JP2001025563A - パチンコ遊技機の球払出装置 - Google Patents
パチンコ遊技機の球払出装置Info
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Abstract
現されるとともに、パチンコ球の検出が常に正確に行わ
れ、過剰な払出や払出球数の不足が生じない球払出装置
を提供する。 【解決手段】 パチンコ球pが整列状にて流下し得る緩
やかな下傾状に形成された緩傾斜樋2の下端に下向きに
急カーブする屈折部3を形成するとともに、該屈折部に
爪片6が該緩傾斜樋の底面の略延長線方向に沿って出没
動することでパチンコ球の流下を制止し得る球停留装置
5を設けてなる。
Description
それに付随する球貸出装置に設けられる球払出装置の構
造に関するものである。
によって払出ロータを回転させる構造のものの他、特開
平5ー115599に示されたように、パチンコ球が自
重により流下する傾斜樋にソレノイドによって爪片を出
没動させる球停留装置を設けた構造のものが知られてい
る。
球停留装置を設けた球払出装置では、数珠状に連なるパ
チンコ球の荷重が爪片に掛るために、爪片を出没動させ
るソレノイドに大きな負荷が掛かるので、迅速な球きり
作動を不安定にする欠点があった。そのためにパチンコ
球の流下樋をS字状等に屈曲させ球圧を下げることもな
されていたが十分な効果は得られていない。
計数用センサを爪片よりも上部に設け、該爪片によって
制止されたパチンコ球が該球計数用センサによって検出
されるように構成していた。このためパチンコ球が爪片
によって当たって跳ね上がると、球計数用センサがその
パチンコ球を2回以上も検出する(いわゆるチャタリン
グ発生)おそれがあり、そうした誤検知のために払出球
数が一定とならなくなるおそれがあった。
チンコ球が自重により高速度で流落し球計数用センサを
高速度で過ぎるために検出時間が極めて短くならざるを
得ず、そのために検出ミスを起すおそれがあった。
スムースに出没動し安定した作動が実現される球払出装
置を提供することにある。また本発明の第二の目的は、
パチンコ球の検出が常に正確に行われるようにし、過剰
な払出や払出球数の不足が生じないようにすることにあ
る。
に本発明に係るパチンコ遊技機の球払出装置は、パチン
コ球が整列状にて流下し得る緩やかな下傾状に形成され
た緩傾斜樋の下端に下向きに急カーブする屈折部を形成
するとともに、該屈折部に爪片が該緩傾斜樋の底面の略
延長線方向に沿って出没動することでパチンコ球の流下
を制止し得る球停留装置を設けてなることを特徴とす
る。また本発明は上記球払出装置において、爪片を屈折
部の内周側に鉛直面内で回転自在に軸支することで緩傾
斜樋の底面の略延長線方向に沿って出没動させるように
したことを特徴とする。また本発明は上記球払出装置に
おいて、屈折部の外周壁内面に所定の伏角にて俯き状な
る傾斜平面を形成し、パチンコ球が緩傾斜樋を高速で流
下すると該傾斜平面に激突して下向きに転向されるよう
にしたことを特徴とする。また本発明に係るパチンコ遊
技機の球払出装置は、流下するパチンコ球を検出する球
計数用センサを爪片により支持されるパチンコ球より僅
かに下流位置に設けることにより、該爪片による制止が
開放された直後のパチンコ球を検出することを特徴とす
る。また本発明は上記球払出装置において、光学式の球
計数用センサを爪片により支持されるパチンコ球より僅
かに下流位置で、しかもその流落路の中心線からずれた
位置で光軸が交差するように配置したことを特徴とす
る。
態を説明する。図1は本発明に係る球払出装置の縦断面
図である。図中、1はパチンコ遊技機の裏側に設けられ
た球貯留タンク等に連通しパチンコ球が整列状にて流下
するように接続される球流入口、2は該流入口の下に緩
やかな下傾状に形成された緩傾斜樋で、該緩傾斜樋2は
図示したようにパチンコ球pが直線状に3個程整列し得
る長さを持つ。そして該緩傾斜樋の下端に下向きに急カ
ーブする屈折部3を介して鉛直な流落路4が延設され
る。なお該屈折部3の外周壁内面には45度程度の所定
の伏角にて俯き状なる傾斜平面3aが形成され、該傾斜
平面3aの下端に垂直面3bが連続する。
留装置である。爪片6は屈折部3の内周側に支軸8を設
け鉛直面内で回転自在に軸支されたもので、嘴状に尖っ
た先端部9の上面10が該支軸8を中心とする円弧面状
に形成されている。そして該爪片6の基部背面に一対の
係合部11,11を突設するとともに、ソレノイド7の
スピンドルに固着された作動体12の突片13を該係合
部11,11間に遊嵌し、該ソレノイド7が励磁作動す
ると爪片6が支軸8を支点として反復回転し、先端部9
が該屈折部3の内周壁に開設された窓孔14より緩傾斜
樋2の底面の略延長線方向に沿って出没動することでパ
チンコ球pの流下を制止し得るように構成している。
器15aと受光器15bとからなる光学式の球計数用セ
ンサ、16は該センサを支持しているコ字状取付枠で、
該センサは該取付枠によって爪片6により支持されるパ
チンコ球pの僅かに下流位置でしかも流落路4の中心線
からずれた位置でその光軸17が交差するように配置さ
れる。そして該爪片6による制止が開放された直後のパ
チンコ球がこの光軸17を遮ることで該パチンコ球を検
知し得るように配置される。言い換えれば、図1に示し
たように爪片6により制止されているパチンコ球pは光
軸17を遮断することなく未だ検知されない状態にあ
る。
出制御装置からの指令によりソレノイド7が励磁される
ことで図3に示したように爪片6の先端部9が窓孔14
から没してパチンコ球pが制止されなくなることで自重
により該パチンコ球pの払い出しが行われ、球計数用セ
ンサ15が所定数のパチンコ球を検出したところで該球
払出制御装置から再び指令が出て爪片6が突出すること
でパチンコ球pの払い出しが停止する。
って流下して来るパチンコ球pの圧力は垂直面3bや傾
斜平面3aに掛かる。そして、爪片6の先端部9は該緩
傾斜樋2の底面の略延長線方向に沿って出没動するの
で、その出没動に対してその圧力が抵抗になることなく
該爪片の出没動に大きな負荷を与えない。このため該爪
片6の動きを常にスムースにできる。
下端に下向きに急カーブする屈折部3を介して鉛直な流
落路4を形成しているので、該緩傾斜樋2を流下するパ
チンコ球pが垂直面3bに衝突し、この屈折部3を通過
することによって流下速度が減速されるので、球計数用
センサ15の光軸17を一定速度以上で過ぎることがな
くなり検出ミスが起き難くなる。
にて俯き状なる傾斜平面3aを形成したことにより、緩
傾斜樋2を高速で流下するパチンコ球は該傾斜平面3a
に激突して下向きに転向されるようになり、パチンコ球
の速度がより効果的に減速される。このため検出ミスを
一層起き難くできる。なお、仮にこの屈折部の外周壁内
面が円弧面状に形成されていた場合は、パチンコ球がそ
の円弧面に接しながら徐々に転向するので球速度はさほ
ど減殺されなくなる。これに対して傾斜平面3aを形成
した場合は、高速度のパチンコ球は該傾斜平面3aに激
突して跳ね返るようになるので大幅に減速できる。
持されたパチンコ球pは球計数用センサ15によって未
だ検出されていないので、該爪片6に当たってパチンコ
球pが跳ねたとしても、該パチンコ球が該球計数用セン
サ15によりダブって検知されるおそれがない。また、
光軸17を流落路4の中心線からずれた位置で交差する
ように配置したことによって、多数のパチンコ球が該流
落路4を隙間なく連なって流落しても各パチンコ球間に
光が通過し得る間隔ができ、流落するパチンコ球数を間
違いなく確実に計数できるようになる。
いては光学式のものを説明したが、電磁式,静電容量式
等、その他の検知形式のセンサを使用することもでき
る。
の球払出装置は、緩傾斜樋の下端に下向きに急カーブす
る屈折部を形成するとともに、該屈折部に爪片が該緩傾
斜樋の底面の略延長線方向に沿って出没動することでパ
チンコ球の流下を制止し得る球停留装置を設けてなるの
で、爪片へ掛る球圧力が大幅に軽減され常にスムースに
爪片が出没動しソレノイド等に掛る負荷が軽減され常に
安定した作動が実現される利点がある。また、パチンコ
球の検出が常に正確に行われ払出球数の過不足が生じな
いなど顕著な効果がある。
施形態を示した縦断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 パチンコ球が整列状にて流下し得る緩や
かな下傾状に形成された緩傾斜樋の下端に下向きに急カ
ーブする屈折部を形成するとともに、該屈折部に爪片が
該緩傾斜樋の底面の略延長線方向に沿って出没動するこ
とでパチンコ球の流下を制止し得る球停留装置を設けて
なることを特徴としたパチンコ遊技機の球払出装置。 - 【請求項2】 爪片を屈折部の内周側に鉛直面内で回転
自在に軸支することで緩傾斜樋の底面の略延長線方向に
沿って出没動させるようにしたことを特徴とする請求項
1に記載のパチンコ遊技機の球払出装置。 - 【請求項3】 屈折部の外周壁内面に所定の伏角にて俯
き状なる傾斜平面を形成し、パチンコ球が緩傾斜樋を高
速で流下すると該傾斜平面に激突して下向きに転向され
るようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載
のパチンコ遊技機の球払出装置。 - 【請求項4】 流下するパチンコ球を検出する球計数用
センサを爪片により支持されるパチンコ球より僅かに下
流位置に設けることにより、該爪片による制止が開放さ
れた直後のパチンコ球を検出することを特徴としたパチ
ンコ遊技機の球払出装置。 - 【請求項5】 光学式の球計数用センサを爪片により支
持されるパチンコ球より僅かに下流位置で、しかもその
流落路の中心線からずれた位置で光軸が交差するように
配置したことを特徴とする請求項4に記載のパチンコ遊
技機の球払出装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP13660499A JP4544594B2 (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-18 | パチンコ遊技機の球払出装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-132860 | 1999-05-13 | ||
JP13286099 | 1999-05-13 | ||
JP13660499A JP4544594B2 (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-18 | パチンコ遊技機の球払出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001025563A true JP2001025563A (ja) | 2001-01-30 |
JP4544594B2 JP4544594B2 (ja) | 2010-09-15 |
Family
ID=26467326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13660499A Expired - Fee Related JP4544594B2 (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-18 | パチンコ遊技機の球払出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4544594B2 (ja) |
-
1999
- 1999-05-18 JP JP13660499A patent/JP4544594B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4544594B2 (ja) | 2010-09-15 |
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