JP2001022524A - 座標入力/検出装置 - Google Patents

座標入力/検出装置

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JP2001022524A
JP2001022524A JP19361799A JP19361799A JP2001022524A JP 2001022524 A JP2001022524 A JP 2001022524A JP 19361799 A JP19361799 A JP 19361799A JP 19361799 A JP19361799 A JP 19361799A JP 2001022524 A JP2001022524 A JP 2001022524A
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Sadao Takahashi
禎郎 高橋
Takuro Sekiya
卓郎 関谷
Takao Inoue
隆夫 井上
Katsuyuki Omura
克之 大村
Hiromasa Shimizu
弘雅 清水
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射部材の交差部におけるプローブ光を均一
に反射させ、座標検出に最適な反射光を得ること、部品
点数を削減して製造コストを下げることを目的とする。 【解決手段】 複数の発受光手段1とよりなり、これら
の発光/受光の光路内の光遮断手段の有無により、該光
遮断手段の平面もしくはほぼ平面の2次元座標を検出す
る。発光手段1から出射した光を該発光手段1の方向と
ほぼ同一方向に向けて反射する反射部材40を有すると
ともに、該反射部材によって反射した光を受光できる位
置に受光手段1を有する。該座標入力/検出装置は、板
状部材よりなる座標入力部3と、該板状部材の外周に該
板状部材に対してほぼ垂直に形成されるとともに、前記
外周に対して帯状に設けられた反射部材40とよりな
り、前記反射部材40は三辺3B,3A,3Cで構成さ
れるとともに、辺の交差する近傍(P点)において曲面
あるいは曲面を近似する形状をなすように配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標入力/検出装
置に関し、特に、パーソナルコンピュータ等において、
情報の入力や選択をするためにペン等の指示部材や指等
によって指示された座標位置を検出するいわゆるタッチ
パネル方式の座標入力/検出装置に関する。この座標入
力/検出装置は、電子黒板や大型のディスプレイと共に
一体化して利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、座標入力/検出装置としては、ペ
ンで座標入力面を押さえた時、あるいは、ペンが座標入
力面に接近した時に、静電又は電磁誘導によって電気的
な変化を検出するものがある。また、他の方式として、
特開昭61−239322号公報において知られている
ような、超音波方式のタッチパネル座標入力/検出装置
がある。これは簡単にいうと、パネル上に送出された表
面弾性波をパネルに触れることによりその表面弾性波を
減衰させ、その位置を検出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、静電又は電磁
誘導によって座標位置を検出するものでは、座標入力面
に電気的なスイッチ機能を有するため、製造コストが高
く、また、ペンと本体とをつなぐケーブルが必要である
ため操作性に難点があった。また、超音波方式のもので
は、指入力を前提としているため、パネル上で吸収を伴
うような材質(柔らかく弾力性を伴う)でペン入力を行
わせて直線を描いた場合、押した時点では安定な減衰が
得られるが、ペンを移動するとき十分な接触が得られ
ず、直線が切れてしまう。そこで、十分な接触を得るた
めに、ペンを必要以上の力で押し付けてしまう。する
と、ペンの移動に伴い、ペンの持つ弾力性のため、応力
を受けて歪を生じ、移動中に復帰させる力が働き、その
ため、一旦ペン入力時に曲線を描こうとすると、ペンを
抑える力が弱くなり歪を元へ戻す力が優るため、復帰し
て安定な減衰が得られず、入力が途絶えたと判断してし
まう。このため、ペン入力としては信頼性が確保できな
いという問題を有する。
【0004】しかしながら、このような従来技術が保有
する問題についても、先に、本出願人が特願平10−1
27035号として提案したものに代表される光学式の
座標入力/検出装置によって解消され、比較的簡単な構
成により、タッチパネル型の座標入力/検出装置が実現
できる。
【0005】上述のごとき方式のタッチパネル型の座標
入力/検出装置は大型化が容易であり、将来のタッチパ
ネル型の座標入力/検出装置の主流をなすと予想され
る。ところが、当該方式の座標入力/検出装置が大型に
なるほど、座標入力/検出装置の発光手段と反射手段と
の最大距離および最大入射角が大きくなるため、反射光
の光量が減衰する。したがって、座標入力面の近傍にほ
ぼ平行に配置された光(以下、プローブ光)を遮ること
で指示物体により指示された座標入力面上の座標を検知
する座標入力/検出装置において、プローブ光を反射手
段で均一に反射できなくなり、安定して座標を検出する
ことが困難になる。
【0006】本発明は、上述のごとき光学式の座標入力
/検出装置であって、人の指や一般的なペンなどの不透
明な指示物体を座標入力面近傍に配置することにより、
プローブ光を遮ることで指示物体により指示された座標
入力上の座標を検知する座標入力/検出装置において、
配光したプローブ光を反射手段で均一に反射させるこ
と、座標検出に最適な反射光を得ること、部品点数を削
減して製造コストを下げること、帯状反射部材を複数に
分割することで、反射部材の劣化部分を交換する場合の
コストを削減すること、等を目的としてなされたもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、第1に、複数の発光手段と複数の受光手
段とよりなり、これらの発光/受光の光路内の光遮断手
段の有無により、該光遮断手段の平面もしくはほぼ平面
の2次元座標を検出する座標入力/検出装置において、
前記発光手段から出射した光を前記発光手段の方向とほ
ぼ同一方向に向けて反射する反射手段を有するととも
に、該反射手段によって反射した光を受光できる位置に
前記受光手段を配置した座標入力検出装置であって、該
座標入力/検出装置は、板状部材よりなる座標入力部
と、該板状部材の外周に該板状部材に対してほぼ垂直に
形成されるとともに、前記外周に対して帯状に設けられ
た反射手段とよりなり、前記反射手段が三辺で構成され
るとともに、辺の交差する近傍において曲面あるいは曲
面を近似する形状をなすように配置されるようにしたこ
と。第2に、上記第1の座標入力/検出装置において、
前記反射手段を、一枚の帯状反射部材で構成されるよう
にしたこと。第3に、上記第1の座標入力/検出装置に
おいて、前記反射手段は、辺の交差する近傍において、
複数の帯状反射部材で構成されるようにしたことを特徴
とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】最初に、本発明が適用される光学
式の座標入力/検出装置について、その原理について説
明する。なお、ここで説明する原理は光学式の座標入力
/検出装置に関する一例であって、本発明は、この方式
に限定されるものではなく、本発明は光学式の座標入力
/検出装置全般について適用されることはいうまでもな
い。
【0009】図1は、本発明が適用される光学式の座標
入力/検出装置の一例を示す要部概略構成図で、座標入
力領域3は四角形の形状をなし、例えば、電子的に画像
を表示するディスプレイ表面やマーカー等のペンで書き
込むホワイトボードなどが考えられる。この座標入力領
域3上を光学的に不透明な材質からなるユーザの手指や
ペン,支持棒などの指示手段で触った場合を考え、この
ときの指示手段の座標位置2を検出することがこのよう
な光学式の座標入力/検出装置の目的である。
【0010】座標入力領域の上方両端に受発光手段1が
装着されている。受発光手段1からは座標入力領域に向
けて、L1,L2…Lnの光ビームの束(プローブ光)
が照射されている。実際には点光源81から広がる座標
入力面に平行な面に沿って進行する扇形板状の光波であ
る。座標入力領域3の周辺部分には、再帰性反射部材4
が再帰反射面を座標入力領域3の中央に向けて装着され
ている。
【0011】再帰性反射部材4は、周知のように、入射
した光を入射角度によらずに同じ方向(入射方向)に反
射する特性をもった部材である。例えば受発光手段1か
ら発した扇形板状の光波のうちある一つのビーム12に
注目すると、ビームL12は再帰性反射部材4によって
反射されて再び同じ光路を再帰反射光L11として受発
光手段1に向かって戻るように進行する。受発光手段1
には、後に述べる受光手段が設置されており、プローブ
光L1〜Lnのそれぞれに対して、その再帰光が受発光
手段に再帰したかどうかを判断することができる。
【0012】いま、ユーザーが指で位置2を触った場合
を考える。このときプローブ光L10は位置2で指に遮
られて再帰性反射部材4には到達しない。従って、プロ
ーブ光10の再帰光は受発光手段1には到達せず、プロ
ーブ光L10に対応する再帰光が受光されないことを検
出することによって、プローブ光L10の延長線(直線
L)上に支持物体が挿入されたことを検出することがで
きる。同様に、図1の右上方に設置された受発光手段1
からもプローブ光L13を照射し、このプローブ光L1
3に対応する再帰光が受光されないことを検出すること
によって、プローブ光L13の延長線(直線R)上に指
持物体が挿入されたことを検出することができる。直線
Lおよび直線Rを求めることができれば、この交点座標
を演算により算出することにより、指示手段が挿入され
た座標を得ることができる。
【0013】次に、受発光手段1の構成とプローブ光L
1〜Lnのうち、どのプローブ光が遮断されたかを検出
する機構について説明する。受発光手段1の内部の構造
の概略を図2に示す。図2は、図1の座標入力面に取り
付けられた受発光手段1を、座標入力面3に垂直な方向
から見た図である。ここでは、簡単のため、座標入力面
3に平行な2次元平面で説明を行う。
【0014】受発光手段1は、概略の構成では点光源8
1,集光レンズ51および受光素子50から構成され
る。点光源81は光源から見て受光素子50と反対の方
向に扇形に光を射出するものとする。点光源81から射
出された扇形の光は矢印53,58,その他の方向に進
行するビームの集合であると考える。53方向に進行し
たビームは再帰性反射部材4で反射され、その反射光5
4は、集光レンズ51を通り、受光素子50上の位置5
7に到達する。また、進行方向58に沿って進行したビ
ームは再帰性反射部材4によって反射され、その反射光
59は受光素子50上の位置56に到達する。このよう
に点光源81から発し、再帰性反射部材4で反射され、
同じ経路を戻ってきた光は、集光レンズ51の作用によ
って、それぞれ受光素子50上のそれぞれ異なる位置に
到達する。従って、ある位置に指示手段が挿入され、あ
るビームが遮断されると、そのビームに対応する受光素
子50上の点に光が到達しなくなる。よって、受光素子
50上の光強度の分布を調べることによって、どのビー
ムが遮られたかを知ることができる。
【0015】図3を用いて、上記動作を詳しく説明す
る。図3で、受光素子50は集光レンズ51の焦点面に
設置されているものとする。点光源81から図3の右側
に向けて発した光は再帰性反射部材4によって反射され
同じ経路を戻ってくる。従って、点光源81の位置に再
び集光する。集光レンズ51の中心は点光源81の位置
と一致するように設置する。再帰性反射部材4から戻っ
た再帰光は集光レンズ51の中心を通るので、レンズ後
方(受光素子側)に対称の経路で進行する。
【0016】このときの受光素子50上の光強度分布を
考える。図3の2に示す位置に指示手段が挿入されてい
なければ、受光素子50上の光強度分布はほぼ一定であ
るが、図3に示すように、2の位置に光を遮る指示手段
が挿入された場合、ここを通過するビームは遮られ、受
光素子50上では位置Dnの位置に、光強度が弱い領域
が生じる(暗点)。この位置Dnは遮られたビームの出
射/入射角θnと対応しており、Dnを検出することに
よりθnを知ることができる。すなわち、θnはDnの
関数として、 θn=arctan(Dn/f) 式(1) と表すことができる。ここで、特に、図1左上方の受発
光手段1におけるθnをθnL,DnをDnLと置き換え
る。
【0017】さらに、図4において、受発光手段1と座
標入力領域3との幾何学的な相対位置関係の変換gによ
り、指示手段の位置2と座標入力領域3とのなす角θL
は、式(1)で求められるDnLの関数として、 θL=g(θnL) ただし、 θnL=arctan(DnL/f) 式(2) と表すことができる。
【0018】同様に、図1右上方の受発光手段1につい
ても同様の説明により、上記式のL記号をR記号に置き
換えて、右側の受発光手段1と座標入力領域3との幾何
学的な相対位置関係の変換hにより、 θR=h(θnR) ただし、 θnR=arctan(DnR/f) 式(3) と表すことができる。
【0019】ここで、座標入力領域上の、受発光手段の
取り付け間隔を図4に示すwとし、原点と座標を図4に
示すようにとれば、座標入力領域3上の指示手段で指示
した点2の座標(x,y)は、 x=wtanθR/(tanθL+tanθR) 式(4) y=wtanθL・tanθR/(tanθL+tanθR) 式(5) となる。
【0020】このように、x,yは、DnL,DnRの
関数として表すことができる。すなわち、左右の受発光
手段1上の受光素子50上の暗点の位置DnL,DnR
を検出し、受発光手段の幾何学的配置を考慮することに
より、指示手段で指示した点2の座標を検出することが
できる。
【0021】図5に、座標入力領域、例えば、ディスプ
レイの表面などに、先に説明した光学系を設置する実施
例を示す。図5は、図1,図2で述べた左右の受発光手
段1のうち一方を、ディスプレイ表面へ設置した場合の
実施例である。図5の3は座標入力領域のディスプレイ
面の断面を示しており、図2で示したy軸の負から正に
向かう方向に見たものである。また、図5のAおよびB
は、説明のため視点を図に示したように変えて表示した
ものである。受発光手段のうち発光手段について説明す
る。光源83としてレーザーダイオード,ピンポイント
LEDなどスポットをある程度絞ることが可能な光源を
用いる。
【0022】光源83からディスプレイ面3に垂直に発
した光はシリンドリカルレンズ84によってx方向にの
みコリメートされる。このコリメートは後にハーフミラ
ー87で折り返された後、ディスプレイ面と垂直な方向
には平行光として配光するためである。シリンドリカル
レンズ84を出た後、該シリンドリカルレンズ84とは
曲率の分布が直交する2枚のシリンドリカルレンズ8
5,86で同図y方向に対して集光される。図5のA部
分はこの様子を説明するためにシリンドリカルレンズ群
の配置と高速の集光状態を視点をz軸に対して回転しx
方向から見たものである。
【0023】このシリンドリカルレンズ群の作用によ
り、線状に集光した領域がシリンドリカルレンズ86の
後方に形成される。ここにy方向に狭くx方向に細長い
スリット82を挿入する。すなわち、スリット位置に線
状の二次光源81を形成する。二次光源81から発した
光はハーフミラー87で折り返され、ディスプレイ面3
の垂直方向には広がらず平行光で、ディスプレイ面3と
平行方向には二次光源81を中心に扇形状に広がりなが
ら、ディスプレイ面3に沿って進行する。進行した光は
ディスプレイ周辺端に設置してある再帰性反射部材4で
反射されて、同様の経路でハーフミラー87の方向(矢
印C)に戻る。ハーフミラー87を透過した光は、ディ
スプレイ面3に平行に進みシリンドリカルレンズ51を
通り受光素子50に入射する。
【0024】このとき二次光源81とシリンドリカルレ
ンズ51はハーフミラー87に対して共役な位置関係に
ある(図5のD)。従って、二次光源81は図3の光源
81に対応し、シリンドリカルレンズ51は図3のレン
ズ51に対応する。また、図5のB部分は受光側のシリ
ンドリカルレンズと受光素子を視点を変えてz軸方向か
ら見たものであり、図3のレンズ51,受光素子50に
対応する。このような光学式の座標入力/検出装置にお
いて、各請求項に対応する実施例を以下に示す。
【0025】図6は、前述の光学式の座標入力/検出装
置の反射手段および遮光手段のおおよその設置位置を示
す略図である。座標入力面3(ディスプレイ面=座標入
力領域)が例えばホワイトボードのように床に対して垂
直に立っている場合、図6(A)はこれを上から見た
図、図6(B)は正面から見た図、図6(C)は側面か
ら見た図に対応する。以下の説明では座標入力面3が上
記のように設置されているものとして上面,正面,側面
という呼び方を向きの説明に用いる。図6で、1は図1
で説明した受発光手段であり、その内部は図2で説明し
た構成になっている。3は四角枠状の座標入力領域で、
電子的に画像を表示するディスプレイ表面やマーカー等
のペンで書き込むホワイトボードなどである。ディスプ
レイ面3の周辺3A,3B,3Cには再帰性反射部材4
A,4B,4Cが座標入力面3とほぼ直角に、その反射
面を座標入力領域3の中央に向けて設置されている。5
(5A,5B,5C)は再帰性反射部材4(4A,4
B,4C)に外乱光が入り込むことを防止するための遮
光板である。座標入力面3と遮光板5の間隔は数ミリか
ら10〜20ミリ程度である。
【0026】図7は、図6のP部分における再帰性反射
部材の設置の実施例である。この例では、再帰性反射部
材としてフレキシブルな、単一な素材40が用いられ、
辺3Aと辺3Cの交差部分を直角でなく曲面状に滑らか
に加工させた構成となっている。この部分の座標入力領
域3の対角線上に位置する受発光手段1における受光強
度分布は、交差部分が直角に構成されている場合(図
6)は、図8(A)に示すように、また、接合部分が曲
面状に滑らかに加工されている構成になっている場合
(図7)は図8(B)に示すようになる。直角に構成さ
れている場合(図6)は、図8(A)で示すように、角
の位置(cの位置)で受光強度が不連続になっており、
受光強度も減衰しているのに対し、曲面で構成されてい
る場合(図7)は、図8(B)に示すように、受光強度
が連続になっており、受光強度の減衰も低く抑えられて
いる。そのため、受発光手段と再帰性反射部材の対角線
上の座標に遮蔽物が存在した場合の座標検出安定度は大
きく向上する。本実施例においては、再帰性反射部材4
0はフレキシブルな素材で作られているので、図7及び
図9(A)に示すように、辺3B,3A,3Cまで一本
の部材40を用いて構成している。また、再帰性反射部
材はフレキシブルな素材で作られているので、3本の部
材でそれぞれ辺3A,辺3B,辺3Cを構成し、9
(B)に示すように、交差部Pにおける接合部分を曲面
状に加工することも可能である。なお、図9(B)にお
いて再帰性反射部材4Aの端部を曲げているが、4B及
び4Cを曲げる用にしてもよい。本発明は、上述のごと
き光学式の座標入力/検出装置であって、人の指や一般
的なペンなどの不透明な指示物体を座標入力面近傍に配
置することにより、プローブ光を遮ることで指示物体に
より指示された座標入力上の座標を検知する座標入力/
検出装置において、配光したプローブ光を反射手段で均
一に反射させること、座標検出に最適な反射光を得るこ
と、部品点数を削減して製造コストを下げること、帯状
反射部材を複数に分割することで、反射部材の劣化部分
を交換する場合のコストを削減することを目的としてな
されたものである。
【0027】次に第2の実施例を説明する。図10に示
すように、交差部P3本の再帰性反射部材4A,4B,
4Cを用いるときに2つの角(交差部)に平板で構成さ
れた再帰性反射部材4を用いて構成することも可能で
ある。この場合の受発光手段1における受光強度の分布
は図11のようになる。角(交差部)における分布が不
連続にはなるが、不連続の大きさや受光強度の減衰が低
く抑えられるため、交差部分が1つの直角で構成されて
いる場合(図8(A))と比較して、座標検出安定度が
向上する。本実施例では、2つの角(1つの再帰性反射
部材)で構成した例(図9(C))を示したが、3つ
(図9(D)),4つとさらに多数の角(2つ(4
)、或いは3つ、或いはさらに多くの再帰性反射部
材)で構成することもでき、座標検出安定度はより向上
する。本実施例の場合(図9(C),図9(D))に
は、再帰性反射部材が平面で構成されるので曲面で構成
するよりも加工が容易で、再帰性反射部材の劣化による
部品交換などのメンテナンスの向上に効果がある。
【0028】
【発明の効果】(請求項1に対応する作用効果)複数の
発光手段と複数の受光手段とよりなり、これらの発光/
受光の光路内の光遮断手段の有無により、該光遮断手段
の平面もしくはほぼ平面の2次元座標を検出する座標入
力/検出装置であって、前記発光手段から出射した光を
前記発光手段の方向とほぼ同一方向に向けて反射する反
射手段を有するとともに、該反射手段によって反射した
光を受光できる位置に前記受光手段を配置した座標入力
/検出装置において、該座標入力/検出装置は、板状部
材よりなる座標入力部と、該板状部材の外周に該板状部
材に対してほぼ垂直に形成されるとともに、前記外周に
対して帯状に設けられた反射手段とより、前記反射手段
は三辺で構成されるとともに、辺の交差する近傍におい
て曲面あるいは曲面を近似する形状をなすように配置さ
れているので、反射面の交差部分における不連続点の、
反射光への影響をなくし、安定した座標入力/検出が可
能となる。
【0029】(請求項2に対応する作用効果)請求項1
の発明において、前記反射手段は、一枚の帯状反射部材
で構成されているので、反射面が連続で滑らかな曲面で
構成されるため、光量の変動の小さい反射光が得られ、
安定した座標入力/検出が可能となる。また、部品点数
を減らすことにより製造コストが下がる。
【0030】(請求項3に対応する作用効果)請求項1
の発明において、前記反射手段は、辺の交差する近傍に
おいて、複数の帯状反射部材で構成されているので、反
射面の交差部分が、複数の部品で構成されるため、反射
部材の劣化に伴うメンテナンス性を向上させることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される光学式の座標入力/検出
装置の1例を説明するための概略構成図である。
【図2】 受発光手段の内部の構造の概略を説明するた
めの図である。
【図3】 受発光手段の動作を詳しく説明するための図
である。
【図4】 受発光手段と座標入力領域との幾何学的な相
対位置関係を説明するための図である。
【図5】 受発光手段を、ディスプレイ表面へ設置した
場合の実施例を説明するための図である。
【図6】 座標入力/検出装置の反射手段および遮光手
段の設置位置を示す概略図である。
【図7】 本発明による座標入力/出力装置の一実施例
を説明するための要部構成図で、図6のP部分における
再帰性反射部材を曲面にて形成した場合の例を示す図で
ある。
【図8】 図6及び図7に示した再帰性反射部材からの
反射光の受光強度の分布を比較して示す図である。
【図9】 再帰性反射部材の角部における各構成例を示
す図である。
【図10】 再帰性反射部材が平面で形成されている場
合の角部における近似曲面を構成する場合の例を示す図
である。
【図11】 図10に示した再帰性反射部材の反射光の
受光強度の分布を示す図である。
【符号の説明】
1…受発光手段、2…指示手段の位置、3…座標入力領
域(ディスプレイ面,座標入力面)、3A,3B,3C
…座標入力領域3の周辺部、4(4A,4B,4C,4
0,41,42)…再帰性反射部材、5(5A,5B,5
C)…遮光板、50…受光素子、51…集光レンズ、8
1…点光源、82…スリット、83…光源、84,8
5,86…シリンドリカルレンズ、87…ハーフミラ
ー。
フロントページの続き (72)発明者 大村 克之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 清水 弘雅 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B068 AA01 AA05 AA15 AA32 BB18 BC02 BC04 BD02 BD20 5B087 AA00 AA09 AB02 AE02 CC12 CC34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光手段と複数の受光手段とより
    なり、これらの発光/受光の光路内の光遮断手段の有無
    により、該光遮断手段の平面もしくはほぼ平面の2次元
    座標を検出する座標入力/検出装置において、前記発光
    手段から出射した光を前記発光手段の方向とほぼ同一方
    向に向けて反射する反射手段を有するとともに、該反射
    手段によって反射した光を受光できる位置に前記受光手
    段を配置した座標入力/検出装置であって、該座標入力
    /検出装置は、板状部材よりなる座標入力部と、該板状
    部材の外周に該板状部材に対してほぼ垂直に形成される
    とともに、前記外周に対して帯状に設けられた反射手段
    とより、該反射手段は三辺で構成されるとともに、辺の
    交差する近傍において曲面あるいは曲面を近似する形状
    をなすように配置されていることを特徴とする座標入力
    /検出装置。
  2. 【請求項2】 前記反射手段は、一枚の帯状反射部材で
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の座標入
    力/検出装置。
  3. 【請求項3】 前記反射手段は、辺の交差する近傍にお
    いて、複数の帯状反射部材で構成されることを特徴とす
    る請求項1記載の座標入力/検出装置。
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