JP2001019497A - 低圧複層ガラスおよびその製造方法 - Google Patents

低圧複層ガラスおよびその製造方法

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JP2001019497A JP19539299A JP19539299A JP2001019497A JP 2001019497 A JP2001019497 A JP 2001019497A JP 19539299 A JP19539299 A JP 19539299A JP 19539299 A JP19539299 A JP 19539299A JP 2001019497 A JP2001019497 A JP 2001019497A
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Hiromi Hase
広美 長谷
Yoshiaki Sugata
義敬 菅田
Akira Sakata
昭 坂田
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Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複層ガラスの内部空間を減圧して断熱性を付与
するためには、圧力を10Pa以下、好ましくは1Pa以下
まで減圧する必要がある。所望の内部圧に減圧するため
には、複層ガラスセルに十分な開口部面積を設けなけれ
ばならない。排気部の構造として、排気チューブ管が複
雑な形状に加工され、加工部での強度劣化、排気抵抗の
増加等の問題があった。 【解決手段】複層ガラスのコーナー部ガラス面に、2m
mφ以上9mmφ以内の開口部となる穴を設け、L字型
の排気チューブをもちいて前記開口部から排気を行い、
低圧複層ガラスを作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅・非住宅など
の建築分野、自動車・車両・船舶・航空機などの輸送分
野、冷凍庫・冷凍ショーケース・恒温恒湿槽などの設備
機器分野などの省エネルギーを要求される排気開口部に
適用される高い断熱性能を有する低圧複層ガラスとその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、省エネルギーに優れた快適で健康
な住環境をつくるため、従来に増して断熱性能を有する
複層ガラスの使用頻度が高まり、急速に普及している。
【0003】この複層ガラスとして、対向する板ガラス
により形成される空間を低圧にした低圧複層ガラスが提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複層ガラスの内部空間
を減圧して断熱性を付与するためには、圧力を10Pa以
下、好ましくは1Pa以下まで減圧する必要がある。所望
の圧力に減圧するためには、複層ガラスセルに十分な排
気開口部面積を設けなければならない。排気開口部の面
積を大きくすると、外観を損ねるという問題があった。
さらに、排気にガラス管を用いる場合、直線状のガラス
管では、太いガラス管を使用しなければならず、減圧し
た空間を封止するとき、ガラス管の封止形状が板ガラス
面より出過ぎていて、建物への施工時に不具合を生じる
ものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、2枚の板ガラ
スを所定の間隔で隔置し、この間隔を保持する点状、線
状または網状スペーサーを配設するとともに、このパネ
ルの周縁端部を低融点はんだガラスにより密封して、低
圧空間が形成される低圧複層ガラスにおいて、ガラス面
に排気開口部となる穴を設け、前記排気開口部に設けた
L字型の排気ガラス管を封止したことを特徴とする低圧
複層ガラスである。
【0006】また、排気ガラス管の封止部に樹脂性、金
属性の保護キャップを設け、保護キャップの出っ張り部
の高さがガラス面から10mm以内に収まることを特徴
とする低圧複層ガラス。
【0007】また、排気開口部がガラスのコーナー部の
75mm×75mmの範囲内にあることを特徴とする。
【0008】また、排気開口部があるコーナー部は、ガ
ラスコーナー部から排気開口部の間で平面視で斜めに切
断されていることを特徴とする低圧複層ガラスである。
【0009】また、排気ガラス管の封止部が低圧複層ガ
ラスの外周よりも外側にあることを特徴とする低圧複層
ガラスである。
【0010】さらに、ガラス面に開けられた排気開口部
となる穴に、L字型の排気ガラス管の一端を該穴に取付
け、他端をコーナー側に向け、該排気ガラス管を通して
排気し、所定の圧力まで低下したところで該排気ガラス
管を加熱封止することを特徴とする低圧複層ガラスの製
造方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】2枚の板ガラスとは、クリアなフ
ロート板ガラス、熱線吸収板ガラス、熱線反射板ガラ
ス、高性能熱線反射板ガラス、低放射板ガラス、線入板
ガラス、網入板ガラス、型板ガラス、強化ガラス、倍強
度ガラス、低反射板ガラス、高透過板ガラス、摺りガラ
ス、タペスティ(フロスト)ガラス、セラミックス印刷
ガラスなど各種板ガラスを適宜組み合わせることができ
る。断熱性能を高めるために、少なくとも1枚は低放射
板ガラスとすることが好ましい。
【0012】望ましくは、膜厚が10〜60nmの亜
鉛、錫、チタン、インジウム、ビスマス、ジルコニウム
の酸化物の中から1種類以上選択した反射金属酸化物
層、膜厚が5〜30nmの銀層と、アルミニウム、チタ
ン、亜鉛、タンタル及びニッケルクロム合金から1種類
以上選択した金属を含有する膜厚が0.3〜30nmの
酸化防止層、膜厚が30〜100nmの亜鉛、錫、チタ
ン、インジウム、ビスマス、ジルコニウムの酸化物の中
から1種類以上選択した反射金属酸化物層からなる皮膜
層が順に積層された、耐熱性に優れた低放射ガラスを用
いる。
【0013】あるいは、膜厚が10〜60nmの亜鉛、
錫、チタン、インジウム、ビスマス、ジルコニウムの酸
化物の中から1種類以上選択した反射金属酸化物層、ア
ルミニウム、チタン、亜鉛、タンタル及びニッケルクロ
ム合金から1種類以上選択した金属を含有する膜厚が
0.3〜30nmの酸化防止層、膜厚が5〜30nmの
銀層と、アルミニウム、チタン、亜鉛、タンタル及びニ
ッケルクロム合金から1種類以上選択した金属を含有す
る膜厚が0.3〜30nmの酸化防止層、膜厚が30〜
100nmの亜鉛、錫、チタン、インジウム、ビスマ
ス、ジルコニウムの酸化物の中から1種類以上選択した
反射金属酸化物層からなる皮膜層が順に積層された、耐
熱性に優れた低放射ガラスを用いるのが好ましい。
【0014】板ガラスに設ける排気開口部は2mmφ以
上9mmφ以内とすることが好ましい。また該排気開口
部は各ガラスコーナーに設けても良い。この排気開口部
の位置は、低圧複層ガラスを窓枠にはめ込んだときに、
窓枠になるべく近い位置になるように、ガラスコーナー
から75mm×75mm以内の場所にあることが好まし
い。
【0015】2枚の板ガラスは同じ大きさとしても勿論
よいが、異なる大きさとして、小ガラスは、大ガラスよ
り、各辺において2〜6mm短くすることにより、封着
材としての低融点はんだガラスの2枚の板ガラス間への
浸透を容易にするので好ましい。
【0016】また、2枚の板ガラスはエッジを機械研
磨、レーザー等により面取り加工したもであることが好
ましい。
【0017】排気ガラス管は、例えば、ソーダ石灰ガラ
ス、鉛ガラス等のガラス製が好ましいが、シール材とし
ての低融点はんだガラスと熱膨張係数がほぼ等しいもの
であれば、特に限定されるものではない。形状は円形で
内径は1.5mmφ以上、外径は9mmφ以内であるこ
とが好ましい。これをL字型に加工し、その一端を排気
開口部の穴に設置し、開口部の穴に収まっていない側は
コーナー側に配置し、排気ガラス管と板ガラスとの隙間
は低融点はんだガラスで固定封止する。
【0018】排気ガラス管をL字型にすることにより、
排気装置への連結が容易になり、さらに十分な強度のあ
る太いガラス管を使用しても、排気ガラス管の封止によ
る低圧複層ガラスの面外方向の突出を小さくすることが
出来る。
【0019】排気開口部があるコーナー部は、排気ガラ
ス管の封止を容易にするために、ガラスコーナー部と排
気開口部の間で平面視で斜めに切断されていることが好
ましい。
【0020】2枚の板ガラスの間隔を保持する点材、線
材または網材スペーサー用材料としては、ガラスに比べ
硬度が低く、かつ適切な圧縮強さを有するものであれ
ば、とくに限定されないが、金属、合金、鉄鋼、セラミ
ックスまたはプラスチックが好ましい。金属では鉄、
銅、アルミニウム、タングステン、ニッケル、クロム、
チタンなど、合金、鉄鋼では炭素鋼、クロム鋼、ニッケ
ル鋼、ステンレス鋼、ニッケルクロム鋼、マンガン鋼、
クロムマンガン鋼、クロムモリブデン鋼、珪素鋼、真
鍮、ハンダ、ニクロム、ジュラルミンなどが用いられ
る。
【0021】点材スペーサーは球状、円柱状、角柱状な
どで例えば格子状に配置する。
【0022】線材スペーサーは断面が円形、半円形、角
形などで、直線状と曲線状のものがあり、網状スペーサ
ーは角形、菱形などが用いられる。
【0023】金属または合金をセラミックスまたはプラ
スチックでコーティングしたものでは、着色することに
より意匠性を向上させるとともに、金属特有の反射を抑
制することができる。
【0024】点状、線状または網状スペーサーの配設間
隔は100mm以下であり、75mm以下が好ましい。
【0025】これらスペーサーの配設は、当該配設間隔
の範囲内であれば、規則的でも不規則的でも構わない。
【0026】2枚の板ガラスの間隔は0.05mm以
上、2.0mm以下であり、0.1mm以上、1.0mm
以下が好ましい。
【0027】このパネルの周縁端部に用いる封着材とし
ての低融点はんだガラスは、ガラス粉末単体、ガラス粉
末とセラミックス粉末を混合したガラスフリット、ガラ
スフリットを酢酸アルミ等のビヒクルに分散させたペー
ストやガラスロッドのような線材として加工されたもの
などを使用することができ、その組成は、例えば、特開
昭49−110709号公報、特開平1−224248
号公報、特開平8−119665号公報、本出願人によ
る特開平8−220885号公報等に記載された鉛ケイ
酸塩ガラスや鉛ホウケイ酸塩ガラス単体及びそれらに耐
火物フィラー等を含有させた低融点封着材を使用するこ
とができる。
【0028】また、例えば、特開平6−183775号
公報、特開平9−175833号公報、特開平9−18
8544号公報等に記載された鉛を含まないリン酸塩ガ
ラスに耐火物フィラー等を含有させた低融点封着材など
各種の低融点封着材を使用することができる。
【0029】2枚の板ガラス間の密封された低圧空間の
圧力は、10Pa以下、好ましくは1Pa以下とする。
【0030】排気ガラス管と切断した部位を保護するた
めに樹脂性あるいは金属製のキャップで排気コーナー部
を保護する。この時ガラス面からの出っ張りをガラス面
から高さ10mm以内とすると窓の開閉に支障がなく好
ましい。また、このガラス面から出っ張っている箇所が
ガラスを施工時にサッシの枠内にあることがより好まし
い。
【0031】本発明の複層ガラスは、限定されるもので
はないが、一例として、次の手順により作成する。
【0032】2枚の若干大きさの異なる板ガラスの少な
くともどちらかの板ガラスには、低放射板ガラス、好ま
しくは、5〜30nmの銀層と、アルミニウム、チタ
ン、亜鉛、タンタル及びニッケルクロム合金から1種類
以上選択した金属を含有する酸化防止層、及び亜鉛、
錫、チタン、インジウム、ビスマス、ジルコニウムの酸
化物の中から1種類以上選択した反射防止金属酸化物層
の3種の皮膜層からなり、ガラス/反射防止金属酸化物
層/銀層/酸化防止層/反射防止金属酸化物層の順、ま
たは、ガラス/反射防止金属酸化物層/酸化防止層/銀
層/酸化防止層/反射防止金属酸化物層の順に各皮膜層
を積層した低放射板ガラスを採用し、もう一方のガラス
にはガラスのコーナーから75mm×75mm以内の場
所になるように、2mmφ以上9mmφ以内の排気開口
部を少なくとも1箇所以上設ける。
【0033】また、排気開口部のあるコーナー部はガラ
スコーナー部と排気開口部の間の所で平面視で斜めに両
方のガラスとも切断しておく。
【0034】一方の板ガラスを水平に載置した状態で、
複数の点状、線状、または網状のスペーサーを配設し、
他方の板ガラスを前記スペーサー上に載置し、その状態
で低融点はんだガラスを下側板ガラス上であって上側板
ガラス端面部分に充填してペア化する複層ガラスセルの
周辺端部の低融点はんだガラスを充填する。
【0035】前述排気開口部にL字型に加工した1.5
mmφ以上の内径、9mm以内の外径を有する円形のガ
ラス管の直線部の短い側の一端を設置し、排気開口部に
挿入しない直線部の長い側は、その下側がガラス板との
コーナー部の表面にほぼ接するようにしてコーナー側に
向ける。その後、排気開口部と排気ガラス管の隙間に低
融点はんだガラスを充填する。
【0036】その後低融点はんだガラスの作業温度で加
熱することにより2枚の板ガラスの周縁部全周にわたり
充填された低融点はんだガラスを加熱溶融する。この
時、周縁部の低融点はんだガラスは毛細管現象により2
枚の板ガラスの空間部に浸透し、一方、コーナー部の排
気ガラス管を埋設した低融点はんだガラスは排気経路を
確保した状態で浸透する。その後冷却すると、2枚の板
ガラス同士およびそれらと排気ガラス管を低融点はんだ
ガラスにより強固に一体化した複層ガラスを形成するこ
とができる。その後前記2枚の板ガラスによって形成さ
れる空間の気体を100〜250℃の温度範囲で加熱し
ながら該排気ガラス管を通して排気し、所定の圧力、例
えば10Pa以下、好ましくは1Pa以下まで低下した
ところで、該排気ガラス管を加熱して封着することによ
り低圧空間を有する複層ガラスを製造する。
【0037】排気ガラス管と切断した部位を保護するた
めに樹脂製あるいは金属製のキャップで排気コーナー部
を保護する。
【0038】
【実施例】実施例1 2枚の板ガラスはいずれも厚さ3mmであり、大ガラス
2の寸法が1040mm×1040mmのフロート板ガ
ラスで、一方の小ガラス3の寸法は1034mm×10
34mmのフロート板ガラスである。小ガラス3の1つ
のコーナー部に頂点から45度の方向で30mmの位置
に4mmφの穴4が加工されており、いずれのガラスも
四角形状の頂点部分の角を大ガラスは頂点から両辺方向
に29mmの位置で平面視で斜めに、小ガラスは穴のあ
る頂点から両辺方向に26mmの位置で平面視で斜めに
切り取っておく。
【0039】大ガラス2は低圧の空間側に垂直放射率
0.1の低放射膜をコーティングしている。
【0040】まず、小ガラス3を水平に載置し、その上
に球状スペーサーを配置しようとする20mm間隔の格
子点にマイクロシリンジなどにより微量の水滴を付着さ
せ、別途用意したバキュームピンセットなどにより直径
0.25mmのステンレス製球状のスペーサー5をそれ
ぞれの水滴の位置に配置し、次いで水滴を自然乾燥させ
ることによりスペーサー5を小ガラスの上に、小ガラス
を垂直にしても落ちない程度の接着強さで固定する。
【0041】小ガラス3を大ガラス2に重ね、コーナー
部分を除いた段差部分に、PbO(85重量%)、B2
3(13重量%)、Al23(1重量%)、SiO
2(1重量%)からなる組成の鉛ガラス粉末と、フロー
トガラスの熱膨張係数に近似させるためのPbTiO3
粉末を重量比で60:40になるように混合された軟化
温度が380℃のガラスフリットに、ブチルカルビトー
ルアセテートとα−ターピネオールとセルロースを配合
したバインダーを加えてペースト状に調製して得られた
低融点はんだガラス6のペーストを塗布した。
【0042】外径4mmφ、内径2mmφのソーダ石灰
珪酸ガラスのガラス管をL字型に加工し、排気ガラス管
7として用いた。該排気ガラス管を排気開口部となる穴
4に挿入し、上述の低融点はんだガラスのペーストを穴
4と排気ガラス管7の接触箇所に隙間なく塗布した。
【0043】複層ガラスを加熱してまず周辺に充填した
低融点はんだガラス6のバインダーを揮散、燃焼消失さ
せ、さらに作業温度の470℃まで加熱してガラスフリ
ットを溶融させた後、徐冷して強固に一体化した後、1
60℃の雰囲気温度に保った状態で、排気ガラス管7を
図示しない真空ポンプなどの排気手段と連結して、空間
内部が0.1Paまで減圧した。この減圧方式は排気ガ
ラス管7の内径を十分に利用できるので短時間で減圧で
きた。
【0044】最後に排気ガラス管に火炎をあてその部分
を溶着、切断して低圧空間の封止を行った。
【0045】排気ガラス管の封止部にガラス面からの出
っ張りが4.5mmのアクリロニトリル/スチレン/ブ
タジエンの共重合体からなる樹脂製の保護キャップ8を
設けた。
【0046】このようにして得られた複層ガラスの初期
露点は−70℃以下であり、熱貫流率は0.6W/m2
となり、結露しにくく、しかも良好な断熱性能が得られ
ることを確認した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における保護キャップを設け
ていない低圧複層ガラスの平面図である。
【図2】本発明の実施例1における低圧複層ガラスのa
−a’の断面図である。
【図3】本発明の実施例1における低圧複層ガラスのb
−b’の断面図である。
【図4】本発明の実施例1における保護キャップを設け
た低圧複層ガラスの斜視図である。
【図5】本発明の実施例1における保護キャップを設け
た低圧複層ガラスのコーナー部分のc−c’の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 低圧複層ガラス 2 大ガラス(低放射ガラス) 3 小ガラス 4 排気開口部となる穴 5 ドットスペーサー 6 低融点はんだガラス 7 排気用ガラス管 8 コーナー部保護キャップ
フロントページの続き (72)発明者 坂田 昭 三重県松阪市大口町1510番地 セントラル 硝子株式会社硝子研究所内 Fターム(参考) 4G061 AA09 AA13 AA18 BA01 BA02 BA07 BA10 CB02 CB14 CD02 CD11 CD23 CD25 DA30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の板ガラスを所定の間隔で隔置し、こ
    の間隔を保持する点状、線状または網状スペーサーを配
    設するとともに、このパネルの周縁端部を低融点はんだ
    ガラスにより密封して、低圧空間が形成される低圧複層
    ガラスにおいて、ガラス面に排気開口部となる穴を設
    け、前記排気開口部に設けたL字型の排気ガラス管を封
    止したことを特徴とする低圧複層ガラス。
  2. 【請求項2】排気ガラス管の封止部に樹脂製、金属製の
    保護キャップを設け、保護キャップの出っ張り部の高さ
    がガラス面から10mm以内に収まることを特徴とする
    請求項1に記載の低圧複層ガラス。
  3. 【請求項3】排気開口部がガラスのコーナー部の75m
    m×75mmの範囲内にあることを特徴とする記載1〜
    2のいずれかに記載の低圧複層ガラス。
  4. 【請求項4】排気開口部があるコーナー部は、ガラスコ
    ーナー部から排気開口部の間で平面視で斜めに切断され
    ていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の
    低圧複層ガラス。
  5. 【請求項5】排気ガラス管の封止部が低圧複層ガラスの
    外周よりも外側にあることを特徴とする請求項1〜4に
    記載の低圧複層ガラス。
  6. 【請求項6】ガラス面に排気開口部となる穴をあけ、L
    字型の排気ガラス管の一端を該穴に取付け、他端をコー
    ナー側に向け、該排気ガラス管を通して排気し、所定の
    圧力まで低下したところで該排気ガラス管を加熱封止す
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の低
    圧複層ガラスの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101578073B1 (ko) * 2014-07-14 2015-12-16 코닝정밀소재 주식회사 기밀 밀봉 방법 및 기밀 밀봉된 기판 패키지
KR101585168B1 (ko) 2014-05-09 2016-01-13 (주)경기유리 압력변화대응이 용이한 3중 복층유리

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