JP2001020900A - ジェットポンプ - Google Patents
ジェットポンプInfo
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- JP2001020900A JP2001020900A JP18809399A JP18809399A JP2001020900A JP 2001020900 A JP2001020900 A JP 2001020900A JP 18809399 A JP18809399 A JP 18809399A JP 18809399 A JP18809399 A JP 18809399A JP 2001020900 A JP2001020900 A JP 2001020900A
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- relief
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 導入液体による背圧上昇を防止しながらも、
移送液体の移送流量の急激な変化を抑制し、またリリー
フバルブの開放故障時にも移送液体を移送可能なジェッ
トポンプを提供する。 【解決手段】 リリーフポート33の絞り径φDRを、
流量性能等の要求に応じて設定されたノズル31の絞り
径φDNと導入ポート32からの導入液体の最大流量を
排出可能なトータル絞り径φDTの最小値に基づいて求
められる値以上で、かつリリーフバルブ50の開放故障
時に最小流量の導入液体によって所定流量の移送液体の
移送が可能である値以下の範囲内に設定する。
移送液体の移送流量の急激な変化を抑制し、またリリー
フバルブの開放故障時にも移送液体を移送可能なジェッ
トポンプを提供する。 【解決手段】 リリーフポート33の絞り径φDRを、
流量性能等の要求に応じて設定されたノズル31の絞り
径φDNと導入ポート32からの導入液体の最大流量を
排出可能なトータル絞り径φDTの最小値に基づいて求
められる値以上で、かつリリーフバルブ50の開放故障
時に最小流量の導入液体によって所定流量の移送液体の
移送が可能である値以下の範囲内に設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車等
の内燃機関における燃料タンクの燃料吸い込み装置に使
用されるジェットポンプに関する。
の内燃機関における燃料タンクの燃料吸い込み装置に使
用されるジェットポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ジェットポンプを備えた燃料吸い込み装
置の従来例を図5および図6を参照して述べる。なお、
図5は燃料吸い込み装置の略体断面図、図6はジェット
ポンプの断面図である。
置の従来例を図5および図6を参照して述べる。なお、
図5は燃料吸い込み装置の略体断面図、図6はジェット
ポンプの断面図である。
【0003】図5において、燃料タンク101の内部
は、その底部に膨出部101aを形成することにより、
主室103と副室104とに区画されている。主室10
3において、燃料タンク101にはフィードパイプ11
0およびリターンパイプ112および移送パイプ113
が配置されている。前記フィードパイプ110の入口に
はフィルタ111が取り付けられている。
は、その底部に膨出部101aを形成することにより、
主室103と副室104とに区画されている。主室10
3において、燃料タンク101にはフィードパイプ11
0およびリターンパイプ112および移送パイプ113
が配置されている。前記フィードパイプ110の入口に
はフィルタ111が取り付けられている。
【0004】前記燃料タンク101の外部に配設された
燃料ポンプ(図示省略)の駆動によって、主室103内
の燃料がフィルタ111によりろ過されて、フィードパ
イプ110を経由して内燃機関(図示省略)へ送給され
る。また、前記リターンパイプ112は、前記内燃機関
で消費されない燃料を、ジェットポンプ120を通じて
燃料タンク101内へ排出させる。
燃料ポンプ(図示省略)の駆動によって、主室103内
の燃料がフィルタ111によりろ過されて、フィードパ
イプ110を経由して内燃機関(図示省略)へ送給され
る。また、前記リターンパイプ112は、前記内燃機関
で消費されない燃料を、ジェットポンプ120を通じて
燃料タンク101内へ排出させる。
【0005】ジェットポンプ120は、図6に示すよう
に、チャンバ122と絞り部123およびスロート部1
24を一体とするポンプ本体121と、ノズル131お
よび導入ポート132と吸い込みポート135とを一体
とする蓋体130とをユニット化してなる。
に、チャンバ122と絞り部123およびスロート部1
24を一体とするポンプ本体121と、ノズル131お
よび導入ポート132と吸い込みポート135とを一体
とする蓋体130とをユニット化してなる。
【0006】前記導入ポート132に前記リターンパイ
プ112が連通接続されている。導入ポート132の下
方に続くノズル131がチャンバ122に突出されてい
る。また、前記チャンバ122のノズル131の下方に
絞り部123が形成されている。絞り部123の下方に
続いてスロート部124が形成されている。
プ112が連通接続されている。導入ポート132の下
方に続くノズル131がチャンバ122に突出されてい
る。また、前記チャンバ122のノズル131の下方に
絞り部123が形成されている。絞り部123の下方に
続いてスロート部124が形成されている。
【0007】前記チャンバ122に吸い込みポート13
5が連通されている。吸い込みポート135に前記移送
パイプ113の一端が連通接続されている。図5に示す
ように、前記移送パイプ113の他端は副室104の底
部近傍に配置されている。
5が連通されている。吸い込みポート135に前記移送
パイプ113の一端が連通接続されている。図5に示す
ように、前記移送パイプ113の他端は副室104の底
部近傍に配置されている。
【0008】前記蓋体130には、前記導入ポート13
2を半径方向に貫通するリリーフポート133が形成さ
れている。蓋体130には、前記導入ポート132の外
側においてリリーフポート133とほぼ同一軸線をなす
円筒部134が形成されている。円筒部134内には、
導入ポート132内の圧力が一定になると開弁して導入
ポート132内の燃料を主室103に排出するリリーフ
バルブ150が組み込まれている。リリーフバルブ15
0は、円筒部134に挿着されたケーシング154と、
リリーフポート133を開閉する弁体151と、その弁
体151を閉じる方向に付勢するスプリング152とか
ら構成されている。
2を半径方向に貫通するリリーフポート133が形成さ
れている。蓋体130には、前記導入ポート132の外
側においてリリーフポート133とほぼ同一軸線をなす
円筒部134が形成されている。円筒部134内には、
導入ポート132内の圧力が一定になると開弁して導入
ポート132内の燃料を主室103に排出するリリーフ
バルブ150が組み込まれている。リリーフバルブ15
0は、円筒部134に挿着されたケーシング154と、
リリーフポート133を開閉する弁体151と、その弁
体151を閉じる方向に付勢するスプリング152とか
ら構成されている。
【0009】上記ジェットポンプ120を備えた燃料吸
い込み装置において、燃料ポンプ6(図示省略)を駆動
すると、前にも述べたように、主室103内の燃料はフ
ィルタ111によりろ過されてフィードパイプ110を
通じて内燃機関(図示省略)に送給される。内燃機関で
消費されない燃料は、リターン燃料としてリターンパイ
プ112およびジェットポンプ120を経由して燃料タ
ンク101内へ排出される。
い込み装置において、燃料ポンプ6(図示省略)を駆動
すると、前にも述べたように、主室103内の燃料はフ
ィルタ111によりろ過されてフィードパイプ110を
通じて内燃機関(図示省略)に送給される。内燃機関で
消費されない燃料は、リターン燃料としてリターンパイ
プ112およびジェットポンプ120を経由して燃料タ
ンク101内へ排出される。
【0010】また、リターンパイプ112の端末にジェ
ットポンプ120の導入ポート132が接続されている
ため、前記燃料ポンプ6の吐出圧によって、前記リター
ン燃料はジェットポンプ120のノズル131より絞り
部123、スロート部124に向けて噴出される。この
ため、チャンバ122内のノズル131の周囲に負圧が
発生する。その負圧により副室104内の燃料(移送燃
料ともいう)が移送パイプ113および吸い込みポート
135を介してチャンバ122内に吸い込まれるととも
に、前記ノズル131からの噴流とともに絞り部123
により流速が高められてスロート部124から主室10
3内へ排出される。これにより、前記リターン燃料の燃
料タンク101の主室103内への排出とともに、移送
燃料がその主室103内に移送される。
ットポンプ120の導入ポート132が接続されている
ため、前記燃料ポンプ6の吐出圧によって、前記リター
ン燃料はジェットポンプ120のノズル131より絞り
部123、スロート部124に向けて噴出される。この
ため、チャンバ122内のノズル131の周囲に負圧が
発生する。その負圧により副室104内の燃料(移送燃
料ともいう)が移送パイプ113および吸い込みポート
135を介してチャンバ122内に吸い込まれるととも
に、前記ノズル131からの噴流とともに絞り部123
により流速が高められてスロート部124から主室10
3内へ排出される。これにより、前記リターン燃料の燃
料タンク101の主室103内への排出とともに、移送
燃料がその主室103内に移送される。
【0011】ところで、導入ポート132(リターンパ
イプ112を含む)内のリターン燃料による背圧が一定
値以上に上昇した場合には、リリーフポート133に設
けられたリリーフバルブ150が開き、導入ポート13
2内の燃料を主室103内へ排出することにより、前記
リターン燃料による背圧の上昇が防止される。
イプ112を含む)内のリターン燃料による背圧が一定
値以上に上昇した場合には、リリーフポート133に設
けられたリリーフバルブ150が開き、導入ポート13
2内の燃料を主室103内へ排出することにより、前記
リターン燃料による背圧の上昇が防止される。
【0012】なお、上記したようなジェットポンプ12
0は、例えば特開昭63−85254号公報にて開示さ
れている。
0は、例えば特開昭63−85254号公報にて開示さ
れている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記したジェットポン
プ120によると、図6に示すように、リリーフポート
133のリリーフ絞り径(ケーシング154の孔径が相
当する)φDRが導入ポート132の内径とほぼ等しく
設定されている。このため、リリーフバルブ150が開
弁したときに、リターン燃料による背圧が急激に低下
し、吸い込みポート135を通じての副室104の移送
燃料の移送流量が急激に落ち込むことになる。
プ120によると、図6に示すように、リリーフポート
133のリリーフ絞り径(ケーシング154の孔径が相
当する)φDRが導入ポート132の内径とほぼ等しく
設定されている。このため、リリーフバルブ150が開
弁したときに、リターン燃料による背圧が急激に低下
し、吸い込みポート135を通じての副室104の移送
燃料の移送流量が急激に落ち込むことになる。
【0014】また、リリーフバルブ150の開放故障時
には、リターン燃料の半分以上がリリーフポート133
を通じて排出され、リターン燃料がノズル131から噴
出されにくいことから、副室104の移送燃料を吸い込
みポート135を通じて主室103へ移送できない。こ
のため、主室103内の燃料が尽きると、副室104内
に燃料が残っているにもかかわらず、燃料切れによるエ
ンストが発生する。
には、リターン燃料の半分以上がリリーフポート133
を通じて排出され、リターン燃料がノズル131から噴
出されにくいことから、副室104の移送燃料を吸い込
みポート135を通じて主室103へ移送できない。こ
のため、主室103内の燃料が尽きると、副室104内
に燃料が残っているにもかかわらず、燃料切れによるエ
ンストが発生する。
【0015】上記問題を解消するために、リリーフ絞り
径φDRを小さくすることが考えられる。しかしなが
ら、リリーフ絞り径φDRを不当に小さくし、ノズルと
リリーフポートとのトータル絞り径φDTを小さくする
と、リターン燃料の最大流量をノズル131およびリリ
ーフポート133から全て排出することができなくな
り、リターン燃料による背圧が過度に上昇するといった
不具合を招くことになる。
径φDRを小さくすることが考えられる。しかしなが
ら、リリーフ絞り径φDRを不当に小さくし、ノズルと
リリーフポートとのトータル絞り径φDTを小さくする
と、リターン燃料の最大流量をノズル131およびリリ
ーフポート133から全て排出することができなくな
り、リターン燃料による背圧が過度に上昇するといった
不具合を招くことになる。
【0016】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、導入液体による背圧の上昇を防止しながらも、移送
液体の移送流量の急激な変化を抑制するとともに、リリ
ーフバルブの開放故障時においても移送液体を移送する
ことのできるジェットポンプを提供することにある。
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、導入液体による背圧の上昇を防止しながらも、移送
液体の移送流量の急激な変化を抑制するとともに、リリ
ーフバルブの開放故障時においても移送液体を移送する
ことのできるジェットポンプを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、導入液体を導入する導入ポートと、前記
導入ポートの端末部に形成されたノズルと、前記ノズル
から噴出される導入液体の作用によって移送液体を吸い
込む吸い込みポートと、前記導入ポート内の圧力が一定
以上になると前記導入ポートに導入された導入液体をリ
リーフポートを通じて排出するリリーフバルブとを備え
たジェットポンプであって、前記ノズルのノズル絞り径
をφDN、前記リリーフポートのリリーフ絞り径をφ
DR、前記ノズルと前記リリーフポートとのトータル絞
り径をφDTとしたとき、前記リリーフ絞り径φDRを、
流量性能等の要求に応じて設定されたノズル絞り径φD
Nと前記導入液体の最大流量を排出可能なトータル絞り
径φDTの最小値に基づいて求められる値以上で、かつ
前記リリーフバルブの開放故障時に最小流量の導入液体
によって所定流量の前記移送液体の移送が可能である値
以下の範囲内に設定したことを特徴とするジェットポン
プである。
項1の発明は、導入液体を導入する導入ポートと、前記
導入ポートの端末部に形成されたノズルと、前記ノズル
から噴出される導入液体の作用によって移送液体を吸い
込む吸い込みポートと、前記導入ポート内の圧力が一定
以上になると前記導入ポートに導入された導入液体をリ
リーフポートを通じて排出するリリーフバルブとを備え
たジェットポンプであって、前記ノズルのノズル絞り径
をφDN、前記リリーフポートのリリーフ絞り径をφ
DR、前記ノズルと前記リリーフポートとのトータル絞
り径をφDTとしたとき、前記リリーフ絞り径φDRを、
流量性能等の要求に応じて設定されたノズル絞り径φD
Nと前記導入液体の最大流量を排出可能なトータル絞り
径φDTの最小値に基づいて求められる値以上で、かつ
前記リリーフバルブの開放故障時に最小流量の導入液体
によって所定流量の前記移送液体の移送が可能である値
以下の範囲内に設定したことを特徴とするジェットポン
プである。
【0018】このように構成すると、導入ポートから導
入した導入液体がノズルより噴出されることにより、吸
い込みポートからの移送液体が吸い込まれる。また、導
入液体による背圧が一定値以上に上昇した場合には、リ
リーフバルブが開いて、導入液体がリリーフポートを通
じて排出されることにより、前記導入液体による背圧の
上昇が防止される。
入した導入液体がノズルより噴出されることにより、吸
い込みポートからの移送液体が吸い込まれる。また、導
入液体による背圧が一定値以上に上昇した場合には、リ
リーフバルブが開いて、導入液体がリリーフポートを通
じて排出されることにより、前記導入液体による背圧の
上昇が防止される。
【0019】また、ノズルのノズル絞り径φDNが流量
性能等の要求に応じて設定されるとともに、ノズルとリ
リーフポートとのトータル絞り径φDTが導入液体の最
大流量を排出可能な最小値以上に設定される。このた
め、導入ポートに最大流量の導入液体が導入されたとし
ても、導入液体による背圧の上昇が防止される。
性能等の要求に応じて設定されるとともに、ノズルとリ
リーフポートとのトータル絞り径φDTが導入液体の最
大流量を排出可能な最小値以上に設定される。このた
め、導入ポートに最大流量の導入液体が導入されたとし
ても、導入液体による背圧の上昇が防止される。
【0020】また、リリーフ絞り径φDRが、トータル
絞り径φDTが最小値のときに、 φDR=(φDT 2−φDN 2)1/2 で求められる最小値以上に設定されている。このため、
仮に、トータル絞り径φDTが導入液体の最大流量を排
出可能な最小値以上であり、かつ、リリーフ絞り径φD
Rが最小値以上であれば、導入流体をリリーフバルブの
開弁によりリリーフポートを通じて排出することがで
き、導入ポートに最大流量の導入液体が導入されたとし
ても、導入液体による背圧の上昇が防止される。
絞り径φDTが最小値のときに、 φDR=(φDT 2−φDN 2)1/2 で求められる最小値以上に設定されている。このため、
仮に、トータル絞り径φDTが導入液体の最大流量を排
出可能な最小値以上であり、かつ、リリーフ絞り径φD
Rが最小値以上であれば、導入流体をリリーフバルブの
開弁によりリリーフポートを通じて排出することがで
き、導入ポートに最大流量の導入液体が導入されたとし
ても、導入液体による背圧の上昇が防止される。
【0021】さらに、リリーフ絞り径φDRが、リリー
フバルブの開放故障時に最小流量の導入液体によって所
定流量の移送液体の移送が可能である値以下に設定され
ている。このため、リリーフバルブの開放故障時には、
最小流量の導入液体によって所定流量の移送液体を移送
することができ、移送液体の移送不能といった事態が回
避される。
フバルブの開放故障時に最小流量の導入液体によって所
定流量の移送液体の移送が可能である値以下に設定され
ている。このため、リリーフバルブの開放故障時には、
最小流量の導入液体によって所定流量の移送液体を移送
することができ、移送液体の移送不能といった事態が回
避される。
【0022】よって、導入液体による背圧の上昇を防止
しながらも、移送液体の移送流量の急激な変化を抑制す
るとともに、リリーフバルブの開放故障時においても移
送液体を移送することができる。
しながらも、移送液体の移送流量の急激な変化を抑制す
るとともに、リリーフバルブの開放故障時においても移
送液体を移送することができる。
【0023】請求項2の発明は、プレッシャレギュレー
タからのリターン燃料を導入ポートに導入し、内燃機関
の燃料タンクの副室から主室に移送する移送燃料を吸い
込みポートから吸い込むことを特徴とする請求項1記載
のジェットポンプである。
タからのリターン燃料を導入ポートに導入し、内燃機関
の燃料タンクの副室から主室に移送する移送燃料を吸い
込みポートから吸い込むことを特徴とする請求項1記載
のジェットポンプである。
【0024】このように構成すると、リターン燃料によ
る背圧の上昇の防止により、プレッシャレギュレータの
異常圧による調圧性能の低下を防止することができる。
また、リリーフバルブの開放故障時においても移送燃料
を移送することができるため、リリーフバルブの開放故
障時における内燃機関の継続運転を実現することができ
る。このことは、例えば自動車の内燃機関に使用される
ジェットポンプにおいて、自動車を退避走行させる場合
に有効である。
る背圧の上昇の防止により、プレッシャレギュレータの
異常圧による調圧性能の低下を防止することができる。
また、リリーフバルブの開放故障時においても移送燃料
を移送することができるため、リリーフバルブの開放故
障時における内燃機関の継続運転を実現することができ
る。このことは、例えば自動車の内燃機関に使用される
ジェットポンプにおいて、自動車を退避走行させる場合
に有効である。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。説明の都合上、ジェットポンプを備え
た燃料吸い込み装置を述べた後、ジェットポンプの要部
について詳述する。
づいて説明する。説明の都合上、ジェットポンプを備え
た燃料吸い込み装置を述べた後、ジェットポンプの要部
について詳述する。
【0026】ジェットポンプを備えた燃料吸い込み装置
の略体断面図を示した図1において、内燃機関の燃料タ
ンク1の内部は、サブタンク2によって主室3と副室4
とに区画されている。主室3には、燃料ポンプ6、燃料
フィルタ7、プレッシャレギュレータ8およびジェット
ポンプ20がユニット化された状態で配置されている。
の略体断面図を示した図1において、内燃機関の燃料タ
ンク1の内部は、サブタンク2によって主室3と副室4
とに区画されている。主室3には、燃料ポンプ6、燃料
フィルタ7、プレッシャレギュレータ8およびジェット
ポンプ20がユニット化された状態で配置されている。
【0027】前記プレッシャレギュレータ8には、燃料
をデリバリパイプ9に送給するフィードパイプ10が燃
料タンク1内外を貫通した状態で接続されている。ま
た、プレッシャレギュレータ8には、余剰燃料(リター
ン燃料ともいう)をジェットポンプ20に送給するリタ
ーンパイプ12が接続されている。また、ジェットポン
プ20には、副室4の燃料(移送燃料ともいう)を吸い
込む移送パイプ13が接続されている。移送パイプ13
の入口13bは副室4の底部近傍に配置されている。
をデリバリパイプ9に送給するフィードパイプ10が燃
料タンク1内外を貫通した状態で接続されている。ま
た、プレッシャレギュレータ8には、余剰燃料(リター
ン燃料ともいう)をジェットポンプ20に送給するリタ
ーンパイプ12が接続されている。また、ジェットポン
プ20には、副室4の燃料(移送燃料ともいう)を吸い
込む移送パイプ13が接続されている。移送パイプ13
の入口13bは副室4の底部近傍に配置されている。
【0028】前記燃料ポンプ6の駆動によって、主室3
内の燃料が汲み上げられて燃料フィルタ7によりろ過さ
れた後、プレッシャレギュレータ8からフィードパイプ
10を経由してデリバリパイプ9へ送給される。デリバ
リパイプ9に送給された燃料は、各インジェクタ15か
らエンジン(内燃機関ともいう)16の各気筒に噴射さ
れる。また、プレッシャレギュレータ8からのリターン
燃料は、リターンパイプ12およびジェットポンプ20
を通じて燃料タンク1の主室3内へ排出される。
内の燃料が汲み上げられて燃料フィルタ7によりろ過さ
れた後、プレッシャレギュレータ8からフィードパイプ
10を経由してデリバリパイプ9へ送給される。デリバ
リパイプ9に送給された燃料は、各インジェクタ15か
らエンジン(内燃機関ともいう)16の各気筒に噴射さ
れる。また、プレッシャレギュレータ8からのリターン
燃料は、リターンパイプ12およびジェットポンプ20
を通じて燃料タンク1の主室3内へ排出される。
【0029】次に、ジェットポンプ20を図2の断面図
を参照して説明する。ジェットポンプ20は、チャンバ
22と絞り部23およびスロート部24を一体とするポ
ンプ本体21と、ノズル31および導入ポート32とリ
リーフポート33とを一体とする上部接続体30と、吸
い込みポート41をもつ側部接続体40をユニット化し
てなる。以下、上部接続体30、ポンプ本体21、側部
接続体40の順で説明する。
を参照して説明する。ジェットポンプ20は、チャンバ
22と絞り部23およびスロート部24を一体とするポ
ンプ本体21と、ノズル31および導入ポート32とリ
リーフポート33とを一体とする上部接続体30と、吸
い込みポート41をもつ側部接続体40をユニット化し
てなる。以下、上部接続体30、ポンプ本体21、側部
接続体40の順で説明する。
【0030】上部接続体30はほぼ管状に形成されてお
り、軸方向(図示上下方向)に貫通する導入ポート32
を有している。導入ポート32の端末部すなわち下端部
にはノズル31が形成されており、そのノズル31がポ
ンプ本体21のチャンバ22に突出している。上部接続
体30の上端部には、前記導入ポート32と連通するリ
ターンパイプ12(図1参照)がクイックコネクタ12
aを介して接続されている。
り、軸方向(図示上下方向)に貫通する導入ポート32
を有している。導入ポート32の端末部すなわち下端部
にはノズル31が形成されており、そのノズル31がポ
ンプ本体21のチャンバ22に突出している。上部接続
体30の上端部には、前記導入ポート32と連通するリ
ターンパイプ12(図1参照)がクイックコネクタ12
aを介して接続されている。
【0031】前記上部接続体30の中央部には、前記導
入ポート32を半径方向に貫通するリリーフポート33
が形成されている。上部接続体30には、前記導入ポー
ト32の外側においてリリーフポート33とほぼ同一軸
線をなす円筒部34が形成されている。円筒部34内に
は、導入ポート32内の圧力が一定になると開弁して導
入ポート32内の燃料を主室3(図1参照)に排出する
リリーフバルブ50が組み込まれている。
入ポート32を半径方向に貫通するリリーフポート33
が形成されている。上部接続体30には、前記導入ポー
ト32の外側においてリリーフポート33とほぼ同一軸
線をなす円筒部34が形成されている。円筒部34内に
は、導入ポート32内の圧力が一定になると開弁して導
入ポート32内の燃料を主室3(図1参照)に排出する
リリーフバルブ50が組み込まれている。
【0032】リリーフバルブ50は、リリーフポート3
3を開閉する弁体51と、その弁体51を閉じる方向に
付勢するスプリング52と、前記円筒部34に熱かしめ
等によって取り付けられかつ前記スプリング52を抜け
止めするキャップ53とから構成されている。なお、円
筒部34には半径方向に貫通する開口孔34aが形成さ
れている。開口孔34aの開口面積は、リリーフポート
33の開口面積よりも大きく形成されている。
3を開閉する弁体51と、その弁体51を閉じる方向に
付勢するスプリング52と、前記円筒部34に熱かしめ
等によって取り付けられかつ前記スプリング52を抜け
止めするキャップ53とから構成されている。なお、円
筒部34には半径方向に貫通する開口孔34aが形成さ
れている。開口孔34aの開口面積は、リリーフポート
33の開口面積よりも大きく形成されている。
【0033】前記上部接続体30の下部に、ほぼ管状に
形成されたポンプ本体21が超音波溶着等によって結合
されている。ポンプ本体21の上部には、前記ノズル3
1を内包しかつ液体を排出可能なチャンバ22が形成さ
れている。ポンプ本体21のほぼ中央部には、前記ノズ
ル31の下方に位置しかつ前記チャンバ22と連通する
絞り部23が形成されている。ポンプ本体21の下部に
は、前記絞り部23の下方に続いて軸方向に延びるスロ
ート部24が形成されている。なお、スロート部24
は、絞り部23の下端部と連続する小径管部から下端部
の大径管部まで口径が段階的に大きくなっている。
形成されたポンプ本体21が超音波溶着等によって結合
されている。ポンプ本体21の上部には、前記ノズル3
1を内包しかつ液体を排出可能なチャンバ22が形成さ
れている。ポンプ本体21のほぼ中央部には、前記ノズ
ル31の下方に位置しかつ前記チャンバ22と連通する
絞り部23が形成されている。ポンプ本体21の下部に
は、前記絞り部23の下方に続いて軸方向に延びるスロ
ート部24が形成されている。なお、スロート部24
は、絞り部23の下端部と連続する小径管部から下端部
の大径管部まで口径が段階的に大きくなっている。
【0034】前記ポンプ本体21の上部に、ほぼエルボ
管状に形成された側部接続体40が超音波溶着等によっ
て結合されている。側部接続体40はほぼL字形状の吸
い込みポート41を形成している。吸い込みポート41
は前記チャンバ22と連通されている。側部接続体40
の上端部には、前記吸い込みポート41と連通する移送
パイプ13(図1参照)がクイックコネクタ13aを介
して接続されている。
管状に形成された側部接続体40が超音波溶着等によっ
て結合されている。側部接続体40はほぼL字形状の吸
い込みポート41を形成している。吸い込みポート41
は前記チャンバ22と連通されている。側部接続体40
の上端部には、前記吸い込みポート41と連通する移送
パイプ13(図1参照)がクイックコネクタ13aを介
して接続されている。
【0035】前記スロート部24の下端部には、燃料反
射板28が熱かしめ等によって取り付けられている。燃
料反射板28の上面がスロート部24の軸線に直交する
平坦面となっている。前記スロート部24の下端部側壁
には、スロート部24の径方向に開口する燃料排出口2
5が形成されている。
射板28が熱かしめ等によって取り付けられている。燃
料反射板28の上面がスロート部24の軸線に直交する
平坦面となっている。前記スロート部24の下端部側壁
には、スロート部24の径方向に開口する燃料排出口2
5が形成されている。
【0036】上記ジェットポンプ20を備えた燃料吸い
込み装置において、燃料ポンプ6を駆動すると、前にも
述べたように、主室3内の燃料が汲み上げられて燃料フ
ィルタ7によりろ過された後、プレッシャレギュレータ
8からフィードパイプ10を経由してデリバリパイプ9
へ送給される。デリバリパイプ9に送給された燃料は、
各インジェクタ15からエンジン16の各気筒に噴射さ
れる。また、プレッシャレギュレータ8からのリターン
燃料は、リターンパイプ12およびジェットポンプ20
を通じて燃料タンク1の主室3内へ排出される。
込み装置において、燃料ポンプ6を駆動すると、前にも
述べたように、主室3内の燃料が汲み上げられて燃料フ
ィルタ7によりろ過された後、プレッシャレギュレータ
8からフィードパイプ10を経由してデリバリパイプ9
へ送給される。デリバリパイプ9に送給された燃料は、
各インジェクタ15からエンジン16の各気筒に噴射さ
れる。また、プレッシャレギュレータ8からのリターン
燃料は、リターンパイプ12およびジェットポンプ20
を通じて燃料タンク1の主室3内へ排出される。
【0037】また、リターンパイプ12の端末にジェッ
トポンプ20の導入ポート32が接続されているため、
燃料ポンプ6の吐出圧により前記リターンパイプ12を
流れてきたリターン燃料は、ジェットポンプ20のノズ
ル31より絞り部23およびスロート部24に向けて噴
出される。このため、チャンバ22内のノズル31の周
囲に負圧が発生する。その発生した負圧により、副室4
内の移送燃料が移送パイプ13および吸い込みポート4
1を通じてチャンバ22内に移送されるとともに、前記
ノズル31からの噴流とともに絞り部23により流速が
高められた後、スロート部24を通じて燃料排出口25
から主室3内へ排出される。これにより、リターン燃料
とともに移送燃料が燃料タンク1の主室3内へ排出され
る。なお、リターン燃料は本明細書でいう導入液体に相
当し、移送燃料は本明細書でいう移送液体に相当する。
トポンプ20の導入ポート32が接続されているため、
燃料ポンプ6の吐出圧により前記リターンパイプ12を
流れてきたリターン燃料は、ジェットポンプ20のノズ
ル31より絞り部23およびスロート部24に向けて噴
出される。このため、チャンバ22内のノズル31の周
囲に負圧が発生する。その発生した負圧により、副室4
内の移送燃料が移送パイプ13および吸い込みポート4
1を通じてチャンバ22内に移送されるとともに、前記
ノズル31からの噴流とともに絞り部23により流速が
高められた後、スロート部24を通じて燃料排出口25
から主室3内へ排出される。これにより、リターン燃料
とともに移送燃料が燃料タンク1の主室3内へ排出され
る。なお、リターン燃料は本明細書でいう導入液体に相
当し、移送燃料は本明細書でいう移送液体に相当する。
【0038】また、前記スロート部24を通った燃料が
燃料排出口25から排出されるとき、燃料反射板28の
上面によって燃料が反射されることにより、燃料排出口
25を遮断する噴流の液膜が形成される。この噴流の液
膜により、燃料排出口25を通じての負圧洩れが防止さ
れる結果、移送燃料に作用する吸い込み力が向上され
る。なお、噴流の液膜を形成した燃料は燃料排出口25
から速やかに排出される。
燃料排出口25から排出されるとき、燃料反射板28の
上面によって燃料が反射されることにより、燃料排出口
25を遮断する噴流の液膜が形成される。この噴流の液
膜により、燃料排出口25を通じての負圧洩れが防止さ
れる結果、移送燃料に作用する吸い込み力が向上され
る。なお、噴流の液膜を形成した燃料は燃料排出口25
から速やかに排出される。
【0039】ところで、前記導入ポート32(リターン
パイプ12を含む)内のリターン燃料による背圧が一定
値以上に上昇した場合には、リリーフバルブ50が開い
て、リターン燃料がリリーフポート33、円筒部34内
の中空部、開口孔34aを通じて主室3内へ排出される
ことにより、前記リターン燃料による背圧の上昇が防止
される。これにより、プレッシャレギュレータのエンジ
ンへの供給側の燃料圧力の上昇を防止することができ
る。
パイプ12を含む)内のリターン燃料による背圧が一定
値以上に上昇した場合には、リリーフバルブ50が開い
て、リターン燃料がリリーフポート33、円筒部34内
の中空部、開口孔34aを通じて主室3内へ排出される
ことにより、前記リターン燃料による背圧の上昇が防止
される。これにより、プレッシャレギュレータのエンジ
ンへの供給側の燃料圧力の上昇を防止することができ
る。
【0040】次に、上記したジェットポンプ20の要部
について詳述する。図2において、ノズル31のノズル
絞り径をφDN(mm)、リリーフポート33のリリー
フ絞り径をφDR(mm)、ノズル31と前記リリーフ
ポート33とのトータル絞り径をφDT(mm)とす
る。また、図1において、リターンパイプ12を流れる
リターン燃料のリターン流量をQR(L/h)、リター
ン燃料による背圧をP(kPa)とする。また、移送パ
イプ13を流れる移送燃料の移送流量をQS(L/
h)、移送パイプ13の最上高さと液面(図1参照)の
位置とのヘッド差をH(mm)とする。なお、フィード
パイプ10を流れる燃料消費量をQC(L/h)とす
る。また、ジェットポンプ20から排出されるポンプ吐
出流量をQP(L/h)とする。
について詳述する。図2において、ノズル31のノズル
絞り径をφDN(mm)、リリーフポート33のリリー
フ絞り径をφDR(mm)、ノズル31と前記リリーフ
ポート33とのトータル絞り径をφDT(mm)とす
る。また、図1において、リターンパイプ12を流れる
リターン燃料のリターン流量をQR(L/h)、リター
ン燃料による背圧をP(kPa)とする。また、移送パ
イプ13を流れる移送燃料の移送流量をQS(L/
h)、移送パイプ13の最上高さと液面(図1参照)の
位置とのヘッド差をH(mm)とする。なお、フィード
パイプ10を流れる燃料消費量をQC(L/h)とす
る。また、ジェットポンプ20から排出されるポンプ吐
出流量をQP(L/h)とする。
【0041】前記ノズル絞り径φDNを流量性能等の要
求に応じて設定する。例えばノズル絞り径φDNは、ジ
ェットポンプ20の流量性能および成形公差を考慮した
所定値を設定することができる。ジェットポンプ20の
流量性能にかかる条件には、例えば、燃料ポンプ6の吐
出流量、要求される移送流量QS、リターン流量QR、最
大背圧PMAX等が挙げられる。また、成形公差にかかる
条件には、例えば、ノズル31とスロートとの間の芯ず
れ量、燃料の膨潤によるノズル絞り径φDNの変化率、
リリーフバルブ50の開弁作動のバラツキ等が挙げられ
る。
求に応じて設定する。例えばノズル絞り径φDNは、ジ
ェットポンプ20の流量性能および成形公差を考慮した
所定値を設定することができる。ジェットポンプ20の
流量性能にかかる条件には、例えば、燃料ポンプ6の吐
出流量、要求される移送流量QS、リターン流量QR、最
大背圧PMAX等が挙げられる。また、成形公差にかかる
条件には、例えば、ノズル31とスロートとの間の芯ず
れ量、燃料の膨潤によるノズル絞り径φDNの変化率、
リリーフバルブ50の開弁作動のバラツキ等が挙げられ
る。
【0042】続いて、前記トータル絞り径φDTを次に
述べるように設定する。すなわち、最大のリターン流量
QRのリターン燃料をノズル31とリリーフポート33
から排出させた場合でも、リターン燃料による背圧Pが
最大背圧PMAXを超えないように設定する。例えば、燃
料消費量QCが少なく、燃料ポンプ6の吐出流量の大部
分がリターンパイプ12を通じてリターンされるとき
に、リターン流量QRが最大となる。また、リターン流
量QRと背圧Pとトータル絞り径φDTとは、図3に示す
特性線図の関係にある。したがって、最大のリターン流
量QRのリターン燃料がリターンされても、背圧Pが最
大背圧PMAXを超えないトータル絞り径φDTに設定すれ
ばよい。
述べるように設定する。すなわち、最大のリターン流量
QRのリターン燃料をノズル31とリリーフポート33
から排出させた場合でも、リターン燃料による背圧Pが
最大背圧PMAXを超えないように設定する。例えば、燃
料消費量QCが少なく、燃料ポンプ6の吐出流量の大部
分がリターンパイプ12を通じてリターンされるとき
に、リターン流量QRが最大となる。また、リターン流
量QRと背圧Pとトータル絞り径φDTとは、図3に示す
特性線図の関係にある。したがって、最大のリターン流
量QRのリターン燃料がリターンされても、背圧Pが最
大背圧PMAXを超えないトータル絞り径φDTに設定すれ
ばよい。
【0043】図3において、横軸はリターン流量Q
R(L/h)を示し、縦軸は背圧P(kPa)を示し、
各特性線がトータル絞り径φDTを示している。例え
ば、最大のリターン流量QRが166(L/h)、リタ
ーン燃料による最大背圧PMAXが73.5(kPa)で
ある場合、この条件を満足するトータル絞り径φD
Tは、図3により約φ2.1(mm)以上に設定する必
要がある。すなわち、トータル絞り径φDTは、数式で
表わすと、 φDT=(φDN 2+φDR 2)1/2≧φ2.1 となる。
R(L/h)を示し、縦軸は背圧P(kPa)を示し、
各特性線がトータル絞り径φDTを示している。例え
ば、最大のリターン流量QRが166(L/h)、リタ
ーン燃料による最大背圧PMAXが73.5(kPa)で
ある場合、この条件を満足するトータル絞り径φD
Tは、図3により約φ2.1(mm)以上に設定する必
要がある。すなわち、トータル絞り径φDTは、数式で
表わすと、 φDT=(φDN 2+φDR 2)1/2≧φ2.1 となる。
【0044】続いて、前記リリーフ絞り径φDRを次に
述べるように設定する。すなわち、リリーフ絞り径φD
Rの最小値は、ノズル絞り径φDNが予め設定された場合
には、トータル絞り径φDTの最小値によって決定され
る。例えば、ノズル絞り径φDNをφ1.6(mm)、
トータル絞り径φDTの最小値をφ2.1(mm)とし
た場合、 φDT=(φDN 2+φDR 2)1/2 に各数値を代入すると、 φDRNIN=1.4 となる。したがって、リリーフ絞り径φDRは、 φDR≧1.4 となる。
述べるように設定する。すなわち、リリーフ絞り径φD
Rの最小値は、ノズル絞り径φDNが予め設定された場合
には、トータル絞り径φDTの最小値によって決定され
る。例えば、ノズル絞り径φDNをφ1.6(mm)、
トータル絞り径φDTの最小値をφ2.1(mm)とし
た場合、 φDT=(φDN 2+φDR 2)1/2 に各数値を代入すると、 φDRNIN=1.4 となる。したがって、リリーフ絞り径φDRは、 φDR≧1.4 となる。
【0045】また、リリーフ絞り径φDRの最大値は、
前記リリーフバルブ50に開放故障が発生しても、最小
流量のリターン燃料によって所定流量の移送燃料の移送
が可能な値に設定する。移送燃料の所定流量は、例えば
車両が低速で走行する場合にエンジン(内燃機関)で消
費される燃料の量である。前記ヘッド差Hと所定流量の
移送燃料を移送するのに必要なリターン燃料の必要最小
流量(必要リターン流量ともいう)QRHとノズル絞り径
φDNとは図4に示す関係にある。したがって、ヘッド
差Hとノズル絞り径φDNとから必要リターン流量QRH
の最小流量を求める。
前記リリーフバルブ50に開放故障が発生しても、最小
流量のリターン燃料によって所定流量の移送燃料の移送
が可能な値に設定する。移送燃料の所定流量は、例えば
車両が低速で走行する場合にエンジン(内燃機関)で消
費される燃料の量である。前記ヘッド差Hと所定流量の
移送燃料を移送するのに必要なリターン燃料の必要最小
流量(必要リターン流量ともいう)QRHとノズル絞り径
φDNとは図4に示す関係にある。したがって、ヘッド
差Hとノズル絞り径φDNとから必要リターン流量QRH
の最小流量を求める。
【0046】図4において、横軸はヘッド差H(mm)
を示し、縦軸は必要リターン流量Q RH(L/h)を示
し、各特性線がノズル絞り径φDN(mm)を示してい
る。例えば、ヘッド差Hが300(mm)、ノズル絞り
径φDNをφ1.6(mm)の条件を満足する必要リタ
ーン流量QRHは、図4により約33(L/h)以上であ
ることが分かる。
を示し、縦軸は必要リターン流量Q RH(L/h)を示
し、各特性線がノズル絞り径φDN(mm)を示してい
る。例えば、ヘッド差Hが300(mm)、ノズル絞り
径φDNをφ1.6(mm)の条件を満足する必要リタ
ーン流量QRHは、図4により約33(L/h)以上であ
ることが分かる。
【0047】また、リリーフバルブ50の開放故障時に
おける必要リターン流量QRHと最大リターン流量QRと
ノズル絞り径φDNとリリーフ絞り径φDRとの関係は、 QRH/QR=φDN 2/(φDR 2+φDN 2) である。
おける必要リターン流量QRHと最大リターン流量QRと
ノズル絞り径φDNとリリーフ絞り径φDRとの関係は、 QRH/QR=φDN 2/(φDR 2+φDN 2) である。
【0048】このため、リリーフ絞り径φDRの最大値
は φDR=[(QR×φDN 2/QRH)−φDN 2}1/2 より算出される。この数式に、前に例示した必要リター
ン流量QRHの33(L/h)、リターン流量QRの最大
流量の166(L/h)、ノズル絞り径φDNのφ1.
6(mm)の各数値を代入すると、 φDR=φ3.21 となる。
は φDR=[(QR×φDN 2/QRH)−φDN 2}1/2 より算出される。この数式に、前に例示した必要リター
ン流量QRHの33(L/h)、リターン流量QRの最大
流量の166(L/h)、ノズル絞り径φDNのφ1.
6(mm)の各数値を代入すると、 φDR=φ3.21 となる。
【0049】したがって、リリーフ絞り径φDRは、 φ1.4≦φDR≦φ3,21 に設定する。
【0050】上記したジェットポンプ20によると、ノ
ズル31のノズル絞り径φDNが流量性能等の要求に応
じて設定されるとともに、ノズル31とリリーフポート
33とのトータル絞り径φDTがリターン燃料の最大流
量を排出可能な最小値以上に設定されている。このた
め、導入ポート32に最大流量のリターン燃料が導入さ
れたとしても、リターン燃料による背圧の上昇が防止さ
れる。
ズル31のノズル絞り径φDNが流量性能等の要求に応
じて設定されるとともに、ノズル31とリリーフポート
33とのトータル絞り径φDTがリターン燃料の最大流
量を排出可能な最小値以上に設定されている。このた
め、導入ポート32に最大流量のリターン燃料が導入さ
れたとしても、リターン燃料による背圧の上昇が防止さ
れる。
【0051】また、リリーフ絞り径φDRが、トータル
絞り径φDTが最小値のとき、 φDR=(φDT 2−φDN 2)1/2 で求められる最小値以上に設定されている。このため、
仮に、トータル絞り径φDTがリターン燃料の最大流量
を排出可能な最小値以上であり、かつ、リリーフ絞り径
φDRが最小値以上であれば、リターン燃料をリリーフ
バルブ50の開弁によりリリーフポート33を通じて排
出することができ、導入ポート32に最大流量のリター
ン燃料が導入されたとしても、リターン燃料による背圧
の上昇が防止される。
絞り径φDTが最小値のとき、 φDR=(φDT 2−φDN 2)1/2 で求められる最小値以上に設定されている。このため、
仮に、トータル絞り径φDTがリターン燃料の最大流量
を排出可能な最小値以上であり、かつ、リリーフ絞り径
φDRが最小値以上であれば、リターン燃料をリリーフ
バルブ50の開弁によりリリーフポート33を通じて排
出することができ、導入ポート32に最大流量のリター
ン燃料が導入されたとしても、リターン燃料による背圧
の上昇が防止される。
【0052】さらに、リリーフ絞り径φDRが、リリー
フバルブ50の開放故障時に最小流量のリターン燃料に
よって所定流量の移送燃料の移送が可能となる最大値以
下に設定されている。このため、リリーフバルブ50の
開放故障時には、最小流量のリターン燃料によって所定
流量の移送燃料を移送することができ、移送燃料の移送
不能といった事態が回避される。
フバルブ50の開放故障時に最小流量のリターン燃料に
よって所定流量の移送燃料の移送が可能となる最大値以
下に設定されている。このため、リリーフバルブ50の
開放故障時には、最小流量のリターン燃料によって所定
流量の移送燃料を移送することができ、移送燃料の移送
不能といった事態が回避される。
【0053】よって、上記したジェットポンプ20によ
ると、リターン燃料による背圧の上昇を防止しながら
も、移送燃料の移送流量の急激な変化を抑制するととも
に、リリーフバルブ50の開放故障時においても移送燃
料を移送することができる。
ると、リターン燃料による背圧の上昇を防止しながら
も、移送燃料の移送流量の急激な変化を抑制するととも
に、リリーフバルブ50の開放故障時においても移送燃
料を移送することができる。
【0054】また、プレッシャレギュレータ8からのリ
ターン燃料を導入ポート32に導入し、内燃機関の燃料
タンク1の副室4から主室3に移送する移送燃料を吸い
込みポート41から吸い込み、前記主室3への前記リタ
ーン燃料の排出とともに前記移送燃料を前記主室3へ移
送するジェットポンプ20である。
ターン燃料を導入ポート32に導入し、内燃機関の燃料
タンク1の副室4から主室3に移送する移送燃料を吸い
込みポート41から吸い込み、前記主室3への前記リタ
ーン燃料の排出とともに前記移送燃料を前記主室3へ移
送するジェットポンプ20である。
【0055】したがって、リターン燃料による背圧の上
昇の防止により、プレッシャレギュレータ8に異常圧が
かかることを防止することができる。また、リリーフバ
ルブ50の開放故障時においても移送燃料を移送するこ
とができるため、リリーフバルブ50の開放故障時にお
ける内燃機関の継続運転を実現することができる。この
ことは、例えば自動車の内燃機関に使用されるジェット
ポンプ20において、自動車を退避走行させる場合に有
効である。
昇の防止により、プレッシャレギュレータ8に異常圧が
かかることを防止することができる。また、リリーフバ
ルブ50の開放故障時においても移送燃料を移送するこ
とができるため、リリーフバルブ50の開放故障時にお
ける内燃機関の継続運転を実現することができる。この
ことは、例えば自動車の内燃機関に使用されるジェット
ポンプ20において、自動車を退避走行させる場合に有
効である。
【0056】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、本発明のジェットポンプ20
は、内燃機関における燃料タンクの燃料吸い込み装置に
使用するものに限らず、その他の液体の吸い込み装置に
使用することが可能である。また、ジェットポンプにお
ける移送液体の吸い込み構造は適宜変更することが可能
である。また、燃料タンク1の形状も適宜変更すること
が可能である。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、本発明のジェットポンプ20
は、内燃機関における燃料タンクの燃料吸い込み装置に
使用するものに限らず、その他の液体の吸い込み装置に
使用することが可能である。また、ジェットポンプにお
ける移送液体の吸い込み構造は適宜変更することが可能
である。また、燃料タンク1の形状も適宜変更すること
が可能である。
【0057】
【発明の効果】本発明のジェットポンプによれば、導入
液体による背圧の上昇を防止しながらも、移送液体の移
送流量の急激な変化を抑制するとともに、リリーフバル
ブの開放故障時においても移送液体を移送することがで
きる。
液体による背圧の上昇を防止しながらも、移送液体の移
送流量の急激な変化を抑制するとともに、リリーフバル
ブの開放故障時においても移送液体を移送することがで
きる。
【図1】ジェットポンプを備えた燃料吸い込み装置の略
体断面図である。
体断面図である。
【図2】ジェットポンプの断面図である。
【図3】リターン流量と背圧とノズル径との関係を示す
特性線図である。
特性線図である。
【図4】ヘッド差と必要リターン流量とノズル径との関
係を示す特性線図である。
係を示す特性線図である。
【図5】従来のジェットポンプを備えた燃料吸い込み装
置の略体断面図である。
置の略体断面図である。
【図6】従来のジェットポンプの断面図である。
1 燃料タンク 3 主室 4 副室 8 プレッシャレギュレータ 20 ジェットポンプ 22 チャンバ 31 ノズル 32 導入ポート 33 リリーフポート 41 吸い込みポート 50 リリーフバルブ φDN ノズル絞り径 φDR リリーフ絞り径 φDT トータル絞り径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 啓徳 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 Fターム(参考) 3H079 AA15 AA23 BB05 CC12 CC24 DD03 DD52
Claims (2)
- 【請求項1】 導入液体を導入する導入ポートと、前記
導入ポートの端末部に形成されたノズルと、前記ノズル
から噴出される導入液体の作用によって移送液体を吸い
込む吸い込みポートと、前記導入ポート内の圧力が一定
以上になると前記導入ポートに導入された導入液体をリ
リーフポートを通じて排出するリリーフバルブとを備え
たジェットポンプであって、 前記ノズルのノズル絞り径をφDN、前記リリーフポー
トのリリーフ絞り径をφDR、前記ノズルと前記リリー
フポートとのトータル絞り径をφDTとしたとき、 前記リリーフ絞り径φDRを、 流量性能等の要求に応じて設定されたノズル絞り径φD
Nと前記導入液体の最大流量を排出可能なトータル絞り
径φDTの最小値に基づいて求められる値以上で、かつ
前記リリーフバルブの開放故障時に最小流量の導入液体
によって所定流量の前記移送液体の移送が可能である値
以下の範囲内に設定したことを特徴とするジェットポン
プ。 - 【請求項2】 プレッシャレギュレータからのリターン
燃料を導入ポートに導入し、内燃機関の燃料タンクの副
室から主室に移送する移送燃料を吸い込みポートから吸
い込むことを特徴とする請求項1記載のジェットポン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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