JP2001030341A - 取手付きプリフォーム及びその成形方法並びに取手付き容器及びそのブロー成形方法 - Google Patents

取手付きプリフォーム及びその成形方法並びに取手付き容器及びそのブロー成形方法

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JP2001030341A
JP2001030341A JP11206129A JP20612999A JP2001030341A JP 2001030341 A JP2001030341 A JP 2001030341A JP 11206129 A JP11206129 A JP 11206129A JP 20612999 A JP20612999 A JP 20612999A JP 2001030341 A JP2001030341 A JP 2001030341A
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handle
preform
molding
neck
free end
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JP11206129A
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English (en)
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Takuya Ide
琢也 井出
Noriaki Hobo
紀亮 保母
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Nissei ASB Machine Co Ltd
Original Assignee
Nissei ASB Machine Co Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0081Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor of objects with parts connected by a thin section, e.g. hinge, tear line
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2105/00Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
    • B29K2105/25Solid
    • B29K2105/253Preform

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形性の良い取手部をネック部に有する取手
付きプリフォーム、取手付き容器及びそれらの成形方法
を提供すること。 【解決手段】 プリフォーム本体110のネック部11
2に一体成形される取手部120は、ネック部112の
基端112Aより側方の自由端112Bに向けて延び、
第1の幅W1を有する接続部122と、接続部122の
自由端122Bに形成され、第1の幅W1よりも幅広の
第2の幅W2を有する把持部128とを有する。接続部
122,把持部128は略T字状を成している。接続部
122,把持部128には、第1の補強リブ123,1
24,第2の補強リブ129が形成される。接続部12
2の途中にはヒンジ部を形成する凹部126が、ネック
部112に面する表面に形成され、その裏面は平面12
7となっている。ヒンジ部126は、樹脂の流れ方向E
の上流側より順に、急斜面126A,底面126B,緩
斜面126Cが形成され、底面126Bにおける最小肉
厚T3は1mmを越える値に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネック部に取手部
を有するプリフォーム及びその成形方法並びに取手付き
容器及びそのブロー成形方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】取手部を
有するプリフォーム及び容器は、本願出願人の特開平1
0−113978号公報に開示されている。
【0003】この取手付きプリフォームは、ネック部に
一体的に中空リング部が取手として形成される。
【0004】ここで、通常のプリフォームの射出成形に
あっては、プリフォーム底部の一箇所より樹脂を充填す
るため、ネック部には最も樹脂が遅く到達する。特に、
取手付きプリフォームの場合には、そのネック部の一側
面より側方に延びる取手部は、樹脂流路が屈曲されるた
め樹脂はネック部と比較しても流れにくくなる。
【0005】さらに、取手部の中空リング部にあって
は、樹脂経路が比較的長いリング部に沿って2つに分岐
された後に合流するように流れるため、樹脂はさらに流
れにくくなる。
【0006】そして、樹脂の選択や可塑化状態によって
は、ショートショットが発生する場合があり、取手部の
機械的強度が低下するばかりか商品価値を減ずる。
【0007】このため、通常のプリフォームを射出成形
するときによりも過度に射出圧力をあげるか、金型にエ
アベントを多くも設けなければならないが、中空リング
部にてバリが発生し易くなり、商品価値を著しく低下さ
せる虞があった。
【0008】さらに他の課題として、通常この種の取手
付き容器は例えば容量が8リットルもの大型容器であ
り、その容器に内容物を充填しかつ取手を把持して持ち
上げると、取手部の中空リング部が重量に耐えきれず変
形するという問題もあった。
【0009】本発明の目的は、従来にない成形性の良い
取手付きプリフォーム及びその成形方法並びに取手付き
容器及びそのブロー成形方法を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、内容物の重量に十分
耐えうる構造の取手を有するプリフォーム及びその成形
方法並びに取手付き容器及びそのブロー成形方法を提供
することにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、ブロー成形前
に取手付きプリフォームを倒立状態で温調する際に、取
手部が熱と自重とによって屈曲し難い構造の取手付きプ
リフォーム及びその成形方法並びに取手付き容器及びそ
のブロー成形方法を提供することにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、ヒンジ部にて
結晶化を生じさせないことで外観品質を向上させ、取手
を屈曲させた際の破断を防止できる取手付きプリフォー
ム及びその成形方法並びに取手付き容器及びそのブロー
成形方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る取
手付きプリフォームは、ネック部、その下方に続く胴部
及び前記胴部の下端を閉鎖する底部を有するプリフォー
ム本体と、前記プリフォーム本体の前記ネック部に形成
された取手部と、を有し、前記取手部は、前記ネック部
側の基端より側方の自由端に向けて延び、第1の幅を有
する平板状の接続部と、前記接続部の自由端に形成さ
れ、前記第1の幅よりも幅広の第2の幅を有する把持部
と、を有し、前記接続部と前記把持部とで略T字状を成
すように前記取手部を形成したことを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項1乃至7のいず
れかのプリフォームを成形する成形方法であって、前記
プリフォーム本体の前記ネック部の外壁を規定するネッ
クキャビティ型と、前記プリフォーム本体の前記胴部及
び前記底部の外壁を規定する射出キャビティ型と、前記
プリフォームの内壁を規定する射出コア型とを型締めし
て、前記プリフォーム本体成形用キャビティと、前記プ
リフォーム本体成形用キャビティに連通される取手部形
成用キャビティとを形成する工程と、前記プリフォーム
本体形成用キャビティに、前記プリフォーム本体の前記
底部と対向する位置より成形樹脂材料を充填して、前記
プリフォーム本体を射出成形する工程と、前記プリフォ
ーム本体形成用キャビティを経由させて、前記ネック部
成形用キャビティに前記成形樹脂材料を流入させて、前
記取手部を射出成形する工程と、を有し、前記取手部の
射出成形工程では、前記接続部の前記基端の領域より前
記自由端の領域に向けて樹脂を直進させた後、前記自由
端にて両側に樹脂を導いて、略T字状に樹脂を分岐させ
ることで2方向に分岐させて前記把持部を成形すること
を特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項1の取手付きプ
リフォームを用いてブロー成形される取手付き容器を定
義し、請求項10の発明はそのブロー成形方法を定義し
ている。
【0016】請求項1,8,9及び10の各発明によれ
ば、請求項8に示すように、接続部の基端から自由端へ
と樹脂がスムースに流れるため、接続部の自由端に位置
する把持部にも無理なく樹脂が充填される。このため、
従来のように取手部に形成された中空リング部を成形す
るために、2方に分岐された長い樹脂経路を通過した後
に樹脂が合流される場合と比較して、成形性が良く、シ
ョートショットやバリの発生を心配することが無くな
る。
【0017】請求項2の発明は、請求項1において、前
記接続部は、前記基端側に前記第1の幅の幅広部を有
し、前記自由端側に前記第1の幅より狭い第3の幅を有
する幅狭部を有することを特徴とする。
【0018】請求項2の発明によれば、接続部の自由端
に幅狭部を有することで、成形に要する樹脂量を節約で
き、コストダウンを図れ、射出成形時の型締め力も低減
される。
【0019】請求項3の発明は、請求項2において、前
記接続部の自由端側に指掛け用の孔を設け、前記幅狭部
は前記指掛け用の孔の両側にそれぞれ設けられることを
特徴とする。
【0020】請求項3の発明によれば、接続部が指掛け
用の孔を有することで、取手部が把持しやすい形状とな
り、把持部と接続部とが2箇所で連結されるので、連結
強度が高くなる。
【0021】請求項4の発明は、請求項2または3にお
いて、前記接続部は、前記幅狭部の両辺を含む位置に、
前記幅広部から前記自由端の領域に亘って、補強リブを
有することを特徴とする。
【0022】補強リブの存在により接続部を形成する領
域の断面積が増大し、その領域を流れる樹脂の圧力ロス
が低減されるため、取手部の成形性がより向上する。ま
た、取手部を把持した際のねじれや横の荷重に耐えるこ
とができる。
【0023】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかにおいて、前記接続部の前記基端側に、前記取手を
屈曲させるため段差部を有することを特徴とする。
【0024】請求項5の発明によれば、接続部が段差部
を有することで、取手を把持した際に、常に同じ場所で
取手部が屈曲し、使用者の利便性が向上する。
【0025】請求項6の発明は、請求項5において、段
差部は、前記接続部のネック部側の面にて薄肉に形成さ
れた凹部であることを特徴とする。
【0026】請求項6の発明によれば、凹部をネック部
側の面に形成することで、プリフォームを倒立状態で加
熱・温調する際の熱と、取手部の自重とにより、従来の
ように薄肉の凹部で取手部が下方に向けて屈曲すること
を防止できる。このため、下方に屈曲した取手部が成形
機の各所と干渉することを防止できる。
【0027】請求項7の発明は、請求項6において、前
記凹部の最小肉厚は、1mmを越える値に設定されてい
ることを特徴とする。
【0028】請求項7の発明によれば、凹部の最小肉厚
を1mmを越える値にすることで、凹部は結晶化せず、
取手の繰り返し屈曲にも耐えることができる。実験によ
れば、凹部の最小肉厚が1mm以下であると、凹部は結
晶化し易く、取手部を屈曲すると破断する割合が多く、
白化するので外観が損なわれる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0030】(取手付きプリフォームの説明)先ず、図
1(A)(B)、図2及び図10(A)(B)を参照し
て取手付きプリフォームについて説明する。図1(A)
は取手付きプリフォームの平面図、図1(B)は図1
(A)のI−I’断面図である。図2は取手付きプリフ
ォームの正面図である。図10(A)は他の取手付きプ
リフォームの平面図、図10(B)は図10(A)のA
−A’断面図である。
【0031】図2に示すように、取手付きプリフォーム
100は大別して、プリフォーム本体110と取手部1
20とを有する。プリフォーム本体110は、図2に示
すように、ネック部112と、その下方に続く胴部11
4と、胴部114の下端を閉鎖する底部116とを有す
る。図2では、底部116にはゲート痕116Aが残存
しているが、これは取手付きプリフォーム100の射出
成形後にカットされても良い。
【0032】取手部120は、図2に示すように、ネッ
ク部112の例えばサポートリング112Aと一体的に
形成されている。この取手部120は、図1(A)、図
2及び図10(A)に示すように、基端122Aがネッ
ク部112に連結された接続部122と、接続部122
の途中に形成された凹部126と、接続部122の自由
端122Bに連結された把持部128とを有する。接続
部122は、基端122Aから自由端122Bに向かう
方向Bに沿って水平に形成されている。また、把持部1
28は、接続部122の自由端122Bにて、接続部1
22の延在方向Bと直交する方向Cに伸びている。
【0033】図1(A)では、接続部122は基端12
2Aが幅W1の幅広部122Cとされ、その自由端12
2Bが幅W3(W3<W1)の幅狭部122Dとされて
いる。幅広部122Cの幅W1よりも、把持部128の
幅W2の方が幅広に形成されている。
【0034】図1(A)、図2及び図10(A)に示す
ように、接続部122の表面であって基端122A側の
領域には、断面略V字状の凹部126が、方向Cに沿っ
てかつ第1の幅W1に亘って形成され、この凹部126
はヒンジ部を構成する。凹部126は、図2に示すよう
にネック部112側に面する表面に形成され、胴部11
4側に面する裏面は平面127としている。
【0035】これらプリフォーム本体110と取手部1
20とは、ポリエチレンテレフタレート等の成形樹脂材
料を用いた射出成形により一体的に形成される。
【0036】図1(A)に示す接続部122は、凹部1
26よりも自由端122B側に位置する領域に、幅広部
122Cから幅狭部122Dの自由端122Bに亘っ
て、補強リブ123,124を有する。補強リブ12
3,124は、接続部122の側辺に沿って形成され、
図1(A)に示すように、接続部122の表裏面より突
出している。特に図1(B)に示すように、接続部12
2の例えば裏面(プリフォームの胴部114側)にて補
強リブを多く突出し、強度が増大されている。
【0037】また、図10(A)(B)に示す実施の形
態では、図10(A)の接続部122の自由端122B
側に、例えば1本の指が入る程度の大きさの孔121が
形成されている(図10(B)参照)。そして、図10
(A)に示す接続部122は、孔121の両側に2つの
幅狭部122Dを有する。この幅狭部122Dの自由端
122Bと把持部128との連結部分は湾曲して形成さ
れ、2つの幅狭部122Dの外側に2本の指が位置され
た時に、2つの幅狭部122Dに指がフィットするよう
になっている。図10(A)の接続部122は、その側
辺に沿って補強リブ123,124を有すると共に、孔
121の周囲にU字形状に形成された補強リブ125を
有する。
【0038】把持部128も、例えば接続部122側に
位置する辺に沿って、その表裏面より突出した補強リブ
129を有する。この把持部128に形成された補強リ
ブ129は、図1(A)に示す補強リブ123,124
あるいは図10(A)に示す補強リブ123,124,
125と連結されている。
【0039】この取手付きプリフォーム100の射出成
形は、射出成形型を型締めした後にゲート痕116Aの
位置から成形樹脂材料を射出成形型内に充填することに
より行われる。このとき、射出成形型内には、プリフォ
ーム本体110のためのプリフォーム本体成形用キャビ
ティと、取手部120のためのキャビティであって、プ
リフォーム本体成形用キャビティに連通する取手部成形
用キャビティとが形成される。
【0040】従って、取手部成形用キャビテイに流れ込
む成形樹脂材料は、プリフォーム本体成形用キャビティ
を経由することになり、樹脂圧が低下するが、従来の取
手部のように把持部全体が大きな中空リング部を有して
いないので、接続部122を樹脂がスムースに直進し易
いため、把持部128でのショートショットが発生し難
い。
【0041】また、なんらかの影響で把持部128がシ
ョートショットしても、従来の取手部のように把持部の
中央部で発生するのでなく、把持部の端部で発生するの
で、機械的強度は低下せず、把持の操作性に支障がな
い。
【0042】特に、接続部122より把持部128の両
端128A,128Bまでに至る経路には、射出成形時
に広い樹脂経路として機能する補強リブ123〜125
及び129が連続して形成されている。従って、補強リ
ブ123〜125及び129が射出成形時には末端への
広い樹脂経路として機能する。従って、本実施の形態で
は、従来技術の場合よりも末端位置に流れ込む成形樹脂
材料の圧力を大きく確保でき、それにより把持部128
の両端128A,128Bでのシートショットが生じな
いのである。
【0043】取手部成形用キャビティに流れ込む樹脂材
料の圧力低下が少なければ、エアベントを射出金型に多
く設ける必要もないし、過剰な型締め圧力も不要にな
る。
【0044】(取手付き容器の説明)図3は、取手付き
プリフォーム100を二軸延伸ブロー成形して得られる
容器である取手付きボトル130を示している。
【0045】この取手付きボトル130は、取手付きプ
リフォーム100の部分と実質的に変更されない部分を
有するため、その部分については取手付きプリフォーム
100の部分と同一符号を付してある。すなわち取手付
きボトル130は、大別してボトル本体132と取手部
120とを有する。ボトル本体132は、ネック部11
2と、その下方に続く胴部134と、胴部134の下端
を密閉する底部136とを有する。このように、取手付
きボトル130のネック部112と取手部120とはブ
ロー成形されないため、取手付きプリフォーム100の
対応箇所と実質的に同一の構成を有する。
【0046】このような取手付きボトル130にあって
は、接続部122及び把持部128が補強リブ123〜
125及び129にて補強されていることに加えて、把
持部128中心でのショートショットも防止されている
ため、把持部128の機械的強度が低下することがな
い。さらに、図10(A)の実施の形態では、接続部1
22が、把持部128の中心に近い2箇所で連結されて
いるため、機械的強度も非常に高い。このため、ボトル
本体132内に内容物が充填された状態で取手部120
を把持して取手付きボトル130を持ち上げても、取手
部120の破損を防止できる。
【0047】図10(A)に示す実施の形態のプリフォ
ームから得られるボトルでは、接続部122の幅約1c
m程度の2つの幅狭部122Dが自由端122B側にて
末広がりに把持部128と連結している。こうすると、
把持した指の内側に幅狭部122Dがフィットして操作
性が高くなると共に、応力集中が緩和され、機械的強度
が高くなる。
【0048】なお、取手部120を把持して取手付きボ
トル130を持ち上げると、ボトル130の内容物の重
量により、取手部120は凹部126を境に図3の矢印
D方向に回転し、持ち運び易くなる。
【0049】(延伸ブロー成形機の説明)図4は、取手
付きプリフォーム100及び取手付きボトル130を成
形するための延伸ブロー成形装置の平面図である。
【0050】この延伸ブロー成形装置は、機台10上
に、大別して、プリフォーム成形ステーション12と、
ブロー成形ステーション14と、プリフォーム成形ステ
ーション12とブロー成形ステーション14との間に位
置する受渡し部16とが設けられている。
【0051】プリフォーム成形ステーション12は、回
転角で180度離れた2カ所にそれぞれ射出コア型58
(図4では図示せず、図6参照)を有し、回転搬送路に
沿って射出コア型58を間欠的に循環搬送する回転盤1
8を有する。そして、射出コア型58の各停止位置に
は、それぞれ、射出装置20と対向する位置に射出成形
部22が設けられ、この射出成形部22と対向して取出
部24が設けられている。射出成形部22は、射出コア
型に対して相対的に型締め駆動される射出キャビティ型
68を有し、ネック部112に取手部120をそれぞれ
有する例えば4個の取手付きプリフォーム100を同時
に射出成形する。
【0052】一方、取出部24では、取手付きプリフォ
ーム100を射出コア型58に対して相対的に離型駆動
して、射出コア型より取手付きプリフォーム100を取
り出し可能である。
【0053】なお、本実施の形態では、取手付きプリフ
ォーム100のネック部112を、ネックキャビティ型
56(図4では示せず、図6参照)により成形してお
り、取手付きプリフォーム100は、このネックキャビ
ティ型56及び射出コア型58により保持されて回転盤
18により取出部24に搬送される。
【0054】そして、取出部24では、ネックキャビテ
ィ型56の下降による射出コア型58の部分的な離型後
に、ネックキャビティ型56を開いて取手付きプリフォ
ーム100が取り出されるようになっている。
【0055】ブロー成形ステーション14は、図4に示
すように、4つのスプロケット30と、これらに掛け渡
された搬送用チェーン32と、このスプロケット30を
駆動させる図示しない装置とで構成される循環搬送用の
搬送手段34を有する。スプロケット30を駆動させる
装置は、たとえば1つのスプロケット30を回転させる
電動モータ、あるいは、油圧シリンダに取り付けられた
ラックとスプロケット30に取り付けられたピニオン等
によって構成される。
【0056】この搬送用チェーン32には、所定距離を
隔てて複数、例えば、12個の搬送部材36が固定さ
れ、各搬送部材36に取手付きプリフォーム100また
は取手付きボトル130が倒立状態で支持されるように
なっている。この搬送部材36の搬送経路には、受渡し
部16から取手付きプリフォーム100を受け取る受取
部40と、受取部40で受け取った取手付きプリフォー
ム100をブロー成形適温以上に加熱する加熱部42
と、加熱部42で加熱した取手付きプリフォーム100
を延伸ブロー成形して取手付きボトル130を得るブロ
ー成形部44と、ブロー成形部44でブロー成形された
取手付きボトル130を装置外部に取り出す容器取出部
46とが設けられている。
【0057】加熱部42には、加熱装置43が配置さ
れ、加熱装置43は例えば搬送路に沿って延びる赤外線
ヒータを複数本プリフォームの高さ方向に並べて配置さ
れ、この加熱装置43を通過する際、搬送部材36に設
けられた自転用スプロケットが自転用チェーンと噛合し
てプリフォームを自転させながら周方向が均等に加熱さ
れるようになっている。
【0058】ブロー成形部44は、図4に示すように、
割型からなるブローキャビティ型48と図示しない底型
とを有する。ブローキャビティ型48には、取手付きプ
リフォーム100のネック部112を保持するネックホ
ルダー(図示せず)が設けられている。そして、ネック
ホルダーにて取手付きプリフォーム100のネック部1
12を保持した状態で、取手付きプリフォーム100内
に高圧エアーを吹込み、延伸ロッド(図示せず)を延伸
駆動することで、ブローキャビティ型48及び底型の形
状に沿った取手付きボトル130を、例えば一つずつ延
伸ブロー成形するようになっている。
【0059】容器取出部46は、取出装置47により、
取手付きボトル130を反転させ、正立状態で取り出す
ようになっている。
【0060】受渡し部16は、プリフォーム成形ステー
ション12の取出部24より取り出された正立状態の取
手付きプリフォーム100を、倒立状態に反転させてブ
ロー成形ステーション14の受取部40に受け渡すもの
である。
【0061】プリフォーム成形ステーション12の取出
部24では、射出成形部22での同時成形個数(本例で
は4個)の取手付きプリフォーム100が取り出され
る。受渡し部16では、取出部24にて例えば4個同時
に取り出された取手付きプリフォーム100を、1個ず
つ受取部40に受け渡している。
【0062】さらに、ブロー成形ステーション14で
は、搬送手段34が搬送部材36を間欠搬送する。加熱
部42とブロー成形部44との間は、加熱された取手付
きプリフォーム100を間欠停止させて一時的に待機さ
せる待機部50として設定されている。
【0063】図5は回転盤18の下面の取り付け構造を
回転盤18を透視して示す平面図であり、図6は射出成
形部22での射出金型の型締め状態を示している。
【0064】図5において、回転盤18は、回転軸52
を中心に180度ごと交互に回転されるようになってい
る。矢印F方向が射出装置20からの射出方向を示して
いる。射出成形部22は、回転軸52を挟んで射出装置
20側の位置に配置され、この射出成形部22と対向す
る位置に取出部24が配置されている。
【0065】これら射出成形部22及び取出部24に対
応する位置の回転盤18には、2組の射出コア型とネッ
クキャビティ型が取り付けられる。図5には、射出コア
押え板54及びネックキャビティ型56が回転盤18に
取り付けられた状態が示されている。
【0066】図6に示すように、射出コア押え板54と
ネックキャビティ型56との間には、4本の射出コア型
58を取り付けた射出コア固定板60と、取手付きプリ
フォーム100を取り出すためのエジェクトプレート6
2とが取り付けられている。なお、射出コア型58は中
空とされ、その内部に冷却パイプ56Aが配置されてい
る。この冷却パイプ58Aの内外の各通路58B,58
Cに冷却水が循環される。また、射出キャビティ型68
の周囲にも冷却水の通路68Bが形成され、冷却水が循
環されるようになっている。これら通路58B,58
C,68Bに、図4の回転軸52を通して冷却水を循環
させることで、取手付きプリフォーム100を冷却する
ようになっている。
【0067】また、図6に示すように、射出成形部22
の機台10には、1組の射出コア型58及びネックキャ
ビティ型56に対応して、射出キャビティ型68が固定
配置されている。
【0068】射出コア型58、ネックキャビティ型56
及び射出キャビティ型68を型締めすることで、取手付
きプリフォーム100の本体110を規定するプリフォ
ーム本体成形用キャビティ70が形成される。
【0069】さらに、ネックキャビティ型56及び射出
キャビティ型68を型締めすることで、その両者間に
は、プリフォーム本体110のネック部112に一体形
成される取手部120を成形するための取手部成形用キ
ャビティ72が形成される。これら各キャビティ70,
72は連通しており、射出キャビティ型68の底部のゲ
ート口68Aを介して成形樹脂材料が充填される。
【0070】(取手付きプリフォームの射出成形方法の
説明)回転盤18に設けた射出コア型58及びネックキ
ャビティ型56と、射出キャビティ型68とを型締め
し、成形樹脂材料を射出することでネック部112に取
手部120を有する取手付きプリフォーム100が射出
成形される。
【0071】このとき、ゲート口68Aから最も遠い樹
脂の到達位置は、上述した通り図1(A)及び図10
(A)に示す把持部128の両端128A,128Bで
ある。本実施の形態では、樹脂が図1(A)及び図10
(A)のB方向に直進して形成される接続部122と、
この接続部122及び把持部128にて連続する補強リ
ブ123〜125及び129を設けることで、把持部1
28の両端128A,128Bに到達する成形樹脂材料
の圧力を十分確保できる。これにより通常の射出圧力例
えば6.5Mpa(66.2818kgf/cm2)に
て射出成形しても、把持部128の両端128A,12
8Bにてショートショットが生じることが少ない。。さ
らに、射出金型68にエアベントを多く設ける必要がな
いため、取手部120にバリが発生することも防止でき
る。
【0072】したがって、バリが発生した場合のように
ネックキャビティ型56が取出部成形用キャビティ72
側の位置にて押し開かれることもないので、金型の破損
も防止されることになる。
【0073】なお、ネックキャビティ型56及び射出キ
ャビティ型68の取手成形用キャビティ72と対応する
位置には、それぞれ対向方向にばね82によって構成さ
れた押出しピン84が設けられ、型開時に取手部120
を、ネックキャビティ型56及び射出キャビティ型68
から離すようになっている。
【0074】(取手付きプリフォームの加熱工程の説
明)次に、取手付きプリフォーム100を加熱する、図
4に示す加熱部42について、図7を参照して説明す
る。図7において、取手付きプリフォーム100は、搬
送部材36上に倒立状態で支持され、加熱部42内では
矢印G方向に回転可能である。加熱部42内には、搬送
部材36に支持されて間欠搬送されるプリフォーム10
0の搬送路を挟んだ一方に、複数の加熱部材例えば赤外
線ヒータ90が配置され、他方には反射ミラー(図示せ
ず)が配置される。
【0075】複数の赤外線ヒータ90は、プリフォーム
100のうちブロー成形対象となる胴部114及び底部
116を加熱するために設けられ、プリフォーム100
の縦軸方向で間隔をおいて配置される。ブロー成形され
ないネック部112を赤外線ヒータ90から遮熱するた
めに、遮蔽板92が設けられている。この遮蔽板92
は、加熱時に回転されるプリフォーム100の取手部1
20の回転領域を覆う位置、及びネック部112を覆う
位置に配置される。
【0076】ここで、凹部126は、図7に示すように
ネック部112側に面する表面に形成し、胴部114側
に面する裏面は平面127とされている。このようにし
たことで、平面127が梁の役割をして熱と自重とによ
る屈曲に耐えるため、従来のように取手部120が屈曲
変形することで、搬送時に搬送路周囲の部材と干渉した
り、あるいは型締め時にブロー金型と干渉したりするこ
とを防止できる。
【0077】(凹部の好ましい形状について)次に、凹
部126の好ましい形状について、図8及び図9を参照
して説明する。図8は本実施の形態に係る凹部126の
拡大断面図であり、図9はその比較例である。なお、図
8及び図9では、凹部126の形成箇所が図2とは逆の
面に形成されているが、上述の通り搬送時での成形機と
の干渉、あるいはブロー成形金型との干渉を防止するた
めに、図2に示す箇所に形成しても良い。
【0078】図8に示す本実施の形態の凹部126を、
取手付きプリフォーム100の射出成形時の樹脂の流れ
方向Eを基準として説明する。図8に示す凹部126
は、樹脂の流れ方向の上流側より順に、急斜面126
A、湾曲底面126B、緩斜面126Cを有する。
【0079】ここで、図8に示す接続部122は、凹部
126を境として、基端122A側では肉厚T3=1.
95mm、自由端122B(図3では図示せず)側では
肉厚T2=1.5mmと、異なる肉厚に設定されてい
る。そして、凹部126の最小肉厚T1は、例えばT1
=1.05mmとなっている。また、急斜面126A,
緩斜面126Cを、その水平成分Hに対する垂直成分V
の比で表すと、V/Hはそれぞれ0.9,0.5とな
る。
【0080】一方、比較例である図9に示す凹部126
は、樹脂の流れ方向の上流側より順に、緩斜面126
D、底面126E、急斜面126Fを有する。また、上
述した肉厚T1〜T3については、T1=T2=1.5
mm、T3=0.75mmに設定されている。なお、緩
斜面126Dをその水平成分Hに対する垂直成分Vの比
で表すと、V/H=0.5となる。
【0081】図8と図9とに示す凹部126を有する各
プリフォームを射出成形して比較してみた。図9に示す
最小肉厚T3=0.75mmの凹部126では結晶化が
生じたのに対して、図8に示す最小肉厚T3=1.05
mmの凹部126では結晶化が生じなかった。また、そ
れぞれのプリフォームについて凹部126にて繰り返し
屈曲する耐久テストを実施したところ、図8のサンプル
では破断が生じなかったのに対して、図9のサンプルの
中にて破断が生じたものがあった。このように、図8の
凹部126の方が、図9の凹部126と対比して、結晶
化がなく外観上好ましい上に、屈曲による破断も格段に
少ないことが判明した。
【0082】この理由について以下に考察する。一般
に、成形品の肉厚を局所的に0.25mm〜0.5mm
と薄肉にすると、分子配向されて屈曲可能となることが
知られている。しかしながら上記比較例から分かる通
り、ポリエチレンテレフタレート(PET)製のボトル
では、凹部126が1mm以下の肉厚では結晶化によっ
て脆くなり、破断してしまうのに対し、その肉厚が1m
mを越えると結晶化による破断が生じないことが判明し
た。
【0083】また、凹部126では、分子配向すること
で破断し難くなると考えられているが、本発明者等の実
験によれば、2mm以上の肉厚でも100回以上の屈曲
に耐えることが分かっているため、凹部126が分子配
向のみによって屈曲可能となったとは単純に言えない。
成形品に折り曲げのための外力を加えれば、取手部12
0の中で薄肉の凹部126が、折り曲げのきっかけとな
るためである。
【0084】従って、本実施の形態のように、取手部1
20に凹部126を形成する代わりに、肉厚の異なる段
差部を設けても、屈曲のためのきっかけとすることがで
きる。
【0085】そこで、図8の実施の形態のように、急斜
面126Aにて急激に薄肉化させることで分子配向を高
め、緩斜面126そで把持部128までスムースに樹脂
が流れるように構成させた。
【0086】なお、 本発明は上述した実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内におい
て、種々の変形が可能である。
【0087】取手部120の形状については、持ち易さ
を考慮して把持部128の内側を波形状として、指がフ
ィットし易くすることができる。また、把持部128の
強度を上げ、かつ、ボトル本体から把持部が突出しない
ようにするために、全体を内側に湾曲させたりすること
も可能である。
【0088】また、補強リブの断面形状として、接続部
の表裏面より突出させたH型、I型断面に代えて、その
表面より例えばコ字形に窪む凹部であってもよい。
【0089】また、ヒンジ部となる凹部126は薄肉の
ために温調時に屈曲し易いので、図1(A)及び図10
(A)の幅方向Cに亘って形成された凹部126を途中
で寸断する厚肉部を1以上設けても良い。
【0090】また、図10(A)の実施の形態において
は、接続部122の自由端側に指掛け用の孔121を設
けたが、接続部122の幅W1が狭ければ、必ずしも孔
121を設けなくてもよい。接続部122を指で挟みな
がら把持部128を把持できるからである。
【0091】また、上述した実施の形態においては、プ
リフォーム成形ステーションとブロー成形ステーション
とを一体のものとした延伸ブロー成形装置について説明
したが、この例に限らず、プリフォーム成形ステーショ
ンを単体の射出成形装置として構成したり、ブロー成形
ステーションを単体のブロー成形装置として構成するこ
とも可能である。
【0092】また、上述した実施の形態においては、プ
リフォーム成形ステーションで4個のプリフォームを射
出成形し、ブロー成形ステーションで1個ずつプリフォ
ームをブロー成形する場合について説明したが、この例
に限らず、同時射出成形個数及び同時ブロー成形個数
は、適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)(B)は、本発明の実施の形態に係
る取手付きプリフォームの平面図、I−I’断面図であ
る。
【図2】図2は、図1(A)(B)に示す取手付きプリ
フォームの正面図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態に係る取手付き容
器の正面図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態に係るプリフォー
ム及び容器を成形する延伸ブロー成形装置を示す平面図
である。
【図5】図5は、図4に示す回転盤の下面の取り付け構
造を透視して示す平面図である。
【図6】図6は、図4に示すプリフォーム成形ステーシ
ョンの断面図である。
【図7】図7は、図4に示す加熱部の概略説明図であ
る。
【図8】図8は、本発明の実施の形態に係る取手部の凹
部の拡大図である。
【図9】図9は、図8の凹部と比較される比較例である
凹部の拡大図である。
【図10】図10(A)(B)は、取手部の他の実施の
形態を示す平面図、A−A’断面図である。
【符号の説明】
12 プリフォーム成形ステーション 14 ブロー成形ステーション 18 回転盤 22 射出成形部 24 取出部 32 搬送用チェーン 34 搬送手段 36 搬送部材 40 受取部 42 加熱部 44 ブロー成形部 48 ブローキャビティ型 56 ネックキャビティ型 58 射出コア型 68 射出キャビティ型 70 プリフォーム本体成形用キャビティ 72 取手部成形用キャビティ 90 赤外線ヒータ 92 遮蔽板 100 取手付きプリフォーム 110 プリフォーム本体 112 ネック部 112A サポートリング 114 胴部 116 底部 120 取手部 121 孔 122 接続部 122A 基端 122B 自由端 122C 幅広部 122D 幅狭部 123,124,125,129 補強リブ 126 凹部 126A 急斜面 126B 湾曲底部 126C 緩斜面 127 平面 128 把持部 130 取手付き容器 132 容器本体 134 胴部 136 底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 22:00 Fターム(参考) 4F201 AA24 AG07 AG24 AG28 AG29 AG30 AH55 BA03 BC01 BC02 BC12 BC21 BC29 BD04 BM02 BM05 BM12 BQ12 4F202 AA24 AG07 AG24 AG28 AG29 AG30 AH28 CA15 CB01 CK11 CL01 4F208 AA24 AG07 AG24 AG28 AG29 AG30 AH55 LA02 LA04 LA08 LB01 LG03 LG16 LG19 LG29

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネック部、その下方に続く胴部及び前記
    胴部の下端を閉鎖する底部を有するプリフォーム本体
    と、 前記プリフォーム本体の前記ネック部に形成された取手
    部と、 を有し、 前記取手部は、 前記ネック部側の基端より側方の自由端に向けて延び、
    第1の幅を有する平板状の接続部と、 前記接続部の自由端に形成され、前記第1の幅よりも幅
    広の第2の幅を有する把持部と、 を有し、前記接続部と前記把持部とで略T字状を成すよ
    うに前記取手部を形成したことを特徴とする取手付きプ
    リフォーム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記接続部は、前記基端側に前記第1の幅の幅広部を有
    し、前記自由端側に前記第1の幅より狭い第3の幅を有
    する幅狭部を有することを特徴とする取手付きプリフォ
    ーム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記接続部の自由端側に指掛け用の孔を設け、前記幅狭
    部は前記指掛け用の孔の両側にそれぞれ設けられること
    を特徴とする取手付きプリフォーム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、 前記接続部は、前記幅狭部の両辺を含む位置に、前記幅
    広部から前記自由端の領域に亘って、補強リブを有する
    ことを特徴とする取手付きプリフォーム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記接続部の前記基端側に、前記取手を屈曲させるため
    段差部を有することを特徴とする取手付きプリフォー
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記段差部は、前記接続部のネック部側の面にて薄肉に
    形成された凹部であることを特徴とする取手付きプリフ
    ォーム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記凹部の最小肉厚は、1mmを越える値に設定されて
    いることを特徴とする取手付きプリフォーム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかのプリフォー
    ムを成形する成形方法であって、 前記プリフォーム本体の前記ネック部の外壁を規定する
    ネックキャビティ型と、前記プリフォーム本体の前記胴
    部及び前記底部の外壁を規定する射出キャビティ型と、
    前記プリフォームの内壁を規定する射出コア型とを型締
    めして、前記プリフォーム本体成形用キャビティと、前
    記プリフォーム本体成形用キャビティに連通される取手
    部形成用キャビティとを形成する工程と、 前記プリフォーム本体形成用キャビティに、前記プリフ
    ォーム本体の前記底部と対向する位置より成形樹脂材料
    を充填して、前記プリフォーム本体を射出成形する工程
    と、 前記プリフォーム本体形成用キャビティを経由させて、
    前記ネック部成形用キャビティに前記成形樹脂材料を流
    入させて、前記取手部を射出成形する工程と、 を有し、 前記取手部の射出成形工程では、前記接続部の前記基端
    の領域より前記自由端の領域に向けて樹脂を直進させた
    後、前記自由端にて両側に樹脂を導いて、略T字状に樹
    脂を分岐させることで前記把持部を成形することを特徴
    とする取手付きプリフォームの成形方法。
  9. 【請求項9】 ネック部、その下方に続く胴部及び前記
    胴部の下端を閉鎖する底部を有する容器本体と、 前記容器本体の前記ネック部に形成された取手部と、 を有し、 前記取手部は、 前記ネック部側の基端より側方の自由端に向けて延び、
    第1の幅を有する接続部と、 前記接続部の自由端に形成され、前記接続部の前記第1
    の幅よりも幅広の第2の幅を有する把持部と、 を有し、前記接続部と前記把持部とが略T字状に形成さ
    れていることを特徴とする取手付き容器。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至7のいずれかの前記取手
    付きプリフォームの前記胴部及び底部を延伸ブロー成形
    して、取手付き容器を成形することを特徴とする取手付
    き容器のブロー成形方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2199629A1 (es) * 2001-03-30 2004-02-16 De Lujan Guillermo Caballero Preforma perfeccionada para envases.
AU2005203451B2 (en) * 2005-08-03 2012-03-01 Nissei Asb Machine Co., Ltd. Container with handle, preform with handle, and method and device for molding container with handle
WO2018181394A1 (ja) 2017-03-31 2018-10-04 日精エー・エス・ビー機械株式会社 ハンドル及びハンドルを備える容器

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