JP2001028985A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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Publication number
JP2001028985A
JP2001028985A JP11205705A JP20570599A JP2001028985A JP 2001028985 A JP2001028985 A JP 2001028985A JP 11205705 A JP11205705 A JP 11205705A JP 20570599 A JP20570599 A JP 20570599A JP 2001028985 A JP2001028985 A JP 2001028985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearings
bearing
spool
reel
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP11205705A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Saeki
昌寛 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
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Publication of JP2001028985A publication Critical patent/JP2001028985A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚釣用リールのベアリングが機能しなくなっ
た場合でもスプール等の回転を確保する。 【解決手段】 リール本体等の固定部材(2,3)と、
この固定部材(2,3)に回転可能に設けられたスプー
ル等の回転部材(5,5a)と、固定部材(2,3)と
回転部材(5,5a)との間に設けられたベアリング
(6,7)とを備える。ベアリング(6,7)と回転部
材(5,5a)又は/及び固定部材(2,3)との間に
乾式軸受(18,19)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣用リールに関
する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−210902号公報が開示するよう
に、魚釣用リールにおける回転部材であるスプールと一
体のスプール軸は、ボールベアリング等のベアリングを
介してそれぞれ固定部材であるリール本体の側板に回転
可能に支持されている。スプールはこのベアリングに支
持されることにより、釣糸の巻き取りや繰り出しの際に
円滑に回転する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】魚釣用リールは実釣時
に海水等が付着しやすく、上記軸受の付近には海水等が
侵入しやすい。このリール内に侵入した海水等はベアリ
ングに塗布されたグリス等の潤滑油を除去するので、ス
プールはその回転の円滑さを失う。また、蒸発した海水
の塩分がベアリングの内輪と外輪の間に入るとベアリン
グは固着してしまいスプールは回転不能になるおそれが
ある。
【0004】従って、本発明は魚釣用リール内に海水等
が侵入しベアリングが回転し難くなったり回転不能にな
ったりしても、スプールの回転を確保することができる
魚釣用リールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、固定部材(2,3)と、この固
定部材(2,3)に回転可能に設けられた回転部材
(5,5a)と、上記固定部材(2,3)と回転部材
(5,5a)との間に設けられたベアリング(6,7)
とを備えた魚釣用リールにおいて、上記ベアリング
(6,7)と上記回転部材(5,5a)又は/及び固定
部材(2,3)との間に乾式軸受(18,19)が設け
られた魚釣用リールを採用する。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0007】図1に示すように、魚釣用リールである両
軸受リールのリール本体1はその左右両側に側板2,3
を有する。各側板2,3は枠板2a,3aと枠板2a,
3aに取り付けられたカバー2b,3bとで形成され
る。リール本体1の下部にはこの両軸受けリールを釣竿
上に固定するための脚4が設けられている。
【0008】左右両側板2,3間にはスプール5が回転
自在に保持される。スプール5はスプール軸5aと一体
であり、スプール軸5aと左右各側板2,3との間には
ベアリング6,7が設けられている。ベアリング6,7
はこの実施の形態では転がりベアリングであるが、滑り
ベアリングであってもよい。スプール5はベアリング
6,7で支持されることにより、円滑に回転可能であ
る。また、レベルワインダ(図示せず)の駆動軸8も左
右両側板2,3間に回転自在に保持されている。さら
に、右側板3にはスプール5を回転させると共にレベル
ワインダを左右往復移動させるためのハンドル9が取り
付けられる。
【0009】ハンドル9はスプール5と一体のスプール
軸5aとレベルワインダの駆動軸8とに回転伝達機構を
介して駆動連結される。すなわち、ハンドル9と一体の
ハンドル軸(図示せず)がスプール軸5aと平行に右側
板3に回転可能に支持される。ハンドル軸上にはドラッ
グ装置(図示せず)を介しマスター歯車(図示せず)が
取り付けられる。一方、スプール軸5aのハンドル軸と
平行に伸びた個所にはピニオン筒10が取り付けられ、
このピニオン筒10の歯にマスター歯車の歯が噛み合
う。ハンドル9の回転はハンドル軸、マスター歯車、ピ
ニオン筒10、スプール軸5aを経てスプール5へと伝
達され、スプール5は釣糸巻取り方向に回転して釣糸を
巻き取る。また、ハンドル軸にはラチェット車(図示せ
ず)がハンドル9と共回り可能に取り付けられ、ラチェ
ット車の歯にハンドル軸の釣糸巻取り方向への回転のみ
を許容する図示しない爪(図示せず)が噛み合う。爪と
ラチェット車との噛合い作用によりスプール5は釣糸巻
取り方向に回転可能であるが、釣糸繰出し方向への回転
は阻止される。
【0010】また、回転伝達機構中には、ハンドル9の
回転をスプール5に伝達したり(クラッチON)遮断し
たりする(クラッチOFF)ためのクラッチ機構が設け
られている。すなわち、スプール軸5aの右側板3内に
入った個所とピニオン筒10の左端とには係脱自在な凹
凸部11が形成されている。また、クラッチレバー12
がリール後部において左右両側板2,3間に上下に回動
可能に掛け渡され、クラッチカム13が右側板3にスプ
ール軸5aを囲むように取り付けられ、クラッチレバー
12とクラッチカム13との間がリンク14等よりなる
リンク装置により連結されている。クラッチレバー12
を上下方向に回動させると、その動きがリンク装置によ
りクラッチカム13に伝達され、クラッチカム13がス
プール軸5aの回りで回動する。ピニオン筒10には環
状溝10aが形成され、この環状溝10aにシフタ15
が嵌り込んでいる。シフタ15は右側板3に植設された
ピン16に案内されるようになっており、ピン16上に
取り付けられた圧縮コイルバネ17によりクラッチカム
13のカム片(図示せず)の方に常時付勢される。クラ
ッチレバー12を下方に回動した状態では、クラッチカ
ム13が一方向に回転しシフタ15を介してピニオン筒
10を図1中右方にスライドさせ、凹凸片11を分離さ
せる。これによりスプール軸5aはハンドル9との駆動
連結を解かれ、スプール5はフリー回転が可能になって
釣糸を繰り出す。逆にクラッチレバー12が上方向に回
動した状態では、クラッチカム13が他方向に回転し、
シフタ15はピニオン筒10を図1中左方にスライドし
て凹凸片11を係合させる。これによりスプール軸5a
はハンドル9と駆動連結し、スプール5はハンドル9の
操作により釣糸を巻き取り可能になる。
【0011】上述したようにスプール軸5aと左右各側
板2,3との間にはベアリング6,7が設けられ、この
ベアリング6,7に海水等が付着した場合にはスプール
5の回転の円滑性が阻害される。ベアリング6,7が軸
受として機能しなくなった場合においてもスプール5の
回転を確保することができるように、この魚釣用リール
においては、図1乃至図3に示すように、ベアリング
6,7の内輪6a,7aと回転部材であるスプール軸5
aとの間に乾式軸受18,19が設けられている。
【0012】乾式軸受18,19はいわゆる無給油型ベ
アリングであり、プラスチック系ベアリング又は金属系
ベアリングのいずれであっても使用可能である。プラス
チック系ベアリングには裏金付軸受とソリッド軸受があ
り、裏金付軸受にはテフロン(デュポン社製のポリフッ
化エチレン系繊維の商品名)系とポリアセタール系の各
軸受があり、ソリッド軸受にはテフロン系、ポリアセタ
ール系、ポリイミド系の各軸受がある。たとえば、テフ
ロン系裏金付軸受として大同メタル工業株式会社の「D
Uドライベアリング」がある。金属系ベアリングには裏
金付軸受とソリッド軸受があり、裏金付軸受には高密度
焼結系の軸受があり、ソリッド軸受には高密度焼結系、
多孔質焼結系の各軸受がある。たとえば、高密度焼結系
裏金付軸受として大同メタル工業株式会社の「BBタイ
プデバメタル」がある。
【0013】回転部材であるスプール軸5aは乾式軸受
18,19に対し回転可能であり、乾式軸受18,19
はベアリング6,7の内輪6a,7aに対し回転可能で
ある。ベアリング6,7が正常に機能する場合は、スプ
ール軸5aは乾式軸受18,19と一体になってベアリ
ング6,7に対して回転し、海水等の浸入によりベアリ
ング6,7が正常に機能しなくなった場合は、スプール
軸5aは乾式軸受18,19に対して回転する。
【0014】なお、上記実施の形態ではベアリング6,
7の内輪6a,7aと回転部材との間に乾式軸受18,
19が設けられていたが、この乾式軸受18,19はベ
アリング6,7の外輪6b,7bと固定部材との間に設
けてもよい。乾式軸受18,19としてイオン化電圧の
小さなものを選定すると、金属からなる回転部材、固定
部材又はベアリング6,7に対し電食を防止することが
できる。また、乾式軸受18,19として、テフロン等
の撥水性素材を選択すると、その撥水作用により上記電
食を防ぐことができる。
【0015】また、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、魚釣用リール全般に適用され、両軸受
電動リール、スピニングリール等他の種類のリールにも
適用可能である。また、本発明が適用される個所も両軸
受リールのスプール軸と側板との間に限るものではな
く、ベアリングが設けられるあらゆる個所に及ぶ。例え
ば、両軸受リールの場合は、固定部材であるリール本体
1と回転部材であるスプールとの間、固定部材であるス
プール軸と回転部材であるスプールとの間、固定部材で
あるリール本体と回転部材であるハンドル軸との間、固
定部材であるリール本体と回転部材であるピニオン筒と
の間、固定部材であるリール本体と回転部材であるレベ
ルワインダの駆動軸との間に夫々乾式軸受をベアリング
と共に設けることができる。両軸受電動リールの場合
は、固定部材であるリール本体と回転部材であるモータ
の回転軸との間、固定部材であるモータケースと回転部
材であるスプールとの間に夫々乾式軸受をベアリングと
共に設けることができる。スピニングリールの場合は、
固定部材であるリール本体と回転部材であるマスター歯
車との間、固定部材であるリール本体と回転部材である
ロータとの間、固定部材であるベールアームローラ軸と
回転部材であるベールアームローラとの間に夫々乾式軸
受をベアリングと共に設けることができる。また、魚釣
用リールにはハンドルが設けられるが、固定部材である
ハンドルアーム上の軸部と回転部材であるハンドルノブ
との間に乾式軸受をベアリングと共に設けることができ
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ベアリン
グと回転部材又は/及び固定部材との間に乾式軸受が設
けられているので、ベアリングが潤滑油の不足、海水の
浸入等により正常に機能しなくなった場合も乾式軸受が
固定部材に対する回転部材の円滑な回転案内をすること
ができ、耐久性の優れた魚釣用リールを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る魚釣用リールの水平断面図であ
る。
【図2】図1中左側のベアリング周辺部の拡大図であ
る。
【図3】図1中右側のベアリング周辺部の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1…リール本体 2,3…側板 5…スプール 5a…スプール軸 6,7…ベアリング 18,19…乾式軸受

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材と、この固定部材に回転可能に
    設けられた回転部材と、上記固定部材と回転部材との間
    に設けられたベアリングとを備えた魚釣用リールにおい
    て、上記ベアリングと上記回転部材又は/及び固定部材
    との間に乾式軸受が設けられたことを特徴とする魚釣用
    リール。
JP11205705A 1999-07-21 1999-07-21 魚釣用リール Pending JP2001028985A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009082027A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リ−ル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009082027A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リ−ル

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