JP2001024542A - 双方向型無線通信装置 - Google Patents
双方向型無線通信装置Info
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- JP2001024542A JP2001024542A JP11192766A JP19276699A JP2001024542A JP 2001024542 A JP2001024542 A JP 2001024542A JP 11192766 A JP11192766 A JP 11192766A JP 19276699 A JP19276699 A JP 19276699A JP 2001024542 A JP2001024542 A JP 2001024542A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パーソナルコンピュータやプリンタなどの情
報通信機器に利用される双方向型無線通信装置において
受信信号の品質改善を実現させ、小型化と低コスト化を
同時に満たすことを目的とする。 【解決手段】 変調信号あるいは送信波を生成する際に
用いた基準信号と送信信号の２つの信号を送信するため
の送信部６と、前記基準信号と送信信号を分離し、前記
基準信号を用いて前記送信信号から搬送波の再生を行う
ための受信部７とを備えた双方向型無線通信装置とする
ことにより、受信信号の品質改善および双方向型無線通
信装置の小型化と低コスト化を同時に実現させることが
できる。
報通信機器に利用される双方向型無線通信装置において
受信信号の品質改善を実現させ、小型化と低コスト化を
同時に満たすことを目的とする。 【解決手段】 変調信号あるいは送信波を生成する際に
用いた基準信号と送信信号の２つの信号を送信するため
の送信部６と、前記基準信号と送信信号を分離し、前記
基準信号を用いて前記送信信号から搬送波の再生を行う
ための受信部７とを備えた双方向型無線通信装置とする
ことにより、受信信号の品質改善および双方向型無線通
信装置の小型化と低コスト化を同時に実現させることが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータやプリンタなどの情報通信機器に利用される双方
向型無線通信装置に関する。
ュータやプリンタなどの情報通信機器に利用される双方
向型無線通信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のデジタル変調方式の復調方式とし
て、同期検波方式、準同期検波方式がある。同期検波方
式は、搬送波の角周波数をωｃとすると、デジタル変調
信号ｓ（ｔ）にｃｏｓ（ωｃｔ）を乗算して、この積を
示す信号を低域フィルタに通し、この低域フィルタの出
力をベースバンド信号として得るというものであって、
理想的な復調特性を得るために広く利用されている。
て、同期検波方式、準同期検波方式がある。同期検波方
式は、搬送波の角周波数をωｃとすると、デジタル変調
信号ｓ（ｔ）にｃｏｓ（ωｃｔ）を乗算して、この積を
示す信号を低域フィルタに通し、この低域フィルタの出
力をベースバンド信号として得るというものであって、
理想的な復調特性を得るために広く利用されている。
【０００３】この様な同期検波方式を実現するには、デ
ジタル変調された信号から同位相の搬送波を抽出すると
いう搬送波再生が必要となり、一般的に復調した符号を
用いて角周波数ωｃの信号を生成し、この信号の周波数
制御をＶＣＯで行うものが多い。これに対して準同期検
波方式は、搬送波の角周波数ωｃとほぼ等しい固定発振
周波数の発振信号によって、変調信号を検波し、これに
よって形成された暫定的な復調信号の位相を制御して、
確定した復調信号を得るというものである。
ジタル変調された信号から同位相の搬送波を抽出すると
いう搬送波再生が必要となり、一般的に復調した符号を
用いて角周波数ωｃの信号を生成し、この信号の周波数
制御をＶＣＯで行うものが多い。これに対して準同期検
波方式は、搬送波の角周波数ωｃとほぼ等しい固定発振
周波数の発振信号によって、変調信号を検波し、これに
よって形成された暫定的な復調信号の位相を制御して、
確定した復調信号を得るというものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】受信信号の品質評価に
は、デジタル通信の場合にはビット誤り率により評価を
行うが、従来の同期検波方式であれば、送信側の搬送波
周波数（ｆ）と受信側の固定発振器により再生された搬
送波周波数（ｆ＋Δ）の周波数誤差（Δ）、または位相
誤差（θ）によりビット誤り率が劣化するという課題が
あった。
は、デジタル通信の場合にはビット誤り率により評価を
行うが、従来の同期検波方式であれば、送信側の搬送波
周波数（ｆ）と受信側の固定発振器により再生された搬
送波周波数（ｆ＋Δ）の周波数誤差（Δ）、または位相
誤差（θ）によりビット誤り率が劣化するという課題が
あった。
【０００５】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、受信部で固定発振器を用いて搬送波再生を行うので
はなく、変調信号、あるいは送信波を生成する際に用い
た基準信号と送信信号の２つの信号を送信し、受信側で
前記基準信号と送信信号を分離し、前記基準信号を用い
て前記送信信号から搬送波の再生を行うことにより、受
信信号の品質改善を図ることを目的とする。
で、受信部で固定発振器を用いて搬送波再生を行うので
はなく、変調信号、あるいは送信波を生成する際に用い
た基準信号と送信信号の２つの信号を送信し、受信側で
前記基準信号と送信信号を分離し、前記基準信号を用い
て前記送信信号から搬送波の再生を行うことにより、受
信信号の品質改善を図ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、変調信号あるいは送信波を生成する際に用
いた基準信号と送信信号の２つの信号を送信するための
送信部と、前記基準信号と送信信号を分離し、前記基準
信号を用いて前記送信信号から搬送波の再生を行うため
の受信部とを備えた双方向型無線通信装置とするもの
で、受信信号の品質改善および双方向型無線通信装置の
小型化と低コスト化を同時に実現させることができる。
に本発明は、変調信号あるいは送信波を生成する際に用
いた基準信号と送信信号の２つの信号を送信するための
送信部と、前記基準信号と送信信号を分離し、前記基準
信号を用いて前記送信信号から搬送波の再生を行うため
の受信部とを備えた双方向型無線通信装置とするもの
で、受信信号の品質改善および双方向型無線通信装置の
小型化と低コスト化を同時に実現させることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、変調信号あるいは送信波を生成する際に用いた基準
信号と送信信号の２つの信号を送信するための送信部
と、前記基準信号と送信信号を分離し、前記基準信号を
用いて前記送信信号から搬送波の再生を行うための受信
部とを備えた双方向型無線通信装置であり受信信号の品
質改善を実現するという作用を有する。
は、変調信号あるいは送信波を生成する際に用いた基準
信号と送信信号の２つの信号を送信するための送信部
と、前記基準信号と送信信号を分離し、前記基準信号を
用いて前記送信信号から搬送波の再生を行うための受信
部とを備えた双方向型無線通信装置であり受信信号の品
質改善を実現するという作用を有する。
【０００８】請求項２記載の発明は基準信号と送信信号
の２つの信号を送受信するための２周波用アンテナと、
アンテナ端子とアンテナ切替スイッチ端子との間に接続
された帯域通過フィルタと、前記アンテナ切替スイッチ
の受信端子とＣＭＯＳエクスクルーシブＯＲゲートの間
に接続された低雑音増幅器、リミッタアンプおよびイン
バータと、前記ＣＭＯＳエクスクルーシブＯＲゲートの
出力端子とＰＬＬ発振器の間に接続された電圧制御用基
準信号発生器により構成された搬送波再生回路を有する
請求項１記載の双方向型無線通信装置であり受信信号の
品質改善を実現するという作用を有する。
の２つの信号を送受信するための２周波用アンテナと、
アンテナ端子とアンテナ切替スイッチ端子との間に接続
された帯域通過フィルタと、前記アンテナ切替スイッチ
の受信端子とＣＭＯＳエクスクルーシブＯＲゲートの間
に接続された低雑音増幅器、リミッタアンプおよびイン
バータと、前記ＣＭＯＳエクスクルーシブＯＲゲートの
出力端子とＰＬＬ発振器の間に接続された電圧制御用基
準信号発生器により構成された搬送波再生回路を有する
請求項１記載の双方向型無線通信装置であり受信信号の
品質改善を実現するという作用を有する。
【０００９】請求項３記載の発明はＰＬＬ発振器に必要
な基準信号、受信部で復調されたＩ，Ｑ成分をそれぞれ
Ａ／Ｄ変換するためのＡ／Ｄ変換用クロックおよび信号
処理器に必要なシステムクロックとを同一の電圧制御用
基準信号発生器から供給した請求項１または２記載の双
方向型無線通信装置であり双方向型無線通信の小型化と
低コスト化を同時に実現するという作用を有する。
な基準信号、受信部で復調されたＩ，Ｑ成分をそれぞれ
Ａ／Ｄ変換するためのＡ／Ｄ変換用クロックおよび信号
処理器に必要なシステムクロックとを同一の電圧制御用
基準信号発生器から供給した請求項１または２記載の双
方向型無線通信装置であり双方向型無線通信の小型化と
低コスト化を同時に実現するという作用を有する。
【００１０】以下、本発明の一実施の形態について図１
から図３を用いて説明する。
から図３を用いて説明する。
【００１１】（実施の形態１）図１は、本発明の第１の
実施の形態による双方向型無線通信装置の構成例を示す
回路図である。図１における双方向型無線通信装置は、
２周波用アンテナ１、第１、第２の帯域通過フィルタ
２、３、第１、第２のアンテナ切替スイッチ４、５、送
信部６、受信部７、搬送波再生部８、基準信号発生器９
を有する。以下に図１の示す回路の動作について説明す
る。
実施の形態による双方向型無線通信装置の構成例を示す
回路図である。図１における双方向型無線通信装置は、
２周波用アンテナ１、第１、第２の帯域通過フィルタ
２、３、第１、第２のアンテナ切替スイッチ４、５、送
信部６、受信部７、搬送波再生部８、基準信号発生器９
を有する。以下に図１の示す回路の動作について説明す
る。
【００１２】図１において、送信動作の場合、第１のア
ンテナ切替スイッチ４のアンテナ端子４ａと送信端子側
４ｂが接続され送信部６と接続、また第２のアンテナ切
替スイッチ５のアンテナ端子５ａと送信端子側５ｃが接
続され基準信号発生器９と接続される。一方、受信動作
の場合、第１のアンテナ切替スイッチ４のアンテナ端子
４ａと受信端子側４ｃが接続され受信部７に接続、また
第２のアンテナ切替スイッチ５のアンテナ端子５ａと受
信端子側５ｂが接続され搬送波再生回路８に接続され
る。
ンテナ切替スイッチ４のアンテナ端子４ａと送信端子側
４ｂが接続され送信部６と接続、また第２のアンテナ切
替スイッチ５のアンテナ端子５ａと送信端子側５ｃが接
続され基準信号発生器９と接続される。一方、受信動作
の場合、第１のアンテナ切替スイッチ４のアンテナ端子
４ａと受信端子側４ｃが接続され受信部７に接続、また
第２のアンテナ切替スイッチ５のアンテナ端子５ａと受
信端子側５ｂが接続され搬送波再生回路８に接続され
る。
【００１３】このように双方向型無線通信装置を図１の
ような回路構成とすることにより、送信側で、送信信号
と基準信号の２つの信号を送信し、受信側で、送信信号
と基準信号の２つの信号を受信し、前記基準信号を用い
て前記送信信号から搬送波の再生を行うことが可能とな
るため、結果として、受信信号の品質改善を図ることが
可能となる。
ような回路構成とすることにより、送信側で、送信信号
と基準信号の２つの信号を送信し、受信側で、送信信号
と基準信号の２つの信号を受信し、前記基準信号を用い
て前記送信信号から搬送波の再生を行うことが可能とな
るため、結果として、受信信号の品質改善を図ることが
可能となる。
【００１４】（実施の形態２）図２は、本発明の第２の
実施の形態による双方向型無線通信装置を示す回路図で
ある。図１、図２において、２周波用アンテナ１は、変
調信号、あるいは送信波を生成する際に用いた基準信号
と送信信号の２つの信号を送信または受信することの可
能なアンテナを用いている。この際、２周波用アンテナ
１は着脱式でも一体型でも構わない。
実施の形態による双方向型無線通信装置を示す回路図で
ある。図１、図２において、２周波用アンテナ１は、変
調信号、あるいは送信波を生成する際に用いた基準信号
と送信信号の２つの信号を送信または受信することの可
能なアンテナを用いている。この際、２周波用アンテナ
１は着脱式でも一体型でも構わない。
【００１５】第１、第２の帯域通過フィルタ２、３は、
アンテナ端子１ａと第１、第２のアンテナ切替スイッチ
４、５のアンテナ端子４ａ、５ａの間に接続しており、
第１の帯域通過フィルタ２は、送信信号のみを選択的に
通過させ、不要な送信高調波を除去するとともに不要な
受信妨害波を除去するために設けている。また第２の帯
域通過フィルタは、変調信号あるいは送信波を生成する
際に用いた基準信号のみを選択的に通過させ、不要な送
信波を除去するとともに不要な受信妨害波を除去するた
めに設けている。
アンテナ端子１ａと第１、第２のアンテナ切替スイッチ
４、５のアンテナ端子４ａ、５ａの間に接続しており、
第１の帯域通過フィルタ２は、送信信号のみを選択的に
通過させ、不要な送信高調波を除去するとともに不要な
受信妨害波を除去するために設けている。また第２の帯
域通過フィルタは、変調信号あるいは送信波を生成する
際に用いた基準信号のみを選択的に通過させ、不要な送
信波を除去するとともに不要な受信妨害波を除去するた
めに設けている。
【００１６】本実施の形態においては第１の帯域通過フ
ィルタ２は、チップコイルとチップコンデンサで構成
し、第２の帯域通過フィルタ３は水晶フィルタにより構
成しているが、ＳＡＷフィルタや誘電体フィルタでも構
わない。
ィルタ２は、チップコイルとチップコンデンサで構成
し、第２の帯域通過フィルタ３は水晶フィルタにより構
成しているが、ＳＡＷフィルタや誘電体フィルタでも構
わない。
【００１７】第１、第２のアンテナ切替スイッチ４と５
は第１、第２のアンテナ端子４ａ、５ａと受信端子４
ｃ、５ｂと送信端子４ｂ、５ｃからなり、図示しない図
外の制御部から入力される送信／受信切替信号により切
替制御され、送信動作の場合、第１のアンテナ切替スイ
ッチ４のアンテナ端子４ａと送信端子側４ｂが接続され
送信部６と接続、また第２のアンテナ切替スイッチ５の
アンテナ端子５ａと送信端子側５ｃが接続され基準信号
発生器９と接続される。一方、受信動作の場合、第１の
アンテナ切替スイッチ４のアンテナ端子４ａと受信端子
側４ｃが接続され受信部７に接続、また第２のアンテナ
切替スイッチ５のアンテナ端子５ａと受信端子側５ｂが
接続され搬送波再生回路８に接続される。
は第１、第２のアンテナ端子４ａ、５ａと受信端子４
ｃ、５ｂと送信端子４ｂ、５ｃからなり、図示しない図
外の制御部から入力される送信／受信切替信号により切
替制御され、送信動作の場合、第１のアンテナ切替スイ
ッチ４のアンテナ端子４ａと送信端子側４ｂが接続され
送信部６と接続、また第２のアンテナ切替スイッチ５の
アンテナ端子５ａと送信端子側５ｃが接続され基準信号
発生器９と接続される。一方、受信動作の場合、第１の
アンテナ切替スイッチ４のアンテナ端子４ａと受信端子
側４ｃが接続され受信部７に接続、また第２のアンテナ
切替スイッチ５のアンテナ端子５ａと受信端子側５ｂが
接続され搬送波再生回路８に接続される。
【００１８】本実施の形態では、第１、第２のアンテナ
切替スイッチ４と５はＧａＡｓによるＳＰＤＴスイッチ
で構成しており、電圧制御によるアンテナ切替動作で低
消費電流化を図っている。なお、アンテナ切替スイッチ
はＰＩＮダイオードでも構わない。
切替スイッチ４と５はＧａＡｓによるＳＰＤＴスイッチ
で構成しており、電圧制御によるアンテナ切替動作で低
消費電流化を図っている。なお、アンテナ切替スイッチ
はＰＩＮダイオードでも構わない。
【００１９】低雑音増幅器１０、リミッタアンプ１１お
よびインバータ１２は送信側で送信信号と合わせて送信
された基準信号を一定レベル以上に増幅させるために設
けている。本実施の形態では低雑音増幅器１０は順方向
電力利得３３ｄＢ、雑音指数１．５ｄＢとし、リミッタ
アンプ１１はＰＨＳ等に用いられるＩＦアンプを用いて
おり、インバータ１２は２段の高速ＣＭＯＳインバータ
を用いている。
よびインバータ１２は送信側で送信信号と合わせて送信
された基準信号を一定レベル以上に増幅させるために設
けている。本実施の形態では低雑音増幅器１０は順方向
電力利得３３ｄＢ、雑音指数１．５ｄＢとし、リミッタ
アンプ１１はＰＨＳ等に用いられるＩＦアンプを用いて
おり、インバータ１２は２段の高速ＣＭＯＳインバータ
を用いている。
【００２０】また低雑音増幅器１０、リミッタアンプ１
１、インバータ１２、およびＣＭＯＳエクスクルーシブ
ＯＲゲート１３の電源は、第１、第２のアンテナ切替ス
イッチ２、３と連動して動作させており、送信時には低
雑音増幅器１０、リミッタアンプ１１、インバータ１２
およびＣＭＯＳエクスクルーシブＯＲゲート１３の電源
をＯＦＦにすることで、システムの低消費電力化を図っ
ている。
１、インバータ１２、およびＣＭＯＳエクスクルーシブ
ＯＲゲート１３の電源は、第１、第２のアンテナ切替ス
イッチ２、３と連動して動作させており、送信時には低
雑音増幅器１０、リミッタアンプ１１、インバータ１２
およびＣＭＯＳエクスクルーシブＯＲゲート１３の電源
をＯＦＦにすることで、システムの低消費電力化を図っ
ている。
【００２１】位相比較器は、受信された基準信号と電圧
制御用基準信号発生器１４から発生する信号の位相誤差
情報を取り出して電圧制御用基準信号発生器１４にフィ
ードバックし受信側で送信側搬送波と同じ搬送波を再生
するために設けている。位相比較器はＣＭＯＳエクスク
ルーシブＯＲゲート１３と電圧制御用基準信号発生器１
４により構成している。このようにすれば、受信側で再
生された基準信号はＰＬＬ発振器１５の基準信号として
入力され送信側と同じ搬送波を再生することを可能に
し、結果として、送信側の搬送波周波数（ｆ）と受信側
の固定発振器により再生された搬送波周波数（ｆ＋Δ）
の周波数誤差（Δ）、または位相誤差（θ）によりビッ
ト誤り率が劣化するという従来の課題を解決することが
可能となる。
制御用基準信号発生器１４から発生する信号の位相誤差
情報を取り出して電圧制御用基準信号発生器１４にフィ
ードバックし受信側で送信側搬送波と同じ搬送波を再生
するために設けている。位相比較器はＣＭＯＳエクスク
ルーシブＯＲゲート１３と電圧制御用基準信号発生器１
４により構成している。このようにすれば、受信側で再
生された基準信号はＰＬＬ発振器１５の基準信号として
入力され送信側と同じ搬送波を再生することを可能に
し、結果として、送信側の搬送波周波数（ｆ）と受信側
の固定発振器により再生された搬送波周波数（ｆ＋Δ）
の周波数誤差（Δ）、または位相誤差（θ）によりビッ
ト誤り率が劣化するという従来の課題を解決することが
可能となる。
【００２２】（実施の形態３）図３は、本発明の第３の
実施の形態を示す双方向型無線通信装置の回路図であ
る。ＰＬＬ発振器１５の基準信号と受信部で復調された
Ｉ，Ｑ成分をそれぞれＡ／Ｄ変換するためのＡ／Ｄコン
バータ１６で用いるクロックと、信号処理器に必要なシ
ステムクロックとを同一の電圧制御用基準信号発生器１
４から供給するように構成している。ここで用いている
電圧制御用基準信号発生器１４はＴＣＸＯとしており、
温度環境変化に対して安定した動作が可能となる。この
ようにＰＬＬ発振器１５の基準信号とＡ／Ｄ変換のＡ／
Ｄ変換用クロックと信号処理器用システムクロックを共
通化することが出来るので、結果として、大幅な部品点
数削減が可能となり、双方向型無線通信装置の小型化と
低コスト化の実現が可能となる。
実施の形態を示す双方向型無線通信装置の回路図であ
る。ＰＬＬ発振器１５の基準信号と受信部で復調された
Ｉ，Ｑ成分をそれぞれＡ／Ｄ変換するためのＡ／Ｄコン
バータ１６で用いるクロックと、信号処理器に必要なシ
ステムクロックとを同一の電圧制御用基準信号発生器１
４から供給するように構成している。ここで用いている
電圧制御用基準信号発生器１４はＴＣＸＯとしており、
温度環境変化に対して安定した動作が可能となる。この
ようにＰＬＬ発振器１５の基準信号とＡ／Ｄ変換のＡ／
Ｄ変換用クロックと信号処理器用システムクロックを共
通化することが出来るので、結果として、大幅な部品点
数削減が可能となり、双方向型無線通信装置の小型化と
低コスト化の実現が可能となる。
【００２３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、変調信号
あるいは送信波を生成する際に用いた基準信号と送信信
号の２つの信号を送信するための送信部と、前記基準信
号と送信信号を分離し、前記基準信号を用いて前記送信
信号から搬送波の再生を行うための受信部とを備えた双
方向型無線通信装置とすることで、受信信号の品質改善
を図ることが可能となる。
あるいは送信波を生成する際に用いた基準信号と送信信
号の２つの信号を送信するための送信部と、前記基準信
号と送信信号を分離し、前記基準信号を用いて前記送信
信号から搬送波の再生を行うための受信部とを備えた双
方向型無線通信装置とすることで、受信信号の品質改善
を図ることが可能となる。
【００２４】またＰＬＬ発振器に必要な基準信号と、受
信部で復調されたＩ，Ｑ成分をそれぞれＡ／Ｄ変換する
ためにＡ／Ｄ変換用クロックと、信号処理器に必要なシ
ステムクロックとを同一の電圧制御用基準信号発生器か
ら供給することにより、双方向型無線通信装置の小型
化、低コスト化を図ることが可能となる。
信部で復調されたＩ，Ｑ成分をそれぞれＡ／Ｄ変換する
ためにＡ／Ｄ変換用クロックと、信号処理器に必要なシ
ステムクロックとを同一の電圧制御用基準信号発生器か
ら供給することにより、双方向型無線通信装置の小型
化、低コスト化を図ることが可能となる。
【図１】本発明の実施の形態１による双方向型無線通信
装置を示す回路図
装置を示す回路図
【図２】本発明の実施の形態２による双方向型無線通信
装置を示す回路図
装置を示す回路図
【図３】本発明の実施の形態３による双方向型無線通信
装置を示す回路図
装置を示す回路図
【図４】従来の同期位相検波回路を示す回路図
【図５】従来の準同期位相検波回路を示す回路図
１ ２周波用アンテナ １ａ アンテナ端子 ２ 第１の帯域通過フィルタ ３ 第２の帯域通過フィルタ ４ 第１のアンテナ切替スイッチ ４ａ 第１のアンテナ切替スイッチのアンテナ端子 ４ｂ 第１のアンテナ切替スイッチの送信端子 ４ｃ 第１のアンテナ切替スイッチの受信端子 ５ 第２のアンテナ切替スイッチ ５ａ 第２のアンテナ切替スイッチのアンテナ端子 ５ｂ 第２のアンテナ切替スイッチの受信端子 ５ｃ 第２のアンテナ切替スイッチの送信端子 ６ 送信部 ７ 受信部 ８ 搬送波再生部 ９ 基準信号発生器 １０ 低雑音増幅器 １１ リミッタアンプ １２ インバータ １３ ＣＭＯＳエクスクルーシブＯＲゲート １４ 電圧制御用基準信号発生器 １５ ＰＬＬ発振器 １６ Ａ／Ｄコンバータ １７ 第１の低域通過フィルタ １８ ＰＬＬ装置 １９ 第２の低域通過フィルタ ２０ 第３の低域通過フィルタ ２１ 直交変調器 ２２ 直交復調器 ２３ 第２の低雑音増幅器 ２４ 信号処理器 ２５ データ入力端子 ２６ データ出力端子 ２７ 位相比較器 ２８ ループフィルタ ２９ 可変周波数発振器 ３０ 再変調回路 ３１ 位相制御回路 ３２ 変調信号受信入力端子 ３３ 受信ディジタル信号入力端子 ３４ 再生搬送波出力端子 ３５ ディジタル複素乗算器 ３６ ディジタル可変周波数発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堺 幸雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 5K011 BA10 DA10 DA21 DA27 EA01 EA02 FA07 GA06 KA13
Claims (3)
- 【請求項１】 変調信号あるいは送信波を生成する際に
用いた基準信号と送信信号の２つの信号を送信するため
の送信部と、前記基準信号と送信信号を分離し、前記基
準信号を用いて前記送信信号から搬送波の再生を行うた
めの受信部とを備えた双方向型無線通信装置。 - 【請求項２】 基準信号と送信信号の２つの信号を送受
信するための２周波用アンテナと、アンテナ端子とアン
テナ切替スイッチ端子との間に接続された帯域通過フィ
ルタと、前記アンテナ切替スイッチの受信端子とＣＭＯ
ＳエクスクルーシブＯＲゲートの間に接続された低雑音
増幅器、リミッタアンプおよびインバータと、前記ＣＭ
ＯＳエクスクルーシブＯＲゲートの出力端子とＰＬＬ発
振器の間に接続された電圧制御用基準信号発生器により
構成された搬送波再生回路を有する請求項１記載の双方
向型無線通信装置。 - 【請求項３】 ＰＬＬ発振器に必要な基準信号、受信部
で復調されたＩ，Ｑ成分をそれぞれＡ／Ｄ変換するため
のＡ／Ｄ変換用クロックおよび信号処理器に必要なシス
テムクロックとを同一の電圧制御用基準信号発生器から
供給した請求項１または２記載の双方向型無線通信装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11192766A JP2001024542A (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | 双方向型無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11192766A JP2001024542A (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | 双方向型無線通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001024542A true JP2001024542A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16296692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11192766A Pending JP2001024542A (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | 双方向型無線通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001024542A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7471926B2 (en) | 2003-04-01 | 2008-12-30 | Nec Corporation | Information processing terminal system and transmission/reception method using the same |
-
1999
- 1999-07-07 JP JP11192766A patent/JP2001024542A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7471926B2 (en) | 2003-04-01 | 2008-12-30 | Nec Corporation | Information processing terminal system and transmission/reception method using the same |
| US8126390B2 (en) | 2003-04-01 | 2012-02-28 | Nec Corporation | Data processing terminal system and transmitting and receiving method using the same |
| US8447224B2 (en) | 2003-04-01 | 2013-05-21 | Nec Corporation | Data processing terminal system and transmitting and receiving method using the same |
| US8489014B2 (en) | 2003-04-01 | 2013-07-16 | Nec Corporation | Data processing terminal system and transmitting and receiving method using the same |
| US8538348B2 (en) | 2003-04-01 | 2013-09-17 | Nec Corporation | Data processing terminal system and transmitting and receiving method using the same |
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