JP2001020155A - ウオータジェットルームにおける緯入れ水切り換え装置 - Google Patents

ウオータジェットルームにおける緯入れ水切り換え装置

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JP2001020155A JP11197405A JP19740599A JP2001020155A JP 2001020155 A JP2001020155 A JP 2001020155A JP 11197405 A JP11197405 A JP 11197405A JP 19740599 A JP19740599 A JP 19740599A JP 2001020155 A JP2001020155 A JP 2001020155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配管構成が簡素でコンパクト化が容易、かつ装
置コストも低減できるウオータジェットルームにおける
緯入れ水切り換え装置を提供する。 【解決手段】不動体27には一対の供給水路36,37
及び集合排水路38が形成されている。摺動体28を構
成する内筒29には複数の中間水路291,292,2
97,298及び複数の中間排水路293,294,2
95,296が形成されている。中間水路291,29
2,293,294は、緯入れノズル14,15,1
6,17に連通している。供給水路36の流出口361
は、摺動体28の上下動によって一対の中間水路29
1,292及び一対の中間排水路293,294に接続
可能である。供給水路37の流出口371は、摺動体2
8の上下動によって一対の中間排水路295,296及
び一対の中間水路297,298に接続可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力水の噴射によ
って緯糸を射出する複数の緯入れノズル、及び緯入れタ
イミングに同期して圧力水を供給する複数のポンプを備
え、前記複数のポンプのうちのいずれか1つから前記複
数の緯入れノズルのうちのいずれか1つに圧力水を供給
するウオータジェットルームにおける緯入れ水切り換え
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の緯入れノズルを用いて複数種類の
緯糸を緯入れするウオータジェットルームとしては、例
えば特開昭50−48260号公報、実公平3−293
44号公報に開示されるものがある。特開昭50−48
260号公報のウオータジェットルームでは、一対の緯
入れノズルのうちのいずれか一方が緯糸を射出する位置
(緯入れ位置)に切り換え配置される。緯入れ位置に切
り換え配置された緯入れノズルは、圧力水供給用の中空
通路に連通し、圧力水が緯入れ位置に配置された緯入れ
ノズルに供給される。中空通路は単一の圧力源に繋がっ
ている。
【0003】実公平3−29344号公報のウオータジ
ェットルームでは、不動配置された一対の緯入れノズル
がそれぞれ第1の制御弁を介して別々のポンプに繋げら
れている。各ポンプは、緯入れタイミングに同期して水
を圧送するようになっている。従って、緯入れタイミン
グに圧力水を噴射しない、即ち緯糸を射出しない側の緯
入れノズルに繋がるポンプから圧送される圧力水は、第
2の制御弁を介して排水される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭50−4826
0号公報のウオータジェットルームでは、単一の圧力源
から圧送される圧力水が一対の緯入れノズルのいずれか
一方で必ず使用される。従って、緯入れノズルに供給さ
れない圧力水の排水の問題は生じない。緯糸の緯入れ
は、その緯糸種類に適した圧力の圧力水で緯入れノズル
から射出するのが望ましく、性状に大きな違いのある2
つの緯糸を緯入れする場合には、それぞれの緯糸種類に
適した圧力の圧力水で緯入れノズルから射出するのがよ
い。しかし、単一の圧力源しか持たないウオータジェッ
トルームでは、緯糸種類に応じた圧力の圧力水の使い分
けという緯入れの仕方はできない。
【0005】実公平3−29344号公報のウオータジ
ェットルームでは、少なくとも2種類の緯糸をそれぞれ
の種類に応じた圧力の圧力水で緯入れすることができ
る。しかし、そのためには一対の第1の制御弁及び1つ
の第2の制御弁が必要となり、配管構成が複雑となって
装置のコンパクト化が難しく、かつ装置コストが高価と
なる。
【0006】本発明は、配管構成が簡素でコンパクト化
が容易、かつ装置コストも低減できるウオータジェット
ルームにおける緯入れ水切り換え装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、圧
力水の噴射によって緯糸を射出する複数の緯入れノズル
へ圧力水を供給する複数のポンプを備え、前記複数のポ
ンプのうちのいずれか1つから前記複数の緯入れノズル
のうちのいずれか1つに圧力水を供給する緯入れ水切り
換え装置を対象とし、請求項1の発明では、前記複数の
ポンプに1対1に連通する複数の供給水路を備えた供給
部と、前記複数の緯入れノズルの個数と同数の中間水
路、及び中間排水路を備えた選択部と、前記複数の供給
水路のうちの1つと前記複数の中間水路のうちの1つと
を連通することにより、供給水路からの圧力水を中間水
路を介して緯入れノズルに供給するように前記供給部と
前記選択部との相対位置を切り換える切り換え手段とを
備えた緯入れ水切り換え装置を構成し、前記複数の供給
水路のうちの1つと前記複数の中間水路のうちの1つと
を連通する前記供給部と前記選択部との特定の相対位置
のそれぞれに対応して、前記中間水路に連通する前記供
給水路以外の供給水路が前記中間排水路に連通するよう
にした。
【0008】緯入れタイミングにおいて前記供給部と前
記選択部との相対位置が複数の特定の相対位置のうちの
いずれかである場合には、前記複数の緯入れノズルのう
ちのいずれか1つのみが圧力水を噴射する。圧力水を噴
射している緯入れノズルへ圧力水を供給しているポンプ
以外のポンプから圧送されている圧力水は、中間排水路
を経由して排水される。
【0009】請求項2の発明では、請求項1において、
前記選択部の中間水路及び中間排水路は、不動部を持つ
外部配管に直接結合しない水路とし、前記切り換え手段
は、前記選択部を動かして前記供給部と前記選択部との
相対位置を切り換えるものとした。
【0010】選択部を動かして供給部と選択部との相対
位置を切り換える構成は、配管構成の上で簡便である。
請求項3の発明では、請求項2において、前記選択部の
中間排水路に連通可能な集合排水路を備えた前記供給部
を構成し、前記複数の特定の相対位置の状態では、前記
緯入れノズルに供給されない圧力水の供給水路に連通す
る中間排水路と前記集合排水路とが連通するようにし
た。
【0011】圧力水を噴射している緯入れノズルへ圧力
水を供給しているポンプ以外のポンプから圧送されてい
る圧力水は、中間排水路及び集合排水路を経由して排水
される。
【0012】請求項4の発明では、請求項2及び請求項
3のいずれか1項において、前記供給部は、ロッド形状
であって前記複数の供給水路の流出口を側面に持つフレ
ーム側に固定された不動体とし、前記選択部は、前記不
動体の前記側面に摺接して直線移動するように嵌合され
たパイプ形状の摺動体とし、前記流出口は、前記不動体
の側面に接合する前記摺動体の内側面上で前記中間水路
又は前記中間排水路に接続するようにした。
【0013】ロッド形状の不動体とパイプ形状の摺動体
との嵌合構成は、装置のコンパクト化に有利である。
又、選択部を直線的に動かす構成は、供給部と選択部と
の相対位置を円滑に切り換える上で簡便である。
【0014】請求項5の発明では、請求項2乃至請求項
4のいずれか1項において、前記複数の緯入れノズルは
前記選択部側に止着し、前記複数の特定の相対位置の状
態では、前記供給水路に連通した中間水路から圧力水が
供給される緯入れノズルが所定の緯入れ位置に位置する
ようにした。
【0015】複数の緯入れノズルと選択部とを一体的に
移動させた構成は、緯入れすべき緯入れノズルの移動と
圧力水の供給タイミングとをコンパクトな装置で同期さ
せる上で最適である。
【0016】請求項6の発明では、請求項1乃至請求項
5のいずれか1項において、前記複数のポンプのうちの
少なくとも1つに連通する供給水路は、複数の緯入れノ
ズルに圧力水を供給するよう、複数の中間水路に選択的
に連通し得るようにした。
【0017】種類の異なる複数の緯糸の性状が大きく異
ならない場合には、同じ圧力の圧力水で前記複数の緯糸
の緯入れを行なっても問題はない。複数の緯入れノズル
に同一のポンプから圧力水を供給する構成は、複数の緯
糸の性状が大きく異ならない場合の緯入れに有効であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
【0019】図1(a)に示すポンプ11,12は、織
機主軸(図示略)に連動して駆動されるカム機構(図示
略)により駆動される。ポンプ11,12は、定水位タ
ンク13内の水を汲み取り、ポンプ11,12は、定水
位タンク13から汲み取った水を織機1回転中の緯入れ
タイミングに緯入れノズル14,15,16,17側に
圧送する。ポンプ11,12と定水位タンク13との間
の給水管路18,19上にはチャージバルブ20,21
が介在されており、チャージバルブ20,21には水道
管22,23が接続されている。チャージバルブ20,
21は、常には水道管22,23から給水管路18,1
9へ水道水が流入しないように閉状態になっている。し
かし、織機を長時間停止させた後に再始動する際には、
チャージバルブ20,21は閉状態から開状態に切り換
えられ、水道水がポンプ11,12を経由して緯入れノ
ズル14,15,16,17側に供給される。緯入れ開
始時における緯入れノズル内の水の干上がりは緯入れ不
良をもたらすが、織機の長時間停止後の再始動時のこの
ようなチャージバルブ20,21の切り換えは、緯入れ
開始時における緯入れノズル内の水の干上がりを防止す
る。
【0020】ポンプ11,12の下流側の給水管路2
4,25には選択弁26が接続されている。選択弁26
は、サイドフレーム57(図3参照)側に固定されたロ
ッド形状の不動体27と、不動体27に摺動可能に嵌合
されたパイプ形状の摺動体28とからなる。摺動体28
は、不動体27の側面に摺接する内筒29と、内筒29
に嵌合固定された外筒30とからなる。図4に示すよう
に、外筒30はねじ43の締め付けによって内筒29に
固定されている。ねじ43を外筒30から外せば、外筒
30から内筒29を外すことができる。ねじ43のロッ
ド部431は、外筒30の外周面に形成された位置規制
凹部301に嵌まり込んでおり、位置規制凹部301に
嵌まり込んだロッド部431が外筒30と内筒29との
相対位置を規制している。
【0021】外筒30にはホルダ31がねじ32により
締めつけて止着されており、ホルダ31には緯入れノズ
ル14,15,16,17が取り付けられている。図1
(a)、図2及び図3にRで示す高さ位置は、緯糸Y
1,Y2,Y3,Y4を緯入れするために緯入れノズル
14,15,16,17が位置する緯入れ位置である。
【0022】図2及び図3に示すように、織機のサイド
フレーム57にはサポート板58がボルト59により締
め付け固定されており、サポート板58にはベース60
が止着されている。不動体27はベース60に立設して
固定されている。ベース60内には給水管路24,25
が引き入れられている。サポート板58にはガイドロッ
ド61が立設して固定されている。ガイドロッド61は
不動体27と平行にしてあり、摺動体28の外筒30に
止着されたブラケット62がガイドロッド61に摺接し
て上下に案内されるようになっている。これにより摺動
体28は、不動体27の軸心回りに回転することなく緯
入れノズル14,15,16,17の向きを常に一定と
したまま上下動可能である。
【0023】図4(a),(b)に示すように、ホルダ
31内には複数の給水通路311が緯入れノズル14,
15,16,17と1対1に対応して形成されている。
図4(a)は図1(b)のA1−A1線断面図を表し、
図4(b)は図1(b)のA2−A2線断面図を表し、
図4(c)は図1(b)のB−B線断面図を表す。各給
水通路311は、各緯入れノズル14,15,16,1
7の周囲に形成された環状室33に連通している。給水
通路311に供給された圧力水は、環状室33、緯糸案
内用ニードル34の周囲の水路341を経由して噴射口
35から噴射される。緯糸案内用ニードル34に通され
た緯糸Y1,Y2,Y3,Y4は、圧力水の噴射によっ
て図示しない経糸開口内へ緯入れされる。なお、緯糸Y
1と緯糸Y2とは、性状(圧力水の噴射圧力、流量に対
する牽引力)に大きな違いのないものであり、緯糸Y3
と緯糸Y4とは、性状に大きな違いのないものである。
【0024】図1(b)及び図6(b)に示すように、
不動体27の下部側には第1の供給水路36及び第2の
供給水路37が不動体27の軸線L1の方向に形成され
ている。不動体27の上部側には集合排水路38が軸線
L1の方向に形成されている。第1の供給水路36には
給水管路24が接続されており、第2の供給水路37に
は給水管路25が接続されている。不動体27の側面に
は一対の流出口361,371及び一対の流入口38
1,382が形成されている。流出口361は第1の供
給水路36の流出口であり、流出口371は第2の供給
水路37の流出口である。一対の流入口381,382
は集合排水路38の流入口である。
【0025】図6(a),(b)に示すように、摺動体
28を構成する内筒29には一対の中間水路291,2
92及び一対の中間排水路293,294がこの順に上
から配列して形成されている。同様に、内筒29には一
対の中間排水路295,296及び一対の中間水路29
7,298がこの順に上から配列して形成されている。
中間水路291は、図4(a)に示すホルダ31内の複
数の給水通路311のうちの1つを介して緯入れノズル
14の環状室33に連通している。中間水路292は、
図4(b)に示すホルダ31内の複数の給水通路311
のうちの1つを介して緯入れノズル15の環状室33に
連通している。中間水路297は、図4(c)ホルダ3
1内の複数の給水通路311のうちの1つを介して緯入
れノズル16の環状室33に連通している。中間水路2
98は、図4(c)に示すホルダ31内の複数の給水通
路311のうちの1つを介して緯入れノズル17の環状
室33に連通している。図6(b)に示す第1の供給水
路36の流出口361は、摺動体28の上下動によって
一対の中間水路291,292及び一対の中間排水路2
93,294に接続可能である。第2の供給水路37の
流出口371は、摺動体28の上下動によって一対の中
間排水路295,296及び一対の中間水路297,2
98に接続可能である。
【0026】図1(a)に示すように、集合排水路38
には排水管路41が接続されており、排水管路41には
大気開放型貯水タンク42が分岐接続されている。貯水
タンク42は、サイドフレーム57上に立設されたドビ
ースタンド65(図2及び図3に図示)上に設置されて
いる。貯水タンク42は、下部に設けられた突出管42
1と、上部に設けられた大気開放孔422と、大気開放
孔422の直下に配置された遮蔽板423とを備えてい
る。排水管路41には分岐管411が接続されており、
分岐管411は突出管421に接続されている。排水管
路41は定水位タンク13に接続されている。
【0027】図3に示すように、サイドフレーム57の
側面にはヘルドガイドブラケット63が止着されてお
り、ヘルドガイドブラケット63の上部にはヘルドガイ
ド64が止着されている。ヘルドガイドブラケット63
の上部にはサーボモータ型の切り換えモータ39が設け
られている。切り換えモータ39の出力軸392にはク
ランク円板391が止着されている。クランク円板39
1にはクランクロッド40の一端が連結されており、ク
ランクロッド40の他端がブラケット62に連結されて
いる。切り換えモータ39が回転すると摺動体28が上
下動し、摺動体28と不動体27との相対位置が切り換
えられる。切り換えモータ39、出力軸392、クラン
ク円板391及びクランクロッド40は、不動体27と
摺動体28との相対位置を切り換える切り換え手段を構
成する。不動体27に対する摺動体28の相対位置は、
図5(a),(b),(c),(d)に示す4つの相対
位置に特定される。
【0028】図5(a)に示す不動体27と摺動体28
との第1の特定の相対位置の状態では、第1の供給水路
36の流出口361と中間水路291とが連通し、第2
の供給水路37の流出口371と中間排水路295とが
連通すると共に、中間排水路295と集合排水路38の
流入口382とが連通する。第1の特定の相対位置の状
態では、緯入れノズル14が緯糸Y1を経糸開口内へ緯
入れするための緯入れ位置Rに位置する。ポンプ11か
ら圧送された圧力水は、第1の供給水路36及び中間水
路291を経由して緯入れノズル14に供給される。
又、ポンプ12から圧送された圧力水は、第2の供給水
路37、中間排水路295、集合排水路38及び排水管
路41を経由して定水位タンク13に還流する。
【0029】図5(b)に示す不動体27と摺動体28
との第2の特定の相対位置の状態では、第1の供給水路
36の流出口361と中間水路292とが連通し、第2
の供給水路37の流出口371と中間排水路296とが
連通すると共に、中間排水路296と集合排水路38の
流入口382とが連通する。第2の特定の相対位置の状
態では、緯入れノズル15が緯糸Y2を経糸開口内へ緯
入れするための緯入れ位置Rに位置する。ポンプ11か
ら圧送される圧力水は、第1の供給水路36及び中間水
路292を経由して緯入れノズル15に供給される。
又、ポンプ12から圧送される圧力水は、第2の供給水
路37、中間排水路296、集合排水路38及び排水管
路41を経由して定水位タンク13に還流する。
【0030】図5(c)に示す不動体27と摺動体28
との第3の特定の相対位置の状態では、第1の供給水路
36の流出口361と中間排水路293とが連通し、第
2の供給水路37の流出口371と中間水路297とが
連通すると共に、中間排水路293と集合排水路38の
流入口381とが連通する。第3の特定の相対位置の状
態では、緯入れノズル16が緯糸Y3を経糸開口内へ緯
入れするための緯入れ位置Rに位置する。ポンプ12か
ら圧送される圧力水は、第2の供給水路37及び中間水
路297を経由して緯入れノズル16に供給される。
又、ポンプ11から圧送される圧力水は、第1の供給水
路36、中間排水路293、集合排水路38及び排水管
路41を経由して定水位タンク13に還流する。
【0031】図5(d)に示す不動体27と摺動体28
との第4の特定の相対位置の状態では、第1の供給水路
36の流出口361と中間排水路294とが連通し、第
2の供給水路37の流出口371と中間水路298とが
連通すると共に、中間排水路294と集合排水路38の
流入口381とが連通する。第4の特定の相対位置の状
態では、緯入れノズル17が緯糸Y4を経糸開口内へ緯
入れするための緯入れ位置Rに位置する。ポンプ12か
ら圧送される圧力水は、第2の供給水路37及び中間水
路298を経由して緯入れノズル17に供給される。
又、ポンプ11から圧送される圧力水は、第1の供給水
路36、中間排水路294、集合排水路38及び排水管
路41を経由して定水位タンク13に還流する。
【0032】なお、排水管路41を流れる水の一部が図
1(a)に示す分岐管411から貯水タンク42内へ噴
出するが、遮蔽板423が大気開放孔422からの水流
出を防止する。貯水タンク42内には水が所定量溜ま
り、一部は排水管路41を介して定水位タンク13へ排
出される。
【0033】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)ポンプ11から圧送される圧力水は、選択弁2
6を介して2つの緯入れノズル14,15の一方に供給
されるか、あるいは排水される。ポンプ12から圧送さ
れる圧力水は、選択弁26を介して2つの緯入れノズル
16,17の一方に供給されるか、あるいは排水され
る。即ち、緯入れに供されない圧力水は、選択弁26を
介して定水位タンク13に還流して排水される。緯入れ
に供される圧力水及び緯入れに供されない圧力水を単一
の選択弁26で切り換え選択する構成は、緯入れ水切り
換え装置全体の配管構成の簡素化、低コスト化、コンパ
クト化をもたらす。
【0034】(1-2)供給部となる不動体27と選択部
となる摺動体28との相対位置の切り換えは、摺動体2
8を上下動させて行なう。摺動体28内の中間水路29
1,292,297,298及び中間排水路293,2
94,295,296は、不動部を持つ外部配管に直接
結合しない水路である。不動体27内の供給水路36,
37及び集合排水路38は、不動部を持つ外部配管(実
施の形態では、給水管路24,25及び排水管路41で
あり、ポンプ11,12、貯水タンク42が不動部とな
る)に直接結合する水路である。外部配管に直接結合す
る水路を持たない摺動体28を移動させる構成は、外部
配管に直接結合する水路を持つ不動体27を移動させる
構成に比べて配管構成上で簡便である。即ち、外部配管
の高速振動に関する問題(配管損傷、配管外れ等)を考
慮した配管構成が不要である。従って、選択部である摺
動体28を動かして供給部と選択部との相対位置を切り
換える構成は、配管構成の上で簡便である。
【0035】(1-3)不動体27内の集合排水路38
は、ポンプ11,12から圧送されても緯入れに供され
ない圧力水を定水位タンク13に導く。従って、排水用
の外部配管を1本のみ不動体27に接続すればよく、配
管構成が簡素になる。
【0036】(1-4)パイプ形状の摺動体28を直線的
に動かせば、不動体27と摺動体28との複数の特定の
相対位置のうちの1つが容易にもたらされる。選択部で
ある摺動体28を直線的に動かす構成は、供給部である
不動体27と摺動体28との特定の相対位置を円滑に切
り換える上で簡便である。
【0037】(1-5)ロッド形状の不動体27とパイプ
形状の摺動体28との嵌合構成は、緯入れ水切り換え装
置のコンパクト化に有利である。 (1-6)上下に多段に配置された複数の緯入れノズル1
4,15,16,17は、ホルダ31を介して摺動体2
8に止着されている。従って、摺動体28を動かせば複
数の緯入れノズル14,15,16,17も一体的に移
動し、前記複数の特定の相対位置の状態では、供給水路
36,37に連通した中間水路から圧力水が供給される
緯入れノズルが所定の緯入れ位置Rに位置する。複数の
緯入れノズル14,15,16,17と摺動体28とを
一体的に移動させた構成は、緯入れすべき緯入れノズル
の移動と圧力水の供給タイミングとをコンパクトな装置
で同期させる上で最適である。
【0038】(1-7)図7(a),(b),(c),
(d)は、図1〜図6に示すものとは異なる形状の内筒
29Aを不動体27に嵌合した状態を示す。内筒29A
では中間水路292と中間排水路296とが内筒29の
場合に対して左右入れ換えてある。図7(a)の特定の
相対位置の状態は、ポンプ11の圧力水を緯入れノズル
14に供給する状態にあり、図7(b)の特定の相対位
置の状態は、ポンプ12の圧力水を緯入れノズル15に
供給する状態にある。なお、図6(b)ではポンプ11
の圧力水を緯入れノズル15に供給するようになってい
る点が異なっている。図7(c)の特定の相対位置の状
態は、ポンプ12の圧力水を緯入れノズル16に供給す
る状態にあり、図7(d)の特定の相対位置の状態は、
ポンプ12の圧力水を緯入れノズル17に供給する状態
にある。内筒29と内筒29Aとの入れ換えは、ねじ4
3を外すことによって簡単に行なえる。従って、ポンプ
11,12と緯入れノズル14,15,16,17との
間の圧力水の供給関係の組み換えは、異なる内筒の入れ
換えによって容易に行える。
【0039】(1-8)織機が停止した際には図1(a)
に示す定水位タンク13側へ流れる水により貯水タンク
42より下流側の排水管路41内が負圧になることもあ
る。貯水タンク42より下流側の排水管路41内の負圧
が緯入れノズル14,15,16,17に波及すれば、
緯入れノズル14,15,16,17内の水が吸い出さ
れ、圧力水の良好な噴射が阻害される。大気開放型の貯
水タンク42の存在は、貯水タンク42より下流側の排
水管路41内の負圧が緯入れノズル14,15,16,
17に波及し、吸い出されることを防止する。
【0040】(1-9)貯水タンク42内に溜まっている
水は分岐管411を経由して排水管路21にゆっくりと
流れ込むので、集合排水路38及び供給水路36,37
内は常に水で満たされたままとなる。従って、停台の
後、特に長期間停台の後、ポンプ11,12からの圧力
水で緯入れが行われる際、緯入れノズル14,15,1
6,17内の水が干上がってしまっていることはなく、
緯入れノズル14,15,16,17内の水の干上がり
による緯入れ不良の発生は阻止される。
【0041】(1-10 )高圧力水(50〜100kg/
cm2 )の管路のフレキシブルな配管構成は難しい。複
数の緯入れノズル14,15,16,17の上下動を案
内する不動体27をサイドフレーム57に止着した構成
は、高圧力水(50〜100kg/cm2 )の管路を不
動とする配管構成を可能にする。
【0042】次に、図8、図9、図10(a),
(b),(c),(d)及び図11(a),(b),
(c),(d)の第2の実施の形態を説明する。第1の
実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
【0043】この実施の形態における選択弁51は、ロ
ッド形状の不動体44と、不動体44に嵌合されたパイ
プ形状のロータ48とからなる。不動体44の軸線L2
を中心にして回動可能なロータ48は、3つの筒52,
53,54からなる3層構造である。ロータ48にはホ
ルダ55がねじ56により止着されており、ホルダ55
には緯入れノズル14,15,16,17が環状に配列
して止着されている。
【0044】ロッド形状の不動体44内には第1の供給
水路45及び第2の供給水路46が形成されており、第
1の供給水路45の流出口451及び第2の供給水路4
6の流出口461が不動体44の周面に設けられてい
る。第1の供給水路45はポンプ11に連通しており、
第2の供給水路46はポンプ12に連通している。不動
体44の周面には排水路形成フランジ441が一体形成
されており、不動体44の周面には排水路形成リング4
7が螺着されている。排水路形成フランジ441及び排
水路形成リング47は、環状の集合排水路442を形成
する。排水路形成フランジ441には2つの流入口44
3,444が軸線L2を中心とした対称な位置に形成さ
れている。流入口443,444は集合排水路442に
連通している。ホルダ55の周面には歯車部551が形
成されており、歯車部551には切り換えモータ50の
駆動ギヤ501が噛合している。
【0045】不動体44の先端側には位置規制リング4
9が螺着されている。ロータ48は、位置規制リング4
9と排水路形成フランジ441との間に位置規制され
る。ロータ48には4つの緯入れノズル14,15,1
6,17が不動体44の周りに配列して止着されてい
る。ロータ48には緯入れノズル14,15,16,1
7の個数と同数の中間水路481,482,483,4
84が形成されている。中間水路481,482,48
3,484は緯入れノズル14,15,16,17と1
対1に対応して連通している。中間水路481,48
2,483,484の流入口はロータ48を構成する筒
52に設けられている。ロータ48には緯入れノズル1
4,15,16,17の個数と同数の中間排水路48
5,486,487,488が形成されている。図9
は、ロータ48の各筒52,53,54を展開した分解
斜視図を表す。
【0046】切り換えモータ50が回転するとロータ4
8が回動し、選択部となるロータ48と供給部となる不
動体44との相対位置が切り換えられる。不動体44に
対するロータ48の相対位置は、図10(a),
(b),(c),(d)に示す4つの相対位置に特定さ
れる。これら特定の相対位置の状態では、中間排水路4
85,486,487,488のうちのいずれか1つが
流入口443を介して集合排水路442に連通する。図
10(a),(b),(c),(d)における矢印Q
は、軸線L2の方向に見たときの緯入れノズル14,1
5,16,17に供給される圧力水の流れ方向を表す。
【0047】図10(a)に示す不動体44とロータ4
8との第1の特定の相対位置の状態では、第1の供給水
路45の流出口451と中間水路481とが連通し、第
2の供給水路46の流出口461と中間排水路485と
が連通する。第1の特定の相対位置の状態では、緯入れ
ノズル14が緯入れ位置Rに位置する。ポンプ11から
圧送された圧力水は、第1の供給水路45及び中間水路
481を経由して緯入れノズル14に供給される。又、
ポンプ12から圧送された圧力水は、第2の供給水路4
6、中間排水路485及び集合排水路442を経由して
定水位タンク13に還流する。
【0048】図10(b)に示す不動体44とロータ4
8との第2の特定の相対位置の状態では、第1の供給水
路45の流出口451と中間水路482とが連通し、第
2の供給水路46の流出口461と中間排水路486と
が連通する。第2の特定の相対位置の状態では、緯入れ
ノズル15が緯入れ位置Rに位置する。ポンプ11から
圧送される圧力水は、第1の供給水路45及び中間水路
482を経由して緯入れノズル15に供給される。又、
ポンプ12から圧送される圧力水は、第2の供給水路4
6、中間排水路486及び集合排水路442を経由して
定水位タンク13に還流する。
【0049】図10(c)に示す不動体44とロータ4
8との第3の特定の相対位置の状態では、第1の供給水
路45の流出口451と中間排水路487とが連通し、
第2の供給水路46の流出口461と中間水路483と
が連通する。第3の特定の相対位置の状態では、緯入れ
ノズル16が緯入れ位置Rに位置する。ポンプ12から
圧送される圧力水は、第2の供給水路46及び中間水路
483を経由して緯入れノズル16に供給される。又、
ポンプ11から圧送される圧力水は、第1の供給水路4
5、中間排水路487及び集合排水路442を経由して
定水位タンク13に還流する。
【0050】図10(d)に示す不動体44とロータ4
8との第4の特定の相対位置の状態では、第1の供給水
路45の流出口451と中間排水路488とが連通し、
第2の供給水路46の流出口461と中間水路484と
が連通する。第4の特定の相対位置の状態では、緯入れ
ノズル17が緯入れ位置Rに位置する。ポンプ12から
圧送される圧力水は、第2の供給水路46及び中間水路
484を経由して緯入れノズル17に供給される。又、
ポンプ11から圧送される圧力水は、第1の供給水路4
5、中間排水路488及び集合排水路442を経由して
定水位タンク13に還流する。
【0051】図11(a),(b),(c),(d)は
別のロータ48Aを不動体44に嵌合した状態を示す。
図12は、ロータ48Aの各筒52,53,54を展開
した分解斜視図を表す。ロータ48Aでは中間水路48
2と中間排水路486とが入れ換えてある。図11
(a)の特定の相対位置の状態は、ポンプ11の圧力水
を緯入れノズル14に供給する状態にあり、図11
(b)の特定の相対位置の状態は、ポンプ12の圧力水
を緯入れノズル15に供給する状態にある。図11
(c)の特定の相対位置の状態は、ポンプ12の圧力水
を緯入れノズル16に供給する状態にあり、図11
(d)の特定の相対位置の状態は、ポンプ12の圧力水
を緯入れノズル17に供給する状態にある。ロータ48
とロータ48Aとの入れ換えは、位置規制リング49及
びねじ56を外すことによって簡単に行なえる。従っ
て、ポンプ11,12と緯入れノズル14,15,1
6,17との間の圧力水の供給関係の組み換えは、異な
るロータの入れ換えによって容易に行える。
【0052】この実施の形態においても、第1の実施の
形態における(1-1)項〜(1-3)項、(1-5)項〜
(1-7)項と同様の効果が得られる。又、選択部となる
ロータ48を回動すれば、供給部となる不動体44とロ
ータ48との複数の特定の相対位置のうちの1つが容易
にもたらされる。選択部であるロータ48を回動する構
成は、不動体44とロータ48との特定の相対位置を円
滑に切り換える上で簡便である。
【0053】次に、図13〜図16の第3の実施の形態
を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符
号が付してある。この実施の形態では、3つの緯入れノ
ズル14,15,16及び3つのポンプ10,11,1
2が用いられている。摺動体67と共に選択弁73を構
成する不動体66には3つの供給水路69,70,71
が形成されている。外筒30と共に摺動体67を構成す
る内筒68には中間水路681,682,683及び中
間排水路684,685,686,687,688,6
89が形成されている。
【0054】図13(a),(b)及び図14(a),
(b),(c)は、ポンプ10からの圧力水を緯入れノ
ズル14に供給すると共に、他のポンプ11,12から
の圧力水を排水する場合を示す。なお、図13(b)は
図13(a)のC−C線断面図、図14(a)は図13
(a)のD−D線断面図、図14(b)は図13(a)
のE−E線断面図、図14(c)は図13(a)のF−
F線断面図である。特に、第3の実施の形態では、図1
4(a),(b),(c)に示すように、摺動体67の
内筒68は第1の実施の形態と異なっており、また内筒
68と外筒30との間には、給水通路311部位が穿孔
された薄肉の筒体75が介在されている。
【0055】図13(a),(b)に示す不動体66と
摺動体67との第1の特定の相対位置の状態では、供給
水路69の流出口691と中間水路681とが連通す
る。又、供給水路70の流出口701と中間排水路68
4とが連通すると共に、中間排水路684と集合排水路
72の流入口722とが連通し、供給水路71の流出口
711と中間排水路685とが連通すると共に、中間排
水路685と集合排水路72の流入口723とが連通す
る。第1の特定の相対位置の状態では、緯入れノズル1
4が緯入れ位置Rに位置する。ポンプ10から圧送され
た圧力水は、図14(a)をも参照し、供給水路69及
び中間水路681、給水通路311を経由して緯入れノ
ズル14に供給される。又、ポンプ11から圧送された
圧力水は、供給水路70、中間排水路684、集合排水
路72及び排水管路41を経由して定水位タンク13に
還流し、ポンプ12から圧送された圧力水は、供給水路
71、中間排水路685、集合排水路72及び排水管路
41を経由して定水位タンク13に還流する。
【0056】図15(a),(b)に示す不動体66と
摺動体67との第2の特定の相対位置の状態では、供給
水路70の流出口701と中間水路682とが連通す
る。又、供給水路69の流出口691と中間排水路68
6とが連通すると共に、中間排水路686と集合排水路
72の流入口721とが連通し、供給水路71の流出口
711と中間排水路687とが連通すると共に、中間排
水路687と集合排水路72の流入口723とが連通す
る。第2の特定の相対位置の状態では、緯入れノズル1
5が緯入れ位置Rに位置する。ポンプ11から圧送され
た圧力水は、供給水路70、中間水路682及び給水通
路311を経由して緯入れノズル15に供給される。
又、ポンプ10から圧送された圧力水は、供給水路6
9、中間排水路686、集合排水路72及び排水管路4
1を経由して定水位タンク13に還流し、ポンプ12か
ら圧送された圧力水は、供給水路71、中間排水路68
7、集合排水路72及び排水管路41を経由して定水位
タンク13に還流する。
【0057】図16(a),(b)に示す不動体66と
摺動体67との第3の特定の相対位置の状態では、供給
水路71の流出口711と中間水路683とが連通す
る。又、供給水路69の流出口691と中間排水路68
8とが連通すると共に、中間排水路688と集合排水路
72の流入口721とが連通し、供給水路70の流出口
701と中間排水路689とが連通すると共に、中間排
水路689と集合排水路72の流入口722とが連通す
る。第3の特定の相対位置の状態では、緯入れノズル1
6が緯入れ位置Rに位置する。ポンプ12から圧送され
た圧力水は、供給水路71及び中間水路683を経由し
て緯入れノズル16に供給される。又、ポンプ10から
圧送された圧力水は、供給水路69、中間排水路68
8、集合排水路72及び排水管路41を経由して定水位
タンク13に還流し、ポンプ11から圧送された圧力水
は、供給水路70、中間排水路689、集合排水路72
及び排水管路41を経由して定水位タンク13に還流す
る。
【0058】各緯入れノズル14,15,16に引き通
される各緯糸の性状が大幅に異なる場合にポンプを共有
する構成は、緯入れ性能の確保、布品位の確保の面で支
障を生じ易い。緯入れノズルとポンプとを1対1に対応
させる構成は、各緯入れノズル14,15,16に引き
通される各緯糸の性状が大幅に異なる場合に有効であ
る。
【0059】本発明では以下のような実施の形態も可能
である。 (1)図5に示す第1の実施の形態において、中間排水
路293,294を一体化した単一の中間排水路、及び
中間排水路295,296を一体化した単一の中間排水
路を備えた摺動体を用いること。 (2)2つ、あるいは4つ以上の緯入れノズルを備えた
織機において、緯入れノズル1つに対して1つのポンプ
を対応させること。 (3)3つ以上のポンプでポンプの個数よりも多い緯入
れノズルに圧力水を供給するようにすること。 (4)複数の緯入れノズルを固定配置した織機に本発明
を適用すること。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、複数の
供給水路のうちの1つと複数の中間水路のうちの1つと
を連通する供給部と選択部との特定の相対位置を中間水
路の個数と同数とし、前記複数の特定の相対位置のそれ
ぞれの状態では、前記複数の特定の相対位置のそれぞれ
に対応して中間水路に連通する供給水路以外の供給水路
が中間排水路に連通するようにしたので、配管構成が簡
素でコンパクト化が容易、かつ装置コストも低減できる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示し、(a)は全体配管
図。(b)は要部断面図。
【図2】緯入れノズルを示す要部正面図。
【図3】選択弁及び緯入れノズルを示す要部側面図。
【図4】(a)は図1(b)のA1−A1線断面図。
(b)は図1(b)のA2−A2線断面図。(c)は図
1(b)のB−B線断面図。
【図5】(a)は第1の特定の相対位置の状態を示す要
部断面図。(b)は第2の特定の相対位置の状態を示す
要部断面図。(c)は第3の特定の相対位置の状態を示
す要部断面図。(d)は第4の特定の相対位置の状態を
示す要部断面図。
【図6】(a)は要部分解斜視図。(b)は要部分解破
断斜視図。
【図7】別の摺動体を不動体に装着した状態を示し、
(a)は第1の特定の相対位置の状態を示す要部断面
図。(b)は第2の特定の相対位置の状態を示す要部断
面図。(c)は第3の特定の相対位置の状態を示す要部
断面図。(d)は第4の特定の相対位置の状態を示す要
部断面図。
【図8】第2の実施の形態を示す要部断面図。
【図9】ロータ48の各筒を展開した分解斜視図。
【図10】(a)は第1の特定の相対位置の状態を示す
要部断面図。(b)は第2の特定の相対位置の状態を示
す要部断面図。(c)は第3の特定の相対位置の状態を
示す要部断面図。(d)は第4の特定の相対位置の状態
を示す要部断面図。
【図11】別の摺動体を不動体に装着した状態を示し、
(a)は第1の特定の相対位置の状態を示す要部断面
図。(b)は第2の特定の相対位置の状態を示す要部断
面図。(c)は第3の特定の相対位置の状態を示す要部
断面図。(d)は第4の特定の相対位置の状態を示す要
部断面図。
【図12】ロータ48Aの各筒を展開した分解斜視図。
【図13】第3の実施の形態を示し、(a)は第1の特
定の相対位置の状態を示す要部縦断面図。(b)は
(a)のC−C線断面図。
【図14】(a)は図13(a)のD−D線断面図。
(b)は図13(a)のE−E線断面図。(c)は図1
3(a)のF−F線断面図。
【図15】(a)は第2の特定の相対位置の状態を示す
要部縦断面図。(b)は(a)のG−G線断面図。
【図16】(a)は第3の特定の相対位置の状態を示す
要部縦断面図。(b)は(a)のH−H線断面図。
【符号の説明】
10,11,12…ポンプ。14,15,16,17…
緯入れノズル。26,51,73…選択弁。27,4
4,66…供給部となる不動体。28,28A,67…
選択部となる摺動体。291,292,297,298
…中間水路。293,294,295,296…中間排
水路。36,37…供給水路。38…集合排水路。3
9,50…切り換え手段を構成する切り換えモータ。4
5,46…供給水路。48,48A…選択部となるロー
タ。481,482,483,484…中間水路。48
5,486,487,488…中間排水路。681,6
82,683…中間水路。684,685,686,6
87,688,689…中間排水路。69,70,71
…供給水路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力水の噴射によって緯糸を射出する複数
    の緯入れノズル、及び緯入れタイミングに同期して圧力
    水を供給する複数のポンプを備え、前記複数のポンプの
    うちのいずれか1つから前記複数の緯入れノズルのうち
    のいずれか1つに圧力水を供給する緯入れ水切り換え装
    置において、 前記複数のポンプに1対1に連通する複数の供給水路を
    備えた供給部と、 前記複数の緯入れノズルの個数と同数の中間水路、及び
    中間排水路を備えた選択部と、 前記複数の供給水路のうちの1つと前記複数の中間水路
    のうちの1つとを連通することにより、供給水路からの
    圧力水を中間水路を介して緯入れノズルに供給するよう
    に前記供給部と前記選択部との相対位置を切り換える切
    り換え手段とを備え、 前記複数の供給水路のうちの1つと前記複数の中間水路
    のうちの1つとを連通する前記供給部と前記選択部との
    特定の相対位置のそれぞれに対応して、前記中間水路に
    連通する前記供給水路以外の供給水路が前記中間排水路
    に連通するようにしたウオータジェットルームにおける
    緯入れ水切り換え装置。
  2. 【請求項2】前記選択部の中間水路及び中間排水路は、
    不動部を持つ外部配管に直接結合しない水路であり、前
    記切り換え手段は、前記選択部を動かして前記供給部と
    前記選択部との相対位置を切り換える請求項1に記載の
    ウオータジェットルームにおける緯入れ水切り換え装
    置。
  3. 【請求項3】前記供給部は、前記選択部の中間排水路に
    連通可能な集合排水路を備えており、前記複数の特定の
    相対位置の状態では、前記緯入れノズルに供給されない
    圧力水の供給水路に連通する中間排水路と前記集合排水
    路とが連通するようにした請求項2に記載のウオータジ
    ェットルームにおける緯入れ水切り換え装置。
  4. 【請求項4】前記供給部は、ロッド形状であって前記複
    数の供給水路の流出口を側面に持つフレーム側に固定さ
    れた不動体であり、前記選択部は、前記不動体の前記側
    面に摺接して直線移動するように嵌合されたパイプ形状
    の摺動体であり、前記流出口は、前記不動体の側面に接
    合する前記摺動体の内側面上で前記中間水路又は前記中
    間排水路に接続するようにした請求項2及び請求項3の
    いずれか1項に記載のウオータジェットルームにおける
    緯入れ水切り換え装置。
  5. 【請求項5】前記複数の緯入れノズルは前記選択部側に
    止着されており、前記複数の特定の相対位置の状態で
    は、前記供給水路に連通した中間水路から圧力水が供給
    される緯入れノズルが所定の緯入れ位置に位置するよう
    にした請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のウ
    オータジェットルームにおける緯入れ水切り換え装置。
  6. 【請求項6】前記複数のポンプのうちの少なくとも1つ
    に連通する供給水路は、複数の緯入れノズルに圧力水を
    供給するよう、複数の中間水路に選択的に連通し得る請
    求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のウオータジ
    ェットルームにおける緯入れ水切り換え装置。
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