JP2001019414A - 活性炭製造方法及び装置 - Google Patents

活性炭製造方法及び装置

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JP2001019414A
JP2001019414A JP11184119A JP18411999A JP2001019414A JP 2001019414 A JP2001019414 A JP 2001019414A JP 11184119 A JP11184119 A JP 11184119A JP 18411999 A JP18411999 A JP 18411999A JP 2001019414 A JP2001019414 A JP 2001019414A
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Japan
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water
ash
activated carbon
carbide
carbon
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JP11184119A
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English (en)
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Hirota Naka
洋太 中
Takehisa Horikoshi
武久 堀越
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定炭素含有率が低く、灰分の含有率の高い
炭化物から、既存の活性炭(ヤシ殻、石炭系活性炭)の
能力と比較し、遜色の無い活性炭を作ることができる活
性炭製造方法を提供すること。 【解決手段】 原料となる灰分を含む炭化物を水に導き
該水中での浮沈により灰分の多い物と炭素の多い物に分
級し、炭素の多い物を集積した後、賦活処理して活性炭
を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粗品質の炭化物、特
に産業廃棄物、下水汚泥、し尿汚泥を炭化処理した灰分
の多い炭化物から、高品質の活性炭を製造する活性炭製
造方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の炭化処理物設備より得られる産業
廃棄物、下水汚泥、し尿汚泥を原料とする灰分の多い炭
化物は、該炭化物中の固定炭素含有率が低く、即ち灰分
が40〜50%含有されており、仮にこの炭化物を蒸気
にて賦活したとしても、既存の活性炭(ヤシ殻、石炭系
活性炭)の能力には遠くおよばないものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、上記のように固定炭素含有率が低
く、灰分の含有率の高い炭化物から、既存の活性炭(ヤ
シ殻、石炭系活性炭)の能力と比較し、遜色の無い活性
炭を作ることができる活性炭製造方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、原料となる灰分を含む炭化物
を水中に導き該水中での浮沈により灰分の多い物と炭素
の多い物に分級し、炭素の多い物を集積した後、賦活処
理して活性炭を得ることを特徴とする活性炭製造方法に
ある。
【0005】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の活性炭製造方法において、原料となる灰分を含
む炭化物を粉砕分級した後、水中に導くことを特徴とす
る。
【0006】上記のように原料となる灰分を含む炭化物
を水に導き、炭素分の疎水性と灰分の親水性を利用し
て、該灰分を含む炭化物を灰分の多い物と炭素の多い物
に分級し、炭素の多い物を集積した後、蒸気を吹き付け
て賦活処理することにより、既存の活性炭(ヤシ殻、石
炭系活性炭)の能力と比較し、遜色の無い活性炭を作る
ことができる。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、水槽内に
水を収容し所定の流速で流すと共に、該水中に原料とな
る灰分を含む炭化物を供給し、該水中での浮沈により該
灰分の多い沈下物と炭素の多い浮遊物に分級する横流式
沈殿水槽と、該横流式沈殿水槽の下流端に配備された浮
遊物回収手段と、該横流式沈殿水槽の中流表層部に配備
される撹拌手段と、浮遊物回収手段で回収された浮遊物
を賦活処理する賦活処理手段とを具備することを特徴と
する活性炭製造装置にある。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の活性炭製造装置において、横流式沈殿水槽の底
部に沈下物を掻き寄せる掻き寄せ手段を配備したことを
特徴とする。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
又は4に記載の活性炭製造装置において、原料となる灰
分を含む炭化物を粉砕する粉砕機を横流式沈殿水槽の上
流部に配備することを特徴とする。
【0010】上記のように、原料となる灰分を含む炭化
物を横流式沈殿水槽に供給し、水面に浮上した浮遊物を
浮遊物回収手段で回収することにより、該回収された浮
遊物は炭素分の疎水性と灰分の親水性を利用し分級され
た、灰分の含有率の少ない炭化物であるから、該灰分の
含有率の少ない炭化物に賦活処理手段で蒸気を吹き付け
賦活処理することにより、既存の活性炭(ヤシ殻、石炭
系活性炭)の能力と比較し、遜色の無い活性炭を作るこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る活性炭製造
方法の製造工程を示す図である。本発明の活性炭製造方
法は、原料となる灰分を含む炭化物を用意する(ステッ
プST1)。この原料となる炭化物としては、例えば、
炭化処理設備で、産業廃棄物、下水汚泥、し尿汚泥を炭
化した灰分の多い炭化物を用いる。この炭化物を粉砕機
等で粉砕する(ステップST2)。
【0012】次に、上記粉砕した炭化物を水に導き、水
中の浮沈により灰分の多い部分と炭素の多い部分に分級
し、炭素の多い部分を集積し、脱灰する(ステップST
3)。該集積した炭素の多い炭化物に水蒸気を吹き付け
賦活処理し(ステップST4)、活性炭を得る(ステッ
プST5)。
【0013】炭素分は疎水性があり、灰分は親水性があ
る。従って、上記のように既存の炭化物設備より得られ
る灰分を多く(40〜50%)含む炭化物を粉砕して、
水中に導入すると、炭化物リッチなものは水面に浮か
び、灰分リッチなものは水中に沈下し、炭化物は分級さ
れる。そこで水面に浮かんだ炭化物リッチなものを集積
し、水蒸気を吹き付け賦活処理することにより、既存の
活性炭(ヤシ殻、石炭系活性炭)の能力と比較し、遜色
の無い活性炭を得ることができる。
【0014】なお、上記活性炭製造工程の炭化物を粉砕
する工程は、水中の浮沈により炭化物リッチなものと、
灰分リッチなものに効率よく分級するためであり、原料
炭化物が粉末状で粉砕する必要がない場合は、粉砕工程
は省略できる。
【0015】図2は本発明に係る活性炭製造装置の概略
構成を示す図である。活性炭製造装置10は長い水槽1
1を具備し、該水槽11の一端側(上流側)には給水口
12と炭化物を投入するホッパー13と該ホッパー13
に投入された炭化物を定量的に切り出し、水槽11内に
導くフィーダ14が配置され、他端(下流側)には浮遊
物回収機(例えば、スカムスキマ)15を配置し、水槽
11の上部には所定位置(例えば、中央より上流側)に
緩速撹拌機16を配置している。
【0016】また、水槽11には水槽底部に沈下したも
のを掻き取る多数の掻取部材17aを連結した掻き寄せ
機(例えば、フライトコンベア)17が配置され、更に
水槽11の一端側(上流側)の底部には掻き寄せ機17
で掻き取られ沈下物を排出する排出口18が設けられて
いる。
【0017】上記構成の活性炭製造装置10において、
水槽11内には給水口12から水Wが供給され、該水W
は水槽11内を遅い流速で流れ、浮遊物回収機15の排
出口15aから流出する。ホッパー13に投入された灰
分を含む炭化物はフィーダ14により厚さ2mm位で定
量的に切り出され、水槽11内に導かれる。
【0018】上記水槽11内に導かれた灰分を含む炭化
物は途中、緩速撹拌機16で撹拌されながら、下流側へ
と流れる。上述のように、炭素分は疎水性であり、灰分
は親水性であるから、炭素分は水流に乗り水面に浮いた
状態で下流側に移動する。また、灰分は水と親和し、比
重2.7近辺から1位のものまで全て水側に移り、沈下
する。水槽11の水面に浮いた状態で下流端まで移動し
た、炭素分を多く含む浮遊物は水面ぎりぎりに設けた浮
遊物回収機15で回収され、排出口15aから排出され
る。
【0019】また、水槽11の途中に緩速撹拌機16を
設け、流れてくる炭化物を撹拌することにより、水面に
炭化物が良く接触し、炭素分と灰分の分級を促進させ
る。水槽11の底部に沈下した灰分を多く含む沈下物は
掻き寄せ機17の掻取部材17aで掻き取られ、該水槽
11の上流端底部に掻き集められ、定期的に排出口18
から排出する。
【0020】浮遊物回収機15の排出口15aから排出
される浮遊物は水の分級作用により、その灰分含有率が
低減された炭化物であるから、この炭化物を集積して、
該炭化物に蒸気を吹き付けて賦活処理することにより、
既存の活性炭(ヤシ殻、石炭系活性炭)の能力と比較
し、遜色の無い活性炭を得ることができる。
【0021】なお、上記ホッパー13に投入する灰分を
含む炭化物は、図示は省略するが、粉砕機にかけ、予め
粉砕した状態とすることにより、水による分級をより効
果的に行なうことができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、各請求項に記載の
発明によれば、下記のような優れた効果が得られる。
【0023】請求項1又は2に記載の発明によれば、原
料となる灰分を含む炭化物を水に導き、炭素分の疎水性
と灰分の親水性を利用して、該灰分を含む炭化物を灰分
の多い部分と炭素の多い部分に分級し、炭素の多い部分
を集積した後、蒸気を吹き付けて賦活処理することによ
り、既存の活性炭(ヤシ殻、石炭系活性炭)の能力と比
較し、遜色の無い活性炭を作る活性炭製造方法を提供で
きる。
【0024】請求項3又は4又は5に記載の発明によれ
ば、原料となる灰分を含む炭化物を横流式沈殿水槽に供
給し、水面に浮上した浮遊物を浮遊物回収手段で回収す
ることにより、該回収された浮遊物は炭素分の疎水性と
灰分の親水性を利用し分級された、灰分の含有率の少な
い炭化物であるから、該灰分の含有率の少ない炭化物に
賦活処理手段で蒸気を吹き付け賦活処理することによ
り、既存の活性炭(ヤシ殻、石炭系活性炭)の能力と比
較し、遜色の無い活性炭を作る活性炭製造装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る活性炭製造方法の製造工程を示す
図である。
【図2】本発明に係る活性炭製造装置の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 活性炭製造装置 11 水槽 12 給水口 13 ホッパー 14 フィーダ 15 浮遊物回収機 16 緩速撹拌機 17 掻き寄せ機 18 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA02 AA46 BA06 CA04 CA10 CA15 CA26 CA34 CA50 CB13 CB50 4D071 AA68 AB06 AB08 AB15 DA15 4G046 HA09 HB02 HC01 HC14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料となる灰分を含む炭化物を水中に導
    き該水中での浮沈により灰分の多い物と炭素の多い物に
    分級し、炭素の多い物を集積した後、賦活処理して活性
    炭を得ることを特徴とする活性炭製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の活性炭製造方法におい
    て、 原料となる灰分を含む炭化物を粉砕分級した後、前記水
    中に導くことを特徴とする活性炭製造方法。
  3. 【請求項3】 水槽内に水を収容し所定の流速で流すと
    共に、該水中に原料となる灰分を含む炭化物を供給し、
    該水中での浮沈により該灰分の多い沈下物と炭素の多い
    浮遊物に分級する横流式沈殿水槽と、該横流式沈殿水槽
    の下流端に配備された浮遊物回収手段と、該横流式沈殿
    水槽の中流表層部に配備される撹拌手段と、前記浮遊物
    回収手段で回収された浮遊物を賦活処理する賦活処理手
    段とを具備することを特徴とする活性炭製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の活性炭製造装置におい
    て、 前記横流式沈殿水槽の底部に前記沈下物を掻き寄せる掻
    き寄せ手段を配備したことを特徴とする活性炭製造装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の活性炭製造装置
    において、 前記原料となる灰分を含む炭化物を粉砕する粉砕機を前
    記横流式沈殿水槽の上流部に配備することを特徴とする
    活性炭製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108083276A (zh) * 2017-12-29 2018-05-29 北海星石碳材料科技有限责任公司 超级电容器活性炭的制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108083276A (zh) * 2017-12-29 2018-05-29 北海星石碳材料科技有限责任公司 超级电容器活性炭的制备方法
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