JP2001134729A - 識別無線タグとその関連装置およびそれらを用いたシステム - Google Patents

識別無線タグとその関連装置およびそれらを用いたシステム

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JP2001134729A
JP2001134729A JP31762599A JP31762599A JP2001134729A JP 2001134729 A JP2001134729 A JP 2001134729A JP 31762599 A JP31762599 A JP 31762599A JP 31762599 A JP31762599 A JP 31762599A JP 2001134729 A JP2001134729 A JP 2001134729A
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identification wireless
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tag
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Seiichiro Tamai
誠一郎 玉井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を識別する識別手段としてのバーコード
の場合には、折れ曲がったり、汚染されたりして読み取
りが正確でなかった。また無線タグを用いた場合には、
多くのタグを識別する方法が無かった。 【解決手段】 識別無線タグとして、コイル8とコンデ
ンサ9からなるLC共振回路と、通信を行うとき複数の
信号から混信せず個別の信号を識別させる衝突防止手段
としての共振周波数設定回路12、タイムスロット設定
回路13および符号化データ設定回路14と、個別の信
号の識別データを記憶させておくメモリ回路17および
各回路を制御するコントロール回路18とを備え、周波
数と時間帯および符号化により識別データを識別するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品、商品あるい
は人物の識別や管理に利用する識別手段、特に識別数を
増加させ、多数のタグほぼ同時に読み取れる識別無線タ
グとその関連装置およびそれらを用いたシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】物品を識別するものとして従来バーコー
ドを用いるシステムがあった。これは物品にバーコード
を添付したり、物品の風袋にバーコードを印刷し、レジ
で光学読み取り器でバーコードを読み取り、物品の価格
や商品名を識別するとともに、そのデータをもとに販売
量、在庫、物流等を管理するものであった。
【0003】しかしこのシステムでは、人手により光学
読み取り器でいちいちバーコード上をスキャンするか、
バーコード上に当てて情報を読み込まなければならない
ため、読み取りの方向性や操作性に限界があり、作業効
率が非常に悪かった。
【0004】そのため物品を自動的に識別するシステム
として、無線タグを用いるものがあった。この例とし
て、無線タグを物品や商品に添付し、無線にて無線タグ
からの送信の有無を識別して万引き等を防止をするもの
がある。その代表例を図5に示し、簡単に説明する。
【0005】無線タグ1はコイル(L)2とコンデンサ
(C)3とからなるLC共振回路で構成され商品に添付
されている。
【0006】一方、無線タグ読み取り装置(リーダ)4
は、無線タグ1に共振する周波数のコイル(L)5とコ
ンデンサ(C)6とからなるLC共振回路と、電波を送
受信する通信回路や、無線タグ1からの共振によるエコ
ー電波の有無を識別する識別回路等を備えたコントロー
ル回路7とで構成され、商店のゲート近傍に設置されて
いる。
【0007】次に、このシステムの動作を説明する。
【0008】無線タグ1が付いた商品を持ってレジで精
算すると、無線タグ1を商品から剥がすか、または無線
タグ1の回路を強い電磁波を照射したり物理的手段によ
って切断等して共振回路を破壊する。この状態で商店の
ゲートを通過してもリーダ4は何らかの変化を示さな
い。
【0009】一方、レジで商品の精算をせず商店のゲー
トを通過すると、商品には無線タグ1が付けられている
ため、リーダ4から放射された電波は、無線タグ1のL
C共振器で共振し、エコー電波としてリーダ4で受信さ
れ、コントロール回路7で検知して警報を発する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このシステムでは、多
数の商品に同じ共振周波数の共振器を取り付け、無線タ
グ1を商品が存在するかどうかの有無の識別しかできな
い、1ビットの情報量しかないため、商品の個別の識別
ができないので販売量の統計や在庫管理ができなかっ
た。
【0011】本発明は、バーコードシステムが持ってい
る読み取りの欠陥をなくし、かつ万引き防止用のタグの
ように有無によるだけの識別でなく、個々の商品の識別
を可能にし、非接触にて同時に多数の商品の読み取りが
できる識別無線タグとその関連装置およびそれらを用い
たシステムを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る識別無線タグは、コイルとコンデンサとからなるLC
共振回路と、通信を行うとき複数の信号から混信せず個
別の信号を識別させる衝突防止手段と、個別の信号の識
別データを記憶させておく情報記憶手段および各手段を
制御する制御手段を備えたものである。
【0013】これにより、識別無線タグに信号を識別す
る識別衝突防止手段を設けているため、情報記憶手段に
記憶された識別データを混信させることなく識別無線タ
グ読み取り装置に送信することができるので、多数の識
別できる識別無線タグを形成することができる。
【0014】本発明の請求項2に係わる識別無線タグ
は、衝突防止手段が、LC共振回路の共振周波数を個別
に設定する共振周波数設定手段であるものである。
【0015】これにより、識別無線タグごとに共振周波
数が変えてあるので複数の通信から周波数の選択がで
き、1つの通信を識別することができるので通信の衝突
を防止することができる。
【0016】本発明の請求項3に係わる識別無線タグ
は、衝突防止手段が、電波を受信してから信号を送信す
るまでの時間帯を個別に設定する時間帯設定手段である
ものである。
【0017】これにより、識別無線タグごとに時間帯が
変えてあるので複数の通信から時間帯の選択ができ、1
つの通信を識別することができるので通信の衝突を防止
することができる。
【0018】本発明の請求項4に係わる識別無線タグ
は、衝突防止手段が、送信信号に符号を重ねる符号化設
定手段であるものである。
【0019】これにより、符号化されているので複数の
通信から逆拡散処理により、1つの通信を識別すること
ができ、通信の衝突を防止することができる。
【0020】本発明の請求項5に係わる識別無線タグ
は、衝突防止手段が、請求項2、3または4に記載の衝
突防止手段のいずれか2つ以上を用いたものである。
【0021】これにより、複数の衝突防止手段を用いて
いるので通信を識別する組み合わせを非常に多くとるこ
とができ、多数の識別無線タグを使用することができ
る。
【0022】本発明の請求項6に係わる識別無線タグ
は、バーコードまたは2次元コードをコード化した識別
データが情報記憶手段に格納されたものである。
【0023】これにより、識別データとして通常用いら
れているバーコードまたは2次元コードを用いているの
で、後処理が同じとなり従来と同じ管理ができる。
【0024】本発明の請求項7に係わる識別無線タグ読
み取り装置は、コイルと可変コンデンサとからなるLC
共振回路と、前記可変コンデンサの容量を変化させて前
記LC共振回路の周波数を変化させる周波数制御手段
と、請求項1記載の識別無線タグからの衝突防止手段に
より設定された受信信号から識別データを取り出す信号
識別手段と、識別データごとの情報を記憶させた情報記
憶手段と、前記識別無線タグに係わる信号を送受信する
通信手段および情報記憶手段に記憶された情報より前記
識別データの情報を知らせるとともに、これらの手段を
制御するマイクロコントローラとを備えたものである。
【0025】これにより、識別無線タグ読み取り装置よ
り特定の周波数の範囲でスイープさせて送信し、識別無
線タグから帰ってきた信号から周波数等の衝突防止の設
定データより識別データを取り出し、情報記憶手段に記
憶された情報よりマイクロコントローラで識別無線タグ
の情報を知ることができる。
【0026】本発明の請求項8に係わる識別無線タグ発
行装置は、コイルとコンデンサとからなるLC共振回路
と、複数の個別信号の識別データと衝突防止手段の複数
の設定データを記憶させておく情報記憶手段と、前記情
報記憶手段から特定の識別データと特定の衝突防止手段
の設定データを読み出し、請求項1記載の識別無線タグ
の衝突防止手段の設定条件を制御するマイクロコントロ
ーラおよび前記識別データと衝突防止手段の設定データ
を送信する通信手段とを備えたものである。
【0027】これにより、情報記憶手段に記憶された多
数の識別データと設定データから特定の識別データと設
定データを取り出し、同識別データと設定データを通信
手段を介してLC共振回路から読み取り時とは異なる周
波数で識別無線タグに送信し、識別無線タグで識別デー
タを識別無線タグの情報記憶手段に書き込み、設定デー
タにより衝突防止手段の条件を設定することができる。
【0028】本発明の請求項9に係わる識別無線タグシ
ステムは、請求項1記載の識別無線タグと請求項7記載
の識別無線タグ読み取り装置および請求項8記載の識別
無線タグ発行装置を用いて、前記識別無線タグ発行装置
により前記識別無線タグの衝突防止手段に個別の信号を
識別させる設定条件を設定させるとともに、個別の信号
の識別データを前記識別無線タグの情報記憶手段に記憶
させ、前記識別無線タグ読み取り装置により、所定の周
波数の範囲をスイープさせて送信し、前記識別無線タグ
から返ってくる受信信号から前記識別無線タグのもつ識
別データを識別して前記識別無線タグの情報を知るもの
である。
【0029】これにより、1個あるいは複数の識別無線
タグから帰ってきた信号を混信することなくほぼ同時に
識別データを識別して情報を知ることができる。
【0030】本発明の請求項10に係わる識別無線タグ
システムは、識別無線タグに鍵データを情報記憶手段に
記憶させておくとともに前記鍵データを照合する照合手
段を設けておき、識別無線タグ読み取り装置より、鍵と
なる鍵データを送信し、前記識別無線タグが前記鍵デー
タを受信したとき、受信した鍵データと前記情報記憶手
段より読み出した鍵データを前記照合手段で照合させ、
照合が合致したときのみ前記識別無線タグと前記識別無
線タグ読み取り装置とが通信できるものである。
【0031】これにより、鍵データを設けているので通
信のセキュリティを保つことができる。
【0032】本発明の請求項11に係わる識別無線タグ
システムは、コイルとコンデンサとからなる第1のLC
共振回路と、通信を行うとき複数の信号から混信せず個
別の信号を識別させる衝突防止手段としてのLC共振回
路の共振周波数を個別に設定する共振周波数設定手段お
よび電波を受信してから信号を送信するまでの時間帯を
個別に設定する時間帯設定手段および各手段を制御する
制御手段を備えた識別無線タグと、コイルと可変コンデ
ンサとからなる第2のLC共振回路と、前記可変コンデ
ンサの容量を変化させて前記LC共振回路の周波数を変
化させる周波数制御手段と、識別無線タグの衝突防止手
段により設定された受信信号から設定データを取り出す
信号識別手段と、設定データに対応する識別無線タグの
情報のコードテーブルを記憶させた第1の情報記憶手段
と、前記識別無線タグに係わる信号を送受信する通信手
段および前記第1の情報記憶手段に記憶されたコードテ
ーブルより前記設定データの情報を知らせるとともに、
これらの手段を制御するマイクロコントローラとを備え
た識別無線タグ読み取り装置と、コイルとコンデンサと
からなる第3のLC共振回路と、衝突防止手段の複数の
設定データを記憶させておく第2の情報記憶手段と、前
記第2の情報記憶手段から特定の衝突防止手段の設定デ
ータを読み出し、識別無線タグの衝突防止手段の設定条
件を制御するマイクロコントローラおよび衝突防止手段
の設定データを送信する通信手段とを備えた識別無線タ
グ発行装置とを用いて、前記識別無線タグ発行装置によ
り前記識別無線タグの前記衝突防止手段に設定データを
設定し、前記識別無線タグ読み取り装置により、前記識
別無線タグから返ってきた受信信号から前記設定データ
を識別して前記コードテーブルより前記識別無線タグの
情報を知るものである。
【0033】これにより、識別データがなくても、コー
ドテーブルを設けることによって、信号を識別する共振
周波数と時間帯の設定データより識別無線タグの情報を
知ることで、システムを簡単にすることができ、識別無
線タグが比較的少ない場合に便利である。
【0034】本発明の請求項12に係わる識別無線タグ
システムは、識別無線タグとして、航空手荷物や航空貨
物に付け、前記航空手荷物や前記航空貨物を識別するこ
とにより情報を知る航空荷物タグに用いるものである。
【0035】これにより、ベルト等で運ばれてきた多数
の航空手荷物や航空貨物を瞬時に識別し、航空便、行き
先、持ち主等の区分分けを効率良く行うことができる。
【0036】本発明の請求項13に係わる識別無線タグ
システムは、識別無線タグとして、物流や宅配の荷物に
付け、前記荷物を識別することにより情報を知る物流・
宅配タグに用いるものである。
【0037】これにより、物流や宅配の多数の荷物を瞬
時に識別し、配達先、車の配車等の区分分けを効率良く
行うことができ、流通を速めることができる。
【0038】本発明の請求項14に係わる識別無線タグ
システムは、識別無線タグとして、店の商品に付け、レ
ジを通さない場合の万引き防止やレジを通した場合の商
品の会計、管理、統計を行う商品タグに用いるものであ
る。
【0039】これにより、万引き防止ができるととも
に、レジで籠に入っている全ての商品の価格、内容を瞬
時に打ち出し、レジの効率化を図ることができる。ま
た、このデータをもとに商品の在庫管理等の管理・統計
を行うことができる。
【0040】本発明の請求項15に係わる識別無線タグ
システムは、識別無線タグとして、集団行動の人物に付
け、人物を識別する人物タグに用いるものである。
【0041】これにより、団体行動を行っている集団に
おいて、集合時にまだ帰ってきていない人物を瞬時に識
別することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0043】(実施の形態1)図1は、本発明における
第1の実施の形態を示す識別無線タグ(以降、タグと記
す)のブロック図である。
【0044】この回路は、基本的には、タグ読み取り装
置(下記で説明する)がほぼ同時に多数のタグを識別し
て読み取るためにタグ内部に通信の衝突防止手段が設け
られるとともに、タグに個別の識別信号の識別データを
記憶する情報記憶手段とから構成される。
【0045】具体的には、無線通信を受け持つコイル
(L)8と初期値を与えタグに書き込むための特別の周
波数を設定するための基本コンデンサ(C0)9および
タグの固有信号を識別するための周波数を決定する複数
のコンデンサ(Ci:i=1、2…n)10からなるL
C共振回路と、コンデンサ(Ci)を選択するためのス
イッチ回路11(例えば、MOSトランジスタを使用す
る)と、スイッチ回路11を選択して共振周波数を設定
するための共振周波数設定回路12と、タグの固有信号
を識別させるための時間帯(タイムスロット)を設定す
る不揮発性のタイムスロット設定回路13と、タグを識
別させるためタグの識別データの信号を符号化するため
の不揮発性の符号化データ設定回路14と、受信信号を
復調する復調回路15と、送信信号を変調する変調回路
16と、タグを識別する固有信号の識別データを記憶す
る不揮発性のメモリ回路17およびこれらの回路を制御
するコントロール回路18とを備えたものである。
【0046】次に、このタグの動作を説明する。
【0047】まず、タグの初期値の設定(書き込み)に
ついて説明する。
【0048】タグ発行装置(下記で説明する)から送信
された初期値設定周波数(f0=1/2π√LC0 )の
信号に乗ったデータ信号を、コイル(L)8と基本コン
デンサ(C0)9からなるLC0 共振回路で受信し、復
調回路15を介して変調信号を復調し、マイクロコント
ローラ等で構成されるコントロール回路に入力する。
【0049】入力されたデータ信号が、個々のタグを識
別する識別データ信号の場合には、不揮発性メモリとし
て強誘電体で形成されたFe−RAM等で構成されたメ
モリ回路17に識別データを書き込む。
【0050】識別データとして、例えば、従来の物品管
理用バーコードとして広く使用されているWPCコード
をエンコードして用いる。また、物流コンテナ等に用い
られるよりきめ細かい管理用途にはコード128、FA
用途にはコード39、さらにより情報量を必要とする場
合には2次元コード(例えば、PDF417)に対応す
るエンコードデータを用いる。このようにすると、従来
のバーコードシステムがそのまま使用できるのでシステ
ム構築が容易にできる。
【0051】次に、入力されたデータ信号が、衝突防止
手段を設定するためのデータ信号の場合について説明す
る。
【0052】まず、タグに入力された衝突防止手段のデ
ータが、識別データを混信することなく識別するため
に、共振周波数を設定する共振周波数設定データの場合
には、そのデータがコントロール回路18を介して不揮
発性の記憶素子とロジック回路で構成された共振周波数
設定回路12に入力され、保持される。この保持された
出力データに基づきスイッチ回路11が制御され、設定
共振周波数になるように複数のコンデンサ(Ci)10
から接続が選択されて共振回路に接続される。
【0053】例えば、コンデンサ(Ci)10がi=3
でその容量値がそれぞれ異なる3個の場合、スイッチ回
路11による切り替えの組み合わせは7通りとなり、7
通りの共振周波数のタグを設定することができる。
【0054】次に、タグに入力された衝突防止手段のデ
ータが、識別データを混信することなく識別するため
に、タグ読み取り装置からの電波信号を受信してから送
信(応答)信号を返すまでの時間とその通信期間のタイ
ムスロットを設定するタイムスロット設定データの場合
には、そのデータがLC0共振回路、復調回路15およ
びコントロール回路18を介してタイマカウンタで構成
した不揮発性のタイムスロット設定回路13に入力さ
れ、タイムスロットの設定条件が保持される。
【0055】例えば、1秒間を10msec毎に100
分割するためのタイムスロットデータ信号のうちその1
つの設定条件を変調をかけて初期値設定周波数(f0
に乗せてタグ発行装置より送信し、タグにおいてLC0
共振回路、復調回路15およびコントロール回路18を
介してタイムスロット設定回路13に入力してタイムス
ロットの設定条件を保持する。
【0056】なお、ここでは1秒間を10msec毎に
100分割する例を示したが、もっと多く分割すること
も可能であり、また送信データを細かく区切りサイクリ
ックに繰り返されるタイムスロットの循環の中で送信す
ることもできる。
【0057】次に、タグに入力された衝突防止手段のデ
ータが、識別データに符号を重ねて(即ち符号付けし
て)識別を設定する符号化設定データの場合には、その
データがLC0共振回路、復調回路15およびコントロ
ール回路18を介して不揮発性の符号化データ設定回路
14に入力され、送信するときに識別データ等を変調回
路16内で付加すなわちミキシング処理を行う設定条件
が保持される。
【0058】この符号化については、例えば8ビットで
行った場合は、256通りの識別が可能となりノイズも
強くなる。
【0059】次に、タグの送信について説明する。
【0060】タグは、タグ読み込み装置から周波数を所
定の設定された範囲内で変化(スイープ)させて送信さ
れると、それぞれのタグに設定された固有のLC共振回
路で共振周波数のみ受信する。
【0061】例えば、コンデンサ(Ci)10がi=3
でその容量値がそれぞれ異なる3個の場合の7通りの共
振周波数のタグを設定する場合について説明する。
【0062】すなわち、コイル10のインダクタンスL
=2μH、コンデンサ9,10の容量値C0=10p
F、C1=10pF、C2=20pF、C3=40pFで
構成された場合、初期値設定時の共振周波数f0=1/
2π√LC0=35.6MHzとなり、共振周波数は
1、C2、C3の組み合わせにより、最高周波数f1=1
/2π√L(C0+C1)=25.2MHz、最低周波数
1=1/2π√L(C0+C1+C2+C3 )=12.6
MHzとなる。
【0063】今、タグが共振周波数設定回路12により
コンデンサC1のみが接続され、コンデンサC2、C3
遮断されているとすると、タグ読み込み装置から12M
Hzから36MHzの周波数でスイープさせて送信され
ると、このタグの共振周波数である25.2MHzで受
信する。
【0064】受信した信号によりコントロール回路18
が動作し、コントロール回路18によりメモリ回路17
より識別データを読み出すとともに、タイムスロット設
定回路13と符号化データ設定回路14を動作させる。
そして識別データに設定されたタイムスロットと符号化
処理された信号を共振周波数設定回路より設定された共
振周波数(25.2MHz)で送信される。
【0065】なお、符号化処理は符号化データ設定回路
14で設定された符号化パターン信号と識別データを変
調回路16で拡散させることにより行う。
【0066】これにより、共振周波数の設定、通信時間
帯の設定および送信信号の符号化データの設定ができ、
符号化通信制御の極めて多くの識別が可能となり、且つ
タグ読み取り装置でほぼ同時に多数のタグを読み取るこ
とができ、バーコードに代えることができる。
【0067】なお、実施の形態では、多数のタグから個
別のタグ送信信号(識別データ)を識別するための衝突
防止手段として、送信信号の共振周波数を個別に設定す
る手段と、送信信号の通信時間帯を設定る手段および送
信信号に符号を重ねて送信する手段の3つ同時に用いる
例を示したが、それぞれ1つの衝突防止手段を用いても
よいし、また2つを組み合わせた衝突防止手段を用いて
もよい。
【0068】また、衝突防止手段としてこれ以外のもの
を用いてもよい。
【0069】また、タグの電源については小型の電池や
太陽電池を内蔵することができるが、コスト・メンテナ
ンス上からLC共振回路で受信した電磁波を整流して電
源にすることもできる。
【0070】なお、実施の形態では、衝突防止手段への
初期値設定に無線通信による書き込む例を示したが、タ
グの製造時に物理的に配線に操作を加えたり、回路を形
成する際にマスクにより半導体チップに書き込むことも
できる。
【0071】(実施の形態2)図2は、本発明における
第2の実施の形態を示す識別無線タグ発行装置のブロッ
ク図である。
【0072】この構成は、送信を受け持つコイル(L)
19とコンデンサ(C0)20からなるLC共振回路
と、送信信号を変調する変調回路21と、多数のタグを
識別する固有信号の多数の識別データとタグより識別デ
ータを混信することなく通信させるための衝突防止手段
の設定データを記憶しておく不揮発性のメモリ回路22
と、シート状のタグを搬送する搬送手段24と、タグの
表面に必要に応じて印字を行う印字手段25およびこれ
らの回路を制御するマイクロコントローラ26とを備え
たものである。
【0073】次に、このタグ発行装置の作用を説明す
る。
【0074】まず、マイクロコントローラ26により、
多数の識別データが記憶されている不揮発性のメモリ回
路22より1つの識別データを読み出し、変調回路21
を介してLC共振回路の共振周波数(f0)でタグに送
信する。
【0075】なお、この時の共振周波数(f0)は前記
したようにタグにおける初期値設定のための共振周波数
(f0)と同じである。例えば、コイル19のインダク
タンスL=2μH、コンデンサ20の容量値C0=10
pFで構成された場合、共振周波数はf0=1/2π√
LC0=35.6MHzである。
【0076】そしてタグで受信された識別データは、タ
グのメモリ回路17に記憶される。
【0077】次に、マイクロコントローラ26により、
衝突防止手段のための多数の設定データが記憶されてい
る不揮発性のメモリ回路22より1組の設定データを読
み出し、変調回路21を介してLC共振回路の共振周波
数(f0)でタグに送信する。
【0078】すなわち、衝突防止手段のための1組の設
定データとして、1つの共振周波数の設定条件、1つの
タイムスロット値の設定条件および1つの符号化データ
の設定条件のデータである。
【0079】そしてタグで受信された設定データは、共
振周波数設定回路12、タイムスロット設定回路13お
よび符号化データ設定回路14に作用し、目的とする設
定条件に回路を保持する。
【0080】なお、識別データや設定データを予めホス
トコンピュータ27で作成し、それを外部通信回路28
を介してタグ発行装置に送り、メモリ回路22に記憶さ
せる。
【0081】次に、タグ発行装置の具体的な操作を説明
する。
【0082】図3に示すように、シート状に連なったタ
グ29をタグ発行装置の搬送手段24を用いて1枚ずつ
順次タグ発行装置(図示せず)の正面に搬送する。
【0083】なお、タグの形状は、アンテナコイル30
と、コンデンサを含む図1に示した回路を1チップの中
に形成された半導体チップ31とがカード状の基材32
に埋め込まれ、基材32の表面に文字が印字される印字
部33を備えたものである。
【0084】次に、搬送されてきたタグに対応する識別
データと衝突防止のための設定データをタグに送信し、
タグに書き込みながら必要な可視データを印字手段25
を用いて印字する。
【0085】次のタグ29を搬送してきて同様の操作を
繰り返すことによって、同時に識別できる多数のタグを
形成することができる。
【0086】(実施の形態3)図4は、本発明における
第3の実施の形態を示す識別無線タグ読み込み装置のブ
ロック図である。
【0087】この構成は、送受信を受け持つコイル34
と可変コンデンサ35からなるLC共振回路と、送信す
るための発信回路36と、受信信号からタイムスロット
を検知するタイムスロット検知回路40と、受信信号を
復調する復調回路37と、可変コンデンサ35の容量値
を変化させるための容量制御回路38と、発行された全
てのタグを識別する固有信号の識別データと識別データ
に対応するタグの情報を記憶しておく不揮発性のメモリ
回路39と、これらの回路を制御するとともに識別デー
タからタグの情報を解読するマイクロコントローラ41
および解読されたタグの情報を表示する表示装置44を
備えたものである。
【0088】なお、タグより読み込まれたデータに基づ
いてデータの統計等をとる場合には外部通信回路42を
介してホストコンピュータ43を設けてもよい。
【0089】次に、このタグ読み取り装置の作用を説明
する。
【0090】まず、マイクロコントローラ41より容量
制御回路38を制御して可変コンデンサ35の容量値を
物理的または電気的に変えて発信回路36の発振周波数
を設定された範囲内でスイープさせ、タグより反射の信
号が有るか否かを調べる。
【0091】例えば、12MHzから36MHzまでを
スイープさせ、タグのLC共振回路の共振周波数が2
5.2MHzに設定されていた場合、25.2MHzの
信号が返ってくる。
【0092】タグより共振による信号が返ってきた場
合、タイムスロット検知回路40で受信した周波数で受
信信号が乗っているタイムスロットの検知を行う。この
時、タイムスロットとして、例えば10msec刻みの
1、T2…Tnの時間帯が予めタグに個々に割り振りさ
れているので混信することなく、各タイムスロット内の
識別データや固有のIDデータを含んだ信号を検出する
ことができる。
【0093】そして検知されたタイムスロット内の受信
信号を復調回路37で、メモリ回路39に記憶させてお
いた予めタグに設定した符号化パターン信号と照合(マ
ッチング)を取ることによりもとの識別データを復元
(逆拡散ともいう)する。
【0094】なお、タイムスロット検知回路40と復調
回路37で信号識別手段を形成している。
【0095】復元された識別データをメモリ回路に記憶
されている情報よりマイクロコントローラ41で解読し
てタグの情報を表示装置44等で表示したりタグが取り
付けられた物品を選別したりする。
【0096】受信された複数のタグのデータを外部通信
回路42を介してホストコンピュータ43に送り、統計
的なデータを取り、今後の改善資料として利用する。
【0097】なお、識別データを使わずに、符号化パタ
ーンデータのみでの識別も可能である。
【0098】また、タグが電池を備えていない場合に
は、タグ読み取り装置よりタグに電波を送信して電力を
送るようにする。さらに、長距離通信を行う場合には、
タグ読み取り装置は、タグとデータ通信する前に電波に
より電力のみを送り、タグ内部に電力を蓄えておく。
【0099】以上の実施の形態では、タグ発行装置とタ
グ読み取り装置を別々の構成で説明したが、両者を1個
の装置にまとめて、いわゆるリード・ライターの構成に
してもよい。
【0100】(実施の形態4)第4の実施の形態とし
て、タグの識別数が少ない場合の識別無線タグシステム
について説明する。
【0101】応用分野により、識別数が比較的少ない場
合は、図1のタグ内の識別データを記憶させておくメモ
リ回路17と符号化データ設定回路14を省略して、タ
グの識別を共振周波数とタイムスロットの組み合わせで
行うことができる。
【0102】例えば、共振周波数の区分として7種類、
タイムスロットの区分として100種類とすると、これ
らの組み合わせにより700種類の同時の識別が可能で
ある。
【0103】この共振周波数とタイムスロットの各組み
合わせとそれに対応するタグの情報をコードテーブル化
して、図2に示したタグ発行装置のメモリ回路22と図
4に示したタグ読み取り装置のメモリ回路39に記憶さ
せておくことによって、共振周波数とタイムスロットを
識別することによって個々のタグの情報を知ることがで
きる。
【0104】なお、タグのコントロール回路18等に一
度タグ読み取り装置との通信を完了したタグは、それ以
降自らに合う周波数やタイムスロットのデータをタグ読
み取り装置へ送信せずスリープモードになるようにすれ
ば、より効率よく複数のタグを同時に読み取ることがで
きる。
【0105】(実施の形態5)第5の実施の形態とし
て、セキュリティ機能を持たせた識別無線タグシステム
について説明する。
【0106】応用分野によっては、一度書き込んだデー
タを改ざんされたくない場合や容易に識別データ等の情
報を見られたくない場合がある。そのため、タグとタグ
読み取り装置にセキュリティ用の鍵データを持たせ、通
信時にその鍵データが合致しないと通信ができないシス
テムにする。
【0107】あるいは、秘密鍵(例えばDES)や公開
鍵(例えばRSAまたは楕円暗号)で鍵データを暗号化
する。
【0108】いずれにしても、これらのタグシステム
は、タグ発行装置を用いて、タグのメモリ回路17に鍵
データを記憶させておくとともに鍵データを照合する照
合手段をコントロール回路18内に設け、さらにタグ読
み取り装置のメモリ回路39に鍵データを記憶させてお
く。
【0109】タグ読み取り装置のメモリ回路39より鍵
データを読み出し、マイクロコンピュータ41を介して
通信手段により送信する。
【0110】タグが鍵データを含んだ信号をLC共振回
路で受信するとコントロール回路18で受信鍵データと
メモリ回路17に記憶させておいた鍵データを照合手段
で照合させる。
【0111】照合が合致したときのみ、タグとタグ読み
取り装置とが通信できるようにコントロール回路18で
制御する。
【0112】なお、改ざん防止の手段として、1回しか
書き換え不可能なメモリであるワンタイムROMを使う
ことも効果的である。
【0113】(実施の形態6)第6の実施の形態とし
て、本発明の識別無線タグシステムの応用例について説
明する。
【0114】まず、航空手荷物や航空貨物の仕分け管理
に適用することができる。
【0115】ベルトコンベヤ等に乗った大量の航空手荷
物や航空貨物から航空機会社、飛行機便、行き先、旅行
会社、団体名、荷物の内容および個人氏名等の情報を非
接触で瞬時に読み取ることができ荷物を識別し、区分け
することができる。
【0116】次に、物流や宅配の荷物の仕分け管理に適
用することができる。
【0117】本発明によれば、複数同時に読み取ること
ができるので、バーコードのように1個1個仕分けする
ことなく、複数同時に仕分けができ、大幅の人手の削減
と処理のスピード化を図ることができる。
【0118】次に、商店の商品の管理に適用することが
できる。
【0119】例えば商品に本発明のタグを付け、買い物
籠等に商品を入れてレジに持って来ると、タグ読み取り
装置が直ちに買い物籠に入っている全商品の情報内容を
同じに読み取り、商品の各内容と金額および合計金額を
打ち出してレジ業務のスピードアップが図られる。そし
てこの情報がホストコンピュータに記憶され、統計を取
ることによって商品の在庫管理や入出庫の管理を行う。
【0120】レジで会計が済むとタグを商品より剥が
す。
【0121】レジを通さないでゲートを通過する場合に
は、ゲートに有るタグ読み取り装置がタグを検知してブ
ザー等の警報を鳴らし、万引きの防止をすることもでき
る。
【0122】なお、これらのシステムを現行のバーコー
ドと併用させて使用することもできる。現行のバーコー
ドだけであれば、バーコードが運送中に汚れたり折れ曲
がりにより読み取り効率が極端に悪くなるし、また読み
取り操作が複雑で複数回操作する必要があるが、本発明
の識別無線タグシステムを用いることによってそのよう
なことが無く確実に読み取ることができ、誤動作や操作
時間の短縮による大幅なコストの削減ができる。
【0123】次に、集団行動の人物の管理に適用するこ
とができる。
【0124】例えば、修学旅行等の集団行動する場合、
集合したとき点呼によりまだ来ていない生徒を見つけ出
すのが多数の場合、時間がかかり、正確度も悪いので確
認が大変であった。しかしながら各生徒にクラス、氏
名、グループ分け名の情報を入力された本発明のタグを
付けさせることにより、集合時にタグ読み取り装置で集
合した生徒のタグ情報を同時に読み込み、その中からま
だ集合していない生徒がいれば直ちに見つけ出し、早急
に対策を取ることができる。
【0125】
【発明の効果】本発明の識別無線タグによれば、1ビッ
トしかデータを持たない共振型の万引き防止タグに比べ
て、バーコードに代わりうるだけの多くの識別データを
もち、かつ、バーコードのように人手により1個1個光
学的読み取り装置でスキャン等で行うような複雑な操作
をすることなく、無線により複数のタグを同時に読み取
ることができる。
【0126】これを、航空荷物、物流や商品等の物品お
よび人物等の管理に応用すれば、バーコードによる欠点
を克服することができ、バーコードに代わる極めて効率
性の高い識別無線タグシステムを構築することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態を示す識別無
線タグのブロック図
【図2】本発明における第2の実施の形態を示す識別無
線タグ発行装置のブロック図
【図3】本発明における第2の実施の形態を示す識別無
線タグ発行装置を用いて識別無線タグに情報を書き込む
時の一連の識別無線タグの概略図
【図4】本発明における第3の実施の形態を示す識別無
線タグ読み取り装置のブロック図
【図5】従来の無線タグのブロック図
【符号の説明】
1 無線タグ 2、5、8、19、34 コイル 3、6、10、20 コンデンサ 4 無線タグ読み取り装置 7、18 コントロール回路 9 基本コンデンサ 11 スイッチ回路 12 共振周波数設定回路 13 タイムスロット設定回路 14 符号化データ設定回路 15、37 復調回路 16、21 変調回路 17、22、39 メモリ回路 24 搬送手段 25 印字手段 26、41 マイクロコントローラ 27、43 ホストコンピュータ 28、42 外部通信回路 29 識別無線タグ 30 アンテナコイル 31 半導体チップ 32 基材 33 印字部 35 可変コンデンサ 36 発信回路 38 容量制御回路 40 タイムスロット検知回路 44 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 AA09 AA15 MM03 MM07 MM11 MM42 NN39 5B035 BB09 CA23 5B058 CA17 KA13 KA40 5C084 AA03 AA09 BB31 CC23 CC24 CC35 DD07 EE07 GG52 GG65 GG71 GG74 HH03 HH12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルとコンデンサとからなるLC共振
    回路と、通信を行うとき複数の信号から混信せず個別の
    信号を識別させる衝突防止手段と、個別の信号の識別デ
    ータを記憶させておく情報記憶手段および各手段を制御
    する制御手段を備えたことを特徴とする識別無線タグ。
  2. 【請求項2】 衝突防止手段が、LC共振回路の共振周
    波数を個別に設定する共振周波数設定手段であることを
    特徴とする請求項1記載の識別無線タグ。
  3. 【請求項3】 衝突防止手段が、電波を受信してから信
    号を送信するまでの時間帯を個別に設定する時間帯設定
    手段であることを特徴とする請求項1記載の識別無線タ
    グ。
  4. 【請求項4】 衝突防止手段が、送信信号に符号を重ね
    る符号化設定手段であることを特徴とする請求項1記載
    の識別無線タグ。
  5. 【請求項5】 衝突防止手段が、請求項2、3または4
    に記載の衝突防止手段のいずれか2つ以上を用いたこと
    を特徴とする請求項1記載の識別無線タグ。
  6. 【請求項6】 バーコードまたは2次元コードをコード
    化した識別データが情報記憶手段に格納されたことを特
    徴とする請求項1記載の識別無線タグ。
  7. 【請求項7】 コイルと可変コンデンサとからなるLC
    共振回路と、前記可変コンデンサの容量を変化させて前
    記LC共振回路の周波数を変化させる周波数制御手段
    と、請求項1記載の識別無線タグからの衝突防止手段に
    より設定された受信信号から識別データを取り出す信号
    識別手段と、識別データごとの情報を記憶させた情報記
    憶手段と、前記識別無線タグに係わる信号を送受信する
    通信手段および前記情報記憶手段に記憶された情報より
    前記識別データの情報を知らせるとともに、これらの手
    段を制御するマイクロコントローラとを備えたことを特
    徴とする識別無線タグ読み取り装置。
  8. 【請求項8】 コイルとコンデンサとからなるLC共振
    回路と、複数の個別信号の識別データと衝突防止手段の
    複数の設定データを記憶させておく情報記憶手段と、前
    記情報記憶手段から特定の識別データと特定の衝突防止
    手段の設定データを読み出し、請求項1記載の識別無線
    タグの衝突防止手段の設定条件を制御するマイクロコン
    トローラおよび前記識別データと衝突防止手段の設定デ
    ータを送信する通信手段とを備えたことを特徴とする識
    別無線タグ発行装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の識別無線タグと請求項7
    記載の識別無線タグ読み取り装置および請求項8記載の
    識別無線タグ発行装置を用いて、前記識別無線タグ発行
    装置により前記識別無線タグの衝突防止手段に個別の信
    号を識別させる設定条件を設定させるとともに、個別の
    信号の識別データを前記識別無線タグの情報記憶手段に
    記憶させ、前記識別無線タグ読み取り装置により、所定
    の周波数の範囲をスイープさせて送信し、前記識別無線
    タグから返ってくる受信信号から前記識別無線タグのも
    つ識別データを識別して前記識別無線タグの情報を知る
    ことを特徴とする識別無線タグシステム。
  10. 【請求項10】 識別無線タグに鍵データを情報記憶手
    段に記憶させておくとともに前記鍵データを照合する照
    合手段を設けておき、識別無線タグ読み取り装置より、
    鍵となる鍵データを送信し、前記識別無線タグが前記鍵
    データを受信したとき、受信した鍵データと前記情報記
    憶手段より読み出した鍵データを前記照合手段で照合さ
    せ、照合が合致したときのみ前記識別無線タグと前記識
    別無線タグ読み取り装置とが通信できることを特徴とす
    る請求項9記載の識別無線タグシステム。
  11. 【請求項11】 コイルとコンデンサとからなる第1の
    LC共振回路と、通信を行うとき複数の信号から混信せ
    ず個別の信号を識別させる衝突防止手段としてのLC共
    振回路の共振周波数を個別に設定する共振周波数設定手
    段および電波を受信してから信号を送信するまでの時間
    帯を個別に設定する時間帯設定手段および各手段を制御
    する制御手段を備えた識別無線タグと、 コイルと可変コンデンサとからなる第2のLC共振回路
    と、前記可変コンデンサの容量を変化させて前記LC共
    振回路の周波数を変化させる周波数制御手段と、識別無
    線タグの衝突防止手段により設定された受信信号から設
    定データを取り出す信号識別手段と、設定データに対応
    する識別無線タグの情報のコードテーブルを記憶させた
    第1の情報記憶手段と、前記識別無線タグに係わる信号
    を送受信する通信手段および前記第1の情報記憶手段に
    記憶されたコードテーブルより前記設定データの情報を
    知らせるとともに、これらの手段を制御するマイクロコ
    ントローラとを備えた識別無線タグ読み取り装置と、 コイルとコンデンサとからなる第3のLC共振回路と、
    衝突防止手段の複数の設定データを記憶させておく第2
    の情報記憶手段と、前記第2の情報記憶手段から特定の
    衝突防止手段の設定データを読み出し、識別無線タグの
    衝突防止手段の設定条件を制御するマイクロコントロー
    ラおよび衝突防止手段の設定データを送信する通信手段
    とを備えた識別無線タグ発行装置とを用いて、 前記識別無線タグ発行装置により前記識別無線タグの前
    記衝突防止手段に設定データを設定し、前記識別無線タ
    グ読み取り装置により、前記識別無線タグから返ってき
    た受信信号から前記設定データを識別して前記コードテ
    ーブルより前記識別無線タグの情報を知ることを特徴と
    する識別無線タグシステム。
  12. 【請求項12】 識別無線タグとして、航空手荷物や航
    空貨物に付け、前記航空手荷物や前記航空貨物を識別す
    ることにより情報を知る航空荷物タグに用いることを特
    徴とする請求項9、10または11に記載の識別無線タ
    グシステム。
  13. 【請求項13】 識別無線タグとして、物流や宅配の荷
    物に付け、前記荷物を識別することにより情報を知る物
    流・宅配タグに用いることを特徴とする請求項9、10
    または11に記載の識別無線タグシステム。
  14. 【請求項14】 識別無線タグとして、店の商品に付
    け、レジを通さない場合の万引き防止やレジを通した場
    合の商品の会計、管理、統計を行う商品タグに用いるこ
    とを特徴とする請求項9、10または11に記載の識別
    無線タグシステム。
  15. 【請求項15】 識別無線タグとして、集団行動の人物
    に付け、人物を識別する人物タグに用いることを特徴と
    する請求項9、10または11に記載の識別無線タグシ
    ステム。
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