JP2001017843A - オゾン水生成装置 - Google Patents
オゾン水生成装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 装置各部の動作を制御する制御部は、ポ
ンプ13を動作させてエアを容器5中の原料水20に供
給して、原料水20の温度がほぼ収束するまで曝気する
第1工程と、この第1工程終了後、ポンプ13とオゾン
発生器16とを動作させて、エアによりオゾン発生器1
6の発生するオゾンを原料水20中に送り込む第2工程
とを順に実行する 【効果】 簡単な制御で、濃度や品質の安定したオゾン
水を必要な量だけ自動的に生成することができる。
ンプ13を動作させてエアを容器5中の原料水20に供
給して、原料水20の温度がほぼ収束するまで曝気する
第1工程と、この第1工程終了後、ポンプ13とオゾン
発生器16とを動作させて、エアによりオゾン発生器1
6の発生するオゾンを原料水20中に送り込む第2工程
とを順に実行する 【効果】 簡単な制御で、濃度や品質の安定したオゾン
水を必要な量だけ自動的に生成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン水生成装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、健康的な快適な生活を送るため
に我々が利用している薬剤には、使用に際して注意を必
要とするものが多い。喉の殺菌のためにうがいをする液
には、所定量の消毒薬が含まれている。うがい薬ばかり
でなく口臭予防ための口腔洗浄液にも、殺菌のための消
毒液が含まれる。ところがこの種の消毒液は適切な濃度
以上では若干の毒性があり、誤って飲み込んだ場合には
治療処置が必要になる場合もある。
に我々が利用している薬剤には、使用に際して注意を必
要とするものが多い。喉の殺菌のためにうがいをする液
には、所定量の消毒薬が含まれている。うがい薬ばかり
でなく口臭予防ための口腔洗浄液にも、殺菌のための消
毒液が含まれる。ところがこの種の消毒液は適切な濃度
以上では若干の毒性があり、誤って飲み込んだ場合には
治療処置が必要になる場合もある。
【0003】また、例えば、入浴が自由に出来ない病人
や老人のために、肌を蒸しタオル等で拭う介護が行われ
る。しかしながら、蒸しタオルで拭いただけでは肌の汚
れは十分に除去されず、肌を清潔に保つことが難しい。
そこで、消毒液を使用することが考えられるが、肌に対
する刺激が強過ぎて肌を痛めてしまうおそれもある。従
って、消毒液は十分に薄い安全な濃度に調整され、注意
深く使用するように管理されている。また、医師の監督
の下でのみ使用することを認められるものも多い。
や老人のために、肌を蒸しタオル等で拭う介護が行われ
る。しかしながら、蒸しタオルで拭いただけでは肌の汚
れは十分に除去されず、肌を清潔に保つことが難しい。
そこで、消毒液を使用することが考えられるが、肌に対
する刺激が強過ぎて肌を痛めてしまうおそれもある。従
って、消毒液は十分に薄い安全な濃度に調整され、注意
深く使用するように管理されている。また、医師の監督
の下でのみ使用することを認められるものも多い。
【0004】一方、水にオゾンを溶かしたオゾン水は、
酸素原子ラジカルによる殺菌効果があることが知られて
いる(特開平1−231991号公報、特開平3−26
7196号公報)。しかも、水に溶け込むオゾンの濃度
には限界があり、人体に有害な濃度を越えることはな
い。また、水中の酸素原子ラジカルはそのまま放置する
と短時間で活性を無くし、速やかに自動的に無害化する
という特徴もある。即ち、オゾン水は人体に無害で安全
な消毒液として利用できる。
酸素原子ラジカルによる殺菌効果があることが知られて
いる(特開平1−231991号公報、特開平3−26
7196号公報)。しかも、水に溶け込むオゾンの濃度
には限界があり、人体に有害な濃度を越えることはな
い。また、水中の酸素原子ラジカルはそのまま放置する
と短時間で活性を無くし、速やかに自動的に無害化する
という特徴もある。即ち、オゾン水は人体に無害で安全
な消毒液として利用できる。
【0005】しかしながら、水に溶け込んだ酸素原子ラ
ジカルが適当な活性を有する間に使用をしなければ消毒
効果が無いから、これを家庭で使用するには、オゾン水
を製造後ただちに使用できるような簡便な設備が必要で
ある。特開平3−267196号公報にはこうしたオゾ
ン水を生成するための装置が紹介されている。
ジカルが適当な活性を有する間に使用をしなければ消毒
効果が無いから、これを家庭で使用するには、オゾン水
を製造後ただちに使用できるような簡便な設備が必要で
ある。特開平3−267196号公報にはこうしたオゾ
ン水を生成するための装置が紹介されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、家庭でうが
いに使用したり肌に付けるためのオゾン水を生成する装
置には、簡単な制御で濃度や品質の安定したものを必要
な量だけ自動的に生成する機能が要求される。また、利
用者が手近にある水を指定された容器にセットしたと
き、その水質や水温に左右されることなく、一定の品質
のオゾン水を自動的に生成できることが好ましい。さら
に、オゾン水を自動的に生成する工程における制御を簡
潔にして、高価な部品を使用することなく低価格な装置
にすることが望まれる。
いに使用したり肌に付けるためのオゾン水を生成する装
置には、簡単な制御で濃度や品質の安定したものを必要
な量だけ自動的に生成する機能が要求される。また、利
用者が手近にある水を指定された容器にセットしたと
き、その水質や水温に左右されることなく、一定の品質
のオゾン水を自動的に生成できることが好ましい。さら
に、オゾン水を自動的に生成する工程における制御を簡
潔にして、高価な部品を使用することなく低価格な装置
にすることが望まれる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉エアを供給するポンプと、オゾン発生器と、
原料水を収容する容器と、上記ポンプと上記オゾン発生
器とを含む装置各部の動作を制御する制御部とを備え、
上記制御部は、上記ポンプを動作させて上記エアを上記
容器中の原料水に供給して、上記原料水の温度が適正値
にほぼ収束するまで曝気する第1工程と、この第1工程
終了後、上記ポンプと上記オゾン発生器とを動作させ
て、上記エアによりオゾン発生器の発生するオゾンを上
記原料水中に送り込んで曝気する第2工程とを順に実行
するように装置を制御することを特徴とするオゾン水生
成装置。
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉エアを供給するポンプと、オゾン発生器と、
原料水を収容する容器と、上記ポンプと上記オゾン発生
器とを含む装置各部の動作を制御する制御部とを備え、
上記制御部は、上記ポンプを動作させて上記エアを上記
容器中の原料水に供給して、上記原料水の温度が適正値
にほぼ収束するまで曝気する第1工程と、この第1工程
終了後、上記ポンプと上記オゾン発生器とを動作させ
て、上記エアによりオゾン発生器の発生するオゾンを上
記原料水中に送り込んで曝気する第2工程とを順に実行
するように装置を制御することを特徴とするオゾン水生
成装置。
【0008】〈構成2〉エアを供給するポンプと、オゾ
ン発生器と、原料水を収容する容器と、上記ポンプと上
記オゾン発生器とを含む装置各部の動作を制御する制御
部とを備え、上記制御部は、上記ポンプを動作させて上
記エアを上記容器中の原料水に供給して、曝気する第1
工程と、この第1工程終了後、上記ポンプと上記オゾン
発生器とを動作させて、上記エアによりオゾン発生器の
発生するオゾンを上記原料水中に送り込み、少なくとも
上記原料水の温度がほぼ適正値に収束するまで曝気を継
続する第2工程とを順に実行するように装置を制御する
ことを特徴とするオゾン水生成装置。
ン発生器と、原料水を収容する容器と、上記ポンプと上
記オゾン発生器とを含む装置各部の動作を制御する制御
部とを備え、上記制御部は、上記ポンプを動作させて上
記エアを上記容器中の原料水に供給して、曝気する第1
工程と、この第1工程終了後、上記ポンプと上記オゾン
発生器とを動作させて、上記エアによりオゾン発生器の
発生するオゾンを上記原料水中に送り込み、少なくとも
上記原料水の温度がほぼ適正値に収束するまで曝気を継
続する第2工程とを順に実行するように装置を制御する
ことを特徴とするオゾン水生成装置。
【0009】〈構成3〉構成1または2に記載のオゾン
水生成装置において、容器は、本体ケースとは独立し本
体ケースと分離することができ、制御部は、本体ケース
と容器の間の情報伝達なしに各工程を制御することを特
徴とするオゾン水生成装置。
水生成装置において、容器は、本体ケースとは独立し本
体ケースと分離することができ、制御部は、本体ケース
と容器の間の情報伝達なしに各工程を制御することを特
徴とするオゾン水生成装置。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈装置の概略構造〉図1に、本発明のオゾン水生成装置
外観図と、内部機構図を示す。図1(a)はオゾン水生
成装置の外観図である。図の装置は、本体ケース1とオ
ゾン水を収容する容器5とから構成される。本体ケース
1には、電源ランプ2とオゾン発生ランプ3と電源スイ
ッチ4とが取り付けられている。また、本体ケース1の
側面から伸びるホース6は、ノズル7を介して容器5と
連結されている。電源ランプ2は、電源スイッチ4をオ
ンすると点灯するスイッチである。オゾン発生ランプ3
は、オゾン発生中に点灯するランプである。電源ランプ
2とオゾン発生ランプ3には、例えば発光ダイオードが
使用される。ホース6は本体ケース1の内部で発生させ
たオゾンを容器5に送り込むためのもので、例えばシリ
コンチューブが使用される。容器5は、原料水を注入し
たり生成されたオゾン水を取り出すために、着脱可能な
キャップ8を備える。また、オゾン水を収容するための
容器5を大小様々なものに交換できるように、ホース6
の先が着脱可能なノズル7により容器5に接続できるよ
う構成されている。
例を用いて説明する。 〈装置の概略構造〉図1に、本発明のオゾン水生成装置
外観図と、内部機構図を示す。図1(a)はオゾン水生
成装置の外観図である。図の装置は、本体ケース1とオ
ゾン水を収容する容器5とから構成される。本体ケース
1には、電源ランプ2とオゾン発生ランプ3と電源スイ
ッチ4とが取り付けられている。また、本体ケース1の
側面から伸びるホース6は、ノズル7を介して容器5と
連結されている。電源ランプ2は、電源スイッチ4をオ
ンすると点灯するスイッチである。オゾン発生ランプ3
は、オゾン発生中に点灯するランプである。電源ランプ
2とオゾン発生ランプ3には、例えば発光ダイオードが
使用される。ホース6は本体ケース1の内部で発生させ
たオゾンを容器5に送り込むためのもので、例えばシリ
コンチューブが使用される。容器5は、原料水を注入し
たり生成されたオゾン水を取り出すために、着脱可能な
キャップ8を備える。また、オゾン水を収容するための
容器5を大小様々なものに交換できるように、ホース6
の先が着脱可能なノズル7により容器5に接続できるよ
う構成されている。
【0011】図1(b)はオゾン水生成装置の内部機構
図である。(a)に示した本体ケース1の内部には、図
のホース6の左側に示すような機構が収納されている。
即ち、本体ケース1の内部には、吸気孔11、エアフィ
ルタ12、ポンプ13、逆止弁14、UVランプ15、
オゾン発生器16、逆止弁17が収納されている。吸気
孔11は、外気を取り入れるための開口である。エアフ
ィルタ12は、吸気孔11から取り入れた外気中のゴミ
等を除去するためのものである。ポンプ13は、電動式
の可変速モータ等により構成される。逆止弁14と逆止
弁17とは、エアの逆流防止のための弁である。
図である。(a)に示した本体ケース1の内部には、図
のホース6の左側に示すような機構が収納されている。
即ち、本体ケース1の内部には、吸気孔11、エアフィ
ルタ12、ポンプ13、逆止弁14、UVランプ15、
オゾン発生器16、逆止弁17が収納されている。吸気
孔11は、外気を取り入れるための開口である。エアフ
ィルタ12は、吸気孔11から取り入れた外気中のゴミ
等を除去するためのものである。ポンプ13は、電動式
の可変速モータ等により構成される。逆止弁14と逆止
弁17とは、エアの逆流防止のための弁である。
【0012】オゾン発生器16中のオゾンは、ポンプ1
3を動作させることによりホース6方向へ送られるが、
何らかの原因でエアが逆流するとオゾンがポンプ側に流
れ込み、その活性により腐食を促進するおそれがある。
そこで、逆止弁14と逆止弁17によりこの方向のエア
の流れを阻止している。もちろん逆止弁はいずれか一方
のみでも足りる。UVランプはオゾン発生器16中に収
納されて、殺菌灯等に使用されているオゾン発生用のラ
ンプである。
3を動作させることによりホース6方向へ送られるが、
何らかの原因でエアが逆流するとオゾンがポンプ側に流
れ込み、その活性により腐食を促進するおそれがある。
そこで、逆止弁14と逆止弁17によりこの方向のエア
の流れを阻止している。もちろん逆止弁はいずれか一方
のみでも足りる。UVランプはオゾン発生器16中に収
納されて、殺菌灯等に使用されているオゾン発生用のラ
ンプである。
【0013】(b)に示した容器5の内部には、図のホ
ース6の右側に示すような機構が収納されている。即
ち、容器5の内部には、曝気槽19、気泡発生器21、
活性炭フィルタ22、排気孔23が収納されている。曝
気槽19には利用者が予め原料水20を注入しておく。
気泡発生器21は、ホース6から供給されたエアやオゾ
ン混じりのエアを原料水20中に吹き込んで原料水と十
分に接触させる機能を持つ。
ース6の右側に示すような機構が収納されている。即
ち、容器5の内部には、曝気槽19、気泡発生器21、
活性炭フィルタ22、排気孔23が収納されている。曝
気槽19には利用者が予め原料水20を注入しておく。
気泡発生器21は、ホース6から供給されたエアやオゾ
ン混じりのエアを原料水20中に吹き込んで原料水と十
分に接触させる機能を持つ。
【0014】本発明では、この気泡発生器21を用いて
大量のエアを原料水に接触させ、原料水の浄化処理と温
度制御を行う。その後オゾン混じりのエアを原料水に接
触させて原料水にオゾンを溶け込ませる。なお、この気
泡発生器21には、例えば特開平3−267196号公
報に紹介されたような構造のものが適する。活性炭フィ
ルタ22は、原料水20に溶け込まなかったオゾンを無
害化して排気孔23から排出するためのもので、例えば
(a)の容器5のキャップ8の内部に収納されている。
大量のエアを原料水に接触させ、原料水の浄化処理と温
度制御を行う。その後オゾン混じりのエアを原料水に接
触させて原料水にオゾンを溶け込ませる。なお、この気
泡発生器21には、例えば特開平3−267196号公
報に紹介されたような構造のものが適する。活性炭フィ
ルタ22は、原料水20に溶け込まなかったオゾンを無
害化して排気孔23から排出するためのもので、例えば
(a)の容器5のキャップ8の内部に収納されている。
【0015】図2はオゾン水生成装置の制御回路ブロッ
ク図である。この装置は、例えばマイクロプロセッサを
搭載した制御部10によりその動作を制御される。この
制御部10には、電源スイッチ4、ポンプ13、UVラ
ンプ15、電源ランプ2、オゾン発生ランプ3が接続さ
れている。制御部10の内部には、図示しないプロセッ
サの動作用プログラムを格納するためのメモリや各種の
インタフェースが含まれるが、既知のハードウエアをそ
のまま使用すれば足りるので、その説明を省略する。ま
た、上記のポンプ13は誘導モータで駆動し、AC(交
流)電源を受け入れて、パルス幅制御(PWM)による
可変速制御を行えばよい。さらに、家庭電気器具に広く
使用されている交直変換器(AC/DCコンバータ)を
使用して、例えばDC12Vの電源を本体ケースに供給
するようにしてもよい。この場合には、ポンプを直流モ
ータで駆動し、スイッチング素子等により、可変速制御
を行えばよい。また、直流式にすれば、自動車バッテリ
ーから電源を供給する事ができ、アウトドアでの使用も
可能になる。
ク図である。この装置は、例えばマイクロプロセッサを
搭載した制御部10によりその動作を制御される。この
制御部10には、電源スイッチ4、ポンプ13、UVラ
ンプ15、電源ランプ2、オゾン発生ランプ3が接続さ
れている。制御部10の内部には、図示しないプロセッ
サの動作用プログラムを格納するためのメモリや各種の
インタフェースが含まれるが、既知のハードウエアをそ
のまま使用すれば足りるので、その説明を省略する。ま
た、上記のポンプ13は誘導モータで駆動し、AC(交
流)電源を受け入れて、パルス幅制御(PWM)による
可変速制御を行えばよい。さらに、家庭電気器具に広く
使用されている交直変換器(AC/DCコンバータ)を
使用して、例えばDC12Vの電源を本体ケースに供給
するようにしてもよい。この場合には、ポンプを直流モ
ータで駆動し、スイッチング素子等により、可変速制御
を行えばよい。また、直流式にすれば、自動車バッテリ
ーから電源を供給する事ができ、アウトドアでの使用も
可能になる。
【0016】〈装置の具体的な動作〉以上の構成の装置
は、次のように動作する。図3はオゾン水生成装置の動
作タイミングチャートである。横軸は時間の経過を示
す。図の(a)は電源スイッチ4の動作タイミングを示
す。ハイレベルがオン、ロウレベルがオフである。図の
(b)はポンプ13の動作タイミングを示す。ロウレベ
ルがオフで、強とあるのが高速モード、弱とあるのが低
速モードである。(c)はUVランプ15の動作タイミ
ングを示す。ハイレベルがオン、ロウレベルがオフであ
る。
は、次のように動作する。図3はオゾン水生成装置の動
作タイミングチャートである。横軸は時間の経過を示
す。図の(a)は電源スイッチ4の動作タイミングを示
す。ハイレベルがオン、ロウレベルがオフである。図の
(b)はポンプ13の動作タイミングを示す。ロウレベ
ルがオフで、強とあるのが高速モード、弱とあるのが低
速モードである。(c)はUVランプ15の動作タイミ
ングを示す。ハイレベルがオン、ロウレベルがオフであ
る。
【0017】本発明のオゾン水生成装置は、時刻t1か
ら時刻t2までの第1工程と、時刻t2から時刻t3ま
での第2工程と、時刻t3以降の保存工程によりオゾン
水を生成する。第1工程では、UVランプ15は点灯さ
せないで、ポンプを所定時間以上高速モードで動作させ
て曝気を行う。水の浄化と温度調整のためである。第2
工程では、UVランプ15を点灯させてオゾンを含むエ
アを容器5に送り込む。この工程でオゾンを原料水に溶
け込ませる。高濃度のオゾン混じりのエアを容器5に送
り込むために、ポンプを低速モードで動作させる。目的
とする濃度のオゾン水が生成された後は、利用者がオゾ
ン水を容器5から取り出すまでオゾン濃度を維持するた
めの保存工程を実行する。以下各工程の詳細な動作を説
明する。
ら時刻t2までの第1工程と、時刻t2から時刻t3ま
での第2工程と、時刻t3以降の保存工程によりオゾン
水を生成する。第1工程では、UVランプ15は点灯さ
せないで、ポンプを所定時間以上高速モードで動作させ
て曝気を行う。水の浄化と温度調整のためである。第2
工程では、UVランプ15を点灯させてオゾンを含むエ
アを容器5に送り込む。この工程でオゾンを原料水に溶
け込ませる。高濃度のオゾン混じりのエアを容器5に送
り込むために、ポンプを低速モードで動作させる。目的
とする濃度のオゾン水が生成された後は、利用者がオゾ
ン水を容器5から取り出すまでオゾン濃度を維持するた
めの保存工程を実行する。以下各工程の詳細な動作を説
明する。
【0018】〈原料水の浄化と温度調整〉第1工程で
は、オゾン水の原料となる水の浄化と温度調整を行う。
予め一定量の水を容器5に収納して自動的にオゾン水を
生成しようとする装置では、一定の条件でオゾンを注入
したとき、一定の品質のオゾン水が生成されるように、
一定の化学的性質を持つ水を原料にすることが望まし
い。特に、原料水中に不純物が含まれていては好ましく
ない。
は、オゾン水の原料となる水の浄化と温度調整を行う。
予め一定量の水を容器5に収納して自動的にオゾン水を
生成しようとする装置では、一定の条件でオゾンを注入
したとき、一定の品質のオゾン水が生成されるように、
一定の化学的性質を持つ水を原料にすることが望まし
い。特に、原料水中に不純物が含まれていては好ましく
ない。
【0019】ところが、家庭等でこのオゾン水生成装置
を使用する場合、利用者がどのような性質の水を汲んで
容器5に注入するか分からない。原料が水道水の場合に
は、トリハロメタンのような塩素系有害物質が含まれて
いる。原料が地下水や井戸水の場合、トリクロロエチレ
ンのような有害物質が含まれている。これらの含有量は
微量であるが、オゾン水生成前に除去することが望まし
い。そこで、水にオゾンを注入する前に、エアポンプを
所定時間動作させることにより、原料となる水の浄化を
行う。こうした有害物質を水中から排除するために、高
い風量で高速曝気する技術が(特開平3−267196
号公報)に紹介されている。
を使用する場合、利用者がどのような性質の水を汲んで
容器5に注入するか分からない。原料が水道水の場合に
は、トリハロメタンのような塩素系有害物質が含まれて
いる。原料が地下水や井戸水の場合、トリクロロエチレ
ンのような有害物質が含まれている。これらの含有量は
微量であるが、オゾン水生成前に除去することが望まし
い。そこで、水にオゾンを注入する前に、エアポンプを
所定時間動作させることにより、原料となる水の浄化を
行う。こうした有害物質を水中から排除するために、高
い風量で高速曝気する技術が(特開平3−267196
号公報)に紹介されている。
【0020】一方、オゾンを水に溶解させる場合には、
気体の溶解度を表すヘンリーの法則が適用される。ヘン
リーの法則によれば、オゾンの溶解度は温度の上昇とと
もに小さくなる。さらに、一定の温度ではオゾンの溶解
度はオゾンの分圧が大きくなるとともに大きくなる。図
2に示したオゾン水生成装置は、一定の濃度(一定の分
圧)のオゾンを原料水20に連続的に供給する機能を持
つ。しかし、原料として利用者が用意する水は、水道
水、井戸水、ミネラルウオーターというように、様々で
あり、その温度にはバラツキがある。
気体の溶解度を表すヘンリーの法則が適用される。ヘン
リーの法則によれば、オゾンの溶解度は温度の上昇とと
もに小さくなる。さらに、一定の温度ではオゾンの溶解
度はオゾンの分圧が大きくなるとともに大きくなる。図
2に示したオゾン水生成装置は、一定の濃度(一定の分
圧)のオゾンを原料水20に連続的に供給する機能を持
つ。しかし、原料として利用者が用意する水は、水道
水、井戸水、ミネラルウオーターというように、様々で
あり、その温度にはバラツキがある。
【0021】そこで、本発明では、原料水の浄化処理に
加えて、さらに一定時間以上原料水中に一定温度の空気
を供給して、水温を適正値に収束させるように調整す
る。この温度調整により、一定量の原料水に一定の濃度
のオゾン混じりのエアを注入すれば、一定の濃度のオゾ
ン水が生成できる条件が整う。エアコンの普及した今
日、一般家庭の室温はほぼ20度前後で、水温に比べて
バラツキが少ない。従って、例えば室温の空気を供給し
て水温を室温に近付けることで、水温をほぼ一定の範囲
に温度調整することができる。なお、実験によれば、こ
のような調整のためには、有害成分を排出するための高
速曝気よりもさらに長い時間の曝気が必要になる。
加えて、さらに一定時間以上原料水中に一定温度の空気
を供給して、水温を適正値に収束させるように調整す
る。この温度調整により、一定量の原料水に一定の濃度
のオゾン混じりのエアを注入すれば、一定の濃度のオゾ
ン水が生成できる条件が整う。エアコンの普及した今
日、一般家庭の室温はほぼ20度前後で、水温に比べて
バラツキが少ない。従って、例えば室温の空気を供給し
て水温を室温に近付けることで、水温をほぼ一定の範囲
に温度調整することができる。なお、実験によれば、こ
のような調整のためには、有害成分を排出するための高
速曝気よりもさらに長い時間の曝気が必要になる。
【0022】図4は原料水の浄化処理と温度調整の説明
図である。(a)のグラフの縦軸は原料水に含まれるト
リハロメタンの濃度を示す。(b)の縦軸は原料水の温
度を示す。図のグラフの横軸は時間を示し(a)と
(b)とは同一のスケールで表示してある。
図である。(a)のグラフの縦軸は原料水に含まれるト
リハロメタンの濃度を示す。(b)の縦軸は原料水の温
度を示す。図のグラフの横軸は時間を示し(a)と
(b)とは同一のスケールで表示してある。
【0023】図に示すように、原料水の曝気により、
(a)に示すトリハロメタンの濃度は時間とともに減少
する。時刻t1と時刻t2の中間程度で、トリハロメタ
ンの濃度が当初の3分の1に減少し、浄化の目的はほぼ
達成される。同様にして原料水の曝気により、(b)に
示すように、原料水の温度は、当初室温より高い場合も
室温より低い場合も、時間とともに室温に近い一定の温
度に収束する。時刻t2と時刻t3の中間程度で原料水
の温度調整の目的がほぼ達成される。
(a)に示すトリハロメタンの濃度は時間とともに減少
する。時刻t1と時刻t2の中間程度で、トリハロメタ
ンの濃度が当初の3分の1に減少し、浄化の目的はほぼ
達成される。同様にして原料水の曝気により、(b)に
示すように、原料水の温度は、当初室温より高い場合も
室温より低い場合も、時間とともに室温に近い一定の温
度に収束する。時刻t2と時刻t3の中間程度で原料水
の温度調整の目的がほぼ達成される。
【0024】例えば、水道水1リットルに毎分400m
l(ミリリットル)のエアを2分間吹き込むと水道水を
十分に浄化できる。また、さらに1〜3分間程度の曝気
を行うと原料水の温度を収束させることができる。な
お、原料水の温度調整のために吹き込むエアは必ずしも
室温でなくてよい。ヒーターを用いてエアを温めてもよ
いし、ペルチェ素子のような半導体冷却素子を用いて冷
却したエアを用いてもよい。原料水の温度とエアの温度
との差が大きいときは温度調整のための曝気時間はより
長くなる。
l(ミリリットル)のエアを2分間吹き込むと水道水を
十分に浄化できる。また、さらに1〜3分間程度の曝気
を行うと原料水の温度を収束させることができる。な
お、原料水の温度調整のために吹き込むエアは必ずしも
室温でなくてよい。ヒーターを用いてエアを温めてもよ
いし、ペルチェ素子のような半導体冷却素子を用いて冷
却したエアを用いてもよい。原料水の温度とエアの温度
との差が大きいときは温度調整のための曝気時間はより
長くなる。
【0025】いずれの場合にも、本発明のように曝気に
よる温度調整は、全て本体ケース側で制御できる。本体
ケースとは独立し、本体ケースと分離することができる
容器側には、ヒータやその他の能動部品および温度セン
サ等を設ける必要が無い。即ち、本体ケースと容器の間
の情報伝達なしに各工程を制御するので、容器の構造が
簡単になる。容器を複数用意してもコストが著しく上昇
することがない。容器が本体ケースと分離することがで
きるので、例えば原料水の収容量の異なる複数の容器
を、オゾン水の使用目的や量に応じて適当に交換しなが
ら利用することができる。例えば、化粧水としてオゾン
水を使用する場合には、図1に示したような少量用容器
を使い、うがい用としてオゾン水を使用する場合には、
もっと大きな容器を使用するとよい。
よる温度調整は、全て本体ケース側で制御できる。本体
ケースとは独立し、本体ケースと分離することができる
容器側には、ヒータやその他の能動部品および温度セン
サ等を設ける必要が無い。即ち、本体ケースと容器の間
の情報伝達なしに各工程を制御するので、容器の構造が
簡単になる。容器を複数用意してもコストが著しく上昇
することがない。容器が本体ケースと分離することがで
きるので、例えば原料水の収容量の異なる複数の容器
を、オゾン水の使用目的や量に応じて適当に交換しなが
ら利用することができる。例えば、化粧水としてオゾン
水を使用する場合には、図1に示したような少量用容器
を使い、うがい用としてオゾン水を使用する場合には、
もっと大きな容器を使用するとよい。
【0026】〈オゾン注入工程〉第2工程では、第1工
程で浄化と温度調整をした水にオゾンを注入する。図2
に示した曝気槽19に注入するオゾンガス濃度は、UV
ランプ15の単位時間あたりのオゾン発生量と、ポンプ
13による送気量によって計算出来る。このオゾンガス
濃度と、第1工程で調整された水の温度と水量と、オゾ
ンの水に対する吸収係数と、生成後のオゾン水の要求濃
度とから、送気量と送気時間の最適値が計算できる。例
えばUVランプ15が毎時間5ミリグラムのオゾンを発
生するとき、オゾン水濃度を0.1ppmにするには、
エアポンプによるガス流量を毎分210mlにするとよ
い。
程で浄化と温度調整をした水にオゾンを注入する。図2
に示した曝気槽19に注入するオゾンガス濃度は、UV
ランプ15の単位時間あたりのオゾン発生量と、ポンプ
13による送気量によって計算出来る。このオゾンガス
濃度と、第1工程で調整された水の温度と水量と、オゾ
ンの水に対する吸収係数と、生成後のオゾン水の要求濃
度とから、送気量と送気時間の最適値が計算できる。例
えばUVランプ15が毎時間5ミリグラムのオゾンを発
生するとき、オゾン水濃度を0.1ppmにするには、
エアポンプによるガス流量を毎分210mlにするとよ
い。
【0027】第1工程で適正値に水の温度調整が行われ
ていれば、第2工程は、一定の送気量と送気時間の制御
により終了する。原料水が多ければ長時間、少なければ
短時間の送気時間を選定する。例えば、各容器に収容す
る原料水の量がそれぞれ一定に決められているとき、利
用者が何種類かある容器のうちいずれかを選択すると、
原料水の量は確定する。一つの容器に水量を示す目盛り
が付けられていて水量を選択できる場合には、利用者が
水量を選択をしたとき原料水の量は確定する。
ていれば、第2工程は、一定の送気量と送気時間の制御
により終了する。原料水が多ければ長時間、少なければ
短時間の送気時間を選定する。例えば、各容器に収容す
る原料水の量がそれぞれ一定に決められているとき、利
用者が何種類かある容器のうちいずれかを選択すると、
原料水の量は確定する。一つの容器に水量を示す目盛り
が付けられていて水量を選択できる場合には、利用者が
水量を選択をしたとき原料水の量は確定する。
【0028】原料水の量が確定すると、その結果は、利
用者が図2に示した水量選択ボタン25を操作すること
により制御部10に認識させる。制御部10が水量を認
識すると、その結果は水量表示部26に表示される。さ
らに、制御部10は、例えば水量と曝気時間との関係を
示すテーブルデータを参照して、曝気時間を選択する。
このテーブルデータは、先に説明した要領で計算を行っ
た結果や、実験により最適化した結果に基づいて予め作
成され、制御部10中の図示しない不揮発性メモリ中に
記憶される。
用者が図2に示した水量選択ボタン25を操作すること
により制御部10に認識させる。制御部10が水量を認
識すると、その結果は水量表示部26に表示される。さ
らに、制御部10は、例えば水量と曝気時間との関係を
示すテーブルデータを参照して、曝気時間を選択する。
このテーブルデータは、先に説明した要領で計算を行っ
た結果や、実験により最適化した結果に基づいて予め作
成され、制御部10中の図示しない不揮発性メモリ中に
記憶される。
【0029】以上のように、第1工程を経ることによ
り、第2工程で一定の濃度のオゾン水を生成するための
制御が簡潔になる。従って、自動的に不純物の無い最適
な濃度のオゾン水を利用者に提供することが可能にな
る。なお、第2工程においても、一定の温度のエアを所
定時間原料水中に吹き込み続けるので、原料水の温度を
一定の温度に収束させる効果がある。従って、第1工程
は、原料水の温度が適正値に収束する前に終了し、第2
工程を少なくとも原料水の温度が適正値に収束するまで
実行することが好ましい。これにより第2工程終了後に
予定した濃度のオゾン水が得られる。
り、第2工程で一定の濃度のオゾン水を生成するための
制御が簡潔になる。従って、自動的に不純物の無い最適
な濃度のオゾン水を利用者に提供することが可能にな
る。なお、第2工程においても、一定の温度のエアを所
定時間原料水中に吹き込み続けるので、原料水の温度を
一定の温度に収束させる効果がある。従って、第1工程
は、原料水の温度が適正値に収束する前に終了し、第2
工程を少なくとも原料水の温度が適正値に収束するまで
実行することが好ましい。これにより第2工程終了後に
予定した濃度のオゾン水が得られる。
【0030】〈保存工程〉第2工程が終了し、オゾン発
生ランプ3が消灯していれば、利用者はいつでも容器5
から生成されたオゾン水を取り出すことができる。オゾ
ン水が生成された後、直ちに利用者がオゾン水を容器5
から取り出して使用すれば、保存工程は不要である。し
かしながら、利用者が必ずしもオゾン水生成装置の前で
待機しているとは限らない。生成されたオゾン水をその
まま容器5の中に放置すると、オゾン水中でO3からO2
+0への変化が始まる。このため、オゾン濃度は次第に
薄くなる。
生ランプ3が消灯していれば、利用者はいつでも容器5
から生成されたオゾン水を取り出すことができる。オゾ
ン水が生成された後、直ちに利用者がオゾン水を容器5
から取り出して使用すれば、保存工程は不要である。し
かしながら、利用者が必ずしもオゾン水生成装置の前で
待機しているとは限らない。生成されたオゾン水をその
まま容器5の中に放置すると、オゾン水中でO3からO2
+0への変化が始まる。このため、オゾン濃度は次第に
薄くなる。
【0031】そこで、保存工程では、オゾン水濃度が適
正値に保たれるように、減少したオゾンを補充する。即
ち、図3に示したようにポンプ13を間欠運転する。図5
は保存工程におけるオゾン水の濃度とポンプの運転状態
を説明する説明図である。図のグラフの横軸は時間、縦
軸はオゾン水濃度を示す。
正値に保たれるように、減少したオゾンを補充する。即
ち、図3に示したようにポンプ13を間欠運転する。図5
は保存工程におけるオゾン水の濃度とポンプの運転状態
を説明する説明図である。図のグラフの横軸は時間、縦
軸はオゾン水濃度を示す。
【0032】図に示すように、オゾン水の濃度は放置す
ると次第に薄くなる。そこで、ポンプがオンし、新たに
一定量のオゾンをオゾン水に補充して、濃度を処置に戻
す。濃度が初期値に戻るとポンプは停止して、再びオゾ
ン濃度がある程度低下するまで待機する。なお、このる
も れ工程は、第2工程の終了後10分〜20分で終了
させる。利用者がこの間に容器5から適正値の濃度のオ
ゾン水をいつでもとりだすことができるようにするため
である。また、放置された場合には、あまり長時間保存
動作を継続させるのは不経済であるから自動的に保存動
作を停止させてしまう。なお、図1(b)に示した容器
の排気孔23に逆止弁等を設ければ、ある程度長時間容
器内部のオゾン濃度を高く保持できるので、濃度の低下
速度を送らせることができる。
ると次第に薄くなる。そこで、ポンプがオンし、新たに
一定量のオゾンをオゾン水に補充して、濃度を処置に戻
す。濃度が初期値に戻るとポンプは停止して、再びオゾ
ン濃度がある程度低下するまで待機する。なお、このる
も れ工程は、第2工程の終了後10分〜20分で終了
させる。利用者がこの間に容器5から適正値の濃度のオ
ゾン水をいつでもとりだすことができるようにするため
である。また、放置された場合には、あまり長時間保存
動作を継続させるのは不経済であるから自動的に保存動
作を停止させてしまう。なお、図1(b)に示した容器
の排気孔23に逆止弁等を設ければ、ある程度長時間容
器内部のオゾン濃度を高く保持できるので、濃度の低下
速度を送らせることができる。
【0033】図2に示した制御部10は、第2工程でオ
ゾン水の濃度と原料水の量を記憶している。保存工程で
の待機時間とオゾン補充時間との関係は予めテーブルメ
モリ等に記憶させておくことができる。図3に示した第
1工程から保存工程までの制御シーケンスを原料水の量
に応じて設定しておけば、上記の制御は容易に実現す
る。
ゾン水の濃度と原料水の量を記憶している。保存工程で
の待機時間とオゾン補充時間との関係は予めテーブルメ
モリ等に記憶させておくことができる。図3に示した第
1工程から保存工程までの制御シーケンスを原料水の量
に応じて設定しておけば、上記の制御は容易に実現す
る。
【発明の効果】以上説明した本発明のオゾン水生成装置
によれば、第1工程、第2工程、第3工程のような簡単
な制御で、濃度や品質の安定したオゾン水を必要な量だ
け自動的に生成することができる。しかも、第1工程
で、原料水の浄化処理と温度調整を行うようにしたの
で、利用者が手近にある水を容器にセットしたとき、そ
の水質や水温に左右されることなく、一定の品質のオゾ
ン水を自動的に生成できる。さらに、主としてエアポン
プのオンオフ制御により第1工程、第2工程や第3工程
を実行できるので、全体として高価な部品を使用するこ
となく低価格な装置を実現できる。
によれば、第1工程、第2工程、第3工程のような簡単
な制御で、濃度や品質の安定したオゾン水を必要な量だ
け自動的に生成することができる。しかも、第1工程
で、原料水の浄化処理と温度調整を行うようにしたの
で、利用者が手近にある水を容器にセットしたとき、そ
の水質や水温に左右されることなく、一定の品質のオゾ
ン水を自動的に生成できる。さらに、主としてエアポン
プのオンオフ制御により第1工程、第2工程や第3工程
を実行できるので、全体として高価な部品を使用するこ
となく低価格な装置を実現できる。
【図1】(a)はオゾン水生成装置の外観図で、(b)
はオゾン水生成装置の内部機構図である。
はオゾン水生成装置の内部機構図である。
【図2】オゾン水生成装置の制御回路ブロック図であ
る。
る。
【図3】オゾン水生成装置の動作タイミングチャートで
ある。
ある。
【図4】原料水の浄化処理と温度調整の説明図である。
【図5】保存工程におけるオゾン水の濃度とポンプの運
転状態を説明する説明図である。
転状態を説明する説明図である。
1 本体ケース 5 容器 6 ホース 13 ポンプ 16 オゾン発生器 19 曝気槽 20 原料水
Claims (3)
- 【請求項1】 エアを供給するポンプと、オゾン発生器
と、原料水を収容する容器と、前記ポンプと前記オゾン
発生器とを含む装置各部の動作を制御する制御部とを備
え、 前記制御部は、 前記ポンプを動作させて前記エアを前記容器中の原料水
に供給して、前記原料水の温度が適正値にほぼ収束する
まで曝気する第1工程と、この第1工程終了後、前記ポ
ンプと前記オゾン発生器とを動作させて、前記エアによ
りオゾン発生器の発生するオゾンを前記原料水中に送り
込んで曝気する第2工程とを順に実行するように装置を
制御することを特徴とするオゾン水生成装置。 - 【請求項2】 エアを供給するポンプと、オゾン発生器
と、原料水を収容する容器と、前記ポンプと前記オゾン
発生器とを含む装置各部の動作を制御する制御部とを備
え、 前記制御部は、 前記ポンプを動作させて前記エアを前記容器中の原料水
に供給して、曝気する第1工程と、この第1工程終了
後、前記ポンプと前記オゾン発生器とを動作させて、前
記エアによりオゾン発生器の発生するオゾンを前記原料
水中に送り込み、少なくとも前記原料水の温度がほぼ適
正値に収束するまで曝気を継続する第2工程とを順に実
行するように装置を制御することを特徴とするオゾン水
生成装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のオゾン水生成
装置において、 容器は、本体ケースとは独立し本体ケースと分離するこ
とができ、制御部は、本体ケースと容器の間の情報伝達
なしに各工程を制御することを特徴とするオゾン水生成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11193981A JP2001017843A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | オゾン水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11193981A JP2001017843A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | オゾン水生成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001017843A true JP2001017843A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16317002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11193981A Withdrawn JP2001017843A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | オゾン水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001017843A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006289236A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Sutai Rabo:Kk | プラズマ放電処理水生成装置、並びにプラズマ放電水、植物成長促進液、化粧用水、工業用オゾン洗浄水、医療用オゾン殺菌水及び医療用オゾン治療水 |
-
1999
- 1999-07-08 JP JP11193981A patent/JP2001017843A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006289236A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Sutai Rabo:Kk | プラズマ放電処理水生成装置、並びにプラズマ放電水、植物成長促進液、化粧用水、工業用オゾン洗浄水、医療用オゾン殺菌水及び医療用オゾン治療水 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061003 |