JP2001023938A - Cmp用研磨剤 - Google Patents
Cmp用研磨剤Info
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Abstract
粒子の沈降や凝集、更には研磨微粒子による研磨布の目
詰まりの問題を可及的に軽減でき、また、研磨対象金属
に対するディッシングの心配もなく、しかも、工業的に
実用可能な研磨速度を有するCMP用研磨剤を提供す
る。 【解決手段】 水酸化第四アンモニウム水溶液と珪酸エ
ステル又はシリカとを反応させて得られたコロイド状シ
リカ生成物と酸化剤とを含有する、CMP用研磨剤であ
る。
Description
的又は物理的研磨と化学的研磨とを組み合わせた化学的
機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing、以下「C
MP」という) により研磨する際に用いられるCMP用
研磨剤に係り、特に半導体製造工程におけるウエーハ表
面上の金属膜の平坦化加工を始として、埋め込み配線形
成や金属プラグ形成等の用途に有用なCMP用研磨剤に
関する。
ざましく、いわゆる大規模集積回路(LSI) の時代から超
大規模集積回路(ULSI)の時代へと移行しつつあり、これ
に伴って半導体装置のデザインルールにおける微細化や
多層化が進み、半導体製造工程のリソグラフィーによる
パターニングの際に露光時の許容焦点深度が浅くなって
パターン形成面に厳密な平坦性が要求されるほか、形成
されたパターン表面の段差を取り除くための平坦化も要
求されている。
程でウエーハ表面の平坦化が要求され、これまでリフト
オフ法、エッチバック法、SOG(スピンオングラス)
法等が提案され、採用されている。しかしながら、これ
らの方法では、部分的な平坦化の加工は可能であって
も、特に次世代の半導体装置を製造するために要求され
る層間絶縁膜のグローバル平坦化(完全平坦化)を達成
することは困難であり、ウエーハ表面を研磨布に押し付
けながらCMP用研磨剤の存在下にウエーハ表面全体を
研磨するCMP平坦化技術が着目されている。
工程においては、ウエーハ上の絶縁膜に配線用溝や接続
配線用開孔を形成し、その上にアルミニウム(Al)又は
その合金、銅(Cu)又はその合金、タングステン(W)
又はその合金等の金属膜を堆積せしめ、その後にウエー
ハ表面を研磨して配線用溝内や接続配線用開孔内の金属
膜のみを残存させ、これによって配線層や金属プラグを
形成する埋め込み配線形成や金属プラグ形成も不可欠な
工程であるが、上記CMP平坦化技術は、これら埋め込
み配線形成や金属プラグ形成にも必須の技術であるとさ
れている。
磨剤については、これまでに多くの提案があり、例え
ば、機械的研磨作用を発揮する研磨微粒子の水分散媒中
に、過酸化水素、次亜塩素酸、オゾン等の酸化剤や、亜
硝酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、ヒドロキノン、N-
(P-ヒドロキシフェニル)グリシン、β−アラニン、亜
リン酸、カテコール等の還元性化合物や、グルコン酸、
乳酸、クエン酸、ギ酸、シュウ酸、硝酸、塩酸等の酸
や、窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子から選ばれた少
なくとも2個のヘテロ原子を有する芳香族化合物からな
る銅の再付着抑制剤や、硫酸アンモニウム鉄、過塩素酸
鉄、塩化鉄、リン酸鉄、ピロリン酸鉄、クエン酸鉄、ク
エン酸アンモニウム鉄等の3価の鉄化合物や、水酸化テ
トラメチルアンモニウム又はその塩や、フッ化アンモニ
ウム等の金属(特に、Al)と反応し水溶性の金属錯体を
形成する錯化剤や、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモ
ニウム、過塩素酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、硫
酸アンモニウム等のアンモニウム化合物等の化学的研磨
作用を発揮する種々の化学試薬とを添加したもの等が知
られている(特開平 9-137,155号、特開平 9-208,933
号、特開平10-116,804号、特開平10-158,634号、特開平
10-270,401号、特開平10-275,789号、特開平10-310,766
号等の公報)。
対象となる金属の種類や、所望の研磨速度の達成、更に
は酸化膜・金属膜の間の選択的研磨速度比、酸化膜・窒
化膜の間の研磨除去選択性、表面の傷発生抑制等の性能
付与の目的等に応じて、使用する研磨微粒子やその水分
散媒中に添加する化学試薬について様々な設計が行われ
ている。
おいては、その何れも、研磨微粒子としては沈降シリ
カ、ヒュームドシリカ、コロイダルシリカ等の酸化珪素
(SiO2)や、ヒュームドアルミナ、コロイダルアルミナ等
の酸化アルミニウム(Al2O3) や、ヒュームドジルコニア
等の酸化ジルコニウム(ZrO2)や、酸化セリウム(CeO2)、
窒化珪素(Si3N4) 、二酸化マンガン(MnO2)等の金属酸化
物、金属窒化物、金属炭化物等からなる平均粒径0.0
1〜50μmの極めて微細な粒子が用いられており、こ
れらの研磨微粒子は、研磨剤の調製直後には水分散媒中
に均一に分散していても、調製後しばらくすると、使用
時の容器開放による揮発等に基づく水分散媒の微妙な化
学組成の変化や保存時の温度変化、その他の要因で水分
散媒から容易に分離し、沈降し、そして粒子の凝集を引
き起こし、研磨剤中の研磨微粒子の粒径が大きくなった
り、また、粒度分布も広くなる。
が大きくなると、研磨速度は上がるものの、研磨面がス
クラッチ等のダメージを受け易くなり、また、デバイス
形成面の加工欠陥(スクラッチ等)となって不良品が発
生し、製品歩留りが低下するほか、CMP加工後の研磨
布に目詰まりが生じて加工特性が劣化するため、これを
防止するために研磨布の洗浄及びドレッシングの回数を
増加しなければならなくなるという問題が起こり、ま
た、研磨微粒子の粒度分布が広くなると、研磨面がスク
ラッチ等のダメージを受けるという問題が起こる。
集の問題を回避するために分散剤の使用も考えられる
が、分散剤の使用は研磨微粒子の水分散媒中に添加する
化学試薬の設計に大きな影響を及ぼし、また、分散剤の
種類によっては泡立ち等の問題も生じ、その使用が限ら
れているほか、たとえ分散剤を用いても、これら研磨微
粒子の沈降・凝集の問題を完全に回避することは困難で
ある。
剤の使用直前にこの研磨剤を攪拌し、沈降した研磨微粒
子の再分散を行ったり、凝集して所定の粒径より大きく
なった異常凝集粒子を濾過して分離除去することを行っ
ており、また、研磨布については、研磨終了後、洗浄や
ドレッシングを繰り返し行っているのが実情であり、こ
のようなCMP用研磨剤における研磨微粒子の再分散や
異常凝集粒子の分離除去、更には研磨布の洗浄やドレッ
シングの作業は半導体製造工程において大きな負担にな
っている。
粒子に凝集が起こって異常凝集粒子が発生したか否か
は、実際に研磨工程を実施し、得られた製品の表面状態
を評価してみないと確認できず、また、研磨微粒子が基
準粒径を満たしているかを使用直前に評価することも工
業的にはコスト的に現実的ではない。加えて、研磨剤に
ついては、その製造コストや輸送コストを低減するとい
う観点から、製造時には高濃度のものを製造し、使用時
に所定の濃度まで希釈して使用するのが望ましいが、凝
集の問題は高濃度であればあるほど発生し易く、この面
からのコスト低減も難しいのが現状である。
とも工業的に実用可能な研磨速度を有し、しかも、研磨
微粒子の沈降や凝集、更には研磨布の目詰まりの問題を
可及的に軽減できるCMP用研磨剤について鋭意検討し
た結果、水酸化第四アンモニウム水溶液と珪酸エステル
又はシリカとを反応させて得られたコロイド状シリカ生
成物を研磨微粒子として用い、これに酸化剤を併用する
ことにより、上記問題を可及的に低減できるほか、研磨
対象金属に対するディッシングの心配もなく、しかも、
研磨時には所望の研磨速度を達成できることを見出し、
本発明を完成した。
散安定性に優れていて研磨微粒子の沈降や凝集、更には
研磨微粒子による研磨布の目詰まりの問題を可及的に低
減でき、また、研磨対象金属に対するディッシングの心
配もなく、しかも、工業的に実用可能な研磨速度を有す
るCMP用研磨剤を提供することにある。
酸化第四アンモニウム水溶液と珪酸エステル又はシリカ
とを反応させて得られたコロイド状シリカ生成物と酸化
剤とを含有するCMP用研磨剤である。
は、水酸化第四アンモニウム水溶液と珪酸エステル又は
シリカとを反応させて得られるものであり、好ましく
は、水酸化第四アンモニウム濃度が1〜25重量%であ
って、SiO2 濃度が1〜30重量%であり、また、p
H値が9以上、好ましくは10〜13の範囲のものであ
る。水酸化第四アンモニウム濃度が1重量%より低い
と、得られるCMP用研磨剤の研磨能力が十分に発揮さ
れず、また、25重量%より高いコロイド状シリカ生成
物を工業的に製造することは困難である。また、SiO
2 濃度が1重量%より低いと、得られるCMP用研磨剤
の研磨能力が十分に発揮されず、また、30重量%より
高くなると溶解性に問題が生じる。更に、pHが9より
低いと、得られるCMP用研磨剤の研磨能力が十分に発
揮されず、また、13より高くなるとCMP用研磨剤調
製時にpH調整の必要が生じ、工業的生産に不利であ
る。
成物は、一般に、特公平4-54,616号公報や特公平4-56,7
74号公報に記載の方法あるいはこれに類似する方法等に
より製造することができる。すなわち、前者の方法(特
公平4-54,616号公報)は、高純度のシリカ(SiO 2 )
又は珪酸エステル〔Si(OR)4 、R:炭素数1〜4
のアルキル基〕と水酸化第四アンモニウム〔R4 N+ ・
OH- 、R:炭素数1〜4のアルキル基又はアルカノー
ル基で互いに同一でも異なってもよい〕とを反応させて
第四級アンモニウムシリケートを生成せしめ、次いで陽
イオン交換樹脂で処理するか陽イオン交換膜を用いた電
解を行って第四アンモニウム基を除去し、得られたシリ
カ含有溶液に水酸化第四アンモニウムと水溶性界面活性
剤等の分散剤とを添加して製造する方法である。
報)は、高純度の珪酸エステル〔Si(OR)4 、R:
炭素数1〜4のアルキル基〕と水酸化第四アンモニウム
〔R4N+ ・OH- 、R:炭素数1〜4のアルキル基又
はアルカノール基で互いに同一でも異なってもよい〕と
を水溶性界面活性剤等の分散剤の存在下に加水分解する
方法である。
は、具体的には、水酸化テトラメチルアンモニウム(T
MAH)、水酸化トリメチルエチルアンモニウム、水酸
化ジメチルジエチルアンモニウム、水酸化テトラエチル
アンモニウム、水酸化トリメチルヒドロキシエチルアン
モニウム(コリン)、水酸化トリエチルヒドロキシエチ
ルアンモニウム、水酸化ジメチルジヒドロキシエチルア
ンモニウム、水酸化ジエチルジヒドロキシエチルアンモ
ニウム等を挙げることができる。これらは、その1種の
みを単独で用いることができるほか、2種以上を適宜組
み合わせて用いることもできる。また、これらのうち、
特に好ましいのは、そのアルカリ強度、経済性、入手し
易さ等の観点から、TMAH又はコリンである。
と反応させるシリカについては、溶解性の観点から熱処
理されていないシリカがよく、また、珪酸エステルとし
ては、具体的には、テトラメトキシシラン、テトラエト
キシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシ
シラン等を挙げることができ、その1種のみを単独で用
いることができるほか、2種以上を適宜組み合わせて用
いることもできる。
成物と併用する酸化剤としては、例えば、過酸化水素、
次亜塩素酸、オゾン、硝酸鉄、ヨウ素酸カリ等を用いる
ことができるが、金属イオンフリーの研磨剤を得るとい
う観点から、好ましくは過酸化水素、次亜塩素酸、又は
オゾンであり、より好ましくは過酸化水素である。酸化
剤として過酸化水素、次亜塩素酸、又はオゾンが用いら
れる場合、これらの酸化剤は不安定であることから、保
存時や搬送時には上記コロイド状シリカ生成物とは別に
保存し又は搬送し、使用時にコロイド状シリカ生成物と
混合して研磨剤とするのがよい。
は、研磨対象となる金属の種類や、所望の研磨速度、そ
の他の要求される性能や目的に応じて異なるが、研磨微
粒子としてのSiO2 濃度が通常1〜30重量%、好ま
しくは5〜15重量%であり、また、水酸化第四アンモ
ニウム濃度が通常1〜25重量%、好ましくは5〜15
重量%であって、使用する水酸化第四アンモニウムがT
MAHの場合には6〜10重量%であるのが好ましい。
更に、酸化剤として例えば過酸化水素を用いた場合は、
そのH2 O2 濃度が通常0.5〜10重量%、好ましく
は1〜5重量%である。SiO2 濃度については1重量
%より低いと研磨能力が不足し、反対に、30重量%よ
り高いと溶解性に問題が生じる。また、水酸化第四アン
モニウム濃度については1重量%より低いと研磨能力が
不足し、反対に、25重量%より高いと研磨時に金属表
面ダメージが発生する。更に、酸化剤のH2 O2 濃度に
ついては0.5重量%より低くても10重量%より高く
ても研磨能力が低下する。
は、そのpHが通常9以上、好ましくは10〜13の範
囲、より好ましくは10.5〜12の範囲であるのがよ
い。pHが9より低いと研磨能力が低下し、また、13
より高いと金属の種類によっては研磨時に金属表面ダメ
ージが発生する虞がある。
は、その研磨速度の向上を目的に、水酸化第四アンモニ
ウムに対して不活性な研磨微粒子を添加することができ
る。この目的で使用できる研磨微粒子としては、例え
ば、沈降シリカ、ヒュームドシリカ、コロイダルシリカ
等の酸化珪素(SiO2)や、ヒュームドアルミナ、コロイダ
ルアルミナ等の酸化アルミニウム(Al2O3) や、ヒューム
ドジルコニア等の酸化ジルコニウム(ZrO2)や、酸化セリ
ウム(CeO2)、窒化珪素(Si3N4) 、二酸化マンガン(Mn
O2)、メタクリル樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂等の金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、有
機高分子等からなる平均粒径0.01〜50μmの粒子
を挙げることができる。これらは、その1種のみを単独
で使用できるほか、2種以上を併用することもできる。
は、研磨面のスクラッチ、金属膜表面の変色、酸化によ
る表面荒れ等のダメージを未然に抑制する目的で、例え
ば、ラウリル硫酸アンモニウム、特殊カルボン酸型高分
子タイプ、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等の水溶
性陰イオン系界面活性剤や、特殊エーテル系、アセチレ
ングリコール系、プルロニック型等の非イオン系界面活
性剤等を研磨面ダメージ抑制剤として添加することがで
きる。これらは、その1種のみを単独で使用できるほ
か、2種以上を併用することもできる。この研磨面ダメ
ージ抑制剤の添加量については、通常0.01〜5重量
%、好ましくは0.1〜3重量%の範囲内であり、0.
01重量%より少ないと所望の添加効果を発揮すること
ができず、また、5重量%より多くなると泡立ちの問題
が生じる。
は、その目的・用途に併せて、その他の化学試薬、例え
ば銅の再付着抑制剤、3価の鉄化合物、錯化剤、アンモ
ニウム化合物等や、分散剤、安定剤等の添加剤を適宜添
加することができる。
沈降や凝集の問題や研磨布の目詰まりの問題がほとんど
なく、また、コロイド状シリカ生成物それ自体がエッチ
ングインヒビターとして作用するためと考えられるが、
研磨対象金属に対するディッシングの心配もなく、しか
も、工業的に充分に実用可能な研磨速度を有し、種々の
用途、特に半導体製造工程におけるウエーハ表面上の金
属膜の平坦化加工を始として、埋め込み配線形成や金属
プラグ形成等の用途に有用である。
に基づいて、本発明のCMP用研磨剤の好適な実施の形
態を具体的に説明する。
と留出用コンデンサーとを備えた3ツ口フラスコを据え
付け、この3ツ口フラスコ中に25重量%TMAHと、
純水と、メチルシリケートとを仕込み、攪拌下に全体が
溶解するまで反応させた。反応終了後、マントルヒータ
ーで加熱し、留出用コンデンサーから反応で生じたメタ
ノールを留出させ、その後、水を留出させて濃縮し、コ
ロイド状シリカ生成物(TMAH/SiO2) を得た。
剤として2重量%過酸化水素水と、研磨助剤として一次
粒子径100nm及びSiO2 濃度20重量%のコロイ
ダルシリカ又は一次粒子径1000nm及びAl2 O3
濃度2重量%のコロイダルアルミナと、研磨面ダメージ
抑制剤として水溶性陰イオン系界面活性剤であるラウリ
ル硫酸アンモニウムを表1に示す割合で添加し、表1に
示す組成及びpH値を有する実施例1〜13のCMP用
研磨剤を調製した。
について、研磨布(ロデールニッタ社製: IC-1000)を
備えたCMP研磨機(ナノファクター社製:FACT-200)
を用い、回転数160rpm 、加工圧力500g/cm2 、研
磨剤供給量10ml/分、及び2分間研磨して1分間当た
りの研磨速度を求める方法で、試料(アルミ基板を縦3
cm×横3cmの正方形状にカッティングして調製した
もの)表面を研磨し、接触式膜厚測定機(ランクテーラ
ーホブソン社製:タリステップ)を用いた段差測定法に
より研磨前後の膜厚差を測定し、研磨速度={研磨前厚
さ(Å)−研磨後厚さ(Å)}÷時間(分)の式からア
ルミニウム(Al)に対する研磨速度を算出した。結果を
表1に示す。
により観察し、研磨後試料表面状態を調べた。結果を
◎:ダメージが全く認められず良好、○:僅かにダメー
ジが認められるが良好、△:ダメージが認められる、及
び×:多くのダメージが認められる、の4段階で評価し
た。結果を表1に示す。
CMP用研磨剤を調製した。得られた各比較例1〜6の
CMP用研磨剤について、各実施例の場合と同様にして
アルミニウム(Al)に対する研磨速度及び研磨後試料表
面状態を調べた。結果を表2に示す。
微粒子の分散安定性に優れていて研磨微粒子の沈降や凝
集、更には研磨微粒子による研磨布の目詰まりの問題を
可及的に軽減でき、また、研磨対象金属に対するディッ
シングの心配もなく、しかも、工業的に実用可能な研磨
速度を有し、特に半導体製造工程におけるウエーハ表面
上の金属膜の平坦化加工や埋め込み配線形成及び金属プ
ラグ形成等の用途に有用である。
Claims (7)
- 【請求項1】 水酸化第四アンモニウム水溶液と珪酸エ
ステル又はシリカとを反応させて得られたコロイド状シ
リカ生成物と酸化剤とを含有することを特徴とするCM
P用研磨剤。 - 【請求項2】 水酸化第四アンモニウムが、TMAH又
はコリンである請求項1に記載のCMP用研磨剤。 - 【請求項3】 酸化剤が、過酸化水素、次亜塩素酸、又
はオゾンである請求項1又は2に記載のCMP用研磨
剤。 - 【請求項4】 研磨剤組成は、SiO2 濃度1〜30重
量%、水酸化第四アンモニウム濃度1〜25重量%、及
び、H2 O2 濃度0.5〜10重量%である請求項1〜
3のいずれかに記載のCMP用研磨剤。 - 【請求項5】 研磨剤のpH値が10〜13である請求
項1〜4のいずれかに記載のCMP用研磨剤。 - 【請求項6】 研磨助剤として、水酸化第四アンモニウ
ムに不活性な研磨微粒子を含有する請求項1〜5に記載
のCMP用研磨剤。 - 【請求項7】 研磨面ダメージ抑制剤として、1種又は
2種以上の水溶性陰イオン系界面活性剤を含有する請求
項1〜6に記載のCMP用研磨剤。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP19293599A JP2001023938A (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | Cmp用研磨剤 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004015021A1 (ja) * | 2002-08-09 | 2004-02-19 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | Cmp研磨剤および基板の研磨方法 |
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-
1999
- 1999-07-07 JP JP19293599A patent/JP2001023938A/ja active Pending
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