JP2001024906A - 信号圧縮回路およびそれを用いたビデオカメラ処理装置 - Google Patents

信号圧縮回路およびそれを用いたビデオカメラ処理装置

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JP2001024906A
JP2001024906A JP11194666A JP19466699A JP2001024906A JP 2001024906 A JP2001024906 A JP 2001024906A JP 11194666 A JP11194666 A JP 11194666A JP 19466699 A JP19466699 A JP 19466699A JP 2001024906 A JP2001024906 A JP 2001024906A
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Junichi Hosokawa
純一 細川
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Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折れ線方式の非線形処理回路を用いて、量子
化精度の有効活用とチップサイズの縮小等を実現する。 【解決手段】 固体撮像素子11より出力されたアナロ
グ映像信号を、A/D変換器14を用いてデジタル映像
信号に変換し、信号処理部19で色信号と輝度信号につ
いて信号処理を行う場合に、輝度信号および色信号をA
/D変換後のデジタル映像信号を圧縮した後、ラインメ
モリ18を用いて複数ラインのデジタル映像信号を得、
このデジタル映像信号を伸張処理した後に、色成分を分
離する。これにより、色信号処理系には伸張(復元)し
た映像信号を用いて色再現性の向上を図り、輝度信号処
理系には伸張しない映像信号を用いてガンマ補正後の輝
度信号から輪郭抽出した場合と等価な特性を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固体撮像素子の
アナログ信号出力をA/D変換器を用いてデジタル信号
化して以降の処理を行う信号圧縮回路およびそれを用い
たビデオカメラ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5を用いて、従来のデジタル信号処理
によるビデオカメラを説明する。同図において、固体撮
像素子501から読み出されたアナログ映像信号502
は、まずCDS(相関二重サンプリング)と呼ばれるノ
イズ低減回路503に入力する。ノイズ低減回路503
の出力は、GCA(ゲインコントロールアンプ)504
を介して、A/D変換器505に供給する。
【0003】A/D変換器505により、アナログ/デ
ジタル変換された映像信号は、フリッカ補正、レンズシ
ェーディング補正等を行う前処理回路506に供給す
る。前処理回路506による量子化精度の悪化はなく、
よって前処理回路506の出力のビット深みは、A/D
変換器505の出力のビット深みと同じになる。
【0004】前処理回路506の出力は、AES(電子
シャッタアイリス)とAGC(オートゲインコントロー
ル)の組合せ制御を行う制御回路507に供給する。制
御回路507は、入力信号を積算し被写体照度を検出し
て、A/D変換器505に入力される信号レベルが常に
一定となるように、GCA504の利得を調整するAG
C制御信号508を供給する。また、制御回路507
は、電子シャッタのスピード(蓄積時間)を可変する制
御信号509を出力する。制御信号509は、固体撮像
素子501から映像信号を読み出すために必要な駆動パ
ルス511を発生させるタイミング信号発生器510に
入力し、電子シャッタスピードを可変する。
【0005】前処理回路506の出力は、同時に1H
(水平)ライン分のラインメモリ512にも供給する。
ラインメモリ512の出力は、前処理回路506の出力
に比べて1H期間分の遅延している。ラインメモリ51
2の出力は、さらに1Hライン分のラインメモリ513
に供給する。前処理回路506、ラインメモリ512,
513からの出力は、その遅延量からそれぞれ0H信
号、1H信号、2H信号と呼ばれ、以降の色信号処理・
輝度信号処理に必要な複数ライン分の信号となる。
【0006】ここでの説明は、ラインメモリを2個用い
た3ライン信号処理としているが、ラインメモリを1個
用いた2ライン信号処理、4個用いた5ライン信号処理
等もある。ラインメモリを多数用いると、信号処理精度
が向上し、画質的に有利とされるが、同時に回路規模・
チップコストも上がるので、一般的には2〜5ラインの
信号処理で行う。
【0007】0H〜2H信号は、色分離・ホワイトバラ
ンス調整回路514を介して、R信号、G信号、B信号
になる。このR,G,B信号は、それぞれ独立してガン
マ(γ)補正と呼ばれる非線形処理回路515を介し
て、黒付近の伸張、白付近の圧縮を行う。
【0008】ガンマ補正後のR’,G’,B’の各信号
は、続いてマスキング処理と呼ばれる色補正およびRG
B信号を、Y,U,V信号に変換するマトリクス回路5
16で演算処理を行い、輝度のベースとなるYL信号と
色を示すU(B−Y)信号、V(R−Y)信号になる。
U,V信号は、帯域制限を行う為のLPF、時分割信号
にするためのスイッチ517を介し、U/V信号として
端子518より出力する。色分離・ホワイトバランス調
整回路514〜スイッチ517に至るまでは、ビデオカ
メラにおける色信号処理と呼ばれる部分である。
【0009】0H〜2H信号は、高域成分を含む輝度
(YH)信号を生成する輝度生成回路519にも供給す
る。輝度生成回路519から出力されるY0+2H信
号、Y1H信号は、色信号処理と同様にガンマ補正回路
520を通る。これは、ガンマ補正回路520を通った
Y0+2H’信号とY1H’信号から輪郭抽出を行った
方が、より理想的な(黒付近〜白付近の全域で均等な)
輪郭信号が選られるためである。輪郭抽出回路521よ
り出力される輪郭(DTL)信号とマトリクス回路51
6から出力されるYL信号を加算器522で加算し、輝
度(Y)信号として端子523より出力する。
【0010】ところで、従来のビデオカメラにおけるデ
ジタル信号処理においては、ラインメモリが必須で有
り、量子化精度が高く(ビット深みが大きく)、多画素
対応(1Hの遅延段数が多い)したものほど、大規模に
なる。
【0011】ビデオカメラのデジタル信号処理に必須と
なるラインメモリは、そのビット深みが増えるほどチッ
プ上の面積が広がる。ラインメモリがチップ全体に対し
て占める割合は大きい。よって、従来のデジタル信号処
理のようにA/D変換器のビット深みと同じ深みのライ
ンメモリを用いると、たとえば高画質化を追求した場合
に、多ビット化したA/D変換器+複数ライン分のライ
ンメモリによるチップサイズの拡大は避けられず、コス
トアップにつながる。
【0012】また、信号処理の高機能化に必要なフィー
ルドメモリも同様である。現状ではフィールドメモリの
チップサイズとラインメモリを含むデジタル信号処理I
Cのチップサイズとがほぼ同等であり、ビット深みの増
加によるコストアップは無視できない。
【0013】現状、ビデオカメラ用のA/D変換器の主
流は10ビットであり、一方でフィールドメモリとして
用いる汎用RAMのビット深みは8または16ビット深
みを有するという問題もある。それぞれを別チップで構
成した場合には、ビット深みが異なる。
【0014】ビデオカメラの信号処理におけるガンマ補
正は、黒付近の信号を伸張し、白付近の信号を圧縮する
非線形信号処理回路であり、黒付近で必要とされる量子
化精度に比べて白付近の精度はそれほど必要ない。つま
り、A/D変換された信号をそのままの精度でラインメ
モリにより遅延させることは、量子化精度の点では非常
に無駄の多い構成となる。
【0015】しかしながら、A/D変換された色キャリ
ア成分を含む映像信号をそのまま非線形圧縮し、その後
で色分離すれば色再現性の点で問題が生じるので、従来
のデジタル信号処理においてはチップサイズの拡大によ
るコストアップを無視していた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の場合、
ラインメモリに蓄える信号を圧縮していないため、ライ
ンメモリの容量が量子化精度の求めに応じて際限なく増
加し、その結果としてチップ面積が増加する傾向にあっ
た。
【0017】そこで、この発明の目的は、折れ線方式の
非線形信号処理回路を用いて、量子化精度の有効活用と
チップサイズの縮小を実現し得ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明の信号圧縮回路では、固体撮像素子よ
り出力されたアナログ映像信号を、A/D変換器を用い
てデジタル映像信号に変換し、変換されたNビットの深
みを有する前記デジタル映像信号を複数の異なった特性
を持つLPFに同時に入力し、入力される前記デジタル
映像信号を、前記LPFの遅延量に合わせて遅延させた
遅延映像信号と前記各LPFの演算結果の出力とを任意
のタイミングで同時に選択出力可能な第1の選択手段
と、Nビット深みを有する前記遅延映像信号および前記
第1の選択手段の出力を任意の異なった値と同時に比較
する複数の比較手段と、前記遅延映像信号および前記第
1の選択手段の出力を任意の異なった係数で乗算し、そ
の後に任意の異なった直流成分を加算する複数の線形演
算手段と、前記複数の比較手段の出力から前記の複数の
線形演算手段の出力の選択を行う第2の選択手段とを具
備し、前記第2の選択手段より得られるMビット深みの
信号圧縮(M<N)を行った後で、複数のラインメモリ
を用いて得た複数ラインのデジタル映像信号と、フィー
ルド/フレームメモリを用いた複数画面のデジタル映像
信号とを得て、以降のデジタル信号処理部に出力するこ
とを特徴とする。
【0019】上記した手段により、それぞれの直線領域
に異なった特性のLPFを挿入することで非線形信号圧
縮回路を実現したことで、簡単な回路構成(小規模)で
圧縮・伸張特性を得ることができる。
【0020】また、この発明のビデオカメラ処理装置に
おいては、固体撮像素子より出力されたアナログ映像信
号を、A/D変換器を用いてデジタル映像信号に変換
し、以降の信号処理を行う場合に、輝度および色信号を
含む前記デジタル映像信号を圧縮した後、ラインメモリ
を用いて複数ラインのデジタル映像信号を得、該デジタ
ル映像信号を伸張処理した後に、色成分を分離したこと
を特徴とする。
【0021】この手段により、色信号処理系には伸張
(復元)した映像信号を用いて色再現性の向上を図り、
輝度信号処理系には伸張しない映像信号を用いてガンマ
補正後の輝度信号から輪郭抽出した場合と等価な特性を
得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明の第1の実施の形態について説明するためのシス
テム図である。固体撮像素子11から読み出されたアナ
ログ映像信号は、まずCDS(相関二重サンプリング)
と呼ばれるノイズ低減回路12に供給する。このノイズ
低減回路12の出力は、GCA13で振幅調整し、A/
D変換器14を介してデジタル映像信号となる。
【0023】A/D変換器14の出力はALC回路15
に供給し、ここで画面積算を行って平均輝度レベルを検
出し、ゲイン制御信号AGCと電子シャッタスピード制
御信号AESとを発生させる。ゲイン制御信号AGCは
GCA13に供給し、電子シャッタスピード制御信号A
ESは、固体撮像素子11の駆動パルスを発生させるタ
イミング発生器16に供給する。タイミング発生器16
において、固体撮像素子11の蓄積時間を可変する。ゲ
イン制御信号AGCと輝度積算値とをスイッチSW1に
供給し、ここで選択されて非線形信号圧縮回路17の一
部を構成する、LPFをオン/オフするスイッチSW2
を切り換える。
【0024】この切り換えは、GCA13の利得が大き
くなる低照度下で撮影の場合のように、S/Nが悪化す
ると考えられるときに、自動的にLPFをオンし、S/
N改善を行うことが可能になる。非線形信号圧縮回路1
7を介して圧縮された映像信号は、ラインメモリ18を
通って2ライン分の映像信号となり、ガンマ補正を含む
以降の信号処理回路19で処理を行い、その出力より色
信号U,Vと輝度信号Yの出力を得る。
【0025】ここで、非線形信号圧縮回路17のより具
体的な構成例と、非線形信号圧縮回路17より得られた
非線形圧縮信号の3ライン分(0〜2H信号)を得て信
号処理部19に供給する構成例を図2に挙げて説明す
る。図2において、17は2点折れ線の信号圧縮を行う
非線形信号圧縮回路で、200は、3ライン分の信号
(0〜2H信号)を得る3ライン映像信号抽出部であ
る。
【0026】まず、信号圧縮部17について説明する。
前段のA/D変換器14を介して得られたデジタル化さ
れた映像信号は、遅延器21とLPF22とLPF23
に同時に供給する。ここでは、高輝度部分にLPF2
2,23を通さない構成としているので、LPFは2種
類で済む。LPF22,23は、遅延段数が同じで遮断
特性のみ異なっているものとする。スイッチ24,25
は、LPF22,23のオン/オフを行うもので、共通
の制御端子26で切り換えられる。スイッチ24,25
で3系統全てを遅延信号とすれば、単純な折れ線方式の
非線形処理回路になる。折れ点の位置は比較器27に供
給される設定値28,29で決まる。
【0027】3系統の映像信号は、演算器30〜32に
よりそれぞれ演算器30で図3のAの傾きとオフセット
成分を、演算器31で図3のBの傾きとオフセット成分
を、演算器32で図3のCの傾きとオフセット成分を持
った映像信号となる。
【0028】加算器33,34はLPFの切換わり部分
で特性を滑らかにつなぐためのものである。LPFによ
り帯域の異なった信号を比較器27で同時に比較し、比
較結果が異なったときにのみ、その中間の特性を持つ信
号が得られることになる。この場合に得られる5種類の
遮断特性を有する映像信号は、スイッチ35,36によ
り選択して出力する。A/D変換器14を出力される入
力Nビットの映像信号は圧縮され、出力Mビットの映像
信号をスイッチ35より出力する。
【0029】次に、3ライン映像信号抽出部200につ
いて説明する。非線形信号圧縮回路17で圧縮された信
号は、ラインメモリ37,38に順次供給し、0〜2H
の3ライン分の信号となって信号処理部19の輝度信号
処理器191に入る。更に、0〜2H信号は、伸張され
て色信号処理器192に入る。伸張器39〜41により
伸張された後の0〜2H信号を色信号処理器192で用
いる理由は、色再現性の向上にある。非線形処理された
映像信号から色分離すれば必ず色再現性が低下する。逆
に、伸張前の0〜2H信号を輝度信号処理器191で用
いれば、全映像レベルで安定した輪郭抽出を行うことが
できる、さらに、図2の圧縮について図3の入出力特性
図を用いて説明する。A/D変換器14の飽和レベルを
150%(オフセット10%)と仮定し、例えばLPF
23では−10%〜30%領域で1/2圧縮(オフセッ
ト±0%)を、LPF22では30%〜70%領域で1
/4圧縮(オフセット+10%)を、スルーのLPFな
しでは70%〜150%領域で1/8圧縮(オフセット
+20%とすれば、全体で入力振幅を1/4(−2ビッ
ト)にできる。つまり、10ビットのA/D変換器を用
いても、ラインメモリ37,38は、それぞれ8ビット
で済む。LPFの遮断特性は、LPF23の有する信号
通過帯域が最も狭く、逆にLPFなしの場合は全ての信
号が通過する。
【0030】以降の信号処理回路19におけるガンマ補
正を考慮すると、黒付近のノイズレベルを押え、かつ黒
付近の量子化精度を最大限確保できるこの圧縮方式は、
非常に効率が良い。
【0031】このように、デジタル化された映像信号に
非線形圧縮処理を施すことにより、色と輝度の信号処理
のために数ライン分信号を抽出する回路のラインメモリ
の容量を抑えつつ、量子化精度を確保することができ
る。
【0032】図4は、この発明の他の実施の形態につい
て説明するためのシステム図である。この実施の形態
は、単板式カラーカメラのデジタル信号処理部に適用さ
せたものである。なお、図1と図2と同一の構成部分に
は同一の符号を付して説明する。
【0033】固体撮像素子11から読み出されるアナロ
グ映像信号は、まずノイズ低減回路12を介し、次にG
CA13で振幅調整され、A/D変換器14でデジタル
映像信号となり、高輝度キャリア補正回路50に供給す
る。
【0034】高輝度キャリア補正回路50は、単板式カ
ラーカメラのデジタル信号処理において、高輝度領域の
キャリアバランスのずれを補正し、ライン間の輝度レベ
ル誤差をなくして“横スジ”の発生を押える回路であ
る。高輝度キャリア補正回路50において輝度レベル誤
差がなくなり、以降の信号処理における“横スジ”の発
生をなくすことができる。
【0035】高輝度キャリア補正回路50の出力には次
の問題もある。それは高輝度キャリア補正回路50の演
算上に起因するもので、高輝度キャリア補正回路50よ
り出力される信号の量子化精度がA/D変換器14のそ
れよりも必ず悪化する点である。実際、量子化精度のな
い映像信号を、そのままラインメモリ37,38で遅延
するシステムは効率が悪い。
【0036】例えば、A/D変換器14の入力飽和レベ
ル設定を300%、高輝度キャリア補正回路50の出力
飽和レベル設定を150%と仮定すれば、理論的に輝度
レベル誤差を“ゼロ”にすることが可能である。しか
し、高輝度キャリア補正回路50の出力の有する実効量
子化精度は、1/2(マイナス1ビット精度)になって
しまう。
【0037】そこで、高輝度キャリア補正回路50の次
段に非線形信号圧縮回路17を設置することで、量子化
精度を有効に使い、かつ低規模化・低コスト化すること
ができる。
【0038】つまり、図1でも説明したが、高輝度キャ
リア補正回路50の出力は非線形信号圧縮回路17と同
時にALC回路15にも供給され、固体撮像素子11の
電子シャッタスピード(AES)、GCA13の利得調
整(AGC)、非線形信号圧縮回路17内のLPFのオ
ン/オフを行う。ALC回路15による信号積算に非線
形信号圧縮回路17の出力を使用しない理由は、非線形
処理後の映像信号では、ALCの誤動作(ハンチング
等)が生じる可能性があるからである。
【0039】非線形信号圧縮回路17の出力信号は、ラ
インメモリ37,38に順次供給し、0〜2Hの3ライ
ン分の信号となって、信号処理部19の輝度信号処理器
191に供給し、輝度信号処理を行って出力より輝度信
号Yを出力する。さらに0〜2H信号は、それぞれ伸張
器39〜41により伸張して色信号処理器192に供給
し、色信号処理を行って色信号U,Vを出力する。
【0040】単板式カラーカメラのデジタル信号処理す
る場合に、高輝度キャリア補正を行った後の量子化精度
が、A/D変換された後のものよりも悪化するが、この
実施の形態では、高輝度キャリア補正を行った後に、非
線形信号圧縮を行ったことで、量子化精度を向上させる
ことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、A/D変換器の有する量子化精度とガンマ補正回路
が必要とする量子化精度の間で効率良くメモリを使用で
き、コストダウンを実現すると同時にS/N改善や輪郭
抽出、色再現性の確保が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態について説明するため
のシステム図。
【図2】図1の主要部の具体例について説明するための
回路構成図。
【図3】図2の圧縮の入出力特性図について説明するた
めの説明図。
【図4】この発明の他の実施の形態について説明するた
めのシステム図。
【図5】従来のビデオカメラにおけるデジタル信号処理
を説明するためのシステム図。
【符号の説明】
11…固体撮像素子、12…ノイズ低減回路、13…G
CA、14…A/D変換器、15…ALC回路、16…
タイミング信号発生器、17…非線形信号圧縮器、18
…ラインメモリ、19…信号処理部、191…輝度信号
処理器、192…色信号処理器、200…3ライン映像
信号抽出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C021 PA17 PA18 PA34 PA42 PA53 PA62 PA66 PA67 PA79 PA85 PA99 RB01 SA22 SA23 SA24 XA04 XA20 XA31 XA33 XA34 5C022 AB00 AB12 AB20 AC51 AC69 5C066 AA01 DC06 EA04 EC02 EC05 GA27 GA29 KA12 KA13 KC02 KC11 KD02 KE02 KE03 KE09 KE19 KG01 KL13 KP02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子より出力されたアナログ映
    像信号を、A/D変換器を用いてデジタル映像信号に変
    換し、変換されたNビットの深みを有する前記デジタル
    映像信号を複数の異なった特性を持つLPFに同時に入
    力し、入力される前記デジタル映像信号を、前記LPF
    の遅延量に合わせて遅延させた遅延映像信号と前記各L
    PFの演算結果の出力とを任意のタイミングで同時に選
    択出力可能な第1の選択手段と、 Nビット深みを有する前記遅延映像信号および前記第1
    の選択手段の出力を任意の異なった値と同時に比較する
    複数の比較手段と、 前記遅延映像信号および前記第1の選択手段の出力を任
    意の異なった係数で乗算し、その後に任意の異なった直
    流成分を加算する複数の線形演算手段と、前記複数の比
    較手段の出力から前記の複数の線形演算手段の出力の選
    択を行う第2の選択手段とを具備し、 前記第2の選択手段より得られるMビット深みの信号圧
    縮(M<N)を行った後で、複数のラインメモリを用い
    て得た複数ラインのデジタル映像信号もしくはフィール
    ド/フレームメモリを用いた複数画面のデジタル映像信
    号を得て、以降のデジタル信号処理部に出力することを
    特徴とする信号圧縮回路。
  2. 【請求項2】 固体撮像素子より出力されたアナログ映
    像信号を、A/D変換器を用いてデジタル映像信号に変
    換し、以降の信号処理を行うビデオカメラ処理装置にお
    ける自動絞り調整を行う自動絞り調整回路の輝度積算値
    あるいはAGCのゲイン制御値により、 前記第1選択手段を自動的に切り換える構成とし、低照
    度時に自動的に映像信号のS/N改善を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の信号圧縮回路。
  3. 【請求項3】 前記自動絞り調整回路は、電子シャッタ
    アイリスとオートゲインコントロール制御を行うことを
    特徴とする請求項2に記載の信号圧縮回路。
  4. 【請求項4】 固体撮像素子より出力されたアナログ映
    像信号を、A/D変換器を用いてデジタル映像信号に変
    換し、以降の信号処理を行うビデオカメラ処理装置にお
    いて、 輝度および色信号を含む前記デジタル映像信号を圧縮し
    た後、ラインメモリを用いて複数ラインのデジタル映像
    信号を得、該デジタル映像信号を伸張処理した後に、色
    成分を分離したことを特徴とするビデオカメラ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 色分離、ガンマ補正等の処理を行う色信
    号処理系は、前記伸張処理を施した映像信号を用いて色
    再現性を向上させ、輪郭抽出、コアリングを行う輝度信
    号処理系は、伸張処理しない圧縮信号およびメモリ出力
    信号を用いることで、ガンマ補正後の映像信号から抽出
    した場合と近似な輪郭信号が得られることを特徴とする
    請求項4に記載のビデオカメラ処理装置。
  6. 【請求項6】 固体撮像素子より出力されたアナログ映
    像信号を、A/D変換器を用いてデジタル映像信号に変
    換し、以降の信号処理を行う単板式のビデオカメラ処理
    装置において、 前記A/D変換器の有する量子化精度に以降のデジタル
    信号処理に必要とする飽和レベルより大きな飽和レベル
    を設定し、A/D変換直後に高輝度部の色キャリアを補
    正して輝度成分の誤差を減らす高輝度色キャリア補正回
    路を用いた場合に、 前記A/D変換器の有する量子化精度よりも精度の悪化
    した補正映像信号出力に、折れ線方式の非線形信号圧縮
    回路を用いることで、量子化精度の有効活用、および規
    模縮小を図ったことを特徴とするビデオカメラ処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003047014A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
US7116360B2 (en) 2002-02-28 2006-10-03 Seiko Epson Corporation Image signal processing circuit and semiconductor device
JP2009077410A (ja) * 2002-08-23 2009-04-09 Micron Technology Inc 画素信号処理方法及び画素回路処理方法

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