JP2001029176A - ベッド用就寝者防護装置 - Google Patents

ベッド用就寝者防護装置

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JP2001029176A
JP2001029176A JP11203793A JP20379399A JP2001029176A JP 2001029176 A JP2001029176 A JP 2001029176A JP 11203793 A JP11203793 A JP 11203793A JP 20379399 A JP20379399 A JP 20379399A JP 2001029176 A JP2001029176 A JP 2001029176A
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panel
protection
guide frame
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Hideki Noda
英樹 野田
Toshihiko Onishi
俊彦 大西
Masao Murakami
正雄 村上
Takuya Hirota
卓也 廣田
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Nabco Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C31/00Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
    • A47C31/002Anti-earthquake means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震発生時にベッドに寝ている人を落下物か
ら守る。 【解決手段】 ベッド10の前後に設置されるガイドフレ
ーム2 と、ガイドフレーム間に架設され前記ガイドフレ
ームに沿ってスライド自在な防護パネル3 と、ガイドフ
レーム内に引き通され防護パネルに連結され防護パネル
をガイドフレームに沿って牽引移動可能とするワイヤ部
材4 と、ベッドの下部に設置されワイヤ部材を駆動して
防護パネルを移動させるドラム25及びドラムを回転させ
るモータ26を有し、常時は防護パネルをベッド両側面位
置のいずれか一方に位置させ、地震時に防護パネルをベ
ッドの上を覆う定位置まで移動させる駆動装置5 とから
なる。また、防護パネルの移動経路に人が存在すること
を検出する高さに設置されるセンサー6 と、地震時に駆
動装置を制御して防護パネルを作動させる制御装置7と
を設け、制御装置は、センサーの検出信号に応答して防
護パネルが人に衝突しないように移動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、就寝中に発生する
地震によってベッド上に落下する物から人を防護する装
置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】昨今では、建築物は大
きい地震によっても容易に倒壊しないものが建てられる
ようになってきた。また、建築物の揺れも小さく抑えら
れる技術が開発されている。しかし、建築物が倒壊しな
いとしても、家屋の揺れをなくすことは殆ど不可能であ
り、室内の高所に置かれ、飾られ、或いは収納されてい
る物品は、揺れによって落下してくる危険がある。高所
にある物品の地震による落下位置は必ずしも予測できる
ものではなく、また、日常生活においては床面を広く有
効に使用しようとする自然な感覚で物品が高所に置かれ
或いは収納されやすい。このよな状況の下では、就寝中
の人を地震によって落下する物から防護することが必要
である。本発明は、地震発生時にベッドに寝ている人を
落下物から守ることができる防護装置を提供しようとす
るものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、ベッド
の前後に設置されるガイドフレームと、前記ガイドフレ
ーム間に架設され前記ガイドフレームに沿ってスライド
自在な防護パネルと、前記ガイドフレーム内に引き通さ
れ前記防護パネルに連結され防護パネルを前記ガイドフ
レームに沿って牽引移動可能とするワイヤ部材と、前記
ベッドの下部に設置され前記ワイヤ部材を駆動して前記
防護パネルを移動させるドラム及び前記ドラムを回転さ
せるモータを有し、常時は防護パネルを前記ベッド両側
面位置のいずれか一方に位置させ、地震時に前記防護パ
ネルを前記ベッドの上を覆う定位置まで移動させる駆動
装置と、からなることを特徴とする(請求項1)。
【0004】本発明の手段では、地震時には、モータに
よってドラムを回転させワイヤを駆動することにり、防
護パネルをベッドの側面位置からベッドの上方を覆う防
護位置に移動させる。従って、地震発生時にベッドに寝
ている人を落下物から守ることができる。また、防護パ
ネルを駆動装置によってベッド両側面位置のいずれか一
方に配置できるので、室内のレイアウトに合わせて防護
パネルを邪魔とならない側、例えば壁面側に配置でき
る。従って、日常の使用においてベッドとしての機能を
損なうことがない。
【0005】前記ワイヤ部材は、前記ドラムからの導出
部が一対でドラムへの巻き方向が互いに逆向きであり、
その一対の導出部が別々に前記ガイドフレームに異なる
側から進入し前記防護パネルに達し防護パネルの移動方
向に離れたワイヤ結合部に双方の結合部間で互いにすれ
違う重複部を形成するように端部を結合されている構成
とするのがよい(請求項2)。
【0006】この構成では、ワイヤ部材のドラムからの
導出部が一対でその巻き方向が互いに逆向きであり、そ
の一対の導出部が別々に前記ガイドフレームに異なる側
から進入し前記防護パネルに達して防護パネルのワイヤ
結合部に結合されているから、ドラムが一方へ回転する
ときワイヤ部材の導出端の一方がドラムに巻き取られ他
方が繰り出され、ドラムが他方へ回転する時はその逆と
なり、従って、防護パネルはドラムの回転方向により前
進及び後退が可能である。また、ワイヤ部材で防護パネ
ルをガイドに沿って移動させる際に、一般的に考えられ
るように単にワイヤ部材を防護パネルの移動方向の先端
側と後端側に連結する方法では、直線ガイドに沿って防
護パネルを移動させる場合には問題はないが、ガイドが
屈曲して移動方向が上向きから横向きに変わる部分では
抵抗が大きくなる問題がある。すなわち、防護パネルの
移動方向先端側とワイヤとの連結部に横向きの引張り力
が作用していて、防護パネルの後部が未だ縦向きにガイ
ドされているような場合に、その防護パネルを横向きの
引張り力で引き上げることになるから、横向きの引張り
力の中のかなりの部分が防護パネルを縦ガイドに押しつ
ける力として消費され、防護パネルの後部を上方に引き
上げることが困難となる問題がある。これに対し本発明
では、ワイヤ部材の一対の導出部が、防護パネルの移動
方向に離れたワイヤ結合部に双方の結合部間で互いにす
れ違う重複部を形成するように端部を結合されているこ
とにより、防護パネルを上昇させる時にワイヤ部材が防
護パネルの後ろ側を下方から引き上げることになり、ガ
イドフレームに沿って円滑に移動させることができる。
【0007】前記ガイドフレームは、アーチ状に形成さ
れ、前記防護パネルは、複数枚のパネルを連結して折り
曲げ自在に構成され、前記ガイドフレームに沿って前記
パネルを移動可能に支持するガイド体を各パネルに設け
てなる構成とするのがよい(請求項3)。この構成で
は、防護パネルは複数枚のパネルを連結して構成される
ので、防護パネルの移動軌跡はアーチ状であるガイドフ
レームより大幅にはみ出すことがなく、ベッドを壁等の
物に接近して配置することができる。
【0008】また別の、本発明の手段は、ベッドの前後
に配置されるガイドフレームと、前記ガイドフレーム間
に架設され常時は前記ベッド側面のいずれか一方に配置
され前記ガイドフレームに沿ってスライド自在である防
護パネルと、前記防護パネルを前記ベッド上方を覆う防
護位置まで移動させる駆動装置と、前記防護パネルの移
動経路に人が存在することを検出する高さに設置される
センサーと、地震時に前記駆動装置を制御して前記防護
パネルを作動させる制御装置と、を有し、前記制御装置
は、前記センサーの検出信号に応答して前記防護パネル
が人に衝突しないように移動を規制することを特徴とす
る(請求項4)。
【0009】この手段では、地震時には防護パネルが駆
動装置によりベッドの側面位置からベッドの上方を覆う
防護位置に移動するから、地震発生時にベッドに寝てい
る人を落下物から守ることができる。また、地震時にベ
ッドに寝ている人が起き上がることがあっても、センサ
ーが人を検知して防護パネルの移動を規制するので、防
護パネルと人との衝突を未然に防止できる。
【0010】前記制御装置は、前記センサーの検出信号
に応答して前記防護パネルを停止若しくは反転作動さ
せ、前記センサーの信号が無くなったときに前記防護パ
ネルを再び作動させる構成とするのがよい(請求項
5)。この構成では、センサーの検出信号に応答して防
護パネルの作動を停止若しくは反転させ、その後、セン
サーの検出信号が無くなったことで、再び防護パネルを
作動させてベッド上方を覆うので、地震時に起き上がっ
た人と防護パネルとが誤って衝突することがないように
防護パネルをベッド上を覆う防護位置まで移動させるこ
とができる。
【0011】前記制御装置は、前記センサーの検出信号
に応答して前記防護パネルを低速で作動させる構成とす
るのがよい(請求項6)。この構成では、センサーの検
出信号があったとき、防護パネルを低速で作動させるの
で、地震時にベッドから起き上がった人と防護パネルと
が誤って衝突することがないように、防護パネルをベッ
ド上方を覆う防護位置まで移動させることができる。
【0012】照明ランプと警報音発生器を有し、前記制
御装置は、地震時に前記駆動装置と連動して前記照明ラ
ンプと警報音発生器を作動させる構成とするのがよい
(請求項7)。この構成では、地震時に駆動装置に連動
して照明ランプの点灯と例えばブザーのような警報音発
生器の作動を連動させるので、警報音によって防護装置
が作動していることをベッドに寝ている人に知らせるこ
とができ、又停電が発生することがあっても、照明ラン
プによってベッドに寝ている人に不安感を与えることが
ない。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1〜図
9を用いて説明する。本発明のベッド用就寝者防護装置
1は、ガイドフレーム2、防護パネル3、ワイヤ部材
4、駆動装置5、センサー6、制御装置7、照明ランプ
8、ブザー9等で構成され、ベッド10に設けられてい
る。ベッド10はマット及びその受け台部等からなるベ
ッド本体11に脚12が設けられた一般的なものであ
る。
【0014】ガイドフレーム2は、図1〜図5に示すよ
うに、この例では、ベッド本体11を支える四隅の脚
を、例えばSUSパイプ製の脚12をそれぞれ上方へ延
長させ、その上部を左右方向内側に滑らかに屈曲させ水
平な部分で連続させて前後にそれぞれ同様なアーチ状部
13を形成し、前後で向き合う内側に開口するガイド溝
14(図5参照)を設けたものである。
【0015】防護パネル3は、図1、図2に示すよう
に、ベッド10の長さに対応する複数枚、例えば3枚の
細長い同じパネル15を並べてベッドの上部が覆われる
大きさのものに形成され、図4〜図6に示すように、長
手方向の両端でリンク部材16及びリンクピン17によ
って隣合うパネル同志が連結されている。パネル15は
軽金属の、例えばアルミニウムのパイプで枠18を形成
し、その枠の内側に強度の大きい合成樹脂の、例えばポ
リカーボネートの板19を金具20、21及びボルト2
2、ナット23により取り付けた(図5参照)ものであ
る。パネル15の両端には枠18から外方へ突出したリ
ンクピン17を2本ずつ設けてあり、その突出位置は枠
18の両側縁よりもかなり内側位置(図6参照)にあ
り、このリンクピン17によりリンク部材16を介して
隣合うパネル15を連結してある。パネル連結方向の両
端に位置するリンクピン17と同じ形状のピン17a、
17bは前記リンク結合には関与していないが、先端部
の小孔が後述するワイヤ結合部44として使用される。
連結された3枚のパネル15はリンクピン17の位置で
屈曲自在である。各リンクピン17、ピン17a、17
bには、図5に示すように、ガイド体24を設けてあ
る。ガイド体24は、固くて丈夫な合成樹脂で、例えば
ポリアセタール樹脂でブッシュ状に形成され、リンクピ
ン17、ピン17a、17bの突出端部が回転自在に貫
通し、外周部分が前記ガイドフレーム2のガイド溝14
に嵌め込まれて案内されるようになっている。この3枚
のパネル15で構成された防護パネル3は、ガイド溝1
4に沿って、図1に実線で示すようなベッド10の側面
位置と、図2に実線で示すようなベッド10の上方を覆
う防護位置とに移動可能である。図2に仮想線で示す3
aは側面位置にある防護パネルを示すが、この反対側の
側面位置にも移動可能である。
【0016】ワイヤ部材4は、前記双方のガイドフレー
ム2内に夫々引き通され前記防護パネル3に連結され、
防護パネル3をガイド溝14に沿って牽引移動可能とし
ている。このワイヤ部材4は次に説明する駆動装置5に
よって駆動される。
【0017】駆動装置5は、前記ベッド10の下部に設
置されており、ドラム25及びドラムを回転させるモー
タ26を有する。ドラム25は、前後のガイドフレーム
2及びワイヤ部材4に対応して前後に設けられ、図1、
図3に示すように、ベッド10の前後の下側中心位置に
同じものが配置されており、前後のものが1本の駆動軸
27に取り付けられ、同期回転するようになっている。
駆動軸27は、両端部のドラム25の内側位置をベッド
10に軸受28で支持され、反転可能なブレーキ付きモ
ータ26によって回転駆動される。前後のドラム25に
は夫々の側で前記ワイヤ部材4が巻き付けられており、
ドラム25から導出されるワイヤ部材4の導出部が一対
であり、その巻き方向が互いに逆向きであり、その一対
の導出部が、図3に4a、4bで示すように反対向きに
伸延している。これによりドラム25が一方へ回転する
と導出部4aが巻き取られると共に導出部bが繰り出さ
れ、ドラム25が他方へ回転すると前記と逆になる。こ
のための具体的な構成としては、1連のワイヤ部材4が
途中でドラム25に1回転以上巻き付けられた状態のも
の、すなわち導出部4a、4bがドラムに巻き付けられ
ている部分で連続しているものと、導出部4a、4bが
夫々に必要な長さをドラム25に巻き付けられてそれぞ
れの端部をドラムに固定されているものとが考えられ、
こののいずれでもよい。
【0018】ドラム25から出るワイヤ部材4の導出部
4a、4bは、図3に示すように、水平方向外方に伸延
し、夫々ガイドフレーム2の下端部内に導入されプーリ
29に掛けられて上方へ向かい、ガイドフレーム2内部
を上昇し、防護パネル3の位置に達して端部を防護パネ
ル3の移動方向両端部のピン17a、17bに夫々先端
の小孔をワイヤ結合部44として結合されている(図5
参照)。その結合において、防護パネル3の移動方向の
両端に達したワイヤ部材4の導出部4a、4bは更に伸
延して防護パネル3の反対側のピン17b、17aに達
して結合されている。すなわち、導出部4a、4bは、
図4に示すように、防護パネル3の両側のピン17a、
17bのワイヤ結合部44の間で互いにすれ違う重複部
を形成するように端部を結合固定されている。この構成
により前記駆動軸27の回転によってドラム25を介し
てワイヤ部材4が駆動され、防護パネル3が移動する。
そして防護パネル3が側面位置から防護位置へ移動する
とき、前記ワイヤ結合構成により移動方向後端部を引き
上げるから、小さい力で滑らかに移動する。その移動位
置を検出する位置検出器30が、図1、図7に示すよう
に、駆動軸27の一方の端部の上側付近の、ベッド10
の下側に設けられている。
【0019】位置検出器30は、ケース状本体内に設け
たねじ軸32を外部に突出させてその端部に小プーリ3
3を設け、駆動軸27に大プーリ31を設け、大プーリ
31と小プーリ33にベルト34を掛け渡して駆動軸2
7の回転をねじ軸32に伝達し、ねじ軸32に螺合した
ドッグ35が移動するように構成してある。ドッグ35
の移動位置は防護パネル3の移動位置に対応するから、
防護パネル3の右待機停止位置に対応するドッグ35の
移動位置に対してリミットスイッチLS1、防護パネル
3の防護状態の定位置停止位置に対応するドッグ35の
移動位置に対してリミットスイッチLS2、LS3、防
護パネル3の左待機停止位置に対応するドッグ35の移
動位置に対してLS4を夫々設け、各リミットスイッチ
の信号により防護パネルの位置を検出する。なお、リミ
ットスイッチLS2は防護パネル3が右待機停止位置か
ら、リミットスイッチLS3は防護パネル3が左待機停
止位置から、夫々移動して防護状態の定位置停止位置に
到達したことを検出するようになっている。
【0020】センサー6は、図3に示すように、ガイド
フレーム2上部の水平な部分の下側位置に設けてあるフ
ェンス状部36の上部の水平部材37に設けてある。こ
の高さ位置は、前記防護パネル3のガイドフレーム2に
沿った移動経路に人が存在することを検出する高さ位置
であり、ベッド10上に寝ていた人が起き上がった状態
で検出される高さである。また、この水平部材37には
照明ランプ8と警報ブザー9が設けられている。
【0021】制御装置7は、この就寝者防護装置1を制
御するものでその関連する部分を信号の方向と共に示す
と、図8に示すブロック図のようになり、図示していな
いが地震発生時のような非常時でも使用できる電源で動
作するようになっている。図中50はリセット部であ
る。制御装置7は、地震時に地震感知器51からの信号
により、前記駆動装置5を制御して前記防護パネル3を
作動させる。すなわち、モータ26を回転させることに
よりドラム25を回転させ、位置検出器30からの信号
により、防護パネル3を左待機停止位置又は右待機停止
位置から防護位置(定位停止位置)に移動させる。ま
た、制御装置7は、センサー6の検出信号に応答して防
護パネル3が人に衝突しないように移動を規制する。す
なわち、制御装置7は、センサー6の検出信号に応答し
て防護パネル3を停止若しくは反転作動させ、センサー
6の信号が無くなったときに防護パネル3を再び作動さ
せるか、あるいは、センサー6の検出信号に応答して防
護パネル3を低速で作動させる。前者の反転作動させず
に停止させる場合の制御動作は図9に示すフローチャー
トのようになる。
【0022】図9について説明すると、ステップS1で
地震が発生したとすると、ステップS2でモータ26を
駆動し、ステップS3でセンサー6がオンであるか否か
を判断し、オンでなければステップS4へ移行して位置
検出器30がオンになるまでモータ26を回転させ、オ
ンになる(防護パネル3が防護位置に移動した状態にな
る)とステップS5でモータ26を停止させる。ステッ
プS3でセンサー6がオン(人を検出した状態)である
時はステップS6へ移行してモータを停止させ、ステッ
プS7でセンサー6がオンで無くなるまでステップS6
に戻ることを繰り返し、センサー6がオンで無くなる
(人を検出しない状態になる)とステップS8へ移行し
てモータ26を回転させステップS4へ移行し、位置検
出器30がオンになるまでモータ26を回転させる。こ
のような制御によって地震発生時には防護パネル3が人
に衝突しないように防護位置へ移動し、ベッドに寝てい
る人を落下物から防護する。
【0023】また、制御装置7は、地震時に前記駆動装
置と連動して前記照明ランプ8と警報ブザー9を作動さ
せる。照明ランプ8の点灯は地震により停電があっても
直ちに人が周辺の状況に対応できやすくなり、ベッドに
寝ている人に不安感を与えることがない。警報ブザー9
は警報音によって防護装置が作動していることをベッド
に寝ている人に知らせることができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、地震発生時に
ベッドに寝ている人を落下物から守ることができ、日常
の使用においてベッドとしての機能を損なうことがない
効果を奏する。請求項2に記載の発明は、防護パネルを
ガイドフレームに沿って円滑に移動させることができる
効果を奏する。請求項3に記載の発明は、ベッドを壁等
の物に接近させて配置することができる効果を奏する。
請求項4に記載の発明は、地震発生時にベッドに寝てい
る人を落下物から守ることができ、また防護パネルと人
との衝突を未然に防止できる効果を奏する。請求項5に
記載の発明は、地震時に起き上がった人と防護パネルと
が誤って衝突することがないように防護パネルをベッド
上を覆う防護位置まで移動させることができる。請求項
6に記載の発明は、地震時にベッドから起き上がった人
と防護パネルとが誤って衝突することがないように、防
護パネルをベッド上方を覆う防護位置まで移動させるこ
とができる効果を奏する。請求項7に記載の発明は、警
報音によって防護装置が作動していることをベッドに寝
ている人に知らせることができ、又停電が発生すること
があっても照明ランプによってベッドに寝ている人に不
安感を与えることがない効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防護装置の一実施の形態を示す正面図
である。
【図2】同実施の形態の平面図である。
【図3】同実施の形態の側面図である。
【図4】同実施の形態の防護パネルへのワイヤ部材の連
結方法を示す説明図である。
【図5】同実施の形態の防護パネルのガイド体を説明す
る要部断面図である。
【図6】同実施の形態のガイドレールの曲線部分におけ
る防護パネルの折り曲げ状態を説明する図である。
【図7】同実施の形態の(a)は位置検出部と駆動軸と
の関係を説明する一部断面図、(b)は位置検出部のリ
ミットスイッチの配線を説明する平面図である。
【図8】同実施の形態の制御ブロック図である。
【図9】安全センサーによる防護パネルの制御内容を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 就寝者防護装置 2 ガイドフレーム 3 防護パネル 4 ワイヤ部材 5 駆動装置 6 センサー 7 制御装置 8 照明ランプ 9 ブザー 10 ベッド 11 本体 12 脚 13 アーチ状部 14 ガイド溝 15 パネル 16 リンク部材 17 リンクピン 18 枠 19 板 20 金具 21 金具 22 ボルト 23 ナット 24 ガイド体 25 ドラム 26 モータ 27 駆動軸 28 軸受 29 プーリ 30 位置検出器 31 大プーリ 32 ねじ軸 33 小プーリ 34 ベルト 35 ドッグ 36 フェンス状部 37 水平部材 41 カバー 42 カバー 44 結合部 50 リセット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 正雄 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町35番地 株式 会社ナブコ甲南工場内 (72)発明者 廣田 卓也 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町35番地 株式 会社ナブコ甲南工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドの前後に設置されるガイドフレー
    ムと、前記ガイドフレーム間に架設され前記ガイドフレ
    ームに沿ってスライド自在な防護パネルと、前記ガイド
    フレーム内に引き通され前記防護パネルに連結され防護
    パネルを前記ガイドフレームに沿って牽引移動可能とす
    るワイヤ部材と、前記ベッドの下部に設置され前記ワイ
    ヤ部材を駆動して前記防護パネルを移動させるドラム及
    び前記ドラムを回転させるモータを有し、常時は防護パ
    ネルを前記ベッド両側面位置のいずれか一方に位置さ
    せ、地震時に前記防護パネルを前記ベッドの上を覆う定
    位置まで移動させる駆動装置と、からなるベッド用就寝
    者防護装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防護装置において、前記
    ワイヤ部材は、前記ドラムからの導出部が一対でドラム
    への巻き方向が互いに逆向きであり、その一対の導出部
    が別々に前記ガイドフレームに異なる側から進入し前記
    防護パネルに達し防護パネルの移動方向に離れたワイヤ
    結合部に双方の結合部間で互いにすれ違う重複部を形成
    するように端部を結合されているベッド用就寝者防護装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の防護装置において、前記
    ガイドフレームは、アーチ状に形成され、前記防護パネ
    ルは、複数枚のパネルを連結して折り曲げ自在に構成さ
    れ、前記ガイドフレームに沿って前記パネルを移動可能
    に支持するガイド体を各パネルに設けてなる、ベッド用
    就寝者防護装置。
  4. 【請求項4】 ベッドの前後に配置されるガイドフレー
    ムと、前記ガイドフレーム間に架設され常時は前記ベッ
    ド側面のいずれか一方に配置され前記ガイドフレームに
    沿ってスライド自在である防護パネルと、前記防護パネ
    ルを前記ベッド上方を覆う防護位置まで移動させる駆動
    装置と、前記防護パネルの移動経路に人が存在すること
    を検出する高さに設置されるセンサーと、地震時に前記
    駆動装置を制御して前記防護パネルを作動させる制御装
    置と、を有し、前記制御装置は、前記センサーの検出信
    号に応答して前記防護パネルが人に衝突しないように移
    動を規制するベッド用就寝者防護装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の防護装置において、前記
    制御装置は、前記センサーの検出信号に応答して前記防
    護パネルを停止若しくは反転作動させ、前記センサーの
    信号が無くなったときに前記防護パネルを再び作動させ
    る、ベッド用就寝者防護装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の防護装置において、前記
    制御装置は、前記センサーの検出信号に応答して前記防
    護パネルを低速で作動させる、ベッド用就寝者防護装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の防護装置において、照
    明ランプと警報音発生器を有し、前記制御装置は、地震
    時に前記駆動装置と連動して前記照明ランプと警報音発
    生器を作動させる構成であるベッド用就寝者防護装置。
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JP2005177313A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 France Bed Co Ltd ベッド装置
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