JP2001022122A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JP2001022122A
JP2001022122A JP19533599A JP19533599A JP2001022122A JP 2001022122 A JP2001022122 A JP 2001022122A JP 19533599 A JP19533599 A JP 19533599A JP 19533599 A JP19533599 A JP 19533599A JP 2001022122 A JP2001022122 A JP 2001022122A
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Hirobumi Nakayama
博文 中山
Koki Furuya
弘毅 古谷
Akihito Nemoto
明史 根本
Noriaki Takahashi
徳明 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度かつクリーニング性の良好なトナー
を得る。 【解決手段】 トナー粒子の凹凸度を示すDB値が0.
95以下であり、コールター(COULTER )法で測定した
体積平均粒径が6.5μm以下であることを特徴とする
静電荷像現像用トナー。DB値=(コールター法による
体積平均粒径)/(レーザー回折法による体積平均粒
径)このようなトナーの製法は乳化重合法が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成方法において形成される静電荷潜像を現像し、記
録媒体に転写するトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成方法とは、一般
には光導電性物質を利用した感光体上に静電荷潜像を形
成し、トナーを用いて現像し、紙やOHPシートなどの
記録媒体にトナー画像を転写し、加熱手段により定着し
て出力物を得る方法である。最近のコンピュータの普
及、能力向上に伴い、従来の文字画像主体の原稿から写
真画像を含む原稿を扱えるようになり、細かい中間の階
調で表現することが必要となってきている。複写機やレ
ーザープリンタなどでは、高解像度化や高階調化に対応
するために、光学系や送り機構などの改良が加えられて
いるが、従来のトナーを用いた現像系では、得られる出
力物の文字や画像にシャープさに欠け、階調性がでない
ため、写真画像のハイライト部分が飛び、シャドー部分
がつぶれるなどの問題があった。このためにトナー粒子
を小さくする必要が生じてきた。
【0003】従来のトナーの製造方法としては、主とし
て粉砕法が用いられている。この方法は樹脂中に顔料、
帯電制御剤などの添加剤を配合混合した後、粉砕、分級
によりトナーを得る方法である。粉砕法では、トナー形
状が不定形となり、高解像度化や高階調化に適している
とは言えず、また、粉砕法による体積平均粒径で6μm
以下のトナーの小粒径化はコスト高となり、更に小粒径
にするには限界がある。したがって小粒径トナーを製造
すると収率が極めて悪くなる。
【0004】これに対して、小粒径化を可能とする製造
方法として重合方法があり、この重合法に懸濁重合法と
乳化重合法がある。懸重合法で得られるトナーは、重合
後の樹脂粒子径がトナー粒子に適した粒径となるように
懸濁重合を行う方法であり、形状がほぼ真球となる。懸
濁重合法で製造した真球状のトナーは、高画質には適し
ているが、感光体への付着力が強く、記録媒体に転写さ
れずに感光体上に残ったトナーは、転写感光体に接触し
てクリーニングするクリーニングブレードをすり抜ける
ため、クリーニング性が悪く、また、その結果、感光体
へのフィルミング現象が生じるなどの問題点がある。乳
化重合法では、乳化重合で得られた微小1次粒子を凝集
(会合)させてトナー粒子を製造するが、重合条件や凝
集条件により画質やクリーニング性が異なり、その制御
因子が詳細には解明されていない。このように、トナー
粒子を製造する方法は各種検討されているが、高解像度
とクリーニング性とが両方ともに良好なトナーを安定し
て生産することが困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高解
像度化や高階調化を実現しつつ、クリーニング性を維持
できる形状を持った小粒径トナーを得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意検討した結果、トナーの形状を限定された凹
凸度にすることにより、上記課題が解消できることを見
出し、本発明に到達した。すなわち、本発明の要旨は、
トナー粒子の凹凸度を示すDB値が0.95以下であ
り、コールター(COULTER )法で測定した体積平均粒径
が6.5μm以下であることを特徴とする静電荷像現像
用トナー、に存する。ここでいう凹凸度を示すDB値
は、DB=(コールター法による体積平均粒径)/(レ
ーザー回折法による体積平均粒径)で計算され、コール
ター法による体積平均粒径は、コールター(COULTER )
社製マルチサイザー(MULTISIZER)IIで測定した体積平
均粒径の中位径であり、レーザー回折法による体積平均
粒径は、島津製作所製SALD−2000で測定した体
積平均粒径の中位径である。
【0007】レーザー回折法による体積平均粒径は、分
散液中のトナー粒子によるレーザ光の回折/散乱光強度
パターンから測定されるのに対して、コールター法によ
る体積平均粒径は、トナーを電解液中に分散させ、吸引
力を使って電気が流れている細孔を通過させるとき、ト
ナーの体積分だけ電解液が置換され細孔の抵抗の変化と
して求められるという違いがある。この粒径測定方法の
違いのため、DB値はトナー粒子の3次元的な凹凸度を
示すこととなり、真球になればDB値は1.0に近づ
く。本発明は、特に電子写真方式の画像形成方法におい
て形成される高解像度や高階調な静電荷潜像を現像し、
記録媒体に転写するトナーとして用いた場合に顕著な効
果を奏する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明のトナーについて詳細
に説明する。本発明のトナー粒子は、凹凸度及び粒径を
満足するものであればいかなる方法で製造してもよい
が、乳化重合凝集法が形状及び粒径を制御しやすいので
好ましい。本発明におけるDB値およびコールター法で
測定した体積平均粒径は、凝集時の条件、または凝集後
の粒子が水に分散されている状態での加熱条件を変化さ
せることによって変えることができる。本発明における
DB値は0.95以下、好ましくは、0.91以下、特
に好ましくは0.88以下である。また、DB値が小さ
すぎるとトナー強度が悪化するため0.70以上のDB
値が好ましい。
【0009】本発明のトナーの製造方法の好適な態様に
ついて、以下に説明する。以下の例で「部」とあるのは
「重量部」を意味する。また、重合体粒子の分子量は、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より測定した。(溶媒:THF、検量線:標準ポリスチ
レン)乳化重合凝集の結果として製造される本発明のト
ナーのバインダー樹脂としては、特に限定されないが、
好ましいものとしてスチレンとアルキル(メタ)アクリ
レートとを共重合成分として含有するポリマーが例示で
きる。
【0010】トナーのバインダー樹脂の最大ピーク分子
量は、GPCによるポリスチレン換算で、通常7000
〜12万であり、好ましくは2万〜10万であり、さら
に好ましくは3万〜7万であり、最も好ましくは4万〜
6万である。分子量ピークは2つ以上あってもよいが、
好ましくは単一ピークである。その際、分子量分布に肩
があったり、高分子量側にテーリングしていても良い。
バインダー樹脂の合成に使用されるアルキル(メタ)ア
クリレートとしては、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート等が挙げられ、特に好ましくはn
−ブチル(メタ)アクリレートである。
【0011】また、バインダー樹脂の合成に際して、さ
らに3番目のビニル化合物を共重合させることもでき
る。例えば、(メタ)アクリル酸、アクリロニトリル、
アクリルアミド、酢酸ビニル、無水マレイン酸、N−ビ
ニルピロリドン、ブタジエン等を挙げられる。これら単
量体の共重合比は該ポリマーのガラス転移点温度が70
℃以下になるよう決定される。特に好ましくは該ポリマ
ーのガラス転移点が20℃以上65℃以下であり、さら
に好ましくは30℃以上60℃以下である。スチレンと
アルキル(メタ)アクリレートの比は、最適な比率はア
ルキル(メタ)アクリレートの種類によって異なるが、
通常、10/90〜90/10の重量比の範囲から選択
され、例えばスチレンとn−ブチルアクリレートの場
合、重量比で40/60〜75/25が好ましく、特に
好ましくは60/40〜70/30の範囲で使用され
る。
【0012】第3のモノマー成分を含有する場合には、
スチレンとアルキル(メタ)アクリレートが共重合モノ
マー全体の80重量%以上含有されていることが好まし
く、特に好ましくは90重量%以上である。バインダー
樹脂の合成に際しては、上記のモノマー成分に加え、さ
らに多官能ビニル化合物を共重合させることもできる。
多官能ビニル化合物としては特に限定はなく、例えばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブチレング
リコール、ヘキシレングリコールのジ(メタ)アクリレ
ート;ジビニルベンゼン;ペンタエリスリトール、トリ
メチロールプロパン等の3級以上のアルコールのジ(メ
タ)アクリレート、トリ(メタ)アクリレート等が挙げ
られる。好ましい添加量は0〜5重量%の範囲、特に好
ましくは0〜3重量%の範囲、さらに好ましくは0〜1
重量%である。多すぎると定着性が悪くなったり、OH
P上の画像の透明性が悪くなるので好ましくない。多官
能ビニル化合物の共重合によりテトラヒドロフランに不
溶のゲル分が生成するが、ゲル分のポリマー全体に占め
る量は好ましくは60重量%以下、特に好ましくは20
重量%以下である。GPCは上記ゲル分を除去した後に
測定される。
【0013】また、本発明では、トナー中に、融点20
〜120℃の化合物をトナー粒子に対して2〜30重量
%の範囲で含有させることが好ましい。特に好ましい融
点の範囲は50℃〜110℃であり、さらに好ましくは
60℃〜100℃である。高すぎる場合は定着性が劣
り、低すぎる場合は耐ブロッキング性が劣る。融点はD
SCによる吸熱ピークによっても測定することができ
る。このような融点を有する物質で好適に使用できるも
のとしては、一般にワックス、滑剤、離型剤として公知
のものが挙げられるが、それらに限定されるものではな
い。また、単量体だけではなく、オリゴマー、ポリマー
等も含まれる。
【0014】好ましい具体的構造としてはオレイン酸ア
ミド、ステアリン酸アミド、エルカ酸アミド等のカルボ
ン酸アミド化合物;ネオペンチルグリコール、ペンタエ
リスリトール、トリメチロールプロパン、ジペンタエリ
スリトール等の多価アルコールの脂肪酸エステル化合物
(脂肪酸としては具体的には、ラウリン酸、ステアリン
酸、ベヘン酸、オレイン酸、パルミチン酸等が挙げられ
る。);パラフィンワックス;下記一般式(1)で示さ
れるエステル化合物、ケトン化合物が挙げられる。
【0015】
【化1】
【0016】(式中、R1 はアルキル基またはアルコキ
シ基を示し、R2 はアルキル基、または、−X−COO
3 を示す。また、前記R2 中のXはアルキレン基を示
し、R 3 はアルキル基を示す。)
【0017】R1 はアルキル基またはアルコキシル基で
あり、炭素数は、通常10以上、好ましくは16以上、
更に好ましくは20以上である。R2 は炭素数10以
上、好ましくは16以上、特に好ましくは20以上のア
ルキル基であるか、あるいは、−X−COOR3 で表さ
れる基であることが好ましい。ここでXが、炭素数6以
上の直鎖アルキレン基が好ましく、R3 が炭素数10以
上、特に好ましくは20以上のアルキル基である。
【0018】R2 が−X−COOR3 で表されるとき
は、R1 はアルコキシル基(すなわちジエステル)であ
ることが好ましい。具体例としては、ジ−n−デシルケ
トン、ジ−n−ドデシルケトン、ジ−n−ステアリルケ
トン、ジ−n−イコシルケトン、ジ−n−ベヘニルケト
ン、ジ−n−テトラコシルケトン等の脂肪族ケトン類;
セバシン酸ジドデシル、セバシン酸ジステアリル、セバ
シン酸ジベヘニル等の脂肪酸ジエステル類;ラウリン酸
ステアリル、ラウリン酸ベヘニル、ステアリン酸ステア
リル、ステアリン酸ベヘニル、ベヘン酸ベヘニル等の脂
肪酸モノエステル類等が挙げられる。また、これらの混
合物も好適である。これらのうち、DSCの吸熱ピーク
の半値幅が15℃以下であるものが特に好ましい。
【0019】添加量はバインダ樹脂100重量部に対し
て、0〜30重量部、好ましく2〜30重量部、さらに
好ましくは1〜15重量部、特に好ましく2〜10重量
部である。これらは、バインダー樹脂等に化学的結合、
例えば、グラフト化等はなされておらず、単に結合して
いるだけである。また、前記トナーが、乳化重合または
ソープフリー乳化重合で得られた粒子であり、かつガラ
ス転移温度が60℃以上の、直径0.5μm以下のポリ
マー粒子で被覆されている、いわゆるカプセルトナー
も、上記のDB値を満たす範囲で、好ましいものの一態
様である。
【0020】本発明のカラートナーの着色剤としては、
アゾ顔料、キナクリドン、カーミン、フタロシアニン系
顔料が使用できる。着色剤の添加方法は特に限定されな
いが、好ましくは1次粒子を凝集させる際に添加する。
また、帯電制御は、バインダ樹脂、着色剤自体で行って
も良いが、必要に応じて帯電制御剤を併用しても良い。
正帯電制御剤として、4級アンモニウム塩、塩基性・電
子供与性の有機物質、負帯電制御剤として、金属キレー
ト類、含金染料、酸性もしくは電子求引性の有機物質等
を用いることができる。この他、金属酸化物等の無機粒
子や前記有機物質で表面処理した無機物質を用いても、
トナー粒子表面に付着させた形で用いても良い。これら
帯電制御剤は、バインダー樹脂中に混合添加して用いて
も良い。帯電制御剤の添加量はバインダー樹脂の帯電
性、着色剤の添加量・分散方法を含めた製造方法、その
他の添加剤の帯電性等の条件を考慮した上で決めること
ができるが、バインダー樹脂100重量部に対して0.
1〜10重量部が適当である。
【0021】さらに、トナー粒子に対して、ポリマー粒
子、TiO2 、Al2 3 、SiO 2 等の微粉末を添加
し、これらでトナー粒子表面を被覆せしめることによっ
てトナーの流動性・耐凝集性の向上を図ることができ
る。その添加量は、バインダ樹脂100重量部に対して
0.1〜10重量部が好ましい。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施の形態を実施例を用いて説
明する。 実施例1 (重合体一次粒子の重合)攪拌装置、過熱冷却装置、濃
縮装置、及び各原料・助剤仕込み装置を備えたガラス製
反応器にベヘン酸ベヘニルを主成分とするエステルワッ
クスのエマルジョン10部(固形分として)、ドデシル
ベンゼンスルホン酸0.4部、脱イオン水(ワックスエ
マルジョン中の水分を含む)400部を仕込み、窒素気
流下で90℃に昇温した。その後、下記のモノマー類、
開始剤を添加し、7時間乳化重合を行った。
【0023】 スチレン 80部 アクリル酸ブチル 20部 アクリル酸 3部 トリクロロブロモメタン 1部 2%過酸化水素水溶液 43部 2%アスコルビン酸水溶液 43部
【0024】重合反応終了後冷却し、乳白色の重合体一
次粒子エマルジョンを得た。得られたエマルジョンの平
均粒径は300nm、重合体のMw=4.0万、Mp=
3.5万であった。
【0025】 (会合工程) 上記樹脂エマルジョン 120部(固形分として) 荷電制御剤ボントロンE−82(5%分散液) 1部(固形分として) フタロシアニン系青色色素 7部(固形分として) 以上の混合物をディスパーザーで分散攪拌しながら1時
間かけて室温から60℃まで昇温し、その後、攪拌しな
がら70℃に昇温して3時間保持した後、pH=7に調
節し、95℃に昇温して2時間保持した。その後得られ
た会合粒子のスラリーを冷却し、桐山ロートで濾過、水
洗し、45℃の送風乾燥機で10時間乾燥することによ
りトナーが得られた。
【0026】(測定)上記方法で得られたトナーのコー
ルター法で測定した体積平均粒径は6.15μmであっ
た。このトナーのDB値を測定したところ、0.87で
あった。収率は95%以上であった。また、クリーニン
グ性、解像度は共に良好であった。測定結果を表−1に
示す。
【0027】比較例1 実施例1において、会合工程の条件のうち、95℃、2
時間との熟成条件を95℃、7時間に変更した他は同様
にしてトナー粒子を得た。得られたトナーのコールター
法で測定した体積平均粒径は5.47μmであった。こ
のトナーのDB値を測定したところ、0.99であっ
た。収率は95%以上であった。また、解像度は良好で
あったが、クリーニング不良が発生した。測定結果を表
−1に示す。
【0028】比較例2 実施例1において、会合工程の条件のうち、95℃、2
時間との熟成条件を95℃、5時間に変更した他は同様
にしてトナー粒子を得た。得られたトナーのコールター
法で測定した体積平均粒径は7.62μmであった。こ
のトナーのDB値を測定したところ、0.90であっ
た。収率は95%以上であった。また、クリーニング性
は良好であったが、解像度が不良であった。測定結果を
表−1に示す。
【0029】実施例2 ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、エチレ
ングリコール、フタル酸から合成されたポリエステル樹
脂(Tg=65℃、Sp=110℃、Mw=2.5万、
Mp=2.2万)100部、フタロシアニンブルー5
部、LR147(日本カーリット社製帯電制御剤)4部
を配合混練し、粉砕、分級して粉砕トナーを得た。コー
ルター法で測定した体積平均粒径は6.4μmであっ
た。このトナーのDB値を測定したところ、0.88で
あった。収率は60%であった。また、クリーニング性
は良好であった。解像度はやや良好であった。測定結果
を表−1に示す。
【0030】(評価方法)クリーニング性の評価は、得
られたトナーをレーザプリンタの現像器内に入れ、ベタ
画像を出力し、出力後のクリーニングブレードによるク
リーニング直後の感光体表面に残っている付着トナーを
テープで剥離し、その色度L* * * をX−rite
社製分光測色濃度計で測定し、トナーの付着していない
テープ(レファレンス)の色度との差ΔEを使ってクリ
ーニング性を判定した。ΔEが1.0以下をクリーニン
グ性良好と判定した。解像度の評価は、得られたトナー
をレーザプリンタの現像器内に入れ、解像度チャートを
出力し、1200dpiの細線が解像できるかどうかで
判定した。 ○:細線が完全に分離している △:分離が不完全である ×:分離していない
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、乳化重合凝集法で製造
するトナーで、トナーの形状を限定された凹凸度にする
ことにより、クリーニング性に優れ、小粒径化により高
解像度化や高階調化を実現できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 明史 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 (72)発明者 高橋 徳明 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 Fターム(参考) 2H005 AA15 AB06 EA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー粒子の凹凸度を示すDB値が0.
    95以下であり、コールター(COULTER )法で測定した
    体積平均粒径が6.5μm以下であることを特徴とする
    静電荷像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 DB値が0.7以上0.91以下である
    請求項1に記載のトナー。
  3. 【請求項3】 トナー粒子が乳化重合またはソープフリ
    ー乳化重合により得られた1次粒子を凝集させて得られ
    たものである請求項1又は2に記載のトナー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323783A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Mitsubishi Chemicals Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP2007018017A (ja) * 2006-10-30 2007-01-25 Mitsubishi Chemicals Corp 画像形成装置

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