JP2001026526A - エアゾール型透明毛髪化粧料 - Google Patents

エアゾール型透明毛髪化粧料

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JP2001026526A
JP2001026526A JP11196557A JP19655799A JP2001026526A JP 2001026526 A JP2001026526 A JP 2001026526A JP 11196557 A JP11196557 A JP 11196557A JP 19655799 A JP19655799 A JP 19655799A JP 2001026526 A JP2001026526 A JP 2001026526A
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JP
Japan
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fatty acid
hair cosmetic
aerosol
hair
propellant
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JP11196557A
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English (en)
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Naoki Isoda
尚季 磯田
Naoshi Kito
直志 鬼頭
Kenichi Morita
健一 森田
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Nonogawa Shoji Ltd
Original Assignee
Nonogawa Shoji Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 毛髪、特に傷んだ毛髪に、優れたしっとり
感、優れた手触り感を付与しうる、透明の泡沫エアゾー
ル型毛髪化粧料を提供する。 【解決手段】 界面活性剤ポリオキシエチレンソルビッ
ト脂肪酸エステル(脂肪酸部位の脂肪酸炭素数がC8〜
C22の脂肪酸である)界面活性剤を配合しているとを
特徴とする泡沫生成エアゾール型透明毛髪化粧料でエア
ゾール耐圧容器が透明であり、1種もしくは、2種以上
の液状油性成分と水性成分からなる原液及び噴射剤とを
充填し原液と噴射剤の充填比率が、該原液100重量部
あたり3.0〜30.0重量部である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1種もしくは、2
種以上の多量の油分を配合した、手触り感が向上される
とともに、視覚的にも美麗な、二層分離タイプの泡沫生
成エアゾール型透明毛髪化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から毛髪に良好な手触り感を付与す
るために、特に傷んだ毛髪には油分を補給することが必
要であり、そのためシリコーンオイルなどの液状油分が
用いられている。これらの油分は水、低級アルコール、
水と低級アルコールとの混合物などの水性媒体に非混和
性であるため、これらを混合し含有させるには、界面活
性剤等で乳化する必要があった。しかしながら、乳化し
た原液は白濁し、透明な容器に充填しても透明な外観を
得ることは困難であった。
【0003】前記に示したように、乳化した原液をエア
ゾール耐圧透明容器に充填し、透明な外観にすることは
困難であることから、乳化せずに、複数の液状油性成分
を少なくとも2以上に区分し、更に該区分された油性成
分、水性成分、及び噴射剤を前記容器に別々に直接充填
する方法(特開平10−279444号公報)がある
が、提案されている。しかし、この充填方法は充填装置
が特殊なものであるため、限られた装置でしか充填が行
われないという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、毛髪、特に
傷んだ毛髪に対して優れた手触り感を付与するととも
に、視覚的にも美麗な、二層分離タイプの泡沫生成エア
ゾール型透明毛髪化粧料を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は各種
界面活性剤を検討した結果、ポリオキシエチレンソルビ
ット脂肪酸エステルを配合し乳化した白濁な原液は、噴
射剤と混ざることで再乳化を起こし、外観が白濁であっ
た原液が透明となり、予想外の効果が得られることを見
いだし、本発明を完成させるに至った。
【0006】すなわち、本発明は、エアゾール耐圧容器
に1種もしくは、2種以上の液状油性成分と水性成分か
らなる乳化した原液及び噴射剤とを充填してなるエアゾ
ール型毛髪化粧料であって、前記の乳化原液の必須成分
である界面活性剤のポリオキシエチレンソルビット脂肪
酸エステルを配合したことを特徴とする泡沫生成エアゾ
ール型透明毛髪化粧料を提供するものである。また、本
発明は、前記エアゾール耐圧容器が、透明容器であるこ
とを特徴とする前記泡沫生成エアゾール型透明毛髪化粧
料を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の泡沫エアゾール型透明毛
髪化粧料は、前記したようにエアゾール耐圧容器に、1
種もしくは、2種以上の液状油性成分と水性成分からな
る乳化した原液及び噴射剤とを充填させたものである。
先ず、本発明の毛髪化粧料の各成分を説明する。
【0008】本発明に係わる二層分離タイプの泡沫生成
エアゾール型透明毛髪化粧料は、界面活性剤であるポリ
オキシエチレンソルビット脂肪酸エステルが必須成分と
して含有される。また該ポリオキシエチレンソルビット
脂肪酸エステルとしては、特にエステル部位がモノ〜テ
トラの脂肪酸エステルであり、更には脂肪酸部位の脂肪
酸炭素数がC12〜C18のものが好適である。配合量
としては、0.01〜20重量%であり、好ましくは
0.1〜15%である。
【0009】本発明の毛髪化粧料における水性成分に用
いられる水性媒体としては、例えば水、低級アルコー
ル、及び水と低級アルコールとの混合物などがあげられ
る。
【0010】次に、本発明の毛髪化粧料において用いら
れる液状油性成分は、前記水性媒体に不溶なものであっ
て、特に傷んだ毛髪に対して優れた手触り感を付与する
成分である。このようなものとしては、ジメチルポリシ
ロキサンなどのシリコーンオイル、有機変性シリコーン
オイルなどのシリコーン誘導体の他に、ジメチルオクタ
ン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸オクチルドデ
シルなどのエステル油、流動パラフィン、流動イソパラ
フィン、動植物性スクワランなどの炭化水素化合物、オ
リーブ油、ホホバ油などの天然動植物油が挙げられる。
これらの中で、特に頭髪の仕上がり性の点で有機変性シ
リコーンオイルであるアミノエチルアミノプロピルメチ
ルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体が好適であ
る。透明の毛髪化粧料において、これらの液状油性成分
は、毛髪化粧料全量に対し、通常0.01〜30重量
%、好ましくは、0.5〜20重量%の範囲で配合され
る。この量が0.01重量%未満では所期の効果が十分
に発揮されないし、30%重量%を越えるとベタつきの
発現を免れない。
【0011】本発明の毛髪化粧料に用いられる噴射剤に
ついては、その種類は特に制限はなく、通常、泡沫生成
毛髪化粧料において使用されているものがいずれも用い
ることができる。具体的には、液化石油ガス、ジメチル
エーテルなどが用いられる。この噴射剤の使用量は、該
原液100重量部あたり、3.0〜30.0重量部の範
囲で用いられる。
【0012】本発明の毛髪化粧料における乳化原液及び
噴射剤の充填方法としては、特殊な充填装置を必要とし
ないため、どのような充填装置にも対応できるものであ
る。また、エアゾール耐圧容器に乳化原液と噴射剤とを
充填後、振り混ぜ(振とう)、再乳化を起こさせること
により、視覚的にも美麗な、二層分離タイプの泡沫生成
エアゾール型透明毛髪化粧料を提供することができる。
【0013】本発明の毛髪化粧料には、前述の必須成分
以外に、本発明の目的を損なわない範囲で、従来の毛髪
化粧料に慣用されている各種添加成分を、所望に応じ、
配合することができる。この添加成分としては、例えば
陽イオン性高分子樹脂、陰イオン性高分子樹脂、非イオ
ン性高分子樹脂、両性高分子樹脂等のセット用ポリマ
ー、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非
イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、グリセリンやプ
ロピレングリコールなどの多価アルコール、タンパク加
水分解物、クエン酸やコハク酸等の有機酸及びその塩、
グリシンやアラニン等のアミノ酸、殺菌剤、紫外線吸収
剤、高級アルコール、着色剤、香料、脂肪酸等が挙げら
れる。これらの添加成分は1種用いてもよいし、2種以
上を組み合わせて用いてもよい。
【0014】
【実施例】以下、この発明に係わるエアゾール型透明毛
髪化粧料の効果を実施例、比較例を挙げることにより、
一層明確にする。但し、この発明は以下の実施例により
限定されるものではない。各実施例、比較例において、
毛髪化粧料成分のエアゾール耐圧容器への充填は、乳化
原液を充填したのち、噴射剤を充填して行い、各スタイ
リングフォームを、調製した。尚、各成分の量は重量%
である。
【0015】実施例1〜6、比較例1〜4 表1、表2に示す毛髪化粧料を調製し、しっとり感、手
触りの良さ、及び製品の外観透明性を評価した。その結
果を同じく表1、表2に示した。 (1)しっとり感の評価基準 毛束(30cm,10g)をシャンプーで洗浄・すすぎ
をし、乾いた綿布で水分を取り、試料0.5gを塗布
し、櫛入れを十分に行う。更に25℃・65%RHの恒
温・恒湿室内で3時間風乾後、専門評価員10名により
下記基準に従い、官能にて評価した。 3点:試料未塗布の毛束に比べてかなりしっとりする 2点:試料未塗布の毛束に比べてややしっとりする 1点:試料未塗布の毛束とほとんど同じ
【0016】(2)手触りの良さの評価基準 前記のしっとり感の評価に用いた毛束について、専門評
価員10名により下記基準に従い、官能にて評価した。 3点:試料未塗布の毛束に比べてかなり手触りが良い 2点:試料未塗布の毛束に比べてやや手触りが良い 1点:試料未塗布の毛束とほとんど同じ 更に各々の試料について、評価点の加重平均を求め、下
記基準に従い表示した。 ◎:平均点が2.5以上 ○:平均点が2.0〜2.5未満 △:平均点が1.5〜2.0未満 ×:平均点が1.5未満
【0017】(3)製品の外観透明性 透明エアゾール耐圧容器に乳化原液及び、噴射剤を充填
した後の製品の外観を目視にて評価した。 ◎:透明 ○:やや濁っているがほぼ透明 △:やや濁っている ×:白濁
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】本発明の泡沫エアゾール型透明毛髪化粧
料は、界面活性剤としてポリオキシエチレンソルビット
脂肪酸エステルを配合することにより、困難であった白
濁した原液を透明な容器に充填して透明な二層分離の外
観を得ることができるものである。また、充填方法とし
て充填装置が特殊なものでなく、限られた装置でしか充
填が行われないことはないため、装置を選ばず充填でき
るという利点がある。本発明の毛髪化粧料は、毛髪に優
れたしっとり感、優れた手触りの良さを付与しうるもの
であるため、スタイリングフォーム剤やトリートメント
フォーム剤など、ヘアケアを重視した新しいエアゾール
型透明毛髪化粧料として好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC012 AC022 AC122 AC182 AC392 AC441 AC442 AC482 AD152 AD162 BB49 CC32 DD01 DD05 DD08 DD47 EE06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール耐圧容器が透明であり、1種
    もしくは、2種以上の液状油性成分と水性成分からなる
    原液及び噴射剤とを充填してなるエアゾール型透明毛髪
    化粧料であって、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸
    エステルを配合していることを特徴とする泡沫生成エア
    ゾール型透明毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 前記ポリオキシエチレンソルビット脂肪
    酸エステルのエステル部位がモノ〜ヘキサの脂肪酸エス
    テルである界面活性剤を配合していることを特徴とする
    請求項1記載の泡沫生成エアゾール型透明毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 前記ポリオキシエチレンソルビット脂肪
    酸エステルの脂肪酸部位の脂肪酸炭素数がC8〜C22
    の脂肪酸である界面活性剤を配合していることを特徴と
    する請求項1又は、2記載の泡沫生成エアゾール型透明
    毛髪化粧料。
  4. 【請求項4】 前記原液と噴射剤の充填比率が、該原液
    100重量部あたり3.0〜30.0重量部である請求
    項1〜3記載の泡沫生成エアゾール型透明毛髪化粧料。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273838A (ja) * 2005-03-01 2006-10-12 Lion Corp 毛髪化粧料
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JP2012046482A (ja) * 2010-07-30 2012-03-08 Daizo:Kk エアゾール組成物
KR20170117179A (ko) 2015-02-27 2017-10-20 도요 에어로졸 고교 가부시키가이샤 2 액 혼합형 에어로졸 제품
KR20170117526A (ko) 2015-02-27 2017-10-23 도요 에어로졸 고교 가부시키가이샤 2 액 혼합형 에어로졸 제품

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KR20170117526A (ko) 2015-02-27 2017-10-23 도요 에어로졸 고교 가부시키가이샤 2 액 혼합형 에어로졸 제품
US10159326B2 (en) 2015-02-27 2018-12-25 Toyo Aerosol Industry Co., Ltd. Two-liquid mixing-type aerosol product
US10435228B2 (en) 2015-02-27 2019-10-08 Toyo Aerosol Industry Co., Ltd. Two-liquid mixing-type aerosol product

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