JP2001034368A - 電源電圧監視制御装置 - Google Patents

電源電圧監視制御装置

Info

Publication number
JP2001034368A
JP2001034368A JP11203260A JP20326099A JP2001034368A JP 2001034368 A JP2001034368 A JP 2001034368A JP 11203260 A JP11203260 A JP 11203260A JP 20326099 A JP20326099 A JP 20326099A JP 2001034368 A JP2001034368 A JP 2001034368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply voltage
voltage
input
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11203260A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Nagasawa
四郎 長沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP11203260A priority Critical patent/JP2001034368A/ja
Publication of JP2001034368A publication Critical patent/JP2001034368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電源電圧の急変化時にも入力信号の正確なレベ
ル判定を行うことが可能な電源電圧監視制御装置を提供
する。 【解決手段】各入力回路14,15のコンパレータCP
1,CP2は、各基準電圧V3T,V4Tと各スイッチSW
2,SW3からの入力信号とを比較することにより、そ
のオン・オフ検出を行い、その検出結果(入力信号のレ
ベル判定結果)である出力信号VCP3,VCP4を出力す
る。電源電圧+Bの急低下時には基準電圧VTよりも電
圧V1が低くなり、電源電圧急低下検出回路12の出力
信号VCP1はローレベルになる。電源電圧+Bの急上昇
時には基準電圧VTよりも電圧V2が低くなり、電源電圧
急上昇検出回路13の出力信号VCP2はローレベルにな
る。マイクロコンピュータ11は、電源電圧+Bの急変
化が検出されたときには、その急変化の発生時点の前の
所定期間または後の所定期間の少なくともいずれかにつ
いて、入力信号のレベル判定を無効化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源電圧監視制御装
置に係り、詳しくは、電源電圧の急変化を監視して当該
急変化時にも入力信号の正確なレベル判定を行うことが
可能な電源電圧監視制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、マイクロコンピュータを含ん
で構成される車載用電子制御装置は、各種車載機器(車
両のドアやキーなど)に関連して設けられた複数の接点
スイッチのオン・オフ検出のため、各接点スイッチ毎に
入力回路を備えている。一般に、当該入力回路は、コン
パレータとコンデンサとを備えて構成されている。当該
コンパレータは、車両電源から抵抗分圧により生成され
る基準電圧と、接点スイッチからの入力信号とを比較す
ることにより、接点スイッチのオン・オフ検出を行う。
また、当該コンデンサは、接点スイッチと車両電源また
はグランドとの間に接続され、接点スイッチのチャタリ
ングや誘導ノイズなどにより、接点スイッチのオン・オ
フ検出に誤りが生じるのを防止するために設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両電源には大電流が
流れる大電気負荷が接続されているが、その大電気負荷
の内部インピーダンスにより決定される時定数に従い、
大電気負荷のオン時には車両電源の電圧が一時的に低下
し、オフ時には車両電源の電圧が一時的に上昇すること
がある。このような車両電源の電圧の急低下時または急
上昇時において、前記入力回路には前記コンデンサが設
けられているために、車両電源の電圧変化に伴って入力
信号の電圧が一時的に低下して前記基準電圧を下回り、
前記コンパレータによる接点スイッチのオン・オフ検出
に誤りが生じるおそれがあった。
【0004】このような接点スイッチのオン・オフ検出
の誤りを防止するには、以下の方策が考えられる。 各入力回路について、前記コンデンサの容量値と、前
記コンパレータの入力側に接続されている複数の抵抗の
各抵抗値とを、接点スイッチのオン・オフ検出の誤りが
起こらないように適宜設定する。
【0005】前記コンパレータによる接点スイッチの
オン・オフ検出を一定時間間隔で複数回行い、その複数
回の検出結果を前記マイクロコンピュータにより読み込
み、マイクロコンピュータによるソフトウェア処理によ
り、複数回の検出結果から正しい検出結果を求めるよう
にする。
【0006】しかし、上記の方策では、多数の入力回
路の全てについて前記容量値および前記抵抗値を最適に
設定することが困難であることに加え、その設定には多
大な時間と手間を要するため、設計TAT(Turn Aroun
d Time)が長くなるという問題がある。
【0007】また、上記の方策では、複数回の検出結
果を得るために時間がかかることから、接点スイッチの
オン・オフ検出を迅速に行う必要がある場合には対応で
きず、そのような迅速な検出が要求される車載用電子制
御装置のシステムには使用できないという問題がある。
【0008】ところで、特許公報第2527518号に
は、マイクロコンピュータの動作用電源とは別系統のプ
ルアップ用電源から電圧が供給され、外部信号に応じて
前記マイクロコンピュータに第1の信号を出力するプル
アップ型入力回路と、前記プルアップ用電源の電圧が予
め定める基準電圧以下に低下するときに第2の信号を出
力する電圧監視手段とを有し、前記マイクロコンピュー
タは、該電圧監視手段から出力される第2の信号に応答
し、該マイクロコンピュータに入力される第1の信号を
無効にする処理手段を備えた電子機器が開示されてい
る。
【0009】しかし、同公報に記載の技術では、前記し
たような車両電源の電圧の急低下時または急上昇時にお
ける入力回路の誤検出には対応できず、接点スイッチの
オン・オフ検出の誤りを防止することはできない。本発
明は上記問題点を解決するためになされたものであっ
て、その目的は、電源電圧の急変化時にも入力信号の正
確なレベル判定を行うことが可能な電源電圧監視制御装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、入力手段、検出
手段、無効化手段を備える。入力手段は、入力信号と基
準電圧とを比較することにより、入力信号のレベル判定
を行う。検出手段は電源電圧の急変化を検出する。無効
化手段は、当該検出手段により電源電圧の急変化が検出
されたときには、当該急変化の発生時点の前の所定期間
または後の所定期間の少なくともいずれかの期間中、前
記入力手段による入力信号のレベル判定を無効化する。
【0011】従って、請求項1に記載の発明によれば、
電源電圧の急変化が検出されたときには、当該急変化の
発生時点の前の所定期間または後の所定期間の少なくと
もいずれかについて入力信号のレベル判定を無効化する
ため、電源電圧の急変化により入力手段のレベル判定に
誤りが生じた場合でも、その誤ったレベル判定結果を無
効にすることから、電源電圧の急変化時にも入力信号の
正確なレベル判定を行うことができる。
【0012】ところで、請求項2に記載の発明のよう
に、請求項1に記載の電源電圧監視制御装置において、
前記検出手段は、電源電圧の急低下を検出する電源電圧
急低下検出回路と、電源電圧の急上昇を検出する電源電
圧急上昇検出回路とを備えるようにしてもよい。前記電
源電圧急低下検出回路は、電源電圧の抵抗分圧により基
準電圧を生成する基準電圧生成回路と、電源電圧の変化
量を微分する微分回路と、前記基準電圧と前記微分回路
の出力電圧とを比較するコンパレータとを備え、電源電
圧が定常状態のときは、前記微分回路の出力電圧が前記
基準電圧よりも高くなるように設定され、電源電圧の急
低下時には、前記微分回路の出力電圧が前記基準電圧よ
りも低くなるように設定されている。また、前記電源電
圧急上昇検出回路は、前記基準電圧生成回路と、電源電
圧の変化量を積分する積分回路と、前記基準電圧と前記
積分回路の出力電圧とを比較するコンパレータとを備
え、電源電圧が定常状態のときは、前記積分回路の出力
電圧が前記基準電圧よりも高くなるように設定され、電
源電圧の急上昇時には、前記積分回路の出力電圧が前記
基準電圧よりも低くなるように設定されている。
【0013】従って、請求項2に記載の発明によれば、
電源電圧の急低下および急上昇を正確に検出することが
可能であるため、請求項1に記載の発明の作用・効果を
より確実に得ることができる。次に、請求項3に記載の
発明のように、請求項1または請求項2に記載の電源電
圧監視制御装置において、前記無効化手段は、計時手段
を備え、前記検出手段により電源電圧の急変化が検出さ
れたときには、当該急変化の発生時点から前記計時手段
により計時を開始し、前記計時手段の計時時間が設定時
間になるまでの所定期間、前記入力手段による入力信号
のレベル判定を無効化するようにしてもよい。
【0014】従って、請求項3に記載の発明によれば、
電源電圧の急変化の発生時点の後の所定期間について、
前記入力手段による入力信号のレベル判定を確実に無効
化することが可能であるため、請求項1に記載の発明の
作用・効果をより確実に得ることができる。
【0015】次に、請求項4に記載の発明のように、請
求項1または請求項2に記載の電源電圧監視制御装置に
おいて、前記無効化手段は、前記入力手段による入力信
号のレベル判定の結果を一定周期のタイミングで入力
し、当該レベル判定結果の更新歴を記憶しておき、前記
検出手段により電源電圧の急変化が検出されたときに
は、当該急変化の発生時点から所定の前記タイミング数
分だけさかのぼった所定期間、前記入力手段による入力
信号のレベル判定を無効化するようにしてもよい。
【0016】従って、請求項4に記載の発明によれば、
電源電圧の急変化の発生時点の前の所定期間について、
前記入力手段による入力信号のレベル判定を確実に無効
化することが可能であるため、請求項1に記載の発明の
作用・効果をより確実に得ることができる。
【0017】尚、以下に述べる発明の実施の形態におい
て、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に
記載の「入力手段」は入力回路14,15に相当し、同
じく「検出手段」は電源電圧急低下検出回路12,電源
電圧急上昇検出回路13に相当し、同じく「無効化手
段」はマイクロコンピュータ11に相当する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車載用電子制御装
置に具体化した一実施形態を図面と共に説明する。図1
は、一実施形態の車載用電子制御装置1の要部構成を示
すブロック図である。
【0019】車載用電子制御装置1は、マイクロコンピ
ュータ11、電源急低下検出回路12、電源急上昇検出
回路13、各入力回路14,15を備えて構成されてい
る。各入力回路14,15にはそれぞれ、各種車載機器
(車両のドアやキーなど)に関連して設けられた各接点
スイッチSW2,SW3が接続されている。そして、車
載用電子制御装置1は車両電源3のプラス側端子および
マイナス側端子(グランド端子)に接続され、車両電源
3から電源電圧+Bが供給されている。
【0020】車両電源3の両端子間には、電流容量の大
きな大電気負荷2と接点スイッチSW1とが直列に接続
されている。マイクロコンピュータ11は、CPU,R
OM,RAM,I/O回路を有する周知の構成であり、
イグニッションスイッチ(図示略)がオンされることに
より、車両電源3の電源電圧+Bを安定化する定電圧電
源回路(図示略)からの電源電圧VCCが供給される。そ
して、マイクロコンピュータ11は、後述するように、
電源急低下検出回路12の出力信号VCP1、電源急上昇
検出回路13の出力信号VCP2、各入力回路14,15
の出力信号VCP3,VCP4に基づいて、各スイッチSW
2,SW3のオン・オフ検出を行う。
【0021】電源急低下検出回路12は、コンパレータ
CP1、各抵抗R01,R02,R11,R12、コン
デンサC11から構成されている。車両電源3の両端子
間に直列に接続された各抵抗R01,R02は基準電圧
生成回路を構成し、電源電圧+Bを抵抗分圧して基準電
圧VTを生成する。
【0022】車両電源3の両端子間に直列に接続された
各抵抗R11,R12は、電源電圧+Bを抵抗分圧して
電圧V1を生成する。電圧V1はコンパレータCP1のプ
ラス側入力端子に印加され、基準電圧VTはコンパレー
タCP1のマイナス側入力端子に印加されている。ま
た、抵抗R11と並列にコンデンサC11が接続されて
いる。
【0023】従って、各抵抗R11,R12およびコン
デンサC11により、電源電圧+Bの変化量を微分する
微分回路が構成される。電源急上昇検出回路13は、コ
ンパレータCP2、各抵抗R01,R02,R21,R
22、コンデンサC21から構成されている。
【0024】車両電源3の両端子間に直列に接続された
各抵抗R21,R22は、電源電圧+Bを抵抗分圧して
電圧V2を生成する。電圧V2はコンパレータCP2のプ
ラス側入力端子に印加され、各抵抗R01,R02の抵
抗分圧により生成された基準電圧VTはコンパレータC
P2のマイナス側入力端子に印加されている。また、抵
抗R22と並列にコンデンサC21が接続されている。
【0025】従って、各抵抗R21,R22およびコン
デンサC21により、電源電圧+Bの変化量を積分する
積分回路が構成される。入力回路14は、コンパレータ
CP3、各抵抗R31〜R35、コンデンサC31から
構成されている。
【0026】前記定電圧電源回路の両端子間に直列に接
続された各抵抗R34,R35は、電源電圧VCCを抵抗
分圧して基準電圧V3Tを生成する。その基準電圧V3Tは
コンパレータCP3のマイナス側入力端子に印加されて
いる。コンパレータCP3のプラス側入力端子は、抵抗
R33を介してグランドに接続されると共に、直列に接
続された各抵抗R31,R32を介して車両電源3のプ
ラス側端子に接続され、加えて、コンデンサC31を介
して車両電源3のプラス側端子に接続されている。ここ
で、コンパレータCP3のプラス側入力端子の電圧を
「電圧V3」と表記する。また、各抵抗R31,R32
間のノードはスイッチSW2を介してグランドに接続さ
れている。
【0027】入力回路15は、コンパレータCP4、各
抵抗R41〜R45、コンデンサC41から構成されて
いる。車両電源3の両端子間に直列に接続された各抵抗
R44,R45は、電源電圧+Bを抵抗分圧して基準電
圧V4Tを生成する。その基準電圧V4TはコンパレータC
P4のマイナス側入力端子に印加されている。コンパレ
ータCP4のプラス側入力端子は、抵抗R43を介して
グランドに接続されると共に、直列に接続された各抵抗
R41,R42を介して車両電源3のプラス側端子に接
続され、加えて、コンデンサC41を介してグランドに
接続されている。ここで、コンパレータCP4のプラス
側入力端子の電圧を「電圧V4」と表記する。また、各
抵抗R41,R42間のノードはスイッチSW3を介し
てグランドに接続されている。
【0028】各回路12〜15の各コンパレータCP1
〜CP4の各出力信号VCP1〜VCP4は、それぞれマイク
ロコンピュータ11へ出力される。尚、各コンパレータ
CP1〜CP4において、プラス側入力端子の電圧がマ
イナス側入力端子の電圧よりも高い場合は出力信号がハ
イレベルになり、マイナス側入力端子の電圧がプラス側
入力端子の電圧よりも高い場合は出力信号がローレベル
になる。また、各コンパレータCP1〜CP4は車両電
源3の両端子間に接続され、車両電源3の電源電圧+B
が各コンパレータCP1〜CP4の電源として供給され
ている。そして、各入力回路14,15の各コンパレー
タCP3,CP4は、各基準電圧V3T,V4Tと、各スイ
ッチSW2,SW3からの入力信号とを比較することに
より、各スイッチSW2,SW3のオン・オフ検出を行
い、その検出結果である出力信号VCP3,VCP4を生成し
て出力する。つまり、出力信号VCP3,VCP4は、各スイ
ッチSW2,SW3からの入力信号のレベル判定結果に
相当する。
【0029】尚、各コンデンサC31、C41はそれぞ
れ、各スイッチSW2,SW3のチャタリングや誘導ノ
イズなどにより、各スイッチSW2,SW3のオン・オ
フ検出に誤りが生じるのを防止するために設けられてい
る。図2は、各スイッチSW2,SW3を共にオフにし
たままの状態で、スイッチSW1のオン・オフを切り換
えたときの各電圧V1,V2,V3,V4,VT,V3T,V4
T,VCP1,VCP2,VCP3,VCP4の変化を示すタイミン
グチャートである。
【0030】スイッチSW1がオン(ON)されて車両
電源3に大電気負荷2が接続されると、大電気負荷3の
内部インピーダンスにより決定される時定数に従い、車
両電源3の電源電圧+Bは一時的に低下した後に除々に
元の電圧に戻る。その後、スイッチSW1がオフ(OF
F)されて車両電源3から大電気負荷2が切り離される
と、大電気負荷3の内部インピーダンスにより決定され
る時定数に従い、車両電源3の電源電圧+Bは一時的に
上昇した後に除々に元の電圧に戻る。
【0031】電源電圧急低下検出回路12においては、
上記したスイッチSW1のオン・オフ動作による電源電
圧+Bの変化が無い状態(以下、定常状態という)で、
基準電圧VTよりも電圧V1が高くなるように(VT<V
1)、各抵抗R01.R02,R11,R12の抵抗値
が設定されている。そのため、定常状態の出力信号VCP
1はハイレベル(H)になる。
【0032】スイッチSW1のオン動作による電源電圧
+Bの急低下時において、電圧V1は、電源電圧+Bか
ら、当該急低下時以前のコンデンサC11の両端電圧を
差し引いた電圧まで降下するのに対して、基準電圧VT
は、各抵抗R01,R02の抵抗値比に応じた電圧分し
か降下しない。そのため、電源電圧+Bの急低下時に
は、基準電圧VTよりも電圧V1が低くなることがある
(VT>V1)。そして、基準電圧VTよりも電圧V1が低
いときには、出力信号VCP1がローレベル(L)にな
る。
【0033】つまり、コンデンサC11の容量値と各抵
抗R01.R02,R11,R12の抵抗値とにより設
定される所定電圧よりも電源電圧+Bが高い状態(定常
状態)では出力信号VCP1がハイレベルになり、当該所
定電圧よりも電源電圧+Bが低い状態では出力信号VCP
1がローレベルになる。従って、マイクロコンピュータ
11は、出力信号VCP1に基づいて車両電源3の電源電
圧+Bの急低下を判定することができる。
【0034】電源電圧急上昇検出回路13においても、
定常状態で基準電圧VTよりも電圧V2が高くなるように
(VT<V2)、各抵抗R01.R02,R21,R22
の抵抗値が設定されている。そのため、定常状態の出力
信号VCP2はハイレベルになる。
【0035】スイッチSW1のオフ動作による電源電圧
+Bの急上昇時において、基準電圧VTは、各抵抗R0
1,R02の抵抗値比に応じた電圧分だけ直ちに上昇す
るのに対して、電圧V2はコンデンサC21に蓄積され
る電荷により上昇が遅れる。そのため、電源電圧+Bの
急上昇時には、基準電圧VTよりも電圧V2が低くなるこ
とがある(VT>V2)。そして、基準電圧VTよりも電
圧V2が低いときには、出力信号VCP2がローレベルにな
る。
【0036】つまり、コンデンサC21の容量値と各抵
抗R01.R02,R21,R22の抵抗値とにより設
定される所定電圧よりも電源電圧+Bが低い状態(定常
状態)では出力信号VCP2がハイレベルになり、当該所
定電圧よりも電源電圧+Bが高い状態では出力信号VCP
2がローレベルになる。従って、マイクロコンピュータ
11は、出力信号VCP2に基づいて車両電源3の電源電
圧+Bの急上昇を判定することができる。
【0037】尚、図2においては、各電圧V2,VTの変
化具合を分かり易くするため、各電圧V1,VTの記載箇
所と各電圧V2,VTの記載箇所とでは、基準電圧VTの
レベルを変えて表記してある。入力回路14において、
定常状態でスイッチSW2がオフ時には基準電圧V3Tよ
りも電圧V3が高くなり(V3T<V3)、定常状態でスイ
ッチSW2がオン時には基準電圧V3Tよりも電圧V3が
低くなるように(V3T>V3)、各抵抗R31〜R35
の抵抗値が設定されている。そのため、定常状態でスイ
ッチSW2がオフ時の出力信号VCP3はハイレベルにな
り、定常状態でスイッチSW2がオン時の出力信号VCP
3はローレベルになる。
【0038】スイッチSW1のオン動作による電源電圧
+Bの急低下時において、電圧V3は、電源電圧+Bか
ら、当該急低下時以前のコンデンサC31の両端電圧を
差し引いた電圧まで降下するのに対して、電源電圧VCC
が変化しないため基準電圧V3Tは変化しない。そのた
め、電源電圧+Bの急低下時には、基準電圧V3Tよりも
電圧V3が低くなることがある(V3T>V3)。そして、
基準電圧V3Tよりも電圧V3が低いときには、出力信号
VCP3がローレベルになる。
【0039】つまり、電源電圧+Bの急低下時には、ス
イッチSW2がオフであるにも関わらず、スイッチSW
2のオン時と同じように出力信号VCP3がローレベルに
なることがある。そのため、出力信号VCP3のレベルか
ら単純にスイッチSW2のオン・オフ検出を行うとする
と、誤検出を起こすことになる。従って、入力回路14
は、電源電圧+Bの急低下時に誤検出を起こす可能性の
ある入力回路といえる。
【0040】入力回路15においては、定常状態でスイ
ッチSW3がオフ時には基準電圧V4Tよりも電圧V4が
高くなり(V4T<V4)、定常状態でスイッチSW3が
オン時には基準電圧V4Tよりも電圧V4が低くなるよう
に(V4T>V4)、各抵抗R41〜R45の抵抗値が設
定されている。そのため、定常状態でスイッチSW3が
オフ時の出力信号VCP4はハイレベルになり、定常状態
でスイッチSW3がオン時の出力信号VCP4はローレベ
ルになる。
【0041】スイッチSW1のオフ動作による電源電圧
+Bの急上昇時において、基準電圧V4Tは、各抵抗R4
4,R45の抵抗値比に応じた電圧分だけ直ちに上昇す
るのに対して、電圧V4は、コンデンサC41に蓄積さ
れる電荷により上昇が遅れる。そのため、電源電圧+B
の急上昇時には、基準電圧V4Tよりも電圧V4が低くな
ることがある(V4T>V4)。そして、基準電圧V4Tよ
りも電圧V4が低いときには、出力信号VCP4がローレベ
ルになる。
【0042】つまり、電源電圧+Bの急上昇時には、ス
イッチSW3がオフであるにも関わらず、スイッチSW
3のオン時と同じように出力信号VCP4がローレベルに
なることがある。そのため、出力信号VCP4のレベルか
ら単純にスイッチSW3のオン・オフ検出を行うとする
と、誤検出を起こすことになる。従って、入力回路14
は、電源電圧+Bの急上昇時に誤検出を起こす可能性の
ある入力回路といえる。
【0043】次に、マイクロコンピュータ11によるス
イッチSW2のオン・オフ検出動作について、図3に示
すタイミングチャートと、図4に示すフローチャートと
を用いて説明する。図3は、スイッチSW2のオフ時に
スイッチSW1をオンに切り換え、その後に、スイッチ
SW1をオンにしたままの状態でスイッチSW2をオン
に切り換えたときのタイミングチャートである。
【0044】マイクロコンピュータ11が起動すると、
内蔵ROMに記録されているプログラムに従い、CPU
による各種演算処理によって、以下の各ステップの処理
を実行する。尚、前記プログラムをコンピュータで読み
取り可能な記録媒体(半導体メモリ,ハードディスク,
フロッピーディスク,データカード(ICカード,磁気
カードなど),光ディスク(CD−ROM,DVDな
ど),光磁気ディスク(MDなど),相変化ディスク,
磁気テープなど)に記録しておき、当該プログラムを必
要に応じてCPUにロードして起動することにより用い
るようにしてもよい。
【0045】マイクロコンピュータ11は、出力信号V
CP1の立下がりエッジを検出すると、出力信号VCP1立下
がり割り込みルーチンを起動させ、ソフトウェア処理に
より実現される計時手段としてのタイマのタイマ値TVL
を「0」にセットする。そして、マイクロコンピュータ
11は、図4に示す出力信号VCP1入力処理ルーチンの
フローチャートに従って以下の処理を行う。
【0046】まず、ステップ(以下、「S」と記載す
る)101において、出力信号VCP1のレベル判定を行
い、出力信号VCP1がハイレベルの場合(S101:Y
ES)はS102へ移行し、出力信号VCP1がローレベ
ルの場合(S101:NO)はS103へ移行する。
【0047】S103において、タイマ値TVLを「0」
にセットし、その後にS101へ戻る。S102におい
て、タイマ値TVLの判定を行い、タイマ値TVLが上限値
FFを下回る場合(S102:YES)はS104へ移
行し、タイマ値TVLが上限値FF以上の場合(S10
2:NO)はS106へ移行する。
【0048】S104において、タイマ値TVLをカウン
トアップする。次に、S105において、タイマ値TVL
の判定を行い、タイマ値TVLが設定値TDを上回る場合
(S105:YES)はS106へ移行し、タイマ値T
VLが設定値TD以下の場合(S105:NO)はS10
1へ戻る。
【0049】S106において、出力信号VCP3のレベ
ルに基づいて、スイッチSW2のオン・オフ検出のため
のフラグFSW2を設定し、その後にS101へ戻る。つ
まり、出力信号VCP3がハイレベルの場合は、スイッチ
SW2がオフであるとしてフラグFSW2に「1」を設定
する。また、出力信号VCP3がローレベルの場合は、ス
イッチSW2がオンであるとしてフラグFSW2に「0」
を設定する。その結果、フラグFSW2は、スイッチSW
2からの入力信号のレベル判定結果に対応したものにな
る。
【0050】このように、S101〜S106のルーチ
ンにより、タイマ値TVLが設定値TD以下の期間Pa
は、出力信号VCP3を無効にして、出力信号VCP3のレベ
ルに基づいてフラグFSW2を設定しないようにしてい
る。この出力信号VCP1入力処理ルーチンの処理同期
は、図3に示す各タイミングt1〜t11で行われ、そ
のタイミング間隔taは適宜な値(例えば、4ms毎)
に設定されている。
【0051】従って、本実施形態によれば、出力信号V
CP1に基づいて車両電源3の電源電圧+Bの急低下を判
定し、電源電圧+Bの急低下の発生時点の後の所定期間
(タイマ値TVLが設定値TD以下の期間Pa)は、出力
信号VCP3を無効にして、出力信号VCP3のレベルに基づ
いてフラグFSW2を設定しないため、電源電圧+Bの急
低下時にもスイッチSW2のオン・オフ検出の誤りを防
止することができる。
【0052】尚、期間Paは、電源電圧+Bの急低下時
に出力信号VCP1がローレベルになっている期間と、設
定値TDとにより決定される。ここで、マイクロコンピ
ュータ11による各ルーチン(出力信号VCP1立下がり
割り込みルーチン、出力信号VCP1入力処理ルーチン)
の処理遅れ、各回路12,14の反応時間(各スイッチ
SW1,SW2の切り換えから各出力信号VCP1,VCP3
の出力までに要する時間)、出力信号VCP1入力処理ル
ーチンの処理同期タイミングとマイクロコンピュータ1
1への各出力信号VCP1,VCP3の取り込み順序とのずれ
等に起因して、上記した出力信号VCP3を無効にする処
理に処理漏れが生じないように、期間Paは十分に長い
期間に設定する必要がある。尚、期間Paの設定は実験
的に行えばよい。
【0053】それに対して、出力信号VCP3のレベルに
基づいて単純にフラグFSW2(図3では「※FSW2」と記
載してある)を設定し、スイッチSW2のオン・オフ検
出を行う場合には、電源電圧+Bの急低下時に、スイッ
チSW2がオフであるにも関わらず、タイミングt3〜
t4の期間において、スイッチSW2のオン時と同じよ
うに、※フラグFSW2に「0」が設定されて誤検出を起
こしてしまう。本実施形態によれば、このような誤検出
を防止することができる。
【0054】次に、マイクロコンピュータ11によるス
イッチSW3のオン・オフ検出動作について、図5に示
すタイミングチャートと、図6に示すフローチャートと
を用いて説明する。図5は、スイッチSW1のオン時に
スイッチSW3をオフに切り換え、その後に、スイッチ
SW3をオフにしたままの状態でスイッチSW1をオン
に切り換えたときのタイミングチャートである。
【0055】マイクロコンピュータ11は、出力信号V
CP2の立下がりエッジを検出すると、出力信号VCP1立下
がり割り込みルーチンを起動させ、ソフトウェア処理に
より実現されるタイマのタイマ値TVLを「0」にセット
する。そして、マイクロコンピュータ11は、図6に示
す出力信号VCP2入力処理ルーチンのフローチャートに
従って以下の処理を行う。
【0056】図6において、図4と異なるのはS101
およびS106の処理だけであり、S102〜S105
の処理は図4と同じである。図6に示すS101では、
出力信号VCP2のレベル判定を行い、出力信号VCP2がハ
イレベルの場合(S101:YES)はS102へ移行
し、出力信号VCP2がローレベルの場合(S101:N
O)はS103へ移行する。
【0057】そして、S106において、出力信号VCP
4のレベルに基づいて、スイッチSW3のオン・オフ検
出のためのフラグFSW3を設定し、その後にS101へ
戻る。つまり、出力信号VCP4がハイレベルの場合は、
スイッチSW3がオフであるとしてフラグFSW3に
「1」を設定する。また、出力信号VCP4がローレベル
の場合は、スイッチSW3がオンであるとしてフラグF
SW3に「0」を設定する。その結果、フラグFSW3は、ス
イッチSW3からの入力信号のレベル判定結果に対応し
たものになる。
【0058】このように、S101〜S106のルーチ
ンにより、タイマ値TVLが設定値TD以下の期間Pb
は、出力信号VCP4を無効にして、出力信号VCP4のレベ
ルに基づいてフラグFSW3を設定しないようにしてい
る。この出力信号VCP2入力処理ルーチンの処理同期
は、図5に示す各タイミングt1〜t11で行われ、そ
のタイミング間隔tbは適宜な値(例えば、4ms毎)
に設定されている。
【0059】従って、本実施形態によれば、出力信号V
CP2に基づいて車両電源3の電源電圧+Bの急上昇を判
定し、電源電圧+Bの急上昇の発生時点の後の所定期間
(タイマ値TVLが設定値TD以下の期間Pb)は、出力
信号VCP4を無効にして、出力信号VCP4のレベルに基づ
いてフラグFSW3を設定しないため、電源電圧+Bの急
上昇時にもスイッチSW3のオン・オフ検出の誤りを防
止することができる。
【0060】尚、期間Pbは、電源電圧+Bの急上昇時
に出力信号VCP2がローレベルになっている期間と、設
定値TDとにより決定される。ここで、マイクロコンピ
ュータ11による各ルーチン(出力信号VCP2立下がり
割り込みルーチン、出力信号VCP2入力処理ルーチン)
の処理遅れ、各回路13,15の反応時間(各スイッチ
SW1,SW3の切り換えから各出力信号VCP2,VCP4
の出力までに要する時間)、出力信号VCP2入力処理ル
ーチンの処理同期タイミングとマイクロコンピュータ1
1への各出力信号VCP2,VCP4の取り込み順序とのずれ
等に起因して、上記した出力信号VCP4を無効にする処
理に処理漏れが生じないように、期間Pbは十分に長い
期間に設定する必要がある。尚、期間Pbの設定は実験
的に行えばよい。
【0061】それに対して、出力信号VCP4のレベルに
基づいて単純にフラグFSW3(図5では「※FSW3」と記
載してある)を設定し、スイッチSW3のオン・オフ検
出を行う場合には、電源電圧+Bの急上昇時に、スイッ
チSW3がオフであるにも関わらず、タイミングt8〜
t9の期間において、スイッチSW3のオン時と同じよ
うに、※フラグFSW3に「0」が設定されて誤検出を起
こしてしまう。本実施形態によれば、このような誤検出
を防止することができる。
【0062】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、上記の方策の問題点を解決することが可能にな
り、各入力回路14,15の各コンデンサC31,C4
1の容量値および各抵抗R31〜R35,R41〜45
の抵抗値の設定に関する制約を緩和させることができる
ため、設計TAT(Turn Around Time)を短縮すること
ができる。
【0063】また、本実施形態によれば、上記の方策
の問題点を解決することが可能になり、電源電圧+Bの
急変化時にも各スイッチSW2,SW3の正確なオン・
オフ検出を迅速に行うことができるため、当該迅速な検
出が要求される車載用電子制御装置1のシステムにも対
応することができる。
【0064】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、以下のように具体化してもよい。 (1)各フラグFSW2,FSW3の更新歴を記憶しておき、
電源電圧+Bの急変化を判定した時点より所定の処理同
期タイミング分より以前の各出力信号VCP3,VCP4をさ
かのぼって無効にする。
【0065】具体的には、図3に示すタイミングチャー
トにおいて、フラグFSW2の更新歴が分かるように設定
しておき、電源電圧+Bの急変化を判定した時点(=タ
イミングt3)より所定の処理同期タイミング分より以
前の出力信号VCP3を無効にし、例えば、タイミングt
3以前のタイミングt2までの出力信号VCP3を無効に
する。この場合、出力信号VCP3が無効になる期間は、
期間Paにタイミングt2〜t3の期間を加えたものに
なる。
【0066】また、図5に示すタイミングチャートにお
いて、フラグFSW3の更新歴が分かるように設定してお
き、電源電圧+Bの急変化を判定した時点(=タイミン
グt8)より所定の処理同期タイミング分より以前の出
力信号VCP4を無効にし、例えば、タイミングt8以前
のタイミングt7までの出力信号VCP4を無効にする。
この場合、出力信号VCP4が無効になる期間は、期間P
bにタイミングt7〜t8の期間を加えたものになる。
【0067】つまり、電源電圧+Bの急変化の発生時点
の後の所定期間Pa,Pbについて各出力信号VCP3,
VCP4を無効にするだけでなく、電源電圧+Bの急変化
の発生時点の前の所定期間についても各出力信号VCP
3,VCP4を無効にしてもよい。尚、当該急変化時より前
の所定期間については実験的に設定すればよい。
【0068】このようにすれば、マイクロコンピュータ
11による各ルーチン(出力信号VCP1立下がり割り込
みルーチン、出力信号VCP1入力処理ルーチン、出力信
号VCP2立下がり割り込みルーチン、出力信号VCP2入力
処理ルーチン)の処理遅れ、各回路12〜15の反応時
間(各スイッチSW1〜SW3の切り換えから各出力信
号VCP1〜VCP4の出力までに要する時間)、出力信号V
CP1入力処理ルーチンおよび出力信号VCP2入力処理ルー
チンの処理同期タイミングとマイクロコンピュータ11
への各出力信号VCP1〜VCP4の取り込み順序とのずれ等
に起因して、上記した出力信号VCP3,VCP4を無効にす
る処理に処理漏れが生じるのを、上記実施形態よりもさ
らに確実に防止することができる。
【0069】ところで、電源電圧+Bの急変化の発生時
点の後の所定期間Pa,Pbについては各出力信号VCP
3,VCP4を無効にせず、電源電圧+Bの急変化の発生時
点の前の所定期間についてだけ各出力信号VCP3,VCP4
を無効にしてもよい。つまり、電源電圧+Bの急変化が
検出されたときには、当該急変化の発生時点の前の所定
期間または後の所定期間の少なくともいずれかについ
て、各出力信号VCP3,VCP4を無効にしてもよい。
【0070】(2)本発明は、車載用電子制御装置1に
限らず、入力信号のレベル判定を行う電子機器であれば
どのようなものに適用してもよく、その場合でも、上記
実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態の車載用電子制
御装置の要部構成を示すブロック図。
【図2】一実施形態の動作を説明するためのタイミング
チャート。
【図3】一実施形態における電源電圧の急低下時の動作
を説明するためのタイミングチャート。
【図4】一実施形態における電源電圧の急低下時の動作
を説明するためのフローチャート。
【図5】一実施形態における電源電圧の急上昇時の動作
を説明するためのタイミングチャート。
【図6】一実施形態における電源電圧の急上昇時の動作
を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…車載用電子制御装置 2…大電気負荷 3…車
両電源 11…マイクロコンピュータ 12…電源電圧急低下
検出回路 13…電源電圧急上昇検出回路 CP1〜CP4…コ
ンパレータ R01,R02,R11〜R45…抵抗 C11,C
21…コンデンサ SW1〜SW3…接点スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号と基準電圧とを比較することに
    より、入力信号のレベル判定を行う入力手段と、 電源電圧の急変化を検出する検出手段と、 当該検出手段により電源電圧の急変化が検出されたとき
    には、当該急変化の発生時点の前の所定期間または後の
    所定期間の少なくともいずれかの期間中、前記入力手段
    による入力信号のレベル判定を無効化する無効化手段と
    を備えたことを特徴とする電源電圧監視制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電源電圧監視制御装置
    において、 前記検出手段は、電源電圧の急低下を検出する電源電圧
    急低下検出回路と、電源電圧の急上昇を検出する電源電
    圧急上昇検出回路とを備え、 前記電源電圧急低下検出回路は、 電源電圧の抵抗分圧により基準電圧を生成する基準電圧
    生成回路と、 電源電圧の変化量を微分する微分回路と、 前記基準電圧と前記微分回路の出力電圧とを比較するコ
    ンパレータとを備え、 電源電圧が定常状態のときは、前記微分回路の出力電圧
    が前記基準電圧よりも高くなるように設定され、電源電
    圧の急低下時には、前記微分回路の出力電圧が前記基準
    電圧よりも低くなるように設定され、 前記電源電圧急上昇検出回路は、 前記基準電圧生成回路と、 電源電圧の変化量を積分する積分回路と、 前記基準電圧と前記積分回路の出力電圧とを比較するコ
    ンパレータとを備え、 電源電圧が定常状態のときは、前記積分回路の出力電圧
    が前記基準電圧よりも高くなるように設定され、電源電
    圧の急上昇時には、前記積分回路の出力電圧が前記基準
    電圧よりも低くなるように設定されていることを特徴と
    する電源電圧監視制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電源電
    圧監視制御装置において、 前記無効化手段は、計時手段を備え、前記検出手段によ
    り電源電圧の急変化が検出されたときには、当該急変化
    の発生時点から前記計時手段により計時を開始し、前記
    計時手段の計時時間が設定時間になるまでの所定期間、
    前記入力手段による入力信号のレベル判定を無効化する
    ことを特徴とする電源電圧監視制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の電源電
    圧監視制御装置において、 前記無効化手段は、前記入力手段による入力信号のレベ
    ル判定の結果を一定周期のタイミングで入力し、当該レ
    ベル判定結果の更新歴を記憶しておき、前記検出手段に
    より電源電圧の急変化が検出されたときには、当該急変
    化の発生時点から所定の前記タイミング数分だけさかの
    ぼった所定期間、前記入力手段による入力信号のレベル
    判定を無効化することを特徴とする電源電圧監視制御装
    置。
JP11203260A 1999-07-16 1999-07-16 電源電圧監視制御装置 Pending JP2001034368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11203260A JP2001034368A (ja) 1999-07-16 1999-07-16 電源電圧監視制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11203260A JP2001034368A (ja) 1999-07-16 1999-07-16 電源電圧監視制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001034368A true JP2001034368A (ja) 2001-02-09

Family

ID=16471094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11203260A Pending JP2001034368A (ja) 1999-07-16 1999-07-16 電源電圧監視制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001034368A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009171651A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Hitachi Appliances Inc 電力変換装置、及び電力変換装置用モジュール、並びに、空気調和機及び冷凍装置
JP2010004170A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Toshiba Corp 情報処理装置
JP2015185434A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 東芝ライテック株式会社 電源装置および照明装置
JP2022522199A (ja) * 2019-02-28 2022-04-14 カランプ コーポレイション 車両イベント検出のためのシステムおよび方法
US11733284B2 (en) 2019-02-28 2023-08-22 Calamp Corp. Systems and methods for vehicle event detection

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009171651A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Hitachi Appliances Inc 電力変換装置、及び電力変換装置用モジュール、並びに、空気調和機及び冷凍装置
JP2010004170A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Toshiba Corp 情報処理装置
JP2015185434A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 東芝ライテック株式会社 電源装置および照明装置
JP2022522199A (ja) * 2019-02-28 2022-04-14 カランプ コーポレイション 車両イベント検出のためのシステムおよび方法
JP7322163B2 (ja) 2019-02-28 2023-08-07 カランプ コーポレイション 車両イベント検出のためのシステムおよび方法
US11733284B2 (en) 2019-02-28 2023-08-22 Calamp Corp. Systems and methods for vehicle event detection

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8055923B2 (en) Electronic control unit and signal monitoring circuit
US8125232B2 (en) Capacitive sensing device and method
EP0467497A1 (en) IC card
EP0701928A1 (en) Testing of an airbag squib resistor
JP4592470B2 (ja) 増幅回路及び増幅回路の制御方法
JP2001034368A (ja) 電源電圧監視制御装置
JP2003227852A (ja) 電流検出方法と電流検出装置
CN111289870A (zh) 一种预充电电路故障检测方法及其装置
JP2002354703A (ja) 車両用二次電池制御装置
JP2006010501A (ja) バッテリ状態管理装置
JP4182651B2 (ja) 二次電池制御装置
JP4852004B2 (ja) トリミング方法
JP3699540B2 (ja) 車両用マイクロコンピュータのクロック異常検出装置
JPH0735807A (ja) センサ用短絡検出器
JP2002354684A (ja) 二次電池制御装置
JP7143797B2 (ja) 車載カメラモジュールの電源制御装置
JP4047466B2 (ja) 静電容量センサ回路
JP6838212B2 (ja) 電子制御装置
JP2001004690A (ja) 負荷断線検出装置
JP2850618B2 (ja) リセット制御回路
JP2593110Y2 (ja) 車両用燃料計
US20240103555A1 (en) Sensor mirror circuitry with reduced error compounding
CN111679598B (zh) 一种传感器检测信息的获取方法以及装置
JPH11338556A (ja) 電源回路
JPH08274607A (ja) Cpuの電源電圧監視回路