JP2001024787A - 加入者無線通信システム - Google Patents

加入者無線通信システム

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JP2001024787A
JP2001024787A JP18907499A JP18907499A JP2001024787A JP 2001024787 A JP2001024787 A JP 2001024787A JP 18907499 A JP18907499 A JP 18907499A JP 18907499 A JP18907499 A JP 18907499A JP 2001024787 A JP2001024787 A JP 2001024787A
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wireless terminal
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JP18907499A
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English (en)
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Takashi Sakai
隆史 酒井
Sumio Omura
純夫 大村
Yoshihisa Saito
芳久 斉藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加入者無線通信システムにおける番号計画変
更時、個々の家庭の加入者無線端末装置に変更を加える
ことなく、網側からの情報により、個別に加入者端末内
のデータの変更を可能とする。 【解決手段】 番号計画に従った電話番号の桁数に関す
る情報を、無線基地局103が、報知情報等の無線基地
局から加入者無線端末105に送信する情報に付与し、
番号計画に従った電話番号の桁に関する情報を加入者無
線端末へ送信する。この情報は、加入者無線端末に具備
されている記憶装置に記憶され、電話機107からの発
信の場合の無線回線の捕捉開始とうのために使用され
る。この情報は、必要に応じて最新の番号計画(ダイア
ル情報)を網101に接続される交換機102から無線
基地局を経由して加入者無線端末に提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機と加入者端
末間とのアクセス系における加入者無線通信システムに
係り、特に、交換機に有する番号計画の情報を加入者端
末に転送することにより発信接続の迅速化を可能にした
加入者無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、加入者無線通信システム等の交
換機と加入者電話端末装置との間に無線システムを用い
る通信方式は、交換機と、無線基地局装置と、交換機と
無線基地局とを接続する接続装置と、無線基地局装置と
の間で無線通信により通信回線を確立し通信を行う加入
者無線端末装置と、加入者無線端末装置に接続され音声
・FAX等による通信を行う加入者電話端末装置とによ
り構成されている。そして、加入者無線端末装置には、
無線装置を制御・運用する回路(無線部)の他に、電話
機やFAX装置を駆動する回路(加入者インターフェー
ス回路)が備えられている。
【0003】加入者無線通信システムは、従来の地中へ
の埋没や電柱架設により加入者宅まで引いていた電話加
入者回線を電波による無線通信回線に置き換えることに
より、設置期間の短縮及び低コスト化を可能とする技術
である。
【0004】このような加入者無線通信システムは、ユ
ーザーが通信を行うときに、無線周波数チャネルを割り
当て、また、不要な無線周波数チャネルを直ちに開放す
ることにより周波数の有効利用を図ることができるよう
にシステム設計が行われている。すなわち、加入者無線
通信システムは、通信終了時にどちらか一方の加入者が
回線を切断すると直ちに無線回線が切断され、そのとき
使用されていた周波数チャネルを他のユーザーが使用可
能となるようにしている。通常、無線周波数は、限りあ
る資源であるため、特定ユーザーの占有権はなく、複数
のユーザーが共有して全てのユーザーに対して同等に割
り当てられるようにシステムが設計されている。
【0005】加入者無線通信システムは、加入者宅に設
置されている電話機やFAX装置から発呼する場合に、
電話機から被呼者番号(ダイアル番号)を交換機へ通知
する必要がある。この被呼者番号を交換機へ通知するた
めに、加入者無線通信システムは、有線通信システムの
場合と異なり、加入者無線端末装置と無線基地局装置と
の間で無線回線の通話路を確保する必要が生じる。
【0006】このための手段として、無線区間の通話路
を確保する手順に2通りの方法がある。1つは、まず、
無線回線の通話路を確保し、回線を交換機まで繋げてお
き、続いて、被呼者番号(ダイアル番号)を電話機から
直接交換機にDTMFやダイアルパルス等により直接送
信する方法であり、いわゆる分割発信と呼ばれている方
法である。もう1つは、被呼者番号(ダイアル番号)を
加入者無線端末装置の記憶部に一旦蓄積し、無線回線の
通話路確保と同時に被呼者番号(ダイアル番号)をデー
タとして送信し、無線基地局または接続装置で交換機の
入力に適合した形(DTMFやダイアルパルスなど)に
被呼者番号(ダイアル番号)データを変換し、交換機へ
間接的に送信する方法であり、いわゆる一括発信と呼ば
れている方法である。
【0007】これらの方法に関する従来技術として、P
HS(パーソナルハンディホンシステム)の場合、例え
ば、社団法人電波産業会発行の第2世代コードレス電話
システム標準規格(RCR STD−28)に規定され
た技術が知られている。
【0008】公衆PHSシステム等では、システムの周
波数有効利用の面から後者の一括発呼が一般的に用いら
れている。さらに、被呼者番号(ダイアル番号)をデー
タに変換して送出する方法を取ることにより、フェージ
ングやその他の影響による無線回線の品質劣化時に、誤
り訂正等による回線品質保証を容易行うことが可能とな
る。このとは、加入者無線通信システムにおいても同様
である。
【0009】公衆PHSのような移動無線端末を用いる
システムは、移動通信端末に発呼ボタンを設けることに
より、加入者がダイアル入力後発呼ボタンを操作するこ
とにより発呼動作に移ることが可能となる。しかし、加
入者無線通信システムは、汎用の電話機を使用可能とす
るため、一括発呼での接続方法を取る場合、加入者無線
端末装置で卓上電話機からの被呼者番号(ダイアル番
号)を蓄積後、最終桁を確認後、被呼者する必要があ
る。そのため、加入者無線端末装置には、最終桁を判断
する機能が必要となる。
【0010】なお、この種の加入者無線端末装置に関す
る従来技術として、例えば、特開平9−9308号公報
等に開示された技術が知られている。この従来技術は、
加入者無線端末装置内のメモリ内にダイアル情報とこの
ダイアル情報に対応するダイアル情報の総桁数とを含む
ダイアル最終桁判定用データを予め記憶しておき、電話
機からのダイアル情報の最終桁を判別し、判別した時点
で直ちに呼接続を実施するというものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述した加入者無線端
末装置に関する従来技術は、加入者無線端末装置内のメ
モリ内にダイアル情報とこのダイアル情報に対応するダ
イアル情報の総桁数とを含むダイアル最終桁判定用デー
タを予め記憶させておく必要があるが、前記公報には、
このようなデータのこの記憶方法については言及されて
いない。
【0012】ダイアル情報の総桁数を含むダイアル最終
桁判定用データを予め記憶させる方法として、端末装置
製造時、あるいは、加入者データ登録時にメモリに書き
込んで記憶させる方法が考えられる。この場合、加入者
に無線端末装置を配布後に、ダイアル情報が変更になっ
た場合、各加入者宅の無線端末装置のデータを個別に変
更する必要が生じる。加入者数が数万の規模になるとそ
のデータ変更作業量は膨大なものとなってしまう。
【0013】前述したように従来技術による加入者無線
通信システムは、ダイアル情報や網の番号計画が変更に
なった場合の各加入者宅の無線端末装置のデータの変更
に対する対処方法について配慮されてなく、加入者に無
線端末装置を配布後に、ダイアル情報が変更になった場
合に、各加入者宅の無線端末装置のデータを個別に変更
する必要が生じ、そのデータ変更作業量が膨大なものと
なるという問題点を有している。
【0014】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、加入者無線通信システムにおける番号計画
変更時、個々の家庭の加入者無線端末装置に変更を加え
ることなく、網側からの情報により、個別に加入者端末
内のデータを変更することを可能とした加入者無線通信
システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、電話網と、該電話網に接続される交換機と、該交換
機に接続される無線基地局と、該無線基地局と通信を行
う加入者無線端末装置とを備えて構成される加入者無線
通信システム、あるいは、さらに、加入者無線端末装置
に接続された加入者電話機を備えて構成されるシステム
において、電話網の番号計画に関する情報を前記交換機
から前記無線基地局を経由して前記加入者無線端末装置
に通知する手段を有することにより達成される。
【0016】また、前記目的は、前述のシステムにおい
て、電話網の番号計画に関する最新の情報を前記交換機
に記憶する手段と、前記電話網の番号計画に関する最新
の情報を前記交換機から前記無線基地局を経由して前記
加入者無線端末装置に通知する手段とを有することによ
り、また、電話網の番号計画に関する最新の情報を交前
記換機に記憶する手段と、前記加入者無線端末装置が位
置登録を行う際、前記電話網の番号計画に関する最新の
情報を前記交換機から前記無線基地局を経由して前記加
入者無線端末装置に通知する手段とを有することにより
達成される。
【0017】また、前記目的は、前述のシステムにおい
て、電話網の番号計画に関する最新の情報を前記交換機
に記憶する手段と、電話網の番号計画に関する情報の版
数(バージョン)を前記交換機から前記無線基地局を経
由して前記加入者無線端末装置に通知する手段と、前記
加入者無線端末装置からの要求に従って前記電話網の番
号計画に関する最新の情報を前記交換機から前記無線基
地局を経由して前記加入者無線端末装置に通知する手段
とを有し、前記加入者無線端末装置は、版数(バージョ
ン)を識別する手段と、版数(バージョン)が変更され
ている場合に、番号計画に関する最新の情報を要求する
手段とを有することにより達成される。
【0018】さらに、前記目的は、前述のシステムにお
いて、電話網の番号計画に関する最新の情報を前記交換
機に記憶する手段と、前記加入者電話機からの決められ
た番号の送信により、前記電話網の番号計画に関する最
新の情報を前記交換機から取り出し、前記交換機から前
記無線基地局を経由して前記加入者無線端末装置に通知
する手段とを有することにより達成される。
【0019】本発明による加入者無線通信システムにお
ける交換機は、電話網の番号計画情報を保有し、加入者
無線通信システム内の無線基地局は、交換機にアクセス
して番号計画に従った電話番号の桁数に関する情報を交
換機が保有する番号計画のデータベースから入手する。
そして、無線基地局は、加入者無線端末に送信する報知
情報等に電話番号の桁数に関する情報を付加して加入者
無線端末に送信する。
【0020】加入者無線端末装置は、報知情報に付与さ
れた番号計画に従った電話番号の桁数に関する情報を受
信し、これを加入者無線端末装置に具備されている記憶
装置に記憶し、加入者電話装置から被呼者への接続のた
めに送信される電話番号の桁数を受信、カウントして、
記憶装置内に記憶してある無線基地局からの報知情報に
基づく桁数と照合し、所望の桁数を満たすと直ちに発呼
を行う。
【0021】本発明は、前述により、最新の番号計画
(ダイアル情報)を網から無線基地局を経由して加入者
無線端末に情報提供することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による加入者無線通
信システムの実施形態を図面により詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の実施形態による加入者無線
通信システムの構成の概要を示すブロック図である。図
1において、101は電話網、102は交換機、103
a、103bは無線基地局、104は無線基地局接続装
置、105は加入者無線端末装置、106は加入者無線
機用アンテナ、107は加入者電話機、109a〜19
eは加入者宅である。
【0024】本発明の実施形態による加入者無線通信シ
ステムは、図1に示すように、電話網101、交換機1
02、無線基地局103a、103b、無線基地局接続
装置104、加入者無線機用アンテナ106、加入者宅
109a〜19e内に設置されている加入者無線端末装
置105及び加入者電話機107等により構成される。
無線基地局接続装置104は、既存の交換機に加入者無
線通信システムの無線基地局103を接続するために用
いる装置である。
【0025】そして、図示加入者無線通信システムは、
無線基地局接続装置104に、複数の無線基地局103
a、103bを接続し、更に、加入者無線機用アンテナ
106と、加入者無線端末装置105と、加入者電話機
107とを接続し、無線基地局103と加入者無線端末
装置105とを無線回線で接続し、加入者電話機107
を交換機102と接続して電話網101を介して通信を
行うことを可能とするシステムである。
【0026】本発明は、前述のように構成されるシステ
ムにおいて、電話網101の番号計画の変更等により、
ダイアル桁数等が変更になった場合、各加入者宅の無線
端末装置105のデータを電話網101側から変更可能
としたもので、以下、番号計画の変更等による最新のダ
イアル桁数に関する情報を交換機102から無線基地局
103a、103b(以下、これらを区別することな
く、単に103と表記する)を介して加入者無線端末装
置105に通知する本発明の第1の実施形態による方法
を説明する。
【0027】図1において、加入者無線端末装置105
は、本体の電源を入れることにより、無線基地局103
からの電波を受信することが可能な状態になり、無線基
地局103で報知されている情報を受信し、待ち受け状
態となる。無線基地局から報知されている前述の情報
は、報知チャネルにより送信されてくる。報知チャネル
は、基地局から無線端末に制御情報を報知するための片
方向のチャネルであり、位置登録に関する情報、チャネ
ル構造に関する情報、システムに関する情報等を含んで
いる。
【0028】本発明の実施形態は、前述の報知チャネル
に、交換機102に蓄積されている電話網101の番号
計画による最新のダイアル桁数に関する情報を付加し、
無線基地局103から加入者無線端末装置105に報知
するものである。電話網101の番号計画による最新の
ダイアル桁数に関する情報は、交換機102からファイ
ル転送されることにより、無線基地局103の記憶装置
に蓄積され、さらに線基地局103で報知チャネルのフ
ォーマットに変換されて加入者無線端末装置105へ報
知される。加入者無線端末装置105は、電話網101
の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報を報
知チャネルより報知されると、それ受信し、加入者無線
端末装置内の記憶装置に記憶して待ち受け状態となる。
【0029】加入者電話装置107から発信の操作が行
われた場合、加入者無線端末装置105は、加入者電話
装置107から送出される電話番号を受信してその桁数
カウントし、この電話番号の桁数と、記憶装置内に記憶
してある無線基地局からの報知情報に基づく前記電話網
101からの番号計画による最新のダイアル桁数に関す
る情報の桁数とを照合し、所望の桁数を満たすと直ちに
無線基地局103との間の無線回線を確立し、交換機1
02を介し電話網101との間の回線を接続する。
【0030】図2は本発明の第1の実施形態による前述
した方法を説明するフローチャート、図3は本発明の第
1の実施形態による前述した方法を説明するシーケンス
を示す図である。まず、図3に示すフローについて説明
する。
【0031】(1)交換機102において、電話網10
1の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報
を、番号計画情報として交換機102に具備されている
入出力端末を用い入力する。この情報は、交換機102
の記憶装置内に、データデータベースとして記憶される
(ステップ201、202)。
【0032】(2)次に、交換機102は、データベー
スから前述で記憶された番号計画情報によるダイヤル情
報の桁数に関する情報を読み出し、読み出した電話網1
01の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報
を無線基地局103に通知する(ステップ203、20
4)。
【0033】(3)無線基地局103は、ステップ20
4で交換機から通知された電話網101の番号計画によ
る最新のダイアル桁数に関する情報を入手する(ステッ
プ205)。
【0034】(4)次に、無線基地局103は、自基地
局から加入者無線端末装置105へ報知する報知情報
に、入手した前記電話網101の番号計画による最新の
ダイアル桁数に関する情報を報知チャネルのフォーマッ
トに変換して報知情報に付加し、加入者無線端末装置1
05に向けて無線回線を用いて報知する(ステップ20
6、207)。
【0035】(5)加入者無線端末装置105は、ステ
ップ207で無線基地局103から報知された報知チャ
ネルを受信し、報知チャネルに付加されている前記電話
網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関する
情報を無線基地局103から入手する(ステップ20
8、209)。
【0036】(6)続いて、加入者無線端末装置105
は、番号計画に基づく最新のダイアル桁数に関する情報
を自加入者無線端末装置105内のランダムアクセスメ
モリ(RAM)またはリードオンリーメモリ(ROM)
等の記憶部に記憶する(ステップ210)。
【0037】次に、図3に示すシーケンスを参照して、
前述した第1の実施形態による方法をさらに説明する。
【0038】交換機102は、電話網101の番号計画
による最新のダイアル桁数に関する情報を報知するた
め、「番号計画情報読出」のシーケンス301で交換機
102が具備するデータベースに記憶している電話網1
01の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報
を読み出して、その情報を無線基地局103に「通知」
のシーケンス302で通知する。
【0039】基地局103は、交換機102から送られ
てくる電話網101の番号計画による最新のダイアル桁
数に関する情報を「番号計画情報入手」のシーケンス3
03で入手し、「報知情報に番号計画情報付加」のシー
ケンス304で、報知チャネルに前記交換機102から
入手した電話網101の番号計画による最新のダイアル
桁数に関する情報を付加する。さらに、基地局103
は、「報知情報送信」のシーケンス305で、最新のダ
イアル桁数に関する情報を付加した情報を、「通知」の
シーケンス306で加入者無線端末装置105へ通知す
る。
【0040】加入者無線端末装置105は、報知情報受
信のシーケンス307で、前記無線基地局103からの
報知情報を受信し、「番号計画情報入手」のシーケンス
308で、前記電話網101の番号計画による最新のダ
イアル桁数に関する情報を基地局103から入手する。
続いて、加入者無線端末装置105は、「番号計画記
憶」のシーケンス309で、加入者無線端末装置105
内のRAMまたはROM等の記憶部に、基地局103か
ら入手した電話網101の番号計画による最新のダイア
ル桁数に関する情報を記憶する。
【0041】次に、図1に示すシステムにおいて、番号
計画の変更等による最新のダイアル桁数に関する情報を
交換機102から無線基地局103を介して加入者無線
端末装置105に通知する本発明の第2の実施形態によ
る方法を説明する。
【0042】第2の実施形態による方法の第1の実施形
態の場合との相違は、第2の実施形態が、加入者無線通
信システムに加入者無線端末の位置登録機能がある場合
の例である点である。すなわち、この例は、報知チャネ
ルの情報に位置登録エリアの情報を含み、加入者無線端
末装置105が別のエリアから移転してきた場合等、加
入者端末装置105が記憶装置に記憶している位置登録
エリア情報と報知チャネルの情報に位置登録エリアの情
報とが異なる場合に、位置の登録を必要とするシステム
に適用されるものである。
【0043】この場合、加入者無線端末装置105は、
まず、位置登録要求を無線基地局103に通知する。無
線基地局103は、加入者無線端末装置105からの位
置登録要求に基づき、無線基地局接続装置104を介し
て、交換機102に加入者無線端末装置105の位置登
録を行う。位置登録が完了すると、交換機102から無
線基地局接続装置104、無線基地局103を介して加
入者無線端末装置105に位置登録完了が通知される。
このとき、交換機102は、位置登録完了通知の情報に
交換機102に蓄積されている電話網101の番号計画
による最新のダイアル桁数に関する情報を付加して、基
地局103から加入者無線端末装置105に報知する。
【0044】加入者無線端末装置105は、電話網10
1の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報を
報知チャネルより受信して、加入者無線端末装置内の記
憶装置に記憶し待ち受け状態となる。
【0045】加入者電話装置107から発信の操作が行
われた場合、加入者無線端末装置105は、加入者電話
装置107から送出される電話番号を受信してその桁数
カウントし、この電話番号の桁数と、記憶装置内に記憶
してある無線基地局からの報知情報に基づく前記電話網
101からの番号計画による最新のダイアル桁数に関す
る情報の桁数とを照合し、所望の桁数を満たすと直ちに
無線基地局103との間の無線回線を確立し、交換機1
02を介し電話網101との間の回線を接続する。
【0046】図4は本発明の第2の実施形態による前述
した方法を説明するフローチャート、図5は本発明の第
2の実施形態による前述した方法を説明するシーケンス
を示す図である。まず、図4に示すフローについて説明
する。なお、図4において、図2により説明したと同一
のステップには、図2と同一のステップ番号が付与され
ている。
【0047】(1)交換機102において、電話網10
1の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報
を、番号計画情報として交換機102に具備されている
入出力端末を用い入力する。この情報は、交換機102
の記憶装置内に、データデータベースとして記憶される
(ステップ201、202)。
【0048】(2)加入者無線端末装置105が、位置
登録エリアが異なる等の理由が有る場合、加入者無線端
末装置105は、位置登録要求を無線基地局103を経
由して交換機102に通知する(ステップ401)。
【0049】(3)交換機102は、ステップ401で
の加入者無線端末装置105からの位置登録要求に基づ
いて、交換機102が所有するデータベースに加入者無
線端末装置105の位置登録を実施する(ステップ40
3)。
【0050】(4)次に、交換機102は、データベー
スから前述で記憶された番号計画情報によるダイヤル情
報の桁数に関する情報を読み出し、この読み出した電話
網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関する
情報と、位置登録が完了した情報とを無線基地局103
に通知する(ステップ203、403)。
【0051】(5)無線基地局103は、ステップ40
3で通知されてきた交換機102からの位置登録完了と
番号計画情報と受信し、電話網101の番号計画による
最新のダイアル桁数に関する情報を入手する(ステップ
404)。
【0052】(6)無線基地局103は、続いて、自基
地局103から加入者無線端末装置105へ報知する報
知情報に、入手した前記電話網101の番号計画による
最新のダイアル桁数に関する情報を報知チャネルのフォ
ーマットに変換して報知チャネルに付加し、位置登録完
了及び番号計画情報を加入者無線端末装置105に向け
て無線回線を用いて報知する(ステップ405、40
6)。
【0053】(7)加入者無線端末装置105は、無線
基地局103からの報知チャネルを受信し、報知チャネ
ルに付加されている電話網101の番号計画による最新
のダイアル桁数に関する情報を位置登録完了確認の情報
と共に入手する。また、加入者無線端末装置105は、
入手した番号計画による最新のダイアル桁数に関する情
報を、自加入者無線端末装置105内のRAMまたはR
OM等の記憶部に記憶する(ステップ407、41
0)。
【0054】次に、図5に示すシーケンスを参照して、
前述した第2の実施形態による方法をさらに説明する。
【0055】無線基地局103は、制御情報を報知する
ための片方向チャネルを使用して、位置登録に関する情
報、チャネル構造に関する情報、システムに関する情報
等を含んでいる報知情報を「報知情報送信」のシーケン
ス501、「通知」のシーケンス502により加入者無
線端末装置105に通知する。
【0056】加入者無線端末装置105は、通知された
報知情報を「報知情報受信」のシーケンス503で受信
し、続いて、報知チャネルで報知された位置登録に関す
る情報と、加入者無線端末装置105が記憶している位
置登録に関する情報とを「位置登録情報確認」のシーケ
ンス504で照合する。加入者無線端末装置105は、
前述の照合の結果、2つの情報が異なる場合、「位置登
録要求」のシーケンス505、無線基地局103への
「通知」のシーケンス506により、無線基地局103
に位置登録要求を行う。無線基地局103は、この通知
を受けて、「通知」のシーケンス507により、交換機
102へ位置登録要求を通知する。
【0057】交換機102は、加入者無線端末装置10
5からの位置登録要求を受け、「位置登録」のシーケン
ス508で、自交換機102が所有するデータベースに
その加入者無線端末装置105の位置登録を実施する。
交換機102は、続いて、データベースから番号計画情
報を読み出す処理を「番号計画情報読出」のシーケンス
509で行い、交換機102が具備するデータベースに
記憶している電話網101の番号計画による最新のダイ
アル桁数に関する情報を読み出して、位置登録が完了し
た情報と電話網101の番号計画による最新のダイアル
桁数に関する情報とを、「通知」のシーケンス510に
より無線基地局103へ通知する。
【0058】無線基地局103は、交換機102からの
電話網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関
する情報を「番号計画情報入手」のシーケンス303で
入手し、報知チャネルに「報知情報に位置登録受付及び
番号計画情報付加」のシーケンス511で、報知チャネ
ルに交換機102からの位置登録受付に関する情報と電
話網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関す
る情報とを付加し、これらの情報を「報知情報送信」の
シーケンス512、「通知」のシーケンス513で加入
者無線端末装置105へ通知する。
【0059】加入者無線端末装置105は、「位置登録
受付及び番号計画情報入手」のシーケンス514で、位
置登録受付が完了したことを示す情報と電話網101の
番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報とを無
線基地局103から入手する。続いて、加入者無線端末
装置105は、「位置登録情報及び番号計画記憶」のシ
ーケンス515で、加入者無線端末装置105内のRA
MまたはROM等の記憶部に新しい位置登録情報と電話
網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関する
情報とを記憶する。
【0060】次に、図1に示すシステムにおいて、番号
計画の変更等による最新のダイアル桁数に関する情報を
交換機102から無線基地局103を介して加入者無線
端末装置105に通知する本発明の第3の実施形態によ
る方法を説明する。
【0061】第3の実施形態による方法の第1、第2の
実施形態の場合との相違は、第3の実施形態が、加入者
無線端末からの番号計画通知要求がある場合にその通知
を実施することである。
【0062】この場合の動作について説明する。加入者
無線端末装置105は、基地局103からの報知情報を
受信し、報知された電話網101の番号計画による最新
のダイアル桁数に関するバージョン情報と、自無線端末
装置105のRAMまたはROM等の記憶部に事前に記
憶されているバージョン情報とを自装置内のCPUによ
りで比較し、バージョンが異なる場合、無線基地局10
3と無線基地局接続装置104とを介して、前記交換機
102に電話網101の番号計画による最新のダイアル
桁数に関する情報の提供を要求する。
【0063】交換機102は、加入者無線端末装置10
5から情報提供要求を受けると、電話網101の番号計
画による最新のダイアル桁数に関する情報を、無線基地
局接続装置104を介して無線基地局103に通知す
る。無線基地局103は、交換機102からの番号計画
による最新のダイアル桁数に関する情報を報知チャネル
のフォーマットに変換して加入者無線端末装置105へ
報知する。加入者無線端末装置105は、これにより、
電話網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関
する情報を報知チャネルより受信し、最新のダイアル桁
数に関する情報を自加入者無線端末装置内の記憶装置に
記憶して待ち受け状態となる。
【0064】加入者電話装置107から発信の操作が行
われた場合、加入者無線端末装置105は、加入者電話
装置107から送出される電話番号を受信してその桁数
カウントし、この電話番号の桁数と、記憶装置内に記憶
してある無線基地局からの報知情報に基づく前記電話網
101からの番号計画による最新のダイアル桁数に関す
る情報の桁数とを照合し、所望の桁数を満たすと直ちに
無線基地局103との間の無線回線を確立し、交換機1
02を介し電話網101との間の回線を接続する。
【0065】図6は本発明の第3の実施形態による前述
した方法を説明するフローチャート、図7は本発明の第
2の実施形態による前述した方法を説明するシーケンス
を示す図である。まず、図6に示すフローについて説明
する。なお、図6において、図2により説明したと同一
のステップには、図2と同一のステップ番号が付与され
ている。
【0066】(1)交換機102において、電話網10
1の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報
を、番号計画情報として交換機102に具備されている
入出力端末を用い入力する。この情報は、交換機102
の記憶装置内に、データデータベースとして記憶される
(ステップ201、202)。
【0067】(2)次に、交換機102は、前述の電話
網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関する
情報のバージョン情報を無線基地局103に通知する。
このバージョン情報は、番号計画が変更される毎に新規
のバージョンとして管理される(ステップ601)。
【0068】(3)無線基地局103は、交換機102
からの番号計画バージョン情報の通知を受信し、電話網
101の番号計画による最新のダイアル桁数に関するバ
ージョン情報を入手し、続いて自無線基地局103から
加入者無線端末装置105へ報知する報知情報に、入手
した前記電話網101の番号計画による最新のダイアル
桁数に関するバージョン情報を報知チャネルのフォーマ
ットに変換して付加し、この情報を加入者無線端末装置
105に向け無線回線を用いて報知する(ステップ60
2〜604)。
【0069】(4)加入者無線端末装置105は、無線
基地局103から報知された報知チャネルを受信し、続
いて報知チャネルに付加されている電話網101の番号
計画による最新のダイアル桁数に関するバージョン情報
を確認し、そのバージョン情報と自加入者無線端末10
5に記憶されているバージョン情報とを比較し、更新の
必要の有無を判定する(ステップ208、605、60
6)。
【0070】(5)ステップ606で、最新のダイアル
桁数に関するバージョン情報の更新が必要と判定された
場合、すなわち、前述のバージョン情報の比較で、バー
ジョン情報が不一致であった場合、加入者無線端末装置
105は、無線基地局103を経由して交換機102
に、番号計画情報の要求を通知する。また、最新のダイ
アル桁数に関するバージョン情報の更新が不要と判定さ
れた場合、何もせずに処理を終了する(ステップ60
7)。
【0071】(6)交換機102は、加入者無線端末装
置105からの無線基地局103を経由した番号計画情
報の要求により、自交換機102が具備するデータベー
スに記憶されている電話網101の番号計画による最新
のダイアル桁数に関する情報を読み出し、電話網101
の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報を無
線基地局103に通知する(ステップ608、60
9)。
【0072】(7)無線基地局103は、ステップ60
9で交換機から通知された電話網101の番号計画によ
る最新のダイアル桁数に関する情報を入手する(ステッ
プ205)。
【0073】(8)次に、無線基地局103は、自基地
局から加入者無線端末装置105へ報知する報知情報
に、入手した前記電話網101の番号計画による最新の
ダイアル桁数に関する情報を報知チャネルのフォーマッ
トに変換して報知情報に付加し、加入者無線端末装置1
05に向けて無線回線を用いて報知する(ステップ20
6、207)。
【0074】(9)加入者無線端末装置105は、ステ
ップ207で無線基地局103から報知された報知チャ
ネルを受信し、報知チャネルに付加されている前記電話
網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関する
情報を無線基地局103から入手する(ステップ20
8、209)。
【0075】(10)続いて、加入者無線端末装置105
は、番号計画に基づく最新のダイアル桁数に関する情報
を自加入者無線端末装置105内のRAMまたはROM
等の記憶部に記憶し処理を終了する(ステップ21
0)。
【0076】次に、図7に示すシーケンスを参照して、
前述した第3の実施形態による方法をさらに説明する。
【0077】無線基地局103は、制御情報を報知する
ための片方向チャネルを使用して、位置登録に関する情
報、チャネル構造に関する情報、システムに関する情報
等を含んでいる報知情報を「報知情報送信」のシーケン
ス701、「通知」のシーケンス702により加入者無
線端末装置105に通知する。
【0078】加入者無線端末装置105は、通知された
報知情報を「報知情報受信」のシーケンス703で受信
し、続いて、報知チャネルで報知された電話網101の
番号計画による最新のダイアル桁数に関するバージョン
情報と、加入者無線端末装置105が記憶している電話
網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関する
バージョン情報とを、「番号計画バージョン確認」のシ
ーケンス704で照合する。加入者無線端末装置105
は、前述の照合の結果、2つの情報が異なる場合、「番
号計画要求」のシーケンス705、無線基地局103へ
の「通知」のシーケンス706により、無線基地局10
3に番号計画要求を行う。無線基地局103は、この通
知を受けて、「通知」のシーケンス707により、交換
機102へ番号計画要求を通知する。
【0079】交換機102は、電話網101の番号計画
による最新のダイアル桁数に関する情報を報知するた
め、「番号計画情報読出」のシーケンス301で交換機
102が具備するデータベースに記憶している電話網1
01の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報
を読み出して、その情報を無線基地局103に「通知」
のシーケンス302で通知する。
【0080】基地局103は、交換機102から送られ
てくる電話網101の番号計画による最新のダイアル桁
数に関する情報を「番号計画情報入手」のシーケンス3
03で入手し、「報知情報に番号計画情報付加」のシー
ケンス304で、報知チャネルに前記交換機102から
入手した電話網101の番号計画による最新のダイアル
桁数に関する情報を付加する。さらに、基地局103
は、「報知情報送信」のシーケンス305で、最新のダ
イアル桁数に関する情報を付加した情報を、「通知」の
シーケンス306で加入者無線端末装置105へ通知す
る。
【0081】加入者無線端末装置105は、報知情報受
信のシーケンス307で、前記無線基地局103からの
報知情報を受信し、「番号計画情報入手」のシーケンス
308で、前記電話網101の番号計画による最新のダ
イアル桁数に関する情報を基地局103から入手する。
続いて、加入者無線端末装置105は、「番号計画記
憶」のシーケンス309で、加入者無線端末装置105
内のRAMまたはROM等の記憶部に、基地局103か
ら入手した電話網101の番号計画による最新のダイア
ル桁数に関する情報を記憶する。
【0082】次に、図1に示すシステムにおいて、番号
計画の変更等による最新のダイアル桁数に関する情報を
交換機102から無線基地局103を介して加入者無線
端末装置105に通知する本発明の第4の実施形態によ
る方法を説明する。
【0083】第4の実施形態による方法の第1、第2、
第3の実施形態の場合との相違は、第4の実施形態が、
加入者が加入者電話機107からある決められた番号
(以下、特番という)を送出することによる番号計画通
知要求を行うことである。
【0084】この場合の動作について説明する。加入者
が電話網101の番号計画による最新のダイアル桁数に
関する情報を要求したい場合、まず、加入者は、加入者
電話機107からダイアル桁数に関する情報を要求する
ための特番をダイアルする。加入者無線端末装置105
は、これにより、あるきめられた番号である特番を無線
基地局103を介して無線基地局接続装置104に通知
する。無線基地局接続装置104は、交換機102に電
話網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関す
る情報要求があることを通知する。
【0085】交換機102は、前述による加入者無線端
末装置からの情報提供の要求を受けると、電話網101
の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報を、
無線基地局接続装置104を介して前記無線基地局10
3に通知する。基地局103は、受け取った最新のダイ
アル桁数に関する情報を報知チャネルのフォーマットに
変換して加入者無線端末装置105に報知す。加入者無
線端末装置105は、電話網101の番号計画による最
新のダイアル桁数に関する情報を報知チャネルより受信
し、加入者無線端末装置105内の記憶装置に記憶して
待ち受け状態となる。
【0086】加入者電話装置107から発信の操作が行
われた場合、加入者無線端末装置105は、加入者電話
装置107から送出される電話番号を受信してその桁数
カウントし、この電話番号の桁数と、記憶装置内に記憶
してある無線基地局からの報知情報に基づく前記電話網
101からの番号計画による最新のダイアル桁数に関す
る情報の桁数とを照合し、所望の桁数を満たすと直ちに
無線基地局103との間の無線回線を確立し、交換機1
02を介し電話網101との間の回線を接続する。
【0087】図8は本発明の第4の実施形態による前述
した方法を説明するフローチャート、図9は本発明の第
4の実施形態による前述した方法を説明するシーケンス
を示す図である。まず、図8に示すフローについて説明
する。なお、図8において、図2により説明したと同一
のステップには、図2と同一のステップ番号が付与され
ている。
【0088】(1)交換機102において、電話網10
1の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報
を、番号計画情報として交換機102に具備されている
入出力端末を用い入力する。この情報は、交換機102
の記憶装置内に、データデータベースとして記憶される
(ステップ201、202)。
【0089】(2)次に、加入者が電話網101の番号
計画による最新のダイアル桁数に関する情報を要求した
い場合、まず、加入者は、加入者電話機107からダイ
アル桁数に関する情報を要求するための特番をダイアル
する。加入者無線端末装置105は、これにより、ある
きめられた番号である特番を無線基地局103を介して
無線基地局接続装置104に通知する。無線基地局接続
装置104は、交換機102に電話網101の番号計画
による最新のダイアル桁数に関する情報要求があること
を通知する(ステップ801)。
【0090】(3)交換機102は、加入者無線端末装
置105からの無線基地局103を経由した番号計画情
報の要求により、自交換機102が具備するデータベー
スに記憶されている電話網101の番号計画による最新
のダイアル桁数に関する情報を読み出し、電話網101
の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報を無
線基地局103を介して加入者無線端末装置105に通
知する(ステップ608、802)。
【0091】(3)加入者無線端末装置105は、交換
機102から電話網101の番号計画による最新のダイ
アル桁数に関する情報を受け取り、この情報を自加入者
無線端末装置105内のRAM、ROM等の記憶部に記
憶する(ステップ803、804)。
【0092】次に、図9に示すシーケンスを参照して、
前述した第4の実施形態による方法をさらに説明する。
【0093】加入者が電話網101の番号計画による最
新のダイアル桁数に関する情報を要求したい場合、ま
ず、加入者は、加入者電話機107からダイアル桁数に
関する情報を要求するため、「番号計画情報要求」シー
ケンス901である定められてた番号をダイアルし、
「特番ダイアル」のシーケンス902で送信する。
【0094】加入無線端末装置105は、送信されてき
たある定められた番号を「特番認識」のシーケンス90
3で識別し、無線基地局103へ「発呼」のシーケンス
904によりその特番により発呼する。続いて、無線基
地局103は、受け取ったある定められた番号を「通
知」のシーケンス905により通知する。
【0095】交換機102は、この通知を受け取ると、
「応答」のシーケンス906により無線基地局103へ
の応答を行う。無線基地局103は、この応答を受け
て、「無線回線開通」のシーケンス907を行って、加
入者無線端末装置105と自無線基地局103との間の
無線回線を開く。
【0096】一方、交換機102は、「特番認識」のシ
ーケンス908を行いある特定の番号が電話網101の
番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報要求の
番号であると判断し、自交換機102が所有するデータ
ベースを読み出す「番号計画情報読出」のシーケンス5
09を実施して、自交換機102が具備するデータベー
スに記憶している電話網101の番号計画による最新の
ダイアル桁数に関する情報を読み出し、電話網101の
番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報を前記
加入者無線端末装置105に送信するため「加入者無線
装置に送信」のシーケンス909」を実行し、電話網1
01の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報
を無線基地局103に通知する「通知」のシーケンス9
10を実行する。
【0097】無線基地局103は、この通知を受け、加
入者無線端末装置105に、「通知」のシーケンス91
1により受け取った電話網101の番号計画による最新
のダイアル桁数に関する情報を通知する。加入者無線端
末装置105は、無線基地局103からの通知に基づい
て、「番号計画情報入手」のシーケンス912を実行し
て電話網101の番号計画による最新のダイアル桁数に
関する情報を入手し、この情報を「番号計画記憶」のシ
ーケンス913により加入者無線端末装置105内のR
AM、ROM等の記憶部に記憶する。記憶が終了すると
加入者無線端末装置105は、前記電話網101の番号
計画による最新のダイアル桁数に関する情報の入手が完
了したことを加入者電話機107へ通知する「通知」の
シーケンス914を実行する。
【0098】前述の通知を受けた加入者は、電話回線を
切断するために加入者電話機107の「オンフック」の
シーケンス915を実施して、「切断」のシーケンス9
16により加入者端末装置105へ切断を送信する。加
入者無線端末装置105は、この切断を受け、「切断」
のシーケンス917により無線基地局103へ切断を送
信する。無線基地局103は、この切断を受け、「切
断」のシーケンス918により交換機102へ切断を送
信し、加入者無線端末装置105と無線基地局の通話回
線を切断する「無線回線開放」のシーケンス919を実
施する。
【0099】図10は本発明の実施形態による加入者無
線端末装置の構成の一例を示すブロック図であり、以
下、図10を参照して加入者無線端末装置の構成につい
て説明する。図10において、1001は無線部、10
02は高周波(RF)部、1003は復調部、1004
は変調部、1005はチャネルコーデック部、1006
は音声符号化部、1007はCPU1007、1008
はRAM、1009はROM、1010はハイブリッ
ト、1011は直流電流供給回路、1012は呼出/通
話切替部、1013は2線監視部、1014は電源装
置、1015は呼出用電源、1017は商用電源が停電
したときのバックアップ用バッテリ、1018は加入者
電話用ジャック、1019は加入者インターフェース部
である。
【0100】本発明の実施形態による加入者無線端末装
置105は、加入者無線端末用アンテナ106に接続さ
れる無線部1001と、加入者端末105を接続する加
入者インタフェース部109とにより構成されている。
そして、無線部1001は、高周波(RF)部100
2、復調部1003、変調部1004、チャネルコーデ
ック部1005、音声符号化部1006、CPU100
7、RAM1008、ROM1009を備えて構成され
ている。また、加入者インタフェース部1019は、ハ
イブリット1010、直流電流供給回路1011、呼出
/通話切替部1012、2線監視部1013、電源装置
1014、呼出用電源1015を備えて構成されてい
る。さらに、加入者インタフェース部1019には、商
用電源が停電したときのバックアップ用バッテリ101
7が接続され、加入者電話用ジャック1018が設けら
れている。
【0101】次に、加入者電話機107からの発信が行
われた場合の前述のように構成されている加入者無線端
末装置105における動作を説明する。
【0102】加入者が、加入者電話機107の受話器を
あげオフフック動作をすると、加入者無線端末装置10
5と加入者電話機107との間に直流ループが形成され
る。加入者無線端末装置105の2線監視部1013
は、このオフフックを検知してCPU1007へ通知す
る。CPU1007は、この通知を受けると、呼出/通
話切替部1012を通話に切り替え、ダイアルトーンを
加入者端末である電話機107に送信する。
【0103】続いて、加入者がダイアルを行うことによ
り、加入者電話機107は、ダイアル信号を送出する。
このダイアル信号は、2線監視部1013で監視され、
2線監視部1013は、受信したダイアル情報をCPU
1007に通知する。CPU1007は、2線監視部1
013から通知されたダイアル情報と、RAM1008
またはROM1009等の記憶部に記憶されている電話
網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関する
情報とを比較して最終桁を判断し、最終桁が入力された
後直ちに、チャネルコーデック1005にその旨の通知
を行う。チャネルコーデック1005は、ダイアル情報
を送信データに変換し、変調部1004、高周波(R
F)部1002を介して所望の無線電波に変換し、加入
者無線端末用アンテナ106から基地局103へダイヤ
ル情報を通知する。
【0104】次に、電話網101から着信があった場合
の加入者無線端末装置105における動作を説明する。
【0105】無線基地局103から着信先の情報とし
て、加入者無線端末装置105の情報を持った電波が送
出されると、該当する加入者無線端末装置105は、そ
の電波を加入者無線端末用アンテナ106で受信し、高
周波(RF)部1002、復調部1003、チャネルコ
ーデック部1005を通して所定のデータ形式に変換す
る。CPU1007は、受信されたデータを基に着信を
判断し、呼出/通話切替部1012を呼出用に切り替
え、呼出用電源1015を駆動し、モジュラジャック1
018を介して加入者電話機107の呼出装置(リン
ガ)を鳴らす。
【0106】加入者が呼出音を聞いて、呼出音に応答す
ると、すなわち、受話器をあげてオフフック動作をする
と、加入者無線端末装置105と加入者電話機107と
の間に直流ループが形成される。加入者無線端末装置1
05の2線監視部1013は、このオフフックを検知し
てCPU1007へ通知する。CPU1007は、この
通知を受けると、呼出/通話切替部1012を通話に切
り替え、同時に無線回線を通じて電話網101に応答信
号を送信して通話回線を開通させる。
【0107】前述した本発明の実施形態は、電話網10
1の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報を
交換機102が有しているものとして説明したが、本発
明は、加入者無線通信システム専用のデータベース、す
なわち、従来の移動通信システムで用いられているHL
R(ホームロケーションレジスタ)と呼ばれている加入
者データ管理装置等を設けて運用するようにすることも
できる。
【0108】この場合、前述した本発明の実施形態にお
ける交換機102のデータベースへのアクセスと同様の
手順によりHLRへのアクセスを行い、以下、前述と同
様の手順を実施すればよい。
【0109】図11はHLRを用いた場合の本発明の実
施形態による加入者無線通信システムの構成の概要を示
すブロック図である。図11において、1101はHL
Rであり、他の符号は図1の場合と同一である。
【0110】図11に示すHLRを用いた場合の本発明
の実施形態による加入者無線通信システムは、電話網1
01、交換機102、無線基地局103a、103b、
無線基地局接続装置104、加入者無線機用アンテナ1
06、加入者宅109a〜109e内に設置されている
加入者無線端末装置105及び加入者電話機107、交
換器102に接続されているHLR1101等により構
成される。無線基地局接続装置104は、既存の交換機
に加入者無線通信システムの無線基地局103を接続す
るために用いる装置である。
【0111】そして、図示加入者無線通信システムは、
無線基地局接続装置104に、複数の無線基地局103
a、103bを接続し、更に、加入者無線機用アンテナ
106と、加入者無線端末装置105と、加入者電話機
107とを接続し、無線基地局103と加入者無線端末
装置105とを無線回線で接続し、加入者電話機107
を交換機102と接続して電話網101を介して通信を
行うことを可能とするシステムである。
【0112】HLR1101は、加入者のデータを管理
運用するデータベースであり、位置登録情報や電話網1
01の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報
等を管理している。HLR1101は、交換機102か
らの要求により、自装置内で管理している電話網101
の番号計画による最新のダイアル桁数に関する情報を交
換機102に渡し、交換機102は、前述で説明した本
発明の実施形態の場合と同様に、加入者無線端端末装置
105に通知する。
【0113】前述で説明した本発明の実施形態は、電話
網101の番号計画による最新のダイアル桁数に関する
情報を、交換機102から加入者無線端端末装置105
に通知する方法について説明したが、本発明は、同様の
方法により電話網101の番号計画による最新の課金情
報を加入者無線端末装置に転送するようにすることもで
きる。
【0114】前述したように、本発明の実施形態によれ
ば、被呼者番号の桁数を加入者無線端末装置で認識する
ことができ、加入者が電話をかける際に、最終桁入力後
直ちに加入者無線端末装置から無線基地局への発呼が可
能となり、加入者無線通信システムにおける接続遅延時
間の短縮を図ることができる。また、本発明の実施形態
によれば、加入者無線通信システムにおける番号計画変
更時、個々の家庭の加入者無線端末装置に変更を加える
ことなく、網側からの対応が可能となり、保守の低減を
図ることができる。
【0115】さらに、本発明の実施形態によれば、地域
や国毎に番号計画が異なる場合でも個別に加入者端末に
データを入力する作業を省くことが可能となる。また、
本発明の実施形態によれば、被呼者番号の桁数を加入者
無線端末装置が認識することができるので、桁数不足に
よる誤発信を未然に防ぐことが可能となり、無線回線の
不要な使用を低減することができ、その結果周波数の有
効利用を図ることができる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
入者無線通信システムにおける接続遅延時間の短縮、保
守作業の低減、周波数の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による加入者無線通信システ
ムの構成の概要を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による方法を説明する
フローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施形態による前述した方法を
説明するシーケンスを示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による方法を説明する
フローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態による方法を説明する
シーケンスを示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態による方法を説明する
フローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態による方法を説明する
シーケンスを示す図である。
【図8】本発明の第4の実施形態による方法を説明する
フローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施形態による方法を説明する
シーケンスを示す図である。
【図10】本発明の実施形態による加入者無線端末装置
の構成の一例を示すブロック図である。
【図11】HLRを用いた場合の本発明の実施形態によ
る加入者無線通信システムの構成の概要を示すブロック
図である。
【符号の説明】
101 電話網 102 交換機 103a、103b 無線基地局 104 無線基地局接続装置 105 加入者無線端末装置 106 加入者無線機用アンテナ 107 加入者電話機 109a〜19e 加入者宅 1001 無線部 1002 高周波(RF)部 1003 復調部 1004 変調部 1005 チャネルコーデック部 1006 音声符号化部 1007 CPU1007 1008 RAM 1009 ROM 1010 ハイブリット 1011 直流電流供給回路 1012 呼出/通話切替部 1013 2線監視部 1014 電源装置 1015 呼出用電源 1017 バックアップ用バッテリ 1018 加入者電話用ジャック 1019 加入者インターフェース部 1101 HLR
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 芳久 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信システム事業本部内 Fターム(参考) 5K051 AA09 CC01 DD15 HH15 JJ11 KK05 KK10 5K067 AA41 AA44 BB02 DD16 DD57 EE02 EE10 EE16 GG01 HH05 HH21 HH23 JJ61

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話網と、該電話網に接続される交換機
    と、該交換機に接続される無線基地局と、該無線基地局
    と通信を行う加入者無線端末装置とを備えて構成される
    加入者無線通信システムにおいて、電話網の番号計画に
    関する情報を前記交換機から前記無線基地局を経由して
    前記加入者無線端末装置に通知する手段を有することを
    特徴とする加入者無線通信システム。
  2. 【請求項2】 電話網と、該電話網に接続される交換機
    と、該交換機に接続される無線基地局と、加入者電話機
    と、該加入者電話機を接続し前記無線基地局と通信を行
    う加入者無線端末装置とを備えて構成される加入者無線
    通信システムにおいて、電話網の番号計画に関する最新
    の情報を交前記換機に記憶する手段と、前記加入者無線
    端末装置が位置登録を行う際、前記電話網の番号計画に
    関する最新の情報を前記交換機から前記無線基地局を経
    由して前記加入者無線端末装置に通知する手段とを有す
    ることを特徴とする加入者無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記電話網の番号計画に関する最新の情
    報が、前記番号計画に基づく電話番号の桁数、課金デー
    タ、あるいは、電話番号の桁数に課金データを付加した
    情報であることを特徴とする請求項1または2記載の加
    入者無線通信システム。
JP18907499A 1999-07-02 1999-07-02 加入者無線通信システム Pending JP2001024787A (ja)

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