JP2001023158A - 移動体案内装置及び移動体巻取り装置 - Google Patents

移動体案内装置及び移動体巻取り装置

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JP2001023158A
JP2001023158A JP11192708A JP19270899A JP2001023158A JP 2001023158 A JP2001023158 A JP 2001023158A JP 11192708 A JP11192708 A JP 11192708A JP 19270899 A JP19270899 A JP 19270899A JP 2001023158 A JP2001023158 A JP 2001023158A
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hardness
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winding
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Teruo Sai
輝夫 斎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープ用原反ロールをタッチロールで圧
接しながら巻取る際に、幅方向においてタッチロールと
の間に隙間が生じないような移動体の案内装置及び移動
体巻取り装置を提供すること。 【解決手段】 回転軸2の表面を低硬度な内側層3とこ
の上に高硬度な外側層4を積層した2層構造のゴムで被
覆し、この両端部から中央部にかけて相対的に硬度が低
くなるようにタッチロール1を構成する。これにより外
圧に対応して変形し易くなるため、原反ロールの表面形
状に対応して変形し、幅方向に隙間を発生することなく
接触させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動案内装置及び
移動体巻取り装置に関し、例えば、磁気テープの原反フ
ィルム巻取り用として好適なタッチロールに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】磁気テープ等の磁気記録媒体は、ベース
フィルムの表面に磁性層が形成された構造であり、磁性
層は磁性粒子を分散させた分散塗料に硬化剤と潤滑剤と
を配合し、磁気テープの場合は混合した磁性塗料をベー
スフィルムの表面にコーティングし、これを乾燥後、カ
レンダー処理及びスリット工程を経て形成される。
【0003】磁気テープ用のベースフィルムは、例えば
幅が610mmのポリエステルフィルム等の非磁性体で
あり、このフィルムの長尺体を巻回したジャンボロール
と称されるロール状のフィルムを用い、磁気テープの製
造工程において上記のように磁性層をコーティング後、
乾燥させて再度巻取られる。
【0004】ベースフィルムへの磁性層のコーティング
方式には、塗布型(浸漬塗布及びダイ塗布)と蒸着型が
あり、塗布型では磁性塗料を塗布後にドライヤーを通す
ことにより、磁性塗料を乾燥させる。そして、蒸着型で
は真空中で、冷却ロール(又はキャン)にベースフィル
ムを抱かせ、冷却しながら、このベースフィルム上に溶
融・蒸発させた金属を蒸着させる。
【0005】図11は、ダイ塗布の1例を示し、巻出部
21においてベースフィルムロール22からベースフィ
ルム23が引き出され、塗布部24においてエクストル
ージョン型のダイ25によって磁性塗料をフィルム23
上に押し出して塗布し、磁性層が形成された後、塗膜は
乾燥炉26で乾燥され、再び巻き取り部27で巻き取ら
れ、ジャンボロール30の巻姿になる。
【0006】図12は、上記した巻取り部27における
巻取りの状態を示す要部の拡大図である。巻取り軸28
に巻取られるベースフィルム23は、回転軸に1層のゴ
ム膜で被覆したタッチロール20で圧接されながら巻取
られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁性塗
料の塗布厚みむら等に起因し、図12に示すように、ロ
ール状に巻かれたベースフィルム23の両端部にはしわ
19が生じ易く、このようなベースフィルム23は磁気
テープとして所定幅に裁断された後もこの形状が追随
し、テープが湾曲して蛇行する等磁気テープ特性に重大
な支障をきたすことがある。
【0008】このようなしわ19は、磁性塗料の塗布厚
みむら等によりベースフィルム23の表面に微細な凹凸
が発生し、このような状態でベースフィルム23が巻取
られることにより発生する。
【0009】即ち、磁気テープ原反の製造工程におい
て、ベースフィルム23上に磁性層をコーティングする
際に、ベースフィルム23の幅方向でのコーティングむ
ら及びベースフィルムの伸びや伸縮の発生等により凹凸
部分が発生するためであり、そのためベースフィルム2
3を巻取る際に、図13に示すように、中央部がふくら
み両端部の径に対して外径の差aが発生し、両端部にお
いてジャンボロール30とタッチロール20との間に隙
間bが生じる。
【0010】図14は、巻径の変化に伴うジャンボロー
ルの表面形状の変化を示す。図示の如く、図14(a)
における巻径がP5〜P8へと大きくなるに従って、図
14(b)に示すように、ジャンボロール(以下、原反
ロールと称することがある。)の幅方向の中央部におい
ては、図14(a)における巻径P5〜P8に対応する
P5’〜P8’のふくらみが生じ、表面形状が幅方向の
両端部よりも大きくなる。その結果、タッチロール20
との間に隙間が生じ、ベースフィルム23の両端部にし
わ19が生じ易い。
【0011】このようにジャンボロール30の表面の形
状は、巻き始めはフラットに近い形状で凹凸はないが、
積層されて巻径が大きくなるに伴い、中央部が凸状に湾
曲したふくらみが現れてくる。
【0012】そこで本発明の目的は、幅広の長尺体をそ
の幅方向において隙間を生じさせることなく、長尺体の
表面形状に対応して圧接することができる移動体の案内
装置及び移動体巻取り装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、移動体
に接しながらこれを案内する案内装置において、前記移
動体との接触域が支持体上に設けられた複数層の積層構
造で形成され、前記複数層が互いに硬度の異なる第1層
及び第2層を有している、移動体の案内装置(以下、本
発明の第1の案内装置と称する。)に係るものである。
【0014】本発明の第1の案内装置によれば、互いに
硬度の異なる第1層と第2層との積層構造で形成された
接触域が支持体上に設けられているので、接触域が外圧
に対応して変形することができるため、移動体の表面の
形状に対応して、接触域がその表面形状を変形して外圧
を吸収することができる。従って、移動体の幅方向にお
ける表面形状の傾向に対して、接触域の硬度が前記傾向
に対応して変形するように幅方向において変形の度合を
変えておけば、移動体と接触域がその幅方向において隙
間を作ることなく接触することができる。
【0015】また、本発明は、移動体に接しながらこれ
を案内する案内装置において、前記移動体との接触域が
支持体上に設けられた単層で形成され、この単層の加圧
変形量が面方向において場所的に異なっている、移動体
の案内装置(以下、本発明の第2の案内装置と称す
る。)に係るものである。
【0016】本発明の第2の案内装置によれば、加圧変
形量が面方向において場所的に異なる単層構造の接触域
が支持体上に設けられているので、上記した第1の案内
装置と同様に接触域が外圧に対応して変形することがで
きるため、移動体の幅方向における表面形状の傾向に対
して、接触域がその面方向で加圧変形するようにしてお
けば、第1の案内装置と同様な効果を奏することができ
る。
【0017】また、本発明は、移動体に接しながらこれ
を案内する案内装置と、巻取り軸との間で前記移動体を
挟着しながら、前記移動体を前記巻取り軸上に巻取る移
動体巻取り装置において、前記移動体に対する前記案内
装置の接触域が支持体上に設けられた複数層の積層構造
で形成され、前記複数層が互いに硬度の異なる第1層及
び第2層を有している、移動体巻取り装置(以下、本発
明の第1の巻取り装置と称する。)に係るものである。
【0018】本発明の第1の巻取り装置によれば、上記
した第1の案内装置との間で移動体を挟着しながらこの
移動体を巻取るので、巻取り軸に巻取られた移動体と接
触域とが、これらの幅方向の全域で隙間なく接触しなが
ら移動体を巻取ることができる。その結果、移動体が磁
気テープ用のベースフィルムであっても、幅方向の両端
部におけるしわの発生を抑えることができる。
【0019】また、本発明は、移動体に接しながらこれ
を案内する案内装置と、巻取り軸との間で移動体を挟着
しながら、前記移動体を前記巻取り軸上に巻取る移動体
の巻取り装置において、前記移動体との前記案内装置の
接触域が支持体上に設けられた単層で形成され、この単
層の加圧変形量が面方向において場所的に異なってい
る、移動体の巻取り装置(以下、本発明の第2の巻取り
装置と称する。)に係るものである。
【0020】本発明の第2の巻取り装置によれば、上記
した第2の案内装置との間で移動体を挟着しながらこの
移動体を巻取るので、上記した第1の巻取り装置と同等
の効果を奏することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。
【0022】上記した本発明の第1の案内装置、第2の
案内装置、第1の巻取り装置及び第2の巻取り装置にお
いては、案内装置は、磁気テープ用のベースフィルムの
如き幅広の長尺体を回転軸に巻取る際に前記回転軸上に
圧接する圧接ロール(例えばタッチロール)として構成
され、圧接面が互いに硬度の異なる2層構造からなり、
これが巻取り装置の巻取り軸上に圧接するように構成す
ることが望ましい。
【0023】この場合、前記案内装置の積層構造を形成
する内側層が、例えば図1に示すように、両端側から中
央部にかけて断面凸状又は凹状となる厚みに形成され、
この層上に積層された外側層の表面が平坦に形成され、
これらの層が前記支持体上に被覆されていることが望ま
しい。
【0024】そして、例えば図1に示すように、前記内
側層の断面が前記凸状であるときには、前記内側層が低
硬度の材料からなり、前記外側層が高硬度の材料からな
っているのがよい。
【0025】また、例えば、図7に示すように、前記内
側層の断面が前記凹状であるときには、前記内側層が高
硬度の材料からなり、前記外側層が低硬度の材料からな
っているのがよい。
【0026】また、案内装置の接触域が、例えば図8に
示すように、平坦な表面を有する支持体上に設けられた
単層構造で形成され、前記接触域が両端部から中央部に
かけて硬度が異なるようにしてもよい。
【0027】そして、この場合も幅広の長尺体を回転軸
に巻取る際に前記回転軸上に圧接する圧接ロールとして
構成され、圧接面が平坦に形成され、高硬度な両端部か
ら中央部にかけて低硬度に変化していることが望まし
い。
【0028】この場合、前記接触域を硬化処理によって
前記両端部と前記中央部とで硬度が変化するように形成
されているのがよい。硬化処理の方法としては、例えば
生ゴムに硫黄系の加硫剤に加硫促進剤等を併用して加熱
処理し、硬化させることができる。この場合、ゴムの種
類や材質に応じて加硫剤の量を変え、また場所的に加硫
剤の量を変えたり、加熱エネルギーの条件を変えること
によって硬度を変化させることができる。また、光硬化
することも可能である。
【0029】そして、上記した2層構造の場合の第1層
と、第2層の硬度差及び1層構造の場合の高硬度な両端
部と低硬度な中央部の硬度差が10°〜70°であり、
好ましくは10°〜40°であるのがよい。
【0030】更に、前記第1層及び前記低硬度な中央部
の硬度が10°〜40°(好ましくは30°〜40°)
(スポンジ硬度計による:以下、同様)であり、前記第
2層及び前記高硬度な両端部の硬度が50°〜80°
(好ましくは60°〜70°)(JIS A型硬度計に
よる:以下、同様)であることが望ましい。
【0031】また、案内装置の接触域が例えば図9に示
すように、支持体上に設けられた単層の同一材料からな
り、前記接触域の両端部と中央部とで厚さが異なるよう
に形成されていてもよい。これにより1種類のゴムを共
通に使用することができる。
【0032】そして、この場合も幅広の長尺体を回転軸
に巻取る際に前記回転軸上に圧接する圧接ロールとして
構成され、前記支持体の表面が両端部から中央部にかけ
て断面凹状に形成され、前記接触域である圧接部の内側
が前記支持体に密着し、この外側が平坦に形成されてい
ることが望ましい。
【0033】この場合、前記圧接部が同一硬度の材料で
構成され、圧接部の硬度が10°〜80°、好ましくは
30°〜70°であるのがよい。
【0034】接触域(即ち、圧接面)は、低硬度の前記
第1層がスポンジゴムからなり、高硬度の前記第2層が
ウレタン系ゴムからなることが望ましく、前記1層構造
のものについては接触域はスポンジゴム又はウレタン系
ゴムからなるのが望ましい。
【0035】上記の如く形成することにより、案内装置
は磁気記録媒体の原反フィルム巻き取り用のタッチロー
ルとして構成され、この案内装置を用いて良好な磁気記
録媒体の巻取り装置として構成することができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
が本実施例に限定されるものでないことは勿論である。
【0037】前述した本発明の好ましい実施の形態に従
い、磁気テープ用ベースフィルムの巻取り装置に用いる
タッチロールを作製した。
【0038】実施例1 図1は本発明の実施の形態において、内側層を両端部か
ら中央部にかけて凸状の厚みに形成した本発明の第1の
案内装置をタッチロールに適用した例である。
【0039】本実施例は図1に示すように、円筒形の回
転軸2の表面が、硬度20°のスポンジゴムからなる内
側層3と、この上に硬度70°のウレタン系ゴムからな
る外側層4が積層された2層構造の圧接部5で被覆され
て、タッチロール1が構成されている。
【0040】そして、回転軸2の長さLが720mmに
対して、圧接部5の幅lは中央部の610mmの領域に
設けられており、この領域はベースフィルムの幅と同じ
である。図示の如く、内側層3は両端部から中央部にか
けて厚く形成され、この上に積層されている外側層4の
表面はフラットに形成されているため、内側層3及び外
側層4とも両端部と中央部とで厚みが異なり、全体とし
ては5mmの厚さに形成されているが、後述するように
加工性がよく精度よく作製することができる。
【0041】従って、両端部と中央部では圧接部5のた
わみ量が異なる。図2は、このたわみ量の変化を示すグ
ラフである。即ち、中央部ほど圧接部5のたわみ量(変
形量)が大きいため、外圧に対応し易くなっている。
【0042】図3は、磁気テープ用ベースフィルムの原
反ロール8とタッチロール2との接触状態を示す正面図
であり、図4はその斜視図を示す。
【0043】既述したように、ベースフィルム7は磁性
層を形成する際の磁性塗料の塗布厚みむらや、ベースフ
ィルム7の伸縮により、幅方向に凹凸が生じるため、こ
れをロール状に巻取った場合には中央部が凸状にふくら
む傾向がある。従って、図3に示すように、原反ロール
8の両端と中央の外径の差aが生じ、中央部の径が大き
くなるが、タッチロール2の中央部が変形してこの外径
の差aを吸収する。図4におけるDはこの吸収領域を斜
視図として示すものである。
【0044】図5は、上記の如き原反ロール8に対する
タッチロール2の作用を示し、(a)はロールの巻き径
に伴うタッチロールの接触圧力、(b)はタッチロール
の変形量を示す。
【0045】即ち、図5(a)におけるP1〜P4と
(b)におけるP1’〜P4’は対応しており、巻き径
が初期の段階におけるタッチロールの接触圧力P1にお
いては、図3に示した原反ロールの外径の差aが小さい
ため、図5(b)におけるタッチロールの変形量P1’
も少ない。
【0046】しかし、タッチロールはスプリング(図示
省略)によって一定の圧力が付与されているものの、図
5(a)に示すように、ロールの巻き径が大きくなるに
伴ってタッチロールの接触圧力も若干増加し、P1から
P4に至る巻き径の各段階においては、図5(b)に示
すように、この各段階に対応してタッチロール2の変形
量がP1’〜P4’と増加することにより、図3に示す
ように、原反ロール8の幅方向の全接触域において密着
するため隙間が発生せず、従って、原反ロール8の両側
端部にしわの発生を抑えることができる。
【0047】このタッチロール2の変形量は、内側層3
及び外側層4のそれぞれの両端部と中央部の厚みの差を
変えることによって調整することができる。図6はその
関係を示す。即ち、全体の厚さTは5mm〜10mmと
し、ベースフィルム7自体の厚みや磁性塗料の塗布厚み
等によって異なる原反ロール8の両端部と中央部との外
径差に応じて、B:C〜B’:C’を3:2〜2:3、
3:2〜1:4及び4:1〜1:4等に形成する。
【0048】実施例2 図7は、同じく本発明の第1の案内装置において、内側
層を両端部から中央部にかけて凹状となる厚みに形成し
た案内装置をタッチロールに適用した例である。
【0049】この実施例は図7に示すように、円筒形の
回転軸2の表面が、高硬度の内側層11上に低硬度の外
側層12が積層された2層構造の圧接部5Aで被覆さ
れ、タッチロール10が構成されている。回転軸2の長
さ及び圧接部5Aの幅は実施例1と同じである。
【0050】しかし、図示の如く、内側層11が両端部
から中央部にかけて凹状に形成され、この上に積層され
た外側層12の表面はフラットに形成されているため、
いずれの層とも両端部と中央部とで厚さが異なり、全体
としては5mmの厚さに形成され、実施例1と同様に加
工し易い構造になっている。
【0051】そして、内側層11には硬度が50°のウ
レタン系ゴムを使用し、外側層12には硬度が30°の
スポンジゴムを使用し、両層の硬度差を少なくすること
により、上記した実施例1と同等の作用及び効果をもた
せている。
【0052】実施例3 図8は、本発明の実施の形態において、単層の圧接部で
両端部を硬化処理した本発明の第2の案内装置をタッチ
ロールに適用した例である。
【0053】この実施例は図8に示すように、円筒形の
回転軸2の表面が、同一材料からなる同一厚さの単層の
圧接部14で被覆され、タッチロール15が構成されて
いる。回転軸2及び圧接部14の幅は実施例1と同じで
ある。
【0054】しかし、圧接部14の中央部は軟質層14
aに形成され、両端部は硬質層14bとして形成され、
硬度は両端部から中央部にかけて低くなっている。圧接
部14の材料には生ゴムを使用し、加硫剤として硫黄及
び加硫促進剤を用い、両端部から中央部にかけて加熱温
度を低く変化させて中央部の方の硬度を低くし、中央部
の硬度を20°とし、両端部で硬度が50°と高くなる
ように硬化処理をした。
【0055】これにより、共通の材料により同等の機能
を発揮できると共に、圧接部14の硬度が高硬度の両端
部から中央部にかけて低くなっているので、中央部が凸
状にふくらんだ原反ロールの表面形状を吸収し、上記し
た実施例1と同等の作用及び効果を得ることができる。
【0056】実施例4 図9は、本発明の実施の形態において、単層の圧接部で
両端部と中央部とで厚さが異なる本発明の第2の案内装
置をタッチロールに適用した例である。
【0057】この実施例は図9に示すように、円筒形の
回転軸16の表面が中央部で断面凹状に形成され、同一
材料からなり表面が平坦に形成された単層の圧接部17
で被覆されてタッチロール18が構成されている。回転
軸16及び圧接部17の幅は実施例1と同じである。
【0058】従って、図示の如く、圧接部17が両端部
から中央部にかけて厚く形成されている。そして圧接部
17の材料には硬度が50°のウレタン系ゴムを使用
し、中央部を両端部よりも厚くすることにより、中央部
が凸状になった原反ロールの表面形状を吸収できるよう
にし、この場合も共通の材料により同等の機能を発揮で
きると共に上記した実施例1と同等の作用及び効果を得
ることができる。
【0059】上記した実施例1を例にとりその製造方法
を図10に示す。
【0060】まず、図10(a)に示すように、回転軸
2を型(図示省略)に嵌め込み、スポンジゴム(硬度2
0°)の溶液を注入して内側層3の原型を形成した。
【0061】次に、図10(b)に示すように、原型状
態の内側層3の表面を曲率半径18400mmに研削
し、両端部から中央部にかけて厚くなるように形成し
た。図7のように1層目の中央部を凹状に形成する場合
等も研削により形成する。
【0062】最後に、図10(c)に示すように、回転
軸2を再度型に嵌め込み、ウレタン系ゴム溶液を注入
し、内側層3の上に外側層4を積層して表面を仕上げ、
タッチロール1を作製した。このウレタンゴムは宮川ロ
ーラー社製、商品名:RTV(硬度70°)を使用し
た。
【0063】上記した各実施例によれば、いずれも圧接
部はその中央部が両端部よりも外圧を吸収し易い構造に
形成されているので、磁性層を形成後の原反ロールは、
磁性塗料の塗布厚みむら等によって両端部よりも中央部
が凸状の外径になる傾向があるのに対して、ベースフィ
ルム巻取り用のタッチロールとして各実施例に示したタ
ッチロールは有効に機能することができる。しかも加工
し易い。
【0064】なお、上記した各実施例は、本発明の技術
的思想に基づいて種々に変形することができる。
【0065】例えば、各実施例は回転するタッチロール
を例としたが、本発明の案内装置はロール状の回転体の
構造に限定するものではない。従って、案内装置は板状
体であってもよく、又は棒状体の外側面の一部を上記し
た各実施例のような構造に形成することもできる。
【0066】また、上記した各実施例のような構造は磁
性層形成後の巻取り用のタッチロールに限らず、カレン
ダー処理後の巻取り、巻直しのための巻取り等全てのベ
ースフィルム等の巻取り装置用として接触圧力を得るた
めのタッチロールに適用できる以外にも、ガイドロール
や駆動ロール等にも適用することができる。
【0067】また、使用するゴムは、実施例のゴムとシ
リコンゴム等の他の材料の組み合わせでもよく、ゴム材
料の硬度も含め、違う材質のものを組み合わせることが
でき、原反ロール表層の形状により、ゴムの材質や厚み
を適宜にすることができる。
【0068】また、圧接部の層構造や厚さ、硬度及び寸
法等も実施例以外の適宜なものにすることができると共
に、圧接する移動体もフィルムに限らない。
【0069】
【発明の作用効果】上述した如く、本発明は、移動体に
接しながらこれを案内する案内装置において、前記移動
体との接触域が支持体上に設けられた複数層の積層構造
で形成され、前記複数層が互いに硬度の異なる第1層及
び第2層を有し、また、接触域が単層の場合には、この
単層の加圧変形量が面方向において場所的に異なってい
るので、接触域が外圧に対応して変形することができる
ため、移動体の表面の形状に対応して接触域がその表面
形状を変形して外圧を吸収することができる。従って、
移動体の幅方向における表面形状の傾向に対して、接触
域の硬度が前記傾向に対応するようにして変形するよう
に幅方向において変形の度合を変えておけば、移動体と
接触域がその幅方向において隙間を作ることなく接触す
ることができる。更にこの案内装置を巻取り装置に用い
れば、効果的なタッチロールとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるタッチロールの断面図で
ある。
【図2】同、タッチロールの圧接部のたわみを示すグラ
フである。
【図3】同、タッチロールと原反ロールとの接触状態を
示す正面図である。
【図4】同、接触状態を示す斜視図である。
【図5】原反ロールとタッチロールの関係を示し、
(a)は巻径に伴うタッチロールの接触圧力の変化、
(b)はタッチロールの圧接部のたわみの変化を示すグ
ラフである。
【図6】同、タッチロールの圧接部の層別の厚さ分布を
示す図である。
【図7】同、他の実施例によるタッチロールの断面図で
ある。
【図8】同、他の実施例によるタッチロールの断面図で
ある。
【図9】同、更に他の実施例によるタッチロールの断面
図である。
【図10】同、タッチロールの製造方法を示す概略断面
図である。
【図11】ダイ塗布の1例を示す概略図である。
【図12】従来例によるタッチロールと原反ロールとの
接触状態を示す斜視図である。
【図13】従来例によるタッチロールと原反ロールとの
接触状態を示す正面図である。
【図14】原反ロールとタッチロールの関係を示し、
(a)は原反ロールの巻径の変化、(b)は巻径の変化
に伴うロールの表面形状を示すグラフである。
【符号の説明】
1、10、15、18…タッチロール、2、16…回転
軸、3、11…内側層、4、12…外側層、5、5A…
圧接部、6…巻取り軸、7…ベースフィルム、8…原反
ロール(ジャンボロール)、14、17…圧接部、14
a…軟質部、14b…硬質部、16a、17a…中央
部、A…たわみ量、a…外径の差、B、C…端部厚さ、
B’、C’…中央部厚さ、D…吸収領域、L…回転軸の
長さ、l…圧接部の幅

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に接しながらこれを案内する案内
    装置において、前記移動体との接触域が支持体上に設け
    られた複数層の積層構造で形成され、前記複数層が互い
    に硬度の異なる第1層及び第2層を有している、移動体
    の案内装置。
  2. 【請求項2】 幅広の長尺体を回転軸に巻取る際に前記
    回転軸上に圧接する圧接ロールとして構成され、圧接面
    が互いに硬度の異なる2層構造からなっている、請求項
    1に記載した移動体の案内装置。
  3. 【請求項3】 前記積層構造を形成する内側層が両端側
    から中央部にかけて断面凸状又は凹状となる厚みに形成
    され、この層上に積層された外側層の表面が平坦に形成
    され、これらの層が前記支持体上に被覆されている、請
    求項1に記載した移動体の案内装置。
  4. 【請求項4】 前記内側層の断面が前記凸状であるとき
    には、前記内側層が低硬度の材料からなり、前記外側層
    が高硬度の材料からなっている、請求項3に記載した移
    動体の案内装置。
  5. 【請求項5】 前記内側層の断面が前記凹状であるとき
    には、前記内側層が高硬度の材料からなり、前記外側層
    が低硬度の材料からなっている、請求項3に記載した移
    動体の案内装置。
  6. 【請求項6】 前記第1層と前記第2層の硬度差が10
    °〜70°である、請求項1に記載した移動体の案内装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1層の硬度が10°〜40°であ
    り、前記第2層の硬度が50°〜80°である、請求項
    1に記載した移動体の案内装置。
  8. 【請求項8】 低硬度の前記第1層がスポンジゴムから
    なり、高硬度の前記第2層がウレタン系ゴムからなる、
    請求項1に記載した移動体の案内装置。
  9. 【請求項9】 磁気記録媒体の原反フィルム巻取り用の
    タッチロールとして構成されている、請求項1に記載し
    た移動体の案内装置。
  10. 【請求項10】 移動体に接しながらこれを案内する案
    内装置において、前記移動体との接触域が支持体上に設
    けられた単層で形成され、この単層の加圧変形量が面方
    向において場所的に異なっている、移動体の案内装置。
  11. 【請求項11】 前記接触域が、平坦な表面を有する支
    持体上に設けられた単層構造で形成され、前記接触域が
    両端部から中央部にかけて硬度が異なっている、請求項
    10に記載した移動体の案内装置。
  12. 【請求項12】 幅広の長尺体を回転軸に巻取る際に前
    記回転軸上に圧接する圧接ロールとして構成され、圧接
    面が平坦に形成され、高硬度な両端部から中央部にかけ
    て低硬度に変化している、請求項11に記載した移動体
    の案内装置。
  13. 【請求項13】 前記両端部と前記中央部の硬度差が1
    0°〜70°である、請求項10に記載した移動体の案
    内装置。
  14. 【請求項14】 前記中央部の硬度が10°〜40°で
    あり、前記両端部の硬度が50°〜80°である、請求
    項13に記載した移動体の案内装置。
  15. 【請求項15】 硬化処理によって前記両端部と前記中
    央部とが形成されている、請求項11に記載した移動体
    の案内装置。
  16. 【請求項16】 前記接触域が支持体上に設けられた単
    層の同一材料からなり、前記接触域の両端部と中央部と
    で厚さが異なるように形成されている、請求項10に記
    載した移動体の案内装置。
  17. 【請求項17】 幅広の長尺体を回転軸に巻取る際に前
    記回転軸上に圧接する圧接ロールとして構成され、前記
    支持体の表面が両端部から中央部にかけて断面凹状に形
    成され、前記接触域である圧接部の内側が前記支持体に
    密着し、この外側が平坦に形成されている、請求項16
    に記載した移動体の案内装置。
  18. 【請求項18】 前記圧接部が同一硬度の材料で構成さ
    れている、請求項16に記載した移動体の案内装置。
  19. 【請求項19】 前記圧接部の硬度が10°〜80°で
    ある、請求項18に記載した移動体の案内装置。
  20. 【請求項20】 前記接触域がスポンジゴム又はウレタ
    ン系ゴムからなる、請求項10に記載した移動体の案内
    装置。
  21. 【請求項21】 磁気記録媒体の原反フィルム巻取り用
    のタッチロールとして構成されている、請求項10に記
    載した移動体の案内装置。
  22. 【請求項22】 移動体に接しながらこれを案内する案
    内装置と、巻取り軸との間で前記移動体を挟着しなが
    ら、前記移動体を前記巻取り軸上に巻取る移動体巻取り
    装置において、前記移動体に対する前記案内装置の接触
    域が支持体上に設けられた複数層の積層構造で形成さ
    れ、前記複数層が互いに硬度の異なる第1層及び第2層
    を有している、移動体巻取り装置。
  23. 【請求項23】 幅広の長尺体を前記巻取り軸に巻き取
    る際に前記巻取り軸上に圧接する圧接ロールとして前記
    案内装置が構成され、この案内装置の圧接面が互いに硬
    度の異なる2層構造からなっている、請求項22に記載
    した移動体の巻取り装置。
  24. 【請求項24】 前記積層構造を形成する内側層が両端
    側から中央部にかけて断面凸状又は凹状となる厚みに形
    成され、この層上に積層された外側層の表面が平坦に形
    成され、これらの層が前記支持体上に被覆されている、
    請求項22に記載した移動体の巻取り装置。
  25. 【請求項25】 前記内側層の断面が前記凸状であると
    きには、前記内側層が低硬度の材料からなり、前記外側
    層が高硬度の材料からなっている、請求項24に記載し
    た移動体の巻取り装置。
  26. 【請求項26】 前記内側層の断面が前記凹状であると
    きには、前記内側層が高硬度の材料からなり、前記外側
    層が低硬度の材料からなっている、請求項24に記載し
    た移動体の巻取り装置。
  27. 【請求項27】 前記第1層と前記第2層の硬度差が1
    0°〜70°である、請求項22に記載した移動体の巻
    取り装置。
  28. 【請求項28】 前記第1層の硬度が10°〜40°で
    あり、前記第2層の硬度が50°〜80°である、請求
    項22に記載した移動体の巻取り装置。
  29. 【請求項29】 低硬度の前記第1層がスポンジゴムか
    らなり、高硬度の前記第2層がウレタン系ゴムからな
    る、請求項22に記載した移動体の巻取り装置。
  30. 【請求項30】 前記巻取り軸が磁気記録媒体の原反フ
    ィルム巻取り用であり、前記案内装置がタッチロールと
    して構成されている、請求項22に記載した移動体の巻
    取り装置。
  31. 【請求項31】 移動体に接しながらこれを案内する案
    内装置と、巻取り軸との間で移動体を挟着しながら、前
    記移動体を前記巻取り軸上に巻取る移動体の巻取り装置
    において、前記移動体との前記案内装置の接触域が支持
    体上に設けられた単層で形成され、この単層の加圧変形
    量が面方向において場所的に異なっている、移動体の巻
    取り装置。
  32. 【請求項32】 前記接触域が、平坦な表面を有する支
    持体上に設けられた単層構造で形成され、前記接触域が
    両端部から中央部にかけて硬度が異なっている、請求項
    31に記載した移動体の巻取り装置。
  33. 【請求項33】 幅広の長尺体を前記巻取り軸に巻取る
    際に前記巻取り軸上に圧接する圧接ロールとして前記案
    内装置が構成され、この案内装置の圧接面が平坦に形成
    され、高硬度な両端部から中央部にかけて低硬度に変化
    している、請求項32に記載した移動体の巻取り装置。
  34. 【請求項34】 前記両端部と前記中央部の硬度差が1
    0°〜70°である、請求項31に記載した移動体の巻
    取り装置。
  35. 【請求項35】 前記中央部の硬度が10°〜40°で
    あり、前記両端部の硬度が50°〜80°である、請求
    項34に記載した移動体の巻取り装置。
  36. 【請求項36】 硬化処理によって前記両端部と前記中
    央部とが形成されている、請求項32に記載した移動体
    の巻取り装置。
  37. 【請求項37】 前記接触域が支持体上に設けられた単
    層の同一材料からなり、前記接触域の両端部と中央部と
    で厚さが異なるように形成されている、請求項31に記
    載した移動体の巻取り装置。
  38. 【請求項38】 幅広の長尺体を前記巻取り軸に巻取る
    際に、前記巻取り軸上に圧接する圧接ロールとして前記
    案内装置が構成され、この案内装置の前記支持体の表面
    が両端部から中央部にかけて断面凹状に形成され、前記
    接触域である圧接部の内側が前記支持体に密着し、この
    外側が平坦に形成されている、請求項37に記載した移
    動体の巻取り装置。
  39. 【請求項39】 前記圧接部が同一硬度の材料で構成さ
    れている、請求項37に記載した移動体の巻取り装置。
  40. 【請求項40】 前記圧接部の硬度が10°〜80°で
    ある、請求項39に記載した移動体の巻取り装置。
  41. 【請求項41】 前記接触域がスポンジゴム又はウレタ
    ン系ゴムからなる、請求項31に記載した移動体の巻取
    り装置。
  42. 【請求項42】 前記巻取り軸が磁気記録媒体の原反フ
    ィルム巻取り用であり、前記案内装置がタッチロールと
    して構成されている、請求項31に記載した移動体の巻
    取り装置。
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