JP2001030902A - 列車情報取得方法及び列車情報提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の駅における列車情報を容易に取得する
ことができる技術の提供。 【解決手段】 各駅における列車情報を含む一つのデー
タベース１０を構築しておき、携帯電話機２から、通信
回線を介して、データベースにアクセスし、携帯電話機
からデータベースに格納されている所望の駅の列車情報
を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、所望の駅における
列車情報取得する方法、及び、そのための列車情報提シ
ステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、列車の発車時刻などの列車情報を
知るには、時刻表で調べるのが一般的であった。また、
例えば、株式会社ヴァル研究所製の「駅すぱーと」（商
品名）などのパーソナルコンピュータ用のアプリケーシ
ョンソフトを用いて列車情報を調べることも可能であ
る。

【０００３】しなしながら、外出先などで時刻表で列車
情報を調べるには、時刻表を持ち歩いている必要があ
る。また、外出先などで列車情報のアプリケーションソ
フトを利用するには、その列車情報のアプリケーション
ソフトがインストールされたノート型パーソナルコンピ
ュータなどの情報機器を持ち歩く必要がある。

【０００４】その上、列車の運行ダイヤは、定期的に改
正される。このため、ダイヤ改正があった場合、新しい
時刻表を購入したり、アプリケーションソフトに追加デ
ータを登録し直したりする必要があった。

【０００５】そこで、外出先などから列車情報を取得す
る技術の一例が、特開平１１−３４８７２号公報に開示
されている。この公報に開示の技術によれば、鉄道の駅
ごとに、その駅の列車発車時刻を記憶したサーバシステ
ムを設けておく。そして、その駅以外の場所の携帯機か
ら駅への問合わせに対し、その駅のサーバシステムが、
列車の発車時刻を検索し、携帯機へ返信する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例においては、駅ごとにその駅の列車発車時刻を記
憶している。このため、所望の駅の列車発車時刻を取得
するためには、その駅の電話番号を知る必要があった。
そこで、例えば、いくつかの駅の電話番号を登録してお
くことも考えられる。しかし、その場合、登録されてい
ない駅の列車発車時刻は、別途電話帳などにより調べる
必要があった。

【０００７】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、所望の駅における列車情報を容易に取得
することができる列車情報取得方法及びその列車情報を
取得させるための列車情報提システムの提供を目的とす
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、本発明の請求項１に係る列車情報取得方法によれ
ば、各駅における列車情報を含むデータベースを構築し
ておき、携帯端末機器から、データベースにアクセス
し、携帯端末機器から前記データベースに格納されてい
る列車情報を取得する方法としてある。

【０００９】このように、本発明の列車情報取得方法に
よれば、各駅における列車情報を含むデータベースを構
築しておき、このデータベースに携帯端末機器からアク
セスして列車情報を取得する。このようにすれば、一箇
所のデータベースの連絡先さえ既知であれば、所望の駅
における列車情報を容易に取得することができる。ま
た、例えば、一箇所のデータベースの連絡先を登録して
おくことは容易である。これにより、本発明によれば、
所望の駅における列車情報を容易に取得することができ
る。

【００１０】また、請求項２記載の発明によれば、携帯
端末機器から前記データベースにアクセスするにあた
り、携帯端末機器からデータベースへ、取得するべき列
車情報を問い合わせる問合わせ電子メールを送信する方
法としてある。このように、問合わせ電子メールを送信
することにより、データベースへアクセスすれば、列車
情報を検索するための情報を確実にデータベースへ送信
することができる。

【００１１】また、請求項３記載の発明によれば、携帯
端末機器から前記列車情報を取得するにあたり、データ
ベースからの列車情報を含む返信電子メールを受信する
方法としてある。このように、列車情報を返信電子メー
ルで受信すれば、多くの列車情報を一度に確実に受信す
ることができる。また、受信した列車情報を記録してお
き、後で参照することも可能となる。

【００１２】また、請求項４記載の発明によれば、問合
わせ電子メールは、指定乗車駅、指定下車駅及び指定出
発時刻の情報を含む方法としてある。このように、列車
情報を検索する情報として、指定乗車駅、指定下車駅及
び指定出発時刻を送信すれば、例えば、指定乗車駅から
指定下車駅まで列車を利用する場合に、指定出発時刻に
最適な列車情報を検索することが可能となる。

【００１３】また、請求項５記載の発明によれば、返信
電子メールは、指定乗車駅における指定出発時刻の以降
一定時間内の発車列車であって、指定下車駅に停車する
列車の発車時刻の情報を含む方法としてある。このよう
に、列車情報として、指定出発時刻以降の一定時間内の
発車列車を受信すれば、受信した列車情報の示す列車の
中から所望の出発時刻の列車を選んで利用することが可
能となる。

【００１４】また、本発明の請求項６記載の列車情報提
供システムによれば、各駅における列車情報を格納した
データベースと、携帯端末機器からの問合わせ電子メー
ルを受信する入力処理部と、入力処理部で受信された問
合わせ電子メールの含む指定乗車駅、指定下車駅及び指
定出発時刻の情報に基づいて、データベースを検索する
検索部と、検索部により検索された、指定乗車駅におけ
る指定出発時刻の以降一定時間内の発車列車であって、
指定下車駅に停車する列車の発車時刻の情報を含む返信
電子メールを、携帯端末機器へ発信する出力処理部とを
備えた構成としてある。

【００１５】このように、本発明の列車情報提供システ
ムによれば、携帯端末機器から一箇所のデータベースを
検索することによって、携帯端末機器の利用者の所在地
に関係なく、所望の駅における列車情報を容易に提供す
ることができる。これにより、利用者は、所望の駅にお
ける列車情報を容易に取得することができる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 ［第一実施形態］先ず、図１を参照して、本発明の列車
情報取得方法及び列車情報提供システムの例について合
わせて説明する。

【００１７】図１は、第一実施形態の列車情報取得方法
及び列車情報提供システムを説明するためのブロック図
である。図１に示すように、本実施形態の列車情報提供
システム１は、データベース１０、入力処理部１１、検
索部１２及び出力処理部１３を備えている。

【００１８】このデータベース１０には、各駅における
列車情報が格納されている。このデータベース１０にお
ける記憶情報のデータ構成自体は、従来周知に任意好適
な技術を採用することができる。

【００１９】そして、この入力処理部１１は、携帯端末
機器としての携帯電話機２からの問合わせ電子メール３
を通信回線を介して受信する。この場合の通信回線は、
アナログ電話回線やＩＳＤＮ回線などの任意好適な回線
を使用すると良い。また、検索部１２は、入力処理部１
１で受信された問合わせ電子メール３に含まれる指定乗
車駅、指定下車駅及び指定出発時刻などの問合わせ情報
に基づいて、データベース１０を検索する。

【００２０】さらに、出力処理部１３は、検索部１２に
より検索された、指定乗車駅における指定出発時刻の以
降一定時間内の発車列車であって、指定下車駅に停車す
る列車の発車時刻の情報を含む返信電子メール４を、携
帯電話機２へ発信する。

【００２１】このように、各駅における列車情報を含む
一つのデータベース１０を構築しておき、このデータベ
ース１０に携帯電話機２から通信回線を介してアクセス
して列車情報を取得するようにすれば、一箇所のデータ
ベース１０の連絡先さえ既知であれば、所望の駅におけ
る列車情報を容易に取得することができる。これによ
り、所望の駅における列車情報を容易に取得することが
できる。

【００２２】次に、列車情報取得の具体例について説明
する。ここでは、携帯電話機２の利用者は、午後５時３
０分以降に東京駅を出発する新幹線の情報を必要として
おり、下車駅は掛川駅であり、途中、静岡駅に停車する
列車の情報も含めて要求する場合について説明する。

【００２３】この場合、利用者は、携帯電話機２から問
い合わせ電子メール３を送信する。この問合せ電子メー
ル３の内容の一例を下記の表１に示す。

【００２４】

【表１】 To:info_service@xxx.xxx.xx.jp ユーザＩＤ：user_030xxxxxx 電話番号：030-xxxx-xxxx 出発時刻：0530PM 出発駅：tokyo 下車駅：kakegawa 途中停車駅：shizuoka 列車種類：shinkansen

【００２５】上記の表１に示すように、この問合せ電子
メール３には、電子メールとしての宛先メールアドレ
ス、ユーザＩＤ及び電話番号の他に、指定出発時刻、指
定出発駅、指定下車駅、さらに、途中停車駅及び列車種
類の情報が含まれる。

【００２６】次に、この問合せ電子メール３が列車情報
提供システム１に受信される。列車情報提供システム１
では、先ず、入力処理装置１１により、受信した問合せ
電子メール３のデータから必要な情報が抽出される。こ
こでは、指定出発時刻、指定出発駅、指定下車駅、さら
に、途中停車駅及び列車種類の情報が抽出される。

【００２７】続いて、検索部１２により、入力処理装置
１１で抽出された情報に基づいて、データベース１０を
検索する。そして、データベース１０から利用者が必要
とする情報を読み出す。さらに、出力処理部１３によ
り、読出し情報を含む返信電子メール４を生成して、携
帯電話機２へ送信する。ここで、下記の表２に、返信電
子メール４の一例を示す。

【００２８】

【表２】 To: user_030xxxxxx From: info_service@xxx.xxx.xx.jp 列車種類：shinkansen no tokyo shizuoka kakegawa Ko433 1742 1921 1941 Hi129 1745 1845 Ko479 1810 1938 2001 Ko481 1831 2001 2023 Hi143 1845 1945

【００２９】上記の表２に示すように、返信電子メール
４の列車情報には、利用者が要求していた、午後５時３
０分以降の新幹線情報が含まれている。具体的には、出
発駅としての東京駅の発車時刻、下車駅としての掛川駅
の到着時刻、及び、途中停車駅としての静岡駅の到着時
刻が含まれている。

【００３０】このように、本実施形態では、携帯電話機
から所望の駅の列車情報を容易に取得することができ
る。その結果、時刻表を持ち歩いたり、列車情報のアプ
リケーションソフトをインストールしたパーソナルコン
ピュータを持ち歩いたりする必要がなくなる。さらに、
列車の運行ダイヤが改正された場合には、データベース
の内容を変更するだけ対応することができる。このた
め、ダイヤ改正の度に、時刻表を購入したり、アプリケ
ーションソフトに新たなデータをインストールする必要
がない。

【００３１】［第二実施形態］次に、図２を参照して、
本発明の列車情報取得方法の他の例について説明する。
図２は、第二実施形態の列車情報取得方法を説明するた
めのブロック図である。上述した第一実施形態において
は、電子メールにより列車情報を問合せ、かつ、取得し
ている。しかし、問合せ及び取得手段は電子メールに限
定されない。

【００３２】第二実施形態では、例えば、音声や電話の
プッシュダイヤルにより、列車情報を問い合わせてい
る。そして、データベース１０の管理者が検索サービス
を行って、検索の結果得られた列車情報を返信する。

【００３３】上述した実施の形態においては、本発明を
特定の条件で構成した例について説明したが、本発明
は、種々の変更を行うことができる。例えば、上述した
実施の形態においては、特定の問合わせ電子メールやそ
の返信電子メールの要件として特定の情報種類を指定し
た例について説明したが、本発明では、電子メールの内
容はこれに限定されない。

【００３４】また、上述した実施形態では、携帯情報機
器として携帯電話機を用いた例について説明したが、こ
の発明では、携帯情報機器は通信機能を持っていれば良
く、例えば、携帯情報機器として、ＰＨＳ（Personal H
andyphone System）や、ＰＤＡ（Personal Digital Ass
istant）や、ページャや、通信機能を持ったワードプロ
セッサを用いても良い。

【００３５】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
列車情報取得方法によれば、各駅における列車情報を含
むデータベースを構築しておき、このデータベースの携
帯端末機器からアクセスして列車情報を取得する。この
ようにすれば、一箇所のデータベースの連絡先さえ既知
であれば、所望の駅における列車情報を容易に取得する
ことができる。これにより、所望の駅における列車情報
を容易に取得することができる。

【００３６】また、本発明の列車情報提供システムによ
れば、携帯端末機器から一箇所のデータベースを検索す
ることによって、携帯端末機器の利用者の所在地に関係
なく、所望の駅における列車情報を容易に提供すること
ができる。これにより、利用者は、所望の駅における列
車情報を容易に取得することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第一実施形態の列車情報取得方法及び列車情報
提供システムを説明するためのブロック図である。

【図２】第二実施形態の列車情報取得方法を説明するた
めのブロック図である。

【符号の説明】

１ 列車情報提供システム ２ 携帯電話機 ３ 問合わせ電子メール ４ 返信電子メール １０ データベース １１ 入力処理部 １２ 検索部 １３ 出力処理部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B049 BB31 CC31 CC40 DD01 DD03 EE05 GG06 5B089 GA25 HA13 JA31 KA01 KC44 LA03 5H161 AA01 GG01 GG14 GG17 GG24 5K067 BB21 DD51 EE02 FF02 FF05 HH22 5K101 KK02 KK16 LL12 MM07

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各駅における列車情報を含む一つのデー
   タベースを構築しておき、 携帯端末機器から、前記データベースにアクセスし、 前記携帯端末機器から前記データベースに格納されてい
   る列車情報を取得することを特徴とする列車情報取得方
   法。
2. 【請求項２】 前記携帯端末機器から前記データベース
   にアクセスするにあたり、 携帯端末機器から前記データベースへ、取得するべき列
   車情報を問い合わせる問合わせ電子メールを送信するこ
   とを特徴とする請求項１記載の列車情報取得方法。
3. 【請求項３】 前記携帯端末機器から前記列車情報を取
   得するにあたり、 前記データベースからの列車情報を含む返信電子メール
   を受信することを特徴とする請求項１又は２記載の列車
   情報取得方法。
4. 【請求項４】 前記問合わせ電子メールは、指定乗車
   駅、指定下車駅及び指定出発時刻の情報を含むことを特
   徴とする請求項２記載の列車情報取得方法。
5. 【請求項５】 前記返信電子メールは、指定乗車駅にお
   ける指定出発時刻の以降一定時間内の発車列車であっ
   て、指定下車駅に停車する列車の発車時刻の情報を含む
   ことを特徴とする請求項３記載の列車情報取得方法。
6. 【請求項６】 各駅における列車情報を格納したデータ
   ベースと、 携帯端末機器からの問合わせ電子メールを受信する入力
   処理部と、 前記入力処理部で受信された問合わせ電子メールの含む
   指定乗車駅、指定下車駅及び指定出発時刻の情報に基づ
   いて、前記データベースを検索する検索部と、 前記検索部により検索された、指定乗車駅における指定
   出発時刻の以降一定時間内の発車列車であって、指定下
   車駅に停車する列車の発車時刻の情報を含む返信電子メ
   ールを、前記携帯端末機器へ発信する出力処理部とを備
   えたことを特徴とする列車情報提供システム。