JP2001022198A - 連続加熱冷却装置及び該装置を用いる液体トナー現像方式の電子写真装置 - Google Patents

連続加熱冷却装置及び該装置を用いる液体トナー現像方式の電子写真装置

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JP2001022198A
JP2001022198A JP11192530A JP19253099A JP2001022198A JP 2001022198 A JP2001022198 A JP 2001022198A JP 11192530 A JP11192530 A JP 11192530A JP 19253099 A JP19253099 A JP 19253099A JP 2001022198 A JP2001022198 A JP 2001022198A
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heat
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JP11192530A
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English (en)
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Yutaka Nakajima
豊 中島
Akihiko Inamoto
彰彦 稲本
Shigenori Uesugi
茂紀 上杉
Satoru Moto
悟 本
Masanao Takahata
昌尚 高畠
Motoharu Ichida
元治 市田
Shigeji Okano
茂治 岡野
Yasukazu Takeda
靖一 竹田
Hironaga Motokawa
浩永 本川
Kazushi Terajima
一志 寺嶋
Satoshi Sakai
聡 坂井
Satoshi Miyamoto
悟司 宮本
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、加熱ローラ及び冷却ローラとベルト
間で授受される熱量を小さく抑えることを目的としてい
る。 【解決手段】本発明は、複数のローラ間にメインベルト
30を巻きがけ、連続的に回転させて、循環するメイン
ベルト30上に加熱ローラ25により高温部を、かつ冷
却ローラ23により低温部を発生させる。少なくとも1
つ以上の熱交換体を備え、この熱交換体は、循環するメ
インベルト30が高温部を過ぎて低温部に至る前のメイ
ンベルト高温側に接触かつ吸熱してメインベルト温度を
降下させ、そして、この熱交換体は、メインベルト高温
側から吸熱した熱を、メインベルト30が低温部を過ぎ
て高温部に至る前のメインベルト低温側に接触かつ放熱
してメインベルト温度を上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、循環する1つのベ
ルト上に高温部と低温部を備える連続加熱冷却装置、及
び該連続加熱冷却装置を用いる液体トナー現像方式の電
子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体キャリア(オイル)中に顔料
などの固体粒子を分散させた、高粘度の液体トナーを、
液体現像液として用いる液体トナー現像方式の電子写真
装置が知られている(例えば、特開平11−25290
号公報)。粉体トナーは、トナーが飛散するという問
題、及びトナー粒子が7〜10μmと大きいことから解
像度が悪いという問題があるのに対して、このような液
体トナーは、トナー粒子が1μm程度と小さいととも
に、帯電量が大きいことでトナー画像の乱れが起きにく
く、高い解像度を実現することができる。
【0003】また、現像液として、有機溶剤にトナーを
1〜2%の割合で混ぜた低粘度の液体トナーは、人体に
危害を与える有機溶剤を用いるとともに、トナー濃度が
低いことでそれを大量に用いることから、環境問題を引
き起こすという問題を生じることになるが、シリコンオ
イルなどに高濃度のトナーを分散させることで構成され
る高粘度で高濃度の現像液を用いることにより、このよ
うな問題点を解決することが可能になる。
【0004】図11に、このような従来の液体トナー現
像方式の電子写真装置の全体構成を示す。図において、
感光ドラム10は、帯電装置11により約700Vに帯
電させられた後、露光装置12によって露光されて、露
光部分の電位が約100Vとなる静電潜像が形成され
る。プリウェット装置13は、20cSt程度の粘度を
持つシリコンオイルを4〜5μmの厚さで感光ドラム1
0の表面に塗布する。
【0005】現像装置14は、イエロー/マゼンタ/シ
アン/ブラックに対応付けて設けられ、トナー粘度が4
00〜4000mPa・Sで、キャリア粘度が20cS
tを持つ、不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体トナー
を液体現像液として用いる。現像ローラは、感光ドラム
10上のプリウェット液の膜との2層構造を維持するよ
うに感光ドラム10上に接触して液体現像液を供給し、
かつ感光ドラム10との間に生成される電界に応じて、
該液体現像液のトナー粒子を感光ドラム10に付着させ
る。
【0006】中間転写体15は、約−800Vにバイア
スされて、感光ドラム10との間の電界に従って、感光
ドラム10に付着されたトナーを、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの順に転写する。バックアップロ
ーラ19は、加熱装置18により溶融された中間転写体
15のトナーを印刷用紙に定着させる。加熱装置18
は、バックアップローラ19に接触する前の位置で、中
間転写体15の表面を部分的に加熱する。
【0007】この中間転写体15の加熱手段として、図
示したように外部より加熱する以外にも、加熱ローラを
中間転写体の内部で当接させて回転させることも知られ
ている。しかし、このような構成では、以下のことが問
題となっている。
【0008】・中間転写体15が常時加熱されているた
め、感光ドラム10が加熱され、感光特性劣化が生じ
る。
【0009】・キャリア除去時において、トナー画像は
加熱溶融状態になっているため、キャリア除去ローラへ
の粘着力により、トナー画像が乱れ、画質劣化が生じ
る。
【0010】・トナー画像の重ね合わせ時、既に静電転
写されたトナー画像は加熱溶融状態にあり、感光ドラム
との接触の際、画像が乱れ画質劣化が生じる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するために、本出願人は、中間転写体の加熱が感光ドラ
ムに影響せず、それ故、感光特性の劣化を生じることの
ない液体トナー現像方式の電子写真装置を先に提案した
(平成11年2月4日出願の特願平11−26960
号)。
【0012】図12は、上記出願により提案した加熱冷
却機構を示す図である。図において、中間転写ベルト2
4は、約−500Vにバイアスされて、感光ドラム10
との間の電界に従って、感光ドラム10に付着されたト
ナー粒子を転写する。4つの色のトナー粒子がそれぞ
れ、感光ドラム10から、中間転写ベルト24に、全部
で4回の転写をする。例えば、先ず最初に、感光ドラム
10に付着されるイエローのトナー粒子を転写し、続い
て、感光ドラム10に付着されるマゼンタのトナー粒子
を転写し、続いて、感光ドラム10に付着されるシアン
のトナー粒子を転写し、続いて、感光ドラム10に付着
されるブラックのトナー粒子を転写する。その後、中間
転写ベルト24に転写されたトナー粒子は加熱され、か
つ、紙などの印刷媒体に1回で溶融転写される。このと
き、バックアップローラ19は、溶融されたトナー粒子
を印刷用紙等の媒体に定着させるように加熱ローラ25
に当接して加圧する。
【0013】中間転写ベルト24は、複数のテンション
ローラ26,27,加熱機構を有する加熱ローラ25,
及び冷却ローラ23の上に巻き掛けられている。中間転
写ベルト24の駆動は、いずれのローラによっても可能
であるが、例えば、加熱ローラ25に駆動機構を備える
ことができる。この加熱ローラ25は、内部に有するハ
ロゲンランプ等の熱源により加熱することのできるアル
ミローラによって構成することができる。
【0014】中間転写ベルト24は、例えば、その加熱
機構(加熱ローラ25)により中間転写ベルト表面を1
50℃に加熱する一方、冷却装置(例えば冷却ローラ)
の有する冷却機能により中間転写ベルト24は、40℃
にまで冷却するようなサイクルが繰り返される。
【0015】このように、中間転写ベルト上のトナー画
像を加熱溶融するための加熱手段と、トナー画像を冷却
するための冷却手段とを備え、中間転写ベルト一回転の
中で加熱しかつ冷却するサイクルが成り立つように構成
したことにより、中間転写体(ベルト)の加熱が感光ド
ラムに影響せず、それ故、感光特性の劣化を生じること
がないという効果がある。
【0016】しかし、加熱ローラ及び冷却ローラ間に継
ぎ目のない連続的なベルト(シームレスベルト)を掛け
て、これを回転させるものであるから、加熱ローラを通
過して冷却ローラに至るまでベルトは高温状態となり、
冷却ローラを通過して加熱ローラに至るまで、ベルトは
低温状態となる。それ故、この連続ベルト加熱冷却機構
では、加熱ローラで加えられた熱量の大部分が、循環す
るベルトを経由して冷却ローラに移動することになり、
冷却ローラで受け取る熱量は膨大となり、冷却ローラ自
体を低温に維持するための冷却機構は多大な冷却能力を
必要とする。また、冷却されたベルトを再度高温状態に
加熱するための加熱ローラにも、膨大な熱量を投入する
必要がある。
【0017】そこで、本発明は、かかる問題点を解決し
て、加熱部ではベルトを十分に高温状態に加熱し、かつ
冷却部ではベルトを十分に冷却する一方、加熱ローラ及
び冷却ローラとベルト間で授受される熱量を小さく抑え
ることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の連続加熱冷却装
置は、複数のローラ間にメインベルト30を巻きがけ、
連続的に回転させて、循環するメインベルト30上に加
熱機構(加熱ローラ25)により高温部を、かつ冷却機
構(冷却ローラ23)により低温部を発生させる。少な
くとも1つ以上の熱交換体を備え、この熱交換体は、循
環するメインベルト30が高温部を過ぎて低温部に至る
前のメインベルト高温側に接触かつ吸熱してメインベル
ト温度を降下させ、そして、この熱交換体は、メインベ
ルト高温側から吸熱した熱を、メインベルト30が低温
部を過ぎて高温部に至る前のメインベルト低温側に接触
かつ放熱してメインベルト温度を上昇させる。
【0019】本発明は、この熱交換体として、高熱伝導
率樹脂材のローラ、金属製のローラ、複数の支持ローラ
の回りで回転する高熱伝導率樹脂材の熱交換ベルト、或
いは複数の支持ローラの回りで回転する金属製の熱交換
ベルトを用いる。
【0020】本発明の熱交換体は、また、複数の支持ロ
ーラの回りで回転してメインベルト高温側に接触する高
熱伝導率樹脂材の吸熱側熱交換ベルトと、複数の支持ロ
ーラの回りで回転してメインベルト低温側に接触する高
熱伝導率樹脂材の放熱側熱交換ベルトと、これら2つの
熱交換ベルトの間にあってこれら両方に接触する1つの
ペルチェ素子とから構成される。
【0021】本発明の熱交換体は、また、複数の支持ロ
ーラの回りで回転してメインベルト高温側に接触する金
属製の吸熱側熱交換ベルトと、複数の支持ローラの回り
で回転してメインベルト低温側に接触する金属製の放熱
側熱交換ベルトと、これら2つの熱交換ベルトの間にあ
ってこれら両方に接触する1つのペルチェ素子とから構
成される。
【0022】本発明の熱交換体は、また、複数の支持ロ
ーラの回りで回転してメインベルト高温側及び低温側の
いずれか一方に接触する高熱伝導率樹脂材の熱交換ベル
トと、前記メインベルト高温側及び低温側の他方と前記
熱交換ベルトとの間にあってこれら両方に接触する1つ
のペルチェ素子とから構成される。
【0023】本発明の熱交換体は、また、複数の支持ロ
ーラの回りで回転してメインベルト高温側及び低温側の
いずれか一方に接触する金属製の熱交換ベルトと、前記
メインベルト高温側及び低温側の他方と前記熱交換ベル
トとの間にあってこれら両方に接触する1つのペルチェ
素子とから構成される。
【0024】本発明の液体トナー現像方式の電子写真装
置は、感光ドラム10上からトナー画像が転写される中
間転写ベルト24と、該中間転写ベルト24のための連
続加熱冷却装置とを備え、該連続加熱冷却装置は、中間
転写ベルト24上に転写されたトナー画像を加熱機構で
中間転写ベルト24と共に加熱溶融し、溶融したトナー
を印刷媒体に接触させて転写すると共に、加熱された中
間転写ベルト24を感光ドラム10に接触する前に冷却
機構を用いて冷却する。少なくとも1つ以上の熱交換体
を備え、この熱交換体は、循環する中間転写ベルト24
が加熱機構を過ぎて冷却機構に至る前の中間転写ベルト
高温側に接触かつ吸熱して中間転写ベルト温度を降下さ
せ、そして、この熱交換体は、前記中間転写ベルト高温
側から吸熱した熱を、中間転写ベルト24が感光ドラム
10を過ぎて加熱機構に至る前の中間転写ベルト低温側
に接触かつ放熱して中間転写ベルト温度を上昇させる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明を適用する連続加熱
冷却装置の第1の例を示す図である。この連続加熱冷却
装置は、後述するような液体トナー現像方式の電子写真
装置に用いることができる。また、それ以外にも、循環
する1つのライン上の一方で加熱し、かつ他方で冷却す
る装置、例えば塗装の乾燥ライン等に応用することがで
きる。
【0026】少なくとも1つ以上の熱交換体32は、循
環しているメインベルト30の周長よりそれぞれ周長が
短く連続回転が可能で、冷熱サイクルを繰り返すベルト
機構の中に設けられている。この熱交換体32は、図示
の例では、ローラ構成にされて、循環中の低温状態のベ
ルトと高温状態のベルトの間で、かつ、加熱機構(図示
の例では、加熱ローラ25)と冷却機構(図示の例で
は、冷却ローラ23)の間に設置し、循環する高温と低
温のベルトの双方に接触してベルトと同一速度で回転さ
れる。
【0027】ローラ構成の熱交換体32は、高熱伝導率
樹脂材、例えばポリエーテルイミド、エポキシ、或いは
ポリイミドに導電性のフィラーを混ぜたものから構成す
ることができる。樹脂ローラを使用することで、必要に
応じてバイアス電圧を印加する際にはローラの電気抵抗
を任意の値に設定することが可能となる。或いは、この
熱交換体32に、金属製、例えば、ニッケル、ステンレ
ス、銅等のローラを使用することができる。金属製ロー
ラは、熱伝導率、熱容量共に大きく、熱交換可能な熱量
も大きくすることができる。
【0028】熱交換体32の動作は、高温状態のベルト
に接触している間にベルトから吸熱して自己温度を上昇
させ、かつ、高温状態のベルト温度を低下させる。温度
が上昇した回転中の熱交換体32は高温側のベルトから
離れて、次に低温状態のベルトに接触する。この時、熱
交換体32から低温側のベルトに熱移動が行われ、低温
側ベルトの温度は上昇し、同時に熱交換体32の温度は
低下する。熱移動を行った回転中の熱交換体32は、低
温側ベルトを離れて再度高温側のベルトに接触するとい
う冷熱サイクルを繰り返す。
【0029】これにより、熱交換体32を経由して高温
側ベルトから低温側ベルトに連続して熱移動が行われ、
これまで、冷却ローラ23で吸収し、大気中に廃熱して
いた熱量を、効率良く再利用することが可能となる。ま
た、冷却ローラ23で冷却されたベルトは、熱交換体3
2によって予め加熱されて加熱ローラ25に接触するこ
とになるので、ベルトを所定の温度に上昇させるための
温度差が小さくなり、加熱ローラ25に投入する熱量も
抑制することが可能となる。
【0030】図2は、本発明を適用する連続加熱冷却装
置の第2の例を示す図である。この例において、熱交換
ベルト33が用いられる熱交換体の構成のみが図1に示
した第1の例とは相違している。それぞれ複数個の、例
えば図示したように4個の支持ローラにより支持されて
循環する熱交換ベルト33は、少なくとも1つ以上設け
られ、かつ高熱伝導率樹脂ベルトにより構成することが
できる。この熱交換ベルト33として、メインベルト3
0と単位面積当たりの熱容量が同等以上のものを用いる
ことが望ましい。このように、熱交換体をベルト構成に
することにより、第1の例のローラ構成よりも、メイン
ベルト30と熱交換体の接触時間(熱移動時間)が長く
できるので、授受可能な熱量も大きくすることができ
る。樹脂製のベルトにすることにより、必要に応じて電
気抵抗を任意の値に設定することが可能になる。
【0031】また、熱交換ベルト33として、金属製の
ベルトを用いることができる。これによって、熱交換時
の熱移動速度が速くなり、また交換できる熱量も大きく
なるので、樹脂ベルトに比較して、接触時間が同じの場
合、交換できる熱量が大きくなる。また、交換熱量を同
じにした場合は、樹脂ベルトを用いたものよりも熱交換
に必要な時間、即ち、メインベルトと熱交換ベルトの接
触時間を短くすることが可能となる。
【0032】図3は、本発明を適用する連続加熱冷却装
置の第3の例を示す図である。この例において、熱交換
ベルト33とペルチェ素子34とから成る熱交換体の構
成のみが図1に示した第1の例及び図2に示した第2の
例とは相違している。同様に、熱交換体は1つ又は複数
設けられるが、各熱交換体は、それぞれメインベルト3
0の高温側に接触するように支持ローラに支持された1
つの吸熱側熱交換ベルト33と、低温側に同様に接触す
る1つの放熱側熱交換ベルトを有すると共に、これら2
つの熱交換ベルト33の間に挟み込まれてそれらに摺動
する1つのペルチェ素子34とから構成されている。熱
交換ベルト33には、熱伝導率の高い樹脂材が用いられ
る。
【0033】ペルチェ素子34は、その吸熱側を吸熱側
熱交換ベルトに摺動させ、かつその放熱側を放熱側熱交
換ベルトに摺動させている。これによって、ベルト高温
側の熱は、吸熱側熱交換ベルトに、そして、ペルチェ素
子34を介して放熱側熱交換ベルトに、そして、メイン
ベルト低温側に伝導される。熱交換されたメインベルト
30の温度は、ペルチェ素子34を使用しない場合に比
べて、メインベルト低温側をより高い温度に、そして、
メインベルト高温側をより低い温度にすることが可能に
なる。
【0034】ペルチェ素子34の動作に要した電力は素
子の放熱側に発熱現象として現れるが、これは、メイン
ベルト低温側の温度を上昇させる方向に働くので、加熱
ローラ25の熱負荷を軽減させることになる。
【0035】また、熱交換ベルト33に金属製ベルトを
用いることができる。これによって、メインベルト30
からの熱移動速度が速くなり、接触時間を樹脂ベルトと
同じにした場合は、移動できる熱量が大きくなり、移動
する熱量を同じにした場合は、熱交換体に樹脂ベルトを
用いたものよりも,接触時間を短くすることが可能にな
る。
【0036】図4は、本発明を適用する連続加熱冷却装
置の第4の例を示す図である。この例において、熱交換
ベルト33及びペルチェ素子34が用いられる熱交換体
の構成のみが図1〜図3に示した第1〜第3の例とは相
違している。同様に、熱交換体は1つ又は複数設けられ
るが、各熱交換体は、それぞれメインベルト30の、図
示したように低温側(或いは高温側)に接触するように
複数個の支持ローラに支持された1つの熱交換ベルト3
3と、この熱交換ベルト33とメインベルト30の、図
示したように高温側(或いは低温側)との間に挟み込ま
れて、それらに摺動する1つのペルチェ素子34とから
構成されている。熱交換ベルト33には、熱伝導率の高
い樹脂材が用いられる。
【0037】図示したペルチェ素子34は、吸熱側をメ
インベルト高温側に摺動させ、かつその放熱側を熱交換
ベルト33に摺動させている。これによって、ベルト高
温側の熱は、ペルチェ素子を介して熱交換ベルト33
に、そして、熱交換ベルト33を介してメインベルト低
温側に伝導される。また、図示とは逆に、熱交換ベルト
とペルチェ素子の位置関係を入れ替えることができる。
熱交換されたメインベルト30の温度は、ペルチェ素子
を使用しない場合に比べて、メインベルト低温側をより
高い温度に、そして、メインベルト高温側をより低い温
度にすることが可能になる。
【0038】ペルチェ素子34の動作に要した電力は素
子の放熱側に発熱現象として現れるが、これは、メイン
ベルト低温側の温度を上昇させる方向に働くので、加熱
ローラの熱負荷を軽減させることになる。
【0039】また、熱交換ベルト33に金属製ベルトを
用いることができる。これによって、メインベルト30
からの熱移動速度が速くなり、接触時間を樹脂ベルトと
同じにした場合は、移動できる熱量が大きくなり、移動
する熱量を同じにした場合は、熱交換体に樹脂ベルトを
用いたものよりも,接触時間を短くすることが可能にな
る。
【0040】図5は、本発明を液体トナー現像方式の電
子写真装置に適用した連続加熱冷却装置の第5の例を示
す図である。この電子写真装置は、感光ドラム10から
中間転写ベルト24上に転写されたトナー画像を、加熱
ローラ25で、中間転写ベルト24と共に加熱溶融し、
溶融したトナーを印刷媒体に接触させて転写し、再度、
感光ドラム10から中間転写ベルト24にトナー画像を
転写するという工程を繰り返す。図中35はベルト支持
ローラである。感光ドラム10に接触してトナー画像を
中間転写ベルト24上にトナー画像を転写する際、中間
転写ベルト24の温度がトナーの溶融温度以上であった
場合や、感光ドラム10の耐熱限界を超えた温度である
と、感光ドラム10の破損や感光ドラム10上へのトナ
ーの溶着が起こる。
【0041】従って、感光ドラム10に接触するときの
中間転写ベルト24の温度は、図5に示すように、冷却
ローラで冷却する必要がある。図示した熱交換体は、複
数の支持ローラ(4個を図示)により支持された高熱伝
導率樹脂製の熱交換ベルト33により構成されて、中間
転写ベルト24の高温側と低温側の間に配置されてい
る。1つのみの熱交換体を図示したが、前述の例と同様
に、1つに限定されない。本装置が、連続回転動作中
で、1つのみ備えた熱交換体の熱交換ベルト33と中間
転写ベルト24に、熱容量が等しい素材を用い、かつ、
接触している時間内に熱的に平衡状態となる程度の十分
長い接触時間を有する場合、図中の温度Tx=(T1+
T2)/2となる。ここで、中間転写ベルト24は、温
度T1の加熱ローラ25を離れるとき、略温度T1にま
で上昇し、続いて、熱交換ベルト33を離れるとき温度
Txとなり、そして、温度T2の冷却ローラ23を離れ
るとき、略温度T2にまで冷却され、続いて、熱交換ベ
ルト33を離れるとき温度Txになると仮定している。
【0042】従って、熱交換ベルトを用いない場合は、
冷却ローラが担当する冷却温度差は、T1−T2であっ
たものが、半分の{(T1+T2)/2}−T2=(T
1−T2)/2になる。また、冷却で廃棄していた熱量
が半分になるということは、加熱ローラの加熱量も半分
で済むということになり、従来、廃棄していた熱エネル
ギーをリサイクルしたことになる。
【0043】また、金属製の熱交換ベルト33を用いる
ことができる。金属ベルトを用いることにより、熱交換
時の熱移動速度が速くなり、また、交換できる熱量も大
きくなるので、樹脂ベルトと同じ接触時間の場合、交換
できる熱量が大きくなる。熱交換量を同じにした場合
は、樹脂ベルトを用いたものよりも熱交換に必要な時
間、即ち、中間転写ベルト24と熱交換ベルト33の接
触時間を短くすることが可能になる。
【0044】図6は、本発明を液体トナー現像方式の電
子写真装置に適用した連続加熱冷却装置の第6の例を示
す図である。熱交換体の構成を除いて、図5に示した第
5の例と同じである。この例において、少なくとも1つ
設けられる熱交換体は、それぞれ支持ローラの回りに駆
動される2つの独立した高熱伝導率樹脂ベルトと、2つ
の樹脂ベルトの間でそれらに摺動する1つのペルチェ素
子34とから構成されている。
【0045】熱交換体で熱交換された中間転写ベルト2
4の温度は、ペルチェ素子34を使用しない場合に比べ
て、低温側ベルト温度Tx2をより高温に、高温側ベル
ト温度Tx1をより低温にすることが可能になる。
【0046】ペルチェ素子34の動作に要した電力は、
素子の放熱側に発熱現象として現れるが、これは、中間
転写ベルト24の低温側の温度を上昇させる方向に働く
ので、加熱ローラの熱負荷を軽減させることになる。
【0047】また、金属製の熱交換ベルト33を用いる
ことができる。金属ベルトを用いることにより、中間転
写ベルト24からの熱移動速度が速くなり、接触時間を
樹脂ベルトと同じにした場合は、移動できる熱量が大き
くなり、移動する熱量を同じにした場合は、熱交換体に
樹脂ベルトを用いたものよりも接触時間を短くすること
ができる。
【0048】図7は、本発明を液体トナー現像方式の電
子写真装置に適用した連続加熱冷却装置の第7の例を示
す図である。熱交換体の構成を除いて、前述の例と同じ
である。この例において、少なくとも1つ設けられる熱
交換体は、支持ローラの回りに駆動される1つの高熱伝
導率樹脂製の熱交換ベルト33と、中間転写ベルト24
と熱交換ベルト33の間で、それらに摺動する1つのペ
ルチェ素子34とから構成されている。ペルチェ素子3
4は、中間転写ベルト24にはその高温側に接触するよ
うに例示しているが、熱交換ベルト33とペルチェ素子
34の位置関係を入れ替えることが可能である。
【0049】熱交換体で熱交換された中間転写ベルト2
4の温度は、ペルチェ素子34を使用しない場合に比べ
て、低温側ベルト温度Tx2をより高温に、高温側ベル
ト温度Tx1をより低温にすることが可能になる。
【0050】ペルチェ素子34の動作に要した電力は、
素子の放熱側に発熱現象として現れるが、これは、中間
転写ベルト24の低温側の温度を上昇させる方向に働く
ので、加熱ローラ25の熱負荷を軽減させることにな
る。
【0051】また、金属製の熱交換ベルト33を用いる
ことができる。金属ベルトを用いることにより、中間転
写ベルト24からの熱移動速度が速くなり、接触時間を
樹脂ベルトと同じにした場合は、移動できる熱量が大き
くなり、移動する熱量を同じにした場合は、熱交換体に
樹脂ベルトを用いたものよりも接触時間を短くすること
ができる。
【0052】図8は、従来より一般的なペルチェ素子の
構成を示している。図示したように、一般のペルチェ素
子は、アルミナ基板上にP型半導体とN型半導体を交互
に配置し、これらを圧膜印刷配線で直並列接続した構成
である。しかし、アルミナ基板表面は、非常に硬く、ポ
ーラスなものなので、ベルト等を摺動させると、ベルト
を切断したり、研磨したりするので、使用することがで
きない。
【0053】図9は、本発明の連続加熱冷却装置におい
て用いることのできるペルチェ素子の構成を示してい
る。本発明の連続加熱冷却装置で用いるペルチェ素子
は、ベルトなどで素子表面を摺動しながら、吸・放熱動
作が可能でなければならない。例示のペルチェ素子は、
アルミナ基板の端面をラウンドエッジ処理し、鋭利な箇
所を除去して、更に吸・放熱表面に潤滑性の高いフッ素
樹脂コート層を数〜数十ミクロン設ける。これにより、
ベルトなどの滑走性を向上させて、摺動させながらの吸
・放熱動作を可能にする。フッ素コート層は数〜数十ミ
クロンなので、熱抵抗の上昇はわずかである。
【0054】また、アルミナ基板に代えて、熱伝導率の
高い金属基板(アルミニウム、銅)を用いることができ
る。金属基板を使用したことにより、吸・放熱源の半導
体実装面(回路面)からの熱抵抗が小さくなるので、ア
ルミナ基板を用いた従来のものより、吸・放熱効率を高
くすることが可能である。
【0055】図10は、本発明の連続加熱冷却装置にお
いて用いることのできるペルチェ素子の別の構成を示し
ている。この構成は、アルミナ基板又は金属基板(アル
ミニウム、銅)の一般的構成(図8参照)のペルチェ素
子に、摺動板を接着したものに相当する。摺動板は、滑
走性の高いフッ素樹脂コートを施した、端部に曲げのあ
る金属製(アルミニウム、又は銅)にすることができ
る。この構成は、一般的ペルチェ素子を使用して、摺動
しながら吸・放熱動作を行うことのできるペルチェ素子
を実現することができる。また、摺動面の吸・放熱面積
を大きく取ることができるので、摺動するベルトなどと
素子の間の熱抵抗を低くすることが可能になる。
【0056】
【発明の効果】本発明は、熱交換体を備え、循環するメ
インベルトが高温部を過ぎて低温部に至る前のメインベ
ルト高温側に接触かつ吸熱してメインベルト温度を降下
させ、そして、この熱交換体は、メインベルト高温側か
ら吸熱した熱を、メインベルトが低温部を過ぎて高温部
に至る前のメインベルト低温側に接触かつ放熱してメイ
ンベルト温度を上昇させるものであるから、加熱部では
ベルトを十分に高温状態に加熱し、かつ冷却部ではベル
トを十分に冷却する一方、加熱ローラ及び冷却ローラと
ベルト間で授受される熱量を小さく抑えることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する連続加熱冷却装置の第1の例
を示す図である。
【図2】本発明を適用する連続加熱冷却装置の第2の例
を示す図である。
【図3】本発明を適用する連続加熱冷却装置の第3の例
を示す図である。
【図4】本発明を適用する連続加熱冷却装置の第4の例
を示す図である。
【図5】本発明を液体トナー現像方式の電子写真装置に
適用した連続加熱冷却装置の第5の例を示す図である。
【図6】本発明を液体トナー現像方式の電子写真装置に
適用した連続加熱冷却装置の第6の例を示す図である。
【図7】本発明を液体トナー現像方式の電子写真装置に
適用した連続加熱冷却装置の第7の例を示す図である。
【図8】従来より一般的なペルチェ素子の構成を示す図
である。
【図9】本発明の連続加熱冷却装置において用いること
のできるペルチェ素子の構成を示す図である。
【図10】本発明の連続加熱冷却装置において用いるこ
とのできるペルチェ素子の別の構成を示す図である。
【図11】従来の液体トナー現像方式の電子写真装置の
全体構成を示す図である。
【図12】先に提案した加熱冷却機構を示す図である。
【符号の説明】
10 感光ドラム 11 帯電装置 12 露光装置 13 プリウェット装置 14 現像装置 15 中間転写体(ローラ) 16 ブレード 17 除電装置 18 加熱装置 19 バックアップローラ 23 冷却ローラ 24 中間転写ベルト 25 加熱ローラ 26 テンションローラ 27 テンションローラ 30 メインベルト 32 熱交換体 34 ペルチェ素子 35 ベルト支持ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上杉 茂紀 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本 悟 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 高畠 昌尚 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 市田 元治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 岡野 茂治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 竹田 靖一 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本川 浩永 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 寺嶋 一志 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 坂井 聡 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 宮本 悟司 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 Fターム(参考) 2H032 AA14 BA09 BA19 BA23

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラ間にメインベルトを巻きが
    け、連続的に回転させて、循環するメインベルト上に加
    熱機構により高温部を、かつ冷却機構により低温部を発
    生させる連続加熱冷却装置において、 少なくとも1つ以上の熱交換体を備え、 該熱交換体は、前記循環するメインベルトが高温部を過
    ぎて低温部に至る前のメインベルト高温側に接触かつ吸
    熱してメインベルト温度を降下させ、 前記熱交換体は、前記メインベルト高温側から吸熱した
    熱を、前記メインベルトが低温部を過ぎて高温部に至る
    前のメインベルト低温側に接触かつ放熱してメインベル
    ト温度を上昇させる、 ことを特徴とする連続加熱冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記熱交換体は、高熱伝導率樹脂材のロ
    ーラから成る請求項1に記載の連続加熱冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記熱交換体は、金属製のローラから成
    る請求項1に記載の連続加熱冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの回
    りで回転する高熱伝導率樹脂材の熱交換ベルトから成る
    請求項1に記載の連続加熱冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの回
    りで回転する金属製の熱交換ベルトから成る請求項1に
    記載の連続加熱冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの回
    りで回転してメインベルト高温側に接触する高熱伝導率
    樹脂材の吸熱側熱交換ベルトと、複数の支持ローラの回
    りで回転してメインベルト低温側に接触する高熱伝導率
    樹脂材の放熱側熱交換ベルトと、これら2つの熱交換ベ
    ルトの間にあってこれら両方に接触する1つのペルチェ
    素子とから成る請求項1に記載の連続加熱冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの回
    りで回転してメインベルト高温側に接触する金属製の吸
    熱側熱交換ベルトと、複数の支持ローラの回りで回転し
    てメインベルト低温側に接触する金属製の放熱側熱交換
    ベルトと、これら2つの熱交換ベルトの間にあってこれ
    ら両方に接触する1つのペルチェ素子とから成る請求項
    1に記載の連続加熱冷却装置。
  8. 【請求項8】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの回
    りで回転してメインベルト高温側及び低温側のいずれか
    一方に接触する高熱伝導率樹脂材の熱交換ベルトと、前
    記メインベルト高温側及び低温側の他方と前記熱交換ベ
    ルトとの間にあってこれら両方に接触する1つのペルチ
    ェ素子とから成る請求項1に記載の連続加熱冷却装置。
  9. 【請求項9】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの回
    りで回転してメインベルト高温側及び低温側のいずれか
    一方に接触する金属製の熱交換ベルトと、前記メインベ
    ルト高温側及び低温側の他方と前記熱交換ベルトとの間
    にあってこれら両方に接触する1つのペルチェ素子とか
    ら成る請求項1に記載の連続加熱冷却装置。
  10. 【請求項10】 前記ペルチェ素子は、P型半導体とN
    型半導体を交互に配置したアルミナ基板の端面をラウン
    ドエッジ処理し、表面をフッ素樹脂でコートした請求項
    6,7,8,又は9のいずれかに記載の連続加熱冷却装
    置。
  11. 【請求項11】 前記ペルチェ素子は、P型半導体とN
    型半導体を交互に配置した金属基板の端面をラウンドエ
    ッジ処理し、表面をフッ素樹脂でコートした請求項6,
    7,8,又は9のいずれかに記載の連続加熱冷却装置。
  12. 【請求項12】 前記ペルチェ素子は、フッ素樹脂コー
    トを施した、端部に曲げのある金属製の摺動板を接着し
    た請求項6,7,8,又は9のいずれかに記載の連続加
    熱冷却装置。
  13. 【請求項13】 感光ドラム上からトナー画像が転写さ
    れる中間転写ベルトと、該中間転写ベルトのための連続
    加熱冷却装置とを備え、該連続加熱冷却装置は、中間転
    写ベルト上に転写されたトナー画像を加熱機構で中間転
    写ベルトと共に加熱溶融し、溶融したトナーを印刷媒体
    に接触させて転写すると共に、加熱された中間転写ベル
    トを感光ドラムに接触する前に冷却機構を用いて冷却す
    る液体トナー現像方式の電子写真装置において、 少なくとも1つ以上の熱交換体を備え、 該熱交換体は、循環する前記中間転写ベルトが加熱機構
    を過ぎて冷却機構に至る前の中間転写ベルト高温側に接
    触かつ吸熱して中間転写ベルト温度を降下させ、 前記熱交換体は、前記中間転写ベルト高温側から吸熱し
    た熱を、前記中間転写ベルトが感光ドラムを過ぎて加熱
    機構に至る前の中間転写ベルト低温側に接触かつ放熱し
    て中間転写ベルト温度を上昇させる、 ことを特徴とする液体トナー現像方式の電子写真装置。
  14. 【請求項14】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの
    回りで回転する高熱伝導率樹脂材の熱交換ベルトから成
    る請求項13に記載の液体トナー現像方式の電子写真装
    置。
  15. 【請求項15】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの
    回りで回転する金属製の熱交換ベルトから成る請求項1
    3に記載の液体トナー現像方式の電子写真装置。
  16. 【請求項16】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの
    回りで回転して中間転写ベルト高温側に接触する高熱伝
    導率樹脂材の吸熱側熱交換ベルトと、複数の支持ローラ
    の回りで回転して中間転写ベルト低温側に接触する高熱
    伝導率樹脂材の放熱側熱交換ベルトと、これら2つの熱
    交換ベルトの間にあってこれら両方に接触する1つのペ
    ルチェ素子とから成る請求項13に記載の液体トナー現
    像方式の電子写真装置。
  17. 【請求項17】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの
    回りで回転して中間転写ベルト高温側に接触する金属製
    の吸熱側熱交換ベルトと、複数の支持ローラの回りで回
    転して中間転写ベルト低温側に接触する金属製の放熱側
    熱交換ベルトと、これら2つの熱交換ベルトの間にあっ
    てこれら両方に接触する1つのペルチェ素子とから成る
    請求項13に記載の液体トナー現像方式の電子写真装
    置。
  18. 【請求項18】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの
    回りで回転して中間転写ベルト高温側及び低温側のいず
    れか一方に接触する高熱伝導率樹脂材の熱交換ベルト
    と、前記中間転写ベルト高温側及び低温側の他方と前記
    熱交換ベルトとの間にあってこれら両方に接触する1つ
    のペルチェ素子とから成る請求項13に記載の液体トナ
    ー現像方式の電子写真装置。
  19. 【請求項19】 前記熱交換体は、複数の支持ローラの
    回りで回転して中間転写ベルト高温側及び低温側のいず
    れか一方に接触する金属製の熱交換ベルトと、前記中間
    転写ベルト高温側及び低温側の他方と前記熱交換ベルト
    との間にあってこれら両方に接触する1つのペルチェ素
    子とから成る請求項13に記載の液体トナー現像方式の
    電子写真装置。
  20. 【請求項20】 前記ペルチェ素子は、P型半導体とN
    型半導体を交互に配置したアルミナ基板の端面をラウン
    ドエッジ処理し、表面をフッ素樹脂でコートした請求項
    16,17,18,又は19のいずれかに記載の液体ト
    ナー現像方式の電子写真装置。
  21. 【請求項21】 前記ペルチェ素子は、P型半導体とN
    型半導体を交互に配置した金属基板の端面をラウンドエ
    ッジ処理し、表面をフッ素樹脂でコートした請求項1
    6,17,18,又は19のいずれかに記載の液体トナ
    ー現像方式の電子写真装置。
  22. 【請求項22】 前記ペルチェ素子は、フッ素樹脂コー
    トを施した、端部に曲げのある金属製の摺動板を接着し
    た請求項16,17,18,又は19のいずれかに記載
    の液体トナー現像方式の電子写真装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT500102A1 (de) * 2001-05-23 2005-10-15 Tgw Transportgeraete Gmbh Verfahren und vorrichtung zur regelung der temperatur eines antriebsorganes

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT500102A1 (de) * 2001-05-23 2005-10-15 Tgw Transportgeraete Gmbh Verfahren und vorrichtung zur regelung der temperatur eines antriebsorganes
AT500102B1 (de) * 2001-05-23 2006-03-15 Tgw Transportgeraete Gmbh Verfahren und vorrichtung zur regelung der temperatur eines antriebsorganes
US7176425B2 (en) 2001-05-23 2007-02-13 TGW Transportgeräte GmbH Method and device for regulating the temperature of a drive element

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