JP2001028396A - 半導体装置のレイアウト設計方法及び装置並びに記録媒体 - Google Patents

半導体装置のレイアウト設計方法及び装置並びに記録媒体

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JP2001028396A JP11201019A JP20101999A JP2001028396A JP 2001028396 A JP2001028396 A JP 2001028396A JP 11201019 A JP11201019 A JP 11201019A JP 20101999 A JP20101999 A JP 20101999A JP 2001028396 A JP2001028396 A JP 2001028396A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程数の増加や製造装置の複雑化を伴う
ことなく、複数の工程におけるプラズマ損傷の度合いを
適切に評価してレイアウト設計を行うことができる半導
体装置のレイアウト設計手段を提供すること。 【解決手段】 まず、暫定的に設計された各プラズマ工
程のレイアウトパターンから、アンテナ比抽出部10に
よりアンテナ比Riを抽出する。指数算出部20は、係
数設定部30により設定されたフィッティング係数ai
を適用して前記アンテナ比Riに応じたプラズマ損傷の
度合いを表す指数Diを算出する。指数加算部40は、
各プラズマ工程について算出された指数Diを全プラズ
マ工程にわたって加算し、損傷指数Dを算出する。レイ
アウト変更部50は、指数加算部40による算出された
損傷指数Dからプラズマ損傷の度合いを評価し、半導体
装置のレイアウトを変更するための処理を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置のレ
イアウトを設計するためのレイアウト設計方法および装
置、ならびに半導体装置のレイアウト設計を支援するた
めのプログラムが格納された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサや半導体メモリなど
の半導体装置は、シリコンなどの単結晶からなる半導体
基板上に、各種の能動素子や受動素子、あるいは配線な
どを形成して構成され、一部の特殊なものを除いては、
高集積化する上で有利なMOS型の電界効果トランジス
タ(FET)を能動素子として採用している。このMO
S型トランジスタは、半導体基板上に砒素(As)など
のn型不純物(ドナー)やボロン(B)などのp型不純
物(アクセプタ)を拡散させて形成されたソース・ドレ
インと、このソース・ドレイン間のチャネル領域上に成
膜された例えばシリコン酸化膜からなる絶縁膜と、この
絶縁膜を挟んでチャネル領域上に積層された例えばポリ
シリコンからなるゲートとを基本構成要素としている。
【0003】半導体装置の製造工程には、プラズマを用
いたドライエッチングを用いる工程がある。例えば配線
を形成する工程では、トランジスタなどが予め形成され
た半導体基板上に、アルミなどの配線部材を堆積してレ
ジストを塗布し、配線のパターンをレジストに露光して
パターニングした後、このレジストをマスクとしてプラ
ズマエッチング法により配線部材の不要な部分を除去し
ている。これにより、レジストで覆われてエッチングさ
れなかった部分が配線として残る。このプラズマを用い
たエッチング法によれば、高い選択度でエッチングを行
うことができるため、ウエットエッチング法に比較して
高い加工精度を得ることができ、より微細な加工や高集
積化が可能となる。
【0004】ところで、微細化に伴ってゲート酸化膜の
膜厚が薄くなると、例えばゲートに接続されるアルミ配
線を形成する場合、プラズマの荷電粒子の電荷が、配線
を介してゲートに与えられる結果、ゲート酸化膜中を電
流が流れる。これにより、ゲート酸化膜が損傷を受け、
歩留まりが低下したり、信頼性が損なわれることがあ
る。このように、プラズマを使用する工程(プラズマ工
程)においてゲート酸化膜が受ける損傷は、一般にプラ
ズマ損傷(プラズマダメージ)と呼ばれている。このプ
ラズマ損傷の度合いは、プラズマにさらされて荷電粒子
の電荷を取り込む配線の規模に依存する。
【0005】ここで、図8を参照して、プラズマ損傷の
発生メカニズムを説明する。同図は、プラズマ工程のひ
とつである配線工程において、パターニングされたレジ
スト9をマスクとして層間絶縁膜6上にアルミ配線層8
が形成された直後の状態を模式的に示すものである。こ
こで、符号1は半導体基板であり、この半導体基板1上
には、トランジスタが形成される活性領域2と、素子分
離用の絶縁層2が形成されている。また、活性領域2の
半導体基板の主面にはゲート酸化膜4が形成され、この
ゲート酸化膜4の上にはポリシリコンなどの導電部材か
らなるゲート5が形成されている。符号6は層間絶縁膜
である。この層間絶縁膜6にはスルーホール7が形成さ
れ、このスルーホール7を介して後述するアルミ配線層
8とゲート5との間が電気的に接続される。
【0006】次に、このような下地の上にアルミ配線層
8がプラズマ工程を含む配線工程により形成される。す
なわち、まずアルミ(Al)などの導電部材を所定の膜
厚で全面に形成する。続いて、レジスト(感光材)を全
面に塗布してベークした後、公知のリソグラフィ法によ
ってパターニングし、レジストパターン9を形成する。
続いて、プラズマエッチング法により、レジストパター
ン9をマスクとしてその下の導電部材をエッチングし、
アルミ配線層8を形成する。
【0007】このとき、アルミ配線層8の上部にはレジ
ストパターン9がマスクとして存在するので、アルミ配
線層8の側面(周囲)がプラズマにさらされた状態とな
り、プラズマの荷電粒子の電荷を取り込む「アンテナ」
として作用する。アルミ配線層8をアンテナとして取り
込まれた電荷は、スルーホール7を介してゲート5に与
えられ、ゲート5が正に帯電する。ゲート5が帯電する
と、ゲート絶縁膜4を流れる電流が発生し、このゲート
酸化膜4にプラズマ損傷を与える。すなわち、アルミ配
線層8の側面部分の面積の増加に伴ってゲート酸化膜4
に与えるプラズマ損傷の度合いが大きくなる。一般に、
プラズマ損傷の度合いは、ゲート酸化膜を流れる電流密
度に概ね比例する。
【0008】ここで、配線工程では、アルミ配線層8の
膜厚(高さ)を一定とすれば、ゲート酸化膜4の電流量
は、プラズマの荷電粒子の電荷を取り込むアンテナとし
て作用するアルミ配線層8の周囲長にほぼ比例し、ゲー
ト酸化膜4の面積にほぼ反比例する。すなわち、電流密
度に比例するプラズマ損傷の度合は、おおよそアルミ配
線層8の周囲長に比例し、ゲート酸化膜4の面積に反比
例するといえる。そこで、従来、配線工程では、プラズ
マ損傷の度合いを表すための指数として、下式(1)で
表されるアンテナ比Rが用いられている。 R=M/S ・・・(1) ただし、Mはアンテナサイズであり、アンテナとして作
用する配線層8の周囲長(ほぼ配線長に等しい)を表
す。Sはゲート酸化膜4の面積である。
【0009】上述のように、プラズマ工程では、ゲート
酸化膜がプラズマの荷電粒子による障害を受けることか
ら、ゲート酸化膜が致命的な損傷を受けない範囲内で許
容し得る最大のアンテナ比Rmaxを設計ルールとして予
め取り決めておき、アンテナ比Rが最大アンテナ比Rma
x以下となるようにレイアウト設計が行われている。
【0010】ここで、例えば配線が3層(例えば第1メ
タル配線M1、第2メタル配線M2、第3メタル配線M
3)からなり、各配線工程でプラズマ工程が用いられる
とすれば、3層の配線工程におけるアンテナ比は、各配
線のアンテナ比の総和(=ΣR)となる。この場合、ア
ンテナ比の総和ΣRが最大アンテナ比Rmax以下となる
ように、各配線についてレイアウト設計が行われる。
【0011】このように配線層が複数存在する場合、こ
れら配線層間を接続するためのスルーホールの層も複数
存在し、同様に各スルーホールについてのアンテナ比の
総和がその最大アンテナ比以下となるようにレイアウト
設計が行われる。因みに、スルーホール工程では、スル
ーホールの底面がアンテナとして作用するので、ゲート
酸化膜4の電流量は、スルーホール7の底面積にほぼ比
例し、ゲート酸化膜4の面積にほぼ反比例する。そこ
で、スルーホール層については、上式(1)において、
アンテナサイズMとしてスルーホールの底面積を採用し
てアンテナ比Rが算出される。
【0012】上述のように、レイアウト設計の段階でプ
ラズマ損傷に対する対策をとる方法に対し、製造の段階
で対策をとる方法も知られている。たとえば、特開平1
0−247638号公報には、ゲート電極のエッチング
時にマスクとして用いたレジストパターンを酸素プラズ
マによりアッシングする際のプラズマ損傷を防止する技
術が開示されている。この従来技術によれば、ゲート酸
化膜上に絶縁膜を形成し、この絶縁膜の上にレジストパ
ターンを形成する。したがって、レジストパターンをプ
ラズマによりアッシングする際にはゲート絶縁膜が絶縁
膜に覆われているので、プラズマによりゲート電極が帯
電することがなくなり、プラズマ損傷が防止される。
【0013】また、特開平10−144658号公報に
は、プラズマによりゲート電極が正に帯電してゲート酸
化膜が破壊されるプラズマ損傷を防止するための技術と
して、基板電位を周期的に正電位にバイアスする技術が
開示されている。この従来技術によれば、基板が周期的
に正電位にバイアスされるので、負の電荷である電子が
基板に誘導されて中和される結果、ゲート電極の表面が
正に帯電しなくなり、プラズマ損傷が防止される。
【0014】さらに、特開平5−308055号公報に
は、ゲート電極を形成する際のプラズマ損傷を防止する
ための技術として、ゲートのエッチング工程を、有磁場
高密度プラズマエッチングおよび無磁場低密度プラズマ
エッチングの多段階とする技術が開示されている。この
従来技術によれば、配線パターン形成時の帯電を抑制し
ながら、高速なエッチングが可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のレイ
アウト設計の段階でプラズマ損傷に対する対策をとる方
法によれば、例えば配線が3層からなる場合、各配線層
のアンテナ比の総和を求めて、これを3層分の配線工程
におけるアンテナ比としている。しかしながら、各配線
層のアンテナ比には層間の影響が反映されておらず、プ
ラズマ損傷の度合いが、各アンテナ比の和により適正に
表現できるとは限らない。
【0016】また、例えば配線とスルーホールの各工程
では、加工形状やプラズマの密度、あるいはチャージア
ップのメカニズムなどのちがいにより、設定される最大
アンテナ比Rmaxやアンテナ比の定義内容が異なってい
るので、このように各アンテナ比を単純に足し合わせる
こと自体が意味を持たない。したがって、各工程でのア
ンテナ比を単純に足し合わせたとしても、プラズマ損傷
の度合いを適正に評価することはできない。要するに、
従来のレイアウト設計方法によれば、必ずしもアンテナ
比によってプラズマ損傷の度合いを適正に評価すること
ができず、プラズマ損傷の度合いを反映させてレイアウ
ト設計を行うことについて限界があった。
【0017】一方、上述の製造段階でプラズマ損傷に対
する対策をとる方法によれば、工程数の増加や製造装置
の複雑化を招くという問題がある。例えば、上述の特開
平10−247638号公報に開示された従来技術によ
れば、ゲート酸化膜上の絶縁膜の形成工程および除去工
程が必要となり、工程数が増える。しかも、ゲート電極
の側面は絶縁膜に覆われていないので、プラズマによる
ゲート電極の帯電は避けられず、プラズマ損傷の可能性
が残る。
【0018】また、特開平10−144658号公報に
開示された従来技術によれば、基板を周期的に正電位に
バイアスするための高周波発生装置が必要になり、製造
装置の複雑化を招く。また、プラズマによるゲート電極
の帯電は避けられず、依然としてプラズマ損傷の可能性
が残る。さらに、特開平5−308055号公報に開示
された従来技術によれば、エッチング工程が、有磁場高
密度プラズマエッチングによる工程と無磁場低密度プラ
ズマエッチングによる工程とに分けられるため、工程数
が増えるという問題がある。しかも、後半の無磁場での
エッチングレートが低下し、スループットが低下する。
加えて、無磁場にしても、常にプラズマ損傷を低減でき
るとは限らず、磁場以外の原因でプラズマが不均一にな
り、プラズマ損傷の可能性が残る。結局のところ、上述
の従来技術では依然としてプラズマ損傷の可能性が残
り、レイアウト上の根本的な対策が必要となる。
【0019】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、製造工程数の増加や製造装置の複雑化を伴うこと
なく、複数の工程におけるプラズマ損傷の度合いを適切
に評価してレイアウト設計を行うことができる半導体装
置のレイアウト設計方法及び装置並びに記録媒体を提供
することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するため、以下の構成を有する。すなわち、第1の
発明にかかる半導体装置のレイアウト設計方法は、少な
くとも2工程以上のプラズマ工程を含む一連の工程を経
て製造される半導体装置のレイアウト設計方法であっ
て、(a)各プラズマ工程で露出するレイアウト層のパ
ターンからアンテナ比を抽出する抽出ステップ(例えば
後述するステップS3に相当する要素)と、(b)前記
アンテナ比に応じたプラズマ損傷の度合いを算出する算
出ステップ(例えば後述するステップS4に相当する要
素)と、(c)前記各プラズマ工程について算出された
損傷の度合いを全プラズマ工程にわたって加算する加算
ステップ(例えば後述するステップS5に相当する要
素)と、(d)前記損傷の度合いの加算結果に応じて前
記半導体装置のレイアウトを変更する変更ステップ(例
えば後述するステップS8に相当する要素)と、を含む
ことを特徴とする。
【0021】この第1の発明によれば、まず、プラズマ
工程で使用されるレイアウトパターンからアンテナ比が
抽出され、各プラズマ工程におけるプラズマ損傷の度合
いが算出される。このとき、プラズマ損傷の度合いは、
各プラズマ工程に対して抽出されたアンテナ比に応じた
ものが算出される。例えば、損傷の度合いとアンテナ比
との対応関係がプラズマ工程ごとに異なる場合、この対
応関係に基づいてプラズマ工程ごとにアンテナ比に対す
る損傷の度合いが算出される。このようにして算出され
た各プラズマ工程でのプラズマ損傷の度合いが加算(積
算)され、この加算結果に応じて、プラズマ損傷の度合
いが判断され、必要に応じてレイアウトの変更が行われ
る。
【0022】このレイアウトの変更は、例えば、各プラ
ズマ工程での損傷の度合いの和(積算値)が、プラズマ
損傷の度合いの上限を与える所定値を超えた場合、各プ
ラズマ工程での損傷の度合いの和を所定値以下とするよ
うに行われる。これにより、全プラズマ工程におけるプ
ラズマ損傷の度合いを評価してレイアウト設計を行うこ
とができ、全プラズマ工程にわたるプラズマ損傷の度合
いを抑制しながら、効率のよいレイアウト設計が可能と
なる。
【0023】第2の発明は、第1の発明において、前記
算出ステップが、前記各プラズマ工程でのプラズマ損傷
の度合いとアンテナ比との間の所定の対応関係(例えば
後述する図4および図5に示す特性で表される対応関
係)に基づき前記各プラズマ工程に対して抽出されたア
ンテナ比から前記損傷の度合いを算出することを特徴と
する。この構成によれば、所定の対応関係に基づき、各
プラズマ工程に特有な条件(例えば形状、プラズマの密
度、チャージアップのメカニズムなど)が損傷の度合い
に反映され、各プラズマ工程でのアンテナ比に応じたプ
ラズマ損傷の度合いを算出することが可能となる。
【0024】第3の発明は、第2の発明において、プラ
ズマ工程iにおける損傷の度合いをDiとし、該プラズ
マ工程iにおけるアンテナ比をRiとし、該プラズマ工
程iにおいて許容されるアンテナ比の最大値をRmax.i
とし、該プラズマ工程iについて予め設定されたフィッ
ティング係数をai(0≦ai≦1)としたときに、前記
損傷の度合いDiを、Di=(Ri/Rmax.i)aiとして算
出することを特徴とする。 この構成によれば、アンテ
ナ比の最大値Rmax.iにより正規化されたアンテナ比Ri
から、正規化された損傷の度合いDiが算出される。し
たがって、損傷の度合いDiの上限値が1とされ、この
上限値1を超えたか否かによりレイアウト変更の必要性
を判断することが可能となる。
【0025】第4の発明は、第1の発明において、前記
半導体装置上のトランジスタ素子のゲートに接続される
導電部材を表すレイアウト上のパターンを分割し、該ゲ
ートに対するアンテナサイズを縮小するように、前記半
導体装置のレイアウトを変更することを特徴とする。こ
の構成によれば、トランジスタ素子のゲートに接続され
る導電部材のアンテナサイズが小さくなる結果、この導
電部材を形成するプラズマ工程でのアンテナ比が小さく
なり、全体としてプラズマ損傷が低減する。
【0026】第5の発明は、第1の発明において、前記
半導体装置上のトランジスタ素子のゲートに接続される
導電部材と、前記トランジスタ素子が形成された半導体
基板との間に電流リーク経路を形成するように、前記半
導体装置のレイアウトを変更することを特徴とする。こ
の構成によれば、アンテナとして作用する導電部材に取
り込まれた電荷は、電流リーク経路を介して半導体基板
に放出される。したがって、この導電部材に接続された
ゲート電極が帯電することがなく、プラズマ損傷が防止
される。
【0027】第6の発明は、少なくとも2工程以上のプ
ラズマ工程を含む一連の工程を経て製造される半導体装
置のレイアウト設計装置であって、各プラズマ工程で露
出するレイアウト層のパターンからアンテナ比を抽出す
る抽出手段(例えば後述するアンテナ抽出部10に相当
する構成要素)と、前記アンテナ比に応じたプラズマ損
傷の度合いを算出する算出手段(例えば後述する指数算
出部20に相当する構成要素)と、前記各プラズマ工程
について算出された損傷の度合いを全プラズマ工程にわ
たって加算する加算手段(例えば後述する指数加算部4
0に相当する構成要素)と、前記損傷の度合いの加算結
果に応じて前記半導体装置のレイアウトを変更する変更
手段(例えば後述するレイアウト変更部50に相当する
構成要素)と、を備えたことを特徴とする。
【0028】この第6の発明によれば、抽出手段によ
り、プラズマ工程で露出するレイアウトパターンからア
ンテナ比が抽出され、算出手段により、各プラズマ工程
におけるプラズマ損傷の度合いが算出される。プラズマ
損傷の度合いは、各プラズマ工程に対して抽出されたア
ンテナ比に応じたものが算出される。このとき、算出手
段は、例えば、損傷の度合いとアンテナ比との対応関係
がプラズマ工程ごとに異なる場合、この対応関係に基づ
いてプラズマ工程ごとにアンテナ比に対する損傷の度合
いを算出する。このようにして算出された各プラズマ工
程でのプラズマ損傷の度合いは、加算手段により加算
(積算)される。変更手段は、この加算結果に応じて、
プラズマ損傷の度合いを判断し、必要に応じてレイアウ
トの変更を行う。
【0029】例えば、各プラズマ工程での損傷の度合い
の和(積算値)が、プラズマ損傷の度合いの上限を与え
る所定値を超えた場合、変更手段は、各プラズマ工程で
の損傷の度合いの和が所定値を超えないように、レイア
ウトを変更する。これにより、全プラズマ工程における
プラズマ損傷の度合いを評価してレイアウト設計を行う
ことができ、全プラズマ工程にわたるプラズマ損傷の度
合いを抑制しながら、効率のよいレイアウト設計が可能
となる。
【0030】第7の発明は、第6の発明において、前記
算出手段が、前記各プラズマ工程でのプラズマ損傷の度
合いとアンテナ比との間の所定の対応関係(例えば後述
する図4および図5に示す特性で表される対応関係)に
基づき前記各プラズマ工程におけるアンテナ比から前記
損傷の度合いを算出することを特徴とする。
【0031】第8の発明は、第7の発明において、前記
算出手段が、プラズマ工程iにおける損傷の度合いをD
iとし、該プラズマ工程iにおけるアンテナ比をRiと
し、該プラズマ工程iにおいて許容されるアンテナ比の
最大値をRmax.iとし、該プラズマ工程iについて予め
設定されたフィッティング係数をai(0≦ai≦1)と
したときに、前記損傷の度合いDiを、Di=(Ri/Rm
ax.i)aiとして算出することを特徴とする。
【0032】第9の発明は、第7の発明において、前記
変更手段が、前記半導体装置上のトランジスタ素子のゲ
ートに接続される導電部材を表すレイアウト上のパター
ンを分割し、該ゲートに対するアンテナサイズを縮小す
るように、前記半導体装置のレイアウトを変更すること
を特徴とする。
【0033】第10の発明は、第7の発明において、前
記変更手段が、前記半導体装置上のトランジスタ素子の
ゲートに接続される導電部材と、前記トランジスタ素子
が形成された半導体基板との間に電流リーク経路を形成
するように、前記半導体装置のレイアウトを変更するこ
とを特徴とする。
【0034】第11の発明は、少なくとも2工程以上の
プラズマ工程を含む一連の工程を経て製造される半導体
装置のレイアウト設計プログラムが記録された記録媒体
であって、(a)各プラズマ工程で露出するレイアウト
層のパターンからアンテナ比を抽出する抽出ステップ
と、(b)前記アンテナ比に応じたプラズマ損傷の度合
いを算出する算出ステップと、(c)前記各プラズマ工
程について算出された損傷の度合いを全プラズマ工程に
わたって加算する加算ステップと、(d)前記損傷の度
合いの加算結果に応じて前記半導体装置のレイアウトを
変更する変更ステップと、を実行するためのレイアウト
設計プログラムが記録されたことを特徴とする。
【0035】この構成によれば、記録媒体からプログラ
ムを読み出してコンピュータにインストールすることに
より、任意のコンピュータ上に、本発明にかかるレイア
ウト設計装置を構築することができ、本発明にかかるレ
イアウト設計方法を実行させることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態にかか
るレイアウト設計装置について説明するに先だって、こ
の発明の特徴を説明する。そもそもプラズマ損傷は、各
プラズマ工程での損傷がゲート酸化膜に累積された結果
として顕在化するものであることから、全プラズマ工程
にわたってプラズマ損傷の度合いを加算して判断すべき
性質のものである。
【0037】本発明は、各プラズマ工程ごとに加工形状
やプラズマ密度、あるいはチャージアップのメカニズム
などが異なり、またアンテナ比そのものの定義内容につ
いても必ずしも統一することができない事情がある点を
考慮し、各プラズマ工程でのレイアウト層ごとにプラズ
マ損傷の度合いとアンテナ比との対応関係(所定の対応
関係)を予め実験的に求めておき、この対応関係に従っ
てアンテナ比からプラズマ損傷の度合いを算出し、これ
をプラズマ工程で用いられる全レイアウト層にわたって
加算し、この加算結果に基づいてレイアウト設計を行う
ものである。
【0038】ここで、プラズマ損傷の度合いとアンテナ
比との対応関係は、例えばゲート絶縁膜が破壊するまで
に流し得る電荷量Qbdの測定から実験的に求められ、全
プラズマ工程について同一の基準で測定される。この実
施の形態では、プラズマ損傷の度合いとアンテナ比との
対応関係を指数関数(xa)により表現し、指数部aに
ついてフィッティング係数aiを設定することにより、
実測値に対する計算値の合わせ込みを行っている。
【0039】このようにプラズマ工程に適用されるレイ
アウトパターンの各層についてプラズマ損傷の度合いと
アンテナ比との対応関係を規定しておきさえすれば、ア
ンテナ比がレイアウトパターンの層ごとに任意に定義さ
れ、またプラズマ損傷の度合いとアンテナ比との対応関
係が層ごとに異なっていても、各層のアンテナ比から、
その層の工程でのプラズマ損傷の度合いを算出すること
が可能となる。したがって、全プラズマ工程にわたるプ
ラズマ損傷の度合いを設計段階で評価しながらレイアウ
ト設計を行うことが可能となる。
【0040】以下、図面を参照して、この実施の形態に
かかるレイアウト設計装置について説明する。この実施
の形態にかかるレイアウト設計装置は、予め暫定的に設
計されたレイアウトパターンについてプラズマ損傷の度
合いを評価し、この評価結果に応じてレイアウトの設計
変更を行うものである。
【0041】図1に、この実施の形態にかかるレイアウ
ト設計装置の構成を示す。同図において、符号10は、
各プラズマ工程で露出する既存の暫定レイアウトパター
ンからアンテナ比を抽出するアンテナ比抽出部、符号2
0は、アンテナ抽出部10により抽出されたアンテナ比
に応じたプラズマ損傷の度合いを表す指数Diを算出す
る指数算出部、符号30は、指数Diを算出する際の係
数aiを設定する係数設定部、符号40は、指数算出部
20により算出された指数Diを全プラズマ工程にわた
って加算する指数加算部、符号50は、指数加算部40
の加算結果に応じてレイアウトの設計変更処理を実施す
るレイアウト変更部である。符号60は、上記各構成要
素を機能させるための制御部である。これら構成要素
は、例えばコンピュータ上に構築され、この場合、各構
成要素の機能はソフトウェア上で記述される。言うまで
もなく、各構成要素をハードウェアとして構成してもよ
い。
【0042】次に、図2に示すフローチャートに沿っ
て、図3に示す断面構造を有する半導体装置のレイアウ
ト設計を行う場合を例として、この実施の形態にかかる
レイアウト設計装置の動作を説明する。なお、図3
(a)において、前述の図8に示す要素と共通する要素
について同一符号を付し、これら要素の説明を省略す
る。また、図3(a)において、層間絶縁膜6までのレ
イアウト設計が終了しているものとし、プラズマ工程を
使用するスルーホール7およびアルミ配線層8の各層に
ついてレイアウト設計するものとする。
【0043】まず、本装置による処理を実行する前に、
プラズマ損傷を考慮しない公知のレイアウト設計ツール
を用いて、スルーホール7とアルミ配線層8について、
図3(b)に示すようにレイアウト設計を暫定的に行
う。このレイアウトパターンに対して、図1に示す本装
置は以下の処理を実行する。
【0044】ステップS1:制御部60により、この装
置の処理対象として注目する層を表す変数i、および全
層にわたる損傷の度合いを表す変数D(損傷指数)に対
して各初期値を設定する。具体的には、変数iに対して
は最初の処理層を表す初期値1を設定し、変数Dに対し
ては初期値0を設定する。 ステップS2:続いて、制御部60は、現在処理の対象
とされている層を表す変数i(=1)が所定値nを超え
たか否かを判断する。この所定値nは、プラズマ工程の
対象とされる層の数を表すもので、この実施の形態で
は、所定値nとして、最後に処理の対象とされる層に対
して付与される変数iの値が外部から設定される。この
例では所定値nとして2が設定されている。
【0045】ステップS3:いま、変数iは初期値1に
設定されているから、変数iは所定値2より小さく、し
たがって制御部60は、変数iが所定値nを超えていな
いと判定する。この場合(ステップS02:NO)、制
御部60は、アンテナ比抽出部10を機能させ、処理対
象の層(i=1)について、アンテナ比Riを抽出す
る。具体的には、スルーホール層のパターンからアンテ
ナ比R1を算出する。ここで、スルーホール工程では、
スルーホールの底面のみがアンテナとして寄与するの
で、アンテナ比R1として、スルーホールの底面積をゲ
ート酸化膜の面積で除した値がアンテナ比R1として算
出される。
【0046】ステップS4:続いて、制御部60は、指
数算出部20を機能させ、現在処理の対象とされている
層(i=1)について、プラズマ損傷の度合いを表す指
数Diを、下式(2)により算出する。 Di=(Ri/Rmax.i)ai ・・・(2)
【0047】ただし、式(2)において、Riは、変数
iで表される層についてのアンテナ比であり、暫定的に
設計されたレイアウトパターンから算出される。Rmax.
iは、変数iで表される層について許容されるアンテナ
比の最大値であり、例えば、ゲート酸化膜の耐圧やリー
クなどを測定して予め実験的に求められる。指数部のa
iは、変数iで表される層について設定されたフィッテ
ィング係数(0≦ai≦1)であって、プラズマ損傷の
度合いとアンテナ比と整合を図るためのものであり、実
験的に得られたものである。なお、以下の説明におい
て、式(2)における「Ri/Rmax.i」の項を「アンテ
ナ指数Xi」と称す。
【0048】ここで、図4に、スルーホール層のアンテ
ナ指数X1(=R1/Rmax.1)と正規化された損傷の度
合いD1との対応関係を表す測定値の一例を示す。この
例では、測定値の概挿線からフィッティング係数a1
は、0.88に設定され、横軸のアンテナ指数Xiが1のと
き、すなわちアンテナ比Riが最大アンテナ比Rmax.iと
等しくなったとき、縦軸のプラズマ損傷の度合いDiが
1となって上限に達する。
【0049】ステップS5:続いて、制御部60は、指
数加算部40を機能させ、上述の変数iで表される層に
ついて算出された指数Diを損傷指数Dに加算し、この
損傷指数Dに累積する。いま、スルーホール層が最初の
処理層であるから、指数Diが加算された後の損傷指数
Dは、スルーホール層について算出された指数D1その
ものとなる。
【0050】ステップS6:続いて、制御部60は、指
数Diが累積された損傷指数Dが1以下か否かを判断す
る。 ステップS7:ここで、損傷指数Dが1以下の場合(ス
テップS06:YES)、すなわち累積された損傷の度
合いが上限に達していない場合、制御部60は、変数i
をインクリして2とした後、上述のステップS2に処理
を戻して、同様の処理を実行させる。
【0051】具体的には、ステップS2において変数i
(=2)が所定値n(=2)を超えたか否かが判断され
る。この場合、変数iは所定値nを超えていないから、
ステップS3に進んで、アルミ配線層についてアンテナ
比の抽出が行われる。具体的には、アルミ配線工程で
は、アルミ配線層8の周囲長がアンテナとして寄与する
ので、アンテナ比R2として、アルミ配線層8の周囲長
をゲート酸化膜4の面積で除した値が抽出される。そし
て、ステップS4においてアルミ配線層について指数D
2が算出され、ステップS5において指数D2がそれまで
の損傷指数Dに加算される。図5に、アルミ配線層につ
いてのアンテナ指数X2(R2/Rmax.2)に対する損傷
の度合いD2の特性の測定値一例を示す。この例では、
測定値の概挿線からフィッティング係数a2が0.68に選
ばれる。
【0052】ここで、上述のように、スルーホール層の
アンテナ比R1とアルミ配線層のアンテナ比R2とでは、
定義内容が異なっているが、この発明によれば、それぞ
れの層について定義されたアンテナ比に応じた損傷の度
合いが、予め規定された対応関係から算出される。ま
た、これらの対応関係は上述の式(2)により規定さ
れ、さらには式(2)は実験的に求められる。したがっ
て、各層について上述の対応関係を表す式(2)さえ規
定されていれば、どのように定義されたアンテナ比から
であっても各工程におけるプラズマ損傷の度合いを一義
的に算出することが可能となる。
【0053】ステップS8:続いて、損傷指数Dが1を
超える場合(ステップS6:NO)、これまでのプラズ
マ損傷の度合いの累積値を表す損傷度合いDが、上限を
超えることとなる。この場合、制御部60は、このレイ
アウトがプラズマ損傷の観点から不適切であると評価
し、レイアウト変更部50にレイアウトの設計変更処理
を実施させる。
【0054】図6に、アルミ配線層についてのレイアウ
トの変更例を示す。この例では、図3に示すアルミ配線
層8を、周囲長の小さな配線層8Aと配線層8Bとに分
割し、これら配線層8Aと配線層8Bを、周囲長の小さ
な第2層目のアルミ配線層80およびスルーホール70
A,70Bを介して接続するようにレイアウトパターン
が修正される。この場合、周囲長の小さな第1層目のア
ルミ配線層8Aおよび第2層目のアルミ配線層80がア
ンテナとして寄与するのみに留まるので、全体としてア
ンテナ比が低減され、損傷指数Dが小さくなる。
【0055】なお、この例では、アルミ配線層を分割し
てアンテナ比を小さくするようにレイアウトを変更する
ものとしたが、図7に例示するように、アルミ配線層8
と半導体基板1との間に逆接続されたダイオード100
を形成し、プラズマの荷電粒子による電荷を逆方向のダ
イオード電流として半導体基板1に放出するように、レ
イアウトを修正してもよい。
【0056】また、必要に応じて、アルミ配線に加え、
スルーホールのレイアウトを修正するものとしてもよ
い。この場合、例えばスルーホールの個数を少なくした
り、そのサイズを小さくするような変更が行われる。一
般にはスルーホール工程に比較してアルミ配線工程のア
ンテナ比が支配的であるため、損傷指数Diを改善する
上で、アルミ配線層のパターン修正が有効である。
【0057】上述のレイアウト設計の変更処理後(ステ
ップ8の終了後)、制御部60は、再度上述の一連のス
テップを、変数iが所定値nを超えるまで繰り返し実行
させる。レイアウト変更処理後、アルミ配線層に対する
処理が終了してステップ7が実行されると、変数iが3
にインクリされるので、ステップS2において、変数i
(=3)が所定値n(=2)よりも大きくなり(ステッ
プS2:YES)、一連の処理が終了する。
【0058】なお、レイアウト変更処理を行った場合に
所定値nをインクリし、レイアウト変更処理により新た
に加わった層を含む全ての層について同様の処理を実行
するようにしてもよい。以上により、この実施の形態に
かかるレイアウト設計装置により全プラズマ工程にわた
ってプラズマ損傷の度合いが抑えられるように、レイア
ウトの設計が行われる。
【0059】以上、この発明の一実施の形態を説明した
が、この発明は、この実施の形態に限られるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。例えば、上述の実施の形態で
は、各層について指数Diを算出した後に逐次損傷指数
Dに積算するものとしたが、全層にわたるすべての指数
Diを算出した後に、これらを加算して損傷指数Dを算
出するものとしてもよい。すなわち、この場合、損傷指
数Dは下式(3)により計算される。 D=D1+D2+…+Dn =(R1/Rmax.1)a1+(R2/Rmax.2)a2+…+(Rn/Rmax.N)aN ・・・(3) ただし、式(3)において、Nは処理対象の層数を表
す。
【0060】また、上述の実施の形態では、損傷指数D
を算出した後に、この損傷指数Dに応じてレイアウトの
変更処理を実施するものとしたが、このレイアウトの変
更処理を省略し、単に損傷指数Dを出力するものとして
構成してもよい。これにより、プラズマ損傷に関するデ
ザインルールをチェックするための装置を実現すること
ができる。
【0061】さらに、上述の実施の形態では、プラズマ
損傷の度合いとアンテナ比との対応関係を、指数関数を
用いて表現するものとしたが、これに限定されることな
く、適切な関数で表現すればよく、必要なフィッティン
グ係数を適宜導入し、電荷量Qbdなどのようにプラズマ
損傷に寄与する量を実験的に測定することによりフィッ
ティング係数の値を設定すればよい。
【0062】さらにまた、上述の実施の形態では、アン
テナ比Riを最大アンテナ比Rmax.iにより正規化し、指
数Diとアンテナ比Riとの対応関係を指数関数により規
定したが、これに限定されることなく、アンテナ指数R
iを正規化することなく、これらの対応関係を他の関数
により規定してもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下の効果を得ることができる。すなわち、各プラ
ズマ工程で露出するレイアウト層のパターンからアンテ
ナ比を抽出する抽出し、前記アンテナ比に応じたプラズ
マ損傷の度合いを算出し、前記各プラズマ工程について
算出された損傷の度合いを全プラズマ工程にわたって加
算し、前記損傷の度合いの加算結果に応じて前記半導体
装置のレイアウトを変更するようにしたので、製造工程
数の増加や製造装置の複雑化を伴うことなく、複数の工
程におけるプラズマ損傷の度合いを適切に評価してレイ
アウト設計を行うことが可能となる。
【0064】また、各プラズマ工程でのプラズマ損傷と
アンテナ比との間の所定の対応関係に基づき前記各プラ
ズマ工程に対して抽出されたアンテナ比から前記損傷の
度合いを算出するようにしたので、各工程のアンテナ比
に応じたプラズマ損傷の度合いを算出することができ
る。
【0065】さらに、プラズマ工程iにおける損傷の度
合いをDiとし、該プラズマ工程iにおけるアンテナ比
をRiとし、該プラズマ工程iにおいて許容されるアン
テナ比の最大値をRmax.iとし、該プラズマ工程iにつ
いて予め設定されたフィッティング係数をai(0≦ai
≦1)としたときに、前記損傷の度合いDiを、Di=
(Ri/Rmax.i)aiとして算出するようにしたので、所
定の対応関係に基づきアンテナ比に応じた前記損傷の度
合いを算出することが可能となる。
【0066】さらにまた、半導体装置上のトランジスタ
素子のゲートに接続される導電部材を表すレイアウト上
のパターンを分割し、該ゲートに対するアンテナサイズ
を縮小するように、前記半導体装置のレイアウトを変更
するものとしたので、プラズマ損傷の度合いを抑制する
ようにレイアウトを修正することが可能となる。
【0067】さらにまた、半導体装置上のトランジスタ
素子のゲートに接続される導電部材と、前記トランジス
タ素子が形成された半導体基板との間に電流リーク経路
を形成するように、前記半導体装置のレイアウトを変更
するものとしたので、導電部材を分割することなく、プ
ラズマ損傷の度合いを抑制するようにレイアウトを修正
することが可能となる。
【0068】したがって、この発明によれば、プラズマ
損傷の度合いを精度良く設計段階で見積ることが可能と
なり、無駄なレイアウトの設計変更が回避され、したが
って無駄な設計変更に伴う無駄なレイアウト上の面積の
増加を防止でき、効率のよいレイアウト設計を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係るレイアウト設計
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この実施の形態に係るレイアウト設計装置の
動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】 この実施の形態に係るレイアウト設計装置の
処理対象とするレイアウトパターンを適用して製造され
る半導体装置の断面図およびレイアウトパターン図であ
る。
【図4】 この実施の形態に係るフィッティング係数
(スルーホール層)を算出するための特性図である。
【図5】 この実施の形態に係るフィッティング係数
(アルミ配線層)を算出するための特性図である。
【図6】 この実施の形態に係るレイアウト設計装置に
より変更されたレイアウト(配線層分割)を適用して製
造される半導体装置の断面図である。
【図7】 この実施の形態に係るレイアウト設計装置に
より変更されたレイアウト(逆ダイオード形成)を適用
して製造される半導体装置の断面図である。
【図8】 プラズマ損傷の発生メカニズムを説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1:半導体基板 2:活性領域 3:絶縁層 4:ゲート酸化膜 5:ゲート 6:層間絶縁膜 7,70A,70B:スルーホール 8,8A,8B,80:アルミ配線層 9:レジストパターン 10:アンテナ比抽出部 20:指数算出部 30:係数設定部 40:指数加算部 50:レイアウト変更部 60:制御部 100:ダイオード S1〜S8:ステップ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2工程以上のプラズマ工程を
    含む一連の工程を経て製造される半導体装置のレイアウ
    ト設計方法であって、 (a)各プラズマ工程で露出するレイアウト層のパター
    ンからアンテナ比を抽出する抽出ステップと、 (b)前記アンテナ比に応じたプラズマ損傷の度合いを
    算出する算出ステップと、 (c)前記各プラズマ工程について算出された損傷の度
    合いを全プラズマ工程にわたって加算する加算ステップ
    と、 (d)前記損傷の度合いの加算結果に応じて前記半導体
    装置のレイアウトを変更する変更ステップと、 を含むことを特徴とする半導体装置のレイアウト設計方
    法。
  2. 【請求項2】 前記算出ステップは、 前記各プラズマ工程でのプラズマ損傷の度合いとアンテ
    ナ比との間の所定の対応関係に基づき前記各プラズマ工
    程に対して抽出されたアンテナ比から前記損傷の度合い
    を算出することを特徴とする請求項1に記載されたレイ
    アウト設計方法。
  3. 【請求項3】 プラズマ工程iにおける損傷の度合いを
    Diとし、該プラズマ工程iにおけるアンテナ比をRiと
    し、該プラズマ工程iにおいて許容されるアンテナ比の
    最大値をRmax.iとし、該プラズマ工程iについて予め
    設定されたフィッティング係数をai(0≦ai≦1)と
    したときに、 前記損傷の度合いDiを、 Di=(Ri/Rmax.i)ai として算出することを特徴とする請求項2に記載された
    半導体装置のレイアウト設計方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体装置上のトランジスタ素子の
    ゲートに接続される導電部材を表すレイアウト上のパタ
    ーンを分割し、該ゲートに対するアンテナサイズを縮小
    するように、前記半導体装置のレイアウトを変更するこ
    とを特徴とする請求項1に記載された半導体装置のレイ
    アウト設計方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体装置上のトランジスタ素子の
    ゲートに接続される導電部材と、前記トランジスタ素子
    が形成された半導体基板との間に電流リーク経路を形成
    するように、前記半導体装置のレイアウトを変更するこ
    とを特徴とする請求項1に記載された半導体装置のレイ
    アウト設計方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも2工程以上のプラズマ工程を
    含む一連の工程を経て製造される半導体装置のレイアウ
    ト設計装置であって、 各プラズマ工程で露出するレイアウト層のパターンから
    アンテナ比を抽出する抽出手段と、 前記アンテナ比に応じたプラズマ損傷の度合いを算出す
    る算出手段と、 前記各プラズマ工程について算出された損傷の度合いを
    全プラズマ工程にわたって加算する加算手段と、 前記損傷の度合いの加算結果に応じて前記半導体装置の
    レイアウトを変更する変更手段と、 を備えたことを特徴とする半導体装置のレイアウト設計
    装置。
  7. 【請求項7】 前記算出手段は、 前記各プラズマ工程でのプラズマ損傷の度合いとアンテ
    ナ比との間の所定の対応関係に基づき前記各プラズマ工
    程に対して抽出されたアンテナ比から前記損傷の度合い
    を算出することを特徴とする請求項6に記載されたレイ
    アウト設計装置。
  8. 【請求項8】 前記算出手段は、 プラズマ工程iにおける損傷の度合いをDiとし、該プ
    ラズマ工程iにおけるアンテナ比をRiとし、該プラズ
    マ工程iにおいて許容されるアンテナ比の最大値をRma
    x.iとし、該プラズマ工程iについて予め設定されたフ
    ィッティング係数をai(0≦ai≦1)としたときに、 前記損傷の度合いDiを、 Di=(Ri/Rmax.i)ai として算出することを特徴とする請求項7に記載された
    半導体装置のレイアウト設計装置。
  9. 【請求項9】 前記変更手段は、 前記半導体装置上のトランジスタ素子のゲートに接続さ
    れる導電部材を表すレイアウト上のパターンを分割し、
    該ゲートに対するアンテナサイズを縮小するように、前
    記半導体装置のレイアウトを変更することを特徴とする
    請求項7に記載された半導体装置のレイアウト設計装
    置。
  10. 【請求項10】 前記変更手段は、 前記半導体装置上のトランジスタ素子のゲートに接続さ
    れる導電部材と、前記トランジスタ素子が形成された半
    導体基板との間に電流リーク経路を形成するように、前
    記半導体装置のレイアウトを変更することを特徴とする
    請求項7に記載された半導体装置のレイアウト設計装
    置。
  11. 【請求項11】 少なくとも2工程以上のプラズマ工程
    を含む一連の工程を経て製造される半導体装置のレイア
    ウト設計プログラムが記録された記録媒体であって、 (a)各プラズマ工程で露出するレイアウト層のパター
    ンからアンテナ比を抽出する抽出ステップと、 (b)前記アンテナ比に応じたプラズマ損傷の度合いを
    算出する算出ステップと、 (c)前記各プラズマ工程について算出された損傷の度
    合いを全プラズマ工程にわたって加算する加算ステップ
    と、 (d)前記損傷の度合いの加算結果に応じて前記半導体
    装置のレイアウトを変更する変更ステップと、 を実行するためのレイアウト設計プログラムが記録され
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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