JP2001019835A - ポリエステル系樹脂組成物及びその架橋物 - Google Patents

ポリエステル系樹脂組成物及びその架橋物

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JP2001019835A JP11190538A JP19053899A JP2001019835A JP 2001019835 A JP2001019835 A JP 2001019835A JP 11190538 A JP11190538 A JP 11190538A JP 19053899 A JP19053899 A JP 19053899A JP 2001019835 A JP2001019835 A JP 2001019835A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく架橋可能なポリエステル系樹脂組成
物ならびにそれから得られる架橋型ポリエステル系樹脂
を提供する。 【解決手段】 (A)ポリエステル系樹脂と、(B)特
定構造の1,2ジフェニルエタン誘導体またはジイソプ
ロピルベンゼンオリゴマーから選ばれる1種以上のラジ
カル発生剤と、(C)分子中に少なくとも2個以上の炭
素間二重結合を有する多官能モノマーとからなるポリエ
ステル系樹脂組成物、及びそれを220〜320℃の温
度で加熱・架橋して得られる架橋型ポリエステル系樹
脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、効率よく架橋可能
なポリエステル系樹脂組成物ならびにそれから得られる
架橋型ポリエステル系樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートに代表される熱可塑性
のポリエステル系樹脂は機械的性質、電気的性質、その
他物理的、化学的特性に優れることからエンジニアリン
グプラスチックとして自動車、電気・電子部品等の広汎
な用途に使用されてきている。しかながら、用途の拡
大、多様化に伴い、樹脂に対しては更に高度な性能や特
殊性が求められてきている。
【0003】例えば、ポリエステル系樹脂は溶融粘度が
比較的低くなり、ブロー成形や押出成形を行なうことが
困難な傾向にあり、ポリエステル系樹脂の溶融粘度の向
上が求められている。また、より一層厳しい使用環境下
に耐えられるように耐熱性の向上も要求されている。ポ
リエステル系樹脂の溶融粘度を向上させる方法として、
例えば、米国特許第3692744号明細書には、ポリ
エステル系樹脂の製造における重縮合反応の際に、3官
能以上の多官能アルコール、多官能カルボン酸又は多官
能カルボン酸エステルを使用して分岐または架橋構造を
形成させる方法が開示されている。しかし、このような
重縮合反応の際に分岐または架橋構造を形成させる方法
は、特定の溶融粘度に調整することが困難であることに
加え、架橋反応が過度に進行した場合は重大な作業障害
を引き起こす。
【0004】一方、ラジカルを生成する化合物、即ちラ
ジカル発生剤を用いてポリエステル系樹脂を架橋させる
ことにより、ポリエステル系樹脂の溶融粘度及び耐熱性
を向上させる方法が知られている。例えば、特開平8−
73712号公報には、高融点ハードセグメントと低融
点ソフトセグメントとからなるポリエステルブロック共
重合体に、ラジカル発生剤としてジクミルペルオキシド
のようなペルオキシドを用いて樹脂の溶融下で架橋させ
る方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ペルオキシドを用いる方法は、比較的融点が低い特定の
ポリエステル系樹脂に対しては有効ではあるが、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートの
ように200℃を越える高融点のポリエステル系樹脂に
対しては、樹脂が十分に溶融する前にペルオキシドが分
解してしまったり、また高温下でペルオキシドが急激に
分解してしまうため、効果的に架橋を行なうことが困難
であった。
【0006】この発明は、上記従来技術に存在する問題
点に着目してなされたものである。その目的とするとこ
ろは、効率よく架橋可能なポリエステル系樹脂組成物、
及びそれから得られる溶融粘度が向上した架橋型ポリエ
ステル系樹脂を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、ポリエステル系樹
脂に特定のラジカル発生剤及び多官能モノマーを添加し
た配合物を加熱することにより溶融粘度が向上した架橋
型ポリエステル系樹脂が得られることを見出し本発明を
完成した。
【0008】即ち、第1の発明は、(A)ポリエステル
系樹脂と、(B)下記一般式(1)に示す1,2−ジフ
ェニルエタン誘導体または一般式(2)に示すジイソプ
ロピルベンゼンオリゴマーから選ばれる1種以上のラジ
カル発生剤と、(C)分子中に少なくとも2個以上の炭
素間二重結合を有する多官能モノマーとからなるポリエ
ステル系樹脂組成物である。
【0009】
【化3】
【0010】(式中、R1、R2、R3及びR4は水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数
3〜10のシクロアルキル基、フェニル基または炭素数
1〜5のアルキル置換フェニル基であり、X及びYは水
素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキル基また
は炭素数1〜4のアルコキシ基を表す。)
【0011】
【化4】
【0012】(式中、nは平均値として2〜50であ
る。) 第2の発明は、第1の発明のポリエステル系樹脂組成物
を220〜320℃の温度で加熱・架橋させて得られる
架橋型ポリエステル系樹脂である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて詳細に説明する。本発明で使用する成分(A)の
ポリエステル系樹脂としては、構成成分として例えばテ
レフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカ
ルボン酸、アントラセンジカルボン酸、4,4’−ジフ
ェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン
酸、ビス(p−カルボキシフェニル)メタン、α,β−
ビス(4−カルボキシフェノキシ)エタン、アジピン
酸、セバシン酸、アゼライン酸、デカンジカルボン酸、
ドデカンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、
ダイマー酸等のジカルボン酸又はそれらのエステル形成
誘導体の1種又は2種以上と、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオー
ル、オクタンジオール、デカンジオール、シクロヘキサ
ンジメタノール、ハイドロキノン、ビスフェノールA、
2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロ
パン、キシレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリ−1,3−プロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコール、両末端が水酸基である脂肪族ポリエス
テルオリゴマー等の1種又は2種以上から選ばれたグリ
コール類とから重縮合反応によって得られるポリエステ
ル系樹脂であり、ホモポリエステル、コポリエステルの
何れであってもよい。
【0014】コポリエステルを構成するためのコモノマ
ー成分としては上記以外に、例えばグリコール酸、ヒド
ロキシ安息香酸、ヒドロキシフェニル酢酸、ナフチルグ
リコール酸のようなヒドロキシカルボン酸、プロピオラ
クトン、ブチロラクトン、バレロラクトン、カプロラク
トンのようなラクトン化合物、ジブロモテレフタル酸、
テトラブロモテレフタル酸、テトラクロロテレフタル
酸、1,4−ジメチロールテトラブロモベンゼン、テト
ラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノー
ルAのエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイドの
付加物のような芳香族核にハロゲン置換基を有し、かつ
エステル形成性基を有する化合物等も使用することがで
きる。
【0015】またポリエステル系樹脂としては、高融点
ハードセグメントと低融点ソフトセグメントとからなる
ブロック共重合体を構成するポリエステル系エラストマ
ーも使用することができる。このポリエステル系エラス
トマーとしては、例えば、アルキレンテレフタレート単
位を主体とするハードセグメントと脂肪族ポリエステル
もしくはポリエーテルからなるソフトセグメントとのブ
ロック共重合体が挙げられる。
【0016】これらのポリエステル系樹脂は成分(A)
として1種もしくは2種以上を混合して使用することが
でき、好ましいポリエステル系樹脂としては、例えばポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレー
ト等が挙げられ、特に、機械的特性、耐熱性、成形性の
バランスからポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、又はそれらの混合物が好ましい。
【0017】本発明で使用される成分(B)のラジカル
発生剤は、前記一般式(1)に示す1,2−ジフェニル
エタン誘導体または一般式(2)に示すジイソプロピル
ベンゼンオリゴマーから選ばれる1種以上の化合物であ
り、200℃以上の高温下で炭素間結合の開裂により有
効にラジカルを発生する化合物である。一般式(1)に
示す化合物としては、例えば、2,3−ジメチル−2,
3−ジフェニルブタン、2,3−ジエチル−2,3−ジ
フェニルブタン、2,3−ジメチル−2,3−ジ(p−
メチルフェニル)ブタン、2,3−ジエチル−2,3−
ジ(p−メチルフェニル)ブタン、2,3−ジメチル−
2,3−ジ(p−ブロモフェニル)ブタン、2,3−ジ
エチル−2,3−ジ(p−ブロモフェニル)ブタン、
2,3−ジメチル−2,3−ジ(p−クロロフェニル)
ブタン、2,3−ジエチル−2,3−ジ(p−クロロフ
ェニル)ブタン、2,3−ジメチル−2,3−ジ(p−
エトキシフェニル)ブタンが挙げられ、特に2,3−ジ
メチル−2,3−ジフェニルブタンが好ましい。
【0018】一般式(2)に示すジイソプロピルベンゼ
ンオリゴマーにおいて、nは平均値として2〜50であ
り、好ましくは3〜40である。nが1の時は、架橋反
応過程においてラジカルを生成することができないので
ラジカル発生剤としては作用しない。一方、nが50を
越えると、ポリエステル系樹脂との相溶性が低下して架
橋反応効率が低下する傾向にある。
【0019】前記ジイソプロピルベンゼンオリゴマー
は、ジイソプロピルベンゼンを、ポリマー・サイエンス
・U.S.S.R.、1巻、341頁、1960年に記
載されている方法に準じ、ジ−t−ブチルペルオキシド
のようなペルオキシドを用いて酸化多重再結合(以下、
酸化重合と略記する。)の反応をさせることにより得る
ことができる。原料となるジイソプロピルベンゼンとし
ては、例えばm−ジイソプロピルベンゼン、p−ジイソ
プロピルベンゼン、及びm−ジイソプロピルベンゼンと
p−ジイソプロピルベンゼンの混合物が挙げられる。原
料としてm−ジイソプロピルベンゼンを用いた場合は、
一般式(2)の構成単位はメタ体となり、p−ジイソプ
ロピルベンゼンを用いた場合はパラ体となる。一方、m
−ジイソプロピルベンゼンとp−ジイソプロピルベンゼ
ンの混合物を用いた場合は、メタ体とパラ体の構成単位
が両方含まれる。
【0020】ジイソプロピルベンゼンオリゴマーの製造
は、通常ペルオキシドの分解物に由来する低沸点成分を
除去しながら行われる。そして、オリゴマー以外の揮発
成分を常圧下または減圧下で留去させる濃縮法ないしメ
タノール等の有機溶媒を用いた再沈殿法により単離精製
される。その結果得られるジイソプロピルベンゼンオリ
ゴマーは通常、分子量分布をもつ多分散型オリゴマーと
なる。すなわち、一般式(2)中のnの値が異なる複数
の化合物の混合物からなる。本発明においては、nの平
均値が2〜50の範囲であればよく、nが1の成分また
はnが50を越える成分を含んでいても差し支えない。
また、nが1のジイソプロピルベンゼンは希釈剤として
含有させることも可能であり、そのような場合は、nの
平均値は2未満であってもよい。前記平均値として定義
されるnは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
により測定されるオリゴマーの数平均分子量から求める
ことができ、その値は小数点を含む実数で通常表され
る。
【0021】本発明のジイソプロピルベンゼンオリゴマ
ーは、精製前のものをラジカル発生剤として用いても良
いし、また前記方法により精製後のものを用いても良
い。さらに、ジイソプロピルベンゼン、トルエン、エチ
ルベンゼン、アジピン酸エステル、フタル酸エステル等
の液状物質またはシリカ、炭酸カルシウム、ポリオレフ
ィン等の固体状物質により希釈された状態でも使用可能
である。
【0022】また、本発明のラジカル発生剤に加えて比
較的高温分解型のペルオキシドをラジカル発生剤として
併用することができる。併用可能なペルオキシドとして
は例えば、t−ブチルヒドロペルオキシド、t−ヘキシ
ルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、p
−メンタンヒドロペルオキシド、ジイソプロピルベンゼ
ンヒドロペルオキシド、2,5−ジメチルヘキサン−
2,5−ジヒドロペルオキシド等のヒドロペルオキシド
類;ジ−t−ブチルペルオキシド、ジ−t−ヘキシルペ
ルオキシド、ジクミルペルオキシド、2,5−ジメチル
−2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルペルオキ
シ)ヘキシン−3、t−ブチルクミルペルオキシド、
α,α’−ビス(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピ
ルベンゼン等のジアルキルペルオキシド類が挙げられ
る。
【0023】ラジカル発生剤の添加量は、ポリエステル
系樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部、好
ましくは0.5〜5重量部である。0.1重量部未満で
は架橋反応が十分に進行せず溶融粘度を上昇させる効果
が小さい。また、10重量部を越えると多量のラジカル
発生剤分解物が残存するため、ポリエステル系樹脂の物
性が低下する傾向にある。
【0024】本発明で使用される成分(C)の多官能モ
ノマーは、分子中に少なくとも2個以上の炭素間二重結
合を有する多官能性エチレン系不飽和化合物であり、具
体的には例えばジアリルフタレート、ジビニルベンゼ
ン、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレ
ート、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド、ジイ
ソプロペニルベンゼン、ポリブタジエン、多官能性(メ
タ)アクリル酸エステル等が挙げられ、これらは単独ま
たは2種以上の組み合わせで使用される。
【0025】前記多官能性(メタ)アクリル酸エステル
としては、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,
5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、グリセリント
リ(メタ)アクリレート、1,1,1−トリメチロール
エタンジ(メタ)アクリレート、1,1,1−トリメチ
ロールエタントリ(メタ)アクリレート、1,1,1−
トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、1,
1,1−トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスルトールトリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ソルビ
トールテトラ(メタ)アクリレート、ソルビトールヘキ
サ(メタ)アクリレート、ソルビトールペンタ(メタ)
アクリレート、1,4−ヘキサンジオールジ(メタ)ア
クリレート、2,2−ビス((メタ)アクリロキシシク
ロヘキサン)プロパン、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ビスフェノールA−ジ(メタ)アクリレート、
2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシエトキシフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロ
キシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−(メタ)アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパ
ン等が挙げられる。
【0026】前記多官能モノマーの中で好ましいもの
は、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレ
ート、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド、1,
1,1−トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ートであり、特にトリアリルイソシアヌレート及びN,
N’−m−フェニレンビスマレイミドは架橋度を上げる
効果が大きいため好ましい。
【0027】本発明の前記多官能モノマーに加えて例え
ばスチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、ア
クリル酸メチル、メタクリル酸メチル、酢酸ビニル、ア
リルグリシジルエーテル、メタクリル酸グリシジル、ア
クリル酸グリシジルなどのラジカル重合性の単官能モノ
マーを1種または2種以上を併用することが可能であ
る。
【0028】多官能モノマーの使用量は、ポリエステル
系樹脂100重量部に対して、0.1〜15重量部、好
ましくは0.5〜10重量部である。0.1重量部未満
では溶融粘度を上昇させる効果が小さい。また、15重
量部を越えると、ポリエステル系樹脂の物性が低下する
傾向にある。
【0029】本発明において、多官能モノマーを使用せ
ず、ラジカル発生剤のみを用いた場合には、溶融粘度は
ほとんど増加しない。これは、本発明のラジカル発生剤
から生成するラジカルは比較的安定であり、ポリエステ
ル系樹脂から直接水素原子を引き抜くことは困難なため
と推定される。しかし、本発明のように多官能モノマー
を併用すると、ラジカル発生剤から生成するラジカルは
多官能モノマーへの付加反応を経て、より活性なラジカ
ルに変換されるため、ポリエステル系樹脂からの水素原
子引き抜きが可能となり、架橋または分岐化反応が効率
的に進行するものと考えられる。
【0030】本発明においては、その用途に応じて所望
の性能を付与させる目的で本来の性質を損なわない範囲
の量の無機充填剤や添加剤を配合して用いることができ
る。前記無機充填剤としては、粉粒状、平板状、鱗片
状、針状、球状または中空状および繊維状が挙げられ、
具体的には例えば硫酸カルシウム、珪酸カルシウム、ウ
オラストナイト、クレー、珪藻土、タルク、アルミナ、
珪砂、ガラス粉、酸化鉄、金属粉、グラファイト、炭化
珪素、窒化珪素、シリカ、窒化ホウ素、窒化アルミニウ
ム、カーボンブラックなどの粉粒状充填剤、雲母、ガラ
ス板、セリサイト、パイロフィライト、アルミフレーク
などの金属箔、黒鉛などの平板状もしくは鱗板状充填
剤、シラスバルーン、金属バルーン、ガラスバルーン、
軽石などの中空状充填剤、ガラス繊維、炭素繊維、グラ
ファイト繊維、ウィスカー、金属繊維、シリコーンカー
バイト繊維、アスベストなどの繊維状充填剤等の例を挙
げることができる。これら無機充填剤の表面は、例えば
ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸またはそれら
の金属塩、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス
またはそれらの変性物、有機シラン、有機ボラン、有機
チタネート等を使用して表面処理を施したものが好まし
い。これら無機充填剤は1種又は2種以上併用すること
ができ、添加量はポリエステル系樹脂100重量部に対
して120重量部以下、好ましくは70重量部以下であ
る。
【0031】前記添加剤としては、通常使用される難燃
剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、帯電防止剤、滑剤、離
型剤、核剤、分散剤、カップリング剤、発泡剤、着色剤
等が挙げられる。また、他の熱可塑性樹脂、例えばポリ
スチレン樹脂、HIPS樹脂(耐衝撃性ポリスチレン樹
脂)、AS樹脂(アクリロニトリル−スチレン樹脂)、
ABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
樹脂)等のポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、
ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポ
リオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレ
ンエーテル系樹脂、天然ゴム、合成ゴム等を添加しても
差し支えない。
【0032】本発明の架橋型ポリエステル系樹脂は、成
分(A)、(B)及び(C)の配合物を加熱することに
より、高分子ラジカルが関与したラジカル反応が生起
し、ポリエステル系樹脂に分岐構造や網目状の架橋構造
が形成されるため溶融粘度が増加する。本発明において
架橋型とは網目状に至る前の分岐型も含まれる。即ち、
架橋型ポリエステル系樹脂中に分岐構造成分及び/また
は架橋構造成分を部分的に有していればよい。加熱温度
は220〜320℃、好ましくは240〜300℃、特
に好ましくはポリエステル系樹脂の融点より10℃高い
温度以上かつ290℃以下である。220℃未満ではポ
リエステル系樹脂の溶融が不十分であり、かつ架橋剤の
分解速度が遅く架橋反応が効率的に進行しない。また3
20℃を越えると、樹脂の分解や異常反応を生じ好まし
くない。
【0033】本発明の架橋型ポリエステル系樹脂は通
常、前記成分(A)、(B)及び(C)を溶融混練する
ことにより製造することができる。この溶融混練に使用
する装置としては、例えばバンバリーミキサー、加圧ニ
ーダー、混練押出機、二軸押出機、ロール等の通常用い
られる混練機により行なうことができる。
【0034】本発明の架橋型ポリエステル系樹脂の溶融
粘度は、ラジカル発生剤及び多官能モノマーの添加量に
より調整できる。溶融粘度を僅かに上昇させたい場合
は、ラジカル発生剤及び多官能モノマーの添加量を少な
くし、分岐構造にとどめるかあるいは微架橋程度にすれ
ばよい。一方、溶融粘度を大きく上昇させたり、高度に
架橋したものを得たい場合は、ラジカル発生剤及び多官
能モノマーの添加量を多くすれば良い。
【0035】本発明の架橋型ポリエステル系樹脂は成形
材料として有用であり、その溶融粘度に応じて射出成
形、押出成形、ブロー成形等により各種成形品とするこ
とができる。また、成分(A)、(B)及び(C)が配
合されたポリエステル系樹脂組成物は、圧縮成形、トラ
ンスファー成形等により成形と同時に加熱架橋させるこ
とも可能である。
【0036】
【実施例】次に、実施例および比較例を挙げて、この発
明をさらに具体的に説明する。なお、各例中の部、%は
特に断らない限り重量部および重量%を示す。また、各
例中の略号は以下の化合物を示す。 PDIB−1:参考例1で製造されたジイソプロピルベ
ンゼンオリゴマー PDIB−2:参考例2で製造されたジイソプロピルベ
ンゼンオリゴマー BC:2,3−ジメチル−2,3−ジフェニルブタン
(ノフマーBC、日本油脂(株)製) TAIC:トリアリルイソシアヌレート MPBM:N,N’−m−フェニレンビスマレイミド TMPTA: 1,1,1−トリメチロールプロパント
リアクリレート PBT:ポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス
700FP、ポリプラスチックス(株)製) PET:ポリエチレンテレフタレート(クラペットKS
096R、(株)クラレ製)
【0037】参考例1(PDIB−1の合成) 撹拌機、温度計、滴下漏斗、低沸点物の留去装置を備え
た200mlの4つ口フラスコにm−ジイソプロピルベ
ンゼン59.4%およびp−ジイソプロピルベンゼン4
0.6%からなるジイソプロピルベンゼンの混合物50
gを入れた。フラスコの空間部分を撹拌しながら窒素ガ
スで置換した。その後、撹拌下、内容物の温度を130
〜170℃に保ちながら、ジ−t−ブチルペルオキシド
90gを7時間にわたって滴下した。そして滴下操作の
一方で、ジ−t−ブチルペルオキシドの分解物であるt
−ブタノール等の低沸点成分の留去操作を行なった。留
去操作が完了してから冷却し、固形物(PDIB−1)
42gを得た。
【0038】この化合物の1H−NMRスペクトルを測
定した結果、ジイソプロピルベンゼン単位由来の芳香族
プロトン、メチルプロトン、メチンプロトンのシグナル
が観測された。さらに、ゲルパーミエーションクロマト
グラフィー(以下、GPCと略記。)により測定された
ポリスチレン換算の数平均分子量は920であり、得ら
れた化合物は、一般式(1)中のnが平均で5.7であ
るジイソプロピルベンゼンオリゴマーであることが確認
された。
【0039】参考例2(PDIB−2の合成) ジ−t−ブチルペルオキシドの添加量を120gに代え
た他は、参考例1に準じて合成を行なった。その結果、
固形物(PDIB−2)43gを得た。この化合物の1
H−NMRスペクトルを測定した結果、ジイソプロピル
ベンゼン単位由来の芳香族プロトン、メチルプロトン、
メチンプロトンのシグナルが観測された。さらに、GP
Cにより測定されたポリスチレン換算の数平均分子量は
2210であり、得られた化合物は、一般式(1)中の
nが平均で13.8であるジイソプロピルベンゼンオリ
ゴマーであることが確認された。
【0040】実施例1 PBT(100部)、BC(3部)、TAIC(5部)
をバンバリーミキサーを用いて温度250℃、回転数1
00rpmの条件で10分間溶融混練した。溶融混練1
0分後のトルク値を最終トルク値として測定した。最終
トルク値は樹脂の溶融粘度を表すものであり、数値が高
いほど溶融粘度が高いことを示す。得られた混練物から
試料を約0.2g採取し、それを容積比で1:1のフェ
ノール/テトラクロロエタン混合溶剤10ml中に還流
温度で30分間浸漬した。混合溶剤に溶解しなかった試
料の乾燥重量を測定し、下記数式(1)
【0041】
【数1】
【0042】によりゲル分率を求めた。ゲル分率は架橋
度を表すものであり、数値が高いほど架橋度が高いこと
を示す。ラジカル発生剤、多官能モノマー、最大トルク
値及びゲル分率に関する結果を表1に示した。
【0043】
【表1】
【0044】(注)添加量はPBT100重量部に対す
る重量部を示す。
【0045】実施例2 実施例1においてTAIC5部の代わりにTAIC10
部を用いた他は実施例1に準じて実施した。結果を表1
に示した。
【0046】実施例3 実施例2においてBCの代わりにPDIB−1を用いた
他は実施例2に準じて実施した。結果を表1に示した。
【0047】実施例4 実施例2においてBCの代わりにPDIB−2を用いた
他は実施例2に準じて実施した。結果を表1に示した。
【0048】実施例5、6 実施例1においてBCの添加量及びTAICの添加量を
表1の通りに代えたほかは実施例1に準じて実施した。
結果を表1に示した。
【0049】実施例7、8 実施例1においてTAICの代わりに表1に記載の多官
能モノマーを用いた他は実施例1に準じて実施した。結
果を表1に示した。
【0050】比較例1 実施例1においてBC及びTAICを添加しない他は実
施例1に準じて実施した。結果を表1に示した。
【0051】比較例2 実施例1においてBCを添加しない他は実施例1に準じ
て実施した。結果を表1に示した。
【0052】比較例3 実施例1においてTAICを添加しない他は実施例1に
準じて実施した。結果を表1に示した。
【0053】実施例9 PET(100部)、BC(3部)、TAIC(5部)
をバンバリーミキサーを用いて温度280℃、回転数1
00rpmの条件で10分間溶融混練した。溶融混練1
0分後のトルク値を最終トルク値として測定した。ま
た、実施例1の方法に準じてゲル分率を求めた。ラジカ
ル発生剤、多官能モノマー、最大トルク値及びゲル分率
に関する結果を表2に示した。
【0054】
【表2】
【0055】(注)添加量はPET100重量部に対す
る重量部を示す。
【0056】実施例10 実施例9においてTAICの添加量を10部に代えた他
は実施例9に準じて実施した。結果を表2に示した。
【0057】実施例11 実施例10においてBCの代わりにPDIB−1を用い
た他は実施例10に準じて実施した。結果を表2に示し
た。
【0058】実施例12 実施例9においてBC及びTAICの添加量をそれぞれ
1部及び3部に代えた他は実施例9に準じて実施した。
結果を表2に示した。
【0059】比較例4 実施例9においてBC及びTAICを添加しない他は実
施例9に準じて実施した。結果を表2に示した。
【0060】比較例5 実施例9においてBCを添加しない他は実施例9に準じ
て実施した。結果を表2に示した。
【0061】比較例6 実施例9においてTAICを添加しない他は実施例9に
準じて実施した。結果を表2に示した。
【0062】表1の実施例1〜8と比較例1の比較か
ら、ポリブチレンテレフタレートに特定のラジカル発生
剤と多官能モノマーを添加し、加熱処理して得られる本
発明の架橋型ポリエステル系樹脂は架橋構造または分岐
構造が形成され、溶融粘度が上昇していることがわかっ
た。一方、比較例2、3の結果から明らかなように、ラ
ジカル発生剤又は多官能モノマーのいずれか一方のみの
添加では、架橋構造または分岐構造は形成されず、溶融
粘度の上昇は認められなかった。また、表2の結果(実
施例9〜12、比較例4〜6)から明らかなように、ポ
リエチレンテレフタレートについてもポリブチレンテレ
フタレートの場合と同様な結果が得られた。さらに、表
1の実施例5及び表2の実施例12の結果より、ラジカ
ル発生剤及び多官能モノマーの添加量が比較的少ない場
合は、溶融粘度は増加するがゲルの生成が少ない微架橋
型のポリエステル系樹脂が得られることがわかった。一
方、表1の実施例2の結果より、ラジカル発生剤及び多
官能モノマーの添加量を比較的多くすると、ゲル分率が
高い高架橋型のポリエステル系樹脂が得られることがわ
かった。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のポリエス
テル系樹脂組成物にはポリエステル系樹脂に高温下で効
率よくラジカルを発生する化合物と多官能モノマーが配
合されているために、架橋または分岐構造を有した溶融
粘度の高い架橋型ポリエステル系樹脂を容易に得ること
ができる。本発明の架橋型ポリエステル系樹脂の溶融粘
度は、ラジカル発生剤及び多官能モノマーの添加量によ
り容易に調整できる。従って、所望の溶融粘度に調整
後、射出成形、押出し成形、ブロー成形等により各種成
形品を得ることができる。さらに、本発明の架橋型ポリ
エステル系樹脂は、架橋または分岐構造を有しているの
で、耐熱性や機械的性質等の優れた成形材料として有用
である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC033 BC012 CF031 CF101 EA016 EA037 EA046 EH077 EU027 EU197 FD202 FD206 4J029 AA07 AB01 AB07 AC02 AD10 AE01 BA02 BA03 BA05 BA08 BB05A BB06A BB13A BD07A BF25 CA02 CA06 CB04A CB05A CB06A CB10A CB12A CC04A CC05A CD03 CF06 CF15 GA81 GA94 JB011 JE162 JE182 KB03 KB05 KD02 KH01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリエステル系樹脂と、(B)下
    記一般式(1)に示す1,2−ジフェニルエタン誘導体
    または一般式(2)に示すジイソプロピルベンゼンオリ
    ゴマーから選ばれる1種以上のラジカル発生剤と、
    (C)分子中に少なくとも2個以上の炭素間二重結合を
    有する多官能モノマーとからなるポリエステル系樹脂組
    成物。 【化1】 (式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子、ハロゲン原
    子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数3〜10のシク
    ロアルキル基、フェニル基または炭素数1〜5のアルキ
    ル置換フェニル基であり、X及びYは水素原子、ハロゲ
    ン原子、炭素数1〜3のアルキル基または炭素数1〜4
    のアルコキシ基を表す。) 【化2】 (式中、nは平均値として2〜50である。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリエステル系樹脂組成
    物を220〜320℃の温度で加熱・架橋させて得られ
    る架橋型ポリエステル系樹脂。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011246526A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Takagi Chemicals Inc 難燃性ポリエステル樹脂組成物、難燃性ポリエステル繊維、難燃材および難燃性ポリエステル繊維の製造方法
DE102015106267A1 (de) 2014-04-23 2015-10-29 Sanko Co., Ltd. Phosphorhaltiges, flammhemmendes Epoxyharz

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