JP2001022863A - インターネットediシステム及びedi方法 - Google Patents

インターネットediシステム及びedi方法

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JP2001022863A
JP2001022863A JP19194099A JP19194099A JP2001022863A JP 2001022863 A JP2001022863 A JP 2001022863A JP 19194099 A JP19194099 A JP 19194099A JP 19194099 A JP19194099 A JP 19194099A JP 2001022863 A JP2001022863 A JP 2001022863A
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edi
server
browser
internet
transaction data
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JP19194099A
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Akira Yokoyama
明 横山
Yoshiaki Miyauchi
義明 宮内
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FUJI FP KK
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FUJI FP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発注元及び受注先の労力を軽減し、ブラウザ
を使用したEDIにおいても高精細な印刷帳票を印刷す
ることができるインターネットEDIシステムを提供す
る。 【解決手段】 ホスティングサーバサイト30にはWW
Wサーバ32とWWWサーバ32の支配下にあるデータ
ベースサーバ34が配備されている。WWWサーバ32
は送受信するファイルを管理すると共に罫線印刷が可能
な印刷プログラムを格納したFTPサーバを有しいる。
WWWサーバ32は、ブラウザでPC52から商取引デ
ータを要求されたときに、データベースサーバ34に照
会を行い、照会結果の商取引データをブラウザに設定
し、設定した商取引データと印刷プログラムとをPC5
2に送信する。プリンタ56で罫線入りの商取引データ
の帳票を印刷することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインターネットED
Iシステム及びEDI方法に係り、特に、ブラウザを使
用したインターネット通信プロトコルによって企業間の
商取引データを電子的に伝達し合うインターネットED
Iシステム及び該EDI方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラウザを使用したインターネッ
ト通信プロトコルによって企業間の商取引データを電子
的に伝達し合う(以下、このような電子情報の交換をE
DI(Electronic Data Interchange)という。)サーバ
・クライアント型のインターネットシステムでは、発注
元等の情報発信側が発注伝票、納品書、請求書等のデー
タをWWW(World Wide Web)又はFTP(File Transfer
Protocol)等のインターネットサーバに送信する際に、
汎用機やパーソナルコンピュータ(以下、PCと略称す
る。)等で構成される基幹系システムから出力されたテ
キストファイルをインターネットにアクセス可能なクラ
イアント端末を手動で操作してインターネット上に配置
されたサーバサイトへ商取引データを送信していた。
【0003】一方、受注先等の情報受信側では、ブラウ
ザを使用したインターネット通信プロトコルによって、
サーバサイトへアクセスして自己宛の商取引データをP
C等のクライアント端末でダウンロードしていた。
【0004】従って、サーバ・クライアント型のインタ
ーネットシステムでのEDI取引では、発注元側が伝送
した発注伝票、納品書、請求書等のテキストデータを取
引先が印刷するためには、発注伝票、納品書、請求書等
のテキストデータを受注先側のクライアント端末のブラ
ウザで表示してからブラウザの印刷機能を使うか、専用
の印刷アプリケーションプログラムを取引先側のクライ
アント端末にインストールしてダウンロードされた発注
伝票、納品書、請求書等のデータを取り込んで印刷して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
EDIでは、発注元側のPCから手動でインターネット
サーバに送信していたので、発注元側では人件費等のコ
ストが発生し、また、受注先側のクライアント端末のブ
ラウザではバーコードのような読み取り精度が必要なパ
ターンを印刷することができない、という問題点があっ
た。
【0006】また、発注元側ではクライアント端末を手
動で操作していたので、例えば、業務時間終了間際に発
注漏れを発見しその発注を改めて行おうとする場合や業
務時間外に緊急に発注が必要な場合には発注担当者に過
大な負担が課せられていた。
【0007】更に、受注先側でもクライアント端末に専
用の印刷アプリケーションをインストールすれば、高精
細な罫線を使った帳票の書式やバーコードを印刷するこ
とはできたが、受注先側のPCに専用アプリケーション
プログラムをインストールしなければならず、アプリケ
ーションプログラムのライセンス費用やインストールの
手間という点で取引先側の負担となっていた。従って、
ブラウザを使用したEDIシステムの特徴である特定の
アプリケーションプログラムをインストールする必要が
ないという利点を相殺してしまっていた。
【0008】本発明は上記事案に鑑み、発注元及び受注
先の労力を軽減し、ブラウザを使用したEDIにおいて
も高精細な印刷帳票を印刷することができるインターネ
ットEDIシステム及びEDI方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様は、ブラウザを使用したインタ
ーネット通信プロトコルによって企業間の商取引データ
を電子的に伝達し合うインターネットEDIシステムに
おいて、サーバサイトに配備され、前記商取引データを
格納するデータベースサーバと、前記インターネットに
接続され、送受信するファイルを管理すると共に少なく
とも罫線印刷が可能な印刷プログラムを格納したサーバ
を有し、前記ブラウザで所定クライアントから商取引デ
ータを要求されたときに、前記データベースサーバに照
会を行って照会結果の商取引データを前記ブラウザに設
定し、該設定された商取引データと前記印刷プログラム
とを前記所定クライアントへ送信するWWWサーバと、
を備えている。本態様では、データベースサーバがサー
バサイトに配備され、商取引データが格納される。WW
Wサーバは、インターネットに接続され、送受信するフ
ァイルを管理すると共に少なくとも罫線印刷が可能な印
刷プログラムを格納したサーバを有し、ブラウザで所定
クライアントから商取引データを要求されたときに、デ
ータベースサーバに照会を行い、該照会結果の商取引デ
ータをブラウザに設定し、該設定された商取引データと
印刷プログラムとを所定クライアントへ送信する。本態
様によれば、所定クライアントは設定された商取引デー
タと少なくとも罫線印刷が可能な印刷プログラムとがW
WWサーバから送信されるので、罫線入りの商取引デー
タの帳票を印刷することができる。
【0010】この場合において、WWWサーバは、ブラ
ウザにより所定クライアントから商取引データの追加又
は更新の要求があるときに、発注元か受注先かを判断
し、該判断結果に応じて該商取引データの追加又は一部
の更新を前記データベースサーバに許容するようにすれ
ば、発注先及び受注先は自己が許容された範囲でのみ商
取引データの追加又は一部の更新が許容されるので、商
取引の安全性が確保されると共に、ブラウザで他方の追
加又は更新内容を参照することができるので、例えば、
見積金額や納期等を対話することができ、商取引の即時
性を確保することができる。また、WWWサーバは、所
定クライアントから最初にブラウザで商取引データを要
求されたときに、印刷プログラムを該所定クライアント
に送信するようにすれば、次回以降印刷プログラムを送
信しなくてもよいので、送信時間を短縮することができ
る。このとき、印刷プログラムがJAVAスクリプトで
記述されるようにすれば、OS(Operating System)の種
類を問わず印刷プログラムが機能するので、所定クライ
アントは既存のシステムにより罫線入りの商取引データ
の帳票を印刷することができる。また、印刷プログラム
には所定クライアントの記憶装置に該印刷プログラムを
格納する命令が記述され、所定クライアントにおいてブ
ラウザで表示された所定コマンドボタンがクリックされ
たときに、印刷プログラムが記憶装置から呼び出される
ようにすれば、所定クライアントは手動で印刷プログラ
ムを記憶装置に格納したり、記憶装置から印刷プログラ
ムを呼び出す手間を省くことができるので、労力を軽減
することができると共にEDI事務処理時間を短縮する
ことができる。更に、インターネットに接続可能であ
り、受注先がEDI可能か否かを所定データに基づいて
識別し、EDI可能と識別したときに、データベースサ
ーバに商取引データを格納するようにブラウザでWWW
サーバに要求するデータベース更新要求手段を発注元に
備えるようにすれば、従来手動で行っていた発注元のデ
ータベースサーバでの更新を自動化することができると
共に、発注業務の労力を軽減することができる。また、
データベース更新要求手段が、受注先がEDI不能と識
別したときに、商取引データに基づいて罫線入りの帳票
画像を作成し、該画像を受注先にファックス送信するよ
うにすれば、EDIが未整備の取引先にもファックスで
商取引データを送信することができるので、発注元は受
注先の事情に応じた柔軟な対応を採ることができる。そ
して、WWWサーバが、データベース更新要求手段から
の要求に応じて印刷プログラムを格納したサーバの印刷
プログラムを差し替えるようにすれば、発注元が帳票の
レイアウト等を変更しても、アップデートプログラムを
受注先に別途配布して受注先がそのアップデートプログ
ラムをインストールする手間が省けるので、労力及びコ
スト双方を削減することができると共に、発注先は帳票
等のレイアウト等変更の柔軟性を確保することができ
る。
【0011】本発明の第2の態様は、ブラウザを使用し
たインターネット通信プロトコルによって企業間の商取
引データを電子的に伝達し合うインターネットEDIシ
ステムのEDI方法であって、サーバサイトに少なくと
も罫線印刷が可能な印刷プログラムを予め格納し、前記
ホスティングサーバサイトに所定クライアントから前記
ブラウザで商取引データが要求されたときに、該商取引
データの照会を行い、該照会結果の商取引データを前記
ブラウザに設定し、該設定された商取引データと前記予
め格納された印刷プログラムとを前記所定クライアント
へ送信する、ステップを含む。このとき、ブラウザによ
り発注元から要求があるときに、予め格納された印刷プ
ログラムを新たな印刷プログラムに差し替えるステップ
を更に含むようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を適
用したインターネットEDIシステムの一実施形態につ
いて説明する。本実施形態では、発注元にはインターネ
ットに接続された発注元システムが配備されており、E
DIシステムを有するEDI取引先とはインターネット
を通じて発注等のEDI処理を行い、EDI取引システ
ムの整備が整わない取引先とはファクシミリ(以下、F
AXという。)により発注等の処理を行うものである
(以下、FAXにより取引を行う取引先をFAX取引先
という。)。
【0013】まず、本実施形態のインターネットEDI
システムの概略構成について説明する。
【0014】図1に示すように、インターネット90に
は、専用回線92を介して発注元の発注元システム10
が接続されている。発注元システム10はバス型のLA
N(Local Area Network)24を備えている。LAN24
には、LANインターフェースボードを介して複数の担
当者用PC16、担当者用PC16から入力された生産
管理情報や経理情報等の基幹系情報処理を行う汎用コン
ピュータ12(以下、汎用機12という。)及び図示し
ないプリンタやスキャナ等の周辺機器が接続されてい
る。また、LAN24には、後述するようにホスティン
グサーバサイト30に配備されたデータベースサーバ3
4内のデータベースを更新するためのデータ更新用PC
14及びFAX取引先に対してのFAX送信内容を作成
・管理するFAX送信用PC18が接続されている。F
AX送信用PC18には、公衆回線84を介してFAX
取引先へFAX送信をするTA・FAXモデム28が接
続されている。更に、LAN24にはLAN24の内部
ネット上の情報や発注元システムを外部ネットからの侵
入による漏洩、改ざん、破壊等から保護するためのファ
イアウォール22が接続されており、ファイアウォール
22にはインターネットのプロトコル定義に基づいてパ
ケットの中継・交換を行うルータ26が接続されてい
る。このルータ26が上述した専用回線92を介してイ
ンターネット90に接続されている。従って、各担当者
は担当者用PC16で通信アプリケーションプログラム
を起動させて自己宛の電子メール等の着信確認や発信を
行うことも可能である。
【0015】また、インターネット90は、専用回線9
4を介して、所定のインターネット通信プロトコルによ
って企業間の商取引データを一時的に保存するホスティ
ングサーバサイトシステム30のルータ38に接続され
ている。ルータ38はホスティングサーバサイトシステ
ム30を外部ネットからの不正アクセスに対して武装
(保護)するファイアウォール36に接続されており、
更に、ファイアウォール36はバス型のLAN42に接
続されている。LAN42には、HTML(HyperText M
arkup Language)スクリプトや後述する印刷プログラム
が格納されたWWW(FTP)サーバ32、WWWサー
バ32の支配下にあり取引先マスタ、注文書、見積依頼
書、検収明細書、支払通知書等種々の商取引データが格
納されたデータベースサーバ34、図示しない他のサー
バ及びPCが接続されている。
【0016】また、インターネット90は、専用回線9
6を介して、EDI取引先AのEDI取引先システム5
0のルータ54に接続されている。ルータ54はリング
状に複数のPC52に接続されており、更に、所定のP
C52にはプリンタ56が接続されている。
【0017】更に、インターネット90は、専用回線9
8を介して、インターネットサービスプロバイダ80に
接続されている。インターネットサービスプロバイダ8
0のシステムは図示しないWWWサーバ等を含んで構成
されており、公衆回線82を介してEDI取引先Bと接
続される。EDI取引先BのEDI取引先システム60
は、TA・モデム64、PC62及びプリンタ66等で
構成されている。なお、上述した発注元システム10、
ホスティングサーバサイトシステム30並びにEDI取
引先システム50及び60間の通信では、送信時に公開
鍵方式の暗号化を行って商取引データの秘密性を保持し
ている(図1の鍵マーク参照)。
【0018】そして、FAX取引先には、FAX72か
らなるFAX取引先システム70が配備されており、公
衆回線84を介して発注元とFAX通信が可能な構成と
なっている。
【0019】次に、本実施形態のインターネットEDI
システムの作用について説明する。なお、説明を簡単に
するために、発注元が取引先に対して発行する見積依頼
書の発行及び取引先が発注元に対して行う見積回答を中
心に詳述する。
【0020】まず、発注元の発注業務を担当する担当者
は、担当者用PC16に自己のパスワードを入力して、
担当者用PC16のハードディスクに保存されている生
産管理システムのアプリケーションプログラムを立ち上
げる。生産管理システムのメニューは発注管理サブメニ
ューを含んでいる。担当者はマウス等のポインティング
デバイスで発注管理サブメニューから見積依頼書作成を
クリックして見積依頼書作成画面をディスプレイに表示
させる。
【0021】図2に示すように、見積依頼書作成画面に
表示される見積依頼書作成フォームはブラウザで表示さ
れ、罫線が入っていない点を除き、錯誤を招かないよう
に帳票(伝票)の見積依頼書とほぼ同一の表示形態とさ
れている。担当者が見積依頼書を作成するには、まず、
取引先コードのインプットボックス102に取引先(E
DI取引先、FAX取引先を問わない。)の取引先コー
ドをキーボードから入力する。この入力を開始すると、
生産管理システムアプリケーションプログラムに従って
担当者用PC16のCPUは直ちにデータの重複を禁止
するためのシリアルナンバーを付与してこのシリアルナ
ンバーをレコードナンバー110として表示する。取引
先コードの第1桁目は、EDI取引先の場合には「1」
が付与され、FAX取引先の場合には「0」が付与され
ている。取引先コードが入力され、エンターキーが押下
されると、見積依頼書作成画面には、担当者用PC16
のCPUが図示しないテーブルを参照して取引先会社名
(本例の場合には、「取引先株式会社」)を表示する。
【0022】次に、担当者は見積依頼に必要な項目が表
示された見積依頼欄104内の各ラベルに対応するイン
プットボックスにテキストデータをキーボードから入力
する。この入力が完了し、更新ボタン112をクリック
すると、担当者用PC16のCPUは必須項目の入力漏
れや例えば、半角/全角入力等の方式的過誤がないか等
の入力条件を検査して、入力条件に合致していれば、レ
コードを追加又は更新し、入力条件に合致していなけれ
ば、その旨表示して担当者に適正な入力を促す。また、
担当者が印刷ボタン114をクリックすると、罫線の入
った見積依頼書が図示しないプリンタにより印刷され、
見積依頼書内容を帳票により確認することが可能とな
る。この確認作業が終了した時点で、検索ボタン108
をクリックし図示しない検索画面に見積依頼ナンバーを
インプットボックスに入力して当該見積依頼作成画面を
表示させ、ブラウザのファイル()をクリックし図示
しないドロップダウンメニューを表示して、ドロップダ
ウンメニューの中の「転送」をクリックすることによ
り、追加又は更新されたレコードがLAN24を介して
汎用機12へ転送される。なお、EDI取引先の見積回
答が表示される見積回答欄106へのカーソルの移動は
禁止されており、担当者は見積回答欄106へ入力する
ことはできない。従って、この時点では取引先からの回
答がないので、見積回答欄106の各インプットボック
ス内は未入力(null)のままとされている。また、見積
依頼書であることを特定するために、更新ボタン112
がクリックされた時点で担当者用PC16のCPUは生
産管理システムアプリケーションプログラムに従ってレ
コード上のデータ区分フィールドに見積依頼書のデフォ
ルト値である「03」を挿入する(表1、図3(A)の
符号128参照)。
【0023】担当者用PC16からの転送レコードを受
信した汎用機12では、担当者用PC16のレコードナ
ンバー110を汎用機12側の重複が禁止された新たな
レコードナンバー(図3(A)の符号122参照)に置
き換えると共に、発注元を特定する発注元コード(図3
(A)の符号124参照)を挿入して、担当者用PC1
6からの転送レコードを図示しない記憶装置に記憶し、
後述するように所定時間毎に追加又は更新されたレコー
ドをテキストファイルとしてデータ更新用PC14へ出
力する。なお、汎用機12は24時間稼動しており担当
者用PC16からのデータの追加、更新を常時受け入れ
ることが可能である。
【0024】図3(A)に示すように、汎用機12から
データ更新用PC14へ出力されるテキストファイルの
各レコードは、発注元レコードナンバーフィールド12
2、発注元コードフィールド124、取引先コードフィ
ールド126、データ区分フィールド128、追加(例
えば、デフォルト値「1」)又は変更(例えば、デフォ
ルト値「0」)を示す変更区分フィールド130及び種
々のデータフィールド132A〜132Nで構成されて
いる。取引先コードフィールド126及びデータフィー
ルド132A〜132Nは、図2に示した見積依頼欄1
04の各インプットボックスに担当者が入力したテキス
トデータを含んで構成されている。ここで、データ区分
について詳述すれば、次表1に示す通りである。
【0025】
【表1】
【0026】従って、汎用機12からデータ更新用PC
14へ出力されるテキストファイルのレコードは文字列
群で構成され、ホスティングサーバサイトシステム30
への送信時間を短縮するために、図2に示した見積回答
欄106のテキストデータ(上述したようにnull)はデ
ータ更新用PC14へ出力されるテキストファイルのレ
コードフィールドを構成していない。
【0027】データ更新用PC14では、汎用機12か
らデータが出力されたかを常時監視する監視プログラム
が立ち上げられている。この監視プログラムは、EDI
取引とFAX取引とを識別し、その識別結果に応じて取
引先のシステムに適合した商取引データを送信する監視
送信ルーチンを実行する。
【0028】図4に示すように、この監視送信サブルー
チンでは、まず、ステップ202において、汎用機12
からテキストファイルが出力されるまで待機し、テキス
トファイルが出力されると、次のステップ204におい
て、テキストファイルのテキストデータ(レコード)を
データ更新用PC14の図示しないRAMに格納する。
【0029】次に、ステップ206において、所定時間
が経過したか否かを判断し、否定判断されたときは、ス
テップ202へ戻り、肯定判断されたときは、次のステ
ップ208へ進む。なお、この所定時間は、本実施形態
では10分〜20分とされ、データ更新用PC14の図
示しない内部時計で計測することができる。
【0030】ステップ208では、上記所定時間内にテ
キストファイルが汎用機12から出力されたか否かを判
断するために、例えば、ディレクトリ検査関数を使用し
て自己のディレクトリを検査することにより判定し、否
定判定されたときは、テキストファイルが汎用機12か
ら出力されるまで待機するために、ステップ202へ戻
り、肯定判定されたときは、次のステップ210におい
て、取引先がEDI取引先かFAX取引先を判断する。
この判断はレコードの取引先コードフィールドの第1桁
を検査することにより判断することができる。
【0031】ステップ210において、肯定判断された
場合は、次のステップ212で、EDI取引先の各レコ
ードを1つにまとめたテキストファイルを作成し、ブラ
ウザを起動させて、次のステップ214でホスティング
サーバサイトシステム30のWWWサーバ32にFTP
でテキストファイルを送信してステップ202へ戻る。
【0032】なお、本実施形態のブラウザには、HTM
LでWWWサーバ32のアドレスが記述され、HTML
上にJAVAスクリプトで所定プログラムが記述されて
いる。また、ブラウザには、WWWサーバ32にアクセ
スするための識別コード(以下、IDコードという。)
が設定されており、IDコードは発注元システム10の
システム管理者により変更可能とされている。更に、E
DIの安全性を確保するために、ステップ214では公
開鍵暗号方式の暗号化処理が実行される。なお、データ
更新用PC14のワークエリアの負荷を軽減するため
に、RAMからWWWサーバ32に送信したテキストフ
ァイルを削除してステップ202へ戻る。
【0033】一方、ステップ210において、否定判断
された場合には、ステップ216でFAX取引先にFA
X送信するためにFAX取引先の各レコードを1つにま
とめたテキストファイルを作成し、FAX送信用PC1
8にテキストファイルを転送し、RAMからFAX送信
用PC18へ転送したテキストファイルのテキストデー
タを削除してステップ202へ戻る。
【0034】ホスティングサーバサイトでは、WWWサ
ーバ32のマルチCPUが発注元及び取引先間のEDI
を機能させるために図5に示すサーバ処理ルーチンを実
行する。
【0035】サーバ処理ルーチンでは、まず、ステップ
300でIDコードが登録されたIDコードと一致する
か否かを判断し、否定判断のときは、ステップ304に
おいて、ホスティングサーバサイトシステム30を不正
アクセスから保護するために、IDコードの不一致を取
引先等のクライアントに通知してステップ300へ戻
る。一方、ステップ300で肯定判断のときは、次のス
テップ302において、データ更新用PC14から送信
されたテキストファイルを秘密鍵により復号化する。
【0036】次のステップ306では、テキストファイ
ル中の最初のレコードを参照して登録された発注元(正
規クライアント)か否かを、図3(A)に示したように
発注先コードが取引先コードより前の所定のフィールド
に配置されていることから判断する。この判断が肯定さ
れたときは、データベースサーバ34に蓄積されるデー
タを保護するために、WWWサーバ32に格納された図
示しない発注先登録テーブルを参照して正規クライアン
トの発注元か否かを確認する。また、EDI取引先(例
えば、取引先株式会社)が発注元(例えば、発注元株式
会社)に逆発注する場合もあり、ステップ306ではそ
のような場合の対応も可能にするものである。ステップ
306で肯定判断された場合には、正規クライアントの
発注元からのアクセスであるので、次のステップ308
においてデータベースサーバ34のレコードの追加・更
新であるか否かを判断する。
【0037】ステップ308で肯定判断されたときは、
次のステップ310において、発注元からのレコードの
追加・更新をデータベースサーバ34に許容してステッ
プ300へ戻る。これにより、データベースサーバ34
では、発注元から送信されたレコードが追加又は更新さ
れる。
【0038】すなわち、データベースサーバ34は、図
3(A)に示した変更区分フィールド130を参照し
て、デフォルト値が「1」(レコード追加)の場合に
は、図3(B)に示すように、データベースサーバ34
がシリアルで付与するサーバレコードナンバーをサーバ
レコードナンバーフィールド140に挿入して、発注元
レコードナンバーフィールド142、発注元コードフィ
ールド144、取引先コードフィールド146、データ
区分フィールド148、データフィールド150A〜1
50N、発注元が当該サーバレコードを参照した回数を
示す参照回数フィールド152、見積回答欄(図2の1
06参照)のデータフィールド156A〜156N(こ
の時点ではnull)、取引先が当該サーバレコードを参照
した回数を示す参照回数フィールド158の各フィール
ドで構成されるレコードを新たに追加し、発注元レコー
ドナンバーフィールド142に発注元レコードナンバー
フィールド122の値を、発注元コードフィールド14
4に発注元コード124の値を、取引先コードフィール
ド146に取引先コードフィールド126の値を、デー
タ区分フィールド148にデータ区分フィールド128
の値を、データフィールド150A〜150Nに各々デ
ータフィールド132A〜132Nの値を、それぞれコ
ピーすると共に、取引先及び発注元のいずれもが当該レ
コードを参照していないので、参照回数フィールド15
2及び158に「0」を代入する。一方、変更区分フィ
ールド130のデフォルト値が「0」の場合には、既に
レコードが存在しているので、発注元レコードナンバー
フィールド122の値と同一の値を発注元レコードナン
バーフィールド142で検索し当該レコードを、変更区
分フィールド130のデフォルト値が「1」の場合と同
様にコピーする。従って、図3(B)に示したレコード
のうち、発注元は発注元変更可能フィールド154を変
更することができ、発注元変更可能フィールド154に
は、変更区分フィールド130を除き、図3(A)に示
したデータと同一のデータが格納される。また、サーバ
レコードナンバーフィルード140、参照回数フィール
ド152、158へはデータベースサーバ34が値を挿
入又は更新するものである。
【0039】一方、図5のステップ306で否定判断さ
れた場合には、すなわち、EDI取引先A(又はEDI
取引先B)から所定のブラウザで問い合わせを受けたと
きには、次のステップ322においてEDI取引先が発
注元のEDIを参照するための取引先参照処理サブルー
チンを実行する。
【0040】図6に示すように、この取引先参照処理サ
ブルーチンでは、ステップ324において、取引先コー
ドがデータベースサーバ34の取引先マスタに登録され
ているか否かをデータベースサーバ34に照会して照会
結果から、クライアントが発注元の取引先か否かを判定
する。否定判定のときは、発注元の取引先ではないの
で、ステップ326において、取引先マスタに登録され
ていない旨をクライアントに通知して取引先参照処理サ
ブルーチンを終了しステップ300へ戻る。一方、肯定
判定のときは、次のステップ328において、データベ
ースサーバ34に照会しデータベースサーバ34から照
会結果を取得して、ステップ330でブラウザにレコー
ドを追加した発注元会社名を設定して、EDI取引先A
にブラウザにより照会結果を送信する。
【0041】これにより、EDI取引先システム50の
PC52(又は、EDI取引先BのEDI取引先システ
ム60のPC62)のディスプレイには、図7に示すよ
うに、一覧表示がなされる。EDI取引先Aの担当者が
詳細を知りたいときには、詳細参照ボタン162をクリ
ックすることにより、図8に示すように、発注元からの
詳細の伝票件数がディスプレイ表示される。また、ED
I取引先Aの担当者が見積回答入力コマンドボタン16
6をクリックすることにより、図9に示すように、発注
元が希望する見積依頼の一覧が表示される。
【0042】更に、EDI取引先Aの担当者が詳細コマ
ンドボタン170をクリックすると、図2に示した発注
元の見積依頼書作成画面と同様の画面が表示される。発
注元の担当者と同様に、EDI取引先Aの担当者が印刷
ボタン114をクリックすると、プリンタ56からは罫
線入りの当該見積依頼書が出力される。EDI取引先A
の担当者がPC52にインストールされた自己のアプリ
ケーションプログラムを新たに立ち上げ、見積回答のた
めの情報を取得して、見積回答欄106に依頼のあった
見積の回答をキーボードから入力し、更新ボタン112
をクリックすると、見積回答欄106の各インプットボ
ックスに入力されたテキストデータが入力条件に合致す
るかを検査して、見積回答欄のテキストデータをWWW
サーバ32へ送信する。WWWサーバ32がこのデータ
を受信してデータベースサーバ34の当該レコードの変
更を許容すると、図9に示した見積依頼一覧の当該見積
依頼の回答は「未」から「済」へ変更される。
【0043】また、EDI取引先Aの担当者が、図8に
示した注文書発行ボタン164をクリックすると、図1
0に示すように罫線172が入った注文書が一括印刷さ
れる。この注文書には、バーコードを使用したPOSシ
ステムを有する取引先のために、注文内容をコード化し
たバーコード174も併せて印刷される。なお、プリン
タ56では、注文書、現品票及び納品書がA4サイズ1
枚に入るように印刷される。
【0044】EDI取引先Aの担当者が、図8に示した
見積データ保存168をクリックすると、図2に示した
見積依頼の全データ及び見積回答をした場合にはその回
答内容も含めてPC52にデータが保存される。従っ
て、EDI取引先Aの担当者は、見積回答をするのに確
認作業が必要な場合には、見積データ保存ボタン168
をクリックして一旦データを保存するようにしてもよ
い。なお、EDI取引先Aの担当者は、図7〜図9に示
したブラウザのファイル()のドロップダウンメニュ
ーの「終了」をクリックしてホスティングサーバサイト
とのインターネット通信をいつでも終了可能である。
【0045】この間、WWWサーバ32のマルチCPU
が実行する取引先参照処理サブルーチンは次の通りであ
る。図6のステップ332において、取引先がブラウザ
による送受信を終了したか否かを判断し、肯定判断のと
きは、取引先参照処理サブルーチンを終了してステップ
300へ戻り、否定判断のときは、次のステップ334
において、詳細情報の要求がある(例えば、詳細参照コ
マンドボタン162や詳細コマンドボタン170がクリ
ックされた場合)か否かを判断する。このような判断
は、例えば、ブラウザのHTMLに記述され、コマンド
ボタンに割り当てられたJAVAスクリプトによるプロ
グラムに対応して行うことができる。
【0046】肯定判断の場合には、次のステップ336
において、データベースサーバ34に照会しレコードデ
ータ取得後、ステップ338で、取得したレコードデー
タをブラウザに設定してEDI取引先のPC52に送信
してステップ332へ戻る。これにより、PC52で
は、図8、図9又は図2に示したように順次発注元の見
積依頼書等の詳細内容を確認することが可能となる。
【0047】一方、ステップ334で否定判断の場合に
は、次のステップ342において、見積回答があるか
(図2の更新ボタン112がクリックされたか)、換言
すれば、EDI取引先Aの担当者からレコードの更新が
あるか否かを判断する。
【0048】ステップ342において、見積回答がある
場合には、次のステップ344で見積回答が入力条件に
適合するかを検査し、適合しないときは、ステップ35
0でブラウザにより入力条件不適合をPC52へ通知し
てステップ332へ戻り、適合するときは、ステップ3
46において見積回答のデータをデータベースサーバ3
4に更新することを許容する。これにより、データベー
スサーバ34の当該レコードでは、取引先変更可能フィ
ールド160の値が更新される。次のステップ348で
は、更新時間終了等の更新記録を保存してステップ33
2へ戻る。なお、EDI取引先の担当者は取引先変更可
能フィールド160の更新、すなわち、見積回答のみが
可能であり、発注元変更可能フィールド154の更新は
禁止されている。
【0049】一方、ステップ342において、否定判断
された場合には、次のステップ352において印刷の要
求がある(例えば、図8の注文書発行ボタン164がク
リックされた)か否かを判断し、否定判断のときは、ス
テップ332へ戻り、肯定判断のときは、ステップ35
4において、発注元に対する取引先の印刷要求が初めて
か否かをデータベースサーバ34に照会する。データベ
ースサーバ34は、取引先マスタを参照して値をWWW
サーバ32へ返す。この値は、例えば、かつて要求があ
ったときは「1」、いままで要求がなかったときは
「0」としてもよい。返された値に従って、初めてと判
断したときは、ステップ356においてFTPプロトコ
ルによりWWWサーバ32内のFTPサーバに格納され
ている印刷プログラムをPC52へ送信し、次のステッ
プ358において、データベースサーバ34の取引先マ
スタの所定フィールドを変更するように指示して、ステ
ップ360へ進む。これにより、取引先マスタの印刷要
求フィールドの値は、例えば、「0」から「1」へ変更
される。また、ステップ354で初めてでないと判断し
たときには、そのままステップ360へ進む。なお、印
刷プログラムにはPC52の図示しないハードディスク
に印刷プログラムを保存し、印刷要求をするとき(印刷
ボタン114がクリックされたとき)に保存された印刷
プログラムを呼び出す命令がJAVAスクリプトで記述
されている。
【0050】ステップ360では、印刷要求のあった印
刷情報をブラウザに設定して、EDI取引先システム5
0のPC52に送信する。これにより、PC52ではブ
ラウザでWWWサーバ32からテキストファイルが送信
されてきたときに、ハードディスクに格納された印刷プ
ログラムを呼び出すにより図10に示した罫線入り帳票
の印刷が可能となる。次のステップ362では、取引先
の参照回数フィールド158(図3参照)の値を1イン
クリメントし、ステップ364で参照終了時間等を記録
してステップ332へ戻る。
【0051】一方、図5のステップ308で否定判断さ
れた場合には、ステップ312において発注先の担当者
用PC16からの参照か否かをブラウザのHTML上の
JAVAスクリプトから判断し、肯定判断のときは、次
のステップ314において発注元参照処理を実行する。
この発注元参照処理314では、ブラウザのインプット
ボックス内の発注元コード及び見積依頼ナンバー等をキ
ーとしてデータベースサーバ34に格納されたレコード
をデータベースサーバ34に検索させ、検索結果をブラ
ウザに設定して送信し、参照回数フィールド152(図
3参照)の値を1インクリメントし、参照終了時間等の
記録を残す。これにより、発注元の担当者は取引先から
の見積回答をオンラインで確認し、上司への決済等の発
注元所定手続を経て、上述した見積依頼作成画面とほぼ
同様の図示しない発注書作成画面から取引先へインター
ネットにより発注を行うことが可能となり、取引先は上
述したように図10に示した罫線入りの注文書をプリン
タ56から出力することが可能となる。なお、担当者用
PC16からの発注元の参照では、図3(B)に示した
レコードのすべてをブラウザで見ることは可能である
が、いずれのフィールドの書き換えも許容されていな
い。
【0052】ステップ312において、否定判断された
ときは、次のステップ316において印刷プログラム変
更処理の実行か否かを判断する。この印刷プログラム変
更処理では、データ更新用PC14から送信されたブラ
ウザのHTMLに記述されたJAVAスクリプトによる
プログラムが印刷プログラムの変更を指示するものであ
る場合に限って実行される。肯定判断のときは、ステッ
プ318において、FTPプロトコルに従ってWWWサ
ーバ32内のFTPサーバの印刷プログラムが格納され
たアドレスの印刷プログラムを新たなJAVAスクリプ
トで記述された印刷プログラムに差し替え、データベー
スサーバ34へ取引先マスタの印刷要求フィールドの値
を全ての取引先に対して「0」とするように指示して、
サーバ処理ルーチンを終了してステップ300へ戻る。
なお、この間、発注元及び取引先からのデータ更新許容
や参照処理は中断するようにすることが好ましい。ステ
ップ316で否定判断されたときは、ステップ320に
おいて、例えば、HTMLで記述された発注元から所定
帳票の変更等のお知らせ事項(いわゆるホームページ)
を更新したり、発注元のIDを変更、参照回数や変更時
間等を参照する等の別処理を実行してステップ300へ
戻る。
【0053】ところで、FAX送信用PC18では、E
DIの環境が整わないFAX取引先のために、罫線入り
の見積依頼書等の画像を作成管理しFAX送信をするF
AX送信処理ルーチンが実行される。
【0054】図11に示すように、このFAX送信処理
ルーチンでは、まず、ステップ402において、データ
更新用PC14からテキストファイルの転送(図4のス
テップ216参照)があるまで待機し、転送があると、
ステップ404において転送されたテキストファイルの
テキストデータを取り込む。次に、ステップ406で所
定時刻か否かを判断する。この所定時刻は、例えば、
0:00、12:00、16:00、20:00等に設
定することができる。所定時刻と判断すると、ステップ
408において、取り込んだデータをFAX取引先毎に
ソートして、送信枚数jを算出する。なお、この送信枚
数jの算出では、送信するFAX用紙のサイズはA4と
されており、上述したように、注文書、現品票及び納品
書はA4用紙1枚に収まるようにされ、見積依頼書はA
4用紙1枚に4件分が収まるようにされている。
【0055】次のステップ410では、A4用紙毎のF
AX送信回数nを0としてFAX送信用PC18のワー
クエリアに保存し、ステップ412において、上述した
印刷プログラムを利用して、図10に示したように、罫
線172及びバーコード174のある画像を作画してF
AX送信用PC18の図示しないVRAMに格納する。
次に、ステップ414では、VRAMから取引先毎の画
像を呼び出して公衆回線84を介してFAX取引先へフ
ァクス送信を開始し、次のステップ416でFAX送信
回数nを1インクリメントする。
【0056】次にステップ418において、FAX取引
先への送信が完了したか否かを判断し、否定判断の場合
には、ステップ428で所定時間待機して次のステップ
430においてFAX送信回数nがh(例えば、FAX
専用機で一般に設定されている3)と等しいか否かを判
断し、等しくなければ、再度FAX送信を行うためにス
テップ414へ戻り、等しければ、ステップ432でF
AX取引先へ作画した画像が未着であることを担当者に
知らせるために未送信通知を図示しないプリンタから出
力すると共に、FAX送信用PC18のVRAMを軽減
するために作成した画像を削除し、また、RAMからも
当該テキストデータを削除する。これにより、未着信通
知を参照した担当者は、見積依頼作成画面の検索ボタン
108(図2参照)をクリックして当該データを呼び出
し印刷ボタン114をクリックして罫線入りの見積依頼
書を印刷して郵送したり、FAX取引先に架電して確認
する等の対応を採ることが可能となる。
【0057】一方、ステップ418において肯定判断さ
れた場合には、次のステップ420で送信終了時間等を
記録し、ステップ422で汎用機12の該当するレコー
ドのFAX送信済フィールドのデフォルト値を「0」
(FAX未送信)から「1」に変更する。これにより、
発注元の担当者は汎用機12のレコードを参照するブラ
ウザによってFAX未着信一覧をオンラインで表示させ
て自己の発注担当分が確実に取引先に送信されたか否か
を確認することも可能である。
【0058】次に、ステップ424では、FAX送信用
PC18から送信済のテキストデータ及び画像データを
削除して、次のステップ426において、FAX取引先
への送信が全て終了したか否かを判断し、否定判断の場
合には、次のFAX取引先へFAXを送信するために、
ステップ410へ戻り、肯定判断の場合には、全てのF
AX送信が終了したので、ステップ402へ戻る。
【0059】以上のように本実施形態のインターネット
EDIシステムでは、ホスティングサーバサイトシステ
ム30にEDIのテキストデータ(レコード)が蓄積さ
れ、発注元システム10のデータ更新用PC14及びF
AX送信用PC18は自動的に見積依頼や発注等のED
Iに必要な処理を行うので、従来手動でインターネット
サーバに送信していた人件費が不要となると共に、送信
時間も所定勤務時間に制限されることなく円滑に取引先
に見積依頼や発注等を行うことができる。付随して、発
注元の注文書等のテキストデータを自動的にWWWサー
バ32を介してデータベースサーバ34のレコードの追
加、更新の即時性を高めることも可能となる。
【0060】また、本実施形態のインターネットEDI
システムでは、特別なプログラムをEDI取引先のPC
52やPC62にインストールする必要がないので、ア
プリケーションプログラムのライセンス費用やインスト
ールの手間が省け取引先側の負担が軽減されると共に、
WWWサーバ32にインターネットにより接続してブラ
ウザを使用できる環境があれば即座に発注元の伝票情報
を参照してプリンタ56や66で図10に示したような
高精細な罫線入りの帳票を印刷することができるので、
使用開始のための即時性を高めることができる。また、
印刷ボタン114をクリックするだけで、通常の罫線入
り伝票が印刷できるという容易性に加え、バーコードの
ように高い読み取り精度が要求されるパターンも高精細
に印刷することができるので、POSシステムを使用し
ている取引先では更に事務処理の効率を向上させること
ができる。また、本実施形態のインターネットEDIシ
ステムでは、ブラウザのHTML上にJAVAスクリプ
トで印刷プログラムをFTPサーバの所定アドレスから
呼び出して取引先に送信するようにしたので、取引先で
は、印刷プログラムがPC52のオペレーティングシス
テムの種類を問わず機能し、取引先は受注先とのEDI
取引を開始するにあたって既存のシステムをそのまま使
用することができる。
【0061】更に、本実施形態のインターネットEDI
システムでは、注文書等のレイアウトが変更されても、
WWWサーバ32の印刷プログラムを変更すればよいの
で(ステップ318参照)、アップデートプログラムを
EDI取引先へ別途配布して再インストールする手間が
不要であり、特にEDI取引先の数が多い場合には作業
労力及びコストを大幅に削減することが可能となる。こ
れに付帯して、印刷帳票のレイアウトの変更容易性を確
保することができる。
【0062】また、本実施形態のインターネットEDI
システムでは、EDI取引先は取引先変更可能フィール
ド160の値を更新することができるので、(ステップ
346)、見積や納期の回答を対話することができ、利
便性の上でも、また、取引安全性の上でも、発注元及び
取引先双方にとって有益である。
【0063】なお、本実施形態では、WWWサーバ32
からPC52へ印刷プログラムを初回にのみ送信するよ
うにしたが、PC52が印刷情報を要求する度に送信す
るようにしてもよい。このようにすれば、PC52のハ
ードウエアには印刷プログラムが格納されないので、空
き領域を多く確保することができる。
【0064】また、本実施形態では、説明を簡単にする
ために、データ更新用PC14とFAX送信用PC18
とを物理的に分離したが、同一のPCで処理することが
できることはいうまでもない。そしてまた、本実施形態
では、発注元から見積金額を取引先に問い合わせて取引
先が発注元に見積回答を行う場合について詳述したが、
同様に納期等について問い合わせ、回答が可能であるこ
とも言を待たない。
【0065】更に、本実施形態では、ホスティングサー
バサイトシステム30の発注元を複数社としたが、単独
の発注元が自己のホスティングサーバサイトシステム3
0を有するようにしてもよい。このようにすれば、秘密
鍵暗号方式(慣用鍵暗号方式)を採用することができる
ので、外部ネットに対する商取引データの秘密性を更に
高めることが可能となる。
【0066】また、本実施形態では、FAX送信用PC
18を発注元システム10に配備したが、ホスティング
サーバサイトシステム30に配備するようにしてもよ
い。このようにすれば、発注元は多くのFAXをホステ
ィングサーバサイトに集約することができるので、自己
のFAX配備台数を削減することができる。
【0067】そして、本実施形態では、印刷プログラム
をFTPサーバに格納した例について説明したが、印刷
プログラムはFTPサーバに限らず例えばWWWサーバ
に格納してもよく、また、印刷プログラムの言語をJA
VAスクリプトの場合を例示したが、これに限定される
ことなく、例えば、VB(Visual Basic)スクリプト又は
VBで記述するようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定クライアントは設定された商取引データと少なくとも
罫線印刷が可能な印刷プログラムとがWWWサーバから
送信されるので、罫線入りの商取引データの帳票を印刷
することができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される実施形態のインターネット
EDIシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】担当者用PC16のディスプレイに表示された
見積依頼書作成画面の説明図である。
【図3】(A)は、汎用機12からデータ更新用PC1
4へ出力されるテキストファイルのレコードの各フィー
ルドを模式的に示した説明図であり、(B)はデータベ
ースサーバ34に格納されたレコードの各フィールドを
模式的に示した説明図である。
【図4】データ更新用PC14のCPUが実行する監視
送信ルーチンのフローチャートである。
【図5】WWWサーバ32のマルチCPUが実行するサ
ーバ処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】図5のステップ322の詳細を示す取引先参照
処理サブルーチンのフローチャートである。
【図7】ブラウザでPC52のディスプレイに表示され
る発注元の一覧を示す説明図である。
【図8】ブラウザでPC52のディスプレイに表示され
る発注元の詳細伝票件数を示す説明図である。
【図9】ブラウザでPC52のディスプレイに表示され
る発注元からの見積依頼一覧を示す説明図である。
【図10】プリンタ56で印刷されたA4サイズの注文
書の一部を示した帳票である。
【図11】FAX送信用PC18のCPUが実行するF
AX送信処理ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
14 データ更新用PC(データベース更新要求手段の
一部) 18 FAX送信用PC(データベース更新要求手段の
一部) 30 ホスティングサーバサイトシステム 32 WWWサーバ 34 データベースサーバ 52 PC 56 プリンタ 90 インターネット 154 発注元変更可能フィールド 160 取引先変更可能フィールド 172 罫線 174 バーコード
フロントページの続き (72)発明者 宮内 義明 愛知県名古屋市西区上名古屋3丁目25の28 第7猪村ビル5F 株式会社富士エフ・ピ ー内 Fターム(参考) 5B049 BB11 CC05 FF02 GG02 5B082 AA00 GA06 GA14 HA08 5B089 GA11 GA21 GB04 HA10 HB04 JA08 JA32 JB07 JB22 KH30 LB12 LB14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウザを使用したインターネット通信
    プロトコルによって企業間の商取引データを電子的に伝
    達し合うインターネットEDIシステムにおいて、 サーバサイトに配備され、前記商取引データを格納する
    データベースサーバと、 前記インターネットに接続され、送受信するファイルを
    管理すると共に少なくとも罫線印刷が可能な印刷プログ
    ラムを格納したサーバを有し、前記ブラウザで所定クラ
    イアントから商取引データを要求されたときに、前記デ
    ータベースサーバに照会を行って照会結果の商取引デー
    タを前記ブラウザに設定し、該設定された商取引データ
    と前記印刷プログラムとを前記所定クライアントへ送信
    するWWWサーバと、 を備えたことを特徴とするインターネットEDIシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記WWWサーバは、前記ブラウザによ
    り所定クライアントから前記商取引データの追加又は更
    新の要求があるときに、発注元か受注先かを判断し、該
    判断結果に応じて該商取引データの追加又は一部の更新
    を前記データベースサーバに許容することを特徴とする
    請求項1に記載のインターネットEDIシステム。
  3. 【請求項3】 前記WWWサーバは、前記所定クライア
    ントから最初に前記ブラウザで商取引データを要求され
    たときに、前記印刷プログラムを該所定クライアントに
    送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のインターネットEDIシステム。
  4. 【請求項4】 前記印刷プログラムは、JAVAスクリ
    プトで記述されたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれか1項に記載のインターネットEDIシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記印刷プログラムには前記所定クライ
    アントの記憶装置に該印刷プログラムを格納する命令が
    記述され、前記所定クライアントにおいて前記ブラウザ
    で表示された所定コマンドボタンがクリックされたとき
    に、前記印刷プログラムが前記記憶装置から呼び出され
    ることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のイン
    ターネットEDIシステム。
  6. 【請求項6】 更に、前記インターネットに接続可能で
    あり、受注先がEDI可能か否かを所定データに基づい
    て識別し、EDI可能と識別したときに、前記データベ
    ースサーバに前記商取引データを格納するように前記ブ
    ラウザで前記WWWサーバに要求するデータベース更新
    要求手段を発注元に備えたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれか1項に記載のインターネットED
    Iシステム。
  7. 【請求項7】 前記データベース更新要求手段は、前記
    受注先がEDI不能と識別したときに、前記商取引デー
    タに基づいて罫線入りの帳票画像を作成し、該画像を前
    記受注先にファックス送信することを特徴とする請求項
    6に記載のインターネットEDIシステム。
  8. 【請求項8】 前記WWWサーバは、前記データベース
    更新要求手段からの要求に応じて前記印刷プログラムを
    格納したサーバの印刷プログラムを差し替えることを特
    徴とする請求項6又は請求項7に記載のインターネット
    EDIシステム。
  9. 【請求項9】 ブラウザを使用したインターネット通信
    プロトコルによって企業間の商取引データを電子的に伝
    達し合うインターネットEDIシステムのEDI方法で
    あって、 サーバサイトに少なくとも罫線印刷が可能な印刷プログ
    ラムを予め格納し、 前記ホスティングサーバサイトに所定クライアントから
    前記ブラウザで商取引データが要求されたときに、該商
    取引データの照会を行い、該照会結果の商取引データを
    前記ブラウザに設定し、該設定された商取引データと前
    記予め格納された印刷プログラムとを前記所定クライア
    ントへ送信する、 ステップを含むEDI方法。
  10. 【請求項10】 前記ブラウザにより発注元から要求が
    あるときに、前記予め格納された印刷プログラムを新た
    な印刷プログラムに差し替えるステップを更に含むこと
    を特徴とする請求項9に記載のEDI方法。
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