JP2001020104A - ボディシェイパー - Google Patents

ボディシェイパー

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JP2001020104A
JP2001020104A JP11188236A JP18823699A JP2001020104A JP 2001020104 A JP2001020104 A JP 2001020104A JP 11188236 A JP11188236 A JP 11188236A JP 18823699 A JP18823699 A JP 18823699A JP 2001020104 A JP2001020104 A JP 2001020104A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着丈の調節が可能であり且つガードルとの併
用が容易であって、身体のラインを美しく見せて体型を
美しく補整することができるとともに、便意を催した場
合等に、直ぐにショーツを下ろして用を足すことのでき
るボディシェイパーの提供。 【解決手段】 ブラジャー部、ウェストニッパー部、シ
ョーツ形部が一体化されてなるボディシェイパー本体及
び肩紐からなり、ガードル着用時に併用するためのボデ
ィシェイパーであって、ボディシェイパー本体の前側の
裾は左右の腰骨を結ぶような略W字状とされ、後側の裾
はボディシェーパー本体がヒップを覆わないような略V
字状とされており、前側の裾と後側の裾は、略W字の下
側頂点と略V字の下側頂点を結ぶように設けられた左右
2本の伸縮性テープ材によって連結されており、各伸縮
性テープ材を伸ばした状態で、該伸縮性テープ材が着用
者の膝付近まで到達し得るように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガードル着用時に併
用するためのボディシェーパーに関し、その目的は、着
丈の調節が可能で、しかもガードルを重ねて着用する場
合に容易に着用することができ、更にウェストからヒッ
プにかけてのラインを美しく見せて外観上美しく体型を
補整することができるとともに、便意を催した場合等
に、直ぐにショーツを下ろして用を足すことができるボ
ディシェイパーを提供することにある。
【0002】
【従来の技術】ウェストからヒップにかけての体型の崩
れを防止し、更に美しく補整するために着用される補整
下着としては、ブラジャー、ウェストニッパー、ガード
ルが一体化されたボディスーツがある。しかしながら、
ボディスーツは図9に示すように、乳房の下部からヒッ
プまでを締めつけて体型を整えるものであるため、着用
すると窮屈で、圧迫感を感じてしまうことが多い。
【0003】図9に示すような一般的なボディスーツは
通常、標準体型を基本としたサイズで作られているた
め、ブラジャーとウェストニッパー部及びガードル部の
全てのサイズが着用者に適合する場合は少なく、無理に
着用すると、圧迫感を感じるだけでなく、体調を崩して
しまう場合もある。また、ボディスーツの着丈が着用者
の体に合わない場合も多く、着丈が短いボディスーツを
無理に着用するとやはり窮屈で圧迫感を感じてしまい、
逆に着丈が長いボディスーツを着用すると余った部分が
ウェスト部で溜まってシワになるため非常に着心地が悪
いという問題もある。
【0004】更に、ボディスーツのガードル部の形状は
通常、図9に示すように、ショートガードル型となって
いるため、ヒップだけでなく太股まで補整したい場合に
は、ボディスーツの上または下にロングガードルを重ね
て着用しなければならず、この場合、ヒップ部はショー
ツ、ボディスーツ、ガードルの3つが重なるため、着心
地が悪くなってしまうという問題もある。
【0005】ボディスーツには、上記したような多くの
問題点が存在するため、ボディスーツの代わりに、ボデ
ィシェイパーとガードルを重ねて着用する女性も多い。
ボディシェイパーとは、図10に示すようにボディスー
ツのブラジャー部とウェストニッパー部のみが一体化さ
れたもので、図11に示すように、ボディシェイパー
(S)とガードル(G)を重ねて着用することにより、
ボディスーツと同じようにウェストからヒップにかけて
を補整することができる。
【0006】図11に示すようにボディシェイパーとガ
ードルを着用すると、ボディスーツのように、着丈等が
合わずに着心地が悪くなってしまうことはなく、また、
着用者がショートガードル、ロングガードル等の様々な
種類のガードルの中から自分の体に最適なガードルを選
択して着用することができる。
【0007】しかしながら、上記したような従来のボデ
ィシェイパーとガードルを重ねて着用する場合にも、以
下のような問題点が存在する。図10に示すようなボデ
ィシェイパーを、ガードルを着用せずに単独で着用する
と、裾がしっかりと固定されずに裾の位置が上がってし
まう恐れがある。従って、ヒップの補整を特に必要とし
ない場合にも、必ずガードルをボディシェイパーの上か
ら着用してボディシェイパーを固定しなければならない
が、ボディシェイパーの裾を下方向に伸ばしてガードル
の中に入れ込むという作業は面倒で時間がかかるだけで
なく、ウェストまわりがすっきりせず外観上美しくない
という問題点が存在する。
【0008】そこで、着丈の調節が可能で、しかもガー
ドルを併用する場合に容易に着用することができ、更に
ウェストからヒップにかけてのラインを美しく見せて外
観上美しく体型を補整することのできるボディシェイパ
ーを、本出願人は既に、特許登録第2875521号で
提案している。この特許発明に係るボディシェイパー
は、図12および図13に示すように、ボディシェイパ
ー本体(30)の前側の裾(31)が左右の腰骨と股下
を結ぶような略V字状とされ、後側の裾(32)はボデ
ィシェーパー本体(30)がヒップを覆わないように略
Υ字状とされており、ショーツ形部(33)は股下位置
で前後に分割され、一方の分割側端部には係止部材(3
4)が縦方向に複数列に設けられており、他方の分割側
端部には該係止部材(34)に係合する係止具(35)
が設けられてなるものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記特許発明に係るボ
ディシェイパーは、前記した問題点を悉く解決できる優
れたものであったが、以下のような新たな問題を有する
ことを、本出願人はその後の研究で発見した。すなわ
ち、このボディシェイパーは、胴体の長さに応じて着丈
を調節できるものの、係止具(35)と係止部材(3
4)からなる着脱機構が、フックアンドアイ式やスナッ
プ式である場合、その着脱を容易には行えないことが判
った。つまり、この種の衣服は、太めの女性の体型を補
正するのを主な目的としているから、着用時において
は、通常、ショーツ形部(33)の一方の分割側端部と
他方の分割側端部は、相互に強く引張り合った状態にあ
る。ところが、このような状態にあると、前記した方式
の着脱機構では、その係合状態を解除するのにかなり大
きな力が必要とされ、女性の力ではその作業は容易では
ないことが明らかとなったのである。従って、便意を催
してトイレにて急いでその係合状態を解除しようとして
も容易には解除できず、非常に不便であるという問題が
あるのである。本発明はこのような実情に鑑みてなされ
たものであって、着丈の調節が可能で、しかもガードル
を重ねて着用する場合に容易に着用することができ、更
にウェストからヒップにかけてのラインを美しく見せて
外観上美しく体型を補整することのできるとともに、便
意を催した場合等に、直ぐにショーツを下ろして用を足
すことのできるボディシェイパーの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するためになされたものであって、請求項1に係る発
明は、ブラジャー部、ウェストニッパー部、着用者の後
側の腰から股下まで及び前側の腰から下腹部までをカバ
ーするショーツ形部が一体化されてなるボディシェイパ
ー本体及び肩紐からなり、ガードル着用時に併用するた
めのボディシェイパーであって、前記ボディシェイパー
本体の前側の裾は左右の腰骨を結ぶような略W字状とさ
れ、後側の裾はボディシェーパー本体がヒップを覆わな
いような略V字状とされており、前記ブラジャー部には
左右一対のカップ部が設けられており、略W字状とされ
た前側の裾と略V字状とされた後側の裾は、略W字の下
側頂点と略V字の下側頂点を結ぶように設けられた左右
2本の伸縮性テープ材によって連結されており、各伸縮
性テープ材を伸ばした状態で、該伸縮性テープ材が着用
者の膝付近まで到達し得るように構成されていることを
特徴とするボディシェイパーに関する。請求項2に係る
発明は、前記伸縮性テープ材とボディシェイパー本体の
間には、相互に係脱可能な係止具および係止部材が設け
られており、これら係止具および係止部材により、伸縮
性テープ材の一端部はボディシェイパー本体に着脱可能
とされていることを特徴とする請求項1に記載のボディ
シェイパーに関する。請求項3に記載の発明は、前記伸
縮性テープ材には、該テープ材の標準長さを調節するた
めの長さ調節手段が設けられていることを特徴とする請
求項1または2に記載のボディシェイパーに関する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るボディシェイ
パーを図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係
るボディシェイパーの好適な実施例を示す正面図、図2
は図1に示すボディシェイパーの背面図、図3は図1に
示すボディシェイパーとガードルを重ねて着用した状態
を示す正面図、図4は図1に示すボディシェイパーとガ
ードルを重ねて着用した状態を示す背面図である。
【0012】本発明に係るボディシェイパー(1)は、
ガードル着用時に併用するためのボディシェーパー
(1)であって、図1に示すように、ボディシェイパー
本体(2)及び肩紐(3)からなる。このボディシェイ
パー本体(2)はブラジャー部(21)、ウェストニッ
パー部(22)及びショーツ形部(23)が一体化され
てなる。尚、ショーツ形部(23)とは、着用者の後側
の腰から股下まで及び前側の腰から下腹部までをカバー
する略ショーツ形状の部分を指す。
【0013】ブラジャー部(21)には通常のブラジャ
ーのように左右一対のカップ部(21a)が設けられて
おり、乳房を理想的な形状に整え、バスト全体を美しく
形づけるというブラジャーの機能を有している。また、
ボディシェイパー本体(2)の略中央部に位置するウェ
ストニッパー部(22)はウェスト部及び腹部を引き締
める機能を有している。ブラジャー部(21)及びウェ
ストニッパー部(22)に用いられる繊維としては、ボ
ディシェイパー(1)全体が体にフィットするように、
伸縮性を有する繊維、特に好ましくは縦横両方向に伸縮
するツーウェイ伸縮布を用いるのが望ましいが特に限定
されるものではなく、通常のブラジャー及びウェストニ
ッパーに用いられる繊維を好適に用いることができる。
【0014】ショーツ形部(23)の前側部(23a)
は、着用者の前側の腰から下腹部までをカバーする部分
であって、その裾は左右の腰骨を結ぶような略W字状と
されている。一方、ショーツ形部(23)の後側部(2
3b)は、着用者の後側の腰から股下までをカバーする
部分であって、その裾は該後側部(23b)がヒップを
覆わないような略V字状とされている。略W字状とされ
た前側の裾(6a)と、略V字状とされた後側の裾(6
b)は、略W字の下側の頂点と略V字の下側の頂点を結
ぶように設けられた左右2本の伸縮性テープ材(7)に
よって連結されている。この伸縮性テープ材(7)の素
材は、特に限定されるものではないが、例えば、一般に
ストレッチテープ、ストラップテープと称される伸縮性
テープ材等を適用することができる。このような素材か
ら構成された伸縮性テープ材(7)は、適度な伸縮性お
よび弾性力を備えており、ボディーシェイパー(1)の
着用時において、前側の裾(6a)および後側の裾(6
b)を下方へ適度な力で引っ張ることができ、しかも必
要に応じて着用者の膝付近まで伸ばすことができる(図
5参照)。
【0015】伸縮性テープ材(7)の前側端部は、ショ
ーツ形部(23)の前側の裾(6a)に対して着脱可能
とされている。その着脱機構(8)の構成は、特に限定
されるものではないが、図7に例示するように、伸縮性
テープ材(7)もしくはショーツ形部(23)のいずれ
か一方に設けられた係止具(5)と、他方に設けられた
係止部材(4)とから構成することができる。係止部材
(4)と係止具(5)の形態としては、図7示例の如
く、係止具(5)として差し込み片を、係止部材(4)
として被差し込み部材を用いる差し込み式や、図8示例
の如く、係止具(5)としてフックを、係止部材(4)
として穴部を用いる所謂フックアンドアイ式、図示はし
ないが係止具(5)として凸型の上スナップを、係止部
材(4)として凹型の下スナップを用いるスナップ式、
或いは面接合ファスナを用いる形態が一般的であるが、
伸縮性テープ材(7)の一端とショーツ形部(23)の
下端を繋ぎ合わせることができるものであれば全て好ま
しく用いられる。また、伸縮性テープ材(7)の中途部
には、該テープ材(7)の標準長さを調節するための長
さ調節手段(9)が設けられている。この長さ調節手段
(9)の構成は、特に限定されるものではないが、例え
ば、図1および図5に示すような長さ調節片(10)に
て長さを調節するような構成とすることができる。
【0016】本発明に係るボディーシェイパー(1)
は、伸縮性テープ材(7)の伸縮性および長さ調節手段
(9)の操作により、その着丈を調節することができる
ので、着丈が短いために窮屈に感じてしまったり、逆に
着丈が長いために余った部分がウェスト部分で溜まって
シワになり着心地が悪くなることもない。また、着脱機
構(8)の存在により、ボディシェイパー(1)の着脱
を容易に行うことができる。なお、ショーツ形部(2
3)に用いられる繊維としては、屈伸等の体の動きに対
応できるような伸縮性に富む繊維が用いられ、縦横両方
向に伸縮するツーウェイ伸縮布が特に好ましく用いられ
る。
【0017】本発明に係るボディシェイパー本体(2)
の脇丈は脇の最下部が腰骨を覆う程度とされる。前側の
裾(6a)は、図1および図3に示すように、左右の腰
骨を結ぶような略W字状とされる。また、後側の裾(6
b)は、図2および図4に示すように、ヒップ(H)を
覆わないように略V字状とされる。従って、ボディシェ
イパー本体(2)によりヒップの自然な膨らみを崩すこ
とはなく、図4に示すように、ボディシェイパー(1)
とガードル(G)を共に着用した場合に、ガードルによ
り補整されたヒップの美しい形状を崩すことはないの
で、ウェストからヒップにかけて美しいシルエットを演
出することができる。しかも、ボディシェイパー(1)
とガードル(G)を共に着用した場合に、ヒップ部分に
ボディシェイパー(1)とガードル(G)が重なって着
心地が悪くなることはなく、ヒップ部分はすっきりとし
ており、快適な着用感を得ることができる。なお、後側
の裾(6b)の形状は、図1に示す形状に限定されず、
例えば図6に示すように、下側頂部が丸くなった略V字
状とされてもよい。裾(6a、6b)部分にはレース等
の薄い繊維を用いるのが好ましく、これによりガードル
(G)との一体感を増すことができる。
【0018】上述した如く、ボディシェイパー本体
(2)の前側の裾(6a)は略W字状、後側の裾(6
b)は略V字状とされているため、図3及び図4中矢印
で示すように、身体を締めつける力が前側の裾(6a)
の下端部および後側の裾(6b)の下端部を中心として
それぞれ3方向に分散するので、裾(6a、6b)は着
用者の体にピッタリとフィットし、過度の締めつけによ
り着用者が圧迫感を感じてしまうことはない。
【0019】本発明に係るボディシェイパー(1)とガ
ードル(G)を併用することにより、ボディスーツと同
様にウェストからヒップにかけてを美しく補整すること
ができる。尚、図3および図4に示すように、ガードル
(G)の上からボディシェイパー(1)を着用してもよ
いし、逆にボディシェイパー(1)の上からガードル
(G)を着用してもよい。また、ショートガードル、ロ
ングガードル等の種類によらず、着用者の必要に応じて
様々なガードルを合わせることが可能であるが、本出願
人が既に取得した特許第2810335号及び特許第2
872617号において既に開示したガードルを併用す
ると、これらのガードルはヒップアップ効果が高く、優
れた補整機能を有するため、ボディスーツを着用してい
るような優れた一体感が得られ、ウェスト部とヒップ部
を含めた全体を美しく補整することができる。
【0020】また、本発明に係るボディシェイパー
(1)は、伸縮性テープ材(7)を着用者の膝付近まで
伸ばすことができるので、伸縮性テープ材(7)を膝付
近まで伸ばした後、ショーツを膝付近まで下げることに
より用を足すことができる。従って、この種の衣服を纏
う女性にとって最も問題とされている用便の困難性を解
消することができる。なお、伸縮性テープ材(7)をボ
ディシェイパー本体(2)に対して着脱することによっ
て用を足すことも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上、詳述した如く、請求項1に係る発
明は、ブラジャー部、ウェストニッパー部、着用者の後
側の腰から股下まで及び前側の腰から下腹部までをカバ
ーするショーツ形部が一体化されてなるボディシェイパ
ー本体及び肩紐からなり、ガードル着用時に併用するた
めのボディシェイパーであって、前記ボディシェイパー
本体の前側の裾は左右の腰骨を結ぶような略W字状とさ
れ、後側の裾はボディシェーパー本体がヒップを覆わな
いような略V字状とされており、前記ブラジャー部には
左右一対のカップ部が設けられており、略W字状とされ
た前側の裾と略V字状とされた後側の裾は、略W字の下
側頂点と略V字の下側頂点を結ぶように設けられた左右
2本の伸縮性テープ材によって連結されており、各伸縮
性テープ材を伸ばした状態で、該伸縮性テープ材が着用
者の膝付近まで到達し得るように構成されていることを
特徴とするボディシェイパーに関するものであるから、
以下のような効果を奏する。
【0022】即ち、ブラジャー部、ウェストニッパー
部、着用者の後側の腰から股下まで及び前側の腰から下
腹部までをカバーするショーツ形部が一体化されてな
り、ボディシェイパー本体がヒップを覆わないようにさ
れているので、ガードルと併用した際にガードルにより
補整されたヒップの美しい形状を崩すことはなく、ウェ
ストからヒップにかけて美しいシルエットを演出するこ
とができる。また、ヒップ部分でボディシェイパーとガ
ードルが重なることはなく、すっきりとした着心地を得
ることができるという優れた効果を奏する。しかも、ガ
ードルの上からボディシェイパーを着用することも、或
いは、逆にボディシェイパーの上からガードルを着用す
ることも可能で、着用するガードルとしてはショートガ
ードル、ロングガードル等の種類によらず、着用者の必
要に応じて様々なガードルを合わせることが可能である
ので、種々のバリエーションの中から自分の身体に最も
適したスタイルを選択することができる。
【0023】また、前側の裾は左右の腰骨を結ぶような
略W字状とされ、後側の裾は略V字状とされていること
により、身体を締めつける力が前側の裾の下端部および
後側の裾の下端部を中心としてそれぞれ3方向に分散す
るので、裾が着用者の体にピッタリとフィットし、過度
の締めつけにより着用者が圧迫感を感じてしまうことは
ない。
【0024】更に、略W字状とされた前側の裾と略V字
状とされた後側の裾は、略W字の下側頂点と略V字の下
側頂点を結ぶように設けられた左右2本の伸縮性テープ
材によって連結されており、各伸縮性テープ材を伸ばし
た状態で、該伸縮性テープ材が着用者の膝付近まで到達
し得るように構成されているので、着丈を調節すること
ができ、着丈が短いために窮屈に感じてしまったり、逆
に着丈が長いために余った部分がウェスト部分で溜まっ
てシワになり着心地が悪くなることはない。また、着用
者が用を足すときには、伸縮性テープ材を膝付近まで伸
ばした後、ショーツを膝付近まで下げることにより用を
足すことができる。従って、この種の衣服を纏う女性に
とって最も問題とされている用便の困難性を解消するこ
とができる。
【0025】請求項2に係る発明は、前記伸縮性テープ
材とボディシェイパー本体の間には、相互に係脱可能な
係止具および係止部材が設けられており、これら係止具
および係止部材により、伸縮性テープ材の一端部はボデ
ィシェイパー本体に着脱可能とされていることを特徴と
する請求項1に記載のボディシェイパーであるから、ボ
ディシェイパーの着用者は、該ボディシェイパーを容易
に着脱することができる。
【0026】請求項3に係る発明は、前記伸縮性テープ
材には、該テープ材の標準長さを調節するための長さ調
節手段が設けられていることを特徴とする請求項1また
は2に記載のボディシェイパーであるから、ボディシェ
イパーをより一層確実に身体にフィットさせて着用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボディシェイパーの正面図であ
る。
【図2】図1に示すボディシェイパーの背面図である。
【図3】図1に示すボディシェイパーを着用した状態を
示す正面図である。
【図4】図1に示すボディシェイパーを着用した状態を
示す背面図である。
【図5】本発明における伸縮性テープ材を伸ばした状態
を示す図である。
【図6】本発明におけるボディシェイパー本体の後側の
裾付近の他の実施形態を示す図である。
【図7】本発明における着脱機構の一例を示す図であ
る。
【図8】本発明における着脱機構の一例を示す図であ
る。
【図9】従来のボディスーツを着用した状態を示す図で
ある。
【図10】従来のボディシェイパーを着用した状態を示
す図である。
【図11】従来のボディシェイパーとガードルを重ねて
着用した状態を示す図である。
【図12】特許登録第2875521号に係るボディシ
ェイパーを示す正面図である。
【図13】特許登録第2875521号に係るボディシ
ェイパーを示す背面図である。
【符号の説明】
1 ボディシェイパー 2 ボディシェイパー本体 21 ブラジャー部 21a カップ部 22 ウェストニッパー部 23 ショーツ形部 3 肩紐 4 係止部材 5 係止具 6a 前側の裾 6b 後側の裾 7 伸縮性テープ材 9 長さ調節手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラジャー部、ウェストニッパー部、着
    用者の後側の腰から股下まで及び前側の腰から下腹部ま
    でをカバーするショーツ形部が一体化されてなるボディ
    シェイパー本体及び肩紐からなり、ガードル着用時に併
    用するためのボディシェイパーであって、 前記ボディシェイパー本体の前側の裾は左右の腰骨を結
    ぶような略W字状とされ、後側の裾はボディシェーパー
    本体がヒップを覆わないような略V字状とされており、
    前記ブラジャー部には左右一対のカップ部が設けられて
    おり、略W字状とされた前側の裾と略V字状とされた後
    側の裾は、略W字の下側頂点と略V字の下側頂点を結ぶ
    ように設けられた左右2本の伸縮性テープ材によって連
    結されており、各伸縮性テープ材を伸ばした状態で、該
    伸縮性テープ材が着用者の膝付近まで到達し得るように
    構成されていることを特徴とするボディシェイパー。
  2. 【請求項2】 前記伸縮性テープ材とボディシェイパー
    本体の間には、相互に係脱可能な係止具および係止部材
    が設けられており、これら係止具および係止部材によ
    り、伸縮性テープ材の一端部はボディシェイパー本体に
    着脱可能とされていることを特徴とする請求項1に記載
    のボディシェイパー。
  3. 【請求項3】 前記伸縮性テープ材には、該テープ材の
    標準長さを調節するための長さ調節手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のボディシ
    ェイパー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3197952U (ja) * 2015-03-20 2015-06-11 房枝 高橋 女性用上下一体化下着
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