JP2001019592A - 単結晶引き上げ装置 - Google Patents
単結晶引き上げ装置Info
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- JP2001019592A JP2001019592A JP11184347A JP18434799A JP2001019592A JP 2001019592 A JP2001019592 A JP 2001019592A JP 11184347 A JP11184347 A JP 11184347A JP 18434799 A JP18434799 A JP 18434799A JP 2001019592 A JP2001019592 A JP 2001019592A
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 融液対流による温度振動を防止して単結晶化
率を向上させることができる単結晶引き上げ装置を提供
する。 【解決手段】 石英ルツボ3の周囲に電磁石8,9が配
置され、この電磁石8,9によって石英ルツボ3をカス
プ磁場下で回転させつつ単結晶13を引き上げる単結晶
引き上げ装置において、単結晶13の引き上げ位置が、
電磁石8,9の平面から見た磁場中心Gからずれた位置
に配置されていることを特徴とする。
率を向上させることができる単結晶引き上げ装置を提供
する。 【解決手段】 石英ルツボ3の周囲に電磁石8,9が配
置され、この電磁石8,9によって石英ルツボ3をカス
プ磁場下で回転させつつ単結晶13を引き上げる単結晶
引き上げ装置において、単結晶13の引き上げ位置が、
電磁石8,9の平面から見た磁場中心Gからずれた位置
に配置されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MCZ法(磁場
印加チョクラルスキー法)によって、石英ルツボ内に収
容された半導体融液から単結晶を引き上げるに際し、融
液対流による温度振動を抑制し、単結晶化率を向上させ
ることができる単結晶引き上げ装置に関するものであ
る。
印加チョクラルスキー法)によって、石英ルツボ内に収
容された半導体融液から単結晶を引き上げるに際し、融
液対流による温度振動を抑制し、単結晶化率を向上させ
ることができる単結晶引き上げ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン(Si)やガリウムヒ素
(GaAs)等の半導体単結晶を成長させる装置とし
て、図6に示すように、MCZ法(磁場印加チョクラル
スキー法)を用いた単結晶引き上げ装置10が知られて
いる。このような単結晶引き上げ装置10では、チャン
バ2の内部には石英ルツボ3とヒータ4とが配設されて
いる。石英ルツボ3はサセプタ5を介して昇降自在、か
つ、回転自在な下軸6に支持されている。また、ヒータ
4は半導体融液を加熱するためのものであり、石英ルツ
ボ3の周囲に配置されている。
(GaAs)等の半導体単結晶を成長させる装置とし
て、図6に示すように、MCZ法(磁場印加チョクラル
スキー法)を用いた単結晶引き上げ装置10が知られて
いる。このような単結晶引き上げ装置10では、チャン
バ2の内部には石英ルツボ3とヒータ4とが配設されて
いる。石英ルツボ3はサセプタ5を介して昇降自在、か
つ、回転自在な下軸6に支持されている。また、ヒータ
4は半導体融液を加熱するためのものであり、石英ルツ
ボ3の周囲に配置されている。
【0003】チャンバ2上部からは、種結晶を下端部に
把持するワイヤ7が昇降自在、かつ、回転自在に吊り下
げられている。また、チャンバ2の外側には半導体融液
の対流を抑制するカスプ磁場を印加する電磁石8,9が
設置されている。
把持するワイヤ7が昇降自在、かつ、回転自在に吊り下
げられている。また、チャンバ2の外側には半導体融液
の対流を抑制するカスプ磁場を印加する電磁石8,9が
設置されている。
【0004】従来の単結晶引き上げ装置10は、炉上部
からアルゴンガスを供給しつつ、上方より種結晶を半導
体融液に浸漬させ、石英ルツボ3を回転させながら種結
晶を引き上げることにより、半導体の単結晶13を得る
ものである。単結晶の引き上げ中には、図7に示すよう
に、石英ルツボ3の壁面と半導体融液が反応して、半導
体融液内に酸素が溶出するが、電磁石8,9によってカ
スプ磁場11(破線で示す)が印加されると、石英ルツ
ボ3の底面及び側面の両方に直角な磁界成分が加わるた
め、石英ルツボ3内壁付近の対流が抑制される。言い換
えれば、溶解した酸素が石英ルツボ3の壁面付近に滞留
するため、さらなる酸素の溶解が起こり難くなる。ま
た、酸素を比較的高濃度に含む融液の結晶直下への流入
を抑制する。
からアルゴンガスを供給しつつ、上方より種結晶を半導
体融液に浸漬させ、石英ルツボ3を回転させながら種結
晶を引き上げることにより、半導体の単結晶13を得る
ものである。単結晶の引き上げ中には、図7に示すよう
に、石英ルツボ3の壁面と半導体融液が反応して、半導
体融液内に酸素が溶出するが、電磁石8,9によってカ
スプ磁場11(破線で示す)が印加されると、石英ルツ
ボ3の底面及び側面の両方に直角な磁界成分が加わるた
め、石英ルツボ3内壁付近の対流が抑制される。言い換
えれば、溶解した酸素が石英ルツボ3の壁面付近に滞留
するため、さらなる酸素の溶解が起こり難くなる。ま
た、酸素を比較的高濃度に含む融液の結晶直下への流入
を抑制する。
【0005】尚、単結晶の成長に伴って半導体融液の固
液界面12の位置が低下するのを補うように図8に示す
ように石英ルツボ3が下軸6により上昇するようになっ
ている。この種の技術としては、例えば、特許第270
6165号公報に開示されている。
液界面12の位置が低下するのを補うように図8に示す
ように石英ルツボ3が下軸6により上昇するようになっ
ている。この種の技術としては、例えば、特許第270
6165号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、上記のようにカスプ磁場11を印加させることで、
単結晶中の酸素濃度を低減することができるが、図7,
8に示すように、上下方向の磁場中心を固液界面12に
位置させた状態で単結晶13の引き上げを行うようにし
ているため、融液の中心部(結晶直下)は低磁界領域と
なる。
は、上記のようにカスプ磁場11を印加させることで、
単結晶中の酸素濃度を低減することができるが、図7,
8に示すように、上下方向の磁場中心を固液界面12に
位置させた状態で単結晶13の引き上げを行うようにし
ているため、融液の中心部(結晶直下)は低磁界領域と
なる。
【0007】したがって、上記のように酸素濃度を低減
させる点では有利であるが、酸素濃度及び抵抗率のウェ
ーハ面内分布均一化の点では十分なものではなかった。
すなわち、酸素濃度を低減させることはできても、それ
が部分的なものであると、全体としての品質を低下させ
てしまうのである。とりわけ、石英ルツボ3が大容量化
している今日ではウェーハ面内分布にばらつきがあると
それが製品品質のばらつきに直結してしまい、製品品質
の均一性を維持するのが困難となってきている。そこ
で、この発明は、酸素濃度及び抵抗率のウェーハ面内分
布均一な単結晶を製造でき、温度振動をなくし単結晶化
率を向上させることができる単結晶引き上げ装置を提供
するものである。
させる点では有利であるが、酸素濃度及び抵抗率のウェ
ーハ面内分布均一化の点では十分なものではなかった。
すなわち、酸素濃度を低減させることはできても、それ
が部分的なものであると、全体としての品質を低下させ
てしまうのである。とりわけ、石英ルツボ3が大容量化
している今日ではウェーハ面内分布にばらつきがあると
それが製品品質のばらつきに直結してしまい、製品品質
の均一性を維持するのが困難となってきている。そこ
で、この発明は、酸素濃度及び抵抗率のウェーハ面内分
布均一な単結晶を製造でき、温度振動をなくし単結晶化
率を向上させることができる単結晶引き上げ装置を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明においては、ルツボの周囲に電磁石が配置
され、この電磁石によってルツボをカスプ磁場下で回転
させつつ単結晶を引き上げる単結晶引き上げ装置におい
て、単結晶の引き上げ位置が、電磁石の平面から見た磁
場中心からずれた位置に配置されていることを特徴とす
る。単結晶の引き上げ位置を磁場中心位置からずらすこ
とで、単結晶の引き上げ位置をわずかであっても磁界が
作用する部位とすることが可能となり、これによっって
融液対流による温度振動を抑制する。
に、この発明においては、ルツボの周囲に電磁石が配置
され、この電磁石によってルツボをカスプ磁場下で回転
させつつ単結晶を引き上げる単結晶引き上げ装置におい
て、単結晶の引き上げ位置が、電磁石の平面から見た磁
場中心からずれた位置に配置されていることを特徴とす
る。単結晶の引き上げ位置を磁場中心位置からずらすこ
とで、単結晶の引き上げ位置をわずかであっても磁界が
作用する部位とすることが可能となり、これによっって
融液対流による温度振動を抑制する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を従来
の図6を援用し図面と共に説明する。尚、以下の説明で
は図示都合上、電磁石の大きさに対して石英ルツボの大
きさを大きくして図示してある。図1は、この発明の第
1実施形態の単結晶引き上げ装置14の要部を示したも
のである。この単結晶引き上げ装置14において、チャ
ンバ2の内部に、石英ルツボ3とヒータ4とが配設され
ている。石英ルツボ3はサセプタ5を介して昇降自在、
かつ、回転自在な下軸6に支持され、ヒータ4は、石英
ルツボ3の周囲に配置されている。
の図6を援用し図面と共に説明する。尚、以下の説明で
は図示都合上、電磁石の大きさに対して石英ルツボの大
きさを大きくして図示してある。図1は、この発明の第
1実施形態の単結晶引き上げ装置14の要部を示したも
のである。この単結晶引き上げ装置14において、チャ
ンバ2の内部に、石英ルツボ3とヒータ4とが配設され
ている。石英ルツボ3はサセプタ5を介して昇降自在、
かつ、回転自在な下軸6に支持され、ヒータ4は、石英
ルツボ3の周囲に配置されている。
【0010】チャンバ2上部からは、ワイヤ7が昇降自
在、かつ、回転自在に吊り下げられている。このワイヤ
7は下軸6と同軸位置に吊り下げられ、下端には種結晶
が取り付けられている。よって、種結晶は石英ルツボ3
の平面視における中心Oから引き上げられることとな
る。また、チャンバ2の外側には半導体融液の対流を抑
制するカスプ磁場11を印加する電磁石8,9が設置さ
れている。ここで、この電磁石8,9は、図2にも示す
ように平面視における磁場中心Gが石英ルツボ3の中心
Oから少しだけずれた位置(例えば、ルツボ内径790
mmの場合で50mm)となるように配置されている。
在、かつ、回転自在に吊り下げられている。このワイヤ
7は下軸6と同軸位置に吊り下げられ、下端には種結晶
が取り付けられている。よって、種結晶は石英ルツボ3
の平面視における中心Oから引き上げられることとな
る。また、チャンバ2の外側には半導体融液の対流を抑
制するカスプ磁場11を印加する電磁石8,9が設置さ
れている。ここで、この電磁石8,9は、図2にも示す
ように平面視における磁場中心Gが石英ルツボ3の中心
Oから少しだけずれた位置(例えば、ルツボ内径790
mmの場合で50mm)となるように配置されている。
【0011】上記実施形態によれば、単結晶13の引き
上げ作業を行うと、単結晶13は石英ルツボ3の中心O
から引き上げられることになるが、単結晶13の引き上
げ位置は電磁石8,9の磁場中心Gから少しだけずれて
いるため、単結晶13の引き上げ部位にはわずかな磁場
が発生している。
上げ作業を行うと、単結晶13は石英ルツボ3の中心O
から引き上げられることになるが、単結晶13の引き上
げ位置は電磁石8,9の磁場中心Gから少しだけずれて
いるため、単結晶13の引き上げ部位にはわずかな磁場
が発生している。
【0012】よって、わずかではあるが生じている磁場
によって、引き上げ部位周辺の融液の温度振動が抑制さ
れる。すなわち、単結晶13の引き上げ位置を電磁石
8,9の磁場中心Gとした場合には、単結晶13の引き
上げ部位が磁場強度0の部分となるため、この部分にお
ける温度振動を抑制することはできない。そのため、単
結晶化率が低下する不具合があったが、単結晶13の引
き上げ部位にわずかな磁界成分を付与することにより温
度振動を抑制して、単結晶化率を向上させることができ
る。また、このときカスプ磁界付与による酸素濃度の低
下効果を損ねるには至らない。そして、固液界面におけ
る攪拌効果により酸素濃度及び抵抗率のウェーハ面内分
布均一化を図ることができる。
によって、引き上げ部位周辺の融液の温度振動が抑制さ
れる。すなわち、単結晶13の引き上げ位置を電磁石
8,9の磁場中心Gとした場合には、単結晶13の引き
上げ部位が磁場強度0の部分となるため、この部分にお
ける温度振動を抑制することはできない。そのため、単
結晶化率が低下する不具合があったが、単結晶13の引
き上げ部位にわずかな磁界成分を付与することにより温
度振動を抑制して、単結晶化率を向上させることができ
る。また、このときカスプ磁界付与による酸素濃度の低
下効果を損ねるには至らない。そして、固液界面におけ
る攪拌効果により酸素濃度及び抵抗率のウェーハ面内分
布均一化を図ることができる。
【0013】実験によれば、引き上げ位置を電磁石8,
9の磁場中心Gから少しだけずらして製造された単結晶
13は、引き上げ位置を電磁石8、9の磁場中心Gと一
致させたものに対して半径方向の抵抗値の均一性(RR
G%)の点で優れていることが判明した。尚、RRGは
Resistivity Radial Gradie
ntを略したものである。具体的には、ウェーハの中心
における抵抗値RCと、この中心を挟んで直径上に配置
された周縁から約5mm内側の点における2つの抵抗値
RPとにより求めた (RC−RP)/RC を抵抗値の均一性RRG(%)としてサンプリング結果
を図3に示した。尚、上記RPはここでは2つの値のう
ち大きい方を採用した。その結果、分布頻度が多いピー
クを含み、全体として中心線が不一致である実施形態の
方がRRGが低くばらつきが小さいことが判明した。
9の磁場中心Gから少しだけずらして製造された単結晶
13は、引き上げ位置を電磁石8、9の磁場中心Gと一
致させたものに対して半径方向の抵抗値の均一性(RR
G%)の点で優れていることが判明した。尚、RRGは
Resistivity Radial Gradie
ntを略したものである。具体的には、ウェーハの中心
における抵抗値RCと、この中心を挟んで直径上に配置
された周縁から約5mm内側の点における2つの抵抗値
RPとにより求めた (RC−RP)/RC を抵抗値の均一性RRG(%)としてサンプリング結果
を図3に示した。尚、上記RPはここでは2つの値のう
ち大きい方を採用した。その結果、分布頻度が多いピー
クを含み、全体として中心線が不一致である実施形態の
方がRRGが低くばらつきが小さいことが判明した。
【0014】次に、この発明の第2実施形態について説
明する。図4は、石英ルツボ3と電磁石8,9の配置状
況を示すものである。この実施形態では電磁石8,9を
楕円形状に配置すると共に、電磁石8,9の内側であっ
て、電磁石8の長軸Aを短軸Bとの交点である中心位置
Gからずれた位置に石英ルツボ3の中心Oが位置するよ
うに石英ルツボ3を配置したものである。この実施形態
においても単結晶13の引き上げ位置は石英ルツボ3の
中心Oであり、電磁石8,9の磁場中心Gからずれた部
位に位置することとなるため、単結晶13の引き上げ部
位にはわずかな磁場が存在するため、この部位における
温度振動を抑制でき、上記第1実施形態と同様の効果を
得ることができる。
明する。図4は、石英ルツボ3と電磁石8,9の配置状
況を示すものである。この実施形態では電磁石8,9を
楕円形状に配置すると共に、電磁石8,9の内側であっ
て、電磁石8の長軸Aを短軸Bとの交点である中心位置
Gからずれた位置に石英ルツボ3の中心Oが位置するよ
うに石英ルツボ3を配置したものである。この実施形態
においても単結晶13の引き上げ位置は石英ルツボ3の
中心Oであり、電磁石8,9の磁場中心Gからずれた部
位に位置することとなるため、単結晶13の引き上げ部
位にはわずかな磁場が存在するため、この部位における
温度振動を抑制でき、上記第1実施形態と同様の効果を
得ることができる。
【0015】また、図5に示すのはこの発明の第3実施
形態である。この実施形態では電磁石8,9と石英ルツ
ボ3は同心位置に配置されているが、チャンバ2上部に
配置される上部チャンバ2Aの位置、すなわち、ワイヤ
7の引き上げ位置Wを石英ルツボ3の中心O、つまり、
電磁石の磁場中心Gからわずかにずらすようにしたもの
である。この実施形態においても単結晶13の引き上げ
位置Wは電磁石8,9の磁場中心Gからずれた部位に位
置することとなるため、単結晶13の引き上げ部位には
わずかな磁場が存在するため、この部位における温度振
動を抑制でき、上記第1実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。
形態である。この実施形態では電磁石8,9と石英ルツ
ボ3は同心位置に配置されているが、チャンバ2上部に
配置される上部チャンバ2Aの位置、すなわち、ワイヤ
7の引き上げ位置Wを石英ルツボ3の中心O、つまり、
電磁石の磁場中心Gからわずかにずらすようにしたもの
である。この実施形態においても単結晶13の引き上げ
位置Wは電磁石8,9の磁場中心Gからずれた部位に位
置することとなるため、単結晶13の引き上げ部位には
わずかな磁場が存在するため、この部位における温度振
動を抑制でき、上記第1実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、単結晶の引き上げ位置を磁場中心位置からずらす
ことで、単結晶の引き上げ位置をわずかであっても磁界
が作用する部位とすることが可能となるため、磁場中心
から単結晶を引き上げた場合に比較して、単結晶引き上
げ部位における温度振動を抑えることができ、その結
果、酸素濃度を抑えることができると共に酸素濃度及び
抵抗率において面内分布均一化を図ることができる効果
がある。
れば、単結晶の引き上げ位置を磁場中心位置からずらす
ことで、単結晶の引き上げ位置をわずかであっても磁界
が作用する部位とすることが可能となるため、磁場中心
から単結晶を引き上げた場合に比較して、単結晶引き上
げ部位における温度振動を抑えることができ、その結
果、酸素濃度を抑えることができると共に酸素濃度及び
抵抗率において面内分布均一化を図ることができる効果
がある。
【図1】 この発明の第1実施形態の説明図である。
【図2】 電磁石と石英ルツボの配置状態を示す図1の
平面視図である。
平面視図である。
【図3】 ウェーハ面内の抵抗率分布を示すグラフ図で
ある。
ある。
【図4】 この発明の第2実施形態の図2に相当する平
面視図である。
面視図である。
【図5】 この発明の第3実施形態の正断面図である。
【図6】 従来技術及び本願発明の単結晶引き上げ装置
の全体説明図である。
の全体説明図である。
【図7】 従来の単結晶引き上げ初期の説明図である。
【図8】 従来の単結晶引き上げ終期の説明図である。
3 石英ルツボ 8,9 電磁石 13 単結晶 14 単結晶引上装置 G 磁場中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 智司 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 (72)発明者 熱海 貴 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 (72)発明者 小野 直樹 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 (72)発明者 降屋 久 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 Fターム(参考) 4G077 AA02 BA04 CF10 EJ02 PF42 RA03 5F053 AA12 AA13 AA14 BB04 BB08 BB13 DD01 FF04 GG01 KK10 RR01 RR03 RR20
Claims (1)
- 【請求項1】 ルツボの周囲に電磁石が配置され、この
電磁石によってルツボをカスプ磁場下で回転させつつ単
結晶を引き上げる単結晶引き上げ装置において、単結晶
の引き上げ位置が、電磁石の平面から見た磁場中心から
ずれた位置に配置されていることを特徴とする単結晶引
き上げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11184347A JP2001019592A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 単結晶引き上げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11184347A JP2001019592A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 単結晶引き上げ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001019592A true JP2001019592A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16151689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11184347A Pending JP2001019592A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 単結晶引き上げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001019592A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100804459B1 (ko) | 2005-07-25 | 2008-02-20 | 가부시키가이샤 사무코 | 실리콘 단결정 제조 방법 및 실리콘 단결정 |
US7335256B2 (en) | 2002-12-19 | 2008-02-26 | Siltronic Ag | Silicon single crystal, and process for producing it |
WO2010064356A1 (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-10 | 信越半導体株式会社 | 単結晶の製造方法および単結晶の製造装置 |
CN112095153A (zh) * | 2019-06-18 | 2020-12-18 | 上海新昇半导体科技有限公司 | 一种半导体晶体生长装置 |
CN115323481A (zh) * | 2022-08-02 | 2022-11-11 | 山西潞安太阳能科技有限责任公司 | 一种偏心的直拉硅单晶炉及其拉晶工艺 |
-
1999
- 1999-06-29 JP JP11184347A patent/JP2001019592A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7335256B2 (en) | 2002-12-19 | 2008-02-26 | Siltronic Ag | Silicon single crystal, and process for producing it |
KR100804459B1 (ko) | 2005-07-25 | 2008-02-20 | 가부시키가이샤 사무코 | 실리콘 단결정 제조 방법 및 실리콘 단결정 |
WO2010064356A1 (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-10 | 信越半導体株式会社 | 単結晶の製造方法および単結晶の製造装置 |
US9200380B2 (en) | 2008-12-04 | 2015-12-01 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Single-crystal manufacturing method and single-crystal manufacturing apparatus |
KR101611439B1 (ko) | 2008-12-04 | 2016-04-11 | 신에쯔 한도타이 가부시키가이샤 | 단결정의 제조 방법 및 단결정의 제조 장치 |
CN112095153A (zh) * | 2019-06-18 | 2020-12-18 | 上海新昇半导体科技有限公司 | 一种半导体晶体生长装置 |
CN112095153B (zh) * | 2019-06-18 | 2021-05-11 | 上海新昇半导体科技有限公司 | 一种半导体晶体生长装置 |
CN115323481A (zh) * | 2022-08-02 | 2022-11-11 | 山西潞安太阳能科技有限责任公司 | 一种偏心的直拉硅单晶炉及其拉晶工艺 |
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