート23
と、アーマチュアガイド20に一体的に形成されたノー
ズ24とを備える。
【0026】ノーズ24には、個々のアーマチュア21
の端部にロー付けされた複数のワイヤ25を整列させて
摺動自在に支持する先端ガイド26と、ワイヤ25の中
間部を摺動自在に支持する複数の中間ガイド27とが設
けられている。先端ガイド26には、一文字の点字を表
記する場合と同様に、複数本のニードル8の先端部を横
2本×縦3本のマトリクス状に配列する孔(図示せず)が
形成されている。ワイヤ25の先端は、丸みを帯びた加
工が施されたニードル8となっている。これによって、
視覚障害者の指先やゴムシート11を傷つけてしまうこ
とを防止できる。このニードル8の先端は、先端ガイド
26に形成された孔に保持されている。アーマチュアガ
イド20には、個々のアーマチュア21の起伏動作を案
内する複数の支柱28が一体的に形成されているととも
に、アーマチュア21をアーマチュアストッパ22に向
けて付勢する複数の復帰ばね29と、これらの復帰ばね
29の付勢力より小さな付勢力でアーマチュア21を支
点部31に押える支点押えばね30とが設けられてい
る。
【0027】リヤブロック18は、アーマチュア21を
起伏自在に支える環状の支点部31を有するヨーク32
と、このヨーク32の外周部に一体的に形成されてアー
マチュア21と対向する複数のコア33と、これらのコ
ア33に嵌合されたコイル34と、これらのコイル34
が接続された基板34aと、ヨーク32および基板34
aを囲繞するハウジングを兼ねたカップ状のヒートシン
ク35とを備える。
【0028】支点部31よりコイル34側のアーマチュ
ア21とコア33のアーマチュア側の端面との間にはギ
ャップがあり、コイル34に通電してアーマチュア21
の支点部31よりコイル34側をコア33側に吸引し、
通電を解除して復帰ばね29の付勢力によりアーマチュ
ア21をアーマチュアストッパ22側へ付勢することに
よりアーマチュア21をギャップの間を揺動させること
が可能である。ヒートシンク35は、基板34aの中央
部を貫通してヨーク32の底面に接触するボス36を有
し、このボス36の部分でネジ36aによりヨーク32
と結合されている。
【0029】そして、フロントブロック17とリヤブロ
ック18とは、フロントハウジング19とアーマチュア
ガイド20とを貫通する複数の図示しないネジをヨーク
32の周囲に螺合することにより組み立てられている。
【0030】図5は、PINPADが内蔵する各部の電
気的接続を示すブロック図である。PINPADは、各
種のデータ処理を実行することで各部を集中的に駆動制
御するCPU37を備え、このCPU37には制御プロ
グラム等の固定的データを予め格納するROM38と、
可変的なデータを書換自在に格納するRAM39とがバ
スライン41を介して接続されている。特に図示しない
が、RAM39は、点字情報を置数キー12の押し下げ
によって入力される入力情報毎に記憶する点字情報記憶
テーブルと、置数キー12が押し下げられることによっ
て入力される数値により設定される暗証番号を各桁毎に
記憶する暗証番号記憶エリアとを備える。点字情報記憶
テーブルに記憶されている点字情報とは、入力情報に対
応する点字をニードル8を突出させることで点字形成装
置7に形成させるために、通電するコイル34を指定す
る電気信号である。これらのCPU37、ROM38お
よびRAM39によってマイクロコンピュータ(以下マ
イコンと略す)40が構成されている。マイコン40に
は、上述したキーボード10、ディスプレイ6、コイル
34、リーダライタ部5等が各種制御回路(図示せず)を
介してバスライン41によって接続されている。また、
マイコン40には、例えばPOS端末等の周辺機器との
データの授受を行うための通信I/F42がバスライン
41を介して接続されている。
【0031】このような構成において、「F1」のファ
ンクションキー13aが押し下げられた状態で、操作者
により置数キー12が押し下げられることによる暗証番
号の入力を受け付けた場合には、所定のコイル34に通
電することでアーマチュア21の一端部側をコア33に
吸引することによってアーマチュア21の他端部側にロ
ー付けされたワイヤ25の先端のニードル8をゴムシー
ト11に対して突出させてゴムシート11に凹凸を形成
することで、押し下げられた置数キー12に対応する点
字を点字形成窓に形成する。コイル34への通電が解除
されると、アーマチュア21は、復帰ばね29の付勢力
により復帰し、アーマチュアストッパ22に当接して復
帰位置が定められる。ゴムシート11は、可撓性を備え
ているため、ワイヤ25が復帰位置に復帰すると平面に
戻り、次の点字形成に備える。コイル34が発する熱
は、ヨーク32を介してヒートシンク35に伝わり外部
に放熱される。
【0032】次に、ROM38に格納された制御プログ
ラムがCPU37に実行させる機能について説明する。
図6は、暗証番号入力操作の概略を示すフローチャート
である。
【0033】まず、置数キー12の押し下げによる暗証
番号の入力があったと判断するまで待機する(ステップ
S1)。
【0034】ステップS1で、置数キー12の押し下げ
による暗証番号の入力があったと判断すると、「F1」
のファンクションキー13aの押し下げによる視覚障害
者による入力としての視覚障害者用決済の宣言があった
か否かを判断する(ステップS2)。
【0035】ステップS2で、「F1」のファンクショ
ンキー13aの押し下げによる視覚障害者用決済の宣言
がないと判断すると(ステップS2のN)、健常者による
暗証番号の入力と判断し、健常者用の暗証番号入力処理
を行い、処理を終了する。なお、健常者用の暗証番号入
力処理については、公知の技術であるため、詳細な説明
を省略する。
【0036】一方、ステップS2で、「F1」のファン
クションキー13aの押し下げによる視覚障害者用決済
の宣言があったと判断すると(ステップS2のY)、
「0」から「9」までの置数キー12の内のどの置数キ
ー12が押し下げられたかを判断する(ステップS3〜
S12)。ここに、ステップS2において、視覚障害者
用入力宣言手段としての機能が実行される。
【0037】ステップS3からステップS12で、
「0」から「9」までの置数キー12の内のどの置数キ
ー12が押し下げられたかを判断すると、押し下げられ
たと判断した「0」から「9」までの置数キー12の内
のいずれか一つに対応する「0」から「9」までの各処
理を行う(ステップS13〜S22)。
【0038】ステップS3で、例えば「0」の置数キー
12が押し下げられたと判断すると(ステップS3の
Y)、「0」の置数キー12の押し下げに対応する
「0」処理を行う(ステップS13)。ここで、図7は
「0」処理の概略を示すフローチャートである。「0」
処理では、暗証番号記憶エリアのn桁目に記憶されてい
るデータがあるか否かを判断し(ステップS31〜S3
4)、暗証番号記憶エリアのn桁目に記憶されているデ
ータがないと判断した場合に入力された暗証番号を暗証
番号記憶エリアのn桁目に記憶する(ステップS35〜
S38)。また、ステップS31からステップS33
で、暗証番号記憶エリアのn桁目に記憶されているデー
タがあると判断した場合には暗証番号記憶エリアのn+
1桁目に記憶されているデータがあるか否かを判断し
(ステップS32〜S34)、暗証番号記憶エリアのn+
1桁目に記憶されているデータがないと判断した場合に
入力された暗証番号を暗証番号記憶エリアのn+1桁目
に記憶する(ステップS35〜38)。
【0039】そして、入力された暗証番号を暗証番号記
憶エリアの所定桁数目に記憶した後、点字情報記憶テー
ブルを検索して“0”に対応する点字情報を得て(ステ
ップS39)、点字形成装置7の所定のコイル34に通
電してニードル8を突出させることで点字窓9に点字を
形成する(ステップS40)。ここに、ステップS39に
おいて点字情報選択手段としての機能が実行され、ステ
ップS40において点字形成手段としての機能が実行さ
れる。
【0040】そして、4桁目の暗証番号の入力による点
字を形成した後、エンターキー15の押し下げがあった
と判断するまで待機し(ステップS23)、エンターキー
15の押し下げがあったと判断すると(ステップS23
のY)、入力された4桁の暗証番号を通信I/F42を
介してPOS端末に送信する(ステップS24)。
【0041】視覚障害者に対して、押し下げられた置数
キー12に対応する数値を点字窓9に形成される点字に
よって知らせることにより、暗証番号を入力している本
人にのみ入力した置数キー12を知らせることができ
る。また、「F1」のファンクションキー13aの押し
下げにより視覚障害者による暗証番号の入力であること
を宣言しない場合には、点字窓9には点字が形成されな
いため、必要時のみ入力した暗証番号を点字によって知
らせて、健常者による入力時に健常者が点字窓9を隠す
必要がなく、通常と同様の操作を行うことができるの
で、健常者の暗証番号入力に際しても操作性を損なうこ
とがない。また、必要時のみ入力した暗証番号を点字に
よって知らせることで装置の省電力化および装置の寿命
を伸ばすことが可能になる。またさらに、入力された暗
証番号を点字によって一文字ずつ表示することにより、
装置や設置面積を大型化せずに、点字によって表示され
る暗証番号が周囲から覗かれてしまうことを防止して、
視覚障害者に対して安心して暗証番号を入力させること
ができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明の暗証番号入力装置
によれば、点字による表現が可能な入力情報から構成さ
れる暗証番号の入力を受け付ける入力部と、複数の出没
自在なピンがマトリクス状に配列され、信号を受信する
ことで所定のピンを突出させる点字形成部と、点字情報
を入力情報毎に記憶する点字情報記憶テーブルと、点字
情報記憶テーブルを参照して入力部に入力された入力情
報に対応する点字情報を得る点字情報選択手段と、入力
部により暗証番号が入力される毎に、点字情報選択手段
により得られた点字情報に基づく信号を点字形成部に出
力することで、点字形成部に点字を形成させる点字形成
手段と、を備えるので、入力部によって点字による表記
が可能な入力情報から構成される暗証番号が入力された
場合には、点字情報選択手段によって点字情報記憶テー
ブルを参照して入力された入力情報に対応する点字情報
を得て、入力部により暗証番号が入力される毎に、点字
形成手段によって点字情報選択手段により得られた点字
情報に基づく信号を点字形成部に出力して点字形成部に
点字を形成させることで、視覚障害者に対して入力され
た暗証番号を点字によって知らせることで、視覚障害者
に対して、入力された暗証番号を入力された時点で確実
に案内することができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の暗証番号入力装置において、入力部は、複数のテン
キーの配列によって構成したので、操作者に対してテン
キーを押し下げる操作で暗証番号を入力させることで、
煩雑な操作をせずに、視覚障害者による暗証番号の入力
を許容して、暗証番号の入力操作を容易にすることがで
きる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の暗証番号入力装置において、視覚障害者に
よる入力を宣言する視覚障害者用入力宣言手段を備える
ので、点字形成手段は、視覚障害者用入力宣言手段によ
り視覚障害者による入力が宣言された場合に点字形成部
に点字を形成させて、視覚障害者用入力宣言手段により
視覚障害者による入力が宣言された場合には、点字形成
手段によって点字形成部により点字を形成させて、視覚
障害者による暗証番号入力時のみに視覚障害者に対して
入力された暗証番号を点字によって知らせることで、必
要時のみ入力した暗証番号を点字によって知らせ、装置
の省電力化および装置の寿命を伸ばすことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】PINPADを示す斜視図である。
【図2】その縦断側面図である。
【図3】キーボードのキー配列を示す正面図である。
【図4】点字形成装置を示す縦断側面図である。
【図5】PINPADが内蔵する各部の電気的接続を示
すブロック図である。
【図6】暗証番号入力操作の概略を示すフローチャート
である。
【図7】「0」処理の概略を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
7 点字形成部 8 ピン 10 入力部 12 テンキー S2 視覚障害者用入力宣言手段 S39 点字情報選択手段 S40 点字形成手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点字による表現が可能な入力情報から構
    成される暗証番号の入力を受け付ける入力部と、 複数の出没自在なピンがマトリクス状に配列され、信号
    を受信することで所定の前記ピンを突出させる点字形成
    部と、 点字情報を前記入力情報毎に記憶する点字情報記憶テー
    ブルと、 前記点字情報記憶テーブルを参照して前記入力部に入力
    された前記入力情報に対応する前記点字情報を得る点字
    情報選択手段と、 前記入力部により前記暗証番号が入力される毎に、前記
    点字情報選択手段により得られた前記点字情報に基づく
    信号を前記点字形成部に出力することで、前記点字形成
    部に点字を形成させる点字形成手段と、を備える暗証番
    号入力装置。
  2. 【請求項2】 前記入力部は、複数のテンキーの配列に
    よって構成されている請求項1記載の暗証番号入力装
    置。
  3. 【請求項3】 視覚障害者による入力を宣言する視覚障
    害者用入力宣言手段を備え、 前記点字形成手段は、前記視覚障害者用入力宣言手段に
    より視覚障害者による入力が宣言された場合に前記点字
    形成部に点字を形成させる請求項1または2記載の暗証
    番号入力装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101587354B1 (ko) * 2014-08-21 2016-01-22 한양대학교 산학협력단 시각장애인을 위한 otp 사용 방법 및 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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