JP2001025474A - 歯科用ハンドピース - Google Patents

歯科用ハンドピース

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JP2001025474A
JP2001025474A JP11200710A JP20071099A JP2001025474A JP 2001025474 A JP2001025474 A JP 2001025474A JP 11200710 A JP11200710 A JP 11200710A JP 20071099 A JP20071099 A JP 20071099A JP 2001025474 A JP2001025474 A JP 2001025474A
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JP
Japan
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optical fiber
flexible guide
tip
guide tube
flexible
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JP11200710A
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English (en)
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Shigeyoshi Sugihara
成良 杉原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー光を治療部位に照射する光ファイバ
ーの先端部を容易に曲げられるようにして、どのような
治療部位にもレーザー光を確実かつ容易に照射すること
ができる。術者が腕を屈曲させたり、手首を捩じったり
することなく、容易にスイッチ操作が行えるようにす
る。 【解決手段】 ハンドグリップ部2にレーザー照射用ス
イッチ3を設けるとともに、ハンドグリップ部2の先端
部に、レーザー光を導光するための光ファイバー4を挿
通する可撓性ガイド管6を設ける。一方の手でハンドグ
リップ部2を保持してその親指でスイッチ3を操作する
とともに、治療部位に対しては他方の手で可撓性ガイド
管6の向きを調整することにより、簡単にレーザー照射
の向きを変えることができ、操作性が一段と向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、治療のためにレー
ザー光を歯牙に照射する歯科用ハンドピースに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、医療用レーザー装置および歯科用
ハンドピースを用いて、虫歯治療、切開、止血、消炎な
どの口腔内の治療、歯牙組織表面に耐酸性を与えて歯質
を強化する治療、また初期う蝕の進行を防止したり、歯
石や歯垢などを除去する治療などが行われている。これ
らの治療用に用いられる歯科用ハンドピースには、誤操
作防止や隣接する健全歯牙組織への誤照射などを考慮し
て、レーザー光照射のオン・オフを制御するスイッチを
設けたものが、例えば、特開平5−245165号公報
や特開平1−91848号公報に開示されている。さら
に、特開平1−91848号公報には、上顎部分の治療
や口腔内側面や歯牙側面などの治療に当たり、術者が腕
を屈曲させたり、手首を捩じったり、上体を反らしたり
することなく、治療部位にレーザー光を当てながら容易
にスイッチ操作が行えるようにしたハンドピースが開示
されている。これは、ハンドグリップ部分にレーザー照
射用スイッチを設けるとともに、先端側にレーザー光を
導光するための光ファイバーが挿通された屈曲ガイド管
を設け、レーザー照射用スイッチが、ハンドグリップ本
体の一部とともにハンドグリップの長手軸回り回動自在
に構成したものである。レーザー照射用スイッチを治療
部位に応じて最も操作しやすい位置に位置決めした状態
で治療を行うことにより、従来のように、腕を屈曲させ
たり、手首を捩じったり、上体を反らしたりすることが
なく、ある程度楽な姿勢で施術を行うことが出来るよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のレーザー照射用スイッチ付きのハンドピース
は、レーザー光を導光するための屈曲ガイド管が、その
屈曲の向きが一定であるため、操作性が十分良いとはい
えないという問題があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、簡単な操作により、光ファイバーの先端を
治療部位に容易に向け、固定することのできる歯科用ハ
ンドピースを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の歯科用ハンドピースは、ハンドピース本
体、このハンドピース本体の先端から相当長突出した先
端部分を備えたレーザー光を導光するための光ファイバ
ー、および治療箇所に応じて、光ファイバーの前記先端
部分の光導出端を所望の方向を向かせることが出来るよ
うに、該先端部分を可撓的に保持することの出来る可撓
性ガイド部材とを備えたものであり、治療部位に対して
可撓性ガイド部材の向きを調整することにより、簡単に
レーザー照射方向を変えることができ、操作性を一段と
向上させることができる。スイッチとしてはフットスイ
ッチであっても良い。
【0006】また、本発明の歯科用ハンドピースにおい
ては、可撓性ガイド部材が、光ファイバーを挿通するパ
イプ材、または光ファイバーを挿通した保護チューブの
周囲に巻かれた、あるいはチューブに沿って延びる非弾
力性で可撓性の金属線(針金)コイル材であることが望
ましく、可撓性ガイド部材を自由に屈曲・固定させるこ
とができる。パイプ材としては、曲げた後にその形状を
保つことができるものであるならどのような材部のもの
でも用いることができるが、シリコーンゴムや可撓性プ
ラスッチックを用いることが望ましい。なお、形状を保
つ力は、光ファイバーの弾力性による復元力にもうち勝
てるものでなければならない。また、可撓性ガイド部材
を形状記憶合金で形成して直線状に形状記憶させること
により、治療終了後には、可撓性ガイド部材を加熱する
ことにより、治療のために曲げた可撓性ガイド部材を容
易に元の直線状に戻すことができ、次の治療の開始を円
滑に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態におけ
る歯科用ハンドピースの外観図であり、図2はその縦断
面図である。歯科用ハンドピース1は、細長い筒状のハ
ンドグリップ部2(ハンドピース本体の一部をなす)
と、このハンドグリップ部2の先端部寄りの周面に設け
られたレーザー光照射のオン、オフを操作する制御スイ
ッチ3と、ハンドグリップ部2内部の軸方向に設けられ
て、光ファイバー4を挿通案内する固定ガイド管5(ハ
ンドピース本体の一部をなす)と、この固定ガイド管5
から突出した光ファイバー4の先端部分がハンドグリッ
プ部2の先端部から突出して設けられて、内部に挿通さ
れた可撓性ガイド管6とを備えている。図示しないレー
ザー発振装置からレーザー光を導光する光ファイバー4
は、ハンドグリップ部2の後端部からハンドグリップ部
2内部に導入され、固定ガイド管5および可撓性ガイド
管6内を通ってその先端部から数mm程度導出される。
制御スイッチ3からのリード線7は、ハンドグリップ部
2内部を通ってその後端部から導出され、図示されない
レーザー発振装置に接続されている。
【0008】図3に示すように、固定ガイド管5の先端
部は、ハンドグリップ部2の先端部に設けられた取付穴
2aに挿入支持されている。また、可撓性ガイド管6の
基端部には雄ねじ6aが形成され、この雄ねじ6aがハ
ンドグリップ部2の先端部に形成された雌ねじ2bにね
じ込まれて、交換可能に固定されている。固定ガイド管
5は、ステンレススチール製のパイプ材が使用され、可
撓性ガイド管6は、シリコーンゴム、可撓性プラスチッ
ク、ニッケル・チタン合金等の形状記憶合金製のパイプ
材が使用されている。可撓性ガイド管6の材料としてシ
リコーンゴムを用いた場合、管の長さは、20〜60m
m、好ましくは30〜50mm、外径は、2〜6mm、
好ましくは3〜5mm、内径は0.5〜4.0mm、好
ましくは1.0〜3.0mm程度がよい。そして、形状
記憶合金を用いたとき、この可撓性ガイド管6は、室温
または常温では自由に曲げられるが、高温では直線状に
なるように形状記憶されている。
【0009】本実施の形態における歯科用ハンドピース
は、以上のように構成されているので、術者が例えば右
手でハンドグリップ部2を保持して、その親指を操作ス
イッチ3に当てがい、左手で可撓性ガイド管6を治療部
位に向くように折り曲げて口腔内に挿入し、制御スイッ
チ3を押してレーザー光を光ファイバーの先端4aから
治療部位に向けて照射することにより、治療部位に対し
て的確なレーザー治療を行うことができる。また、治療
終了後には、ハンドグリップ部2の先端部を加熱して殺
菌消毒することにより、折り曲げられた可撓性ガイド管
6は、元の直線状に戻ることになり、次の治療の開始を
円滑に行うことができる。
【0010】図4は本発明の別の実施の形態の要部を示
しており、上記した可撓性ガイド管6の代わりに、光フ
ァイバー4に被せた保護チューブ8の周りに、形状記憶
合金製のワイヤーを可撓性コイル9として巻いたもので
あり、これをハンドグリップ部2の先端部に形成した取
付穴2cに固定したものである。このように、可撓性ガ
イド管6の代わりに可撓性コイル9を用いることによ
り、光ファイバー4を一層自由に曲げることができる利
点がある。この可撓性コイル9も同様に、高温において
直線状になるように形状記憶させておくことが好まし
い。
【0011】なお、上記実施の形態では、可撓性ガイド
部材として形状記憶合金を使用したが、本発明を実施す
る際には、他の可撓性を有する金属材料、合成樹脂材
料、ゴム材料等も使用することができ、その形状、長さ
等も自由に変更できるものである。また、前記した特開
平9−206312号公報に記載されたガイド管先端部
から冷却液を噴出させる構成を本発明に適用することが
でき、その場合には、本実施の形態における固定ガイド
管5と可撓性ガイド管6および保護チューブ8の内部
が、冷却液の流通路となる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の歯科用ハ
ンドピースは、レーザー照射用制御スイッチを有するハ
ンドグリップ部の先端部に、レーザー光を導光するため
の光ファイバーを挿通した可撓性ガイド部材を設けたの
で、レーザー光の向きを自由に変えることができ、特に
上顎部分の治療や口腔内側面や歯牙側面などの治療に当
たり、術者が腕を屈曲させたり、手首を捩じったりする
ことなく、治療部位に対しレーザー光を的確に当てなが
ら、容易にスイッチ操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るハンドピースの外観
図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】ハンドグリップ先端部の拡大縦断面図である。
【図4】ハンドグリップ先端部の別の実施形態を示す拡
大縦断面図である。
【符号の説明】
1 歯科用ハンドピース 2 ハンドグリップ部 3 制御用スイッチ 4 光ファイバー 5 固定ガイド管 6 可撓性ガイド管 7 スイッチ用リード線 8 保護チューブ 9 可撓性コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドピース本体、このハンドピース
    本体の先端から相当長突出した先端部分を備えたレーザ
    ー光を導光するための光ファイバー、および治療箇所に
    応じて、光ファイバーの前記先端部分の光導出端を所望
    の方向を向かせることが出来るように、該先端部分を可
    撓的に保持することの出来る可撓性ガイド部材とを備え
    た歯科用ハンドピース。
  2. 【請求項2】 前記可撓性ガイド部材が、光ファイバ
    ーを挿通するシリコーンゴム又は可撓性プラスチックで
    形成されたパイプ材であることを特徴とする請求項1記
    載の歯科用ハンドピース。
  3. 【請求項3】 前記可撓性ガイド部材が、光ファイバ
    ーを挿通した保護チューブの周囲に巻かれたコイル材で
    あることを特徴とする請求項1記載の歯科用ハンドピー
    ス。
  4. 【請求項4】 前記可撓性ガイド部材が、形状記憶合
    金で形成されていることを特徴とする請求項2または3
    記載の歯科用ハンドピース。
JP11200710A 1999-07-14 1999-07-14 歯科用ハンドピース Pending JP2001025474A (ja)

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