JP2001028598A - Atm通信装置およびatmセルトラフィック監視方法 - Google Patents

Atm通信装置およびatmセルトラフィック監視方法

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JP2001028598A
JP2001028598A JP11200974A JP20097499A JP2001028598A JP 2001028598 A JP2001028598 A JP 2001028598A JP 11200974 A JP11200974 A JP 11200974A JP 20097499 A JP20097499 A JP 20097499A JP 2001028598 A JP2001028598 A JP 2001028598A
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time
cell
cells
atm
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Atsushi Toho
敦司 東方
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 詳細で正確なセル流量のデータを得て、適切
なトラフィック監視を行なうことができるATM通信装
置およびATMセルトラフィック監視方法を得ること。 【解決手段】 送信セル数をカウントする送信セルカウ
ンタ2と、受信セル数をカウントする受信セルカウンタ
5と、トラフィックの監視を行なうソフトウェア7と、
予め設定された時間ごとの送信セル数および受信セル数
のデータを複数記憶するメモリ6と、を備え、送信セル
カウンタ2および受信セルカウンタ5は、予め設定され
た時間ごとに、カウントしたセル数のデータをメモリ6
に書き込み、ソフトウェア7は、メモリ6に記憶された
複数のセル数データを、一つのタイミングで読み出し
て、トラフィックの監視を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルの送受信を行
なうATM通信装置およびATMセルトラフィック監視
方法に関し、特に、通信のトラフィックを監視すること
ができるATM通信装置およびATMセルトラフィック
監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ATM(Asynchronous Transfer Mode:
非同期転送モード)では、通信のトラフィック(セルの
流量)を管理し、QoS(Quality of Service)を保証
している。ATMで用いられるATM通信装置、たとえ
ば、ATMスイッチや、CLAD(Cell Assembly Disa
ssembly)機器等においては、トラフィックを適切に監
視することが求められている。
【0003】ところで、従来のATM通信装置として、
たとえば、特開平10−107809号公報に開示され
た「ATM交換機」が知られている。図8は、従来のA
TM交換機の概略構成を示すブロック図である。なお、
図8では、セル送信側のみを示しているが、セル受信側
も同様の構成である。従来のATM交換機は、セル送信
回路51と、送信セルカウンタ52と、送信割り込み回
路53と、送信チェッカー54と、所定値格納レジスタ
55と、を備えている。
【0004】セル送信回路51は、セルを送信する機能
を持ち、1セル送信するたびに送信セルカウンタ52に
通知する。送信セルカウンタ52は、セル送信回路51
から通知があるたびに「1」を加算し、加算した値を格
納するカウンタである。送信割り込み回路53は、送信
チェッカー54からの通知を受けた際に、割り込みでソ
フトウェアに通知する。送信チェッカー54は、送信セ
ルカウンタ52の計数値と所定値格納レジスタ55の値
が同じであるか否かをチェックし、これらが同一の場
合、送信割り込み回路53に通知し、送信セルカウンタ
52に「0」を書き込む(ゼロクリアする)。所定値格
納レジスタ55は、送信チェッカー54が送信セルカウ
ンタ52の値と比較するための値を格納するレジスタで
ある。
【0005】つぎに、従来のATM交換機で実行される
ソフトウェアの動作について説明する。従来のソフトウ
ェアは、まず、セルの流量監視に先立って所定値格納レ
ジスタ55に所定値を設定しておく。セル流量監視の開
始時には、現在時刻t0を図示しないメモリに記録す
る。送信割り込み回路53からの割り込み通知があった
場合、現在時刻t1を図示しないメモリに記録する。以
後同様に、送信割り込み回路53からの割り込み通知が
あるたびにt2,t3〜tNというように現在時刻を記
録していく。これにより、所定のセルを送信した時刻t
1〜tNを得ることができ、所定値のセルを送信するの
に要した時間間隔、(t1−t0),(t2−t3)〜
(tN−t(N−1))を得ることができ、トラフィッ
クを監視することができる。
【0006】なお、ソフトウェア割り込みが頻繁に発生
すると、割り込み処理のオーバーヘッドにより、ソフト
ウェア処理の負荷が増大するので、所定値格納レジスタ
55の設定値を小さくするには限界があり、詳細なセル
流量のデータを記録するのには限界がある。また、ソフ
トウェアの処理は、任意のタイミングで割り込みを受け
付けられる通常処理と、内部の競合制御などのために割
り込みを禁止して処理する禁止処理により構成される。
禁止処理中に割り込みがあった場合は、禁止処理完了後
に、禁止処理完了後の現在時刻を記録することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、所定値格納レジスタ55の設定値を
小さくして詳細なセル流量のデータを記録するのには限
界があるため、十分に詳細なセル流量のデータが得られ
ず、適切なトラフィック監視ができないという問題点が
あった。たとえば、トラフィックにバースト的な変動が
あっても、割り込みと割り込みとの時間間隔の中で平均
化されてしまい、トラフィック特性を見逃してしまう場
合がある。また、禁止処理中に割り込みがあった場合
は、禁止処理完了後に、禁止処理完了後の現在時刻を記
録することになるため、記録する時刻に誤差が発生し、
正確なセル流量のデータが得られず、適切なトラフィッ
ク監視ができないという問題点があった。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、詳細で正確なセル流量のデータを得て、適切なト
ラフィック監視を行なうことができるATM通信装置お
よびATMセルトラフィック監視方法を得ることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるATM(Asynch
ronous Transfer Mode:非同期転送モード)通信装置に
あっては、送信セル数または受信セル数をカウントする
カウント手段と、トラフィックの監視を行なう監視手段
と、を備えたATM通信装置において、予め設定された
時間ごとの送信セル数または受信セル数のデータを複数
記憶するセル数記憶手段を具備し、前記カウント手段
は、予め設定された時間ごとに、カウントしたセル数の
データを前記セル数記憶手段に書き込み、前記監視手段
は、前記セル数記憶手段に記憶された複数のセル数デー
タを、一つのタイミングで読み出して、トラフィックの
監視を行なうことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、カウント手段が、予め
設定された時間ごとに、カウントしたセル数のデータを
セル数記憶手段に書き込み、監視手段が、セル数記憶手
段に記憶された複数のセル数データを、一つのタイミン
グで読み出して、トラフィックの監視を行なう。これに
より、たとえば、CPUで実行するソフトウェアにより
監視手段を具現化し、ソフトウェア以外でカウント手段
を具現化する場合、書き込みがあるたびにソフトウェア
割り込みによってセル数データを読み出すのではなく、
複数回の書き込みがあった後にソフトウェア割り込みに
よってセル数データを読み出すことができる。また、予
め設定された時間ごとの書き込みは、通常処理,禁止処
理その他、ソフトウェアの処理状態に関係なく行なわれ
る。
【0011】つぎの発明にかかるATM通信装置にあっ
ては、さらに、時刻のデータを生成する生成手段と、予
め設定された時間ごとの時刻のデータを複数記憶する時
刻記憶手段と、前記カウント手段がセル数記憶手段にセ
ル数データを書き込む際に、前記生成手段で生成された
時刻データを前記時刻記憶手段に書き込む書き込み手段
と、を具備し、前記監視手段は、さらに、前記時刻記憶
手段に記憶された複数の時刻データを、一つのタイミン
グで読み出して、トラフィックの監視を行なうことを特
徴とする。
【0012】この発明によれば、書き込み手段が、カウ
ント手段がセル数記憶手段にセル数データを書き込む際
に、生成手段で生成された時刻データを時刻記憶手段に
書き込み、監視手段が、さらに、時刻記憶手段に記憶さ
れた複数の時刻データを、一つのタイミングで読み出し
て、トラフィックの監視を行なう。これにより、時刻も
含めたデータを記録することができる。
【0013】つぎの発明にかかるATM通信装置にあっ
ては、前記書き込み手段は、前記時刻記憶手段に一定数
のデータが書き込まれている場合、最も古いデータに最
も新しいデータを巡回的に上書きし、前記監視手段は、
前記書き込み手段が一定数分のデータを書き込むよりも
はやいタイミングで、前記時刻記憶手段に記憶された複
数のデータを読み出すことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、書き込み手段が、時刻
記憶手段に一定数のデータが書き込まれている場合、最
も古いデータに最も新しいデータを巡回的に上書きし、
監視手段が、書き込み手段が一定数分のデータを書き込
むよりもはやいタイミングで、時刻記憶手段に記憶され
た複数のデータを読み出す。これにより、時刻記憶手段
として用いるメモリを削減することができる。
【0015】つぎの発明にかかるATM通信装置にあっ
ては、前記カウント手段が、前記セル数記憶手段に一定
数のデータが書き込まれている場合、最も古いデータに
最も新しいデータを巡回的に上書きし、前記監視手段
が、前記カウント手段が一定数分のデータを書き込むよ
りもはやいタイミングで、前記セル数記憶手段に記憶さ
れた複数のデータを読み出すことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、カウント手段が、セル
数記憶手段に一定数のデータが書き込まれている場合、
最も古いデータに最も新しいデータを巡回的に上書き
し、監視手段が、カウント手段が一定数分のデータを書
き込むよりもはやいタイミングで、セル数記憶手段に記
憶された複数のデータを読み出す。これにより、セル数
記憶手段として用いるメモリを削減することができる。
【0017】つぎの発明にかかるATM通信装置にあっ
ては、送信セル数または受信セル数をカウントするカウ
ント手段を備えたATM通信装置において、予め設定さ
れた時間ごとの送信セル数または受信セル数のデータを
複数記憶するセル数記憶手段と、前記セル数記憶手段に
記憶された複数のセル数のデータを、一つのタイミング
で、トラフィックの監視を行なう外部の監視装置に出力
する出力手段と、を具備し、前記カウント手段は、予め
設定された時間ごとに、カウントしたセル数のデータを
前記セル数記憶手段に書き込むことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、カウント手段が、予め
設定された時間ごとに、カウントしたセル数のデータを
前記セル数記憶手段に書き込み、出力手段が、セル数記
憶手段に記憶された複数のセル数のデータを、一つのタ
イミングで、トラフィックの監視を行なう外部の監視装
置に出力する。これにより、たとえば、CPUで実行す
るソフトウェアにより出力手段を具現化し、ソフトウェ
ア以外でカウント手段を具現化する場合、書き込みがあ
るたびにソフトウェア割り込みによってセル数データを
読み出すのではなく、複数回の書き込みがあった後にソ
フトウェア割り込みによってセル数データを読み出し
て、外部の監視手段に出力し、外部の監視装置にトラフ
ィックの監視を実行させることができる。また、予め設
定された時間ごとの書き込みは、通常処理,禁止処理そ
の他、ソフトウェアの処理状態に関係なく行なわれる。
【0019】つぎの発明にかかるATM通信装置にあっ
ては、さらに、時刻のデータを生成する生成手段と、予
め設定された時間ごとの時刻のデータを複数記憶する時
刻記憶手段と、前記カウント手段がセル数記憶手段にセ
ル数データを書き込む際に、前記生成手段で生成された
時刻データを前記時刻記憶手段に書き込む書き込み手段
と、を具備し、前記出力手段は、さらに、前記時刻記憶
手段に記憶された複数の時刻データを、一つのタイミン
グで、前記外部の監視装置に出力することを特徴とす
る。
【0020】この発明によれば、書き込み手段が、カウ
ント手段がセル数記憶手段にセル数データを書き込む際
に、生成手段で生成された時刻データを時刻記憶手段に
書き込み、出力手段が、さらに、時刻記憶手段に記憶さ
れた複数の時刻データを、一つのタイミングで、外部の
監視装置に出力する。これにより、時刻も含めて記録す
ることができる。
【0021】つぎの発明にかかるATM通信装置にあっ
ては、前記書き込み手段が、前記時刻記憶手段に一定数
以上のデータが書き込まれている場合、最も古いデータ
に最も新しいデータを巡回的に上書きし、前記出力手段
が、前記書き込み手段が一定数のデータを書き込むより
もはやいタイミングで、前記時刻記憶手段に記憶された
複数のデータを出力することを特徴とする。
【0022】この発明によれば、書き込み手段が、時刻
記憶手段に一定数以上のデータが書き込まれている場
合、最も古いデータに最も新しいデータを巡回的に上書
きし、出力手段が、書き込み手段が一定数のデータを書
き込むよりもはやいタイミングで、時刻記憶手段に記憶
された複数のデータを出力する。これにより、時刻記憶
手段として用いるメモリを削減することができる。
【0023】つぎの発明にかかるATM通信装置にあっ
ては、前記カウント手段が、前記セル数記憶手段に一定
数以上のデータが書き込まれている場合、最も古いデー
タに最も新しいデータを巡回的に上書きし、前記出力手
段が、前記カウント手段が一定数のデータを書き込むよ
りもはやいタイミングで、前記セル数記憶手段に記憶さ
れた複数のデータを出力することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、カウント手段が、セル
数記憶手段に一定数以上のデータが書き込まれている場
合、最も古いデータに最も新しいデータを巡回的に上書
きし、出力手段が、カウント手段が一定数のデータを書
き込むよりもはやいタイミングで、セル数記憶手段に記
憶された複数のデータを出力する。これにより、セル数
記憶手段として用いるメモリを削減することができる。
【0025】つぎの発明にかかるATM通信装置にあっ
ては、さらに、セルの送受信を行なう複数のATMイン
タフェース手段と、前記複数のATMインタフェース手
段間でセルをスイッチングするスイッチング手段と、を
具備し、前記カウント手段は、前記ATMインタフェー
ス手段ごとに設けられていることを特徴とする。
【0026】この発明によれば、複数のATMインタフ
ェース手段が、セルの送受信を行ない、スイッチング手
段が、複数のATMインタフェース手段間でセルをスイ
ッチングし、カウント手段が、ATMインタフェース手
段ごとに設けられている。これにより、ATMスイッチ
においても、適切なトラフィックの監視を行なうことが
できる。
【0027】つぎの発明にかかるATM通信装置にあっ
ては、さらに、セルの送受信を行なうATMインタフェ
ース手段と、セルの組立ておよび分解を行ない、ATM
以外のデータの送受信を行なう非ATMインタフェース
手段と、を具備し、前記カウント手段は、前記ATMイ
ンタフェース手段および非ATMインタフェース手段ご
とに設けられていることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、ATMインタフェース
手段が、セルの送受信を行ない、非ATMインタフェー
ス手段が、セルの組立ておよび分解を行ない、ATM以
外のデータの送受信を行ない、カウント手段が、ATM
インタフェース手段および非ATMインタフェース手段
ごとに設けられている。これにより、CLAD(CellAs
sembly Disassembly)機器等においても、適切なトラフ
ィックの監視を行なうことができる。
【0029】つぎの発明にかかるATMセルトラフィッ
ク監視方法にあっては、送信セル数または受信セル数を
カウントするカウント工程と、前記カウント工程でカウ
ントしたセル数のデータを、予め設定された時間ごとに
記憶する記憶工程と、前記記憶工程で記憶した複数のセ
ル数データを、一つのタイミングで読み出して、トラフ
ィックの監視を行なう監視工程と、を含むことを特徴と
する。
【0030】この発明によれば、カウント工程で、送信
セル数または受信セル数をカウントし、記憶工程で、カ
ウント工程でカウントしたセル数のデータを、予め設定
された時間ごとに記憶し、監視工程で、記憶工程で記憶
した複数のセル数データを、一つのタイミングで読み出
して、トラフィックの監視を行なう。これにより、たと
えば、監視工程を、CPUで実行されるソフトウェアで
行ない、記憶工程を、ソフトウェア以外で行なう場合、
書き込みがあるたびにソフトウェア割り込みによってセ
ル数データを読み出すのではなく、複数回の書き込みが
あった後にソフトウェア割り込みによってセル数データ
を読み出すことができる。また、予め設定された時間ご
との書き込みは、通常処理,禁止処理その他、ソフトウ
ェアの処理状態に関係なく行なわれる。
【0031】つぎの発明にかかるATMセルトラフィッ
ク監視方法にあっては、さらに、時刻のデータを生成す
る生成工程を含み、前記記憶工程では、セル数データを
記憶する際に、さらに、前記生成工程で生成された時刻
データを記憶し、前記監視手段では、さらに、前記記憶
工程で記憶された複数の時刻データを、一つのタイミン
グで読み出して、トラフィックの監視を行なうことを特
徴とする。
【0032】この発明によれば、記憶工程で、セル数デ
ータを記憶する際に、生成工程で生成された時刻データ
を記憶し、監視手段で、記憶工程で記憶された複数の時
刻データを、一つのタイミングで読み出して、トラフィ
ックの監視を行なう。これにより、時刻も含めたデータ
を記録することができる。
【0033】つぎの発明にかかるATMセルトラフィッ
ク監視方法にあっては、前記記憶工程で、一定数以上の
データを記憶する場合、最も古いデータに最も新しいデ
ータを置き換え、前記監視工程で、前記記憶工程で一定
数のデータを記憶するよりもはやいタイミングで、前記
記憶工程で記憶された複数のデータを読み出すことを特
徴とする。
【0034】この発明によれば、記憶工程で、一定数以
上のデータを記憶する場合、最も古いデータに最も新し
いデータを置き換え、監視工程で、記憶工程で一定数の
データを記憶するよりもはやいタイミングで、記憶工程
で記憶された複数のデータを読み出す。これにより、メ
モリを削減することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態に
より、この発明が限定されるものではない。
【0036】実施の形態1.本発明の実施の形態1にか
かるATM通信装置として、複数のATMインタフェー
ス間でセルをスイッチングするATMスイッチ、また
は、ATM以外のネットワークとの通信のためにセルの
組立ておよび分解を行なうCLAD機器を例に挙げ、ま
ず、その構成について説明する。図1は、本発明の実施
の形態1にかかるATM通信装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【0037】実施の形態1にかかるATM通信装置は、
図示しないATMネットワークにセルを送信するセル送
信回路1と、セル送信回路1が送信した送信セル数をカ
ウントする送信セルカウンタ2と、図示しないATMネ
ットワークからセルを受信するセル受信回路4と、セル
受信回路4が受信した受信セル数をカウントする受信セ
ルカウンタ5と、予め設定された一定の周期時間(以
後、書き込み周期時間という)が経過したことを送信セ
ルカウンタ2および受信セルカウンタ5に通知する周期
タイマ3と、書き込み周期時間ごとの送信セル数および
受信セル数を記憶するメモリ6と、ソフトウェア7を実
行する図示しないCPUと、を備えている。
【0038】なお、ここでは、説明の簡単のために、セ
ル送信回路1,送信セルカウンタ2,セル受信回路4お
よび受信セルカウンタ5を、それぞれ一つだけ示してい
るが、これらと同じ構成のものが複数あり、複数のイン
タフェース間でスイッチングを行なう。また、いくつか
のセル送信回路1,セル受信回路4は、セルの組立てお
よび分解を行ない、ATM以外のネットワークとの通信
を行なう。
【0039】セル送信回路1は、セルを送信するたびに
送信セルカウンタ2に通知する。送信セルカウンタ2
は、セル送信回路1から通知があるたびに格納している
カウンタ値(送信セル数データ)に1を加算する。同様
に、セル受信回路4は、セルを受信するたびに受信セル
カウンタ5に通知する。受信セルカウンタ5は、セル受
信回路4から通知があるたびに格納しているカウンタ値
(受信セル数データ)に1を加算する。図示しないCP
Uにより実行されるソフトウェア7は、周期タイマ3に
書き込み周期時間を設定し、周期タイマ3は、書き込み
周期時間ごとに、送信セルカウンタ2および受信セルカ
ウンタ5への通知(以後、タイムアウト通知という)を
行なう。
【0040】送信セルカウンタ2および受信セルカウン
タ5は、周期タイマ3からのタイムアウト通知があるた
びに、それぞれ、格納しているカウンタ値をメモリ6に
書き込み、カウンタ値を0にする(クリアする)。ま
た、送信セルカウンタ2,受信セルカウンタ5は、ソフ
トウェア7により具現化されるのではなく、回路(ハー
ドウェア)で構成されている。ここで、送信セルカウン
タ2,受信セルカウンタ5の回路を簡略化して、送信セ
ルカウンタ2,受信セルカウンタ5が、それぞれのカウ
ンタ値をクリアせずに、インクリメントし続けるように
してもよい。この場合、ソフトウェア7により、メモリ
6に書き込まれたカウンタ値の差分を算出して、送信セ
ル数,受信セル数を求めることができる。
【0041】送信セルカウンタ2,受信セルカウンタ5
は、順次メモリアドレスを更新しながらメモリ6へのカ
ウンタ値の書き込みを行ない、最終のメモリアドレス
(t1(N−1)〜t1N),(t2(N−1)〜t2
N)まで達した場合、すなわち、N個の送信セル数デー
タ,受信セル数データを書き込んだ場合、次に書き込む
メモリアドレスを最初のメモリアドレス(t10〜t1
1),(t20〜t21)に戻して上書きする。すなわ
ち、メモリ6をサイクリックに使用する。なお、Nは、
予め設定された任意の自然数である。
【0042】メモリ6は、ソフトウェア7により任意の
時点で読み出すことができる。ソフトウェア7は、メモ
リ6へのサイクリックな書き込みが一巡するまでのタイ
ミング、すなわち、N個の送信セル数データ,受信セル
数データが書き込まれるよりもはやいタイミングで、複
数の送信セル数データ,受信セル数データを読み出す。
そして、これらのデータの統計処理を行ない、トラフィ
ックの監視を行なう。
【0043】なお、ソフトウェア7により、本発明のス
イッチング手段および監視手段が具現化される。また、
セル送信回路1およびセル受信回路4は、本発明のAT
Mインタフェース手段または非ATMインタフェース手
段に対応し、送信セルカウンタ2および受信セルカウン
タ5は、本発明のカウント手段に対応し、メモリ6は、
本発明のセル数記憶手段に対応する。
【0044】以上の構成において、実施の形態1の動作
について、タイミング図を参照して説明する。図2は、
実施の形態1にかかるATM通信装置の動作の流れを示
すタイミング図であり、書き込み周期時間が10mse
c、ソフトウェア7に対するタイマ割り込みの周期が1
秒で、ソフトウェア7が、タイマ割り込み可能な通常ソ
フトウェア処理を行っている場合の例を示している。
【0045】この例では、まず、送信セルカウンタ2,
受信セルカウンタ5が、10msecごとにそれぞれの
カウンタ値A1,A2〜A100の書き込みを行なう。
ソフトウェア7は、タイマ割り込みにより、時点Aでタ
イマ割り込み処理を開始する。このタイマ割り込み処理
において、ソフトウェア7は、(送受信それぞれ)10
0個のカウンタ値A1,A2〜A100を読み出し、統
計処理を実行し、処理完了後、通常処理に復帰する。以
後同様に、カウンタ値B1,B2〜B100,C1,C
2〜C100の書き込み、および時点B,Cから開始さ
れるタイマ割り込み処理が実行される。
【0046】図3は、実施の形態1にかかるATM通信
装置の動作の流れを示すタイミング図であり、タイマ割
り込みが発生した時点で、ソフトウェア7が、タイマ割
り込みができない割り込み禁止処理を行っていた場合の
例を示している。この場合、まず、時点Aでは、通常ソ
フトウェア処理が行なわれているので、図2で示した例
と同様にタイマ割り込み処理が行なわれる。
【0047】しかし、時点Bでは、タイマ割り込み処理
は、割り込み禁止処理の介在によって開始できず、割り
込み禁止処理終了後のB+時点でタイマ割り込み処理を
開始する。このタイマ割り込み処理においては、B1〜
B100,C1およびC2の計102個のデータ処理
(読み出し,統計処理)を行なうことになる。また、時
点Cで開始されるタイマ割り込み処理においては、C3
〜C100の計98個のデータ処理を行なうことにな
る。このように、実施の形態1のタイマ割り込み処理で
は、割り込み禁止処理により、タイマ割り込みのタイミ
ングがずれた場合にも、前回読み出してから新たに書き
込まれたデータを読み出すことができる。
【0048】前述したように、実施の形態1によれば、
送信セルカウンタ2,受信セルカウンタ5が、ソフトウ
ェアタイマ(タイマ割り込み)の精度やソフトウェア7
の処理状態(通常処理,禁止処理)に依存することな
く、セル送信データ,セル受信データをメモリ6に書き
込み、ソフトウェア7は、タイマ割り込みのタイミング
がずれた場合にも、前回読み出してから新たに書き込ま
れたデータを読み出すため、正確なセル流量データを得
ることができ、適切なトラフィック監視を行なうことが
できる。
【0049】また、送信セルカウンタ2,受信セルカウ
ンタ5が、周期タイマ3からのタイムアウト通知があっ
た時点でのカウンタ値をメモリ6に格納し、ソフトウェ
ア7が任意の時点でメモリ6を読み出すことができる。
たとえば、周期カウンタ3に設定する書き込み周期時間
(インターバル)を10msecとしても、ソフトウェ
ア7は、1秒ごとに100個のセル送信データ,セル受
信データを読み出せばよいため、書き込み周期時間を小
さく設定することができ、バーストトラフィックも正確
に監視できるようになる。さらに、従来に比べ、トラフ
ィック監視に関わるソフトウェア処理を軽減することが
できるため、ATM通信装置を制御するCPUパワーを
シグナリング,ルーティングその他の処理に振り向ける
ことができる。
【0050】実施の形態2.図4は、本発明の実施の形
態2にかかるATM通信装置の概略構成を示すブロック
図である。なお、実施の形態1にかかるATM通信装置
と同一の部分には、図1と同一の符号を付して、その説
明を省略する。実施の形態2にかかるATM通信装置
は、セル送信回路1と、セル受信回路4と、送信セル数
をカウントする送信セルカウンタ11と、受信セル数を
カウントする受信セルカウンタ13と、時刻情報(時刻
データ)を生成し、予め設定された一定の周期時間(書
き込み周期時間)ごとに出力する周期タイマ12と、書
き込み周期時間ごとの送信セル数,受信セル数および時
刻情報を記憶するメモリ14と、ソフトウェア15を実
行する図示しないCPUと、を備えている。
【0051】なお、ここでは、説明の簡単のために、セ
ル送信回路1,送信セルカウンタ11,セル受信回路4
および受信セルカウンタ13を、それぞれ一つだけ示し
ているが、実施の形態1と同様、これらと同じ構成のも
のが複数あり、複数のインタフェース間でスイッチング
を行なう。
【0052】セル送信回路1は、セルを送信するたびに
送信セルカウンタ11に通知する。送信セルカウンタ1
1は、セル送信回路1から通知があるたびに格納してい
るカウンタ値(送信セル数データ)に1を加算する。同
様に、セル受信回路4は、セルを受信するたびに受信セ
ルカウンタ13に通知する。受信セルカウンタ13は、
セル受信回路4から通知があるたびに格納しているカウ
ンタ値(受信セル数データ)に1を加算する。図示しな
いCPUにより実行されるソフトウェア15は、周期タ
イマ12に書き込み周期時間を設定し、周期タイマ12
は、書き込み周期時間ごとに、送信セルカウンタ11お
よび受信セルカウンタ13への通知(以後、タイムアウ
ト通知という)を行ない、現在時刻の情報である時刻情
報を出力する。
【0053】送信セルカウンタ11および受信セルカウ
ンタ13は、タイムアウト通知があるたびに、それぞ
れ、周期タイマ12から入力した時刻情報を、メモリ1
4の時刻情報格納用のエリアに書き込み、また、格納し
ているカウンタ値を、メモリ14のカウンタ値格納用の
エリアに書き込み、カウンタ値を0にする(クリアす
る)。また、送信セルカウンタ11,受信セルカウンタ
13は、ソフトウェア15により具現化されるのではな
く、回路(ハードウェア)で構成されている。ここで、
送信セルカウンタ11,受信セルカウンタ13の回路を
簡略化して、送信セルカウンタ11,受信セルカウンタ
13が、カウンタ値をクリアせずに、インクリメントし
続けるようにしてもよい。この場合、ソフトウェア15
により、メモリ14に書き込まれたカウンタ値の差分を
算出して、送信セル数,受信セル数を求めることができ
る。
【0054】送信セルカウンタ11,受信セルカウンタ
13は、順次メモリアドレスを更新しながらメモリ14
へのカウンタ値および時刻情報の書き込みを行ない、最
終のメモリアドレスまで達した場合、次に書き込むメモ
リアドレスを最初のメモリアドレスに戻して上書きす
る。すなわち、メモリ14をサイクリックに使用する。
メモリ14は、ソフトウェア15により任意の時点で読
み出すことができる。ソフトウェア15は、メモリ14
へのサイクリックな書き込みが一巡するまでのタイミン
グで、複数の送信セル数データ,受信セル数データおよ
び時刻情報を読み出す。そして、これらのデータの統計
処理を行ない、トラフィックの監視を行なう。
【0055】なお、ソフトウェア15により、本発明の
スイッチング手段および監視手段が具現化される。ま
た、送信セルカウンタ11および受信セルカウンタ13
は、本発明のカウント手段および書き込み手段に対応
し、メモリ14は、本発明のセル数記憶手段および時刻
記憶手段に対応し、周期タイマ12は、本発明の生成手
段に対応する。
【0056】以上の構成において、実施の形態2の動作
について、タイミング図を参照して説明する。実施の形
態2の動作は、実施の形態1の動作に時刻情報の処理を
加えたものである。図5は、実施の形態2にかかるAT
M通信装置の動作の流れを示すタイミング図であり、書
き込み周期時間が10msec、ソフトウェア15に対
するタイマ割り込みの周期が1秒の例を示している。
【0057】この例では、まず、送信セルカウンタ1
1,受信セルカウンタ13が、10msecごとにそれ
ぞれのカウンタ値および時刻情報D1,D2〜D100
の書き込みを行なう。ソフトウェア15は、タイマ割り
込みにより、時点Dでタイマ割り込み処理を開始する。
このタイマ割り込み処理において、ソフトウェア15
は、(送受信それぞれ)100個のカウンタ値および時
刻情報D1,D2〜D100を読み出し、統計処理を実
行し、処理完了後、通常処理に復帰する。
【0058】時点Eでは、タイマ割り込み処理は、割り
込み禁止処理の介在によって開始できず、割り込み禁止
処理終了後のE+時点でタイマ割り込み処理を開始す
る。このタイマ割り込み処理においては、E1〜E10
0,F1およびF2の計102個のデータ処理(読み出
し,統計処理)を行なうことになる。また、時点Fで開
始されるタイマ割り込み処理においては、F3〜F10
0の計98個のデータ処理を行なうことになる。このよ
うに、実施の形態1のタイマ割り込み処理と同様に、割
り込み禁止処理により、タイマ割り込みのタイミングが
ずれた場合にも、前回読み出してから新たに書き込まれ
たデータを読み出す。
【0059】前述したように、実施の形態2によれば、
送信セルカウンタ11,受信セルカウンタ13が、ソフ
トウェアタイマ(タイマ割り込み)の精度やソフトウェ
ア15の処理状態(通常処理,禁止処理)に依存するこ
となく、セル送信データ,セル受信データおよび時刻情
報をメモリ14に書き込み、ソフトウェア15は、タイ
マ割り込みのタイミングがずれた場合にも、前回読み出
してから新たに書き込まれたデータを読み出すため、時
刻情報も含めた正確なセル流量データを得ることがで
き、適切なトラフィック監視を行なうことができる。
【0060】また、送信セルカウンタ11,受信セルカ
ウンタ13が、周期タイマ12からのタイムアウト通知
があった時点でのカウンタ値および時刻情報をメモリ1
4に格納し、ソフトウェア15が任意の時点でメモリ1
4を読み出すことができる。たとえば、周期カウンタ1
2に設定する書き込み周期時間(インターバル)を10
msecとしても、ソフトウェア15は、1秒ごとに1
00個のセル送信データ,セル受信データおよび時刻情
報を読み出せばよいため、書き込み周期時間を小さく設
定することができ、バーストトラフィックも正確に監視
できるようになる。さらに、従来に比べ、トラフィック
監視に関わるソフトウェア処理を軽減することができる
ため、ATM通信装置を制御するCPUパワーをシグナ
リング,ルーティングその他の処理に振り向けることが
できる。
【0061】実施の形態3.図6は、本発明の実施の形
態3にかかるATM通信装置の概略構成を示すブロック
図である。実施の形態3にかかるATM通信装置21
は、実施の形態1にかかるATM通信装置と同様の構成
を持ち、ソフトウェア7に代えてソフトウェア23が用
いられ、トラフィックの監視を行なう外部の監視装置2
2が接続されたものである。ソフトウェア23は、トラ
フィックの監視を省略して、メモリ6から読み出したデ
ータを監視装置22に送信し、監視装置22側でトラフ
ィックの監視を行なわせる。
【0062】以上の構成において、実施の形態3の動作
について、タイミング図を参照して説明する。図7は、
実施の形態3にかかるATM通信装置21の動作の流れ
を示すタイミング図である。なお、実施の形態3の動作
は、実施の形態1の動作と基本的に同様であるので、図
3と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省
略する。ソフトウェア23は、時点A,B+,Cでタイ
マ割り込み処理を開始する。しかし、メモリ6から読み
出したデータの統計処理を省略し、読み出したデータを
監視装置22に送信するので、実施の形態1の場合と比
べ、タイマ割り込み処理時間が短くなる。監視装置22
は、ATM通信装置21からのデータの統計処理を行な
い、トラフィックを監視する。
【0063】前述したように、実施の形態3によれば、
実施の形態1と同様の効果に加え、ソフトウェア23
が、メモリ6から読み出したデータを監視装置22に送
信し、トラフィックの監視を省略するため、さらに、ソ
フトウェア処理を軽減することができる。なお、実施の
形態2にかかるATM通信装置のソフトウェア15に代
えてソフトウェア23を用い、監視装置22を接続する
ようにしてもよく、これにより、実施の形態3と同様の
効果を得ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、カウント手段が、予め設定された時間ごとに、カウ
ントしたセル数のデータをセル数記憶手段に書き込み、
監視手段が、セル数記憶手段に記憶された複数のセル数
データを、一つのタイミングで読み出して、トラフィッ
クの監視を行なう。これにより、たとえば、CPUで実
行するソフトウェアにより監視手段を具現化し、ソフト
ウェア以外でカウント手段を具現化する場合、書き込み
があるたびにソフトウェア割り込みによってセル数デー
タを読み出すのではなく、複数回の書き込みがあった後
にソフトウェア割り込みによってセル数データを読み出
すことができるため、書き込みの頻度を上げて、詳細な
セル流量のデータが得ることができ、適切なトラフィッ
ク監視を行なうことができる。また、予め設定された時
間ごとの書き込みは、通常処理,禁止処理その他、ソフ
トウェアの処理状態に関係なく行なわれるため、ソフト
ウェアによる読み出しのずれがあっても、正確なセル流
量のデータを、得ることができ、適切なトラフィック監
視を行なうことができる、という効果を奏する。
【0065】つぎの発明によれば、書き込み手段が、カ
ウント手段がセル数記憶手段にセル数データを書き込む
際に、生成手段で生成された時刻データを時刻記憶手段
に書き込み、監視手段が、さらに、時刻記憶手段に記憶
された複数の時刻データを、一つのタイミングで読み出
して、トラフィックの監視を行なうため、時刻も含めた
データを記録することができ、より適切なトラフィック
の監視を行なうことができる、という効果を奏する。
【0066】つぎの発明によれば、書き込み手段が、時
刻記憶手段に一定数のデータが書き込まれている場合、
最も古いデータに最も新しいデータを巡回的に上書き
し、監視手段が、書き込み手段が一定数分のデータを書
き込むよりもはやいタイミングで、時刻記憶手段に記憶
された複数のデータを読み出すため、時刻記憶手段とし
て用いるメモリを削減することができ、コストを低減す
ることができる、という効果を奏する。
【0067】つぎの発明によれば、カウント手段が、セ
ル数記憶手段に一定数のデータが書き込まれている場
合、最も古いデータに最も新しいデータを巡回的に上書
きし、監視手段が、カウント手段が一定数分のデータを
書き込むよりもはやいタイミングで、セル数記憶手段に
記憶された複数のデータを読み出すため、セル数記憶手
段として用いるメモリを削減することができ、コストを
低減することができる、という効果を奏する。
【0068】つぎの発明によれば、カウント手段が、予
め設定された時間ごとに、カウントしたセル数のデータ
を前記セル数記憶手段に書き込み、出力手段が、セル数
記憶手段に記憶された複数のセル数のデータを、一つの
タイミングで、トラフィックの監視を行なう外部の監視
装置に出力する。これにより、たとえば、CPUで実行
するソフトウェアにより出力手段を具現化し、ソフトウ
ェア以外でカウント手段を具現化する場合、書き込みが
あるたびにソフトウェア割り込みによってセル数データ
を読み出すのではなく、複数回の書き込みがあった後に
ソフトウェア割り込みによってセル数データを読み出し
て、外部の監視手段に出力し、外部の監視装置にトラフ
ィックの監視を実行させることができるため、書き込み
の頻度を上げて、詳細なセル流量のデータが得ることが
でき、適切なトラフィック監視を行なうことができる。
また、予め設定された時間ごとの書き込みは、通常処
理,禁止処理その他、ソフトウェアの処理状態に関係な
く行なわれるため、ソフトウェアによる読み出しのずれ
があっても、正確なセル流量のデータを、得ることがで
き、適切なトラフィック監視を行なうことができる、と
いう効果を奏する。
【0069】つぎの発明によれば、書き込み手段が、カ
ウント手段がセル数記憶手段にセル数データを書き込む
際に、生成手段で生成された時刻データを時刻記憶手段
に書き込み、出力手段が、さらに、時刻記憶手段に記憶
された複数の時刻データを、一つのタイミングで、外部
の監視装置に出力するため、時刻も含めて記録すること
ができ、より適切なトラフィックの監視を行なうことが
できる、という効果を奏する。
【0070】つぎの発明によれば、書き込み手段が、時
刻記憶手段に一定数以上のデータが書き込まれている場
合、最も古いデータに最も新しいデータを巡回的に上書
きし、出力手段が、書き込み手段が一定数のデータを書
き込むよりもはやいタイミングで、時刻記憶手段に記憶
された複数のデータを出力するため、時刻記憶手段とし
て用いるメモリを削減することができ、コストを低減す
ることができる、という効果を奏する。
【0071】つぎの発明によれば、カウント手段が、セ
ル数記憶手段に一定数以上のデータが書き込まれている
場合、最も古いデータに最も新しいデータを巡回的に上
書きし、出力手段が、カウント手段が一定数のデータを
書き込むよりもはやいタイミングで、セル数記憶手段に
記憶された複数のデータを出力するため、セル数記憶手
段として用いるメモリを削減することができ、コストを
低減することができる、という効果を奏する。
【0072】つぎの発明によれば、複数のATMインタ
フェース手段が、セルの送受信を行ない、スイッチング
手段が、複数のATMインタフェース手段間でセルをス
イッチングし、カウント手段が、ATMインタフェース
手段ごとに設けられているため、ATMスイッチにおい
ても、適切なトラフィックの監視を行なうことができ
る、という効果を奏する。
【0073】つぎの発明によれば、ATMインタフェー
ス手段が、セルの送受信を行ない、非ATMインタフェ
ース手段が、セルの組立ておよび分解を行ない、ATM
以外のデータの送受信を行ない、カウント手段が、AT
Mインタフェース手段および非ATMインタフェース手
段ごとに設けられているため、CLAD(Cell Assembl
y Disassembly)機器等においても、適切なトラフィッ
クの監視を行なうことができる、という効果を奏する。
【0074】つぎの発明によれば、カウント工程で、送
信セル数または受信セル数をカウントし、記憶工程で、
カウント工程でカウントしたセル数のデータを、予め設
定された時間ごとに記憶し、監視工程で、記憶工程で記
憶した複数のセル数データを、一つのタイミングで読み
出して、トラフィックの監視を行なう。これにより、た
とえば、監視工程を、CPUで実行されるソフトウェア
で行ない、記憶工程を、ソフトウェア以外で行なう場
合、書き込みがあるたびにソフトウェア割り込みによっ
てセル数データを読み出すのではなく、複数回の書き込
みがあった後にソフトウェア割り込みによってセル数デ
ータを読み出すことができるため、書き込みの頻度を上
げて、詳細なセル流量のデータが得ることができ、適切
なトラフィック監視を行なうことができる。また、予め
設定された時間ごとの書き込みは、通常処理,禁止処理
その他、ソフトウェアの処理状態に関係なく行なわれる
ため、ソフトウェアによる読み出しのずれがあっても、
正確なセル流量のデータを、得ることができ、適切なト
ラフィック監視を行なうことができる、という効果を奏
する。
【0075】つぎの発明によれば、記憶工程で、セル数
データを記憶する際に、生成工程で生成された時刻デー
タを記憶し、監視手段で、記憶工程で記憶された複数の
時刻データを、一つのタイミングで読み出して、トラフ
ィックの監視を行なうため、時刻も含めたデータを記録
することができ、より適切なトラフィックの監視を行な
うことができる、という効果を奏する。
【0076】つぎの発明によれば、記憶工程で、一定数
以上のデータを記憶する場合、最も古いデータに最も新
しいデータを置き換え、監視工程で、記憶工程で一定数
のデータを記憶するよりもはやいタイミングで、記憶工
程で記憶された複数のデータを読み出すため、メモリを
削減することができ、コストを低減することができる、
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかるATM通信装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態1にかかるATM通信装置の動
作の流れを示すタイミング図である。
【図3】 同実施の形態1にかかるATM通信装置の動
作の流れを示すタイミング図である。
【図4】 同実施の形態2にかかるATM通信装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図5】 同実施の形態2にかかるATM通信装置の動
作の流れを示すタイミング図である。
【図6】 本発明の実施の形態3にかかるATM通信装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】 同実施の形態3にかかるATM通信装置の動
作の流れを示すタイミング図である。
【図8】 従来におけるATM交換機の概略構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 セル送信回路、2,11 送信セルカウンタ、3,
12 周期タイマ、4セル受信回路、5,13 受信セ
ルカウンタ、6,14 メモリ、7,15,23 ソフ
トウェア、21 ATM通信装置、22 監視装置。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信セル数または受信セル数をカウント
    するカウント手段と、トラフィックの監視を行なう監視
    手段とを備えたATM通信装置において、 予め設定された時間ごとの送信セル数または受信セル数
    のデータを複数記憶するセル数記憶手段を具備し、 前記カウント手段は、予め設定された時間ごとに、カウ
    ントしたセル数のデータを前記セル数記憶手段に書き込
    み、 前記監視手段は、前記セル数記憶手段に記憶された複数
    のセル数データを、一つのタイミングで読み出して、ト
    ラフィックの監視を行なうことを特徴とするATM通信
    装置。
  2. 【請求項2】 さらに、時刻のデータを生成する生成手
    段と、 予め設定された時間ごとの時刻のデータを複数記憶する
    時刻記憶手段と、 前記カウント手段がセル数記憶手段にセル数データを書
    き込む際に、前記生成手段で生成された時刻データを前
    記時刻記憶手段に書き込む書き込み手段と、 を具備し、 前記監視手段は、さらに、前記時刻記憶手段に記憶され
    た複数の時刻データを、一つのタイミングで読み出し
    て、トラフィックの監視を行なうことを特徴とする請求
    項1に記載のATM通信装置。
  3. 【請求項3】 前記書き込み手段は、前記時刻記憶手段
    に一定数のデータが書き込まれている場合、最も古いデ
    ータに最も新しいデータを巡回的に上書きし、前記監視
    手段は、前記書き込み手段が一定数分のデータを書き込
    むよりもはやいタイミングで、前記時刻記憶手段に記憶
    された複数のデータを読み出すことを特徴とする請求項
    2に記載のATM通信装置。
  4. 【請求項4】 前記カウント手段は、前記セル数記憶手
    段に一定数のデータが書き込まれている場合、最も古い
    データに最も新しいデータを巡回的に上書きし、前記監
    視手段は、前記カウント手段が一定数分のデータを書き
    込むよりもはやいタイミングで、前記セル数記憶手段に
    記憶された複数のデータを読み出すことを特徴とする請
    求項1,2または3に記載のATM通信装置。
  5. 【請求項5】 送信セル数または受信セル数をカウント
    するカウント手段を備えたATM通信装置において、 予め設定された時間ごとの送信セル数または受信セル数
    のデータを複数記憶するセル数記憶手段と、 前記セル数記憶手段に記憶された複数のセル数のデータ
    を、一つのタイミングで、トラフィックの監視を行なう
    外部の監視装置に出力する出力手段と、 を具備し、 前記カウント手段は、予め設定された時間ごとに、カウ
    ントしたセル数のデータを前記セル数記憶手段に書き込
    むことを特徴とするATM通信装置。
  6. 【請求項6】 さらに、時刻のデータを生成する生成手
    段と、 予め設定された時間ごとの時刻のデータを複数記憶する
    時刻記憶手段と、 前記カウント手段がセル数記憶手段にセル数データを書
    き込む際に、前記生成手段で生成された時刻データを前
    記時刻記憶手段に書き込む書き込み手段と、 を具備し、 前記出力手段は、さらに、前記時刻記憶手段に記憶され
    た複数の時刻データを、一つのタイミングで、前記外部
    の監視装置に出力することを特徴とする請求項5に記載
    のATM通信装置。
  7. 【請求項7】 前記書き込み手段は、前記時刻記憶手段
    に一定数以上のデータが書き込まれている場合、最も古
    いデータに最も新しいデータを巡回的に上書きし、前記
    出力手段は、前記書き込み手段が一定数のデータを書き
    込むよりもはやいタイミングで、前記時刻記憶手段に記
    憶された複数のデータを出力することを特徴とする請求
    項6に記載のATM通信装置。
  8. 【請求項8】 前記カウント手段は、前記セル数記憶手
    段に一定数以上のデータが書き込まれている場合、最も
    古いデータに最も新しいデータを巡回的に上書きし、前
    記出力手段は、前記カウント手段が一定数のデータを書
    き込むよりもはやいタイミングで、前記セル数記憶手段
    に記憶された複数のデータを出力することを特徴とする
    請求項5,6または7に記載のATM通信装置。
  9. 【請求項9】 さらに、セルの送受信を行なう複数のA
    TMインタフェース手段と、 前記複数のATMインタフェース手段間でセルをスイッ
    チングするスイッチング手段と、 を具備し、 前記カウント手段は、前記ATMインタフェース手段ご
    とに設けられていることを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれか一つに記載のATM通信装置。
  10. 【請求項10】 さらに、セルの送受信を行なうATM
    インタフェース手段と、 セルの組立ておよび分解を行ない、ATM以外のデータ
    の送受信を行なう非ATMインタフェース手段と、 を具備し、 前記カウント手段は、前記ATMインタフェース手段お
    よび非ATMインタフェース手段ごとに設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の
    ATM通信装置。
  11. 【請求項11】 送信セル数または受信セル数をカウン
    トするカウント工程と、 前記カウント工程でカウントしたセル数のデータを、予
    め設定された時間ごとに記憶する記憶工程と、 前記記憶工程で記憶した複数のセル数データを、一つの
    タイミングで読み出して、トラフィックの監視を行なう
    監視工程と、 を含むことを特徴とするATMセルトラフィック監視方
    法。
  12. 【請求項12】 さらに、時刻のデータを生成する生成
    工程を含み、前記記憶工程では、セル数データを記憶す
    る際に、さらに、前記生成工程で生成された時刻データ
    を記憶し、前記監視手段では、さらに、前記記憶工程で
    記憶された複数の時刻データを、一つのタイミングで読
    み出して、トラフィックの監視を行なうことを特徴とす
    る請求項11に記載のATMセルトラフィック監視方
    法。
  13. 【請求項13】 前記記憶工程では、一定数以上のデー
    タを記憶する場合、最も古いデータに最も新しいデータ
    を置き換え、前記監視工程では、前記記憶工程で一定数
    のデータを記憶するよりもはやいタイミングで、前記記
    憶工程で記憶された複数のデータを読み出すことを特徴
    とする請求項11または12に記載のATMセルトラフ
    ィック監視方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002306768A (ja) * 2001-04-17 2002-10-22 Sankyo Kk 遊技機
JP2002306691A (ja) * 2001-04-13 2002-10-22 Sankyo Kk 遊技機

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JP2002306691A (ja) * 2001-04-13 2002-10-22 Sankyo Kk 遊技機
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