JP2001019703A - 緑豆澱粉とその製造手段 - Google Patents

緑豆澱粉とその製造手段

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JP2001019703A
JP2001019703A JP11194206A JP19420699A JP2001019703A JP 2001019703 A JP2001019703 A JP 2001019703A JP 11194206 A JP11194206 A JP 11194206A JP 19420699 A JP19420699 A JP 19420699A JP 2001019703 A JP2001019703 A JP 2001019703A
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Japan
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mung bean
starch
fruit
mung
bean starch
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Inventor
Kinichi Seno
欣一 瀬野
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  • Noodles (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は白度の高い緑豆澱粉を製造するた
めの製造法とその装置およびそれから得られる緑豆澱粉
に関し、白度の高い澱粉を製造するために緑豆を果部と
皮部とに分別し、前記果部のみを用いて緑豆澱粉を製造
しようとするものである。 【解決手段】 水洗,浸漬した原料の緑豆を圧壊ローラ
を介して果部と皮部に分離し、前記果部のみを磨砕して
磨砕粉を作り、この磨砕粉を用いて緑豆澱粉を製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は緑豆澱粉とその製
造手段に関し、良質の“はるさめ”を作る場合の主原料
である緑豆澱粉とその製造手段に係り、特に良質な緑豆
澱粉を作るための製造方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の緑豆澱粉の製法を略述すれば次の
とおりである。図3に示すように、原料1′を水洗2′
し、水洗された緑豆は浸漬3′されて軟化されて磨砕
4′され、微粉末に磨砕された緑豆粉末はデカンタ
5′,GTL篩6′およびセパレータ7′によって精製
され、更にこの精製澱粉は沈降分離8′された後、溶解
タンク9′によって溶解され、脱水10′,乾燥11′
を経て製品12′になるようにされていた。なお沈降分
離した澱粉は掘出されて溶解タンク9′に移送されるも
のでこの段階で一貫した製造手段が行なえないものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】緑豆から作られる緑豆
澱粉は他の澱粉、例えば根藷澱粉に比較して製造方法が
非常に難しく、また連続的な製造方法をとることができ
ず、しかも従来法によって製造された緑豆澱粉には蛋白
質や糖質を多く含んだもので例えば“はるさめ”の原料
としてこれを利用する場合、必ずしも満足を得られるも
のではなかった。この発明は極めて良質な緑豆澱粉を得
るための製造方法とその装置を提供しようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願の発明者は、緑
豆から緑豆澱粉を製造する段階で良質な緑豆澱粉が製造
できない理由は次の事実に基づくものであることを発見
したものである。緑豆の果部と皮部の間には、澱粉を作
る上で非常にやっかいな蛋白質や糖質などの不純物を多
く含んでおり、これ等の不純物は澱粉製造工程の初期段
階で行なわれる緑豆の磨砕工程で作られる緑豆砕粉は緑
豆が砕かれると同時に空気に触れ、表面が酸化すると共
に精製澱粉に付着することで白度を減少させることにな
り、またその後の製造工程である澱粉乳を沈降分離させ
る場合でも、前記した蛋白質自体が酸化してふわふわし
た状態で澱粉乳中に浮遊し、澱粉と付かず離れずの状態
となっており、良質な緑豆澱粉を製造する上での問題と
なっていた。この発明は上記した不純物を含有する皮部
を磨砕工程前に除去し、皮部のない緑豆果だけを用いて
緑豆澱粉を製造しようとするものである。
【0005】
【実施例】この発明の実施例を図1により説明すれば次
の通りである。 〔そのI〕緑豆の剥皮装置 図1において緑豆の剥皮装置が符号10として示されて
おり、この手段は、ホッパ1,剥皮ローラ2,混合水タ
ンク3,サイクロン型分離器4,果タンク5および皮タ
ンク6とで構成されている。
【0006】ホッパ1内に投入された緑豆Mは、水洗,
浸漬されたもので、この緑豆Mは剥皮ローラ2を通過す
る際、果部と皮部とに分離され、混合タンク3内に投入
される。混合タンク3内に混在する果部mと皮部nはポ
ンプPを介してサイクロン型分離器4に送られ、この分
離器によって果部mと皮部nに分別され果部mはタンク
5に、皮部nは他のタンク6にそれぞれ送られ、果部m
はポンプPを介して磨砕工程に送られる。
【0007】上記した剥皮ローラ2は同方向に回転する
2個の圧壊ローラ21,21で形成されており、緑豆M
が両ローラ21,21間を通過する際、皮部のみが圧壊
されて緑豆から除去されるものであり、皮部に対して圧
壊効果を向上させるため、両ローラ21,21のいずれ
か一方の周速度を変える手段が採用される。また剥離ロ
ーラ2を多段に設けることで緑豆Mの皮除去の効率化を
はかることができる。また前記ローラは硬質ゴムまたは
合成樹脂材料で形成されている。
【0008】〔そのII〕剥皮された緑豆果よりの澱粉製
造手段 図2にこの発明に係る緑豆澱粉の製造行程がフローシー
トで示されており、原料の緑豆は水洗された後、所定時
間浸漬された後、図1で示した剥皮装置10に送られて
剥皮され果部mのみが磨砕されて磨砕粉となる。なお剥
離装置で分別される皮nは蛋白等を含有するので食用ま
たは飼料として利用される。
【0009】上記した磨砕粉はデカンタ1で蛋白回収装
置を介して蛋白を除去される。蛋白を除去された磨砕粉
はデカンタ2で粕回収装置を介して粕が除去される。粕
を除去された磨砕粉はGTL篩によって繊維回収装置に
よって繊維が除去される。上記したデカンタAで回収さ
れた蛋白とデカンタBおよびGTL篩で回収された粕,
繊維は、いずれも乾燥装置を介して乾燥され食用または
飼料として利用される。上記した蛋白,粕および繊維除
去された磨砕粉は、澱粉を主成分とする主澱粉である
が、この主澱粉はセパレータおよび高目篩によって微雑
物を除去され沈殿分離工程を経て精製澱粉が生成され
る。
【0010】この発明は上記実施例に限定されるもので
なく、特に緑豆の剥離手段としては例えば加圧篩あるい
は平板ロール方式などの剥皮手段を任意に設計できるも
のである。しかも、蛋白,粕あるいは繊維または他の微
雑物を除去するために、それぞれの除去装置を多段に設
けるようなことは容易に設計できるものである。
【0011】
【発明の効果】この発明は緑豆澱粉の製造に際して緑豆
を剥離手段を介して果部と皮部とに分別し、果部のみを
磨砕して磨砕粉とし、この磨砕粉から緑豆澱粉を製造す
るもので、従来行っていた手作業による沈降澱粉の掘出
しの必要がなく、原料から製品の製造までを連続的に行
うことができる。また、この発明は原料の緑豆を果部と
皮部に分別し、果部のみを用いて澱粉を製造するので、
緑豆の果部と皮部間に多く存在する蛋白質および糖質が
製造行程に入りこむことがなく、白度の高い製品を得る
ことができる。またこの発明は緑豆澱粉の製造行程で回
収される皮部は飼料として、また粕は人体に有用な機能
食品としてその上繊維は食用としてその上、剥離した果
部と皮部から出る蛋白は機能食品として食用に利用でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】緑豆の剥皮装置の説明図である。
【図2】緑豆澱粉の製造行程のフローシートである。
【図3】従来の製造行程の説明図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 圧壊ローラ 3 混合タンク 4 サイクロン型分離器 5 果部の収納タンク 6 皮部の収納タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B020 LB24 LC03 LG09 LP08 LP12 LP30 4B046 LA07 LC08 LG16 LG36 LP80 LQ01 4B061 AA01 BA10 BB09 CB02 CB17 DA03 DB21 4C090 AA01 AA04 BA13 BB12 BB52 BC12 CA01 CA29 DA27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緑豆澱粉の製造に際して、原料として供
    給する緑豆を果部と皮部に分別し、前記果部のみを磨砕
    して磨砕粉を形成し、この磨砕粉を精製して緑豆澱粉を
    製造することを特徴とする緑豆澱粉の製造法。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲第1項記載の製造法によ
    って製造された緑豆澱粉。
  3. 【請求項3】 緑豆澱粉の製造手段において緑豆の剥皮
    装置として、原料供給用ホッパとこのホッパよりの緑豆
    を果部と皮部に圧壊分離する圧壊ローラと前記果部と皮
    部とを分別するサイクロン型分離器で構成されたことを
    特徴とする緑豆の剥離装置。
JP11194206A 1999-07-08 1999-07-08 緑豆澱粉とその製造手段 Pending JP2001019703A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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