JP4319962B2 - 延伸ブロー成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、延伸ブロー成形装置に関し、特に首部に取手を有する容器の成形や、プリフォームの冷却に改良を加えた延伸ブロー成形装置に関する。
延伸ブロー成形装置としては、プリフォームを射出成形するプリフォーム成形ステーションと、射出成形されたプリフォームを延伸ブロー成形するブロー成形ステーションと、プリフォーム成形ステーションからブロー成形ステーションへとプリフォームを移送する移送ステーションとを有している装置がある(例えば、特許文献1参照)。
プリフォーム成形ステーションでは、複数個のプリフォームを同時に射出成形し、ネックキャビティ型及び射出コア型によりプリフォームを保持した状態で、回転盤によりプリフォームを取出部まで回転搬送してプリフォームを取り出すようにしている。
移送ステーションでは、同時に射出成形された複数個のプリフォームをブロー成形ステーションに受け渡すようにしている。
ブロー成形ステーションでは、移送ステーションから受け取ったプリフォームを循環搬送される搬送部材により搬送し、加熱部にて加熱した後、同時射出成形個数より少ない数のプリフォームをブロー成形部に搬入させてブロー成形し、容器取出部で取り出すようにしている。
これによって充分な冷却時間を確保しながら射出成形サイクルタイムを短縮してプリフォームを成形し、しかもブローキャビティ型の稼働率を高めることができるようにしたものである。
本発明は、この延伸ブロー成形装置をさらに改良したものである。
特開平8−132517号公報
本発明の目的は、首部に取手を有する容器の成形に適した延伸ブロー成形装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
首部に取手を有する合成樹脂製容器を延伸ブロー成形する延伸ブロー成形装置において、
有底筒状のプリフォームを射出成形する射出コア型と射出キャビティ型を有する射出成形部と、
前記射出成形されたプリフォームを前記射出コア型から取り出す取出部と、
前記射出成形部と前記取出部に各々設けられた2組の前記射出コア型を、前記各部に交互に回転搬送する回転部材とを有し、
前記射出キャビティ型は、プリフォームの首部に一体に設けられる取手を成形する取手キャビティ部を有し、
前記取手キャビティ部は、前記回転部材の回転軸と反対側の位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、取手キャビティ部を回転部材の回転軸と反対側の位置に設けることで、2組の射出コア型が近接して配置されているスペースのあまりない回転中心側の位置をさけ、比較的スペースのある回転部材外側位置を有効に使用でき、これによって取手が向かい合って配置されることで回転部材が大きくなるのを防止することができる。なお、本明細書において「首部」とは、プリフォームの開口部側の延伸されない領域、即ち、ねじ部及びそれに連なる胴部付近を意味している。
請求項2記載の発明は、請求項1において、
前記射出キャビティ型は、複数の前記プリフォームの胴部外形を規定する複数の射出キャビティを有すると共に、
前記各プリフォーム毎の前記射出キャビティに冷却水を分配する分配部を前記回転部材の回転軸側の位置に有することを特徴とする。
本発明によれば、取手キャビティ部を比較的スペースに余裕のある回転部材の回転軸と反対側の位置に配置し、その反対側の回転中心軸側の位置に分配部を設けることで、金型構造を複雑にすることなく、射出キャビティ型が片側に肥大するのを防止し、良好な重量バランスとすることができる。
請求項3記載の発明は、
首部に取手を有する合成樹脂製容器を延伸ブロー成形する延伸ブロー成形装置において、
有底筒状のプリフォームを射出成形する射出成形部と、
前記射出成形されたプリフォームを射出金型から取り出す取出部と、
前記射出成形部と前記取出部の各々に設けられた2組の射出コア型及びネックキャビティ型を、前記各部に交互に回転搬送する回転部材とを有し、
前記ネックキャビティ型は、前記プリフォームの首部に連通する取手を成形する取手キャビティ部を有し、
前記取手キャビティ部は、前記回転部材の回転軸と反対側の位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ネックキャビティ型に取手キャビティ部を設けることによっても、請求項1と同様の目的を達成することができる。
請求項4記載の発明は、請求項2において、
前記分配部は、両端にそれぞれ冷却水の導入口と排出口を有し、前記各導入口から導入した冷却水によって前記複数の射出キャビティを2つのグループに分けて冷却することを特徴とする。
本発明によれば、分配部の両端にそれぞれ冷却水の導入口と排出口を設けることで、複数の射出キャビティを2つのグループに分けて冷却することができ、各射出キャビティで射出成型されるプリフォームを効率よく冷却し、プリフォーム毎の温度差を均等にすることができる。特に複数個取りの金型の場合、中央より両端のプリフォームの冷却が遅くなる傾向にあるので、導入口を両側に設けることで両端の金型で成形されたプリフォームの冷却が十分に行われる。
請求項5記載の発明は、請求項4において、
前記分配部の冷却水の導入口は、前記プリフォーム軸方向の下端位置に設けられ、
前記分配部の冷却水路は、前記導入口から各射出キャビティの冷却水路の下端に連接して設けられ、
前記各射出キャビティの冷却水路は、前記プリフォームの軸方向に向かって前記プリフォームの円周方向を回りながら上方へ延び、上端で前記分配部側の冷却水路に連接され、
前記射出キャビティの冷却水路上端と連接された前記分配部の冷却水路は、一旦前記分配部の中心方向に向かい前記各射出キャビティの冷却水路の上端に連接しつつ延び、前記分配部の中心付近で更に下方に延びた後、前記分配部の両端に設けた排出口に連接されることを特徴とする。
本発明によれば、分配部の冷却水路を中心に向けて延ばし、そこから下方に延ばした後、分配部の両端に設けた排出口に連接することで、各射出キャビティの冷却水路の一部に流路が偏ることなく、各射出キャビティの冷却水路の長さをほぼ等しくする事ができ、両端と中央側の金型での冷却効率が極端に違わないようにした。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図11は、本発明の一実施の形態にかかる延伸ブロー成形装置を示す図である。
図1は、延伸ブロー成形装置の平面図である。
この延伸ブロー成形装置は、機台10上に、大別して、プリフォーム成形ステーション12と、ブロー成形ステーション14と、プリフォーム成形ステーション12とブロー成形ステーション14との間に位置する受渡し部16とが設けられている。
プリフォーム成形ステーション12は、回転角で180度離れた2カ所にそれぞれ射出コア型(図示せず)を有し、回転搬送路に沿って射出コア型を間欠的に循環搬送する回転盤18を有する。そして、射出コア型の各停止位置には、それぞれ、射出装置20と対向する位置に射出成形部22が設けられ、この射出成形部22と対向して取出部24が設けられている。射出成形部22は、射出コア型に対して相対的に型締め駆動される射出キャビティ型68を有し、例えば4個の首部に取手80を有するプリフォーム28を同時に射出成形する。
一方、取出部24では、プリフォーム28を射出コア型に対して相対的に離型駆動して、射出コア型よりプリフォーム28を取り出し可能である。
なお、本実施例では、プリフォーム28のネック部を、ネックキャビティ型(図示せず)により成形しており、プリフォーム28は、このネックキャビティ型及び射出コア型により保持されて回転盤18により取出部24に搬送される。
そして、取出部24では、ネックキャビティ型の下降により射出コア型の部分的な離型後に、ネックキャビティ型を開いてプリフォーム28が取り出されるようになっている。
ブロー成形ステーション14は、4つのスプロケット30と、これらに掛け渡された搬送用チェーン32及びこのスプロケットを駆動させる図示しない装置、たとえば1つのスプロケットを回転させる電動モータや、油圧シリンダに取り付けられたラックとスプロケットに取り付けられたピニオン等によって構成される循環搬送用の搬送手段34を有する。
この搬送用チェーン32には、所定距離を隔てて複数、例えば、12個の搬送部材36が固定され、各搬送部材36にプリフォーム28または容器38が支持されるようになっている。この搬送部材36の搬送経路には、受渡し部16からプリフォーム28を受け取る受取部40と、受取部40で受け取ったプリフォーム28をブロー成形適温以上に加熱する加熱部42と、加熱部42で加熱したプリフォーム28を延伸ブロー成形して容器38を得るブロー成形部44と、ブロー成形部44でブロー成形した容器38を装置外部に取り出す容器取出部46とが設けられている。
加熱部42には、加熱装置43が配置され、加熱装置43は例えば搬送路に沿って延びる赤外線ヒータを複数本プリフォームの高さ方向に並べて配置され、この加熱装置43を通過する際、搬送部材36に設けられた自転用スプロケットが自転用チェーンと噛合してプリフォームを自転させながら周方向が均等に加熱されるようになっている。
ブロー成形部44は、ブロー型締め機構45によりプリフォーム28に対して型締めされるブローキャビティ型48を有し、例えば、1個のプリフォーム28をブロー成形するようにしている。
容器取出部46は、取出装置47により、容器38を反転させ、正立状態で取り出すようになっている。
受渡し部16は、プリフォーム成形ステーション12の取出部24より取り出されたプリフォーム28を、ブロー成形ステーション14の受取部40に受け渡すものである。
プリフォーム成形ステーション12の取出部24では、射出成形部22での同時成形個数のプリフォーム28が取り出されるが、受渡し部16では、取出部24にて、例えば、4個同時に取り出されたプリフォーム28を、1個ずつ受取部40に受け渡している。
また、プリフォーム成形ステーション12では、プリフォーム28が正立状態にて射出成形されるのに対し、受渡し部16では、プリフォーム28の上下を反転し、ブロー成形ステーション14にプリフォーム28を倒立状態で受け渡している。
さらに、ブロー成形ステーション14では、搬送手段34が搬送部材36を間欠搬送する状態となっており、加熱部42とブロー成形部44との間が加熱されたプリフォーム28を間欠停止させて一時的に待機させる待機部50として設定されている。
図2〜図5は、プリフォーム成形ステーションの射出金型の状態を示している。
図2は、射出金型の配置状態を示す平面図で、回転盤18を透過した状態で示してある。
図2において、回転盤18は、回転軸52を中心に180度ごと交互に回転されるようになっている。
矢印A方向が射出装置からの射出方向を示しており、回転軸52を挟んで、射出装置側の位置に射出成形部22が配置され、この射出成形部22と対向する位置に取出部24が配置されている。
これら射出成形部22及び取出部24に対応する位置の回転盤18には、2組の射出コア型とネックキャビティ型が取り付けられ、図には射出コア押え板54及びネックキャビティ型56が取り付けられた状態が示されている。
また、図5の射出金型側断面図に示すように、射出コア押え板54とネックキャビティ型56との間には、4本の射出コア型58を取り付けた射出コア固定板60と、プリフォーム28取り出し用のエジェクトプレート62とが取り付けられている。なお、射出コア押え板54及びネックキャビティ型56には、冷却水路64、66が設けられ、図2の回転軸52を通して冷却水が供給され、プリフォーム28を冷却するようになっている。
また、図2及び図5に示すように、射出成形部22の下方位置には、1組の射出コア型51及びネックキャビティ型56に対応して射出キャビティ型68が固定配置されている。
射出キャビティ型68は、プリフォーム28の胴部外形を規定する例えば4つの射出キャビティ70を有している。
さらに、この射出キャビティ型68の上面には、プリフォーム28の首部に一体形成される取手キャビティ部72がそれぞれの射出キャビティ70に対応して形成されている。
この取手キャビティ部72は、回転盤18の回転軸52と略反対側の位置、つまり、射出装置20側に配置され、回転軸52側に射出キャビティ型68が出っ張らない状態とし、回転盤18の外周側のスペースを有効に活用するようにしている。
また、射出キャビティ型68には、図3の射出キャビティ型平面図に示すように、各射出キャビティ70の周囲に、プリフォーム28の軸方向に向かってプリフォーム28の円周方向を回りながら上下方向に延びる冷却水路74が形成され、その導入口74aが射出キャビティ型68の回転軸52側の側面下部、排出口74bが上部に配置された状態となっている(図4の射出キャビティ型背面図参照)。
この導入口74a及び導出口74bが配置された回転軸52側の側面には、図3〜図5に示すように各射出キャビティ70の冷却水路74に冷却水を分配する分配部76が設けられている。なお、この分配部76は型によって形成されているが、金属板を用いることもできる。
このように、分配部76を射出キャビティ型68の回転軸52側の位置に設けることで回転盤18の外周側の位置に形成された取手キャビティ部72によって回転盤18外周側が厚くなった射出キャビティ型68の重量バランスをこの分配部76によって安定した状態にすることができる。
この分配部76は、両端にそれぞれ冷却水の導入口76aと、排出口76bを有し、2つの射出キャビティ70を1グループとする2つのグループを形成して2つの射出キャビティ70ずつ冷却することで、冷却効率を高めるようにしている。
また、各グループを形成する分配部76の冷却水の導入口76aは、プリフォーム28の軸方向の下端位置に設けられ、分配部76の各導入側の冷却水路78aは、導入口76aから各射出キャビティ70の冷却水路74の下端である導入口74aに連接して設けられ、2つの射出キャビティ70の冷却水路74に冷却水を供給するようになっている。
また、排水側の冷却水路78bは、射出キャビティ70の冷却水路74の上端である排出口74bと連接され、この排水側の冷却水路78bは、いったん分配部76の中心方向に向かい、2つの射出キャビティ70の冷却水路74の排出口74bに連接しつつ延び、分配部76の中心付近でさらに下方に延びた後、分配部76の両端に設けた排出口76bに連接されている。
このように、冷却水の流路を分配部76の下部から各射出キャビティ70の冷却水路74aを通して上方に導き、分配部76の上部からいったん分配部76の中心方向に向けた後下方に導き、分配部の76の両端に設けた排出口76bより排出するように構成することで、2つの射出キャビティ70の冷却水路74の長さとほぼ同じくすることができる。冷却水の流路が2つの射出キャビティ70の冷却水路74の一方に偏ることなく均等に分配し得るようにしている。
そして、回転盤18に設けた射出コア型58及びネックキャビティ型56と射出キャビティ型68と型締めし、合成樹脂材料を射出することで首部に取手80を有する有底筒状のプリフォーム28が成形されることとなる。
なお、ネックキャビティ型56及び射出キャビティ型の取手キャビティ部72対応位置には、それぞれ対向方向にばね82によって構成された押出しピン84が設けられ、型開時に取手80、ネックキャビティ型56及び射出キャビティ型68から離すようになっている。
また、射出キャビティ型68の上面にはネックキャビティ型56を受け入れるテーパ部86が形成され、確実に係合し得るようにされている。
図6には取出部24から受渡部16にプリフォーム28を受渡し、反転機構90にて正立状態のプリフォーム28を反転して、倒立状態でブロー成形ステーション14の受取部40位置にある搬送部材36に受渡し、搬送手段34の搬送チェーン32によってプリフォーム28を保持した搬送部材36を加熱部42の加熱装置43で加熱した後、待機部50で待機させ、ブロー成形部44でブロー成形した後、容器取出部46で取り出す状態が示されている。
加熱部42では、プリフォーム28が、搬送方向の3箇所の位置で間欠停止されるようになっており、加熱装置43は、プリフォーム28が間欠停止される3箇所の位置に搬送方向に沿ってそれぞれ赤外線ヒータ92が配置され、赤外線ヒータを挟んで搬送経路の両側には、それぞれ反射板94、96が配置された状態となっており、3箇所で加熱が行われるようになっている。
また、搬送経路の外側に位置する反射板94は、多数の孔があいた状態となっており、その背後からブロア98のエアーを吹き付け、反射板94を通してプリフォーム28に導入することで、プリフォーム28の過加熱を防止すると共に、プリフォーム28の表面を冷却するようにしている。
さらに、搬送部材36は、加熱装置43を通過する際、図7に示すように、搬送経路に設けた自転用チェーン100によって自転用スプロケット102を介し自転し得るようになっており、これによって、プリフォーム28を周方向で均一に加熱するようにしている。
なお、図7に示すように、赤外線ヒータ92は、プリフォームの軸方向で複数設けられ、かつ、各赤外線ヒータ92は、プリフォームに対し前後動を可能にされ、プリフォーム28の軸方向での温度分布を付与し得るようになっている。
また、加熱部42内でのプリフォーム28の間欠停止位置には、搬送経路の内側位置に、シャッター部材104がプリフォーム28に対し、移動手段としてのシャッター用シリンダ106により進退動を可能にされている。
シャッター部材104は、プリフォーム28の加熱部分、例えば胴部108と、非加熱部分、例えばネック部110及び取手80との境界に設けられ、シャッター用シリンダ106によって搬送手段34によるプリフォーム28の搬送に邪魔にならない対比位置X1とプリフォーム28の搬送停止時にプリフォーム28に最も近づく近接位置X2に移動させられるようになっている。また、シャッター部材104は、間欠搬送されるプリフォーム28の対応部分の径よりも広い幅の切欠部112を有し、ほぼ完全に取手80及びネック部110を覆うようになっている。このように、シャッター部材104によってプリフォーム28の取手80及びネック部110が加熱されるのを確実に防止することができ、しかも、シャッター部材104によって反射した赤外線が、最も延びにくく他の部分より加熱したいプリフォームの肩部にあたり、効果的に加熱することができる。また、前記シャッター部材104の下方、つまり非加熱部に冷却用のエアを導入することでより効果的に非加熱部を保護できる。さらに加熱部42におけるプリフォームの停止位置で、搬送部材36を貫通してプリフォーム28の内側に挿入され、プリフォーム28を内側から加熱するための熱源を有する加熱材としての加熱ロッド114が設けられている。
この加熱ロッド114は、図示せぬ昇降手段により、プリフォーム28の軸方向におけるシャッター部材104対応位置よりも高い位置とプリフォーム28の間欠搬送に邪魔にならない待避位置との間で昇降可能にされている。
したがって、この加熱ロッド114により容器の肩部に相当するプリフォーム28の内側部分をさらに加熱することができ、より一層良好なブロー成形を行うことが可能となる。
待機部50では、プリフォーム28の搬送経路に沿ってその両側位置に、取手80の方向を規制する規制手段としての2枚のばね付きのガイド板116及び118が設けられこのガイド板116、118にプリフォーム28の取手80が当接することで、プリフォーム28の取手80が搬送方向に沿う方向に規制されるようになっている。
したがって、加熱部においてプリフォーム28が自転され、加熱部から搬送されるプリフォーム28の取手80の位置がどのような位置であっても、ガイド板116、118によって確実に搬送方向に沿う方向に規制されることとなる。
この規制手段の方法としては、取手に大きく負担がかからないようなものであればよい。例えば、バネ付きガイド板と共にもしくはガイド板の代わりに、可倒式のポールや、ブラシのようなものでもよいし、加熱部から搬送される際の取手の重さと加熱の自転による慣性を利用してある程度方向を出し、ばねのないガイド板の間に導入して方向を規制してもよい。また、ブロー成形ステーションの前に光センサーを配置して方向が規制されていないプリフォームが搬入される場合には、ブロー型締を行わないという制御手段を設けるようにしてもよい。
ブロー成形部44では、図9〜図11に示すように、割型からなるブローキャビティ型48と底型120と型締め板122にて型締めするようになっており、ブローキャビティ型48にはプリフォーム28のネック部110に相当する部分にネック部110を保持するネックホルダー124が設けられ、ネックホルダー124にてプリフォーム28のネック部110を保持した状態で、プリフォーム28内に高圧エアーを吹込み、延伸ロッド126を伸ばすことで、ブローキャビティ型48のブローキャビティ128及び底型120の形状に沿った容器38を延伸ブロー成形するようになっている。
また、ブローキャビティ型48の下面には、ブローキャビティ型48の型締め方向Bと直交する方向C(プリフォームの搬送方向)に取手80を収容するための凹部130がネックホルダー124の両側位置に形成され、プリフォーム28の取手80が待機部50でガイド板116、118によって搬送方向に沿って位置が規制された状態の取手を確実に収納し得るようにしており、これによって取手80の形状や取手80の変形に拘わりなくブローキャビティ型に取手80を挟み込むのを防止している。
また、124にも、取手80の逃げ凹部132が形成された状態となっている。
なお、取手収納用の凹部130及びネックホルダー124の逃げ凹部132は、取手80の形状よりも大きめに形成されている。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形が可能である。
たとえば、前期実施の形態においては、プリフォーム成形ステーションとブロー成形ステーションとを一体のものとした延伸ブロー成形装置について説明したが、この例に限らず、プリフォーム成形ステーションを単体の射出成形装置として構成したり、ブロー成形ステーションを単体のブロー成形装置として構成することも可能である。
また、前記実施の形態においては、プリフォーム成形ステーションで4個のプリフォームを射出成形し、ブロー成形ステーションで1個ずつプリフォームをブロー成形する場合について説明したがこの例に限らず、同時射出成形個数及び同時ブロー成形個数は、適宜変更可能である。
さらに、前記実施の形態では、射出キャビティ型に取手キャビティ部を形成したが、ネックキャビティ型あるいは射出キャビティ型及びネックキャビティ型の双方に形成するようにしても良い。
ハンドルの形状は、実施例のものに限らず、L字状のものもよい。
本発明の一実施の形態に係る延伸ブロー成形装置を示す平面図である。 図1のプリフォーム成形ステーションの射出金型の配置状態を示す平面図である。 図2の射出キャビティ型を示す平面図である。 図3の分配部の正面図である。 プリフォーム成形ステーションの断面図である。 図1の受渡部及びブロー成形ステーションを示す平面図である。 図6の加熱装置の断面図である。 図7の搬送部材及びプリフォームの拡大断面図である。 図6のブローキャビティ型の状態を示す断面図である。 図9の部分拡大断面図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。
符号の説明
12 プリフォーム成形ステーション
14 ブロー成形ステーション
18 回転盤
22 射出成形部
24 取出部
28 プリフォーム
32 搬送用チェーン
34 搬送手段
36 搬送部材
38 容器
40 受取部
42 加熱部
44 ブロー成形部
48 ブローキャビティ型
56 ネックキャビティ型
58 射出コア型
68 射出キャビティ型
70 射出キャビティ
72 取手キャビティ部
76 分配部
76a 導入口
76b 排出口
78a 導入側冷却水路
78b 排出側冷却水路
80 取手
92 赤外線ヒータ
100 自転用チェーン
102 自転用スプロケット
104 シャッター部材
106 シャッター用シリンダ
110 ネック部
112 切欠き部
114 加熱ロッド
116、118 ガイド板
130 凹部
132 逃げ凹部

Claims (5)

  1. 首部に取手を有する合成樹脂製容器を延伸ブロー成形する延伸ブロー成形装置において、
    射出コア型、ネックキャビティ型及び射出キャビティ型を型締めして有底筒状のプリフォームを射出成形し、前記プリフォームを前記射出キャビティ型から離型させる射出成形部と、
    前記射出成形されたプリフォームを前記射出コア型及びネックキャビティ型から取り出す取出部と、
    前記射出成形部と前記取出部に各々設けられた2組の前記射出コア型及びネックキャビティ型を、前記各部に交互に回転搬送する回転部材とを有し、
    前記射出キャビティ型は、プリフォームの首部に一体に設けられる取手を成形する取手キャビティ部を有し、前記首部は前記射出キャビティ型と前記ネックキャビティ型とを型締めして規定されるキャビティにて成形され、
    前記取手キャビティ部は、前記回転部材の回転軸と反対側の位置に設けられていることを特徴とする延伸ブロー成形装置。
  2. 請求項1において、
    前記射出キャビティ型は、複数の前記プリフォームの胴部外形を規定する複数の射出キャビティを有すると共に、
    前記各プリフォーム毎の前記射出キャビティに冷却水を分配する分配部を前記回転部材の回転軸側の位置に有することを特徴とする延伸ブロー成形装置。
  3. 首部に取手を有する合成樹脂製容器を延伸ブロー成形する延伸ブロー成形装置において、
    射出コア型、ネックキャビティ型及び射出キャビティ型を型締めして有底筒状のプリフォームを射出成形し、前記プリフォームを前記射出キャビティ型から離型させる射出成形部と、
    前記射出成形されたプリフォームを前記射出コア型及びネックキャビティ型から取り出す取出部と、
    前記射出成形部と前記取出部の各々に設けられた2組の射出コア型及びネックキャビティ型を、前記各部に交互に回転搬送する回転部材とを有し、
    前記ネックキャビティ型は、前記プリフォームの首部に連通する取手を成形する取手キャビティ部を有し、前記首部は前記射出キャビティ型と前記ネックキャビティ型とを型締めして規定されるキャビティにて成形され、
    前記取手キャビティ部は、前記回転部材の回転軸と反対側の位置に設けられていることを特徴とする延伸ブロー成形装置。
  4. 請求項2において、
    前記分配部は、両端にそれぞれ冷却水の導入口と排出口を有し、前記各導入口から導入した冷却水によって前記複数の射出キャビティを2つのグループに分けて冷却することを特徴とする延伸ブロー成形装置。
  5. 請求項4において、
    前記分配部の冷却水の導入口は、前記プリフォーム軸方向の下端位置に設けられ、
    前記分配部の冷却水路は、前記導入口から各射出キャビティの冷却水路の下端に連接して設けられ、
    前記各射出キャビティの冷却水路は、前記プリフォームの軸方向に向かって前記プリフォームの円周方向を回りながら上方へ延び、上端で前記分配部側の冷却水路に連接され、
    前記射出キャビティの冷却水路上端と連接された前記分配部の冷却水路は、一旦前記分配部の中心方向に向かい前記各射出キャビティの冷却水路の上端に連接しつつ延び、前記分配部の中心付近で更に下方に延びた後、前記分配部の両端に設けた排出口に連接されることを特徴とする延伸ブロー成形装置。
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