JP2001027074A - 係止切替構造及び半自動開閉引き戸並びに引出し家具 - Google Patents
係止切替構造及び半自動開閉引き戸並びに引出し家具Info
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Abstract
しが引出せない引出し家具等を可能とする簡単な係止切
替機構を提供する。 【解決手段】 互いに相対的にスライドする2個の構造
体に形成された係止部の間に配置された2個の係止腕を
もつフックが、一方の構造体がスライドすることにより
回動し、他方の構造体に係止されるようにした係止切替
機構を用いる。 【効果】 この機構を用いると、簡単な構造で半自動引
き戸が実現する。この半自動引き戸は、全開位置から一
定の距離まで閉めると、あとは自動的に閉まる。この機
構は、一の引出しを引いたとき同時に隣接する引出しが
引出すことが出来なくなるような安全なタンスや書類棚
等にも用いることが出来る。
Description
を応用した自動的に閉じる引き戸,及び隣接する引出し
を一時に引出すことを防止したタンス等の引出し家具に
関する。
には観音開き等の開き戸も使われているが圧倒的に引き
戸が好まれている。ドア形式の開き戸ではドアチェック
又はドアクローザと呼ばれる建具金物がありドアの上部
に取付れば、ドアが自動的に静かに閉まるようになる。
これにより、開けっ放しになったり、風等で煽られたり
しない。これに対し、引き戸の場合、風に煽られて開い
たりしないことや戸等を静かに開け閉めする作法が日本
人の身についていること等で、従来必要性を感じなかっ
た為か、引き戸にはドアチェック又はドアクローザに相
当するものがない。
ても例えば途中まで閉めればその後、自動的にピタッと
閉まるようになっていれば便利であることは勿論であ
る。通常、引き戸では途中まで勢いよく閉められても最
後には「そーっ」と静かに閉めないと「バタン」という
不快な音がするし、撥ね返ってまた少し開いてしまうこ
とがよくある。一部食器棚等では、磁石片等を用いて閉
まりを良くする等の工夫がなされているが、閉まった状
態を安定にする効果はあるが、自動的に閉まるものでは
なく、開く時に磁石の力に抗するため却って開きづら
い。最近では、ビル等の公共的な場所では自動ドアと称
する装置が登場し、普及している。しかし自動ドアは、
複雑で高価であるし維持費もかかり、個人住宅等では一
般的でなく、ましてや家具等に容易に使われるものでは
ない。引き戸に単純に閉方向の力を引きバネ等で与えて
やれば、全閉位置まで自動的に閉まる引き戸が可能であ
る。しかし、開放しておきたい場合には、適宜ストッパ
等の機構を補う等、使い勝手がわるい。そこで、本発明
者は、引き戸に対しても、低廉且つ使い勝手のよい引き
戸や開き戸のドアクローザ同様に用いられる建具用金物
等について鋭意検討を進め、本発明に至った。
具等の引き戸に用いられる低廉で使い勝手が良く、建具
用金物と称することのできるような機構を可能とする、
簡単で新規な係止構造を採用し、全開位置から一定の距
離までは閉まる力がかからず開放が自在で、一定の距離
以上閉めるとバネの力により引き戸が自動的に閉まる半
自動開閉引き戸を提供することを目的とする。本発明に
用いられる新規な係止構造は、複数の引出しを備えたタ
ンス等において、多数の引出しを引出すことによる倒屈
等を防止した引出し等、幅広い応用が可能である。
は、上記目的を達成するため、相対的にスライドする2
個の構造体と、枢軸を中心として旋回可能な2個の係止
腕をもつフックとを備え、前記構造体は相対向する面に
それぞれ係止部が形成されており、前記フックは前記構
造体から独立して前記構造体の間に配置され、一方の構
造体がスライドすると前記フックの一方の係止腕が一方
の構造体の係止部から外れ、前記フックの他方の係止腕
が他方の構造体の係止部に係止されることを特徴とす
る。前記フックは、該構造体のどちらかにバネを介して
付勢されたり、第三の構造体に固定される。この係止構
造は、種々の装置に応用可能で、簡単な構造で確実な動
作が期待できる。本発明の係止構造を応用した半自動開
閉引き戸は、引き戸と、該引き戸がスライドする戸枠
と、前記引き戸及び戸枠の間に配置され、枢軸を中心と
して旋回可能な2個の係止腕をもつフックと、前記引き
戸と前記枢軸の間に介装されたバネとを備え、前記引き
戸及び戸枠は相対向する面にそれぞれ係止部が形成され
ており、前記引き戸のスライドにより、前記フックが回
動し、係止位置が引き戸側係止部と戸枠側係止部とに切
替ることを特徴とする。すなわち、引き戸が全閉位置か
ら一定距離以内の付勢範囲にあるときフックは枠側係止
部に係止されることにより引き戸は付勢され自動的に閉
まり、引き戸が付勢範囲以外の開放範囲にあるとき、フ
ックは引き戸側係止部に係止されることによって引き戸
は付勢されず、開放状態維持が可能となることを特徴と
する。バネは戸枠とフックとの間に介装してもよく、そ
の場合フックが引き戸側に係止されるときに、引き戸は
付勢される。
ネとしてゼンマイバネを用いると良い。ゼンマイバネの
場合、ラチェット機構を設けゼンマイを捲くことで引く
力を変えることが出来る。フックの形状は、2個の係止
腕が略V字型を成し、V字の角度は係止位置の切り替え
がスムースになるように、バネの力によるモーメントを
考慮して180度以下に設定される。フックの動きを安
定にする為、フックの動きを誘導する直線部と係止部と
をもつガイド溝を設けてもよい。本発明の引出し家具
は、枠体と、該枠体に収納され奥行き方向にスライドす
る複数の引き出しと、隣接する該引出しの間で前記枠体
に固定された枢軸を中心として旋回可能な2個の係止腕
をもつフックとを備え、前記枠体と前記引出しは相対向
する面にそれぞれ係止部が形成されており、一の引出し
を引出すとき、前記フックが回動して隣接する引出しの
係止部に係止腕が入り込み、隣接する前記引出しが枠体
に係止されることを特徴とする。隣接する引出しは、上
下に配置されたものでも、横方向に配置されていても良
い。
えば以下に説明する引き戸金具10を用いて実施される
が、個別に作った各部品を引き戸及び戸枠に取付けるこ
とでも実施できる。本発明に従った半自動開閉引き戸
は、引き戸Dの右端が図1(a)の開放範囲Fにあると
きは一端10bが引き戸金具10に固定された引きバネ
10aの他端10cに設けられたフックHが、図1
(b)のように引き戸金具10側に設けられた引き戸側
係止部Kに係止され、引き戸Dには外力はかからず従来
の引き戸と同様に自由に左右に動かすことができるし、
自在な位置に止めておく事ができる。引き戸Dを開放範
囲Fから閉方向(矢印A方向)へ手で引いて、引き戸D
の右端が図1(c)のように切替え位置LF を過ぎ、付
勢範囲Sまで引いたとき、フックHは引き戸の戸枠Gに
設けられた戸枠側係止部Jに係止され(図1d)、引き
バネ10aの弾撥力(引く方向)により引き戸は手で引
きつづけなくても閉方向Aへ移動し、全閉位置LC まで
自動的に閉まる。
方向)にかかっている引きバネ10aの弾撥力に抗して
開方向(Aと逆方向)に手で引く。引き戸Dの右端が付
勢範囲Sにある間は手を離せばまた自動的に閉まる(A
方向)が、開放範囲Fまで開いてやるとフックHは再び
引き戸側係止部Kに係止されて図1(b)の状態に戻
り、引き戸には力がかからず任意の位置で自在に停止で
きる状態になる。この機能により、使用者は引き戸Dを
閉めたいときには引き戸Dを付勢範囲Sまで引いてやれ
ばあとは自動的に閉まるので楽に閉めることができ、一
方、開放範囲Fまで開けば従来の引き戸同様、任意の位
置で停止しておける。全開位置からの付勢範囲Sの長さ
は引き戸Dの使用目的に添って、使い勝手の良いように
適宜設定されるが、引き戸Dの幅の1/10から1/3
程度の長さに設定するのが適当である。
戸は、引き戸の開け閉めでフックHが引き戸側係止部K
に係止された状態と戸枠側係止部Jに係止された状態と
に自動的に切替るように、本発明の係止切り替え構造が
用いられる。具体的には、図2に示すような構造をもつ
引き戸金具10が引き戸Dの下部に設けられる。引き戸
金具10には、ゼンマイバネ11の中心軸11aが固定
されている。ゼンマイバネ11の係止端11bには、2
個の係止腕12a,12bをもつフック12が回動可能
に軸支され、ゼンマイバネ11が戻る方向、すなわち図
2の左方向に付勢されている。引き戸側係止部Kは引き
戸金具10に設けられ、係止腕12aが入り込める溝に
なっている。戸枠側係止部Jは戸枠Gに設けられ、引き
戸側係止部Kと同様、係止腕12bが入り込める溝にな
っている。引き戸Dが開放範囲Fにあるときは、図2
(a)に示すように係止腕12aは引き戸側係止部Kの
溝に入り込んでいる。このとき、フック12にはゼンマ
イバネ11の引く力により戸枠Gの方向に軽い回転力が
かかり、係止腕12bは下方に押されながら戸枠Gの表
面を摺動する。このため、引き戸Dには外力はかから
ず、引き戸Dは任意に停止でき、また左右に移動できる
状態になっている。
いき、切換位置LF では図2(b)のように係止腕12
bは、戸枠Gに設けられた戸枠側係止部Jの溝にしだい
に入り込み、付勢範囲Sになると図2(c)のようにフ
ック12は戸枠側係止部Jに係止され、引き戸Dにはゼ
ンマイバネ11の引く力が外力としてかかり、閉方向
(A方向)への力が働くため、引き戸Dは自動的に閉ま
る。このとき、係止腕12aの上端は上向きに引き戸D
に対して軽く押し付けられ、引き戸Dの動きにつれ引き
戸金具10の下端面を摺動する。開けるときには、ゼン
マイバネ11の引く力に抗して、引き戸Dを開方向(A
と反対の方向)へ手で引いてやると、図2の付勢範囲S
(図2c)から切換位置LF (図2b)を経て、開放範
囲F(図2a)へと戻り、開放状態となる。フック12
は設計により種々の形状が可能であり、2個の係止腕1
2a,12bに相当する部分をもち、引き戸Dの移動に
より引き戸側係止部Kに係止された状態と戸枠側係止部
Jに係止された状態とに切換位置LF で切換わるように
したものなら、以下に掲げる例に限るものではない。
度を180度以下にした、「V」字型フック12を用い
た例であり、付勢範囲(図3a),開放範囲(図3b)
を示す。「V」字型は、もちろん四分円型や三角型でも
よい。フック12,引き戸側係止部K及び戸枠側係止部
Jの形状は、引き戸Dの移動により引き戸側係止部Kに
係止された状態と戸枠側係止部Jに係止された状態とに
切換わるときに必要な反対方向(引き戸側係止部Kに入
っているときは下向き、戸枠側係止部Jに入っていると
きは上向き)への適度な回転力をゼンマイバネ11の引
く力の分力として得るように、それぞれ設計される。図
4は、引き戸金具10に対するフック12の動きを安定
させる為に、ガイド溝13を引き戸金具10の基板10
sに設け、「T」字型のフック12を採用した例であ
る。この場合、「T」字型の横棒と縦棒が2個の係止腕
12a,12bに相当する。ガイド溝13は付勢範囲S
に略相当する長さの直線部13bをもち、一端には引き
戸側係止部Kに代えて、ガイド溝係止部13aが設けら
れている。この例では、図4( a) のように、引き戸D
が開放範囲Fにあるときは、ゼンマイバネ11の引く力
はガイド溝係止部13aに係止される。図4( b) のよ
うに、引き戸Dが付勢範囲Sにあるときは、フック12
はガイド溝13の直線部13bでスライド可能となり、
ゼンマイバネ11の引く力のかかったフックの係止腕1
2bは戸枠Gに設けられた戸枠側係止部Jに係止され、
引き戸Dは閉方向(A)に付勢される。戸枠Gの面を摺
動するフック12の下端には、開放範囲(図4a)で摺
動がスムースになるようにコロ等を取付けても良い。逆
にコロ等を付けず、引き戸を引いた時に一定の抵抗感を
もたせるように、フック12の形状を調整しても良い。
図5(a),(b)には「T」字型のフック12を用い
た引き戸金具10の外観の一例を示す。「T」字型のフ
ック12の横直線部は、ガイド溝13の直線部13bを
摺動するように、断面が図5(c)のように「H」字型
になってガイド溝13に嵌っている。ゼンマイバネ11
の係止端11bは、フック12に回動可能に軸支され、
ゼンマイバネ11が戻る方向に付勢される。係止端11
bが軸支されるフック12上の位置は、切替え時に必要
なフック12の回転力を考慮して適宜設定される。本発
明の引き戸金具10を取付けた引き戸Dを戸枠Gに着脱
するときの為に、開放範囲Fにある状態(図4a)でフ
ック12を適宜の方法で固定できるロック機構を設ける
とよい。ロック機構は例えば図5(d)のように上部1
4aで回動可能に軸支されたロックピン14を引き戸金
具10に設け、ロック位置にすることで実施できる。本
発明の機能を必要としない際には、ロックしたままにす
れば良い。
せずに回動自在として例えば巻尺等に用いられている常
法により逆回転を防止するラチェット機構を設ければ、
軸を回してゼンマイを捲くことによりゼンマイバネ11
の強さを調整できる。勿論、ゼンマイバネ11に代えて
コイルバネ等も使用可能である。本発明に従った引き戸
金具10は、図6のように引き戸Dの上部にも取付ける
ことが出来る。住宅用の引き戸Dでは、戸枠側係止部J
に埃等がたまらないように、引き戸Dの上部に取り付け
ることが好ましい。もちろん、引き戸Dの動きをスムー
スにする為、引き戸Dの上下両方に引き戸金具10を設
けることもできる。
様に引き戸Dに取付け、引き戸Dの戸枠Gに戸枠側係止
部Jを設置することで、簡単に自動的に閉まる半自動開
閉引き戸となる。本発明の半自動引き戸は、図7のよう
にゼンマイバネ11を戸枠Gの側に設置して、構成する
ことも可能である。図7(a)の開放範囲ではフック1
2は戸枠側係止部Jに係止され、ゼンマイバネ11の引
く力は引き戸Dにかからないため、引き戸Dは任意に停
止し、自由に左右に移動できる。図7(b)の付勢範囲
ではゼンマイバネ11の引く力は引き戸Dにかかり、引
き戸Dを閉める方向(A)に付勢する。同様に図8
(a:開放範囲,b:付勢範囲)のように、引き戸Dの
端部に引き戸側係止部Kを兼ねさせることも出来る。こ
の場合は、引き戸D側にほとんど工作を要しない。
ように簡単な構造で確実な動作が可能である為、半自動
開閉引き戸に限らず、種々の機構の一部として活用され
る。本発明のタンスや書類整理棚等の引出し家具の一例
を図9に示す。引出し家具20は、複数の引出し21,
21が前後に摺動可能に枠体22に収納されている。各
引出し21,21はそれぞれ隣接する引出しに対向する
ように係止部23を有し、両方の係止部23,23に係
止腕24a,24bがそれぞれ入り込むように、フック
24が枠体22に回動可能に軸支されている。いま、上
側の引出し21を手前に引出すと、図10(a)に示す
ようにフック24が回動して、係止腕24aが上側の引
出し21の係止部23から脱し、上側の引出し21は、
前後に摺動自在となる。同時に下側の引出し21は、引
出そうとしても係止腕24aが上側引出し21の下部に
押さえられており、フック24の回動が阻止され、係止
腕24bが下側の引出し21の係止部23に係止する結
果、摺動不可能となる。
10(a)に示すように、フック24が上記の場合と逆
方向に回動し、上の引出し21は引出せなくなる。必要
に応じて一の引出し21を全部引き抜いたとき、フック
24の回動は拘束から解かれ、他の引出し21も引出し
可能となる。同様に、3個以上の引出し21を備えた引
出し家具20においても、上下又は左右に隣接する各引
出し21,21に係止部23をそれぞれ対向する位置に
設け、その間にフック24を設けることにより、隣接す
る引出し21,21は一方が引出されているときに他方
は引出せない。このため、隣接する引出し21,21は
同時に引くことが不可能となり、同時に引いたときの重
心の移動による引出し家具20の傾倒等を防止すること
が出来る。特に引出し収納式の書類ケース等は、引出し
が非常に重くなるためこの機能は有効である。
示すようにそれぞれ係止部32a,32bを有し、相対
的にスライドする構造体31a,31bの間に、2個の
係止腕33a,33bをもつフックHを備えている。フ
ックHは構造体31a,31bから独立した系に回動自
在に枢支される。図11( a) ,( b) に示すように構
造体31a,31bとフックHの位置関係により、フッ
クHの係止位置が切替る。フックHの軸支される系が、
一の構造体31aに固定したバネを介して付勢されてい
れば構造体31a,31bの位置関係によりフックHの
係止位置が切替えられ、構造体31a,31bの間に働
く付勢力を加えたり、開放したり出来る。フックHの枢
支される系が、第三の構造体に固定されていれば構造体
31a,31bの位置関係によりフックHの係止位置が
切替えられ、第三の構造体に対して構造体31a,31
bを従属させたり、独立させたり出来る。
明したように簡単な構造で、フックと構造体の位置関係
だけでフックの係止位置を切替えることが可能となる。
この係止切替構造を用いて、全閉位置から一定の距離開
かれている引き戸が全閉位置まで自動的に閉まるような
半自動引き戸が可能となり、引き戸の開け閉めが楽で確
実になる。また、複数の引出しを備えた家具等におい
て、一の引き出しを引き出したとき、隣接する引出しが
ロックされるようにすることも出来、重い引出しを複数
引き出したときの家具の傾倒等を防止できる。
図
明する図
る図
瞰図(ab)、断面図(c)及びフックをロックする機
構(d)
取付けた例
説明する図
の機能を説明する図
囲 S:付勢範囲 LF :切替え位置 LC :全閉位置 J:戸枠側係
止部 K:引き戸側係止部 10:引き戸金具 10a:バネ 10b:バネの
一端 10c:バネの他端 10s:基板 1
1:ゼンマイバネ 11a:中心軸 11b:係止
端 12:フック 12a:係止腕 12b:係
止腕 13:ガイド溝 13a:ガイド溝係止部
13b:直線部 14:ロックピン 14a:上部 20:引出し家具 21:引出し 22:枠体
23:係止部 24:フック 24a:係止腕
24b:係止腕 30:係止装置 31a:構造体 31b:構造体
32a:係止部 32b:係止部 33a:係止腕 33b:係止腕
Claims (3)
- 【請求項1】 相対的にスライドする2個の構造体と、
枢軸を中心として旋回可能な2個の係止腕をもつフック
とを備え、前記構造体は相対向する面にそれぞれ係止部
が形成されており、前記フックは前記構造体から独立し
て前記構造体の間に配置され、一方の構造体がスライド
すると前記フックの一方の係止腕が一方の構造体の係止
部から外れ、前記フックの他方の係止腕が他方の構造体
の係止部に係止されることを特徴とする係止切替構造。 - 【請求項2】 引き戸と、該引き戸がスライドする戸枠
と、前記引き戸及び戸枠の間に配置され、枢軸を中心と
して旋回可能な2個の係止腕をもつフックと、前記引き
戸又は戸枠と前記枢軸の間に介装されたバネとを備え、
前記引き戸及び戸枠は相対向する面にそれぞれ係止部が
形成されており、前記引き戸のスライドにより、前記フ
ックが回動し、係止位置が引き戸側係止部と戸枠側係止
部とに切替ることを特徴とする半自動開閉引き戸。 - 【請求項3】 枠体と、該枠体に収納され奥行き方向に
スライドする複数の引き出しと、隣接する該引出しの間
で前記枠体に固定された枢軸を中心として旋回可能な2
個の係止腕をもつフックとを備え、前記枠体と前記引出
しは相対向する面にそれぞれ係止部が形成されており、
一の引出しを引出すとき、前記フックが回動して隣接す
る引出しの係止部に係止腕が入り込み、隣接する前記引
出しが枠体に係止されることを特徴とする引出し家具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP20259899A JP3764000B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 付勢切替構造及び半自動開閉引き戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20259899A JP3764000B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 付勢切替構造及び半自動開閉引き戸 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001027074A true JP2001027074A (ja) | 2001-01-30 |
JP2001027074A5 JP2001027074A5 (ja) | 2005-10-20 |
JP3764000B2 JP3764000B2 (ja) | 2006-04-05 |
Family
ID=16460122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP20259899A Expired - Fee Related JP3764000B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 付勢切替構造及び半自動開閉引き戸 |
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JP (1) | JP3764000B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108104650A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-06-01 | 广东东泰五金精密制造有限公司 | 一种家具按压反弹结构 |
-
1999
- 1999-07-16 JP JP20259899A patent/JP3764000B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108104650A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-06-01 | 广东东泰五金精密制造有限公司 | 一种家具按压反弹结构 |
CN108104650B (zh) * | 2018-01-19 | 2023-08-15 | 广东东泰五金精密制造有限公司 | 一种家具按压反弹结构 |
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---|---|
JP3764000B2 (ja) | 2006-04-05 |
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