JP2001023449A - プラスチックラミネート紙およびそれを用いた油浸ソリッド電力ケーブル - Google Patents

プラスチックラミネート紙およびそれを用いた油浸ソリッド電力ケーブル

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JP2001023449A
JP2001023449A JP19951799A JP19951799A JP2001023449A JP 2001023449 A JP2001023449 A JP 2001023449A JP 19951799 A JP19951799 A JP 19951799A JP 19951799 A JP19951799 A JP 19951799A JP 2001023449 A JP2001023449 A JP 2001023449A
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JP19951799A
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Inventor
Jun Yoda
潤 依田
Ryosuke Hata
良輔 畑
Mamoru Kondo
守 近藤
Hiroshi Hirota
博史 広田
Yasushi Takigawa
裕史 滝川
Takahiro Horikawa
隆宏 堀川
Morihiro Seki
守弘 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化により導体直上、金属シース直下に
ボイドが形成されても、性能の低下を抑制できる油浸ソ
リッド電力ケーブルと、このケーブルの絶縁層に最適な
プラスチックラミネート紙を提供する。 【解決手段】 プラスチックフィルムの少なくとも一面
に低ρクラフト紙を接合した複合テープで構成されるプ
ラスチックラミネート紙である。この低ρクラフト紙は
絶縁用クラフト紙を低ρ化処理したもので、その絶縁抵
抗は低ρ化処理を行う前のクラフト紙の絶縁抵抗の10%
以上80%以下である。低ρ化処理としてはジシアンジア
ミドの添加が挙げられる。このようなプラスチックラミ
ネート紙を油浸ソリッド電力ケーブルにおける絶縁層3
の少なくとも一部に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長距離大容量輸送に
好適な油浸ソリッド電力ケーブルに関するもので、特に
直流海底送電用に最適な油浸ソリッド電力ケーブルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】直流海底ケーブル用として、導体の上に
絶縁紙を巻回し、そこに高粘度の絶縁油を含浸した絶縁
層を有するソリッドDCケーブル(例えば常温で5000cSt
以上の粘度を有する絶縁油を含浸してなる積層絶縁ソリ
ッドケーブル(Mass−Impregnated Cable)が利用され
ている。
【0003】ソリッドDCケーブルは、OFケーブルとは異
なり、ケーブルの両端からの絶縁油の供給がないため、
例えば負荷遮断時などの急激な温度変化により絶縁油の
収縮からボイドを生じ、そのボイドが有害な大きさにな
ると放電の開始点となりやすい。
【0004】このようなボイドは、絶縁紙をスパイラル
状に巻回するときに必然的に生じる油ギャップにまず生
じやすく、次いで絶縁テープ中の天然繊維の隙間に生じ
やすい。特に、温度変化が急激になる導体直上、金属遮
蔽層直下に生じ易く、さらにこの部分は電界が高いので
危険である。
【0005】これまでのソリッドDCケーブルは、例えば
使用電圧が400kV以下、送電電流が1000A未満と比較的小
さかったので、ボイドに対して特に問題視されなかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年大電流
をソリッドDCケーブルで長距離送電する計画が相次いで
出現するようになってきた。
【0007】例えば、送電電圧も450kV以上、送電電流
も1000A以上を越えるような線路が計画されるようにな
ってきた。このように高電圧、大電流になってくると、
特に導体直上の絶縁層中の有害なボイドの形成が無視で
きなくなってさた。
【0008】従って、本発明の主日的は、温度変化によ
り導体直上、金属シース直下にボイドが形成されても、
性能の低下を抑制できる油浸ソリッド電力ケーブルを提
供することにある。また、このような油浸ソリッド電力
ケーブルの絶縁層に最適なプラスチックラミネート紙を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するもので、その特徴は、プラスチックフィルムの両
側あるいは片側に低抵抗率(ρ)クラフト紙を接合した
プラスチックラミネート紙にある。また、このプラスチ
ックテープを主絶縁層の少なくとも一部に用いたソリッ
ドDCケーブルを特徴とする。
【0010】ボイドの発生を抑えるには含浸する油の量
を少なくするとよい。絶縁紙としてプラスチックフィル
ムにクラフト紙を接合することにより、プラスチックフ
ィルムには隙間がないためボイドの発生を防止できる。
また、ボイドの発生となるクラフト紙層の割合を小さく
することができる。
【0011】また、絶縁体の直流ストレス分布は絶縁体
の絶縁抵抗によって決まる。絶縁油の絶縁抵抗は1×10
15〜1×1016Ω・cm、クラフト紙の絶縁抵抗は4×1016
1×10 17Ω・cm、ポリプロピレンの絶縁抵抗は1×1017
1×1018Ω・cmであるため、ボイドが油ギャップに発生
しても絶縁油の絶縁抵抗が小さいことからストレスは低
く放電の開始とはならない。
【0012】クラフト紙については、絶縁抵抗が絶縁油
とポリプロピレンの間にあるため、ボイドが発生した場
合に危険となる。そのため、クラフト紙の絶縁抵抗を下
げることにより放電の開始を抑えることができる。
【0013】さらに、主絶縁層はポリプロピレン比率の
異なるポリプロピレンラミネート紙を組み合わせてρグ
レーディングを施すと、さらに直流ストレス分布が緩和
されて効果的である。ポリプロピレン比率とは、プラス
チックラミネート紙全体の厚さに対するポリプロピレン
フィルムの厚さの比率をいう。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 (実施例1)図1は本発明の油浸ソリッド電力ケーブル
の一例を示す断面図である。このケーブルは、中心から
順に導体1、カーボン紙よりなる内部半導電層2、絶縁層
3、カーボン紙よりなる外部半導電層4、金属遮蔽層5、
ケーブルシース6を具えている。
【0015】ここで、絶縁層3はプラスチックフィルム
に低ρクラフト紙を接合したプラスチックラミネート紙
を巻回し、これに絶縁油を含浸して構成している。ここ
で低ρクラフト紙を用いることにより直流ストレスが低
くなり、ボイドが発生しても放電の開始とはならない。
【0016】低ρクラフト紙は絶縁用クラフト紙を低ρ
化処理することで得られる。低ρ化処理としてはジシア
ンジアミドの添加などの方法がある。絶縁抵抗は低ρ化
処理を行う前の絶縁用クラフト紙の絶縁抵抗の10%以上
80%以下が好ましい。10%未満であれば漏れ電流が大き
くなり全体としての電気性能が低下する。80%を越える
とボイドが発生した場合に放電開始の危険がある。低ρ
クラフト紙の絶縁抵抗は1×1016Ω・cm以上3×1016Ω・
cm以下(温度20℃、約1kV/mmの電界下での測定)の範
囲である。
【0017】このプラスチックラミネート紙はカレンダ
ー掛け又はスーパーカレンダー掛けして低ρクラフト紙
を高密度化することにより絶縁油の含浸量がより少なく
なり好ましい。プラスチックフィルムとしては電気特性
の良いものが良く、ポリプロピレンが好ましい。プラス
チックラミネート紙の厚みは、薄い方が油ギャップの厚
みが小さくなり好ましいが、製造面から薄いものは作る
のが困難であり、50〜200μm厚が実用的である。プラス
チックフィルムと低ρクラフト紙の接合は、プラスチッ
クを溶融押し出しして熱融着する方法などが挙げられ
る。
【0018】(実施例2)図2は本発明の他の一例を示
す断面図である。ケーブルは、中心から順に導体1、カ
ーボン紙よりなる内部半導電層2、絶縁層3、カーボン紙
よりなる外部半導電層4、金属遮蔽層5、ケーブルシース
6を具えている。
【0019】ここで、絶縁層3は主絶縁層3Aと、主絶縁
層3Aの内周および外周に形成された低ρ層3Bとからな
る。主絶縁層3Aはポリプロピレンフィルムに絶縁用クラ
フト紙を接合したポリプロピレンラミネート紙で構成さ
れる。低ρ層3Bはポリプロピレンフィルムに低ρクラフ
ト紙を接合したポリプロピレンラミネート紙からなる。
そして、この絶縁層3に絶縁油が含浸されている。
【0020】一例として、主絶縁層3Aを構成するポリプ
ロピレンラミネート紙の絶縁抵抗は(温度20℃、約1kV
/mmの電界下での測定)8.3×1017Ω・cmであり、低ρ
層3Bの絶縁抵抗は1.4×1017Ω・cmである。低ρ層3Bで
は直流ストレスが小さく、ボイドが発生した場合に放電
開始が抑えられる。ボイドは導体直上、金属遮蔽層直下
の絶縁層に発生し易く、この部分に低ρ層3Bを配置する
と効果的である。
【0021】(実施例3)図3は本発明の他の一例を示
す断面図である。ケーブルは、中心から順に導体1、カ
ーボン紙よりなる内部半導電層2、絶縁層3、力一ボン紙
よりなる外部半導電層4、金属遮蔽層5、ケーブルシース
6を具えている。
【0022】ここで、絶縁層3は、主絶縁層3Aと低ρ層3
Bおよびクラフト紙層7からなる。低ρ層は主絶縁層3Aの
内周および外周に形成され、クラフト紙層7は低ρ層3B
の内周および外周に形成されている。
【0023】主絶縁層3Aはポリプロピレンフィルムに絶
縁用クラフト紙を接合したポリプロピレンラミネート紙
3Aで構成される。また、低ρ層3Bはポリプロピレンフィ
ルムに低ρクラフト紙を接合したポリプロピレンラミネ
ート紙で構成される。さらに、クラフト紙層7は絶縁用
クラフト紙で形成される。そして、この絶縁層3に絶縁
油が含浸されている。
【0024】一例として、主絶縁層3Aを構成するポリプ
ロピレンラミネート紙の絶縁抵抗は(温度20℃、約1kV
/mmの電界下での測定)8.3×1017Ω・cmで、低ρ層3B
の絶縁抵抗は1.4×1017Ω・cm、クラフト紙層7の絶縁抵
抗は5×1016Ω・cmである。低ρ層3Bおよびクラフト紙
層7は直流ストレスが小さく、ボイドが発生した場合に
放電開始が抑えられる。ボイドは導体直上、金属遮蔽層
直下の絶縁層にに発生し易く、この部分に低ρ層3B、ク
ラフト紙層7を配置すると効果的である。
【0025】また、図2、図3のポリプロピレンラミネー
ト紙からなる主絶縁層3Aは、必要に応じポリプロピレン
比率の異なるポリプロピレンラミネート紙を組み合わせ
てρグレーディングを施すと、さらに直流ストレス分布
が緩和されて効果的である。
【0026】ρグレーディングの形成例としては、主絶
縁層3Aを、第一層と、第一層の内側および外側の少なく
とも一方に形成された第二層と、第二層の内側および外
側の少なくとも一方に形成された第三層とで構成するこ
とが挙げられる。即ち、ケーブルの内周から外周に向か
って順に、次の〜のいずれかの配置とする。 第三層、第二層、第一層、第二層、第三層 第三層、第二層、第一層 第一層、第二層、第三層
【0027】そして、この第一層におけるプラスチック
ラミネート紙中のポリプロピレンの比率を70%以上90%
以下とし、第二層におけるプラスチックラミネート紙中
のポリプロピレンの比率を50%以上70%未満とし、第三
層におけるプラスチックラミネート紙中のポリプロピレ
ンの比率が30%以上50%未満とする。
【0028】(試験例)実施例として図2に示す断面図
を持つ油浸ソリッドケーブルを作製した。1100mm2の導
体1に内部半導電層2(厚み100μmのカーボン紙6枚)、
低ρ層3B(厚み100μm、絶縁抵抗1.4×1017Ω・cmのポ
リプロピレンラミネート紙10枚)、主絶縁層3A(厚み10
0μm、絶縁抵抗8.3×1017Ω・cmのポリプロピレンラミ
ネート紙80枚)、低ρ層3B(厚み100μm、絶縁抵抗1.4
×1017Ω・cm のポリプロピレンラミネート紙10枚)、
外部半導電層4(厚み100μmの力一ボン紙6枚)を順次紙
巻し、高粘度絶縁油としてダセック社T2015(動粘度:6
0℃で1200cSt、120℃で120cSt)を含浸した後、鉛被
覆、ポリエチレン被覆を施したケーブルを作製した。
【0029】比較例として図1に示す断面図を持つ油浸
ソリッドケーブルを作製した。1100mm2の導体1に内部半
導電層2(厚み100μmのカーボン紙6枚)、絶縁層3(厚
み100μm、絶縁抵抗8.3×1017Ω・cmのポリプロピレン
ラミネート紙100枚)、外部半導電層4(厚み100μmのカ
ーボン紙6枚)を順次紙巻し、高粘度絶縁油としてダセ
ック社T2015を含浸した後、鉛被覆、ポリエチレン被覆
を施してケーブルを作製した。
【0030】両者のケーブルを導体通電により常温(16
時間)〜60℃(8時間)のヒートサイクルを与えながら
直流2000kVを課電した結果、実施例は30回のヒートサイ
クルを与えても絶縁破壊を起こさなかったのに対し、比
較例は20サイクル目の通電遮断後の冷却過程において絶
縁破壊を生じた。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明プラスチッ
クラミネート紙は油浸ソリッド電力ケーブルの絶縁層に
最適なラミネート紙である。また、本発明の油浸ソリッ
ド電力ケーブルによれば、温度変化の繰り返しによる電
気性能の低下が抑えられており、高電圧、大電力、長距
離送電に適した電力ケーブルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明油浸ソリッド電力ケーブルの一例を示す
断面図である。
【図2】本発明油浸ソリッド電力ケーブルの他の一例を
示す断面図である。
【図3】本発明油浸ソリッド電力ケーブルのさらに他の
一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 導体 2 内部半導電層 3 油浸絶縁層 3A 主絶縁層 3B 低ρ層 4 外部半導電層 5 金属遮蔽層 6 ケーブルシース 7 クラフト紙層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 守 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 広田 博史 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 滝川 裕史 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 堀川 隆宏 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 関 守弘 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 Fターム(参考) 4F100 AH03B AK01A AK07A AR00C AR00D BA02 BA03 BA04 BA07 BA08 BA10A BA10C DA16 DG10B GB46 JG01C JG04B JG04D JG10 YY00B 5G311 FA01 5G313 AA02 AB10 AC02 AD01 AE02 AE10 5G333 AA02 AB14 BA03 CA02 CB19 CC15 DA03 DA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムの少なくとも一面
    に低ρクラフト紙を接合した複合テープで構成されるプ
    ラスチックラミネート紙であって、 前記低ρクラフト紙は絶縁用クラフト紙を低ρ化処理し
    たもので、その絶縁抵抗が低ρ化処理を行う前のクラフ
    ト紙の絶縁抵抗の10%以上80%以下であることを特徴と
    するプラスチックラミネート紙。
  2. 【請求項2】 低ρクラフト紙の絶縁抵抗は1×1016Ω
    ・cm以上3×1016Ω・cm以下(温度20℃、約1kV/mmの電
    界下での測定)であることを特徴とする請求項1記載の
    プラスチックラミネート紙。
  3. 【請求項3】 低ρ化処理が、ジシアンジアミドの添加
    であることを特徴とする請求項1記載のプラスチックラ
    ミネート紙。
  4. 【請求項4】 請求項1または3記載のプラスチックラミ
    ネート紙をカレンダー掛けまたはスーパーカレンダー掛
    けしたことを特徴とするプラスチックラミネート紙。
  5. 【請求項5】 プラスチックフィルムがポリプロピレン
    であることを特徴とする請求項1または4記載のプラスチ
    ックラミネート紙。
  6. 【請求項6】 導体の外周に主絶縁層を具える油浸ソリ
    ッド電力ケーブルにおいて、 この主絶縁層は請求項1、4または5に記載のプラスチッ
    クラミネート紙を含むことを特徴とする油浸ソリッド電
    力ケーブル。
  7. 【請求項7】 導体の外周に主絶縁層を具える油浸ソリ
    ッド電力ケーブルにおいて、 この主絶縁層は、ポリプロピレンの少なくとも一面に絶
    縁用クラフト紙を接合したプラスチックラミネート紙か
    らなり、 この主絶縁層の内側および外側の少なくとも一方に主絶
    縁層よりも抵抗率が低い低ρ層を有し、 この低ρ層は請求項1に記載のプラスチックラミネート
    紙で構成されることを特徴とする油浸ソリッド電力ケー
    ブル。
  8. 【請求項8】 さらに、低ρ層の内側および外側の少な
    くとも一方に絶縁用クラフト紙を配置したことを特徴と
    する請求項7記載の油浸ソリッド電力ケーブル。
  9. 【請求項9】 主絶縁層は、第一層と、第一層の内側お
    よび外側の少なくとも一方に形成された第二層と、第二
    層の内側および外側の少なくとも一方に形成された第三
    層とを有し、 第一層におけるプラスチックラミネート紙中のポリプロ
    ピレンの比率が70%以上90%以下で、 第二層におけるプラスチックラミネート紙中のポリプロ
    ピレンの比率が50%以上70%未満で、 第三層におけるプラスチックラミネート紙中のポリプロ
    ピレンの比率が30%以上50%未満であることを特徴とす
    る請求項7または8に記載の油浸ソリッド電力ケーブル。
  10. 【請求項10】 絶縁層に用いるプラスチックラミネー
    ト紙または絶縁用クラフト紙がカレンダー掛けまたはス
    ーパーカレンダー掛けしたものであることを特徴とする
    請求項7〜9のいずれかに記載した油浸ソリッド電力ケー
    ブル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010103008A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Sumitomo Electric Ind Ltd ソリッドケーブル
WO2014161596A1 (en) 2013-04-05 2014-10-09 Abb Technology Ltd Mixed solid insulation material for a transmission system

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