JP2001027109A - タイミングチェーンの潤滑装置 - Google Patents

タイミングチェーンの潤滑装置

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JP2001027109A
JP2001027109A JP11200081A JP20008199A JP2001027109A JP 2001027109 A JP2001027109 A JP 2001027109A JP 11200081 A JP11200081 A JP 11200081A JP 20008199 A JP20008199 A JP 20008199A JP 2001027109 A JP2001027109 A JP 2001027109A
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oil
timing chain
camshaft
chain
lubricating
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JP11200081A
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English (en)
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Takahisa Kaneko
貴久 金子
Yasuhiro Kawamura
恭博 河村
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンのタイミングチェーンの潤滑装置に
おいて、簡単な構造で効率的に各部に潤滑油を供給す
る。 【解決手段】 シリンダヘッド2の最端部のNo.1カムシ
ャフトハウジング9に、オイルジェット38,39,40を取
付ける。オイルポンプから吐出されてオイル通路31を圧
送され、吸気および排気カムシャフト3,4のNo.1ジャ
ーナル部5A,6AとNo.1ジャーナル軸受部7A,8A,10,11
との摺動部に供給される潤滑油の一部をオイルジェット
38,39,40に導入してタイミングチェーン15へ噴射す
る。噴射された潤滑油は、タイミングチェーン15の回転
によって各部に送られて、カムスプロケット12,13、ク
ランクスプロケット14、タイミングチェーン15、チェー
ンガイド16,17等を潤滑する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの動弁装
置において、カムシャフトを駆動するタイミングチェー
ンに潤滑油を供給するためのタイミングチェーンの潤滑
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カムシャフトをタイミングチェーンによ
って駆動する動弁装置においては、潤滑、防錆等のため
にタイミングチェーンに潤滑油を供給する必要がある。
そこで、従来、例えばオイルジェットによって、潤滑油
をタイミングチェーンに直接噴射したり、タイミングチ
ェーンの張力を調整するための油圧式のチェーンテンシ
ョナに供給した潤滑油の一部をタイミングチェーンに滴
下することにより、タイミングチェーンに潤滑油を供給
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、オイルジェッ
トおよびチェーンテンショナへの潤滑油の供給は、クラ
ンクシャフトによって駆動されるオイルポンプから吐出
された潤滑油をエンジン各部へ供給するためにシリンダ
ブロック、シリンダヘッド等に設けられたオイル通路を
介して行われている。このオイル通路は、エンジン各部
に効率よく潤滑油を供給すること、および、加工性を充
分に考慮してレイアウトする必要があり、タイミングチ
ェーンの潤滑装置においても、簡単な構造で潤滑油を効
率よくタイミングチェーンに供給することが要求されて
いる。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、タイミングチェーンに効率よく潤滑油を供給す
ることができるタイミングチェーンの潤滑装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1にかかる発明は、カムシャフトを駆動す
るタイミングチェーンに潤滑油を供給するための潤滑装
置であって、シリンダヘッドの最端部に配置されたカム
シャフトハウジングに、オイルジェットを取付けて、そ
のノズルを前記タイミングチェーンへ指向させるととも
に、前記カムシャフトハウジングに、そのジャーナル軸
受部に供給する潤滑油の一部を前記オイルジェットに導
入する油路を設けたことを特徴とする。
【0006】このように構成したことにより、シリンダ
ヘッドの最端部に配置されたカムシャフトハウジングの
ジャーナル軸受部に供給される潤滑油の一部が油路を通
ってオイルジェットからタイミングチェーンへ噴射され
る。
【0007】請求項2の発明に係るタイミングチェーン
の潤滑装置は、カムシャフトのカムスプロケットとクラ
ンクスプロケットとの間に巻装されたタイミングチェー
ンをチェーンガイドに沿って内側に湾曲させて、当該エ
ンジンの搭載方向において、前記タイミングチェーンを
前記カムシャフトのジャーナル部の鉛直下方に配置さ
せ、前記ジャーナル部から滴下する潤滑油によって前記
タイミングチェーンおよび前記チェーンガイドを潤滑す
ることを特徴とする。
【0008】このように構成したことにより、カムシャ
フトのジャーナル部から滴下する潤滑油によってタイミ
ングチェーンおよびチェーンガイドが潤滑される。
【0009】請求項3に係る発明は、カムシャフトを駆
動するタイミングチェーンに潤滑油を供給するための潤
滑装置であって、内部に潤滑油を流通させる油路を有す
る前記カムシャフトのカムスプロケットに、前記油路か
ら径方向に延びて、前記カムスプロケットの歯形部に開
口するオイル供給孔を設けたことを特徴とする。
【0010】このように構成したことにより、カムシャ
フト内の油路の潤滑油が、オイル供給孔を通って、カム
スプロケットに巻装されたタイミングチェーンに供給さ
れる。
【0011】また、請求項4の発明に係るタイミングチ
ェーンの潤滑装置は、上記請求項3の構成において、前
記タイミングチェーンは、サイレントチェーンであり、
前記オイル供給孔は、前記カムスプロケットの歯先部に
開口していることを特徴とする。
【0012】このように構成したことにより、カムシャ
フト内の油路の潤滑油が、オイル供給孔を通って、カム
スプロケットとサイレントチェーンとの係合部に供給さ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の第1実施形態につい
て、図1ないし図5を参照して説明する。図1ないし図
6に示すように、本実施形態に係るエンジン1は、ダブ
ルオーバヘッドカムシャフト(DOHC)形式のエンジ
ンであって、シリンダヘッド2の上部には、吸気バルブ
(図示せず)および排気バルブ(図示せず)をそれぞれ
駆動する吸気カムシャフト3および排気カムシャフト4
が設けられている。
【0014】吸気カムシャフト3および排気カムシャフ
ト4は、それぞれ複数のジャーナル部5,6(符号5A,
6Aは、シリンダヘッド2の最端部に配置されたNo.1ジャ
ーナル部を示す)を有しており、各ジャーナル部5,6
は、シリンダヘッド2に形成された半割状のジャーナル
軸受部7,8(符号7A,8Aは、最端部に配置されたNo.1
ジャーナル軸受部を示す)に受入れられ、ジャーナル軸
受部7,8に半割状のカムシャフトハウジング(最端部
に配置されるNo.1カムシャフトハウジング9のみ図示す
る)を結合させることによって回転可能に支持されてい
る。No.1カムシャフトハウジング9には、吸気カムシャ
フト4および排気カムシャフト3のNo.1ジャーナル部5
A,6Aを受入れるNo.1ジャーナル軸受部10,11が一体に
形成されている。
【0015】吸気カムシャフト3および排気カムシャフ
ト4の端部には、それぞれカムスプロケット12,13が設
けられている。カムスプロケット12,13には、シリンダ
ブロック(図示せず)の下部のクランクシャフト(図示
せず)の端部に設けられたクランクスプロケット14との
間に、タイミングチェーン15(サイレントチェーン)が
巻装されており、吸気カムシャフト3および排気カムシ
ャフト4がクランクシャフトによってタイミングチェー
ン15を介して所定のタイミングで駆動されるようになっ
ている。
【0016】排気側のカムスプロケット13とクランクス
プロケット14との間に張架されたタイミングチェーン15
の部分は、シリンダヘッド2およびシリンダブロックに
取付けられたチェーンガイド16に沿ってほぼ直線状(僅
かに内側に湾曲されている)に案内されている。一方、
吸気側のカムスプロケット12とクランクスプロケット14
との間に張架たされたタイミングチェーン15の部分は、
湾曲したチェーンガイド17に沿って内側に湾曲するよう
に案内されている。湾曲したチェーンガイド17は、上端
部がボルト18によってシリンダヘッド2に回動可能に軸
着され、下端部が油圧式のテンショナアジャスタ19によ
って内側に押圧されて、タイミングチェーン15に適度な
張力を付与するようになっている。
【0017】なお、図1中、矢印はタイミングチェーン
15の回転方向を示し、図2中、符号20は吸気カムシャフ
ト3のカム、21は排気カムシャフト4のカム、22はタペ
ットガイド、23は点火プラグ取付孔、24はオイル落とし
孔、25はブローバイガス通路、26は吸気ポートを示す。
【0018】次に、タイミングチェーンの潤滑装置につ
いて説明する。シリンダヘッド2のNo.1ジャーナル軸受
部7A,8AおよびNo.1カムシャフトハウジング9のジャー
ナル軸受部10,11には、互いに連通して環状油溝27,28
を形成する内周溝が設けられている。環状油溝27,28
は、No.1カムシャフトハウジング9のシリンダヘッド2
への取付面に形成された油溝29,30を介して、シリンダ
ヘッド2のオイル通路31に連通されている。そして、ク
ランクシャフトによって駆動されるオイルポンプ(図示
せず)から吐出された潤滑油がオイル通路31内を圧送さ
れて、油溝29,30を介して環状油溝27,28に供給され、
吸気カムシャフト3および排気カムシャフト4のNo.1ジ
ャーナル部5A,6Aを潤滑するようになっている。
【0019】吸気カムシャフト3および排気カムシャフ
ト4は、中空構造となっており、その内部に軸心に沿っ
て油路32,33が延ばされている。No.1ジャーナル部5A,
6Aには、No.1ジャーナルの環状油溝27,28と油路32,33
とをそれぞれ連通させる径方向の油孔34,35が設けられ
ている。また、その他の各ジャーナル部5,6には、油
路32,33に連通する径方向の油孔36,37が対応する各ジ
ャーナル軸受部7,8に対向させて穿設されている。
【0020】No.1カムシャフトハウジング9の両端部に
はオイルジェット38,39が取付けられ、また、上部中央
にはオイルジェット40が取付けられている。両端部のオ
イルジェット38,39は、それぞれそのノズルを吸気側の
カムスプロケット12とタイミングチェーン15との噛み合
い開始部付近および排気側のカムスプロケット13とタイ
ミングチェーン15との噛み合い終了部付近に対向するよ
うに配置されている。また、上部中央のオイルジェット
40は、そのノズルが排気側と吸気側のカムスプロケット
12,13の中間のタイミングチェーン15の部分に対向する
ように配置されている。図3および図6に示すように、
両端部のオイルジェット38,39は、それぞれ、一端がN
o.1ジャーナル軸受部7A,8Aに開口する油路41,42の他
端部に接続されており、また、上部中央のオイルジェッ
ト40は、一端がシリンダヘッド2のオイル通路31に連通
する油路43の他端に接続されている。
【0021】以上のように構成した本実施形態作用につ
いて次に説明する。オイルポンプから吐出された潤滑油
は、シリンダヘッド2のオイル通路31内を圧送され、N
o.1カムシャフトハウジング9の油溝29,30を通ってNo.
1ジャーナルの環状油溝27,28に供給されて、No.1ジャ
ーナルの摺動部を潤滑する。環状油溝27,28に供給され
た潤滑油は、さらに、No.1ジャーナル部5A,6Aの油孔3
4,35を通って吸気および排気カムシャフト3,4内の
油路32,33へ流れ、各ジャーナル部5,6の油孔36,37
を通って、各ジャーナル軸受部7,8との摺動部を潤滑
する。
【0022】No.1ジャーナルの摺動部を潤滑した潤滑油
の一部は、その摺動部に開口された油路41,42に流入
し、オイルジェット38,39に導入されて、タイミングチ
ェーン15とカムスプロケット12,13の噛み合い開始部お
よび終了部付近へ噴射される。また、オイル通路31を圧
送される潤滑油の一部は、No.1カムシャフトハウジング
9の油路40を介して、その上部中央のオイルジェット40
に導入され、タイミングチェーン15へ噴射される。そし
て、タイミングチェーン15に噴射された潤滑油は、タイ
ミングチェーン15の移動にともなって各部へ供給され、
タイミングチェーン15、カムスプロケット12,13、チェ
ーンガイド16,17、クランクスプロケット14等を潤滑す
る。
【0023】このようにして、No.1カムシャフトハウジ
ング9にオイルジェット38,39,40を取付け、簡単な構
造の油路41,42,43を設けるだけでタイミングチェーン
15および各部の潤滑を効率的に行うことができる。な
お、上記実施形態では、3つのオイルジェットを設けた
場合について説明しているが、これに限らず、オイルジ
ェットの数および配置は、潤滑性能を考慮して適宜変更
することができる。
【0024】次に、本発明の第2実施形態について、図
7および図8を参照して説明する。なお、第2実施形態
は、上記第1実施形態に対して、オイルジェットを省略
して、チェーンガイドの構造を変更したこと以外は概し
て同様の構造であるから、以下、上記第1実施形態のも
のと同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
【0025】第2実施例に係るタイミングチェーンの潤
滑装置では、ほぼ直線状のチェーンガイド16の上端部が
外側に曲げられ、タイミングチェーン15を収容するタイ
ミング室のタイミングチェーン外周の内壁に当接または
ほぼ当接する位置まで延ばされて、オイル受部44が形成
されている。また、湾曲されたチェーンガイド17は、内
側に大きく湾曲されており、図7に示す当該エンジンの
搭載方向において、チェーンガイド17に沿って案内され
たタイミングチェーン15が吸気カムシャフト3のNo.1ジ
ャーナル部5Aの鉛直下方(図7中に矢印で示す方向)に
位置するようになっている。なお、図7中、符号45はシ
リンダヘッドカバーを示す。
【0026】このように構成したことにより、図8に示
すように、吸気カムシャフト3,4のNo.1ジャーナルの
摺動部を潤滑して、その端部からリークして鉛直下方へ
滴下した潤滑油が、湾曲したチェーンガイド17に沿って
案内されたタイミングチェーン15にかかり、タイミング
チェーン15の移動にともなって各部へ送られ、タイミン
グチェーン15、カムスプロケット12,13、チェーンガイ
ド16,17、クランクスプロケット14等を潤滑する。ま
た、遠心力によってタイミングチェーン15の外周側へ飛
散し、シリンダヘッドカバー45の内壁を伝って下方へ流
れる潤滑油が、チェーンガイド16の上端部に形成された
オイル受部44によってチェーンガイド16上に導かれ収集
されてタイミングチェーン15を潤滑する。このようにし
て、別途オイルジェット等を設けることなくタイミング
チェーン15に潤滑油を供給することができ、効率よく潤
滑を行うことができる。
【0027】次に、本発明の第3実施形態について図9
を参照して説明する。なお、第3実施形態は、上記第1
実施形態に対して、オイルジェットを省略して、カムス
プロケットにオイル供給孔を設けたこと以外は概して同
様の構造であるから、以下、上記第1実施形態のものと
同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分につい
てのみ詳細に説明する。
【0028】図9に示すように、第3実施形態に係るタ
イミングチェーンの潤滑装置では、吸気および排気カム
シャフト3,4のカムスプロケットに12,13は、それぞ
れ、中心部の油路32,33から径方向に延びてカムスプロ
ケット12,13の歯先部に開口するオイル供給孔46,47が
設けられている。
【0029】このように構成したことにより、吸気およ
び排気カムシャフト3,4内の油路32,33に供給された
潤滑油は、その圧力およびカムシャフトの回転による遠
心力によってオイル供給孔46,47からカムスプロケット
とタイミングチェーン15(サイレントチェーン)との係
合部に供給されて、その摺動部を潤滑する。なお、オイ
ル供給孔46,47は、潤滑性能を考慮して複数設けること
もでき、また、スプロケットの歯面または歯底等の歯形
部に開口させることもできる。
【0030】上記第1ないし第3実施形態に係るタイミ
ングチェーンの潤滑装置は、単独で用いるほか、要求さ
れる潤滑性能に応じて、これらを適宜組み合わせて用い
ることもできる。また、上記実施形態では、本発明に係
るタイミングチェーンの潤滑装置をDOHC形式のエン
ジンに適用した場合について説明しているが、本発明
は、これに限らず、シングルオーバーヘッドカムシャフ
ト(SOHC)形式のエンジンにも同様に適用すること
ができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係るタイミングチェーンの潤滑装置によれば、シリンダ
ヘッドの最端部に配置されたカムシャフトハウジングに
オイルジェットおよび油路を設けて、ジャーナル軸受部
に供給する潤滑油の一部を油路を通してオイルジェット
からタイミングチェーンへ噴射するようにしたので、簡
単な構造で効率的に潤滑を行うことができる。
【0032】請求項2の発明に係るタイミングチェーン
の潤滑装置によれば、タイミングチェーンをチェーンガ
イドに沿って湾曲させて、カムシャフトのジャーナル部
の鉛直下方に配置したので、ジャーナル部から滴下する
潤滑油によってタイミングチェーンおよびチェーンガイ
ドを潤滑することができ、簡単な構造で効率的に潤滑を
行うことができる。
【0033】請求項3の発明に係るタイミングチェーン
の潤滑装置によれば、カムスプロケットにオイル供給孔
を設けたので、カムシャフト内の油路の潤滑油をオイル
供給孔を通してカムスプロケットに巻装されたタイミン
グチェーンに供給することができ、簡単な構造で効率的
に潤滑を行うことができる。
【0034】また、請求項4の発明に係るタイミングチ
ェーンの潤滑装置によれば、タイミングチェーンをサイ
レントチェーンとし、オイル供給孔をカムスプロケット
の歯先部に開口させたので、カムシャフト内の油路の潤
滑油をオイル供給孔を通してカムスプロケットとサイレ
ントチェーンとの係合部に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のタイミングチェーンの
潤滑装置を一部破断して示す正面図である。
【図2】図1のタイミングチェーンの潤滑装置の平面図
である。
【図3】図2のA部の拡大図である。
【図4】図1の装置のNo.1カムシャフトハウジングの正
面図である。
【図5】図4のNo.1カムシャフトハウジングの平面図で
ある。
【図6】図4のNo.1カムシャフトハウジングの底面図で
ある。
【図7】本発明の第2実施形態のタイミングチェーンの
潤滑装置の正面図である。
【図8】図7の装置の要部であるNo.1ジャーナル部、タ
イミングチェーンおよびチェーンガイドの概略構成を示
す縦断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態のタイミングチェーンの
潤滑装置の要部であるカムシャフトの一部縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 2 シリンダヘッド 3 吸気カムシャフト 4 排気カムシャフト 5A,6A No.1ジャーナル部 7A,8A No.1ジャーナル軸受部 9 No.1カムシャフトハウジング 10,11 No.1ジャーナル軸受部 12,13 カムスプロケット 14 クランクスプロケット 15 タイミングチェーン 16,17 チェーンガイド 32,33 油路 38,39,40 オイルジェット 41,42 油路 46,47 オイル供給孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムシャフトを駆動するタイミングチェ
    ーンに潤滑油を供給するための潤滑装置であって、 シリンダヘッドの最端部に配置されたカムシャフトハウ
    ジングに、オイルジェットを取付けて、そのノズルを前
    記タイミングチェーンへ指向させるとともに、前記カム
    シャフトハウジングに、そのジャーナル軸受部に供給す
    る潤滑油の一部を前記オイルジェットに導入する油路を
    設けたことを特徴とするタイミングチェーンの潤滑装
    置。
  2. 【請求項2】 カムシャフトのカムスプロケットとクラ
    ンクスプロケットとの間に巻装されたタイミングチェー
    ンをチェーンガイドに沿って内側に湾曲させて、当該エ
    ンジンの搭載方向において、前記タイミングチェーンを
    前記カムシャフトのジャーナル部の鉛直下方に配置さ
    せ、前記ジャーナル部から滴下する潤滑油によって前記
    タイミングチェーンおよび前記チェーンガイドを潤滑す
    ることを特徴とするタイミングチェーンの潤滑装置。
  3. 【請求項3】 カムシャフトを駆動するタイミングチェ
    ーンに潤滑油を供給するための潤滑装置であって、 内部に潤滑油を流通させる油路を有する前記カムシャフ
    トのカムスプロケットに、前記油路から径方向に延び
    て、前記カムスプロケットの歯形部に開口するオイル供
    給孔を設けたことを特徴とするタイミングチェーンの潤
    滑装置。
  4. 【請求項4】 前記タイミングチェーンは、サイレント
    チェーンであり、前記オイル供給孔は、前記カムスプロ
    ケットの歯先部に開口していることを特徴とする請求項
    3に記載のタイミングチェーンの潤滑装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023846A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Toyota Motor Corp 内燃機関のチェーン給油機構
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CN102400736A (zh) * 2010-09-15 2012-04-04 重庆长安汽车股份有限公司 一种发动机正时链条系统的润滑结构

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