JP2001033058A - 熱交換器を備えた電気機器 - Google Patents
熱交換器を備えた電気機器Info
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- JP2001033058A JP2001033058A JP11204148A JP20414899A JP2001033058A JP 2001033058 A JP2001033058 A JP 2001033058A JP 11204148 A JP11204148 A JP 11204148A JP 20414899 A JP20414899 A JP 20414899A JP 2001033058 A JP2001033058 A JP 2001033058A
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱交換器を備えた電気器内の再飛散可能な微
生物を短時間に簡単な構造で継続して安価に除去する。 【解決手段】 熱交換器(放熱アルミフィン)4と間隙
を挟んで対向し、かつ熱交換器4から流出される結露水
中に熱交換器4の表面とともに接液する位置に配置され
た金属体(チタンメッシュ)1を有し、熱交換器4と金
属体1間に存在する微生物を金属体1方向へ移動させ
る。
生物を短時間に簡単な構造で継続して安価に除去する。 【解決手段】 熱交換器(放熱アルミフィン)4と間隙
を挟んで対向し、かつ熱交換器4から流出される結露水
中に熱交換器4の表面とともに接液する位置に配置され
た金属体(チタンメッシュ)1を有し、熱交換器4と金
属体1間に存在する微生物を金属体1方向へ移動させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコン、冷蔵庫
のように熱交換器を備えた電気機器に関し、熱交換器か
ら流出される結露水に含まれる微生物の除菌に関する。
のように熱交換器を備えた電気機器に関し、熱交換器か
ら流出される結露水に含まれる微生物の除菌に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、エアコン等の電気機器に
おいて、室内に吹き出す空気中に含まれる微生物につい
て検討が多くなされてきた。
おいて、室内に吹き出す空気中に含まれる微生物につい
て検討が多くなされてきた。
【0003】空調機の空気流路にフィルターを設け、空
気中に含まれる微生物を捕集し、さらにフィルター表面
に抗菌剤を配置し、捕集した微生物の活動を抑止するな
どの考案が提出かつ実施されている。
気中に含まれる微生物を捕集し、さらにフィルター表面
に抗菌剤を配置し、捕集した微生物の活動を抑止するな
どの考案が提出かつ実施されている。
【0004】しかし、空気中には、微生物と共に生物か
ら蒸散する無機、有機成分及び浮遊する有機成分があ
り、これが微生物の栄養源となる可能性がある。すなわ
ち、空気中の汗、炭酸ガス、アンモニア成分を初めとす
る窒素化合物が空調機内部に入ると、結露した熱交換器
表面で結露水に取り込まれる。一方、浮遊微生物も同様
の方法経路で熱交換器表面に付着する。熱交換器は、周
囲環境の温度で作動停止を繰り返すように制御されてい
るため、湿潤と乾燥を繰り返す。さらに空調機は、一日
のサイクルで運転と停止を繰り返すうちに、上記付着し
た微生物は、取り込まれた栄養源で増殖する可能性があ
る。さらに増殖した微生物は、熱交換器の乾燥状態が続
けば、熱交換器表面への馴染み性が少なくなり、再び空
気中に飛散する可能性がある。
ら蒸散する無機、有機成分及び浮遊する有機成分があ
り、これが微生物の栄養源となる可能性がある。すなわ
ち、空気中の汗、炭酸ガス、アンモニア成分を初めとす
る窒素化合物が空調機内部に入ると、結露した熱交換器
表面で結露水に取り込まれる。一方、浮遊微生物も同様
の方法経路で熱交換器表面に付着する。熱交換器は、周
囲環境の温度で作動停止を繰り返すように制御されてい
るため、湿潤と乾燥を繰り返す。さらに空調機は、一日
のサイクルで運転と停止を繰り返すうちに、上記付着し
た微生物は、取り込まれた栄養源で増殖する可能性があ
る。さらに増殖した微生物は、熱交換器の乾燥状態が続
けば、熱交換器表面への馴染み性が少なくなり、再び空
気中に飛散する可能性がある。
【0005】さらに、冷蔵庫においてもエアコンと同
様、庫内に熱交換器を有し、庫内に持ち込まれた食品か
ら飛散した微生物が熱交換器表面に付着し、熱交換器表
面の解凍サイクル時の温度等により微生物が繁殖し、庫
内に再汚染する可能性があるため、熱交換器表面の清潔
性が要求される。
様、庫内に熱交換器を有し、庫内に持ち込まれた食品か
ら飛散した微生物が熱交換器表面に付着し、熱交換器表
面の解凍サイクル時の温度等により微生物が繁殖し、庫
内に再汚染する可能性があるため、熱交換器表面の清潔
性が要求される。
【0006】そこで、熱交換器表面の微生物を低減する
方法が望まれていた。
方法が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、簡素な構成で、熱交換器表面の微生物濃度を低下さ
せることができる電気機器を提供することにある。
は、簡素な構成で、熱交換器表面の微生物濃度を低下さ
せることができる電気機器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換器を備え
た電気機器は、熱交換器と間隙を挟んで対向し、かつ熱
交換器から流出される結露水中に熱交換器の表面ととも
に接液する位置に配置された対向部材を有し、熱交換器
と対向部材間に存在する微生物を対向部材に方向へ移動
可能としたことを特徴とする。
た電気機器は、熱交換器と間隙を挟んで対向し、かつ熱
交換器から流出される結露水中に熱交換器の表面ととも
に接液する位置に配置された対向部材を有し、熱交換器
と対向部材間に存在する微生物を対向部材に方向へ移動
可能としたことを特徴とする。
【0009】この構成を実現させるためには、例えば、
熱交換器と対向部材となる電極体との間に、熱交換器と
対向部材間に存在する微生物を電極体方向へ移動せしめ
る電圧印加手段とを有する構成とする、もしくは、熱交
換器と金属体を電気的に短絡させる短絡部を有し、熱交
換器と対向部材間に存在する微生物を電極体方向へ移動
せしめるべく金属体表面と熱交換器表面の酸化還元電位
とが異なる構成とする。このとき、電圧印加手段は少な
くとも結露水が電気分解しない電圧を印加するのがよ
い。また、異なる酸化還元電位の組み合わせとしては、
熱交換器がアルミニウムから構成され、金属体が金属チ
タンで構成されるのが特に好ましい。通常、熱交換器に
はアルミニウムが利用されているためである。
熱交換器と対向部材となる電極体との間に、熱交換器と
対向部材間に存在する微生物を電極体方向へ移動せしめ
る電圧印加手段とを有する構成とする、もしくは、熱交
換器と金属体を電気的に短絡させる短絡部を有し、熱交
換器と対向部材間に存在する微生物を電極体方向へ移動
せしめるべく金属体表面と熱交換器表面の酸化還元電位
とが異なる構成とする。このとき、電圧印加手段は少な
くとも結露水が電気分解しない電圧を印加するのがよ
い。また、異なる酸化還元電位の組み合わせとしては、
熱交換器がアルミニウムから構成され、金属体が金属チ
タンで構成されるのが特に好ましい。通常、熱交換器に
はアルミニウムが利用されているためである。
【0010】対向部材表面に微生物を吸着保持できる材
料を有していてもよく、また、対向部材表面が微生物を
吸着保持できる構造であってもよい。さらに、対向部材
表面に微生物を殺滅あるいは増殖抑止できる材料を有し
ていてもよく、また、対向部材表面が微生物を殺滅ある
いは増殖抑止できる構造であってもよい。また、対向部
材が着脱容易で、清掃可能な構造であるのが好ましい。
料を有していてもよく、また、対向部材表面が微生物を
吸着保持できる構造であってもよい。さらに、対向部材
表面に微生物を殺滅あるいは増殖抑止できる材料を有し
ていてもよく、また、対向部材表面が微生物を殺滅ある
いは増殖抑止できる構造であってもよい。また、対向部
材が着脱容易で、清掃可能な構造であるのが好ましい。
【0011】また、金属チタンは熱交換器からの結露水
流路でドレン水排水口迄の間に設置し、ドレン水は排水
管との間に水切りがあり、最終排水とは電気的に絶縁さ
れているのが好ましい。
流路でドレン水排水口迄の間に設置し、ドレン水は排水
管との間に水切りがあり、最終排水とは電気的に絶縁さ
れているのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の目的は、熱交換器に対向
して部材を設け、結露水に含まれる微生物を部材表面に
集めることで達成される。集める方法としては特に限定
するものではないが、例えば、微生物は表面に電荷を有
しており、電場に応じた移動をするため、以下の方法を
利用することができる。
して部材を設け、結露水に含まれる微生物を部材表面に
集めることで達成される。集める方法としては特に限定
するものではないが、例えば、微生物は表面に電荷を有
しており、電場に応じた移動をするため、以下の方法を
利用することができる。
【0013】(1)同種もしくは異種の金属を対向して
間隙を設けて設置し、金属間に電圧を印加することで、
間隙中の微生物が一方向へ移動する現象を利用する。こ
の場合、多くの微生物は正の電圧を有する金属方向へ移
動する。
間隙を設けて設置し、金属間に電圧を印加することで、
間隙中の微生物が一方向へ移動する現象を利用する。こ
の場合、多くの微生物は正の電圧を有する金属方向へ移
動する。
【0014】(2)酸化還元電位の異なる2種類の金属
を対向して間隙を設けて設置し、間隙中の微生物が一方
向へ移動する現象を利用する。この場合、多くの微生物
は酸化還元電位の低い金属方向へ移動する。
を対向して間隙を設けて設置し、間隙中の微生物が一方
向へ移動する現象を利用する。この場合、多くの微生物
は酸化還元電位の低い金属方向へ移動する。
【0015】本発明実施の形態としては上記した原理に
より、熱交換器表面から菌俗体表面に微生物を移動さ
せ、金属体表面で微生物を保持し、同時に殺菌あるいは
増殖抑止させる構成を有するものである。
より、熱交換器表面から菌俗体表面に微生物を移動さ
せ、金属体表面で微生物を保持し、同時に殺菌あるいは
増殖抑止させる構成を有するものである。
【0016】(実施の形態1)本発明の実施の形態1を
図1と共に説明する。
図1と共に説明する。
【0017】図1は空調機内部の本発明実施の形態1の
熱交換器部分断面図である。50μmのチタン線を開口
率50%でメッシュ状に織った、金属体となるチタンメ
ッシュ1、チアベンツイミダゾール(TBZ)、第4ア
ンモニウム塩、銀系抗菌剤などの抗黴剤及び抗菌剤を表
面処理した親水性かつ透水性の紙をはじめとする繊維の
不織布2、親水性不織布2をチタンメッシュ1に固定さ
せるためのポリプロピレン製の厚さ約100μmの不織
布3を積層構成させ、熱交換器結露水の流下する熱交換
器の放熱アルミフィン4下部に設置する。チタンメッシ
ュ1は熱交換器アルミ放熱フィン4と共に電気的に短絡
させ、共に接地されている。
熱交換器部分断面図である。50μmのチタン線を開口
率50%でメッシュ状に織った、金属体となるチタンメ
ッシュ1、チアベンツイミダゾール(TBZ)、第4ア
ンモニウム塩、銀系抗菌剤などの抗黴剤及び抗菌剤を表
面処理した親水性かつ透水性の紙をはじめとする繊維の
不織布2、親水性不織布2をチタンメッシュ1に固定さ
せるためのポリプロピレン製の厚さ約100μmの不織
布3を積層構成させ、熱交換器結露水の流下する熱交換
器の放熱アルミフィン4下部に設置する。チタンメッシ
ュ1は熱交換器アルミ放熱フィン4と共に電気的に短絡
させ、共に接地されている。
【0018】上記構成の空調機装置は、少なくともその
一端を結露水受け皿(ドレンパン)に接し、ドレンパン
内の結露水も電気的に接地レベルに接続されている。ド
レンパンから排出される結露水は、逆流を防ぐための水
切りを行うことで、最終排水先の排水桝から電気的に絶
縁されている。
一端を結露水受け皿(ドレンパン)に接し、ドレンパン
内の結露水も電気的に接地レベルに接続されている。ド
レンパンから排出される結露水は、逆流を防ぐための水
切りを行うことで、最終排水先の排水桝から電気的に絶
縁されている。
【0019】この構成により、熱交換器(アルミニウ
ム)表面の微生物は金属体(チタン)表面に移動し、チ
タン表面の親水性材料に吸着されると共に、その材料中
に含まれる抗菌抗黴成分により、微生物の増殖が抑止さ
れる。
ム)表面の微生物は金属体(チタン)表面に移動し、チ
タン表面の親水性材料に吸着されると共に、その材料中
に含まれる抗菌抗黴成分により、微生物の増殖が抑止さ
れる。
【0020】微生物を上記空調機装置で除去された結露
水は、ドレンパンに集合した後排水桝に排出される。熱
交換器(アルミニウム)表面が電気的に接地されている
ため、金属体(チタン)表面に微生物の移動は生じる
が、排水桝とドレンパンは水切りにより物理的にも電気
的に絶縁されているため、微生物は排水桝からの移動は
生じない。
水は、ドレンパンに集合した後排水桝に排出される。熱
交換器(アルミニウム)表面が電気的に接地されている
ため、金属体(チタン)表面に微生物の移動は生じる
が、排水桝とドレンパンは水切りにより物理的にも電気
的に絶縁されているため、微生物は排水桝からの移動は
生じない。
【0021】この現象は、電源を必要とせず、微生物の
増殖の可能性が出る結露水が生じる際にのみ発揮される
ため、空調機の運転とは関係なく常にアルミニウム表面
から微生物を除去できる。
増殖の可能性が出る結露水が生じる際にのみ発揮される
ため、空調機の運転とは関係なく常にアルミニウム表面
から微生物を除去できる。
【0022】さらに、本構成の空調機装置は、空調機本
体から着脱容易で、その中の親水性不織布2は、取り替
え可能な構造である。この親水性不織布に処理された抗
菌抗黴剤の有効性が低減し、かつ不織布内に吸着保持さ
れた微生物が増加したときには、この不織布2を新品に
取り替えることで、効果を復元することが可能となる。
体から着脱容易で、その中の親水性不織布2は、取り替
え可能な構造である。この親水性不織布に処理された抗
菌抗黴剤の有効性が低減し、かつ不織布内に吸着保持さ
れた微生物が増加したときには、この不織布2を新品に
取り替えることで、効果を復元することが可能となる。
【0023】(実施の形態2)本発明の実施の形態2を
図2と共に説明する。
図2と共に説明する。
【0024】図2は空調機内部の本発明実施の形態2の
熱交換器部分断面図である。50μmのアルミニウム線
を開口率50%でメッシュ状に織った、金属体となるア
ルミニウムメッシュ5、チアベンツイミダゾール(TB
Z)、第4アンモニウム塩、銀系抗菌剤などの抗黴剤及
び抗菌剤を表面処理した親水性かつ透水性の紙をはじめ
とする繊維の不織布2、親水性不織布2をアルミニウム
メッシュ1に固定させるためのポリプロピレン製の厚さ
約100μmの不織布3を積層構成させ、熱交換器結露
水の流下する熱交換器の放熱アルミフィン4下部に設置
する。アルミニウムメッシュ5は、電圧印加手段6によ
り熱交換器アルミ放熱フィン4に対して0.7Vの正電
圧を印加されている。
熱交換器部分断面図である。50μmのアルミニウム線
を開口率50%でメッシュ状に織った、金属体となるア
ルミニウムメッシュ5、チアベンツイミダゾール(TB
Z)、第4アンモニウム塩、銀系抗菌剤などの抗黴剤及
び抗菌剤を表面処理した親水性かつ透水性の紙をはじめ
とする繊維の不織布2、親水性不織布2をアルミニウム
メッシュ1に固定させるためのポリプロピレン製の厚さ
約100μmの不織布3を積層構成させ、熱交換器結露
水の流下する熱交換器の放熱アルミフィン4下部に設置
する。アルミニウムメッシュ5は、電圧印加手段6によ
り熱交換器アルミ放熱フィン4に対して0.7Vの正電
圧を印加されている。
【0025】上記構成の空調機装置は、少なくともその
一端を結露水受け皿(ドレンパン)に接し、ドレンパン
内の結露水も電気的に熱交換器レベルに接続されてい
る。ドレンパンから排出される結露水は、逆流を防ぐた
めの水切りを行うことで、最終排水先の排水桝から電気
的に絶縁されている。
一端を結露水受け皿(ドレンパン)に接し、ドレンパン
内の結露水も電気的に熱交換器レベルに接続されてい
る。ドレンパンから排出される結露水は、逆流を防ぐた
めの水切りを行うことで、最終排水先の排水桝から電気
的に絶縁されている。
【0026】この構成により、熱交換器表面の微生物
は、アルミニウムメッシュ5表面に移動し、アルミニウ
ムメッシュ5表面の親水性材料に吸着されると共に、そ
の材料中に含まれる抗菌抗黴成分により、微生物の増殖
が抑止される。
は、アルミニウムメッシュ5表面に移動し、アルミニウ
ムメッシュ5表面の親水性材料に吸着されると共に、そ
の材料中に含まれる抗菌抗黴成分により、微生物の増殖
が抑止される。
【0027】微生物を上記空調機用装置で除去された結
露水は、ドレンパンに集合した後、排水桝に排出され
る。熱交換器(アルミニウム)表面から金属体(アルミ
ニウム)表面に微生物の移動は生じるが、排水桝とドレ
ンパンは水切りにより物理的にも電気的に絶縁されてい
るため、微生物は排水桝からの移動は生じない。
露水は、ドレンパンに集合した後、排水桝に排出され
る。熱交換器(アルミニウム)表面から金属体(アルミ
ニウム)表面に微生物の移動は生じるが、排水桝とドレ
ンパンは水切りにより物理的にも電気的に絶縁されてい
るため、微生物は排水桝からの移動は生じない。
【0028】さらに、本構成の空調機用装置は、空調機
本体から着脱容易で、その中の親水性不織布2は、取り
替え可能な構造である。この親水性不織布に処理された
抗菌抗黴剤の有効性が低減し、かつ不織布内に吸着保持
された微生物が増加したときには、この不織布2を新品
に取り替えることで、効果を復元することが可能とな
る。
本体から着脱容易で、その中の親水性不織布2は、取り
替え可能な構造である。この親水性不織布に処理された
抗菌抗黴剤の有効性が低減し、かつ不織布内に吸着保持
された微生物が増加したときには、この不織布2を新品
に取り替えることで、効果を復元することが可能とな
る。
【0029】なお、以上の実施の形態ではエアコン等の
空調機について説明したが、その他、車載用エアコン、
冷蔵庫、製氷器、冷水器、保冷庫、自販機等、熱交換器
を備えた電気機器についても同様である。
空調機について説明したが、その他、車載用エアコン、
冷蔵庫、製氷器、冷水器、保冷庫、自販機等、熱交換器
を備えた電気機器についても同様である。
【0030】
【発明の効果】本発明の熱交換器を備えた電気機器によ
れば、従来除去できなかった微生物を含む熱交換器表面
の清潔性を向上でき、かつ電気化学的反応で発揮できる
ため、電気機器停止時の微生物増殖も抑制できるため、
病院をはじめとする感染防止対策の一環として利用でき
るなど、その工業的価値は大である。
れば、従来除去できなかった微生物を含む熱交換器表面
の清潔性を向上でき、かつ電気化学的反応で発揮できる
ため、電気機器停止時の微生物増殖も抑制できるため、
病院をはじめとする感染防止対策の一環として利用でき
るなど、その工業的価値は大である。
【図1】本発明の実施の形態1の熱交換器断面図
【図2】本発明の実施の形態2の熱交換器部分断面図
1 チタンメッシュ 2 親水性不織布 3 ポリプロピレン製不織布 4 アルミ放熱フィン 5 アルミニウムメッシュ 6 印加手段電圧
Claims (11)
- 【請求項1】 熱交換器と間隙を挟んで対向し、かつ前
記熱交換器から流出される結露水中に前記熱交換器の表
面とともに接液する位置に設置された対向部材を有し、
前記熱交換器と前記対向部材間に存在する微生物を前記
対向部材に方向へ移動可能としたことを特徴とする熱交
換器を備えた電気機器。 - 【請求項2】 対向部材表面に微生物を吸着保持できる
材料を有する請求項1記載の熱交換器を備えた電気機
器。 - 【請求項3】 対向部材表面が微生物を吸着保持できる
構造である請求項1記載の熱交換器を備えた電気機器。 - 【請求項4】 対向部材表面に微生物を殺滅あるいは増
殖抑止できる材料を有する請求項1記載の熱交換器を備
えた電気機器。 - 【請求項5】 対向部材表面が微生物を殺滅あるいは増
殖抑止できる構造である請求項1記載の熱交換器を備え
た電気機器。 - 【請求項6】 対向部材が着脱容易で、清掃可能な構造
である請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱交換器を
備えた電気機器。 - 【請求項7】 熱交換器と間隙を挟んで対向し、かつ前
記熱交換器から流出される結露水中に前記熱交換器の表
面とともに接液する位置に配置された電極体と、前記熱
交換器と前記電極体との間に、前記熱交換器と前記対向
部材間に存在する微生物を前記電極体方向へ移動せしめ
る電圧印加手段とを有することを特徴とする熱交換器を
備えた電気機器。 - 【請求項8】 電圧印加手段は少なくとも結露水が電気
分解しない電圧を印加可能な請求項7記載の熱交換器を
備えた電気機器。 - 【請求項9】 熱交換器と間隙を挟んで対向し、かつ前
記熱交換器から流出される結露水中に前記熱交換器の表
面とともに接液する位置に配置された金属体と、前記熱
交換器と前記金属体を電気的に短絡させる短絡部を有
し、前記熱交換器と前記対向部材間に存在する微生物を
前記電極体方向へ移動せしめるべく前記金属体表面と前
記熱交換器表面の酸化還元電位とが異なることを特徴と
する熱交換器を備えた電気機器。 - 【請求項10】 熱交換器がアルミニウムから構成さ
れ、金属体が金属チタンから構成される請求項9記載の
熱交換器を備えた電気機器。 - 【請求項11】 金属チタンは熱交換器からの結露水流
路でドレン水排水口迄の間に設置し、ドレン水は排水管
との間に水切りがあり最終排水とは電気的に絶縁されて
いる請求項10記載の熱交換器を備えた電気機器。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11204148A JP2001033058A (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | 熱交換器を備えた電気機器 |
CNB008010846A CN1243821C (zh) | 1999-06-10 | 2000-06-12 | 用于移动被蛋白质包覆的粒子的电化学装置 |
KR10-2001-7001584A KR100448539B1 (ko) | 1999-06-10 | 2000-06-12 | 단백질피복입자 이동용 전기화학장치 |
US09/762,519 US6972080B1 (en) | 1999-06-10 | 2000-06-12 | Electrochemical device for moving particles covered with protein |
PCT/JP2000/003789 WO2000077163A1 (fr) | 1999-06-10 | 2000-06-12 | Dispositif electrochimique deplaçant des particules enrobees d'une proteine |
EP00935636A EP1106681A4 (en) | 1999-06-10 | 2000-06-12 | ELECTROCHEMICAL DEVICE FOR MOVING PARTICLES COVERED BY PROTEINS |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11204148A JP2001033058A (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | 熱交換器を備えた電気機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001033058A true JP2001033058A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16485640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11204148A Withdrawn JP2001033058A (ja) | 1999-06-10 | 1999-07-19 | 熱交換器を備えた電気機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001033058A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008128549A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Osaka Gas Co Ltd | 熱交換装置の殺菌構造 |
WO2011121643A1 (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-06 | サンデン株式会社 | 熱交換器 |
JP2012184861A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Inaba Denki Sangyo Co Ltd | 空調装置 |
US9951974B2 (en) | 2008-09-29 | 2018-04-24 | Carrier Corporation | Flash tank economizer cycle control |
-
1999
- 1999-07-19 JP JP11204148A patent/JP2001033058A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
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