JP2001028500A - 電子部品実装装置 - Google Patents

電子部品実装装置

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JP2001028500A
JP2001028500A JP11201107A JP20110799A JP2001028500A JP 2001028500 A JP2001028500 A JP 2001028500A JP 11201107 A JP11201107 A JP 11201107A JP 20110799 A JP20110799 A JP 20110799A JP 2001028500 A JP2001028500 A JP 2001028500A
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suction
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Toshiaki Nagai
利明 永井
Koji Hiraoka
浩次 平岡
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の吸着位置情報を高速に処理して搭
載効率を向上させることが可能な電子部品実装装置を提
供する。 【解決手段】 複数の部品吸着ノズルに吸着された電子
部品がエリアセンサ42a、42bにより認識され、そ
の部品位置演算に基づき電子部品がプリント基板上に実
装される。エリアセンサ42aで撮像された部品の位置
情報がビデオキャプチャ52により入力され、一旦VR
AM55aに格納された後、その情報がCPU50によ
り演算され部品位置が認識される。その演算中、他のエ
リアセンサ42bに切り換えられ、その部品位置情報が
対応するVRAM55bに保存される。このような構成
では、一つの部品に対して位置認識を実行している間
に、他の部品の位置情報を取得することができるので、
複数の吸着ノズルが同時に吸着した搭載部品に対して、
部品撮像、認識装置を並列化することなく高速に部品位
置情報の取得並びにその位置の演算が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装装
置、更に詳細には、複数の部品吸着ノズルに吸着された
電子部品を少なくとも2つのエリアセンサにより認識
し、その部品位置演算に基づき電子部品をプリント基板
上に搭載する電子部品実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1には、搭載効率を向上させるために
部品吸着用ノズルを複数備え、マルチ化された電子部品
実装機のヘッド部1の構成が図示されている。図1では
省略されているが、ヘッド部全体は所定の2次元空間上
を移動可能なXYステージ上に固定されている。図1に
おいて、部品吸着ユニット1a、1b、1cは、すべて
ヘッド部1に固定実装されており、その下方端部に部品
吸着ノズル2aを備えている。図1では、吸着ユニット
1aの吸着ノズル2aしか図示されていないが、他の部
品吸着ユニット1b、1cもそれぞれ下方に同様な吸着
ノズルを有するものである。
【0003】各部品吸着ノズルはZ軸駆動モータ3の回
転動作により伝達機構を介して上下方向に移動可能であ
り、プリント基板上に搭載する部品を最大3つ同時にピ
ックアップしてこれらの部品をプリント基板上に搭載す
ることができる。また、各部品吸着ユニット1a、1
b、1cにはそれぞれθ軸駆動モータ4a、4b、4c
が取り付けられており、このモータを作動させることに
より吸着ノズルをノズル軸を中心に回転させて吸着した
電子部品を回転させることができる。
【0004】ヘッド部1は部品吸着後認識カメラ部に移
動され、各吸着ノズルに吸着された部品が撮像される。
撮影レンズ6aを備えた撮像カメラ(エリアセンサ)5
aは、大視野サイズ用であって大きい部品を撮像し、ま
た撮影レンズ6bを備えた撮像カメラ5bは、小視野サ
イズ用であって小型の部品を撮像し、部品サイズに応じ
ていずれかのカメラが選択される。撮像時の焦点調節
は、Z軸駆動モータ3の回転動作により吸着ノズルを上
下方向に移動させることにより行われる。
【0005】撮像カメラ5aからの検出情報は、図2の
部品撮像装置7aにおいて信号処理されデータとして保
持され、また撮像カメラ5bの検出情報は、部品撮像装
置7bで信号処理されデータとして保持される。部品認
識装置8a、8bは、それぞれ部品撮像装置7a、7b
に保持されたデータにそれぞれ(並列に)演算処理を施
し、部品吸着ユニット1a、1b、1cの各ノズルでそ
れぞれ吸着された搭載部品が、予め決めておいた2次元
座標系のどこの位置(X,Y、θの座標)にあるかを結
果として求める。
【0006】インターフェース9は部品認識装置8a及
び8bによって得られた結果を、CPU10から読み出
し可能となるように整合性をとる。RAM11には、吸
着した搭載部品の長さ、幅、厚み等の基礎データが予め
保持されており、CPU10は、部品認識装置8a又は
8bにより得られた結果とRAM11に保持されている
吸着した搭載部品の基礎データをもとに、XYステージ
の停止位置、各部品吸着ノズルの回転補正位置を決定
し、駆動回路12に指令を与える。駆動回路12は、X
軸駆動モータ13及びY軸駆動モータ14を駆動してX
Yステージを上記停止位置まで移動させ、またθ軸駆動
モータ4a、4b、4cを駆動して吸着ノズルを回転補
正位置に位置決めする。さらに、X軸駆動モータ13及
び14、θ軸駆動モータ4a、4b、4cの静定後、各
吸着ノズルは、Z軸駆動モータ3により搭載部品を下方
に移動してプリント基板上に位置決めする。ここで、図
示されていないが、搭載部品の吸着制御を解除し搭載部
品をリリースして、各部品吸着ノズルはZ軸駆動モータ
3により上方に移動し、所定の待機位置に移動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電子
部品実装機では、図2に示したように、部品撮像装置及
び部品認識装置を並列化することでX軸駆動モータ1
3,Y軸駆動モータ14、並びに吸着ユニットのθ軸駆
動モータ4a、4b、4cの停止位置が確定する時間を
短縮するような処理系の構成をとっている。しかし、部
品撮像装置及び部品認識装置を並列化することは、高価
である装置を複数実装することでもあり、かつシステム
構成も複雑となり現実的にはメリットは少ない。
【0008】また、部品撮像装置及び部品認識装置を1
ユニットとし、入力切り換えによって撮像カメラ5a、
5bのいずれかを選択して画像処理する場合は、各撮像
カメラ5a、5bの検出情報は直列に処理して行かなけ
ればならず、少なくとも両撮像カメラの検出情報が順番
に取り出され部品撮像装置に保持されるまでは、XYス
テージが部品搭載位置近傍を停止位置として動作開始す
ることは不可能である。したがって、部品吸着からプリ
ント基板上搭載までの一連の動作のサイクルタイムを、
部品撮像装置及び部品認識装置を並列化した場合と同等
とするためには、少なくとも部品認識装置の処理能力が
並列使用のときに比べ2倍以上求められる。従って、サ
イクルタイムを低下させてはいけない条件下では必ずし
も有利な処理システムではない。
【0009】従って、本発明は、このような問題点を解
決するためになされたもので、安価な構成でかつ電子部
品の吸着位置情報を高速に処理して搭載効率を向上させ
ることが可能な電子部品実装装置を提供することをその
課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決するために、複数の部品吸着ノズルに吸着された電子
部品を少なくとも2つのエリアセンサにより撮像して、
その部品位置演算に基づき電子部品を搭載する電子部品
実装装置において、エリアセンサで撮像された部品の位
置情報を入力する手段と、入力された部品の位置情報を
格納する手段と、前記格納された部品の位置情報を読み
出して部品位置を演算する演算手段と、エリアセンサを
切り換える手段と、一つのエリアセンサからの部品の位
置情報を読み出して部品位置を演算しているときに演算
を中断することなく他のエリアセンサに切り換え、切り
換えられたエリアセンサで撮像された部品の位置情報を
入力して格納するように制御を行う手段とを有する構成
を採用している。
【0011】このような構成では、一つの部品に対して
位置認識を実行している間に、他の部品の位置情報を取
得することができるので、複数の吸着ノズルにより同時
に吸着された搭載部品に対して、部品撮像、認識装置を
並列化することなく高速に部品の位置情報を取得し、同
時に部品位置を演算し認識することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に基づ
き本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明の電子部品実装装置は、ヘッド部が
XYステージにより部品供給部(フィーダ)に移動さ
れ、供給される部品を吸着ノズルで吸着後、プリント基
板上に移動して吸着部品をプリント基板に搭載するもの
である。ヘッド部は図1に示したのと同様な構成であ
り、図3に示す吸着ユニットが複数個ヘッド部に搭載さ
れるものである。
【0014】図3は、このヘッド部に搭載される吸着ユ
ニット単体の構造を示している。図3において、吸着ノ
ズル20は、図示が省略されているが、バキュームのオ
ン・オフによりプリント基板上に搭載する電子部品21
を吸着、解放することが可能となっている。吸着ノズル
20を上下動させるZ軸駆動モータ22の駆動軸は、カ
ップリング23でボールネジ24と結合されている。ま
たボールネット25が、スプライン軸27に固定された
スライダ26と結合されており、ボールネジ24が回転
すると、スプライン軸27は上下方向へ直線移動し、こ
のスプライン軸27と吸着ノズル20は同軸上に固定さ
れるので、同様に吸着ノズル20も上下移動する。
【0015】θ軸駆動モータ30の回転軸は、回転軸に
固定された小プーリ31、タイミングベルト32を介し
て大プーリ33と結合されており、大プーリ33と一体
化されたスプラインナット34はスプライン軸27のス
ラスト方向にはフリーに動作可能であり回転方向のみ動
作伝達が可能になっていて、吸着ノズル20はθ軸駆動
モータ30の回転に応じてノズル軸を中心にθ回転可能
になっている。
【0016】図4には、図3の吸着ユニットが2つヘッ
ド部に搭載されたときの並列化された状態が図示されて
いる。各吸着ユニットの吸着ノズル20a、20bの下
端には電子部品A、Bが吸着されており、その電子部品
A、Bは、照明ボックス43a、43bの4方側面に配
列されたLED列40a、40bにより照明される。L
ED列40aで照明された電子部品Aの底面像は、ミラ
ー41a、41bで反射された後、ハーフミラー41e
で反射されてミラー41dを介して小視野サイズのシャ
ッターカメラ42aで撮像され、またハーフミラー41
eを通過して大視野サイズのシャッターカメラ42bで
撮像される。また、LED列40bで照明された電子部
品Bの底面像は、ミラー41cで反射された後、ハーフ
ミラー41eを通過してミラー41dで反射され小視野
サイズのシャッターカメラ42aで撮像されるととも
に、ハーフミラー41eで反射されて大視野サイズのシ
ャッターカメラ42bで撮像される。ここで、各シャッ
ターカメラは、例えばCCD素子などの二次元のエリア
センサとして構成されている。
【0017】図5には、吸着ノズルで吸着された電子部
品を撮像し部品位置情報を取得するとともに、その位置
情報を元に部品位置を演算し認識する構成が図示されて
いる。同図において、認識CPU50はメモリ51に予
め設定したソフトウェアにより演算を行う。センサセレ
クタ53により選択されたシャッターカメラ42a又は
42bからの画像はビデオキャプチャ52によりアナロ
グ信号として取り込まれ、デジタル変換して出力され、
VRAM55a、55bに記憶保持される。
【0018】また3つの高速演算器56a、56b、5
6cが設けられ、これらの高速演算器は、一連の演算処
理の中で、認識CPU50による演算では処理時間が長
く掛かり、かつ使用頻度の高いもの3つを専用ハードウ
ェアロジックにし高速化したものである。アドレスバス
セレクタ54は認識CPU50、ビデオキャプチャ5
2、高速演算器56a〜56cがVRAM55a〜55
dのどの領域のデータをアクセスするかを制御し、また
データバスセレクタ57は、認識CPU50、ビデオキ
ャプチャ52、高速演算器56a〜56cがアドレスバ
スセレクタ54より選択されたVRAM55a〜55d
のアドレス領域に対して、確定したデジタル値を読込み
または書込みを制御するものである。
【0019】図6には、電子部品実装装置の全体のシス
テム構成が図示されており、60は図5に示す部品撮像
・認識装置であり、センサセレクタ53により選択され
たエリアセンサであるシャッターカメラ42a又は42
bから得られる部品の位置情報に基づき部品位置を演算
して部品認識を行う。部品撮像・認識装置60からの信
号は、インターフェイス61を介してホストCPU62
に送出される。メモリ63には、搭載する電子部品の種
類、大きさ、形状情報等が予めデータテーブル化され、
ホストCPU62は必要に応じてメモリ63に格納され
ているデータを読み出して、駆動装置64を介してXY
ステージ65のX軸駆動モータ65a、Y軸駆動モータ
65bを駆動して吸着ヘッド部をXY方向に移動させる
と共に、部品吸着ユニット66、67のZ軸駆動モータ
66a、67a及びθ軸駆動モータ66b、67bを駆
動し、吸着ノズル20a、20bを上下動させ、また必
要に応じてθ回転させる。このとき、部品撮像・認識装
置60で得られた吸着部品の位置認識に基づいてXY移
動量並びにθ回転の補正が行われ、吸着部品の吸着姿勢
に応じた補正が行われる。
【0020】次にこのように構成された装置の動作を図
7の流れ図を参照して説明する。
【0021】ここでは、図3で示した構成の部品吸着ユ
ニットが、並列に2ユニットして、所定の水平面(X
Y)座標を動作可能なXYステージ65上のヘッド部に
固定され、図6で示されるシステム構成によって制御さ
れることを前提とする。
【0022】第1段階ではホストCPU62の指令によ
りXYステージ65は部品ピックアップのため部品供給
装置(不図示)上の搭載すべき対象電子部品真上に移動
する(ステップS1)。XYステージが停止後、吸着ユ
ニット66の吸着ノズル20aはZ軸駆動モータ66a
の動作により、バキューム(不図示)の吸引力で電子部
品Aが吸着可能な位置まで下方移動する。移動終了停止
後バキュームをオンして電子部品Aをピックアップし、
再びZ軸駆動モータ66aを駆動して吸着ノズル20a
は上方向へと移動を開始する。以上の動作は吸着ユニッ
ト67の吸着ノズル20bも同時に同じ動作を実行し、
電子部品Bをピックアップする(ステップS2、S
3)。
【0023】第2段階ではXYステージ65は、図4で
示すような照明ボックス43a、43bのLED列40
a、40bの水平断面中心と、部品吸着ノズル20a、
20bの中心延長線がほぼ重なる位置に移動して停止
し、同時に部品吸着ノズル20a、20bは、ぞれぞれ
ホストCPU62がメモリ63より読み出した吸着電子
部品の大きさ、形状情報データから得られた上下方向の
停止位置(カメラピント位置)へと移動する(ステップ
S4)。
【0024】第3段階ではXYステージ65及び吸着ノ
ズル20a、20bの上下方向位置決めが終了すると
(ステップS5)、電子部品Aの底面像は、ミラー41
a、ミラー41b(光路a)を経由してハーフミラー4
1eへと転送される。ここでハーフミラー41eの特性
により底面像は通過する方向(光路c)と反射する方向
とに同じ光量割合で分割され、ハーフミラー41eを通
過した像はシャッターカメラ42bに、また反射した像
は更にミラー41で全反射し(光路d)、シャッターカ
メラ42aにそれぞれ結像される。また、電子部品Bの
底面像についても、ミラー41cで全反射され、ハーフ
ミラー41eへと転送(光路b)され、その後は電子部
品Aと同様にシャッターカメラ42a、42b上に結像
される。
【0025】第4段階ではホストCPU62がメモリ6
3より得た電子部品Aの種類、大きさ、形状情報データ
に基づき視野サイズの大きなシャッターカメラ42bを
センサセレクタ53により選択する。そして、選択され
たシャッターカメラ42bはLED列40aが点灯と同
時にシャッタートリガ信号がオンし、数十マイクロ秒〜
数ミリ秒の間シャッターを開きその後にシャッターを閉
じ電子部品Aの撮像を実行する(ステップS6)。この
ときLED列40aはシャッターが閉じられた直後に消
灯する。一方、LED列40b近傍の電子部品Bの映像
はLED40bが消灯中のため非常に暗く撮像したデー
タには影響(二重露光)がなく、点灯したLED40a
近傍の電子部品Aのみの映像が撮像データとして抽出さ
れる。
【0026】確定した撮像データは順次出力されビデオ
キャプチャ52に入力され、このときアドレスバスセレ
クタ54及びデータバスセレクタ57をビデオキャプチ
ャ52からVRAM55aへの書込み許可に設定し、全
データをVRAM55aに逐次保存する(ステップS
7)。全データ格納後、アドレスバスセレクタ54及び
データバスセレクタ57を認識CPU50(必要に応じ
て高速演算器56a、56b、56cの場合もある)に
よるVRAM55aの読込み許可に切り換える。それに
より認識CPU50は、その電子部品の吸着位置情報の
データをもとに電子部品Aの基準座標からの絶対位置の
演算を開始する(ステップS8)。
【0027】第5段階では前段階と同様にLED列40
aに代わりLED列40bを点灯し、予め設定しておい
た情報データに基づき視野サイズの小さなシャッターカ
メラ42aをセンサセレクタ53により選択する。この
後、シャッターカメラ42bをシャッターカメラ42
a、LED列40bをLED列40aへとそれぞれ置き
換え、同じ手順にて動作し撮像データを取得し、部品B
の撮像データを確定する(ステップS9)。このように
して部品AとBの撮像が終了したことが判断されると
(ステップS10)、XYステージ65は最初の部品A
の搭載位置近傍へと移動を開始する(ステップS1
1)。さらに確定した部品Bの撮像データは前段階と同
様に順次ビデオキャプチャ52に入力される。ここで、
すでに第4段階にて認識CPU50等によりVRAM5
5aにある部品Aの撮像データをもとに演算が開始され
ているため(ステップS8)、アドレスバスセレクタ5
4及びデータバスセレクタ57をビデオキャプチャ52
からVRAM55bへの書込み、認識CPU50(必要
に応じて高速演算器56a〜56cも選択)からのVR
AM55aの読込み同時許可に設定し、演算を中断する
ことなく部品Bの撮像データの保存を実行する(ステッ
プS12)。部品Bの全データ保存終了後は再びアドレ
スバスセレクタ54及びデータバスセレクタ57を認識
CPU50からのVRAM55aの読込み許可に切り換
え、演算をさらに進める。
【0028】第6段階として第4、5段階を通して認識
CPU50が行なった電子部品Aに関する位置演算が終
了するのを待つ(ステップS13)。演算結果が求まり
しだい(ステップS14)、アドレスバスセレクタ54
及びデータバスセレクタ57を認識CPU50(必要に
応じて高速演算器56a〜56cも選択)からのVRA
M55bの読込み許可へと切り換え、認識CPU50は
電子部品Bの基準座標からの絶対位置の演算を開始する
(ステップS15)。また、電子部品Aに関する位置の
演算結果が求まった時点で(ステップS14)、ホスト
CPU62はXYステージ65の部品搭載位置を補正
し、正式な停止位置に変更するとともに、吸着ノズル2
0aの回転方向の補正位置決めを実施し、さらに吸着ノ
ズル20aを搭載位置に向かって下方移動させ、バキュ
ーム・オフして部品を解放し、その後吸着ノズル20a
を上方へ移動させ、部品搭載の一連の動作を実施する
(ステップS16)。
【0029】電子部品Aの搭載終了後ホストCPU62
は、XYステージ65を次の搭載位置である電子部品B
の搭載位置近傍へと移動させる(ステップS17)。続
いて、認識CPU50による電子部品Bの位置演算結果
が求まりしだい(ステップS18)、部品Bの認識が終
了したと判断して(ステップS19)、電子部品Aの場
合と同様、ホストCPU62はXYステージ65の部品
搭載位置を補正し、正式な停止位置に変更するとともに
吸着ノズル20bの回転方向の補正位置決めを実施し、
さらに吸着ノズル20bを搭載位置に向かって下方移動
させ、バキューム・オフして部品を解放し、その後吸着
ノズル20bを上方へ移動させて部品搭載の動作を行い
(ステップS20)、ここで一過程が終了する。
【0030】なお、図5において、符号55c、55d
で図示したVRAMは、VRAM55a、55bと同様
なものであり、3個以上の電子部品を同時吸着した場合
に他の電子部品の撮像データを保存するために使用され
るものである。
【0031】上述した実施形態において、アドレスバス
セレクタ54、データバスセレクタ57によるバス切り
換えに代え、マルチポートアクセス可能なメモリ方式に
より、認識演算処理実行中に撮像データの保存を同時に
行なうようにすることも可能である。但し、実際は時分
割による切り換えとなるため、バスアクセスの2倍の動
作速度が必要となる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、一つ
のエリアセンサで撮像された部品の位置情報を読み出し
て部品位置を演算し認識している間に、他のエリアセン
サに切り換えて、そのエリアセンサで撮影された部品の
位置情報を入力することができるので、複数の吸着ノズ
ルが同時に吸着した搭載部品の認識に対して、部品撮像
装置を並列化することなく高速にエリアセンサの検出情
報を読み出し保持することが可能となり、また、複数の
吸着ノズルが同時に吸着した搭載部品の認識に対して、
部品認識装置を並列化または処理能力を倍に高めること
なく、吸着搭載部品が基準直交座標系のどこに位置する
かを高速に導き出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電子部品実装装置のヘッド部の構成を示
す斜視図である。
【図2】図1のヘッド部を備えた電子部品実装装置の全
体の構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の電子部品実装装置に用いられる吸着ユ
ニットの構成を示した斜視図である。
【図4】吸着された部品を撮像する構成を示した斜視図
である。
【図5】本発明の電子部品実装装置の部品撮像・認識装
置の構成を示したブロック図である。
【図6】本発明の電子部品実装装置の全体の構成を示し
たブロック図である。
【図7】本発明の電子部品実装装置で実行される部品搭
載の流れを示したフローチャート図である。
【符号の説明】
20、20a、20b 吸着ノズル 21 電子部品 22 Z軸駆動モータ 30 θ軸駆動モータ 40a、40b LED列 42a、42b シャッターカメラ(エリアセンサ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部品吸着ノズルに吸着された電子
    部品を少なくとも2つのエリアセンサにより撮像して、
    その部品位置演算に基づき電子部品を搭載する電子部品
    実装装置において、 エリアセンサで撮像された部品の位置情報を入力する手
    段と、 入力された部品の位置情報を格納する手段と、 前記格納された部品の位置情報を読み出して部品位置を
    演算する演算手段と、 エリアセンサを切り換える手段と、 一つのエリアセンサからの部品の位置情報を読み出して
    部品位置を演算しているときに演算を中断することなく
    他のエリアセンサに切り換え、切り換えられたエリアセ
    ンサで撮像された部品の位置情報を入力して格納するよ
    うに制御を行う手段と、 を有することを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 【請求項2】 前記エリアセンサは、演算手段が部品位
    置を演算する時間に比較して短時間に部品位置情報を出
    力することを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装
    装置。
  3. 【請求項3】 前記エリアセンサからの部品位置情報が
    各エリアセンサに対応して設けられた領域に格納される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品実装
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009130134A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Panasonic Corp 基板の検査方法及び基板の検査装置
JPWO2014041624A1 (ja) * 2012-09-12 2016-08-12 富士機械製造株式会社 対基板作業システム、作業手順最適化プログラム、作業台数決定プログラム

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