JP2001025651A - 微細気泡発生装置 - Google Patents

微細気泡発生装置

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JP2001025651A JP11202903A JP20290399A JP2001025651A JP 2001025651 A JP2001025651 A JP 2001025651A JP 11202903 A JP11202903 A JP 11202903A JP 20290399 A JP20290399 A JP 20290399A JP 2001025651 A JP2001025651 A JP 2001025651A
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隆一 中西
Akihiro Yoshitaka
章博 吉▲高▼
Tomomi Maruyama
朝海 丸山
Kenzo Hosonaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微細気泡発生装置の吸気管内部に付着した、排
ガス中の成分が水と反応して生成したSiO2、B2O3等の固
形物を簡単に効率よく除去する。 【解決手段】本発明の微細気泡発生装置は、液4の中に
配設される回転インペラ5と、この回転インペラを高速
回転させたときに生じる負圧を利用して処理ガス9を吸
引する吸気管1と、この吸気管の上部に液面上方で接続
された処理ガス導入配管10とを備え、前記回転インペ
ラは液中における該吸気管の解放端3の下方に位置して
おり、吸引した処理ガスを高速回転する前記回転インペ
ラで微細気泡として液中に分散させる装置であって、該
吸気管の開放端よりも上方に水供給手段16,16’を
備えたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置か
ら排出される排ガス等に含まれる有害成分の除去などに
用いられる微細気泡発生装置に関する。さらに詳しくは
該微細気泡発生装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造装置から排出される排
ガス等に含まれる有害成分の除去方法としては、該ガス
を水あるいは薬液と接触させて、有害成分を吸収あるい
は加水分解して除去する、いわゆる湿式法が知られてい
る。このような湿式法では、気液を十分に接触させるこ
とが必要であり、充填塔方式、微細気泡発生方式等、各
種方式の気液接触装置が提案されている。
【0003】例えば、微細気泡発生方式の装置として、
特開昭61−35832号公報には、「上端有蓋または
上下両端有蓋中空の円筒体の上面に放射状の羽根翼と、
その外周側面に中心線に平行な縦縞状の畝を植設した回
転子を設けると共に、該回転子をその中心線を軸として
高速回転させて生ずる旋回渦流の起きる吸気管を備え、
該吸気管の上端は液面上に開口し、液中におけるその開
放端の下方に前記回転子を沈設し、該吸気管の開口部よ
り吸引した気体を前記回転子に供給し、液中で微細気泡
となすことを特徴とする自吸式微細気泡発生装置」が開
示されている。
【0004】ところで、現在の半導体製造産業では、シ
リコンウェハーのドライエッチングやチャンバークリー
ニング等の工程において、エッチングガスとして、C
F4 、CHF3 、C2F6 、SF6 、Cl2 、BCl3 、HCl、HB
r、ClF3 等の各種ガスが使用されている。これらの工
程から排出される排ガス中には、上記のエッチングガス
が未反応で排出されたもの、エッチングに使用された
後、HF、 SiF4 、SiCl4等の分解生成物に変化したもの
等、各種成分が含まれている。これらの成分はいずれも
有害であるため、除去装置により有害成分を除去した
後、大気中に放出しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、湿式法におけ
る気液接触装置として上記自吸式微細気泡発生装置を用
いた場合、液面上にある吸気管の上部に排ガス導入配管
が接続され、高速で回転する回転子によって生じる負圧
によって、排ガスは吸気管内に吸引される。吸引された
排ガスは、回転子によって放射旋廻状に液中に供給され
微細気泡となって、気液接触されるのであるが、吸気管
の液中に設けられた開放端(吸引ガス出口)は激しい渦
流状の水または薬液から構成される吸収液と常に接触す
る状態となる。このとき、吸収液の一部は渦巻き状に開
放端から巻き上がり、あるいはハネ上がって吸気管の内
壁を湿らせることとなる。
【0006】一方、排ガス中には前記したように各種成
分が含まれているが、中でもSiF4、BCl3 は下記の反応
式に従ってSiO2 、B2O3を生成する。
【0007】
【化1】
【0008】上記反応は水分の存在下で直ちに起こるた
め、前記、吸収液によって湿った吸気管の内壁には、上
記反応式に従って生成したSiO2 、B2O3が結晶固体とな
って付着する。あるいはこれら以外の若干の固形物も付
着して、微細気泡発生装置を長期に亘って使用すると固
形物の付着量が増えて堆積し、排ガスの流入を妨げ、つ
いには吸気管を閉塞させる事態となる。
【0009】また、液面上にある吸気管上部に排ガス導
入配管が接続されるのであるが、その接続部近傍の吸気
管の内壁にも、固形物が付着することもある。
【発明が解決しようとする課題】
【0010】上記したように、固形物による閉塞の問題
は単に排ガスの処理設備だけの問題ではなく、半導体製
造装置自体の稼動にまで影響を及ぼすため、日常のメン
テナンスが重要であり、定期的にあるいは、固形物があ
る程度堆積した時点で、前記微細気泡発生装置の運転を
停止して人の手でそれらを除去するという煩雑な操作が
必要であった。
【0011】本発明は上記した状況に鑑みてなされたも
のであって、前記排ガス導入部近傍あるいは開放端の上
部等、吸気管の内壁に付着したSiO2 、B2O3 等の固形物
を除去するために吸気管に水供給手段を設け、水の持つ
溶解力、水勢等を利用して、簡単に固形物を除去できる
微細気泡発生装置を提供しようとするものである。
【0012】
【発明の開示】上記課題を解決するため、本発明では、
次の技術的手段を講じている。
【0013】すなわち、本発明によれば、液中に配設さ
れる回転インペラと、この回転インペラを高速回転させ
たときに生じる負圧を利用して処理ガスを吸引する吸気
管と、この吸気管の上部に液面上方で接続された処理ガ
ス導入配管とを備え、前記回転インペラは液中における
該吸気管の開放端の下方に位置しており、吸引した処理
ガスを高速回転する前記回転インペラで微細気泡として
液中に分散させる装置であって、該吸気管の開放端より
も上方に水供給手段を備えた微細気泡発生装置が提供さ
れる。
【0014】回転インペラは、通常数千rpmの高速で
回転されるのであるが、その駆動部は微細気泡発生装置
の下方に設けても、また上方に設けてもよい。具体的に
は、下部駆動式の場合、回転インペラの中心軸(以下、
シャフトということもある。)は液の漏洩がないように
底部の軸封装置を通じてその下方に設けられた駆動部に
接続される。また上部駆動式の場合、吸気管の上方に固
定された駆動部に軸封装置を通じてシャフトが接続さ
れ、またシャフトは吸気管の中を貫通して、開放端の下
方で回転インペラと接続される。
【0015】また、このとき用いられる回転インペラの
形状としては、例えば、上端有蓋または上下両端有蓋中
空の円筒体の上面に放射状の羽根翼と、その外周側面に
中心線に平行な縦縞状の畝を植設したもの、あるいは中
空の円筒体の内部に放射状に羽根翼を設けたもの等が挙
げられ、特に限定されるものではない。
【0016】上記したように下部駆動式の場合、シャフ
トは軸封装置を通じてその下方にある駆動部と接続され
ているため、吸気管の内部は中空であるのに対し、上部
駆動式の場合は、吸気管の中をシャフトが通っているた
め、シャフトの周囲の空間が吸引された排ガスの通路と
なる。
【0017】従って、吸気管に水供給手段を設ける場
合、下部駆動式の場合は水供給配管を吸気管内部に挿入
し、そこから1以上の水供給手段を取り出すことができ
る。また、水供給手段の形状は特に限定されず、先を絞
ったノズルとしてもよいし、複数の水吹き出し口を持っ
たスプレイとしてもよい。一方、上部駆動式の場合、上
記のように吸気管の中をシャフトが貫通しているため、
水供給手段は吸気管と排ガス導入配管の接続部よりも上
方に設け、そこから水を供給する構造とする。
【0018】吸気管の材質としては、特に限定されず、
プラスチックス、ステンレス鋼、強化ガラス等が用いら
れる。しかし、排ガスの成分中には水に溶解して酸性を
示す成分が多いことから、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のプラスチックスを用いると好適
な結果が得られる場合が多い。また、吸気管の内面をテ
フロンでコーティングをすると生成したSiO2、B2O3等の
固形物が付着し難いという点でさらに好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。
【0020】図1に、本発明の好適な実施形態にかかる
下部駆動式の微細気泡発生装置を示す。吸気管1は、透
明塩化ビニル製(例えば、内径60mm、全長960m
m)で、例えば、内径400mmの吸収液槽2中で底面
から所定の高さ(例えば、225mm)に開放端3が位
置するように、吸収液槽2に固定される。吸収液4は、
水またはアルカリ性の水等の薬液から構成され、一定時
間排ガスの処理を行い吸収能がなくなった時点で新しい
吸収液と交換するか、常に一定量の吸収液を供給してそ
れに見合う量の排ガスを吸収した吸収液をオーバーフロ
ーさせる。回転インペラ5は周知の軸封装置7を通し
て、シャフト6により、その下方に設けられたモータと
歯車類から構成される駆動部8に接続される。回転イン
ペラ5は吸気管1の開放端3の直下に配設され、回転イ
ンペラ5と開放端3の間は、高速回転する回転インペラ
5により一定の負圧が発生するよう、数mmの間隔に調
節する。
【0021】図示しない半導体製造装置からの排ガス9
は、排ガス導入配管10から、吸気管1と排ガス導入配
管の接続部(排ガス導入部)11を経て、回転インペラ
5の高速回転によって生じる負圧によって吸気管1内に
導入され、開放端3から吸収液中に微細気泡として分散
される。このとき、窒素導入管13からは常に一定量の
窒素ガス12が排ガス9とともに吸気管1内に導入され
る。この窒素ガス12は、半導体製造装置側、あるいは
微細気泡発生装置側のトラブルにより発生する不測の事
態に備えて、吸収液4が半導体製造装置側に逆流しない
ように、常に、吸気管内を正圧に保つ保安用の役目を果
たしている。さらに窒素ガス12は、後述するように吸
気管1の乾燥用としても利用される。処理された排ガス
は処理ガス出口21から大気中に放出される。
【0022】前記したように、微細気泡発生装置の運転
を長時間行うと、SiO2、B2O3等の固形物の付着が、吸気
管1における排ガス導入部11近傍および開放端3の上
部に主として発生する。このとき、固形物を除去するた
めの水14は、水供給配管(ステンレス鋼製)15から供
給されるのであるが、水供給手段を1ケ所に設ける場合
は、排ガス導入部11よりも上方に設ける。この場合、
排ガス導入部11近傍に付着した固形物を溶解したり、
あるいは水勢で除去した後の水14は吸気管1内を流下
して開放端3の上部に至り、そこでも同様に作用して固
形物を除去するためである。窒素ガス17は水供給配管
15の乾燥に用いられる。この窒素ガス17は前記保安
用および吸気管1の乾燥用窒素ガスとは図示の実施形態
のように別のラインとしてもよいし、同一ライン(図示
せず)としてもよい。
【0023】図1は、水供給配管15を吸気管1内に引
き込み、排ガス導入部11の上方と開放端3から例え
ば、300〜500mmの上方の位置との2ケ所に水供
給手段16、16’を設けた場合を示し、各水供給手段
は、それぞれ複数のノズルを設けてスプレイ状に水を噴
射できる構造にしたものである。このように、2ケ所で
分離して水を噴射する場合には各個所で効率よく、簡単
に固形物を除去することができる。
【0024】以下、図1を参照して、SiO2、B2O3等の固
形物を除去する操作について説明する。先ず、微細気泡
発生装置の運転を止め、吸収液も抜いて固形物を除去す
る場合は、排ガス開閉弁18を閉として排ガス9の導入
を停止した後、水−窒素切替弁20を操作して水供給手
段16および16’に水を供給する。このとき、通常、
開となっている窒素ガス開閉弁19はそのままの状態に
して、水供給手段16から供給した水14が排ガス配管
10に進入することのないよう圧力を保ちながら水14
を供給する。SiO2、B2O3等の固形物が水に溶解したり水
勢によって除去されたら、水の供給を停止し,その後、
吸気管1および水供給配管15の乾燥を行う。吸気管1
の乾燥は、窒素ガス12により行うが、短時間での乾燥
を希望する場合、窒素ガス開閉弁19の開度を調節し
て、保安用の量よりも大量の窒素ガスを流すことにより
行う。水配管15の乾燥は、水−窒素切替弁20を切替
えて水供給配管15に窒素ガス17を流し、水供給手段
16および16’から窒素ガスをパージすることにより
行う。
【0025】本発明の微細気泡発生装置では、駆動部の
回転は停止するが吸収液は抜かないままで吸気管1の内
部の固形物を除去することも可能である。この場合、回
転インペラの回転がないと、吸収液の液面は吸気管1の
内部へ上昇する。そのため、排ガス開閉弁18を閉とし
て排ガス9の導入を停止した後、液面を下げるため、必
要ならば、窒素ガス開閉弁19の開度を調節して窒素ガ
ス12を吸気管1の内部に圧入し、液面を押し下げたま
まの状態で水−窒素切替弁20を操作して水供給手段1
6および16’に水を供給する。SiO2、B2O3等の固形物
が除去されたら、上記と同様にして吸気管1および水配
管15の乾燥を行う。
【0026】図2に、本発明にかかる上部駆動式の微細
気泡発生装置を示す。吸気管31は、透明塩化ビニル製
(例えば、内径60mm、全長960mm)で、上部フ
ランジ部分にモータと歯車類から構成された駆動部38
が固定されている。回転インペラ35は、周知の軸封装
置37を通してシャフト36により、駆動部38に接続
される。吸気管31は、その開放端33の直下に回転イ
ンペラ35が位置するように前記フランジ部分で結合さ
れ、開放端33と回転インペラ35の間は回転インペラ
35が高速回転したとき一定の負圧が発生するよう、数
mmの間隔に予め調節されている。
【0027】上記した駆動部38、吸気管31、回転イ
ンペラ35が一体構造となった装置は、例えば、内径4
00mmの吸収液槽32中で底面からの高さ(例えば、
225mm)に開放端33が位置するよう、吸収液槽3
2に固定される。吸収液34は、水またはアルカリ性の
水等の薬液から構成され、一定時間排ガスの処理を行い
吸収能がなくなった時点で新しい吸収液と交換するか、
常に一定量の吸収液を供給してそれに見合う量の排ガス
を吸収した吸収液をオーバーフローさせる。
【0028】上部駆動式の微細気泡発生装置は、吸気管
31の中をシャフトが貫通しているため、水供給配管
(ステンレス鋼製)45を吸気管31の内部に引き込む
ことは困難である。そのため図2に示すように、排ガス
導入管40と吸気管31の接続部(排ガス導入部)41
よりも上部に水供給配管45を接続し、その先端を水供
給手段46とする。
【0029】以下図2を参照して動作を説明する。図示
しない半導体製造装置からの排ガス39は、排ガス導入
配管40から、吸気管31と排ガス導入配管40との接
続部(排ガス導入部)41を経て、回転インペラ35の
高速回転によって生じる負圧により、吸気管31内に導
入され、開放端33から吸収液中に微細気泡として分散
される。このとき、窒素導入配管43からは常に一定量
の窒素ガス42が排ガス39とともに吸気管31内に導
入される。この窒素ガス42は、半導体製造装置側、あ
るいは微細気泡発生装置側のトラブルにより発生する不
測の事態に備えて、吸収液34が半導体製造装置側に逆
流しないように、常に、吸気管内を正圧に保つ保安用の
役目を果たしている。さらに窒素ガス42は、後述する
ように吸気管31の乾燥用としても利用される。処理さ
れた排ガスは処理ガス出口51から大気中に放出され
る。
【0030】前記したように、微細気泡発生装置の運転
を長時間行うと、SiO2、B2O3等の固形物の付着が、排ガ
ス導入部41近傍および開放端33の上方に主として発
生する。このとき、固形物を除去するための水44は、
水供給配管45から、排ガス導入部41よりも上部に設
けられた水供給手段46へ供給される。供給された水
は、排ガス導入部41近傍に付着した固形物を溶解した
り、あるいは水勢により除去した後、吸気管31内を流
下して開放端33の上方に至り、そこでも同様に作用し
て固形物を除去した後、開放端33から放出される。窒
素ガス47は、水配管45の乾燥に用いられる。この窒
素ガス47は前記保安用および吸気管31の乾燥用窒素
ガスとは図示の実施形態のように別のラインとしてもよ
いし、同一ライン(図示せず)としてもよい。
【0031】以下、SiO2、B2O3等の固形物を除去する操
作について説明する。先ず、微細気泡発生装置の運転を
止め、吸収液も抜いて固形物を除去する場合は、排ガス
開閉弁48を閉として排ガス39の導入を停止した後、
水−窒素切替弁50を操作して水供給手段46に水44
を供給する。このとき、通常、開となっている窒素ガス
開閉弁49はそのままの状態にして、水供給手段46か
ら供給した水44が排ガス導入配管40に進入すること
のないように圧力を保ちながら水44を供給する。Si
O2、B2O3等の固形物が水に溶解したり水勢によって除去
されたら、水の供給を停止した後、吸気管31および水
配管45の乾燥を行う。吸気管31の乾燥は、窒素ガス
42により行うが、短時間での乾燥を希望する場合、窒
素ガス開閉弁49の開度を調節して、保安用の量よりも
大量の窒素ガスを流すことにより行う。水配管45の乾
燥は、水−窒素切替弁50を切替えて水配管45に窒素
ガス47を流し、水供給手段46から窒素ガスをパージ
することにより行う。
【0032】次に、駆動部の回転は停止するが吸収液は
抜かないままで吸気管31の内部の固形物を除去する場
合、回転インペラの回転がないと、吸収液の液面は吸気
管31の内部へ上昇する。そのため、排ガス開閉弁48
を閉として排ガス39の導入を停止した後、液面を下げ
るため、必要ならば、窒素ガス開閉弁49の開度を調節
して窒素ガス42を吸気管31の内部に圧入し、液面を
押し下げたままの状態で水−窒素切替弁50を操作して
水供給手段46に水を供給する。SiO2、B2O3等の固形物
が除去されたら、上記と同様にして吸気管31および水
配管35の乾燥を行う。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、吸
気管の内部に設けられた1以上の水供給手段から供給さ
れる水の溶解力、あるいは水勢により、簡単に、効率的
に固形物を除去することができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施態様である下部駆動式微細気泡
発生装置を示す概略図である。
【図2】本発明の1実施態様である上部駆動式微細気泡
発生装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1,31 吸気管 3,33 開放端 4,34 吸収液 5,35 回転インペラ 8,38 駆動部 9,39 排ガス 10,40 排ガス導入配管 12,42 窒素ガス 14,44 水 16,16’ 水供給手段 46 水供給手段 17,47 窒素ガス 21,51 処理ガス出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 朝海 大阪府大阪市中央区北浜4丁目7番28号 株式会社セイカハイテック内 (72)発明者 細中 建三 大阪府大阪市中央区北浜4丁目7番28号 株式会社セイカハイテック内 Fターム(参考) 4G035 AA01 AB14 AB15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液中に配設される回転インペラと、この
    回転インペラを高速回転させたときに生じる負圧を利用
    して処理ガスを吸引する吸気管と、この吸気管の上部に
    液面上方で接続された処理ガス導入配管とを備え、前記
    回転インペラは液中における該吸気管の開放端の下方に
    位置しており、吸引した処理ガスを高速回転する前記回
    転インペラで微細気泡として液中に分散させる装置であ
    って、該吸気管の開放端よりも上方に水供給手段を備え
    た微細気泡発生装置。
  2. 【請求項2】 水供給手段が吸気管と処理ガス導入配管
    との接続部よりも上方に設けられた請求項1に記載の微
    細気泡発生装置。
  3. 【請求項3】 回転インペラが該回転インペラの下方に
    設けられた駆動部により高速回転されるものであり、水
    供給手段が吸気管の内部に引き込まれている請求項1ま
    たは2に記載の微細気泡発生装置。
  4. 【請求項4】 水供給手段が開放端よりも上方で吸気管
    と処理ガス導入配管との接続部よりも下方および吸気管
    と処理ガス導入配管との接続部よりも上方の2箇所に設
    けられている請求項3記載の微細気泡発生装置。
  5. 【請求項5】 回転インペラが該回転インペラの上方に
    設けられた駆動部により高速回転されるものであり、水
    供給手段が吸気管と処理ガス導入配管との接続部よりも
    上方に設けられた請求項1に記載の微細気泡発生装置。
  6. 【請求項6】水供給手段に水を供給する水供給配管に窒
    素ガス供給配管が接続された請求項1ないし5のいずれ
    か1に記載の微細気泡発生装置。
  7. 【請求項7】処理ガス導入配管に窒素ガス供給配管が接
    続された請求項1ないし6のいずれか1に記載の微細気
    泡発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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