JP2001026308A - レンタル品回収検出装置 - Google Patents

レンタル品回収検出装置

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JP2001026308A
JP2001026308A JP20293799A JP20293799A JP2001026308A JP 2001026308 A JP2001026308 A JP 2001026308A JP 20293799 A JP20293799 A JP 20293799A JP 20293799 A JP20293799 A JP 20293799A JP 2001026308 A JP2001026308 A JP 2001026308A
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antenna
rental
antenna coil
unit
box
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JP20293799A
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Takashi Moriuchi
孝 森内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンタル品が煩雑な状態に置かれていても、
それら全てのレンタル品の識別媒体と良好に通信するこ
とができる。 【解決手段】 検出箱24の6面に、送信アンテナ用コ
イル25a〜25fと受信アンテナ用コイル26a〜2
6fを設ける。検出箱24内には、回収したレンタル品
を入れた通い箱を収納する。このレンタル品には電波に
よって通信可能なIDタグが設けられている。通い箱内
に入れられたレンタル品を検出するには、検出箱24の
送信アンテナ用コイル25a〜25fと受信アンテナ用
コイル26a〜26fとを各面毎に順次有効化して行
く。すると、検出箱24側から送信される電波の方向が
変化するので、IDタグはいずれかの面の送信アンテナ
用コイルおよび受信アンテナ用コイルと通信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は貸与先から回収した
レンタル品を正確に検出できるようにしたレンタル品回
収検出装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】物品のレンタル業のう
ちには、衣類、例えば病院の医師や看護婦が着用する制
服、或いはホテルで従業員が着用する制服を貸与するリ
ネンサプライ業がある。そのシステムは、病院やホテル
などの貸与先に制服を貸し出し、それが汚れたら回収し
てクリーニングし、再び貸与先に貸し出すというもので
ある。
【0003】このようなリネンサプライ業において、回
収した制服を通い箱に入れて搬送することがある。使用
後の制服は汚れ物として煩雑に取り扱われるから、1着
ずつ検品することは手間がかかるので、貸与先で回収し
た制服の確認を行わないことが多い。そのため、後で貸
与先との間で貸し借りの不一致が発生し、トラブルの原
因になったりする。
【0004】この問題を解消するために、制服に非接触
で読取りができるIDタグ(識別媒体)を取り付け、制
服を回収したとき、リーダライタによりIDタグから識
別情報を読取って回収した制服を特定することが考えら
れている。このIDタグシステムでは、識別情報は電波
信号により送受されるが、その電波は周波数からして磁
界の性質が強いため、送受信用のアンテナとしてはコイ
ルが用いられる。
【0005】このため、IDタグとリーダライタとは、
一方のアンテナ用コイルから発せられる磁束が他方のア
ンテナ用コイルに鎖交する関係にないと通信できない。
このように、IDタグは通信に関して指向性があるた
め、通い箱に回収した制服が煩雑に入れられていると、
IDタグの向きとリーダライタのアンテナの向きとの関
係で通信できないIDタグが出てくるようになり、通い
箱に収納された全ての制服のIDタグと通信することが
難しく、回収した制服を正確に検出することが難しい。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、レンタル品が煩雑な状態に置かれてい
ても、それら全てのレンタル品の識別媒体と良好に通信
することができるレンタル品回収検出装置を提供するに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1の発明は、レンタル品に付され、識別情報
を記録した識別媒体と、この識別媒体から識別情報を取
得して回収したレンタル品を特定する検出手段とを具備
し、前記識別媒体および検出手段は電波による通信を行
うためのアンテナ用コイルを有し、そのうち前記検出手
段のアンテナ用コイルは、アンテナ装着体に向きを異な
らせて設けられた複数のアンテナ用コイルから構成され
ていることを特徴とするものである。
【0008】検出手段は複数のアンテナ用コイルを有
し、それらアンテナ用コイルは向きが異なるように設け
られているので、レンタル品が煩雑に置かれた状態にな
っていても、識別媒体のアンテナ用コイルは、検出手段
側のアンテナ用コイルのいずれかと通信できるようにな
る。
【0009】請求項2の発明は、アンテナ装着体を四角
箱形に形成してその6面にアンテナ用コイルを装着した
ので、通い箱にレンタル品を収納したままでそれらのレ
ンタル品の識別媒体と通信できる。
【0010】請求項3の発明は、アンテナ装着体はほぼ
コ字形に形成されてその3面にアンテナ用コイルを装着
した2個の単位装着体からなり、それら2個の単位装着
体は互いに直交する状態に設けられ、識別媒体のアンテ
ナ用コイルと2個の単位装着体のアンテナ用コイルと
は、回収されたレンタル品が各単位装着体の内側を通る
際に通信するように構成されていることを特徴とするも
のである。この構成によれば、回収したレンタル品を回
収後処理のために例えばコンベアによって搬送する途中
でそれらの識別媒体と通信することができる。
【0011】請求項4の発明は、レンタル品に付され、
識別情報を記録した識別媒体と、この識別媒体から識別
情報を取得して回収したレンタル品を特定する検出手段
とを具備し、識別媒体および検出手段は電波による通信
を行うためのアンテナ用コイルを有し、そのうち検出手
段のアンテナ用コイルは、回収されたレンタル品の周り
を移動するアンテナ装着体に設けられていることを特徴
とするものである。この構成によれば、アンテナ用コイ
ルの向きが無段階に変わるので、より一層正確に回収し
たレンタル品を検出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をリネンサプライ業
に適用した第1実施例につき図1〜図9を参照しながら
説明する。まず、リネンサプライ業者の組織には、営業
部門、集配部門、工場部門、倉庫部門などが含まれる。
営業部門は病院、ホテルなどの制服の貸与先からの制服
の貸し出しの受け付けなどを行う。集配部門は貸与先か
らレンタル品である制服を回収したり、クリーニングさ
れた制服を貸与先へ配送したりする。工場部門は貸与先
から回収した制服をクリーニングしたり、ほころびなど
を修繕したりする。倉庫部門はクリーニングされた制服
を倉庫に格納し保管したり、新品の制服を予備として保
管したり、集配部門に貸与先に配送する制服を供給した
りする。
【0013】このリネンサプライ業者が病院やホテルな
どに貸与する制服1には、図9に示すように、識別媒体
としてのIDタグ2が付されている。このIDタグ2は
小型で薄型のシート状に形成され、袋に入れられて制服
1の目立たない裾の裏側などに縫い付けられている。
【0014】前記集配部門の担当者は、集配車により客
先を訪問し、図8に示すような使用済み制服1を通い箱
3に収納された回収する。集配車には、図6に示すレン
タル品回収検出装置4を搭載しており、回収した制服1
をこの検出装置4によって検出できるようにしている。
【0015】上記のIDタグ2とレンタル品検出装置4
とは、電波による通信を行うもので、ここで両者の電気
的構成について説明する。まず、図7はIDタグ2の電
気的構成を示すもので、同図において、IDタグ2は、
電波信号を送受信するためのアンテナ用コイル5と、共
振コンデンサ6と、制御用IC7と、平滑部8とを備え
ている。制御用IC7は、制御手段としてのMPU(マ
イクロプロセッサユニット)9の他、整流部10、変復
調部11、メモリ部12などを構成する半導体素子をワ
ンチップ化したものである。この場合、メモリ部12
は、動作プログラマブルを記憶したROMと、一時記憶
用として消去可能な不揮発性メモリ、例えばEEPRO
Mとを有している。また、平滑部8は、図示はしないが
平滑コンデンサ、ツェナーダイオードなどを有してい
る。ここで、メモリ部12には、識別番号、制服1の
型、男用女用の別、サイズ、色、貸与日などの各種デー
タが記憶されている。
【0016】そして、上記アンテナ用コイル5は、共振
コンデンサ6と並列に接続されて共振回路を構成し、レ
ンタル品検出装置4などの外部機器から所定の高周波数
の電力用電波信号が送信されてくると、これを受信して
整流部10に供給する。整流部10は、平滑部8と共に
動作用電源回路を構成するもので、共振回路から送信さ
れてきた電力用電波信号を整流し、平滑部8により平滑
化し且つ一定電圧の直流電力(動作用電力)にしてMP
U9などに供給する。
【0017】レンタル品検出装置4から送信されてくる
データなどの信号は、電力用電波信号に重畳して送信さ
れるようになっており、その信号は変復調部11により
復調されてMPU9に与えられる。MPU9は、メモリ
部12のROMに記憶された動作プログラムに従って動
作するもので、変復調部11から入力される信号に応じ
た処理を実行し、受信したデータをメモリ部12のEE
PROMなどの消去可能な不揮発メモリに書き込んだ
り、メモリ部12からデータを読み出して変復調部11
により変調し、アンテナ用コイル5から電波信号として
送信したりする。
【0018】一方、レンタル品検出装置4は図6に示す
ように、制御手段としてのMPU13、送信アンテナ部
14に接続された送信部15、受信アンテナ部16に接
続された受信部17、プログラムなどを記憶したROM
18、データなどを一時記憶するRAM19を備えてい
る。このレンタル品検出装置4には、入出力(I/O)
部20を介して操作部21、表示部22、プリンタ23
などが接続されている。
【0019】レンタル用検出装置4は、IDタグ2と通
信する場合、まず、キャリア信号を送信部15で変調し
て電力用電波信号として送信アンテナ部14から送信
し、その後、送信すべきデータをその電力用電波信号に
重畳するように送信部15で変調して送信アンテナ部1
4から送信する。IDタグ2から送信された電波信号に
ついては、これを受信アンテナ部16で受信し、受信部
17で復調してデータとして弁別する。そして、MPU
13は、受信部17で復調したデータをRAM19に記
憶する。
【0020】さて、レンタル品検出装置4の送信アンテ
ナ部14および受信アンテナ部16はそれぞれ複数、例
えば6個ずつの送信アンテナ用コイル25a〜25fお
よび受信アンテナ用コイル26a〜26fから構成され
ている。これら送信アンテナ用コイル25a〜25fお
よび受信アンテナ用コイル26a〜26fは、図1に示
すアンテナ装着体としての四角い検出箱24の6面に1
個ずつ1組にして装着されている。この検出箱24は内
部に前記通い箱3を収容できる大きさに形成され、その
上面部は通い箱3の出し入れのために開閉可能となって
いる。
【0021】図2は検出箱24の6面のうち、上面に装
着された送信アンテナ用コイル25aと受信アンテナ用
コイル26aを示すもので、送信アンテナ用コイル25
aと受信アンテナ用コイル26aとは共に矩形状に形成
され、送信アンテナ用コイル25aが外周側となるよう
にして装着されている。検出箱24の他の5面に装着さ
れた送信アンテナ用コイル25b〜25fと受信アンテ
ナ用コイル26b〜26fも、図2と同様の形態で装着
されている。なお、図2では、各コイル25a,26a
の巻回数は1回であるかのように示してあるが、実際に
は多数回巻かれているものである。
【0022】図6に示すように、送信アンテナ用コイル
25a〜25fと受信アンテナ用コイル26a〜26f
の両端のうち、一端側はそれぞれ送信部15および受信
部17に直接的に接続され、他端側はリレー27a〜2
7fおよび28a〜28fを介して送信部15および受
信部17に接続されている。そして、それらリレー27
a〜27fおよび28a〜28fはデコーダ29a〜2
9fによりオンオフ制御される。
【0023】上記の各デコーダ29a〜29fには、レ
ンタル品検出装置4の選択信号発生回路30からの選択
信号が与えられるようになっている。この選択信号は、
検出箱24の6面に装着された送信アンテナ用コイル2
5a〜25fと受信アンテナ用コイル26a〜26fの
うちから、いずれか1組の送信アンテナ用コイルと受信
アンテナ用コイルとを選択するためのものである。
【0024】すなわち、各デコーダ29a〜29fに
は、それぞれ固有の番号が割り当てられており、選択信
号発生回路30からいずれかの番号を選択信号として送
信すると、その送信された番号のデコーダが動作して送
信アンテナ用コイルと受信アンテナ用コイルの両リレー
をオンするようになっている。
【0025】ここで、送信アンテナ用コイル25a〜2
5fの通信可能範囲,すなわちIDタグ2が電力用電波
を受けた時、IDタグ2の制御用IC7が動作できる程
度の大きさの電力を受けることができる範囲は、図4
(a)および(b)に例示するように、コイル辺の間隔
などによって異なるが、検出箱24の互いに対向する2
面、上面と下面、左側面と右側面、前面と後面に装着さ
れた2個ずつの送信アンテナ用コイルの通信可能範囲は
それぞれの半分ずつとなるように構成されている。例え
ば、図3に示すように、検出箱24の左側面と右側面と
の装着された送信アンテナ用コイル25cおよび25d
の通信可能範囲は、図3にそれぞれの通信可能範囲をA
およびBで示すように通い箱24内の半分ずつとなるよ
うに構成されているのである。
【0026】次に上記構成の作用を説明する。制服1の
貸与先には、通い箱3が備え付けられており、使用済み
の制服1は通い箱3内に入れられる。集配部門の担当者
は、集配車により客先を訪問し、クリーニング済みの制
服1を収納した通い箱3を使用済みの制服1が入ってい
る通い箱3と交換する。このとき、クリーニング済み制
服1を収納した通い箱3と共にレンタル品検出装置4を
貸与先に搬入し、使用済み制服1が入っている通い箱3
を検出箱24内に収納する。
【0027】そして、操作部21のスタートスイッチを
操作する。すると、MPU13の制御下で、送信部が電
力用信号とこの電力用信号に重畳するデータ信号を送信
アンテナ部14に送ると共に、選択信号発生回路30が
選択信号を所定の時間間隔で送信する。これにより、デ
コーダ29a〜29fは所定の時間間隔で順次動作し、
リレー27a〜27fおよび28a〜28fを順次オン
してゆく。すると、検出箱24の6面に装着された送信
アンテナ用コイル25b〜25fおよび受信アンテナ用
コイル36b〜36fが1面ずつ順次有効化され、そし
て、有効化された送信アンテナ用コイルは送信部15か
らの電力用信号およびデータ信号を電波信号として送信
する。
【0028】ところで、検出箱24内には多数の使用済
みの制服1が煩雑に入れられているから、各制服1のI
Dタグ2のアンテナ用コイル5の向きはまちまちであ
る。一方、レンタル品検出装置4から送信される電波信
号は、その電波信号を出力する送信アンテナ用コイルが
上、下、左、右、前、後と変化するので、IDタグ2の
アンテナ用コイル5はいずれかの送信アンテナ用コイル
から送信される電波信号を受信する(送信アンテナ用コ
イルの磁束と鎖交する)ようになる。
【0029】例えば、図5に示すような状態にIDタグ
2のアンテナ用コイル5があったとする。すると、その
アンテナ用コイル5は、同図(a)に示すように、検出
箱24の右側面の送信アンテナ用コイル25dの磁力線
Lおよび上面の送信アンテナ用コイル25aの磁力線L
とほぼ平行となっていて、それら送信アンテナ用コイル
25dおよび25aの磁力線Lとは鎖交しないので、I
Dタグ2は動作しない。
【0030】しかしながら、そのIDタグ2のアンテナ
用コイル5に対しては、図5(b)に示すように後面の
送信アンテナ用コイル25fの磁力線Lが鎖交するよう
になるので、当該上面の送信アンテナ用コイル25fか
ら電波信号が発せられる時、そのIDタグ2は動作し、
識別番号などのID情報を送信する。そして、IDタグ
2から送信された電波は、上面の受信アンテナ用コイル
26fに受信される。
【0031】このようにして、検出箱24内に入れられ
た制服1のIDタグ2は、順次有効化される送信アンテ
ナ用コイル25a〜25fおよび受信アンテナ用コイル
26a〜26fのいずれかと通信するようになるので、
制服1が煩雑に入れられていても、その制服1のIDタ
グ2と通信できる。従って、検出箱24内に入れられた
制服1の全てを検出することができ、その検出後、結果
をプリンタ23により印刷すれば、貸与先の確認を取る
ことができ、貸し借りのトラブル発生を防止できる。
【0032】図10は本発明の第2実施例を示す。この
実施例では、レンタル品検出装置31は工場部門の入荷
部に設けられている。このレンタル品検出装置31の主
体たるアンテナ装着体は、ほぼコ字形に形成された第1
および第2の検出ゲート32および33から構成され、
第1の検出ゲート32の3面にそれぞれ送信アンテナ用
コイル34a〜34cと受信アンテナ用コイル35a〜
35cを装着し、第2の検出ゲート33の3面にそれぞ
れ送信アンテナ用コイル34d〜34fと受信アンテナ
用コイル35d〜35fを装着している。そして、第1
および第2の検出ゲート32および33は、離れた位置
に互いの直交する状態に配設され、その内側を互いに直
交状態に設けられた第1および第2のコンベア36およ
び37が通されている。なお、第1および第2の検出ゲ
ート32および33の上面の送信アンテナ用コイル35
a,35dは、通い箱24の下面までを通信可能範囲と
している。
【0033】この実施例では、通い箱3を第1のコンベ
ア36によって搬送し、通い箱3が第1の検出ゲート3
2に下を通過するとき、該第1の検出ゲート32に設け
られた送信アンテナ用コイル34a〜34cおよび受信
アンテナ用コイル35a〜35cを順次有効化し、その
後、通い箱3を第1のコンベア36から第2のコンベア
37に移す。このとき通い箱3はその姿勢(向き)を変
えずに、つまり通い箱24が第1の検出ゲート31を通
過するとき左右両側面であった面が第2の検出ゲート3
2を通過するとき前後両面となるように第2のコンベア
37に移すものである。そして、通い箱3が第2の検出
ゲート33の下を通過するとき、該第2の検出ゲート3
3に設けられた送信アンテナ用コイル34d〜34fお
よび受信アンテナ用コイル35d〜35fを順次有効化
する。
【0034】すると、前記第1実施例と同様にして、送
信アンテナ用コイル34d〜34fのうちの少なくとも
1個が発する磁力線と通い箱3内に入れられた制服1の
IDタグ2のアンテナ用コイル5と鎖交するようになる
ので、通い箱3内に入れられた制服1を検出することが
できる。
【0035】図11は本発明の第3実施例を示す。この
実施例では、前記第2実施例と同様にレンタル品検出装
置38は工場部門の入荷部に設けられている。このレン
タル品検出装置38の主体たるアンテナ装着体は、平板
状に形成された第1および第2の検出板39および40
から構成されている。この第1および第2の検出板39
および40には、第1および第2の送信アンテナ用コイ
ル41aおよび41bと第1及び第2の受信アンテナ用
コイル42aおよび42bが設けられている。
【0036】これら第1および第2の検出板39および
40は、直交状態に設けられた第1および第2のコンベ
ア43および44を跨ぐように配設された半円状の第1
および第2のレール45および46に沿って往復移動で
きるようになっている。
【0037】この実施例では、通い箱3を第1のコンベ
ア43によって搬送し、通い箱3が第1のレール45内
を通過するとき、第1の送信アンテナ用コイル41aか
ら電波を送信しながら第1の検出板39を第1のレール
45に沿って往復移動させる。その後、通い箱3を第1
のコンベア43から第2のコンベア44にその姿勢を変
えずに移す。そして、通い箱3が第2のレール46内を
通過するとき、第2の送信アンテナ用コイル41bから
電波を送信しながら第2の検出板40を第2のレール4
6に沿って往復移動させる。
【0038】このようにすると、第1および第2の送信
アンテナ用コイル41aおよび41bの向きが無段階に
変化する状態となるので、より一層正確に通い箱3内の
制服1を検出することができる。
【0039】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは
変更が可能である。検出箱24内に回収する制服1を直
接投入するようにしても良い。検出板30,40は通い
箱3の周りを1周するものであっても良い。コンベア3
6,37,43,44上に制服1を直接載せて搬送する
ようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す検出箱の斜視図
【図2】検出箱の一面の送信および受信の両アンテナ用
コイルの配置図
【図3】検出箱の対向両面の送信アンテナ用コイルの通
信範囲を示す断面図
【図4】送信アンテナ用コイルのコイル辺の対向間隔に
よる通信範囲の違いを示す図
【図5】作用を説明するために検出箱内の磁力線を示す
【図6】レンタル品検出装置の電気的構成を示すブロッ
ク図
【図7】IDタグの電気的構成を示すブロック図
【図8】通い箱の斜視図
【図9】制服の正面図
【図10】本発明の第2実施例を示す検出ゲートの斜視
【図11】本発明の第3実施例を示す検出板の斜視図
【符号の説明】
図中、1は制服(レンタル品)、2はIDタグ(識別媒
体)、3は通い箱、4はレンタル品検出装置、5はアン
テナ用コイル、24は検出箱(アンテナ装着体)、25
a〜25fは送信アンテナ用コイル、26a〜26fは
受信アンテナ用コイル、27a〜27f,28a〜28
fはリレー、32,33は第1,第2の検出ゲート(ア
ンテナ装着体)、34a〜34fは送信アンテナ用コイ
ル、35a〜35fは受信アンテナ用コイル、36,3
7は第1,第2のコンベア、39,40は第1,第2の
検出板(アンテナ装着体)、41は送信アンテナ用コイ
ル、42は受信アンテナ用コイル、43,44は第1,
第2のコンベア、45,46は第1,第2のレールであ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンタル品に付され、識別情報を記録し
    た識別媒体と、 この識別媒体から識別情報を取得して回収したレンタル
    品を特定する検出手段とを具備し、 前記識別媒体および検出手段は電波による通信を行うた
    めのアンテナ用コイルを有し、 そのうち前記検出手段のアンテナ用コイルは、アンテナ
    装着体に向きを異ならせて設けられた複数のアンテナ用
    コイルから構成されていることを特徴とするレンタル品
    回収検出装置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナ装着体は四角箱形に形成さ
    れてその6面に前記アンテナ用コイルを装着してなり、
    前記識別媒体のアンテナ用コイルと当該アンテナ装着体
    のアンテナ用コイルとは、前記箱形のアンテナ装着体の
    内側に前記回収されたレンタル品を入れた状態で通信す
    ることを特徴とする請求項1記載のレンタル品回収検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ装着体はほぼコ字形に形成
    されてその3面に前記アンテナ用コイルを装着した2個
    の単位装着体からなり、それら2個の単位装着体は互い
    に直交する状態に設けられ、前記識別媒体のアンテナ用
    コイルと前記2個の単位装着体のアンテナ用コイルと
    は、回収されたレンタル品が前記各単位装着体の内側を
    通る際に通信するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のレンタル品回収検出装置。
  4. 【請求項4】 レンタル品に付され、識別情報を記録し
    た識別媒体と、 この識別媒体から識別情報を取得して回収したレンタル
    品を特定する検出手段とを具備し、 前記識別媒体および検出手段は電波による通信を行うた
    めのアンテナ用コイルを有し、 そのうち前記検出手段のアンテナ用コイルは、前記回収
    されたレンタル品の周りを移動するアンテナ装着体に設
    けられていることを特徴とするレンタル品回収検出装
    置。
JP20293799A 1999-07-16 1999-07-16 レンタル品回収検出装置 Pending JP2001026308A (ja)

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