JP2001027704A - プリズム光学系 - Google Patents

プリズム光学系

Info

Publication number
JP2001027704A
JP2001027704A JP20024699A JP20024699A JP2001027704A JP 2001027704 A JP2001027704 A JP 2001027704A JP 20024699 A JP20024699 A JP 20024699A JP 20024699 A JP20024699 A JP 20024699A JP 2001027704 A JP2001027704 A JP 2001027704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
prism optical
prism
holding means
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20024699A
Other languages
English (en)
Inventor
Harushige Yamamoto
晴滋 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP20024699A priority Critical patent/JP2001027704A/ja
Publication of JP2001027704A publication Critical patent/JP2001027704A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑な治工具を必要とすることなく、精度良く
簡単に組み立てることができ、小型化を図ることができ
るプリズム光学系を提供すること。 【解決手段】第一のプリズム光学系と第二のプリズム光
学系との間に所定の隙間を設けて、第一のプリズム光学
系を透過した光を第二のプリズム光学系に入射させるよ
うにしたプリズム光学系において、前記第一若しくは第
二のプリズム光学系に、前記隙間を決定するための間隙
保持手段、及び/又は該第一と第二のプリズム光学系と
を相対嵌合させて位置決めを行う位置保持手段を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリズム光学系に関
するものであり、特に組み立てが簡単で小型化に適した
プリズム光学系の実現を目指すものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、コンパクトカメラなどに
使用されるファインダー光学系においては、このファイ
ンダー光学系を構成するプリズム光学系が、第一のプリ
ズム光学系と、第二のプリズム光学系との間に設けられ
た略一定量の隙間により、第一のプリズム光学系を透過
した光を第二のプリズム光学系に入射させると共に、第
二のプリズム光学系で反射した光を全反射させるように
構成されている。そして、このようなプリズム光学系に
おいては、上記第一のプリズム光学系と、第二のプリズ
ム光学系との間の隙間を保持するため、これら二つのプ
リズムを治工具などで位置決めし、さらにプリズム周囲
に紫外線硬化型接着剤などを塗布することにより行われ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述従
来例においては、つぎのような点に問題があった。 1)二つのプリズムを精度良く位置決めし、その後隙間
の全周を接着する為の複雑な工具が必要となり、その結
果コストアップとなり、また組立工数の増大という問題
が発生する。 2)プリズム接着後、前記隙間の回りには紫外線硬化型
接着剤が全周に渡り塗布されているので、例えばこれが
コンパクトカメラのファインダー光学系に利用されてい
るとき、該光学系を保持部材であるファインダー地板に
組み込むに当たり、塗布された接着剤が干渉しないよう
にファインダー地板に接着剤逃げが必要となる。この結
果ファインダー地板に必要なスペースが増大し、カメラ
が大型化してしまうと言う問題が発生する。
【0004】そこで、本発明は、上記従来のものにおけ
る課題を解決するために、第一のプリズム光学系と第二
のプリズム光学系との間に所定の隙間を設けて、第一の
プリズム光学系を透過した光を第二のプリズム光学系に
入射させると共に、第二のプリズム光学系で反射した光
を全反射させるようにしたプリズム光学系において、複
雑な治工具を必要とすることなく、精度良く簡単に組み
立てることができ、小型化を図ることができるプリズム
光学系を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、プリズム光学系をつぎの(1)〜(8)
のように構成したことを特徴とするものである。 (1)本発明のプリズム光学系は、第一のプリズム光学
系と、第二のプリズム光学系を有し、該第一のプリズム
光学系と該第二のプリズム光学系との間に所定の隙間を
設けて、該第一のプリズム光学系を透過した光を該第二
のプリズム光学系に入射させるようにしたプリズム光学
系において、前記第一若しくは第二のプリズム光学系
に、前記隙間を決定するための間隙保持手段、及び/又
は該第一と第二のプリズム光学系とを相対嵌合させて位
置決めを行う位置保持手段が形成されていることを特徴
としている。 (2)本発明のプリズム光学系は、前記間隙保持手段
が、前記第一若しくは第二のプリズム光学系に形成され
た少なくとも一つの突起部であることを特徴としてい
る。 (3)本発明のプリズム光学系は、前記間隙保持手段
が、光線有効範囲外に形成されていることを特徴として
いる。 (4)本発明のプリズム光学系は、前記位置保持手段
が、前記第一のプリズム光学系のすくなくとも対向する
二面に形成された凹部と、該凹部に嵌合する前記第二の
プリズム光学系の対向する二面に形成された凸部とを有
し、前記凹部が接着塗布部を兼ねる構成を備えているこ
とを特徴としている。 (5)本発明のプリズム光学系は、前記位置保持手段
が、光線有効範囲外に形成されていることを特徴として
いる。 (6)本発明のプリズム光学系は、前記第一のプリズム
光学系が、対物側に位置することを特徴としている。 (7)本発明のプリズム光学系は、前記第一のプリズム
光学系が、光を透過させる機能を有する略三角柱形状を
なしたプリズムであることを特徴としている。 (8)本発明のプリズム光学系は、前記第二のプリズム
光学系は像反転機能を有することを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、発明の実施の形態につい
て説明する。 1)プリズム光学系に上記した間隙保持手段、及び/又
は位置保持手段を構成することにより、二つのプリズム
の空隙量を複雑な治工具を必要とすることなく、精度良
く管理し、簡単に組み立てることが可能となる。 2)前記間隙保持手段あるいは突起部、及び/又は位置
保持手段を、光線有効範囲よりも外側に設けることで、
上記1)の構成を具体化して有効に実現することが可能
となる。 3)また、前記したように凹部を形成した第一のプリズ
ム光学系を、対物側に位置させるように構成すること
で、光線有効範囲外近傍から入射してくる光が、該凹部
に反射してゴースト、フレアーなどの有害光となる危険
を回避することが可能となる。 4)また、前記したように第一のプリズム光学系を、光
を透過させる機能を有する略三角柱形状をなしたプリズ
ムで構成することで、前記したプリスム光学系をより具
体化して有効に実現することが可能となる。 5)また、前記したように第二のプリズム光学系を、像
反転機能を有するように構成することで、前記したプリ
スム光学系をより具体化して有効に実現することが可能
となる。 6)また、前記したように第二のプリズムをダハ面を有
するダハプリズムで構成することで、前記したプリスム
光学系をより具体化して有効に実現することが可能とな
る。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の実施例の構成を示すものであり、本発明
のプリズム光学系を含む、コンパクトカメラなどに使用
されるファインダー光学系の要部斜視図である。101
は第一の対物レンズ、102は第二の対物レンズ、10
3は第三の対物レンズである。これら対物レンズを通過
した観察光は三角プリズム104の入射面104aから
プリズム内に入射する。
【0008】105はダハプリズムで、入射面105a
が三角プリズム104の射出面104b(後述図3参
照)とわずかな空隙を形成して配置されており、この空
隙を通って観察光がダハプリズム105に入射する。こ
の後、観察光はダハ部105bにより上下像を反転され
て再度入射面105aに帰ってくる。しかしながら、こ
の時帰ってくる光は入射面に対して全反射するように構
成されているため、全反射して射出面105cに導かれ
る。射出面105cより射出した観察光は反射ミラー1
06により反射されて接眼レンズ107を通過し、撮影
者の目に入光する。こうして撮影者は被写体像を観察す
る事が出来る。
【0009】以下にプリズム光学系の構成の詳細につい
て述べる。図2は前記ファインダー光学系の内、三角プ
リズム104とダハプリズム105の部分のみを拡大し
た斜視図である。図3は、三角プリズム104の前記射
出部104b側から見た斜視図、図4はダハプリズム1
05の単体斜視図である。これら図2乃至4が本発明の
根幹を成すプリズム光学系の単品及び組み付け状態を表
す図である。
【0010】以下図2乃至4を参照しながら説明する。
前述のように対物側に位置する三角プリズム104には
光線有効範囲外である上下二辺に形成された一対の凹部
104cが形成されており、また図3に示すように前述
空隙量を決定する為の4カ所の突起104dが、これも
104c同様光線有効範囲外に形成されている。このよ
うに対物側に位置するプリズムに凹部を形成することに
より、有効範囲外の光線が凹部に反射して有害なゴース
ト・フレアーになることを未然に防ぐ事が出来る。これ
は凹部と対物レンズとの距離が大きいほど、光線有効範
囲から僅かに角度を持って入光してくる有効範囲外の光
でも凹部に当たりやすくなるためであり、逆に近ければ
当たりづらくなりゴースト・フレアーの原因とはなり難
いからである。
【0011】ダハプリズム105には上記凹部104c
に嵌合する上下二辺に形成された一対の凸部105dが
光線有効範囲外に位置している。組立に際しては上述嵌
合部が二つのプリズムの上下左右方向の位置を規制す
る。そして前述の突起部104dにより二つのプリズム
の空隙量が決定されるように構成されている。従って、
組立時には、二つのプリズムを弾性的に支持するように
簡単な保持工具などにより位置を決めた後、図1及び図
2の104e部分に接着剤108を塗布してプリズムを
固定する事により、プリズム光学系の外周部に接着剤が
飛び出すことなく、前述説明したようなファインダー光
学系を実現することが出来る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複雑な治工具を必要とすることなく、精度良く簡単に組
み立てることができ、小型化を図ることができるプリズ
ム光学系を構成することができ、例えば、コンパクトカ
メラなどに使用されるファインダー光学系等に適切なプ
リズム光学系を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるファインダー光学系の
要部斜視図。
【図2】本発明の実施例におけるファインダー光学系の
内の、三角プリズムとダハプリズムの部分を拡大した斜
視図。
【図3】本発明の実施例におけるファインダー光学系の
内の、三角プリズムの斜視図。
【図4】本発明の実施例におけるファインダー光学系の
内の、ダハプリズムの単体斜視図。
【符号の説明】
101:第一の対物レンズ 102:第二の対物レンズ 103:第三の対物レンズ 104:三角プリズム 105:ダハプリズム 106:反射ミラー 107:接眼レンズ 108:接着剤

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一のプリズム光学系と、第二のプリズム
    光学系を有し、該第一のプリズム光学系と該第二のプリ
    ズム光学系との間に所定の隙間を設けて、該第一のプリ
    ズム光学系を透過した光を該第二のプリズム光学系に入
    射させるようにしたプリズム光学系において、 前記第一若しくは第二のプリズム光学系に、前記隙間を
    決定するための間隙保持手段、及び/又は該第一と第二
    のプリズム光学系とを相対嵌合させて位置決めを行う位
    置保持手段が形成されていることを特徴とするプリズム
    光学系。
  2. 【請求項2】前記間隙保持手段が、前記第一若しくは第
    二のプリズム光学系に形成された少なくとも一つの突起
    部であることを特徴とする請求項1に記載のプリズム光
    学系。
  3. 【請求項3】前記間隙保持手段が、光線有効範囲外に形
    成されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のプリズム光学系。
  4. 【請求項4】前記位置保持手段が、前記第一のプリズム
    光学系のすくなくとも対向する二面に形成された凹部
    と、該凹部に嵌合する前記第二のプリズム光学系の対向
    する二面に形成された凸部とを有し、前記凹部が接着塗
    布部を兼ねる構成を備えていることを特徴とする請求項
    1に記載のプリズム光学系。
  5. 【請求項5】前記位置保持手段が、光線有効範囲外に形
    成されていることを特徴とする請求項1または請求項4
    に記載のプリズム光学系。
  6. 【請求項6】前記第一のプリズム光学系が、対物側に位
    置することを特徴とする請求項4または請求項5に記載
    のプリズム光学系。
  7. 【請求項7】前記第一のプリズム光学系が、光を透過さ
    せる機能を有する略三角柱形状をなしたプリズムである
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    プリズム光学系。
  8. 【請求項8】前記第二のプリズム光学系は像反転機能を
    有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に
    記載のプリズム光学系。
JP20024699A 1999-07-14 1999-07-14 プリズム光学系 Pending JP2001027704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20024699A JP2001027704A (ja) 1999-07-14 1999-07-14 プリズム光学系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20024699A JP2001027704A (ja) 1999-07-14 1999-07-14 プリズム光学系

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001027704A true JP2001027704A (ja) 2001-01-30

Family

ID=16421222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20024699A Pending JP2001027704A (ja) 1999-07-14 1999-07-14 プリズム光学系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001027704A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7095573B2 (en) 2003-08-08 2006-08-22 Olympus Corporation Image pickup apparatus
US7199951B2 (en) 2003-08-06 2007-04-03 Olympus Corporation Decentering optical system, holding structure of decentering optical system, and optical apparatus using the same
WO2008151703A1 (de) * 2007-06-12 2008-12-18 Oerlikon Trading Ag, Trübbach Prismenhalterung
CN113075842A (zh) * 2020-12-23 2021-07-06 深圳市安华光电技术有限公司 一种投影光机
US11536944B2 (en) * 2019-06-01 2022-12-27 Aac Optics Solutions Pte. Ltd. Prism apparatus applied to periscope lens module and periscope lens module

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7199951B2 (en) 2003-08-06 2007-04-03 Olympus Corporation Decentering optical system, holding structure of decentering optical system, and optical apparatus using the same
US7095573B2 (en) 2003-08-08 2006-08-22 Olympus Corporation Image pickup apparatus
WO2008151703A1 (de) * 2007-06-12 2008-12-18 Oerlikon Trading Ag, Trübbach Prismenhalterung
US11536944B2 (en) * 2019-06-01 2022-12-27 Aac Optics Solutions Pte. Ltd. Prism apparatus applied to periscope lens module and periscope lens module
CN113075842A (zh) * 2020-12-23 2021-07-06 深圳市安华光电技术有限公司 一种投影光机
CN113075842B (zh) * 2020-12-23 2022-03-29 深圳市安华光电技术有限公司 一种投影光机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6540044B2 (ja) 投写光学装置およびプロジェクター
JP2001027704A (ja) プリズム光学系
JP7293698B2 (ja) 光学システム、撮像システム及び撮像装置
JP2007310193A (ja) カメラのスーパーインポーズ用投光ユニット
JPH11249019A (ja) 光学素子及びそれを用いた光学系
JP2001174682A (ja) 焦点検出装置およびこれを備えた光学機器
JPH07333493A (ja) 焦点検出装置
DE69630997T2 (de) Autofokusvorrichtung
JPH11338038A (ja) ファインダー内表示装置
JP2927047B2 (ja) 焦点検出装置
JP3029101B2 (ja) 斜視光学装置及びその組み立て方法
JP3984679B2 (ja) 受光素子の位置調整装置
KR100338596B1 (ko) 광학소자, 광학소자의 유지구조 및 촬상장치
JP2001174693A (ja) 焦点検出装置およびこれを備えた光学機器
JP3262417B2 (ja) 調整機構を具えたファインダ装置
JP2001188162A (ja) 焦点検出装置およびこれを備えた光学機器
JP2623851B2 (ja) 測光系を有したファインダー光学系
CN116980725A (zh) 一种具有照明功能的摄像模组
KR20200061126A (ko) 레이저 스캔 프로젝터 모듈 및 그 제조방법
JP2000330158A (ja) ファインダー装置
JPH01277210A (ja) 電子カメラの自動焦点検出装置
JPH03223831A (ja) カメラの投光装置
JP2518938Y2 (ja) シンプレートミラー支持装置
JP2563809Y2 (ja) 撮影装置
JPH11109217A (ja) 焦点検出装置