JP2001027383A - スイベルジョイント - Google Patents

スイベルジョイント

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JP2001027383A
JP2001027383A JP11198640A JP19864099A JP2001027383A JP 2001027383 A JP2001027383 A JP 2001027383A JP 11198640 A JP11198640 A JP 11198640A JP 19864099 A JP19864099 A JP 19864099A JP 2001027383 A JP2001027383 A JP 2001027383A
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Japan
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joint
pipe
diameter
air
water
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JP11198640A
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Mitsuo Watanabe
光夫 渡辺
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Saitama Kiki Co Ltd
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Saitama Kiki Co Ltd
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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外径、重量の増加を抑制しつつ空気や水用パ
イプを挿通させる。 【解決手段】 相対的に回転自在に嵌合されたジョイン
トアウタ10およびジョイントインナ21と、ジョイン
トアウタ10とジョイントインナ21に形成されて互い
に連結された流体通路14、23とを備えており、ジョ
イントインナ21の中心線上に開設されたリード線挿通
孔22Aの内周面の一部に中心線と平行方向にパイプ挿
通溝25が没設されており、パイプ挿通溝25にはパイ
プ26が中心線と平行方向に挿通されている。 【効果】 パイプ挿通溝に空気や水用のパイプを敷設す
ることにより、ジョイントインナの外径を増加させずに
済むため、ジョイントインナおよびジョイントアウタの
外径や嵩の増大を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイベルジョイン
トに関し、特に、油、水、空気等の複数種類の流体を取
り扱う場合や、高圧と低圧の流体を取り扱う場合等のよ
うに取り扱う流体について条件が異なる場合に使用する
のに好適なものに係り、例えば、建設機械用自動車等の
旋回体付きの作業用自動車に利用して有効なものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】作業用自動車として、例えば、図3に示
されている建設機械用自動車(以下、建機という。)が
ある。この建機は、車台1に回転自在に支持されたター
ンテーブル2の上に建設作業を実行する作業機械3と運
転室4とが搭載され、この作業機械3が自動車走行用の
エンジン5で駆動されるポンプ7の流体圧により運転お
よび制御されるように構成されている。したがって、車
台1と作業機械3および運転室4との間には、作業機械
を操作する高圧油や、車両を操縦するのに必要な正圧や
負圧の空気圧および電気をターンテーブル2を経由して
流通させる必要がある。このような要求に応じるため、
車台1とターンテーブル2との間にはスイベルジョイン
ト9が介設されている。
【0003】従来のこの種のスイベルジョイントは、車
台に固定されたジョイントアウタとターンテーブルに連
結されたジョイントインナとが相対的に回転自在に嵌合
されており、このジョイントアウタの内周面およびジョ
イントインナの外周面には流体通路およびスリップリン
グ装置が形成されている。すなわち、圧油や空気および
電気がジョイントアウタとジョイントインナとの嵌合面
を経由して車台側とターンテーブル側とを送受されるよ
うになっている。そして、スリップリング装置を備えた
スイベルジョイントにおいては、ジョイントインナの中
心線上にはスリップリング装置のリード線を挿通するた
めの挿通孔が開設されているのが、一般的である。
【0004】なお、スリップリング装置を備えたスイベ
ルジョイントを述べてある例としては、実開平7−38
884号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したスイベルジョ
イントにおいては、ジョイントインナの中心線上にリー
ド線挿通孔が開設されているため、油圧系統のライン数
や電気系統の極数が増加すると、ジョイントインナに空
気や水を送受させるためのパイプを挿通させるのが困難
になり、パイプを挿通させるためにジョイントインナの
外径を増加させなければならない。ジョイントインナの
外径を増加させると、ジョイントインナばかりでなく、
ジョイントアウタの外径も増加させなければならなくな
るため、機械的強度の必要な高い鋳鉄が使用された油圧
部の嵩の増大により、スイベルジョイント全体が相乗的
に大重量になってしまう。
【0006】本発明の目的は、外径および重量の増加を
抑制しつつ空気や水等用のパイプを挿通させることがで
きるスイベルジョイントを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスイベルジ
ョイントは、ジョイントアウタと、このジョイントアウ
タと相対的に回転自在に嵌合されているジョイントイン
ナと、前記ジョイントアウタおよび前記ジョイントイン
ナにそれぞれ形成されて互いに連結されている流体通路
と、前記ジョイントインナの中心線上に開設されている
リード線挿通孔と、前記リード線挿通孔の内周面の一部
に中心線と平行方向に没設されているパイプ挿通溝と、
このパイプ挿通溝に中心線と平行方向に挿通されている
パイプとを備えていることを特徴とする。
【0008】前記した手段によれば、空気や水等用のパ
イプはパイプ挿通溝に収容して縦方向に敷設することが
できるため、ジョイントインナの外径を増加させずに済
み、その結果、ジョイントインナおよびジョイントアウ
タの外径や嵩の増大を回避することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に即して本発明の一実
施形態を説明する。
【0010】本実施形態において、本発明に係るスイベ
ルジョイントは、図3に示されているように、車台(支
持体)1に回転自在に支持されたターンテーブル(旋回
体)2の上に建設作業を実行する作業機械3と運転室4
とが搭載された建機に使用されている。すなわち、スイ
ベルジョイント9は車台1と作業機械3および運転室4
との間に作業機械を操作する高圧油や、車両を操縦する
のに必要な圧縮空気(エアという。)および運転室4を
暖房するための温水をターンテーブル2を経由して流通
させるものとして構成されている。
【0011】図1および図2に示されているように、ス
イベルジョイント9は互いに周方向に回転自在に嵌合さ
れて垂直方向に配設されたジョイントアウタ10とジョ
イントインナ21とを備えており、ジョイントアウタ1
0が車台1側に固定され、ジョイントインナ21がター
ンテーブル2側に固定されるようになっている。
【0012】図1に示されているように、ジョイントア
ウタ10は上下方向に二分割されており、アウタ大径部
材11とアウタ小径部材12とを備えている。アウタ大
径部材11は鉄が材料として使用された鋳物によって外
径および内径のいずれもが大きい円筒形状に一体成形さ
れている。アウタ小径部材12はアルミニウムが材料と
して使用された鋳物によって外径および内径のいずれも
がアウタ大径部材11よりも小さい円筒形状に成形され
ている。アウタ大径部材11とアウタ小径部材12とは
軸心合わせされた状態で、下端面と上端面とにおいて対
向されており、複数本のボルト20によって締結されて
いる。
【0013】アウタ大径部材11の大径中空部13にお
ける内周面には油を流通するための第一の環状溝(以
下、圧油用環状溝という。)14が複数条、互いに平行
に配されてそれぞれ一体的に没設されている。大径中空
部13の内周面における隣合う圧油用環状溝14、14
の間にはシールリング15がそれぞれ配設されている。
アウタ大径部材11の外周部には、第一の車体側ポート
としての油用車台側ポート16が八個開設されている。
具体的に説明するならば、上部運転室4を旋回させるた
めの旋回ポートと、ウインチ巻き上げ用ドラムを回転さ
せる油圧モータ用ウインチポートと、クレーンのブーム
の上下、伸縮シリンダ用デリックポートと、パワーステ
アリング用のステアリングポートが三個と、各種バルブ
やモータのドレンポートと、旋回体側へ供給した圧油の
リターンポートである。なお、図1および図4中、16
Aはリターンポートで、16aはドレンポートである。
【0014】アウタ小径部材12の小径中空部17にお
ける内周面には第二の環状溝として二条の水用環状溝1
8、18Aが、互いに平行に配されてそれぞれ一体的に
没設されている。アウタ小径部材12の外周部には水用
環状溝18に連通した水用車台側ポート19が開設され
ており、この水用車台側ポート19にはエンジン5の水
冷装置6の温水配管に接続されている。また、水用環状
溝18Aは水用車台側ポート19A(図4参照)に連通
しており温水の戻り側通路を形成している。
【0015】ジョイントインナ21は上下方向に分割さ
れており、インナ大径部材22とインナ小径部材29と
を備えている。インナ大径部材22は鉄が材料として使
用された鋳物によって略円筒形状に形成され、ジョイン
トアウタ10のアウタ大径部材11の大径中空部13に
回転自在に嵌入されている。インナ大径部材22には複
数本の油路(一部のみが図示されている。)23が開設
されており、各油路23の一端はアウタ大径部材11の
大径中空部13の内周面に没設された複数条の圧油用環
状溝14のそれぞれに対向されて連通されている。図4
に示されているように、各油路23の他端は各ターンテ
ーブル側ポート(一部のみが図示されている。)24、
24Aに連通されている。
【0016】図1および図2に示されているように、イ
ンナ大径部材22の円筒中空部によってリード線挿通孔
22Aが形成されており、リード線挿通孔22Aはスリ
ップリング装置(図示せず)に接続された複数本のリー
ド線を挿通し得るように設定されている。インナ大径部
材22のリード線挿通孔22Aの内周面における互いに
180度の位相差をもって対向する一対の位置には、一
対のパイプ挿通溝25、25がそれぞれ中心線と平行に
延在されて互いに対称形に没設されている。両パイプ挿
通溝25、25内にはパイプ26が三本宛、互いに対称
形に挿通されて敷設されている。六本のパイプ26のう
ち二本が水路用パイプとして使用され、四本がエア用パ
イプとして使用されるように設定されている。
【0017】インナ大径部材22の上端部には上側ポー
ト形成部材27が装着されており、上側ポート形成部材
27には複数個のターンテーブル側ポート28が開設さ
れている。各ターンテーブル側ポート28は水路および
エア路を構成するようにそれぞれ設定されており、一端
のパイプ挿入口33において各パイプ26にそれぞれ連
通されている。ターンテーブル側ポート28の他端は運
転室4の暖房装置や制御装置に接続されており、水冷装
置6によって加熱された温水およびエアタンク8のエア
が流通されるようになっている。
【0018】ジョイントインナ21のインナ大径部材2
2の下端面にはアウタ小径部材12の小径中空部17に
回転自在に嵌入されたインナ小径部材29が、その対向
面間にスペーサ30を挟み込まれた状態でボルト31に
よって一体回転するように結合されている。インナ大径
部材22の下端部とインナ小径部材29の上端部とは印
籠結合部32によって印籠結合されている。インナ小径
部材29はアルミニウムが材料として使用された鋳物に
よって略円筒形状に形成されている。
【0019】インナ小径部材29の印籠結合部32にお
ける上端面には複数本のパイプ挿入口33が開設されて
おり、各パイプ挿入口33にはインナ大径部材22のパ
イプ挿通溝25に挿通された各パイプ26がそれぞれ上
から挿入され、図5(b)に示されているようにシール
されている。各パイプ挿入口33には各流体通路34
(一部のみが図示されている。)の一端がそれぞれ接続
されている。各流体通路34のうち二本の流体通路34
の他端は各水用環状溝18、18Aにそれぞれ連通され
ており、他の四本の流体通路34の他端は第三の環状溝
としてのエア用環状溝36a、36b、36c、36d
にそれぞれ連通されている。
【0020】インナ小径部材29の小径中空部35の内
周面には四条のエア用環状溝36a、36b、36c、
36dが互いに平行に配されてそれぞれ一体的に没設さ
れている。小径中空部35の内周面における隣合うエア
用環状溝36a、36b、36c、36d間には、シー
ルリング37が嵌着されている。そして、各エア用環状
溝36には各流体通路34がそれぞれ連通されている。
【0021】インナ小径部材29の小径中空部35に
は、サブジョイントとしての下側ポート形成部材38が
回転自在に嵌入されており、下側ポート形成部材38に
は車台側からターンテーブル側へエアを送給する一個の
ポートと、ターンテーブル側から車台側へブレーキ用エ
アを送給するポートが二個と、アクセルコントロール用
のエアポートが一個の合計四個の車台側ポート39が開
設されている。各車台側ポート39にはインナ小径部材
29に形成された各流体通路40の一端がそれぞれ接続
されており、各流体通路40の他端はエア用環状溝36
a、36b、36c、36dにそれぞれ対向されて連通
するようになっている。
【0022】下側ポート形成部材38の下端部にはフラ
ンジ部41が径方向外向きに突設されており、フランジ
部41には四個の挿通孔42が周方向に間隔を置かれて
軸方向に貫通するようにそれぞれ開設されている。各挿
通孔42には締結部材44が挿通されており、締結部材
44の先端部に形成された雄ねじ部45はアウタ小径部
材12の下端面に形成されたねじ穴43に締結されてい
る。すなわち、ジョイントインナ21の下側ポート形成
部材38は下端部に形成されたフランジ部41におい
て、ジョイントアウタ10のアウタ小径部材12に締結
部材44によって連結されている。
【0023】次に、作用を説明する。
【0024】ポンプ7からの吐出油はアウタ大径部材1
1の複数の油用車台側ポート16から圧油用環状溝1
4、油路23を通じてターンテーブル側ポート24に圧
送され、ターンテーブル2に設備された作業機械3に送
給される。作業機械3からの戻り油は二つの油路によっ
て戻される。一つは圧油の戻りであり、ターンテーブル
側ポート24Aから油路23A、圧油用環状溝14A、
油用車台側ポート16Aに送給される。他の一つはドレ
ーン用の油であり、図示しないターンテーブル側ポート
24a、油路23a、圧油用環状溝14aおよび図4に
示されている油用車台側ポート16aを経由して、図3
に示されているポンプ7の図示しないリザーバタンクに
戻される。
【0025】水冷装置6からの温水は水用車台側ポート
19、水用環状溝18、流体通路34、パイプ26、水
用のターンテーブル側ポート28に圧送され、ターンテ
ーブル2に設備された運転室4や制御装置などに送給さ
れる。運転室4から車台側に戻される温水は図示しない
水用のターンテーブル側ポート28A、パイプ26A、
流体通路34A、水用環状溝18A、水用車台側ポート
19Aに送給され、水冷装置6に循環される。
【0026】エアタンク8からのエアは空気用車台側ポ
ート39、流体通路40、エア用環状溝36および前記
の温水通路を同じように形成された図示しない流体通路
34a、パイプ26a、空気用ターンテーブル側ポート
28aに圧送され、運転室4の内部に設けられた図示し
ないリザーバタンクに圧送される。運転室4側から車台
1側には三本の配管によってエアが供給される。すなわ
ち、フロントブレーキ用とリヤブレーキ用とアクセルコ
ントロール用のエアである。運転室4側から車台1側に
は図示しない各ターンテーブル側ポート28b、28
c、28d、パイプ26b、26c、26d、各流体通
路34b、34c、34d、エア用環状溝36b、36
c、36d(図1参照)、各流体通路40b、40c、
40d、各空気用車台側ポート39b、39c、39d
に送給される。
【0027】以上の油、温水、エアの送給はターンテー
ブル2が回転(旋回)起動されているときにも円滑に行
われる。また、温水およびエアの送給のためのパイプ2
6はインナ大径部材22に形成されたパイプ挿入溝25
内に敷設されているため、油圧の影響を受けない。した
がって、パイプ26の管壁厚さは薄く設定することがで
き、太さも細く設定することができる。
【0028】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ジョイントインナ21のインナ大径部材22に形成
したパイプ挿入溝25内にパイプ26が敷設されている
ため、ジョイントインナ21の外径を増加させずにパイ
プ26を軸方向に敷設することができ、その結果、ジョ
イントインナ21およびジョイントアウタ10の外径お
よび重量を抑制することができる。
【0029】ところで、パイプ26の上側ポート形成部
材27および下側ポート形成部材38におけるパイプ挿
入口33はエアおよび水の漏洩を防止するために、シー
ル状態を維持する必要がある。パイプ挿入口のシール構
造としては、図5(a)に示されているものが一般的に
使用されている。すなわち、パイプ26の挿入口に没設
された環状溝50にシールリング51を収納し、シール
リング51をパイプ26の外周に押し付けてシールする
構造である。しかし、パイプの挿入口に環状溝50を形
成する加工は困難であり、環状溝50に収納されたシー
ルリング51にパイプ26を挿入する組付作業も困難で
ある。
【0030】そこで、本実施形態においては、図5
(b)に示されているシール構造によってパイプ26を
パイプ挿入口33に取り付けることにより、加工性およ
び組付作業性を向上させている。すなわち、図5(b)
に示されているように、パイプ26の端部には褶曲部5
2が一定幅の円形リング形状に形成されており、パイプ
26の褶曲部52の端末側外周には自然状態において褶
曲部52の外径よりも若干大径のシールリング53が嵌
合されている。他方、パイプ挿入口33の開口部にはパ
イプ26の褶曲部52の外径と略等しい内径のシール凹
部54が円形穴形状に形成されており、シール凹部54
の穴底にはパイプ26の端末部の外径と略等しい内径の
パイプ挿入孔55が形成されている。
【0031】本実施形態によれば、シール凹部54はパ
イプ挿入口33にドリル等によって穿設することができ
るため、加工が容易である。また、パイプ26の端末部
にシールリング53を嵌着した状態で、パイプ26の端
末部をシール凹部54に挿入することにより、パイプ2
6をパイプ挿入口33にシール状態で取り付けることが
できる。つまり、パイプ26をパイプ挿入口33にシー
ル状態で取り付ける構造における加工性および組付作業
性が向上されている。
【0032】図5(c)に示されているように、二重構
造に構成することにより、二種類の流体を互いに接触さ
せずに流通させることができる。
【0033】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【0034】ジョイントアウタおよびジョイントインナ
をそれぞれ形成する材料は、鉄およびアルミニウムを使
用するに限らず、その他の金属材料や樹脂材料を適宜使
用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ジョイントインナの中心線上に開設されたリード線挿通
孔の内周面の一部に中心線と平行方向に没設されている
パイプ挿通溝に空気や水等用のパイプを収容して縦方向
に敷設することができるため、ジョイントインナの外径
を増加させずに済み、その結果、ジョイントインナおよ
びジョイントアウタの外径や嵩の増大を回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるスイベルジョイント
を示す図2のI−I線に沿う縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う横断面図である。
【図3】スイベルジョイントが使用されている建機を示
す側面図である。
【図4】スイベルジョイントの外観図である。
【図5】パイプのシール構造を示す各縦断面図であり、
(a)は比較例を、(b)は本実施形態を、(c)は他
の実施形態を示している。
【符号の説明】
1…車台、2…ターンテーブル、3…作業機械、4…運
転室、5…エンジン、6…水冷装置、7…ポンプ、8…
エアタンク、9…スイベルジョイント、10…ジョイン
トアウタ、11…アウタ大径部材、12…アウタ小径部
材、13…大径中空部、14、14A、14a…圧油用
環状溝、15…シールリング、16、16A、16a…
油用車台側ポート、17…小径中空部、18、18A…
水用環状溝、19、19A…水用車台側ポート、20…
ボルト、21…ジョイントインナ、22…インナ大径部
材、22A…リード線挿通孔、23、23A、23a…
油路、24、24A、24a…ターンテーブル側ポー
ト、25…パイプ挿通溝、26、26A、26a、26
b、26c、26d…パイプ、27…上側ポート形成部
材、28、28A、28a、28b、28c、28d…
ターンテーブル側ポート、29…インナ小径部材、30
…スペーサ、31…ボルト、32…印籠結合部、33…
パイプ挿入口、34、34A、34a、34b、34
c、34d…流体通路、35…小径中空部、36(36
a、36b、36c、36d)…エア用環状溝、37…
シールリング、38…下側ポート形成部材(サブジョイ
ント)、39、39b、39c、39d…空気用車台側
ポート、40、40b、40c、40d…流体通路、4
1…フランジ部、42…挿通孔、43…ねじ穴、44…
締結部材、45…雄ねじ部、50…環状溝、51…シー
ルリング、52…褶曲部、53…シールリング、54…
シール凹部、55…パイプ挿入孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョイントアウタと、このジョイントア
    ウタと相対的に回転自在に嵌合されているジョイントイ
    ンナと、前記ジョイントアウタおよび前記ジョイントイ
    ンナにそれぞれ形成されて互いに連結されている流体通
    路と、前記ジョイントインナの中心線上に開設されてい
    るリード線挿通孔と、前記リード線挿通孔の内周面の一
    部に中心線と平行方向に没設されているパイプ挿通溝
    と、このパイプ挿通溝に中心線と平行方向に挿通されて
    いるパイプとを備えていることを特徴とするスイベルジ
    ョイント。
  2. 【請求項2】 前記パイプ挿通孔に挿通されたパイプの
    端部には褶曲部が形成され、褶曲部の端末側にシールリ
    ングが嵌着されてシールされていることを特徴とする請
    求項1に記載のスイベルジョイント。
JP11198640A 1999-07-13 1999-07-13 スイベルジョイント Pending JP2001027383A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011032812A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Hitachi Constr Mach Co Ltd センタージョイントおよび作業機械
CN102322148A (zh) * 2011-06-20 2012-01-18 三一重工股份有限公司 一种中心回转装置及工程机械
JP2016183720A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 株式会社タダノ スイベルジョイント

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