JP2001034320A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP2001034320A
JP2001034320A JP11211090A JP21109099A JP2001034320A JP 2001034320 A JP2001034320 A JP 2001034320A JP 11211090 A JP11211090 A JP 11211090A JP 21109099 A JP21109099 A JP 21109099A JP 2001034320 A JP2001034320 A JP 2001034320A
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勘 仲井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タスクの優先順位を、データ処理の状況に応
じて動的に制御することによって、データ処理を滞りな
く行えるようにする。 【解決手段】 タスク優先順位制御手段10により、バ
ッファ状況監視手段9がバッファ内データ数不足と判断
すれば、NCデータ解析手段5のNCデータ解析処理タ
スクの優先順位を上げ、NCデータ解析処理がより多く
のデータをバッファ6に出力するように促し、バッファ
状況監視手段9がバッファ内データ数過剰と判断すれ
ば、NCデータ解析手段5のNCデータ解析処理タスク
の優先順位を下げ、他のタスクに割り当てる時間を十分
に確保できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力されるNC
データの種類やバッファの状況に応じてタスクの優先順
位を動的に変更し、高速高精度加工を実現する数値制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は従来の数値制御装置を示すブロ
ック図であり、図において、1はNCデータ、2はNC
データ1に基づいて各種処理を実行するNC装置、3は
NC装置1から出力された指令値に応じてモータを制御
するサーボ、4はNC装置1から出力された各種データ
を表示する表示装置である。また、NC装置2におい
て、5はNCデータ1を解析するNCデータ解析手段、
6はNCデータ解析手段5によって解析されたデータを
保持するバッファ、7はバッファ6に保持されたデータ
に応じてサーボ3に出力する指令値を生成する加減速補
間手段、8は加減速補間手段7によって生成された指令
値を表示装置4で表示するための処理を行う表示処理手
段である。
【0003】次に動作について説明する。NCデータ解
析手段5は、NCデータ1を解析し、バッファ6に出力
する。解析されたデータは、加減速補間手段7に使用さ
れるまでFIFO(ファーストインファーストアウト)
でバッファ6に保持される。加減速補間手段7は、バッ
ファ6に存在するデータを順に取り出し、加減速や補間
を行って指令値を生成し、サーボ3に出力する。表示処
理手段8は、指令値を表示装置4で表示するための処理
を行う。
【0004】NCデータ解析手段5でのNCデータ処
理、加減速補間手段7での加減速補間処理、表示処理手
段8での表示処理は、一般にはそれぞれタスクとして実
行され、それらのタスクはRTOS(リアルタイムオペ
レーティングシステム)を用いて制御されている。タス
クにはそれぞれ優先順位が与えられ、RTOSは優先順
位を使ってタスクの実行を制御する。図17は従来の数
値制御装置の各タスクの実行を示すタイミングチャート
であり、図において、加減速補間処理は周期的なタスク
であり、一定時間T毎に実行される。加減速補間処理
は、サーボ3に出力する指令値を生成するので、処理が
終わるまで時間が割り当てられる。他のタスクは非周期
的なタスクであり、加減速補間処理タスクが次に起動さ
れるまでの間に実行される。一定時間Tから加減速補間
処理に割り当てられた時間を減じた余った時間を他のタ
スクに割り当てられる。加減速補間処理タスク以外のタ
スクに割り当てられる時間の比率は、予め決められてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の数値制御装置は
以上のように構成されているので、各タスク処理に要す
る時間は、常に一定ではない。例えば、NCデータ解析
手段5では、常に決まった処理が行われるわけではな
い。工作機械やサーボ3の許容値(許容速度や許容加速
度など)を超えないようにするためのクランプ速度の算
出や、クランプ速度を算出するための軌跡形状の認識処
理などは、行われる場合と行う必要がない場合とがあ
る。よって、タスク処理に要する時間は非常にばらつき
がある。特に、金型加工を行うNCデータは、CADで
作成された3次元形状をCAMが許容誤差に従って微小
直線に近似して生成しているが、許容誤差が大きいと加
工面が多面体になってしまうため、許容誤差を小さくし
てより高精度な加工面を得ようとするので、近似される
微小直線がより短くなるためにNCデータ数が膨大にな
る。そのため,NCデータ解析手段5は、非常に多くの
NCデータを処理しなければならず、NCデータ解析手
段5からバッファ6へのデータ供給が、加減速補間手段
7で使用されるデータ需要に間に合わない状況が発生す
る。このような状況が発生した個所では、加減速補間手
段7が使用できるデータが不足しているために加工速度
が低下してしまう課題があった。
【0006】データ不足を回避するために、オーバーラ
イドをかける方式が、特開平5−313726号公報に
て提案されているが、これらは加減速補間手段7が使用
するデータ需要を押さえるために加工速度を低下させる
方式である。このような加工速度の低下が加工面のとこ
ろどころ散発的に発生すれば、その個所が結果的にカッ
ターマークという形で加工面に残ってしまい、一様な加
工面を得ることができず、高品位な金型加工を実現する
ことができない。さらには、加工速度が低下することで
金型加工全体の加工時間の長くなってしまって、効率が
悪くなってしまう課題があった。なお、タスクに割り当
てられる時間の比率を変化させることのできる制御ソフ
トウェア実行システムの制御方法は、特開平8−235
004号公報により公知であるが、この提案において
は、具体的なタスク割り当て時間の制御方式については
検討されていない。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、タスクの優先順位を、デー
タ処理の状況に応じて動的に制御することによって、デ
ータ処理を滞りなく行える数値制御装置を得ることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る数値制御
装置は、バッファ内のデータ数の過剰または不足を判断
するバッファ状況監視手段と、データ数不足と判断した
場合にはNCデータ解析処理タスクの優先順位を上げ、
データ過剰と判断した場合にはNCデータ解析処理タス
クの優先順位を下げるタスク優先順位制御手段とを備え
たものである。
【0009】この発明に係る数値制御装置は、複数のバ
ッファ内のデータ数の過剰または不足を判断するバッフ
ァ状況監視手段と、データ数不足と判断した場合には該
当するバッファにデータを出力している処理タスクの優
先順位を上げ、データ過剰と判断した場合には該当する
バッファにデータを出力している処理タスクの優先順位
を下げるタスク優先順位制御手段とを備えたものであ
る。
【0010】この発明に係る数値制御装置は、バッファ
状況監視部において、バッファに存在するデータ数が下
限となる閾値を下回る場合にデータ不足と判断し、上限
となる閾値を上回る場合にデータ過剰と判断するもので
ある。
【0011】この発明に係る数値制御装置は、バッファ
状況監視部において、今後バッファに存在するであろう
データ数を予測して、バッファに存在するであろうと予
測されたデータ数が下限となる閾値を下回る場合にデー
タ不足と判断し、上限となる閾値を上回る場合にデータ
過剰と判断するものである。
【0012】この発明に係る数値制御装置は、バッファ
状況監視部において、バッファに存在する軌跡データの
距離が下限となる閾値を下回る場合にデータ不足と判断
し、上限となる閾値を上回る場合にデータ過剰と判断す
るものである。
【0013】この発明に係る数値制御装置は、バッファ
状況監視部において、バッファに存在するであろうと予
測された軌跡データの距離が下限となる閾値を下回る場
合にデータ不足と判断し、上限となる閾値を上回る場合
にデータ過剰と判断するものである。
【0014】この発明に係る数値制御装置は、NCデー
タ解析部によって解析された加工モードを保持する加工
モード保持手段を備え、バッファ状況監視部において、
その保持された加工モードに応じて上限の閾値および下
限の閾値を変更するものである。
【0015】この発明に係る数値制御装置は、NCデー
タ解析部によって解析された加工モードを保持する加工
モード保持手段を備え、タスク優先順位制御手段におい
て、その保持された加工モードに応じてタスクの優先順
位を制御するものである。
【0016】この発明に係る数値制御装置は、当該数値
制御装置内で実行される全てのタスク処理が完了した際
に、次にタスク処理が起動されるまでの間に1回または
複数回の加減速補間タスクを実行するだけの時間が存在
する場合には、加減速補間処理タスクを投機実行してお
いて、生成したサーボへの指令値を指令値バッファに保
持させ、次のタスク処理時にその指令値バッファ内の指
令値を順次使用する加減速補間手段を備えたものであ
る。
【0017】この発明に係る数値制御装置は、実行され
る各タスクに対して、それぞれ設定された制限時間を保
持する制限時間保持手段を備え、タスクは必要度の高い
処理から順に行い、タスクの処理時間がその保持された
制限時間を超えた時点でそのタスク処理を終了するもの
である。
【0018】この発明に係る数値制御装置は、制限時間
保持手段に保持される制限時間を、バッファ状況監視手
段の判断に応じて変更するものである。
【0019】この発明に係る数値制御装置は、制限時間
保持手段に保持される制限時間を、加工モード保持手段
に保持される加工モードに応じて変更するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による数
値制御装置を示すブロック図であり、図において、1は
NCデータ、2はNCデータ1に基づいて各種処理を実
行するNC装置(数値制御装置)、3はNC装置2から
出力された指令値に応じてモータを制御するサーボ、4
はNC装置2から出力された各種データを表示する表示
装置である。また、NC装置2において、5はNCデー
タ1を解析するNCデータ解析手段、6はNCデータ解
析手段5によって解析されたデータを保持するバッフ
ァ、7はバッファ6に保持されたデータに応じてサーボ
3に出力する指令値を生成する加減速補間手段、8は加
減速補間手段7によって生成された指令値を表示装置4
で表示するための処理を行う表示処理手段である。さら
に、9はバッファ6に保持されたデータの状況を監視し
て、そのバッファ6内のデータ数の過剰または不足を判
断するバッファ状況監視手段、10はバッファ状況監視
手段9がデータ数不足と判断した場合にはNCデータ解
析手段5で実行されるNCデータ解析処理タスクの優先
順位を上げ、データ過剰と判断した場合にはそのNCデ
ータ解析処理タスクの優先順位を下げるタスク優先順位
制御手段である。
【0021】次に動作について説明する。NCデータ解
析手段5は、NCデータ1を解析し、バッファ6に出力
する。解析されたデータは、加減速補間手段7に使用さ
れるまでFIFO(ファーストインファーストアウト)
でバッファ6に保持される。加減速補間手段7は、バッ
ファ6に存在するデータを順に取り出し、加減速や補間
を行って指令値を生成し、サーボ3に出力する。表示処
理手段8は、指令値を表示装置4で表示するための処理
を行う。バッファ状況監視手段9は、バッファ6に存在
するデータ数Dを監視している。また、バッファ状況監
視手段9は、バッファ6に存在するデータ数Dの下限と
なる閾値Tl と上限となる閾値Tu を保持していて、バ
ッファ6に存在するデータ数Dが下限の閾値Tl を下回
る場合に(D<Tl )、バッファ内データ数不足と判断
し、また、上限の閾値Tu を上回る場合に(D>
u )、バッファ内データ数過剰と判断する。
【0022】図2はこの発明の実施の形態1による数値
制御装置の各タスクの実行を示すタイミングチャートで
あり、図において、加減速補間処理タスクは周期的なタ
スクであり、一定時間T毎に実行される。加減速補間処
理タスクは、サーボ3に出力する指令値を生成するの
で、処理が終わるまで時間が割り当てられる。他の表示
処理タスクおよびNCデータ解析処理タスクは、非周期
的なタスクであり、加減速補間処理タスクが次に起動さ
れるまでの間に実行される。一定時間Tから加減速補間
処理タスクに割り当てられた時間を減じた余った時間が
他のタスクに割り当てられる。そして、タスク優先順位
制御手段10は、バッファ状況監視手段9がバッファ内
データ数不足と判断すれば、バッファ6にデータを出力
しているNCデータ解析手段5のNCデータ解析処理タ
スクの優先順位を上げることで、NCデータ解析手段5
がより多くのデータをバッファ6に出力するように促
す。また、バッファ状況監視手段9がバッファ内データ
数過剰と判断すれば、バッファ6にデータを出力してい
るNCデータ解析手段5のNCデータ解析処理タスクの
優先順位を下げることで、他のタスクに割り当てる時間
を十分に確保できるようにする。
【0023】図3はこの発明の実施の形態1による数値
制御装置のバッファ状況監視手段およびタスク優先順位
制御手段の動作を示すフローチャートであり、図におい
て、まず、バッファ状況監視手段9は、バッファ6内部
のデータ数Dを読み込み(ST1)、バッファ6に存在
するデータ数Dと下限の閾値Tl とを比較する(ST
2)。この時、バッファ6内部のデータ数Dが下限の閾
値Tl を下回る場合にデータ不足と判断し、タスク優先
順位制御手段10によって、NCデータ解析手段5のN
Cデータ解析処理タスクの優先順位を上げる(ST
3)。一方、バッファ6内部のデータ数Dが下限の閾値
l を上回っている場合は、バッファ6に存在するデー
タ数Dと上限の閾値Tu とを比較する(ST4)。この
時、バッファ6内部のデータ数Dが上限の閾値Tu を上
回る場合にデータ過剰と判断し、タスク優先順位制御手
段10によって、NCデータ解析手段5のNCデータ解
析処理タスクの優先順位を下げる(ST5)。
【0024】タスク優先順位制御手段10において、具
体的にどの程度の優先順位を上下させるかについては、
例えば、バッファ内データ数不足時の優先度PH 、バッ
ファ内データ数適正時の優先度PN 、バッファ内データ
数過剰時の優先度PL 、をそれぞれ保持しておいてそれ
らを使用する。また、さらに詳細に行おうとすれば、バ
ッファ内データ数平均値DAVE を保持しておき、実際の
バッファ内データ数Dとの差分DS を、 DS =D−DAVE によって求め、優先順位Pをその差分DS の関数とし
て、 P =DS ×α+PN 但し、α<0、Pは最高優先順位Pmax と最低優先順位
min の範囲をとるから求める。また、優先順位Pは、
差分DS との関係を下記に示すようにデータテーブルと
して保持しておいて、そのデータテーブルを参照するな
どの方法が適用できる。
【表1】
【0025】バッファ内データ不足の場合には、結果的
に他のタスクへの割り当て時間が減ることになる。例え
ば、図2では、表示処理タスクへの割り当て時間が減る
ので、表示処理が十分に行えずに表示の更新が止まって
しまうことも考えられる。しかしながら、実際の金型加
工においては、バッファ内データ不足状態が常に発生し
ているわけではなく、ところどころ散発的にバッファ内
データ不足状態が発生するので、表示の更新が止まるの
はほんの一瞬であり、実用上は問題なく、むしろ、ほん
の一瞬だけ表示の更新が停止する代わりに、加工速度が
低下することのない一様で綺麗な金型加工面が実現で
き、全体の加工時間も長くならない効率的な金型加工が
実現できるので、その効果は大きい。
【0026】なお、上記実施の形態1では、バッファ内
データ状況の判断として、その時点でバッファ6内に存
在しているデータ数Dを判断の対象としたが、バッファ
状況監視手段9がデータ数のトレンド(時系列変化)を
監視して、今後バッファ6に存在するであろうデータ数
を予測し、その予測値と予め設定された上限および下限
の閾値とを判断するようにすれば、バッファ内データ状
況の不足を予測して、前もって多くのデータをバッファ
6に出力するように促しておくことができるので、デー
タ処理をより良く滞りなく行える。予測の方法として最
も簡単な方法は、次式に示すように、前回データ数D
n-1と今回データ数Dn からデータ数変化の傾きを算出
し、次回データ数Dn+1 を予測する。 Dn+1 =Dn +(Dn −Dn-1 ) または、ニューラルネットワークを利用した予測方法な
ど、種々の予測方法が適用できる。
【0027】また、上記実施の形態1では、バッファ内
データ状況の判断として、バッファ6内に存在している
データ数Dを判断の対象としたが、バッファ状況監視手
段9がバッファ6内に存在する軌跡データの距離Dd
監視して、その軌跡データの距離Dd と予め設定された
上限および下限の閾値とを判断するようにしても良い。
これは、加減速補間手段7が使用するデータ需要はデー
タが持つ軌跡距離に依存するので、たとえバッファ内デ
ータ数Dが少なくても1データの持つ距離が長ければ、
加減速補間手段7が使用するデータ需要に耐えられるの
で、多くのデータをバッファ6に出力するように促す必
要はなく、データ処理を滞りなく行い、他の処理タスク
への影響を少なくする意味でさらに良い。
【0028】さらに、上記実施の形態1では、バッファ
内データ状況の判断として、その時点でバッファ6内に
存在しているデータ数Dを判断の対象としたが、バッフ
ァ状況監視手段9が軌跡データの距離のトレンド(時系
列変化)を監視して、今後バッファ6に存在するであろ
う軌跡データの距離を予測し、その予測値と予め設定さ
れた上限および下限の閾値とを判断するようにしても良
く、この場合は、軌跡データの距離に応じて、バッファ
6へのデータ出力の制御を前もって行えるので、データ
処理をより良く滞りなく行えると共に、多くのデータを
バッファ6に出力する必要はなく、他の処理タスクへの
影響を少なくする意味でさらに良い。
【0029】以上のように、この発明の実施の形態1に
よれば、タスク優先順位制御手段10により、バッファ
状況監視手段9がバッファ内データ数不足と判断すれ
ば、NCデータ解析手段5のNCデータ解析処理タスク
の優先順位を上げ、NCデータ解析処理がより多くのデ
ータをバッファ6に出力するように促し、バッファ状況
監視手段9がバッファ内データ数過剰と判断すれば、N
Cデータ解析手段5のNCデータ解析処理タスクの優先
順位を下げ、他のタスクに割り当てる時間を十分に確保
できるようにしたので、タスクの優先順位を、データ処
理の状況に応じて動的に制御することによって、データ
処理を滞りなく行える効果が得られる。また、バッファ
状況監視手段9がデータ数のトレンドを監視して、今後
バッファ6に存在するであろうデータ数を予測し、その
予測値と予め設定された上限および下限の閾値との比較
に応じて、バッファ内データ数不足またはバッファ内デ
ータ数過剰を判断するようにしたので、バッファ内デー
タ状況の不足を予測して、前もって多くのデータをバッ
ファ6に出力するように促しておくことができるので、
データ処理をより良く滞りなく行える効果が得られる。
さらに、バッファ状況監視手段9がバッファ6内に存在
する軌跡データの距離Dd を監視して、その軌跡データ
の距離Dd と予め設定された上限および下限の閾値との
比較に応じて、バッファ内データ数不足またはバッファ
内データ数過剰を判断するようにしたので、多くのデー
タをバッファ6に出力するように促す必要はなく、デー
タ処理を滞りなく行い、他の処理タスクへの影響を少な
くする意味でさらに効果が得られる。さらに、バッファ
状況監視手段9が軌跡データの距離のトレンドを監視し
て、今後バッファ6に存在するであろう軌跡データの距
離を予測し、その予測値と予め設定された上限および下
限の閾値との比較に応じて、バッファ内データ数不足ま
たはバッファ内データ数過剰を判断するようにしたの
で、軌跡データの距離に応じて、バッファ6へのデータ
出力の制御を前もって行えるので、データ処理をより良
く滞りなく行えると共に、多くのデータをバッファ6に
出力する必要はなく、他の処理タスクへの影響を少なく
する意味でさらに効果が得られる。
【0030】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2による数値制御装置を示すブロック図であり、図に
おいて、11はNCデータ1の加工モードを解析する加
工モード解析手段、12は加工モード解析手段11によ
って解析された加工モードのデータを保持する第1バッ
ファ(バッファ)、13はNCデータ解析手段5によっ
て解析されたデータを保持する第2バッファ(バッフ
ァ)、14,15は第1および第2バッファ12,13
に保持されたデータの状況を監視して、それら第1およ
び第2バッファ12,13内のそれぞれのデータ数の過
剰または不足を判断する第1および第2バッファ状況監
視手段(バッファ状況監視手段)、16は第1バッファ
状況監視手段14がデータ数不足と判断した場合には加
工モード解析手段11で実行される加工モード解析処理
タスクの優先順位を上げ、データ過剰と判断した場合に
はその加工モード解析処理タスクの優先順位を下げる第
1タスク優先順位制御手段(タスク優先順位制御手
段)、17は第2バッファ状況監視手段15がデータ数
不足と判断した場合にはNCデータ解析手段5で実行さ
れるNCデータ解析処理タスクの優先順位を上げ、デー
タ過剰と判断した場合にはそのNCデータ解析処理タス
クの優先順位を下げる第2タスク優先順位制御手段(タ
スク優先順位制御手段)である。その他の構成は、図1
と同一であるのでその重複する説明を省略する。
【0031】次に動作について説明する。NC装置2内
の処理においては、バッファが複数個存在することがし
ばしばある。そこで、図4に示すように、第1および第
2バッファ12,13に対応した第1および第2バッフ
ァ状況監視手段14,15の判断に応じて、第1および
第2タスク優先順位制御手段16,17が、そのバッフ
ァにデータを出力している処理タスクの優先順位を制御
する。この場合は、加工モード解析手段11による加工
モード解析処理タスクとNCデータ解析手段5によるN
Cデータ解析処理タスクの優先順位の制御に関連はな
く、独立したタスクの優先順位の制御が行われる。
【0032】図5はこの発明の実施の形態2による他の
数値制御装置を示すブロック図であり、図において、1
8は図4における第1および第2タスク優先順位制御手
段16,17の機能を統合したタスク優先順位制御手段
である。具体的なタスク優先順位制御方法として、第1
および第2バッファ状況監視手段14,15の内容に応
じて、加工モード解析手段11の加工モード解析処理タ
スクの優先順位とNCデータ解析手段5のNCデータ解
析処理タスクの優先順位と表示処理手段8の表示処理タ
スクの優先順位を、関数としてあるいはデータテーブル
に基づいて変更する。近年の金型加工では、微小直線N
Cデータから大局的に形状認識を行うことが重要となっ
てきていて、そのためには形状認識処理が使用するデー
タ数を十分に取る必要があり(これを一般に先読みと呼
んでいる)、データが滞りなく供給されるために各タス
クの優先順位を制御することは効果がある。
【0033】なお、上記実施の形態2では、第1および
第2バッファ12,13に対応して第1および第2バッ
ファ状況監視手段14,15を設けたが、それら第1お
よび第2バッファ状況監視手段14,15の機能を統合
した1つのバッファ状況監視手段を設けても良い。さら
に、上記実施の形態2では、解析手段、バッファ、バッ
ファ状況監視手段、およびタスク優先順位制御手段を2
段構成としたが、3断構成以上の任意の段数の構成であ
っても良い。
【0034】以上のように、この発明の実施の形態2に
よれば、第1および第2バッファ12,13に対応した
第1および第2バッファ状況監視手段14,15の判断
に応じて、第1および第2タスク優先順位制御手段1
6,17が、そのバッファにデータを出力している処理
タスクの優先順位を制御するようにしたので、バッファ
が複数段ある場合であっても、各タスクの優先順位を、
各データ処理の状況に応じて動的に制御することによっ
て、データ処理を滞りなく行える効果が得られる。
【0035】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3による数値制御装置を示すブロック図であり、図に
おいて、19はNCデータ解析手段5によって解析され
た加工モードを保持する加工モード保持手段、20は加
工モード保持手段19に保持された加工モードに応じて
上限の閾値および下限の閾値を変更するバッファ状況監
視手段である。その他の構成は図1と同一であるのでそ
の重複する説明を省略する。
【0036】次に動作について説明する。加工モード保
持手段19は、NCデータ解析手段5によって解析され
た加工モードを保持する。そして、バッファ状況監視手
段20は、その加工モード保持手段19によって保持さ
れた加工モードに応じて、下限の閾値Tl および上限の
閾値Tu を異なる値に設定する。図7はこの発明の実施
の形態3による数値制御装置の加工モード保持手段およ
びバッファ状況監視手段の動作を示すフローチャートで
あり、図において、まず、加工モード保持手段19は、
NCデータ解析手段5によって解析される加工モードを
読み込む(ST11)。そして、バッファ状況監視手段
20は、加工モード保持手段19から加工モードを読み
出し、その読み出した加工モードに応じてバッファ状況
監視手段20に設定されている下限の閾値Tl および上
限の閾値T u を変更する(ST12)。
【0037】加工モードとしては、位置決めG0と直線
補間G1とがあり、位置決めG0は位置決め点において
一旦停止する動作であり、一方、直線補間G1は連続し
た動作であり、金型加工を行うNCデータは主に微小直
線の直線補間G1指令から構成されている。すなわち、
直線補間G1の場合には、下限の閾値Tl と上限の閾値
u の両方に大きな値を使用して、バッファ6内のデー
タ数を常に十分確保して、加工速度の低下を起こり難く
する。また、特別に用意されている高精度加工モードG
61.1などに対しては、とりわけ下限閾値Tl と上限
閾値Tu の両方に大きな値を使用して、バッファ6内の
データ数を常に十分確保して、加工速度の低下を起こり
難くする。具体的にどの程度の閾値にするかについて
は、例えば、加工モードに対応した下限閾値Tl と上限
閾値Tu をデータテーブルとして保持しておいて、それ
を使用するなどの方法が適用できる。これによって、バ
ッファ6内のデータ数を常に十分確保することをより確
実なものとすることが可能となり、加工速度の低下をよ
り起こり難くすることができる。
【0038】図8はこの発明の実施の形態3による他の
数値制御装置を示すブロック図であり、図において、2
1は加工モード保持手段19に保持された加工モードに
応じてタスクの優先順位を制御するタスク優先順位制御
手段である。その他の構成は図1と同一であるのでその
重複する説明を省略する。図6では、バッファ状況監視
手段20が加工モード保持手段19によって保持された
加工モードに応じて、下限の閾値Tl および上限の閾値
u を異なる値に設定したが、図8に示したように、タ
スク優先順位制御手段21が加工モード保持手段19に
よって保持された加工モードに応じて、NCデータ解析
手段5のタスクの優先順位を制御するようにしても良
い。具体的にどのように制御するかについては、例え
ば、バッファ状況に対応するタスク優先順位の関数やデ
ータテーブルを、加工モード毎に保持しておくなどが適
用できる。
【0039】以上のように、この発明の実施の形態3に
よれば、バッファ状況監視手段20が加工モード保持手
段19によって保持された加工モードに応じて、下限の
閾値Tl および上限の閾値Tu を異なる値に設定した
り、タスク優先順位制御手段21が加工モード保持手段
19によって保持された加工モードに応じて、NCデー
タ解析手段5のタスクの優先順位を制御するようにした
ので、バッファ6内のデータ数を常に十分確保すること
をより確実なものとすることが可能となり、加工速度の
低下をより起こり難くすることができる効果が得られ
る。
【0040】実施の形態4.図9はこの発明の実施の形
態4による数値制御装置を示すブロック図であり、図に
おいて、22はバッファ6に保持されたデータに応じて
サーボ3に出力する指令値を生成する加減速補間タスク
を実行すると共に、NC装置2内で実行される全てのタ
スク処理が完了した際に、次にタスク処理が起動される
までの間に1回または複数回の加減速補間タスクを実行
するだけの時間が存在する場合には、加減速補間処理タ
スクを投機実行しておいて、生成したサーボ3への指令
値を指令値バッファ23に保持させ、次のタスク処理時
にその指令値バッファ内の指令値を順次使用する加減速
補間手段である。その他の構成は図1と同一であるので
その重複する説明を省略する。
【0041】次に動作について説明する。図10はこの
発明の実施の形態4による数値制御装置の各タスクの実
行を示すタイミングチャートであり、図において、NC
装置2内で実行される全てのタスク処理が完了した際
に、次にタスク処理が起動されるまでの間に、もう一度
加減速補間手段22のタスクを実行するだけの時間が存
在する場合には、その時間を使って加減速補間処理タス
クを実行してしまい(投機実行)、生成したサーボ3へ
の指令値を指令値バッファ23に保持しておく。そうす
れば、次の加減速補間タスク処理時には、加減速補間処
理は行わずに指令値バッファ23に保持されたサーボ3
への指令値をそのまま出力することができるので、加減
速補間手段22における処理にほとんど時間がかからな
い。したがって、もし、加減速補間手段22が使用する
データの供給が間に合わなかった場合でも、投機実行し
たサーボ3への指令値が指令値バッファ23内にあれ
ば、指令値バッファ23内のサーボ3への指令値をその
まま出力できるので、加工速度の低下は起こらない。
【0042】図11はこの発明の実施の形態4による数
値制御装置のタスク優先順位制御手段および加減速補間
手段の動作を示すフローチャートであり、図において、
まず、タスク優先順位制御手段10は、指令値バッファ
23に指令値が存在するかを確認する(ST21)。指
令値が存在する場合は、指令値を作成した時と条件が異
なっているかを確認する(ST22)。ここでの条件と
は、加減速オーバーライドの値や、停止信号の入力など
である。条件変更が無い場合は、加減速補間手段22が
指令値バッファ23内の指令値をサーボ3に出力する
(ST23)。一方、指令値バッファ23に指令値が無
かったり、条件が変更されている場合は、加減速補間手
段22は、加減速補間処理タスクを行い、指令値を生成
する(ST24)。そして、加減速補間手段22は、指
令値を生成した後、もう一度加減速補間処理タスクが実
行可能かを判断する(ST25)。実行可能の場合は、
生成した指令値を指令値バッファ23に出力する(ST
26)。実行できない場合は、指令値をサーボ3に出力
する(ST27)。
【0043】加減速オーバーライドの値が前回と異なる
値に変更されていたり、あるいは、停止信号が入ったり
していれば、指令値バッファ23に保持されたサーボ3
への指令値を破棄して加減速補間処理タスクを行えば良
いが、これによってNC装置2全体としてのパフォーマ
ンスが落ちることは決してない。なぜなら、バッファ6
に保持されたサーボ3への指令値はCPUの余り時間に
実行されたものだからである。また、金型加工において
は、加工中に加減速オーバーライドを動的に変更するこ
とはほとんどないので、ほとんどの場合、投機実行は生
かされる。このように、CPUの余り時間を無駄なく使
用することで、加工速度の低下を起こり難くすることが
できる。
【0044】以上のように、この発明の実施の形態4に
よれば、NC装置2内で実行される全てのタスク処理が
完了した際に、次にタスク処理が起動されるまでの間
に、もう一度加減速補間手段22のタスクを実行するだ
けの時間が存在する場合には、その時間を使って加減速
補間処理タスクを実行してしまい、生成したサーボ3へ
の指令値を指令値バッファ23に保持しておき、次の加
減速補間タスク処理時には、加減速補間処理は行わずに
指令値バッファ23に保持されたサーボ3への指令値を
そのまま出力するようにしたので、この場合、加減速補
間手段22における処理にほとんど時間がかからず、し
たがって、加減速補間手段22が使用するデータの供給
が間に合わなかった場合でも、投機実行したサーボ3へ
の指令値が指令値バッファ23内にあれば、指令値バッ
ファ23内のサーボ3への指令値をそのまま出力できる
ので、CPUの余り時間を無駄なく使用することで、加
工速度の低下を起こり難くすることができる効果が得ら
れる。
【0045】実施の形態5.図12はこの発明の実施の
形態5による数値制御装置を示すブロック図であり、図
において、24は表示処理手段8によって実行される表
示処理タスクに対して設定された制限時間を保持する表
示処理制限時間保持手段(制限時間保持手段)であり、
表示処理手段8の表示処理タスクは必要度の高い処理か
ら順に行い、表示処理タスクの処理時間が表示処理制限
時間保持手段24に保持された制限時間を超えた時点で
そのタスク処理を終了するものである。その他の構成は
図1と同一であるのでその重複する説明を省略する。
【0046】次に動作について説明する。表示処理手段
8の表示処理タスクは必要度の高い処理から順に行う。
表示処理タスクの処理時間が制限時間を超えた時点でタ
スク処理を終了する。例えば、表示処理には、機械現在
値の表示、現在処理されているNCデータの表示、工具
軌跡のグラッフィック表示などがあるが、機械現在値や
現在処理されているNCデータは頻繁に更新して表示す
る必要がある。実際の工作機械においては、切削潤滑液
などによって加工そのものを直接見ることができないの
で、NCデータが滞りなく処理されているかどうかは、
表示装置4の画面を見て判断されてしまう。従って、表
示装置4の画面を頻繁に更新しなければ、実際にはNC
データが滞りなく処理されていて加工速度の低下が起こ
っていなくとも、NCデータ処理が遅いといった誤解を
招いてしまう。そこで、表示処理タスクの処理の中で
も、機械現在値の表示や現在処理されているNCデータ
の表示は特に更新する必要度が高いので、これらから順
に処理を行う。一方、工具軌跡のグラッフィック表示
は、機械現在値の表示や現在処理されているNCデータ
の表示さえ更新されていれば問題はなく、表示処理タス
クの処理時間が制限時間を超えた場合には、処理を省略
してしまっても大きな問題とはならない。このようにす
れば、NCデータ処理が遅いといった誤解を招くことの
ない効率的な処理を行うことができる。
【0047】図13はこの発明の実施の形態5による他
の数値制御装置を示すブロック図であり、図において、
25はバッファ状況監視手段9の判断に応じて制限時間
が変更される表示処理制限時間保持手段(制限時間保持
手段)である。その他の構成は図12と同一であるので
その重複する説明を省略する。表示処理手段8の表示処
理タスクの制限時間は、バッファ6の状況に応じて異な
る値を用いることができる。図13では、制限時間を表
示処理手段8に適用したものであり、バッファ状況監視
手段9がバッファ6内のデータが不足していると判断し
た場合は、表示処理制限時間を小さくすることで、NC
データ解析処理タスクへの割り当て時間を確保すること
ができる。
【0048】図14はこの発明の実施の形態5による他
の数値制御装置を示すブロック図であり、図において、
26は加工モード保持手段19に保持される加工モード
に応じて制限時間が変更される加減速補間処理制限時間
保持手段(制限時間保持手段)である。その他の構成は
図1と同一であるのでその重複する説明を省略する。制
限時間の値は、加工モードに応じて異なる値を用いるこ
とができる。図14は、制限時間を加減速補間処理に適
用したものであり、加減速補間処理の補間処理には、収
束演算が含まれている場合がある。例えば、スプライン
曲線の補間を行う処理は、繰り返し演算を行うことで精
度よい補間を実現している。これは、特開平7−646
20号公報によって公知となっている。また、NC装置
2内で曲面補間を行う場合には、加工面から工具オフセ
ットを行った工具中心点の算出にも繰り返し演算が含ま
れる。加減速補間処理タスクの処理時間が制限時間を超
えた時点で補間の繰り返し演算を終了する。この場合、
繰り返し演算を途中で終了するので十分な補間精度が得
られないが、どの程度の補間精度が要求されているか
は、加工モードや加工パラメータに依存する。例えば、
特別に用意されている高精度加工モードG61.1など
に対しては、とりわけ補間精度が要求される。従って、
高精度加工モードG61.1に対しては加減速補間処理
の制限時間の値に大きな値を使用することで、精度の良
い補間を実現できる。逆に精度より速度を重視した加工
を行う場合には、加減速補間処理の制限時間の値に小さ
な値を使用することで、処理の高速化を優先し、加工速
度の低下の起こらない高速な加工が実現できる。
【0049】なお、上記実施の形態5の図12,図13
では、表示処理手段8の表示処理タスクについて、制限
時間を設けたが、NC装置2内の他の構成について制限
時間を設けても良く、また、図14では、加減速補間手
段7の加減速補間処理タスクについて、制限時間を設け
たが、NC装置2内の他の構成について制限時間を設け
ても良く、同様な効果が得られる。
【0050】図15はこの発明の実施の形態5による他
の数値制御装置を示すブロック図であり、図に示すよう
に、上記実施の形態1から5に示した構成は、RTOS
が複数のCPUリソースを同時並列的に扱う分散OSの
場合にも使用できる。複数のCPUリソースを同時並列
的に扱う方式は、分散OSに隠蔽されているので、この
発明による割り当て時間制御が分散OS上でそのまま適
用できる。
【0051】以上のように、この発明の実施の形態5に
よれば、表示処理手段8の表示処理タスクを必要度の高
い処理から順に行い、表示処理タスクの処理時間が表示
処理制限時間保持手段24に保持された制限時間を超え
た時点でそのタスク処理を終了するようにしたので、N
Cデータ処理が遅いといった誤解を招くことなく、効率
的な処理を行うことができる効果が得られる。また、表
示処理制限時間保持手段25は、バッファ状況監視手段
9の判断に応じて制限時間が変更されるようにしたの
で、バッファ状況監視手段9がバッファ6内のデータが
不足していると判断した場合は、表示処理制限時間を小
さくすることで、NCデータ解析処理タスクへの割り当
て時間を確保することができる効果が得られる。さら
に、加減速補間処理制限時間保持手段26は、加工モー
ド保持手段19に保持される加工モードに応じて制限時
間が変更されるようにしたので、高精度加工モードG6
1.1に対しては加減速補間処理の制限時間の値に大き
な値を使用することで、精度の良い補間を実現できる。
逆に精度より速度を重視した加工を行う場合には、加減
速補間処理の制限時間の値に小さな値を使用すること
で、処理の高速化を優先し、加工速度の低下の起こらな
い高速な加工が実現できる効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、バッ
ファ内のデータ数の過剰または不足を判断するバッファ
状況監視手段と、データ数不足と判断した場合にはNC
データ解析処理タスクの優先順位を上げ、データ過剰と
判断した場合にはNCデータ解析処理タスクの優先順位
を下げるタスク優先順位制御手段とを備えるように構成
したので、NCデータ解析処理タスクの優先順位を、バ
ッファ内のデータ数の状況に応じて動的に制御すること
によって、データ処理を滞りなく行える効果が得られ
る。
【0053】この発明によれば、複数のバッファ内のデ
ータ数の過剰または不足を判断するバッファ状況監視手
段と、データ数不足と判断した場合には該当するバッフ
ァにデータを出力している処理タスクの優先順位を上
げ、データ過剰と判断した場合には該当するバッファに
データを出力している処理タスクの優先順位を下げるタ
スク優先順位制御手段とを備えるように構成したので、
バッファが複数段ある場合であっても、各タスクの優先
順位を、各データ処理の状況に応じて動的に制御するこ
とによって、データ処理を滞りなく行える効果が得られ
る。
【0054】この発明によれば、バッファ状況監視部に
おいて、バッファに存在するデータ数が下限となる閾値
を下回る場合にデータ不足と判断し、上限となる閾値を
上回る場合にデータ過剰と判断するように構成したの
で、データ不足またはデータ過剰を精度良く判断するこ
とができる効果が得られる。
【0055】この発明によれば、バッファ状況監視部に
おいて、今後バッファに存在するであろうデータ数を予
測して、バッファに存在するであろうと予測されたデー
タ数が下限となる閾値を下回る場合にデータ不足と判断
し、上限となる閾値を上回る場合にデータ過剰と判断す
るように構成したので、バッファ内データ状況の不足ま
たは過剰を予測して、前もってデータのバッファへの出
力を制御することができるので、データ処理をより良く
滞りなく行える効果が得られる。
【0056】この発明によれば、バッファ状況監視部に
おいて、バッファに存在する軌跡データの距離が下限と
なる閾値を下回る場合にデータ不足と判断し、上限とな
る閾値を上回る場合にデータ過剰と判断するように構成
したので、多くのデータをバッファに出力するように促
す必要はなく、データ処理を滞りなく行い、他の処理タ
スクへの影響を少なくする意味でさらに効果が得られ
る。
【0057】この発明によれば、バッファ状況監視部に
おいて、バッファに存在するであろうと予測された軌跡
データの距離が下限となる閾値を下回る場合にデータ不
足と判断し、上限となる閾値を上回る場合にデータ過剰
と判断するように構成したので、軌跡データの距離に応
じて、バッファへのデータ出力の制御を前もって行える
ので、データ処理をより良く滞りなく行えると共に、多
くのデータをバッファに出力する必要はなく、他の処理
タスクへの影響を少なくする意味でさらに効果が得られ
る。
【0058】この発明によれば、NCデータ解析部によ
って解析された加工モードを保持する加工モード保持手
段を備え、バッファ状況監視部において、その保持され
た加工モードに応じて上限の閾値および下限の閾値を変
更するように構成したので、バッファ内のデータ数を常
に十分確保することをより確実なものとすることが可能
となり、加工速度の低下をより起こり難くすることがで
きる効果が得られる。
【0059】この発明によれば、NCデータ解析部によ
って解析された加工モードを保持する加工モード保持手
段を備え、タスク優先順位制御手段において、その保持
された加工モードに応じてタスクの優先順位を制御する
ように構成したので、バッファ内のデータ数を常に十分
確保することをより確実なものとすることが可能とな
り、加工速度の低下をより起こり難くすることができる
効果が得られる。
【0060】この発明によれば、当該数値制御装置内で
実行される全てのタスク処理が完了した際に、次にタス
ク処理が起動されるまでの間に1回または複数回の加減
速補間タスクを実行するだけの時間が存在する場合に
は、加減速補間処理タスクを投機実行しておいて、生成
したサーボへの指令値を指令値バッファに保持させ、次
のタスク処理時にその指令値バッファ内の指令値を順次
使用する加減速補間手段を備えるように構成したので、
加減速補間手段が使用するデータの供給が間に合わなか
った場合でも、投機実行したサーボへの指令値が指令値
バッファ内にあれば、指令値バッファ内のサーボへの指
令値をそのまま出力できるので、CPUの余り時間を無
駄なく使用することで、加工速度の低下を起こり難くす
ることができる効果が得られる。
【0061】この発明によれば、実行される各タスクに
対して、それぞれ設定された制限時間を保持する制限時
間保持手段を備え、タスクは必要度の高い処理から順に
行い、タスクの処理時間がその保持された制限時間を超
えた時点でそのタスク処理を終了するように構成したの
で、不要にタスクの処理時間が長くなることが無く、効
率的な処理を行うことができる効果が得られる。
【0062】この発明によれば、制限時間保持手段に保
持される制限時間を、バッファ状況監視手段の判断に応
じて変更するように構成したので、バッファ内のデータ
の過剰または不足に応じてタスクの処理時間を調整する
ことができ、効率的な処理を行うことができる効果が得
られる。
【0063】この発明によれば、制限時間保持手段に保
持される制限時間を、加工モード保持手段に保持される
加工モードに応じて変更するように構成したので、例え
ば、高精度加工モードに対しては加減速補間処理の制限
時間の値に大きな値を使用することで、精度の良い補間
を実現できる。逆に精度より速度を重視した加工を行う
場合には、加減速補間処理の制限時間の値に小さな値を
使用することで、処理の高速化を優先し、加工速度の低
下の起こらない高速な加工が実現できる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による数値制御装置
を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による数値制御装置
の各タスクの実行を示すタイミングチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1による数値制御装置
のバッファ状況監視手段およびタスク優先順位制御手段
の動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による数値制御装置
を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による他の数値制御
装置を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による数値制御装置
を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による数値制御装置
の加工モード保持手段よびバッファ状況監視手段の動作
を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3による他の数値制御
装置を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による数値制御装置
を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態4による数値制御装
置の各タスクの実行を示すタイミングチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態4による数値制御装
置のタスク優先順位制御手段および加減速補間手段の動
作を示すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態5による数値制御装
置を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態5による他の数値制
御装置を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態5による他の数値制
御装置を示すブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態5による他の数値制
御装置を示すブロック図である。
【図16】 従来の数値制御装置を示すブロック図であ
る。
【図17】 従来の数値制御装置の各タスクの実行を示
すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 NCデータ、2 NC装置(数値制御装置)、3
サーボ、4 表示装置、5 NCデータ解析手段、6
バッファ、7,22 加減速補間手段、8 表示処理手
段、9,20 バッファ状況監視手段、10,18,2
1 タスク優先順位制御手段、11 加工モード解析手
段、12 第1バッファ(バッファ)、13 第2バッ
ファ(バッファ)、14 第1バッファ状況監視手段
(バッファ状況監視手段)、15 第2バッファ状況監
視手段(バッファ状況監視手段)、16 第1タスク優
先順位制御手段(タスク優先順位制御手段)、17 第
2タスク優先順位制御手段(タスク優先順位制御手
段)、19 加工モード保持手段、23 指令値バッフ
ァ、24,25 表示処理制限時間保持手段(制限時間
保持手段)、26 加減速補間処理制限時間保持手段
(制限時間保持手段)。
フロントページの続き (72)発明者 南角 茂樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B098 AA05 CC04 GC03 5H269 AB05 AB37 BB03 BB05 EE01 EE11 EE13 EE14 EE29 FF07 GG08 NN17 QB15 QB17 QE07 QE16 RB01 RB03 RC04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NCデータを解析するNCデータ解析手
    段と、上記NCデータ解析手段によって解析されたデー
    タを保持するバッファと、上記バッファに保持されたデ
    ータに応じてサーボに出力する指令値を生成する加減速
    補間手段と、上記バッファに保持されたデータの状況を
    監視して、そのバッファ内のデータ数の過剰または不足
    を判断するバッファ状況監視手段と、上記バッファ状況
    監視手段がデータ数不足と判断した場合には上記NCデ
    ータ解析手段で実行されるNCデータ解析処理タスクの
    優先順位を上げ、データ過剰と判断した場合にはそのN
    Cデータ解析処理タスクの優先順位を下げるタスク優先
    順位制御手段とを備えた数値制御装置。
  2. 【請求項2】 NCデータに基づいて複数の段階に分け
    て解析されたそれぞれのデータを保持する複数のバッフ
    ァと、上記複数のバッファのうちの最終段に保持された
    データに応じてサーボに出力する指令値を生成する加減
    速補間手段と、上記複数のバッファに保持されたデータ
    の状況を監視して、それぞれのバッファ内のデータ数の
    過剰または不足を判断するバッファ状況監視手段と、上
    記バッファ状況監視手段がデータ数不足と判断した場合
    には該当するバッファにデータを出力している処理タス
    クの優先順位を上げ、データ過剰と判断した場合には該
    当するバッファにデータを出力している処理タスクの優
    先順位を下げるタスク優先順位制御手段とを備えた数値
    制御装置。
  3. 【請求項3】 バッファ状況監視手段は、バッファに存
    在するデータ数の下限となる閾値および上限となる閾値
    を保持し、そのバッファに存在するデータ数がその下限
    となる閾値を下回る場合にデータ不足と判断し、そのバ
    ッファに存在するデータ数がその上限となる閾値を上回
    る場合にデータ過剰と判断することを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の数値制御装置。
  4. 【請求項4】 バッファ状況監視手段は、バッファに存
    在するデータ数の下限となる閾値および上限となる閾値
    を保持すると共に、バッファに存在するデータ数の時系
    列変化を監視し、今後バッファに存在するであろうデー
    タ数を予測して、バッファに存在するであろうと予測さ
    れたデータ数がその下限となる閾値を下回る場合にデー
    タ不足と判断し、バッファに存在するであろうと予測さ
    れたデータ数がその上限となる閾値を上回る場合にデー
    タ過剰と判断することを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の数値制御装置。
  5. 【請求項5】 バッファ状況監視手段は、バッファに存
    在する軌跡データの距離を監視すると共に、バッファに
    存在する軌跡データの距離の下限となる閾値および上限
    となる閾値を保持し、バッファに存在する軌跡データの
    距離がその下限となる閾値を下回る場合にデータ不足と
    判断し、バッファに存在する軌跡データの距離がその上
    限となる閾値を上回る場合にデータ過剰と判断すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の数値制御装
    置。
  6. 【請求項6】 バッファ状況監視手段は、バッファに存
    在する軌跡データの距離の時系列変化を監視して、今後
    バッファに存在するであろう軌跡データの距離を予測す
    ると共に、バッファに存在する軌跡データの距離の下限
    となる閾値および上限となる閾値を保持し、バッファに
    存在するであろうと予測された軌跡データの距離がその
    下限となる閾値を下回る場合にデータ不足と判断し、バ
    ッファに存在するであろうと予測された軌跡データの距
    離がその上限となる閾値を上回る場合にデータ過剰と判
    断することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    数値制御装置。
  7. 【請求項7】 NCデータ解析手段によって解析された
    加工モードを保持する加工モード保持手段を備え、バッ
    ファ状況監視手段は、上記加工モード保持手段に保持さ
    れた加工モードに応じて上限の閾値および下限の閾値を
    変更することを特徴とする請求項3から請求項6のうち
    のいずれか1項記載の数値制御装置。
  8. 【請求項8】 NCデータ解析手段によって解析された
    加工モードを保持する加工モード保持手段を備え、タス
    ク優先順位制御手段は、上記加工モード保持手段に保持
    された加工モードに応じてタスクの優先順位を制御する
    ことを特徴とする請求項3から請求項6のうちのいずれ
    か1項記載の数値制御装置。
  9. 【請求項9】 NCデータを解析するNCデータ解析手
    段と、上記NCデータ解析手段によって解析されたデー
    タを保持するバッファと、上記バッファに保持されたデ
    ータに応じてサーボに出力する指令値を生成する加減速
    補間タスクを実行すると共に、当該数値制御装置内で実
    行される全てのタスク処理が完了した際に、次にタスク
    処理が起動されるまでの間に1回または複数回の加減速
    補間タスクを実行するだけの時間が存在する場合には、
    加減速補間処理タスクを投機実行しておいて、生成した
    サーボへの指令値を指令値バッファに保持させ、次のタ
    スク処理時にその指令値バッファ内の指令値を順次使用
    する加減速補間手段とを備えた数値制御装置。
  10. 【請求項10】 実行される各タスクに対して、それぞ
    れ設定された制限時間を保持する制限時間保持手段を備
    え、タスクは必要度の高い処理から順に行い、タスクの
    処理時間が上記制限時間保持手段に保持された制限時間
    を超えた時点でそのタスク処理を終了することを特徴と
    する請求項1から請求項9記載の数値制御置。
  11. 【請求項11】 制限時間保持手段に保持される制限時
    間は、バッファ状況監視手段の判断に応じて変更される
    ことを特徴とする請求項10記載の数値制御装置。
  12. 【請求項12】 制限時間保持手段に保持される制限時
    間は、加工モード保持手段に保持される加工モードに応
    じて変更されることを特徴とする請求項10記載の数値
    制御装置。
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