JP2001026313A - スクレーパコンベヤ方法とその装置 - Google Patents

スクレーパコンベヤ方法とその装置

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JP2001026313A
JP2001026313A JP11201620A JP20162099A JP2001026313A JP 2001026313 A JP2001026313 A JP 2001026313A JP 11201620 A JP11201620 A JP 11201620A JP 20162099 A JP20162099 A JP 20162099A JP 2001026313 A JP2001026313 A JP 2001026313A
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small
scraping
scraper conveyor
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JP11201620A
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English (en)
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Tsutomu Shinoura
▲努▼ 篠浦
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Central Conveyor Co Ltd
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Central Conveyor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給された搬送物体が高
硬度の小塊等からなる場合に、スクレーパとスクレーパ
掻き取り面との間に、高硬度の小塊が研磨剤のように介
在し、スクレーパ掻き取り面を摩耗させ、損傷を与える
のを防止することのできるスクレーパコンベヤ方法とそ
の装置。 【解決手段】 供給される多数の小塊S
をスクレーパ1により掻き取り搬送するスクレーパコン
ベヤ方法とその装置において、供給される多数の小塊S
をスクレーパ1の掻き取り面と面一高さまで堆積し、堆
積した小塊層をスクレーパ掻き取り案内面としてその上
面に供給される多数の小塊Sをスクレーパ1により掻き
取り搬送することを特徴とするスクレーパコンベヤ方法
とその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクレーパコンベ
ヤ方法とその装置に関し、特には、搬送すべき物体がス
クレーパに摩耗をもたらす高硬度の小塊からなる場合に
適したスクレーパコンベヤ方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクレーパコンベヤ方法と装置
は、平面状のスクレーパ掻き取り面上に供給された搬送
物体をスクレーパーにより掻き取りながら搬送するもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、供給された
搬送物体が高硬度の小塊等からなる場合には、スクレー
パとスクレーパ掻き取り面との間に、高硬度の小塊が研
磨剤のように介在し、スクレーパ掻き取り面を摩耗さ
せ、損傷を与え、荒らしてしまい、耐久性が短くなる原
因となっていた。従って、このスクレーパコンベヤ装置
が、焼却炉等において溶融選別した溶融金属をジェット
噴射により水中に粉砕して沈降せしめた水砕メタルの搬
送装置のように、その設置場所が非常に過酷な設置条件
のところにあっては、交換、補修等が物理的、経済的に
非常に困難になる重大な課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、供給
される多数の小塊をスクレーパにより掻き取り搬送する
スクレーパコンベヤ方法において、供給される多数の小
塊をスクレーパの掻き取り面と面一高さまで堆積し、堆
積した小塊層をスクレーパ掻き取り案内面としてその上
面に供給される多数の小塊をスクレーパにより掻き取り
搬送することを特徴とするスクレーパコンベヤ方法を提
供するものである。上記の本発明に係るスクレーパコン
ベヤ方法によれば、供給される多数の小塊はスクレーパ
の掻き取り面と面一高さまで堆積し、堆積した小塊層を
スクレーパ掻き取り案内面としてその上面に供給される
多数の小塊をスクレーパにより掻き取り搬送することが
できるから、引き続きその上に供給される小塊はそのま
ま小塊面上をスクレーパにより円滑に搬送されることと
なり、スクレーパ及び、スクレーパが摺動するスクレー
パ掻き取り案内面を摩耗させることなく、損傷を与える
ようなことも少なくなり、優れた耐久性を発揮すること
となる。
【0005】また、本発明は、請求項1に記載のスクレ
ーパコンベヤ方法において、堆積する小塊層を接着剤に
より固化することを特徴とするスクレーパコンベヤ方法
を提供するものである。スクレーパ掻き取り案内面とな
る堆積する小塊層を接着剤により固化することにより、
強固で滑らかなスクレーパ掻き取り案内面を得ることが
でき、引き続きその上に供給される小塊はスクレーパに
より円滑に搬送されることとなる。また、本発明は、請
求項2に記載のスクレーパコンベヤ方法において、接着
剤がアスファルト系又はエポキシ樹脂系であることを特
徴とするスクレーパコンベヤ方法を提供するものであ
る。アスファルト系又はエポキシ樹脂系の接着剤によ
り、滑らか且つ強固なスクレーパ掻き取り案内面を得る
ことができる。
【0006】また、本発明は、請求項1乃至3のいずれ
かに記載のスクレーパコンベヤ方法において、供給され
る多数の小塊がスクレーパ案内面に摩耗をもたらす高硬
度の小塊からなることを特徴とするスクレーパコンベヤ
方法を提供するものである。供給される多数の小塊がス
クレーパ案内面に摩耗をもたらす高硬度の小塊からなる
場合でも、前述の如く、スクレーパと面一に高硬度の小
塊が堆積されているから、その上に供給され落下する小
塊はそのまま摩擦抵抗少なく小塊層面上を転がってスク
レーパにより円滑に搬送されることとなる。
【0007】また、本発明は、請求項4に記載のスクレ
ーパコンベヤ方法において、供給される多数の小塊が不
定形のメタル塊からなることを特徴とするスクレーパコ
ンベヤ方法を提供するものである。供給される多数の小
塊が不定形のメタル塊からなる場合でも、前述の如く、
スクレーパと面一に小塊が密集して堆積されているか
ら、その上に供給され落下する小塊はそのまま小塊層面
上を転がってスクレーパにより円滑に搬送されることと
なる。また、本発明は、請求項5に記載のスクレーパコ
ンベヤ方法において、供給される多数の小塊が水砕メタ
ル塊からなることを特徴とするスクレーパコンベヤ方法
を提供するものである。供給される多数の小塊が焼却炉
等において溶融選別した溶融金属をジェット噴射により
水中に粉砕して焼き入れを伴って沈降せしめた水砕メタ
ル塊からなる場合でも、前述の如く、スクレーパと面一
に小塊が密集して堆積されている上に供給され落下する
小塊は、そのまま摩擦抵抗なく小塊層面上を転がってス
クレーパにより円滑に搬送されることとなる。
【0008】また、本発明は、請求項1乃至6のいずれ
かに記載のスクレーパコンベヤ方法において、スクレー
パコンベヤが液中に設けてあることを特徴とするスクレ
ーパコンベヤ方法を提供するものである。スクレーパコ
ンベヤが液中に設けてあることにより、液中に落下沈降
する小塊を、スクレーパと面一に小塊が密集して堆積さ
れている小塊層の上面にてスクレーパにより円滑に搬送
することができる。また、本発明は、供給される多数の
小塊をスクレーパにより掻き取り搬送するスクレーパコ
ンベヤ装置において、スクレーパの掻き取り案内面とし
てスクレーパの掻き取り面と面一高さに小塊を堆積して
なる小塊堆積層を設けたことを特徴とするスクレーパコ
ンベヤ装置を提供するものである。本発明スクレーパコ
ンベヤ装置によれば、堆積した小塊堆積層をスクレーパ
掻き取り案内面としてその上面に供給される多数の小塊
をスクレーパにより掻き取り搬送することができるか
ら、引き続きその上に供給される小塊はそのまま小塊面
上をスクレーパにより円滑に搬送されることとなり、ス
クレーパ及び、スクレーパが摺動するスクレーパ掻き取
り案内面を摩耗させることなく、損傷を与えるようなこ
とも少なくなり、優れた耐久性を発揮することとなる。
【0009】また、本発明は、請求項8に記載のスクレ
ーパコンベヤ装置において、スクレーパの掻き取り面を
案内するスクレーパ掻き取り案内部材を設け、スクレー
パ掻き取り案内部材の側部に小塊をスクレーパの掻き取
り面と面一高さまで堆積可能な小塊堆積スペースを設け
たことを特徴とするスクレーパコンベヤ装置を提供する
ものである。上記の本発明スクレーパコンベヤ装置によ
れば、供給される多数の小塊はスクレーパ掻き取り案内
部材の側部に設けた小塊堆積スペースに落下堆積してい
き、小塊がスクレーパの掻き取り面と面一高さを越える
とスクレーパに掻き取られて搬送されることとなる。ま
た、小塊堆積スペースにスクレーパと面一に小塊が堆積
されている状態において、その上に供給され落下する小
塊はそのまま小塊層を摩擦することなく抵抗少なくなく
小塊面上を転がってスクレーパにより円滑に搬送される
こととなり、スクレーパ掻き取り案内部材のスクレーパ
掻き取り面を摩耗させ、損傷を与えるようなことは少な
くなり優れた耐久性を発揮することとなる。
【0010】また、本発明は、請求項9に記載のスクレ
ーパコンベヤ装置において、スクレーパ掻き取り案内部
材が小塊堆積スペースを隔てて並設した複数本のレール
からなることを特徴とするスクレーパコンベヤ装置を提
供するものである。並設した複数本のレールの間の小塊
堆積スペースに供給され落下する小塊がスクレーパと面
一に堆積して、その後落下する小塊を案内するから、摩
擦抵抗少なくスクレーパにより円滑に搬送されることと
なり、スクレーパ掻き取り面を摩耗させ、損傷を与える
ようなことは少なくなり優れた耐久性を発揮することと
なる。
【0011】また、本発明は、請求項9又は10に記載
のスクレーパコンベヤ装置において、スクレーパ掻き取
り案内部材を小塊堆積スペースに張設した形態で設けて
あることを特徴とするスクレーパコンベヤ装置を提供す
るものである。上記本発明によれば、供給される小塊が
小塊堆積スペースに落下し堆積してスクレーパと面一に
堆積するときには、小塊堆積スペースに張設したスクレ
ーパ掻き取り案内部材も堆積した小塊に周囲を支持さ
れ、スクレーパを強固に安定して案内することができ
る。また、本発明は、請求項11に記載のスクレーパコ
ンベヤ装置において、小塊堆積スペース上に張設したス
クレーパ掻き取り案内部材が、型材、棒材、レール、中
空材、又は、ピアノ線等の線材のいずれかからなること
を特徴とするスクレーパコンベヤ装置を提供するもので
ある。小塊堆積スペースに張設したスクレーパ掻き取り
案内部材は、その下面及び周囲を堆積した小塊に強固に
支持されることとなるから、スクレーパによる撓みを考
慮することなく型材、棒材、レール、中空材、又は、ピ
アノ線等の線材等を適宜に使用することができる。
【0012】また、本発明は、請求項8乃至12のいず
れかに記載のスクレーパコンベヤ装置において、スクレ
ーパ掻き取り案内部材が液中に設けてあることを特徴と
するスクレーパコンベヤ装置を提供するものである。ス
クレーパ掻き取り案内部材が液中に設けてあることによ
り、焼却炉等において溶融選別した溶融金属をジェット
噴射により水中に粉砕して焼き入れを伴って沈降せしめ
た水砕メタル塊を、小塊堆積スペースの小塊面上をスク
レーパにより円滑に搬送することができる。また、本発
明は、請求項8乃至13のいずれかに記載のスクレーパ
コンベヤ装置において、小塊堆積スペースに堆積する小
塊層を接着剤により固化することを特徴とするスクレー
パコンベヤ装置を提供するものである。小塊堆積スペー
スに堆積する小塊層を接着剤により固化することによ
り、平滑で強固なスクレーパ案内面を構成することがで
き、耐久性に優れたスクレーパコンベヤ装置を提供する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図示する実施例により、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1又は図2に記載
の実施例において、10は本発明に係るスクレーパコン
ベヤ装置で、図では省略した駆動装置により回転駆動さ
れる無端環状のチェーン11に両端部を連結されたスク
レーパ1が、装置基部2に小塊堆積スペース3を隔てて
並設した複数本のレールからなるスクレーパ掻き取り案
内部材5上を移動するように構成してある。4はコンベ
ヤ装置の側壁で、側壁4内に供給された小塊Sは、小塊
堆積スペース3内に収容され、スクレーパ1の掻き取り
面と面一高さまで堆積すると、図示の如く、小塊堆積ス
ペース3の最上部はスクレーパ1に押しならされてスク
レーパ掻き取り案内部材5の案内面6と同一高さの案内
面を構成し、その上に更に供給された小塊Sは、スクレ
ーパ1に掻き取られて搬送されることとなる。
【0014】この場合、小塊堆積スペース3内に収容さ
れ、スクレーパ1の掻き取り面と面一高さまで堆積した
小塊S層を、アスファルト、エポキシ樹脂等からなる接
着剤により固化し、強固で滑らかなスクレーパ案内面を
構成することができる。また、この場合、スクレーパコ
ンベヤ装置の設置現場以外の場所で、小塊堆積スペース
3内に収容された小塊層を接着剤により固化して強固で
滑らかなスクレーパ案内面を構成して、現場に搬入して
スクレーパコンベヤ装置のスクレーパ案内部材として設
置した構成にすることも勿論可能である。また、この場
合、搬送に差し支えがなければ、小塊堆積スペース3内
に収容された小塊Sと、コンベヤが搬送する小塊とが形
態、材質の異なる小塊であってもよい。
【0015】なお、図において、7は供給された小塊S
をチェーン11を避けて小塊堆積スペース3内又は上に
落下するように案内する落下案内板である。また、8は
チェーン11に伴って上方を復帰移動するスクレーパ1
を案内するガイド部材である。図3は、焼却炉等におい
て溶融選別した溶融金属を溶融炉9から湯道12を通し
て投下樋13から水槽14内に投下するに際し、ジェッ
ト噴射機構15からのジェット噴射16により溶融金属
を粉砕して水中に投下して、図4に記載のように、例え
ば、厚さ6mm、短径15mm、長径23mm程度の大
型の小塊S1から直径0.5mm程度の小型の小塊S2
のように、粒度が出湯直後は大きく後半になるにつれて
小さくなるような不定形の水砕メタル塊に粉砕して沈降
するようにした水槽14の底面に、本発明に係るスクレ
ーパコンベヤ装置10を設置した実施例を示すものであ
る。
【0016】この場合、水中に投下された小塊は焼き入
れされて、ロックウエル硬度(HRC)で67、ショア
硬度(HS)で95程度の高硬度となる。図3におい
て、ジェット噴射機構15は、ジェット供給源17、ジ
ェットジャケット18、噴射ノズル19からなる。22
はチェーン11のスプロケットである。図5は、他の実
施例におけるスクレーパコンベヤ装置20を示し、この
場合、側壁4及び内側壁21の構成は、図1及び図2の
実施例と同じであるが、スクレーパ掻き取り案内部材5
が小塊堆積スペース3に張設したに形態で設けてある。
スクレーパ掻き取り案内部材5は、図1及び図2の実施
例のようにレール断面形状でも、他の型材、棒材、中空
材等でも良いが、図5の実施例では、ピアノ線等の線材
で構成してある。
【0017】張設したスクレーパ掻き取り案内部材5の
下方は、小塊堆積スペース3が占めることとなるが、小
塊が堆積するにしたがって、スクレーパ掻き取り案内部
材5は堆積した小塊に囲まれて強固に保護されることと
なるから、スクレーパ1によるスクレーパ掻き取り案内
部材5の摩耗等を考慮することなく型材、棒材、レー
ル、中空材、又は、ピアノ線等の線材等のいずれをも使
用することが可能である。なお、本発明において、予
め、小塊堆積スペース3内に小塊Sを堆積してスクレー
パ掻き取り案内面とする構成、又は、小塊堆積層の表面
を接着剤で固化してスクレーパ掻き取り案内面とする構
成等の場合には、スクレーパ掻き取り案内部材5として
の型材、棒材、レール、中空材、又は、ピアノ線等の線
材等の構成は不要である。なお、この場合、スクレーパ
の掻き取り面と面一高さまで小塊堆積スペース3内に小
塊堆積層を設けるためのスクレーパの掻き取り面のレベ
ルを表示する部材としてピアノ線等を張設する構成にす
ることは可能である。
【0018】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係るスクレーパコ
ンベヤ方法によれば、供給される多数の小塊をスクレー
パにより掻き取り搬送するスクレーパコンベヤ方法にお
いて、供給される多数の小塊をスクレーパの掻き取り面
と面一高さまで堆積し、堆積した小塊層をスクレーパ掻
き取り案内面としてその上面に供給される多数の小塊を
スクレーパにより掻き取り搬送する構成を有することに
より、供給される多数の小塊はスクレーパの掻き取り面
と面一高さまで堆積し、堆積した小塊層をスクレーパ掻
き取り案内面としてその上面に供給される多数の小塊を
スクレーパにより掻き取り搬送することができる効果が
あり、引き続きその上に供給される小塊はそのまま小塊
面上をスクレーパにより円滑に搬送されることとなり、
スクレーパ及び、スクレーパが摺動するスクレーパ掻き
取り案内面を摩耗させることなく、損傷を与えるような
ことも少なく、優れた耐久性を発揮する効果がある。
【0019】また、本発明は、請求項1に記載のスクレ
ーパコンベヤ方法において、堆積する小塊層を接着剤に
より固化する構成を有することにより、強固で滑らかな
スクレーパ掻き取り案内面を得ることができ、引き続き
その上に供給される小塊はスクレーパにより円滑に搬送
される効果がある。また、本発明は、請求項2に記載の
スクレーパコンベヤ方法において、接着剤がアスファル
ト系又はエポキシ樹脂系である構成を有することによ
り、滑らか且つ強固なスクレーパ掻き取り案内面を得る
ことができる効果がある。また、本発明は、請求項1乃
至3のいずれかに記載のスクレーパコンベヤ方法におい
て、供給される多数の小塊がスクレーパ案内面に摩耗を
もたらす高硬度の小塊からなる構成を有する場合でも、
前述の如く、スクレーパと面一に高硬度の小塊が堆積さ
れているから、その上に供給され落下する小塊はそのま
ま摩擦抵抗少なく小塊層面上を転がってスクレーパによ
り円滑に搬送される効果がある。
【0020】また、本発明は、請求項4に記載のスクレ
ーパコンベヤ方法において、供給される多数の小塊が不
定形のメタル塊からなる構成を有する場合でも、前述の
如く、スクレーパと面一に小塊が密集して堆積されてい
るから、その上に供給され落下する小塊はそのまま小塊
層面上を転がってスクレーパにより円滑に搬送される効
果がある。また、本発明は、請求項5に記載のスクレー
パコンベヤ方法において、供給される多数の小塊が水砕
メタル塊からなる構成を有することにより、供給される
多数の小塊が焼却炉等において溶融選別した溶融金属を
ジェット噴射により水中に粉砕して焼き入れを伴って沈
降せしめた水砕メタル塊からなる場合でも、前述の如
く、スクレーパと面一に小塊が密集して堆積されている
上に供給され落下する小塊は、そのまま摩擦抵抗なく小
塊層面上を転がってスクレーパにより円滑に搬送される
効果がある。
【0021】また、本発明は、請求項1乃至6のいずれ
かに記載のスクレーパコンベヤ方法において、スクレー
パコンベヤが液中に設けてある構成を有することによ
り、液中に落下沈降する小塊を、スクレーパと面一に小
塊が密集して堆積されている小塊層の上面にてスクレー
パにより円滑に外部に搬送することができる効果があ
る。また、本発明に係るスクレーパコンベヤ装置によれ
ば、供給される多数の小塊をスクレーパにより掻き取り
搬送するスクレーパコンベヤ装置において、スクレーパ
の掻き取り案内面としてスクレーパの掻き取り面と面一
高さに小塊を堆積してなる小塊堆積層を設けた構成を有
することにより、堆積した小塊堆積層をスクレーパ掻き
取り案内面としてその上面に供給される多数の小塊をス
クレーパにより掻き取り搬送することができるから、引
き続きその上に供給される小塊はそのまま小塊面上をス
クレーパにより円滑に搬送されることとなり、スクレー
パ及び、スクレーパが摺動するスクレーパ掻き取り案内
面を摩耗させることなく、損傷を与えるようなことも少
なくなり、優れた耐久性を発揮する効果がある。
【0022】また、本発明に係るスクレーパコンベヤ装
置によれば、請求項8に記載のスクレーパコンベヤ装置
において、スクレーパの掻き取り面を案内するスクレー
パ掻き取り案内部材を設け、スクレーパ掻き取り案内部
材の側部に小塊をスクレーパの掻き取り面と面一高さま
で堆積可能な小塊堆積スペースを設けた構成を有するこ
とにより、供給される多数の小塊はスクレーパ掻き取り
案内部材の側部に設けた小塊堆積スペースに落下堆積し
ていき、小塊がスクレーパの掻き取り面と面一高さを越
えるとスクレーパに掻き取られて搬送されることとな
り、また、小塊堆積スペースにスクレーパと面一に小塊
が堆積されている状態において、その上に供給され落下
する小塊はそのまま小塊層を摩耗することなく抵抗少な
くなく小塊面上を転がってスクレーパにより円滑に搬送
されることとなり、スクレーパ掻き取り案内部材のスク
レーパ掻き取り面に損傷を与えるようなことは少なくな
り優れた耐久性を発揮する効果がある。
【0023】また、本発明は、請求項9に記載のスクレ
ーパコンベヤ装置において、スクレーパ掻き取り案内部
材が小塊堆積スペースを隔てて並設した複数本のレール
からなる構成を有することにより、並設した複数本のレ
ールの間の小塊堆積スペースに供給され落下する小塊が
スクレーパと面一に堆積して、その後落下する小塊を案
内するから、摩擦抵抗少なくスクレーパにより円滑に搬
送されることとなり、スクレーパ掻き取り面を摩耗さ
せ、損傷を与えるようなことは少なくなり優れた耐久性
を発揮する効果がある。また、本発明は、請求項9又は
10に記載のスクレーパコンベヤ装置において、スクレ
ーパ掻き取り案内部材を小塊堆積スペースに張設した形
態で設けてある構成を有することにより、供給される小
塊が小塊堆積スペースに落下し堆積してスクレーパと面
一に堆積するときには、小塊堆積スペースに張設したス
クレーパ掻き取り案内部材も堆積した小塊に周囲を支持
され、スクレーパを強固に安定して案内することができ
る効果がある。
【0024】また、本発明は、請求項11に記載のスク
レーパコンベヤ装置において、小塊堆積スペース上に張
設したスクレーパ掻き取り案内部材が、型材、棒材、レ
ール、中空材、又は、ピアノ線等の線材のいずれかから
なる構成を有することにより、その下面及び周囲を堆積
した小塊に強固に支持されることとなるから、スクレー
パによる撓みを考慮することなくこれら型材、棒材、レ
ール、中空材、又は、ピアノ線等の線材等を適宜に使用
することができる効果がある。また、本発明は、請求項
8乃至12のいずれかに記載のスクレーパコンベヤ装置
において、スクレーパ掻き取り案内面が液中に設けてあ
る構成を有することにより、焼却炉等において溶融選別
した溶融金属をジェット噴射により水中に粉砕して焼き
入れを伴って沈降せしめた水砕メタル塊を、小塊堆積ス
ペースの小塊面上をスクレーパにより円滑に搬送するこ
とができる効果がある。また、本発明は、請求項8乃至
13のいずれかに記載のスクレーパコンベヤ装置におい
て、小塊堆積スペースに堆積する小塊層を接着剤により
固化する構成を有することにより、平滑で強固なスクレ
ーパ案内面を構成することができ、耐久性に優れたスク
レーパコンベヤ装置を提供することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一実施例の要部の概略斜面図。
【図2】 その概略正面図。
【図3】 本発明装置の一実施形態を説明する概略側面
図。
【図4】 本発明の搬送すべき小塊の一実施例を示す概
略説明図。
【図5】 本発明装置の他の一実施例の要部の一部横断
概略平面図。
【符号の説明】
1 スクレーパ 2 装置基部 3 商魂堆積スペース 4 側壁 5 スクレーパ掻き取り案内部材 6 案内面 7 落下案内板 8 ガイド部材 9 溶融炉 10 スクレーパコンベヤ装置 11 チェーン 12 湯道 13 投下樋 14 水槽 15 ジェット噴射機構 16 ジェット噴射 17 ジェット供給源 18 ジェットジャケット 19 噴射ノズル 20 スクレーパコンベヤ装置 21 内側壁 22 スプロケット S 小塊

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される多数の小塊を
    スクレーパにより掻き取り搬送するスクレーパコンベヤ
    方法において、供給される多数の小塊をスクレーパの掻
    き取り面と面一高さまで堆積し、堆積した小塊層をスク
    レーパ掻き取り案内面としてその上面に供給される多数
    の小塊をスクレーパにより掻き取り搬送することを特徴
    とするスクレーパコンベヤ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスクレ
    ーパコンベヤ方法において、堆積する小塊層を接着剤に
    より固化することを特徴とするスクレーパコンベヤ方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスクレ
    ーパコンベヤ方法において、接着剤がアスファルト系又
    はエポキシ樹脂系であることを特徴とするスクレーパコ
    ンベヤ方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれ
    かに記載のスクレーパコンベヤ方法において、供給され
    る多数の小塊がスクレーパ案内面に摩耗をもたらす高硬
    度の小塊からなることを特徴とするスクレーパコンベヤ
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のスクレ
    ーパコンベヤ方法において、供給される多数の小塊が不
    定形のメタル塊からなることを特徴とするスクレーパコ
    ンベヤ方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のスクレ
    ーパコンベヤ方法において、供給される多数の小塊が水
    砕メタル塊からなることを特徴とするスクレーパコンベ
    ヤ方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれ
    かに記載のスクレーパコンベヤ方法において、スクレー
    パコンベヤが液中に設けてあることを特徴とするスクレ
    ーパコンベヤ方法。
  8. 【請求項8】 供給される多数の小塊を
    スクレーパにより掻き取り搬送するスクレーパコンベヤ
    装置において、スクレーパ掻き取り案内面としてスクレ
    ーパの掻き取り面と面一高さに小塊堆積層を設けたこと
    を特徴とするスクレーパコンベヤ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のスクレ
    ーパコンベヤ装置において、スクレーパの掻き取り面を
    案内するスクレーパ掻き取り案内部材を設け、スクレー
    パ掻き取り案内部材の側部に小塊をスクレーパの掻き取
    り面と面一高さまで堆積可能な小塊堆積スペースを設け
    たことを特徴とするスクレーパコンベヤ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のスクレ
    ーパコンベヤ装置において、スクレーパ掻き取り案内部
    材が小塊堆積スペースを隔てて並設した複数本のレール
    からなることを特徴とするスクレーパコンベヤ装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載
    のスクレーパコンベヤ装置において、スクレーパ掻き取
    り案内部材を小塊堆積スペースに張設した形態で設けて
    あることを特徴とするスクレーパコンベヤ装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のスク
    レーパコンベヤ装置において、小塊堆積スペース上に張
    設したスクレーパ掻き取り案内部材が、型材、棒材、レ
    ール、中空材、又は、ピアノ線等の線材のいずれかから
    なることを特徴とするスクレーパコンベヤ装置。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至12のいず
    れかに記載のスクレーパコンベヤ装置において、スクレ
    ーパ掻き取り案内面が液中に設けてあることを特徴とす
    るスクレーパコンベヤ装置。
  14. 【請求項14】 請求項8乃至13のいず
    れかに記載のスクレーパコンベヤ装置において、小塊堆
    積スペースに堆積する小塊を接着剤により固化すること
    を特徴とするスクレーパコンベヤ装置。
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