JP2001014814A - キャリッジ走査機構を有する装置、及び該装置を具備する記録装置、情報記録再生装置、情報記録装置、情報再生装置、情報読取装置、情報消去装置 - Google Patents

キャリッジ走査機構を有する装置、及び該装置を具備する記録装置、情報記録再生装置、情報記録装置、情報再生装置、情報読取装置、情報消去装置

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JP2001014814A
JP2001014814A JP2000005634A JP2000005634A JP2001014814A JP 2001014814 A JP2001014814 A JP 2001014814A JP 2000005634 A JP2000005634 A JP 2000005634A JP 2000005634 A JP2000005634 A JP 2000005634A JP 2001014814 A JP2001014814 A JP 2001014814A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立コスト低減と装置のコンパクト化を図
り、駆動負荷を最小限に抑えつつヘッドとキャリッジを
精度良く駆動させ得る装置を提供する。 【解決手段】 所定の走査領域内を走査可能に設けられ
たキャリッジ3と、キャリッジ3に配されたキャリッジ
モータ11と、キャリッジ3の走査領域内で、プーリ部
材13に巻回されキャリッジ3の走査方向に沿って張設
されたワイヤ16と、を有し、キャリッジモータ11の
駆動によるキャリッジ3の走査に伴って、プーリ部材1
3がワイヤ16に沿って移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリッジを往復
走査するキャリッジ走査機構を有する装置、及び記録装
置、情報記録再生装置、情報記録装置、情報再生装置、
情報読取装置、情報消去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、装置本体上で往復走査されるキャ
リッジの移動に対して同期を図りながら該キャリッジ上
のヘッドにより記録/再生/読み取りを行なう装置の多
くは、装置本体に固定されたモータを備え、該モータの
駆動力をタイミングベルトにより前記キャリッジに伝達
し前記キャリッジを往復移動させていた。
【0003】(従来例1)図19に従来例のシリアル記
録装置の構成を示す。
【0004】この図で示す装置本体100には記録用紙
113を搬送するための紙送りローラ111が回転可能
に取り付けられている。記録用紙113は従動ローラ1
14により紙送りローラ111に圧接させることで搬送
可能になっている。この紙送りローラ111は紙送りモ
ータ112により回転駆動される。
【0005】記録用紙113の搬送方向と交差する方向
にガイドシャフト103およびガイド補助シャフト10
5が配され、ガイドシャフト103およびガイド補助シ
ャフト105の両端がそれぞれ装置本体100に固定さ
れている。ガイドシャフト103にはスライダ104
が、ガイド補助シャフト105には補助スライダ106
が摺動可能に嵌合しており、スライダ104および補助
スライダ106上に、記録手段101を搭載するキャリ
ッジ102が固着されている。記録手段101は例えば
インクジェット方式のものがある。
【0006】ガイドシャフト103の一端側の装置本体
100にはキャリッジモータ107が固定され、ガイド
シャフト103の他端側の装置本体100にはアイドル
プーリ109が回転可能に取り付けられている。キャリ
ッジモータ107の出力軸にプーリ108が固定されて
いる。さらに、アイドルプーリ109とプーリ108に
はタイミングベルト110が掛け回され、タイミングベ
ルト110の一部はキャリッジ102に固定されてい
る。
【0007】また、装置本体100には制御回路115
が取り付けられている。制御回路115はキャリッジモ
ータ107とリード線117で繋がれ、また紙送りモー
タ112とも不図示のリード線で繋がれ、さらにはキャ
リッジ102に搭載された記録手段101とはフレキシ
ブルプリント基板116で繋がれていて、キャリッジモ
ータ107、紙送りモータ112及び記録手段101を
駆動あるいは制御する。
【0008】なお、キャリッジモータ107は通常の直
流モータに比べ制御性の良さやコストの面から少なくと
も2相のステッピングモータが用いられることがある。
【0009】また、特開昭53−82523号公報に記
載の装置では、本体側にモータを配置し、モータの出力
側に固着したプーリにワイヤを巻き付け、該ワイヤを本
体側に取り付けられた回転プーリにより案内しキャリッ
ジを駆動させるものが提案されている。
【0010】また、特開昭61−202875号公報に
記載の機構では、キャリッジ側にモータを取り付け、モ
ータの出力軸に取り付けられたピニオンギアと本体側に
取り付けられたラックとの噛み合いによりキャリッジを
駆動する機構が提案されている。
【0011】(従来例2)特開平7−302307号公
報や特開平10−269330号公報に開示されている
情報記録再生装置では、カード状情報記録媒体である光
カードを、キャリッジとしての載置台に搭載し、記録・
再生ヘッドである光ヘッドに対して、前記載置台を相対
的に移動させて情報の記録/再生を行なっている。
【0012】ここで採用されている搬送手段は、装置本
体側にモータを固定し、該モータの駆動力を、無端のタ
イミングベルトによる伝動系で、載置台に伝達し、該載
置台を光ヘッドに対して相対的に移動する過程で、光ヘ
ッドにより、情報の記録/再生を行なう。図20はその
具体的構成を示している。
【0013】ここで、符号200は光カードであり、数
μm間隔で、情報記録用トラックが形成されており、そ
のトラック間に、光ビームを照射し、数μmのスポット
径を形成することで、情報の記録/再生を行なえるカー
ド状情報記録媒体である。また、201は載置台で、光
カード200を搭載するものである。
【0014】また、202は装置本体側に両端を固定さ
れたガイドシャフト、203は載置台201に固着され
たスライダで、ガイドシャフト202と摺動可能に嵌合
されている。更に、204は装置本体側に両端を固定さ
れたガイド補助シャフトで、ガイドシャフト202と平
行に配置される。205は載置台201に固着された補
助スライダで、ガイド補助シャフト204と摺動可能に
嵌合されている。
【0015】更に、206は装置本体に固定されたモー
タ、207はモータ206の出力軸に固定されたプー
リ、208は装置本体に回転可能に固定されたアイドル
プーリ、209はアイドルプーリ208とプーリ207
に巻回されると共に、その一部が載置台201に固定さ
れたタイミングベルトである。また、216は制御回路
であり、装置本体側に取り付けられている。
【0016】なお、210と211とは、フォトインタ
ラプタなどの位置検出用の光検出素子で、本体側に取り
付けられている。また、212と213とはフレキシブ
ルプリント基板で、光検出素子210、211と制御回
路216とを電気的に接続する。更に、214は載置台
201に一体的に構成された遮光板であり、光検出素子
210、211と関係して載置台201の位置を検出す
るもの、215はリード線で、モータ206と制御回路
216を電気的に接続するものである。
【0017】制御回路216はモータ206と光検出素
子210、211を駆動あるいは制御する。また、モー
タ206は、その正転あるいは逆転により、載置台20
1および光カード200を矢印G方向に沿って相対的に
移動する。なお、モータ206は、通常の直流モータに
比べて、制御性の良さやコストの面から、ここでは、2
相のステッピングモータを用いている。更に、217は
光ヘッドであり、光ヘッド217から発せられる光ビー
ムによって、情報の記録/再生が行われる。
【0018】特開平10−269330号公報に記載の
装置では、カード状情報記録媒体としてICチップ搭載
の光カードを用いている。ここでは、載置台に、光カー
ドに搭載されたICチップとの電気的接続のための端子
を設けていて、フレキシブルプリント基板によって、装
置本体側の制御回路と電気的に繋げている。
【0019】(従来例3)また、光ディスクに対して情
報の記録/再生を行なう情報記録再生装置では、光ディ
スクの径方向に移動するキャリッジと、該キャリッジに
搭載された光ヘッドとを備えていて、前記キャリッジの
移動の過程で、光ディスクについて記録/再生を行なう
が、この際、キャリッジの位置検出を位置検出手段(図
示せず)により行い、キャリッジを駆動する駆動アクチ
ュエータを制御している。
【0020】このような搬送手段では、キャリッジのガ
イドシャフトの一方を兼ねるリードスクリューが備えら
れていて、前記キャリッジに、前記リードスクリューと
螺合する雌ねじ部材を設けてあって、リードスクリュー
を装置本体側にあるモータにより回転させ、キャリッジ
を移動させている。
【0021】これを図21を参照して、以下に具体的に
説明する。ここで、符号300は光ディスク、301は
キャリッジ、302は光ヘッドとしてのピックアップで
ある。ピックアップ302は、照射用光源と、受光素子
と、反射光を受光素子上に結像させるレンズとからなる
(何れも図示せず)。
【0022】また、303は装置本体側に両端を固定さ
れたガイドシャフト、304はガイドシャフト303と
摺動可能に嵌合するスライダで、キャリッジ301に固
着されている。305は装置本体に固定されたモータ、
306はモータ305の出力軸に固定されたピニオンギ
ヤ、307は装置本体側に回転可能に取り付けられたリ
ードスクリュー軸であり、該リードスクリュー軸のリー
ドスクリュー部307Aはキャリッジ301の雌ねじ部
材301Aと螺合し、歯車部307Bはピニオンギヤ3
06と噛み合う。
【0023】なお、符号308は、その一端をキャリッ
ジ301に固着し、他端をリードスクリュー軸307の
リードスクリュー部307Aを当接し、それ自体の弾性
力で押圧して、キャリッジ301の雌ねじ部材301A
とリードスクリュー部307Aとの間のガタ付きをなく
している板ばねである。また、309は制御回路で、装
置本体側に取り付けられている。制御回路309は、モ
ータ305に対してリード線310で接続されており、
また、ピックアップ302に対してフレキシブルプリン
ト基板311で接続されていて、モータ305およびピ
ックアップ302を駆動あるいは制御している。
【0024】そして、モータ305を正転あるいは逆転
の駆動によって、キャリッジ301およびピックアップ
302が、光ディスク300の面に沿って、矢印G方向
に移動されることになる。なお、モータ305は、通常
の直流モータに比べて制御性の良さやコストの面から、
2相のステッピングモータを用いる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例1のシリアル記録装置においては、キャリッジモータ
107と記録手段101とをそれぞれ別個に制御回路1
15に電気的に接続しなければならないため接続部が大
きくなってしまったり、組み立てコストが上がってしま
ったりした。またタイミングベルト110は輪になって
おりその間の空間は利用できないので装置のコンパクト
化の妨げになっていた。
【0026】また記録手段101及びキャリッジ102
を精度良く駆動させるためにはタイミングベルト110
の張力を大きくせねばならず、それによって駆動負荷が
大きくなってしまった。また、そのことによりモータの
出力軸に側圧が加わるためモータの耐久性も悪くなって
しまった。
【0027】上記特開昭53−82523号公報に記載
の装置は、本体側にモータを配置しモータの出力軸に固
着したプーリにワイヤを巻き付けたので、キャリッジを
精度良く位置出しするためには、キャリッジの駆動負荷
に負けないようにワイヤの張力を強くすることが要求さ
れ、ワイヤの張力を高めると本体側に設置されワイヤを
案内する回転プーリに側圧が加わり、回転プーリの回転
部すなわち本体との取り付け部の摩擦が増大して駆動負
荷が増大し、また耐久性も悪くなる。また部品点数も増
えてコストが高くなる。
【0028】また、特開昭64−202875号公報に
記載の機構は、キャリッジ側にモータを取り付け、モー
タの出力軸に取り付けられたピニオンギアとラックとの
間に存在するバックラッシによりキャリッジの位置精度
は悪くなる。モータを減速機構により減速して使う場合
は、初段側のバックラッシはキャリッジの位置精度にあ
まり影響を及ぼさないが、最終段すなわち該例でのラッ
ク近くでのバックラッシはキャリッジの位置精度に多大
な影響を及ぼす。また、バックラッシを解消するために
ピニオンギアとラックとの間に何らかの方法で圧力を加
えてギアの噛み合い面を片側で行なう必要があり、装置
の複雑化を招くと同時に加圧による負荷の増大は避けら
れないものである。さらにラックとピニオンを使わずに
リードスクリューで駆動する方式も考えられるが、同様
にキャリッジの位置精度を良くするためにはリードスク
リュー部との隙間を無くすために何らかの方法でリード
スクリュー部の間で加圧しなければならず、負荷の増大
は避けられないものであった。さらにラックやリードス
クリューも長い場合には、その製造も困難になりコスト
アップを招いていた。
【0029】また、上記従来例2の情報記録再生装置に
おいては、上述の搬送手段において、モータ207と光
検出手段210、211が、それぞれ、制御回路216
に対して、別個に電気的接続をしなければならないた
め、接続部が大きくなり、また、組み立てコストが上が
ってしまう。また、タイミングベルト209は、プーリ
207、208に巻回されて、輪になっており、その間
の空間が利用できないから、その分、装置のコンパクト
化の妨げになっていた。
【0030】また、載置台201を精度良く駆動させる
ためには、タイミングベルトに弛みがあっては具合悪い
ので、かなりの張力を与えなければならないから、駆動
負荷が大きくなり、特に、モータの出力軸に、前記張力
による側圧が加わるため、モータの耐久性をも悪くして
しまった。
【0031】また、上記従来例3の情報記録再生装置に
おいては、上述の搬送手段(ピックアップ送り装置)に
おいて、モータとピックアップとが、それぞれ、制御回
路309に対して別個に電気的接続をしなければならな
いために、接続部が大きくなり、あるいは、組み立てコ
ストが上がってしまう。また、リードスクリューは、そ
の直線性が保持される必要から、長さが長くなると、変
形防止のために、その径を太くするので、コストが高く
なり、また、装置のコンパクト化の妨げになる。また、
ピックアップおよびキャリッジを精度良く駆動させるた
めには、板ばねの押圧力を大きくする必要があり、その
摩擦抵抗で、駆動のための負荷が大きくなり、また、磨
耗損傷が激しい。
【0032】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、装置の組み立てコスト
を低減し、装置のコンパクト化を達成するとともに、駆
動負荷を最小限に抑え、キャリッジの駆動を精度良く達
成することができる装置を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るキャリッジ走査機構を有する装置の一
態様は、所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャ
リッジと、前記キャリッジに配された駆動手段と、前記
キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出力部
に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設され
たワイヤと、を有し、前記駆動手段の駆動による前記キ
ャリッジの走査に伴って、前記ワイヤを巻回した前記出
力部が前記ワイヤに沿って移動することを特徴とする。
【0034】また、所定の走査領域内を走査可能に設け
られたキャリッジと、前記キャリッジに配された駆動手
段と、前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手
段の出力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿っ
て張設されたワイヤと、を有し、前記駆動手段は少なく
ともモータと該モータによって駆動される回転体とから
なり、前記回転体は前記プーリを整数周巻回しているこ
とを特徴とする。
【0035】また、所定の走査領域内を走査可能に設け
られたキャリッジと、前記キャリッジに配された駆動手
段と、前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手
段の出力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿っ
て張設されたワイヤと、を有し、前記駆動手段は少なく
ともモータと該モータによって駆動される回転体とから
なり、前記ワイヤはワイヤ中間部で前記回転体を所定周
巻回するとともに両端部がそれぞれ反対方向に張設され
ていることを特徴とする。
【0036】また、所定の走査領域内を走査可能に設け
られたキャリッジと、前記キャリッジに配された駆動手
段と、前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手
段の出力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿っ
て張設されたワイヤと、を有し、前記キャリッジが走査
される間に前記ワイヤは前記キャリッジの走査方向に対
して実質的に移動しないことを特徴とする。
【0037】以上の構成によれば、装置の組み立てコス
トを低減し、装置のコンパクト化を達成するとともに、
駆動負荷を最小限に抑え、キャリッジの駆動を精度良く
達成することができる装置を提供できる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0039】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態であるシリアル記録装置の外観図、図2は
本実施例の主要構成部品の分解斜視図、図3は図2に示
したキャリッジ部および駆動部の側面図、図4は図2に
示したキャリッジ部および駆動部の下平面図である。
【0040】図1で示す装置本体1には記録用紙10を
搬送するための紙送りローラ8が回転可能に取り付けら
れている。記録用紙10は従動ローラ19により紙送り
ローラ8に圧接させることで搬送可能になっている。こ
の紙送りローラ8は紙送りモータ9により回転駆動され
る。
【0041】記録用紙10の搬送方向と交差する方向、
例えば直交する方向にガイドシャフト4およびガイド補
助シャフト6が配され、ガイドシャフト4およびガイド
補助シャフト6の両端がそれぞれ装置本体1に固定され
ている。ガイドシャフト4にはスライダ5が、ガイド補
助シャフト6には補助スライダ7が摺動可能に嵌合して
おり、スライダ5および補助スライダ7上に、記録手段
2または画像読取手段を搭載するキャリッジ3が固着さ
れている。記録手段2は例えばインクジェット方式のも
のがある。画像読取手段は例えばスキャナがある。
【0042】ガイドシャフト4の一端側の装置本体1に
はワイヤ16の一端が固定されている。ガイドシャフト
4のもう一端側の装置本体1には、弾性手段である引っ
張りバネ15の一端が引っ掛けられたフック1Aが固定
されている。そして、ワイヤ16のもう一端は引っ張り
バネ15のもう一端に引っ掛けられている。つまり、ワ
イヤ16は引っ張りバネ15を介してであるが実質的に
装置本体1に両端を固定されていることになる。
【0043】また、図2、図3及び図4に示すように、
キャリッジ3の下面にはキャリッジモータ11が固定さ
れているとともに、プーリ部材13を回転可能に取り付
けた軸3Dが設けられている。キャリッジモータ11は
2相のステッピングモータで、コイル端子11A、11
B、11C、11Dを備えている。キャリッジモータ1
1の出力軸にはウォームギア12が固着されている。軸
3Dの先端には、プーリ部材13の脱落を防ぐ抜け止め
部材14が固着されている。プーリ部材13はウォーム
ギア12と噛み合うかさ歯ギア(ベベルギア)13Aと
プーリ部13Bとからなる。
【0044】プーリ部材13のプーリ部13Bにはワイ
ヤ16が巻回されている。またその巻き方は図4に示す
ようにぴったり整数周巻回している即ちプーリを巻いた
際の交差点Pに関して前後(図4中a、b)でワイヤ1
6は平行であるため、ワイヤの張力がプーリの側圧とし
て働かない構造つまり図4中矢印c方向に働かない構造
になる。このためプーリの回転軸の耐久性は高くなり摩
擦による軸部の損失は非常に小さく抑えられ駆動負荷も
小さくなる。これにより小型のモータの採用が可能にな
り装置の小型化、消費電力の低減も達成される。特開昭
53-82523号公報に記載の装置は、本体側にモー
タを配置しモータの出力軸に固着したプーリにワイヤを
巻き付け、該ワイヤを本体側に取り付けられたプーリに
より案内したキャリッジを駆動させるので、ワイヤの張
力を高めると本体側に設置されたプーリの側圧が増大し
て駆動負荷が大きくなってしまう。それにより小型のモ
ータは採用できず装置の大型化を招いたり、さらに装置
内のワイヤの占有部も多いので装置の大型化を招いたり
してしまう。
【0045】また、ワイヤの張力がプーリの側圧として
働かない方法として、ワイヤはその中間部でプーリを所
定周巻回するとともに両端部がそれぞれ反対方向に張設
されていてもよい。また、ワイヤがその中間部でプーリ
に整数周巻回されていてもよい。また、さらに、ワイヤ
を巻回したプーリの位置が、モータの駆動によるキャリ
ッジの走査に伴ってワイヤに沿って移動するものであっ
てもよい。
【0046】ワイヤ16は弾性手段である引っ張りバネ
15を介して装置本体1に固定されているので安定した
大きさの張力をワイヤに与えることができプーリ部材1
3Bとワイヤ16の摩擦性能を安定化することができ
る。
【0047】また、装置本体1には制御回路17が取り
付けられていて、キャリッジモータ11及び記録手段2
を駆動あるいは制御する。制御回路17にはフレキシブ
ルプリント基板18の一端が接続されており、フレキシ
ブルプリント基板18のもう一端は記録手段2とキャリ
ッジモータ11のコイル端子とに接続されている。これ
によりキャリッジモータ11は記録手段2あるいはキャ
リッジ3と一体的に移動可能に固定されている。もちろ
んキャリッジモータ11の外装を接着によりキャリッジ
3の一部に固定してもよい。
【0048】以上の構成において、制御回路17からの
指令によりキャリッジモータ11が駆動されると、その
駆動力はウォームギア12、プーリ部材13のかさ歯ギ
ア13Aを介してプーリ部13Bを回転させる。その結
果、ワイヤ16とプーリ部材13のプーリ部13Bとの
摩擦によりキャリッジ3及び記録手段2はガイドシャフ
ト4に沿って往復駆動される。
【0049】ワイヤ16はプーリ部材13のプーリ部1
3Bにぴったり整数周巻回しているためワイヤの張力が
プーリの側圧として働かない構造つまり図4中矢印c方
向に働かない構造になっているのは上述したが、この特
性のために弾性手段である引っ張りバネ15の張力は広
い範囲の力が許容され、組み立て時に部品の誤差があっ
たとしてもその多くは許容されるようになり組み立てコ
ストは低減される。
【0050】さらにキャリッジモータ11はキャリッジ
3に記録手段2とともに固定されているため、キャリッ
ジモータ11のコイル端子と制御回路17との電気的接
続が、記録手段2と制御回路17との電気的接続と同一
の部材すなわちフレキシブルプリント基板18で行なえ
る利点がある。仮にこの電気的接続を同一の部材で行な
わなくとも同時に行なえる利点もある。これらによって
組み立てコストが低減される。またコネクタ部の占める
体積も小さく収まり装置全体のサイズも小さくなる。し
かも、一つのフレキシブルプリント基板18で制御回路
17とキャリッジモータ11及び記録手段2との電気的
接続ができるのでキャリッジモータ11のリード線など
の部品費自体も削減される。
【0051】本発明の機構は基本的にはモータとプーリ
とワイヤとバネのわずか4つの少ない部品数から構成で
き、さらにキャリッジの移動距離が長いものでもワイヤ
の長さが変わるだけで製造は困難にならないので、特開
昭53−82523号公報に記載の装置本体側にモータ
を配置し、モータの出力軸に固着したプーリにワイヤを
巻き付け、該ワイヤを本体側に取り付けられた回転プー
リにより案内しキャリッジを駆動するもの、あるいは特
開昭61−202875号公報に記載のキャリッジ側に
モータを取り付け、モータの出力軸に取り付けられたピ
ニオンギアと本体側に取り付けられたラックとの噛み合
いによりキャリッジを駆動する機構に比べて、コストが
安く構成される。
【0052】また、記録手段2及びキャリッジ3を往復
駆動するアクチュエータとしては通常の直流モータに比
べ制御性の良さやコストの面から少なくとも2相のステ
ッピングモータが適している。この2相のステッピング
モータは円筒形の外装の側面からコイルの端子が飛び出
している形状になっている。
【0053】このため本実施形態では図2、図3、図4
に示すように、2相のステッピングモータ11の4つの
コイル端子11A、11B、11C、11Dを含む平面
が、記録手段2に繋がるフレキシブルプリント基板18
と平行になるような姿勢で、ステッピングモータ11が
キャリッジ3に一体的に配置されている。この配置によ
り、ステッピングモータ11のコイル端子は記録手段2
に接続されるフレキシブルプリント基板18と同一平面
でフレキシブルプリント基板18にはんだ付け可能にな
るので、フレキシブルプリント基板18に余計な負荷が
かかりにくくはんだ付けが容易になったり、あるいはフ
レキシブルプリント基板18が切れたりする組み立て時
の事故が発生し難くなる。
【0054】上記モータ11のコイル端子は円筒形状の
2相ステッピングモータの側面から飛び出た形状のもの
が一般的であるから、本実施形態のように2相ステッピ
ングモータ11の4つのコイル端子を含む平面がキャリ
ッジ3が往復駆動する平面と平行になるような姿勢で、
ステッピングモータ11がキャリッジ3に一体的に配置
された場合、モータとしては直径D長さLとがL≧Dの
関係の形状のものを用いれば、キャリッジ装置自体を薄
く構成することができる。言い換えればキャリッジ3を
往復駆動するアクチュエータとして直径D長さLとがL
≧Dの関係の2相ステッピングモータを用い、当該モー
タの出力軸とキャリッジ3を往復駆動する平面とが平行
になるように配置することによって、前記モータの円筒
面から飛び出ているコイル端子は、記録手段2に接続さ
れるフレキシブルプリント基板18と同一平面でフレキ
シブルプリント基板18にはんだ付け可能になりフレキ
シブルプリント基板18に余計な負荷がかかりにくくは
んだ付けが容易になったり、あるいはフレキシブルプリ
ント基板18が切れたりする組み立て時の事故が発生し
難くなり、またキャリッジ装置自体が薄くなりシリアル
記録装置本体を薄く構成することができる。
【0055】この機構に更に好適な2相のステッピング
モータとしては本出願人が特開平9−221666号公
報で提案しているものが挙げられる。
【0056】この提案されたモータは円周方向に等分割
して異なる極に交互に着磁された永久磁石からなるロー
タを円筒形状に形成し、該ロータの軸方向に第1のコイ
ル、ロータ及び第2のコイルを順に配置し、第1のコイ
ルにより励磁される第1の外側磁極及び第1の内側磁極
をロータの外周面及び内周面に対向させ、第2のコイル
により励磁される第1の外側磁極及び第1の内側磁極を
ロータの外周面及び内周面に対向させる様に構成したも
のであり、ロータ軸である回転軸が円筒形状の永久磁石
内から取り出されている。
【0057】このような構成のモータは、第1のコイ
ル、ロータ及び第2のコイルを順にロータの軸方向に配
列してあるためモータの長手方向すなわち出力軸方向の
寸法は長くなりがちであるが直径寸法を小さくしかも出
力が高いモータとすることができる。
【0058】本実施形態では上記のモータを使用してい
るのでモータをキャリッジ3の下部に重ねて配置してい
るが、シリアル記録装置の厚さはコンパクトのままにす
ることができる。また、キャリッジと記録手段の重量が
約0.15kgで、キャリッジの速度を約18inch
/secで動かそうとすると、従来例1の構成ではモー
タのトルクが約0.0196N・m必要であったが、本
実施形態ではプーリに側圧がかからない構成としたため
約0.00294N・mのトルクで動かすことが可能と
なる。
【0059】(第2の実施の形態)図5は本発明の第2
の実施の形態を示す外観図である。
【0060】第1の実施の形態では、ワイヤ16を装置
本体1に固定するのに引っ張りバネ15を使用したが、
図5に示すように板バネ20を使用しても良い。板バネ
20は装置本体1の右側面に不図示のビスで固定され、
装置本体1の開口部1Bより一部が突出している。板バ
ネ20は図5に示すように、ワイヤ16が引っ掛かる形
状になっている。
【0061】また、ワイヤの張力がプーリの側圧として
働かない方法として、ワイヤはその中間部でプーリを所
定周巻回するとともに両端部がそれぞれ反対方向に張設
されていてもよい。また、ワイヤがその中間部でプーリ
に整数周巻回されていてもよい。また、さらに、ワイヤ
を巻回したプーリの位置が、モータの駆動によるキャリ
ッジの走査に伴ってワイヤに沿って移動するものであっ
てもよい。
【0062】以上説明した構成によれば、装置本体1に
ビスで固定した板バネ20でワイヤ16を固定したた
め、ワイヤ16の固定が容易になり、確実に固定するこ
とができる。
【0063】(第3の実施の形態)図6は本発明の第3
の実施の形態のキャリッジ部および駆動部の下平面図で
ある。
【0064】第1の実施の形態では、ワイヤ16の一端
を引っ張りバネ15で装置本体1の側面に固定したが、
図6に示すようにプーリ部材を介して固定しても良い。
プーリ部材30、ワイヤ16の固定部の位置関係は限定
されることはない。ワイヤ16の端部周辺の第2のプー
リ30とかみ合う部位は、キャリッジの移動に伴って動
かないので、プーリ部材を介しても実質的に固定されて
いる。また、キャリッジの移動に伴う負荷は変化しな
い。すなわち、キャリッジ3の移動量に対して、ワイヤ
16の端部が相当分の距離を移動しないように取り付け
れば良い。端部をバネで止めても、プーリを介して固定
しても構わない。
【0065】また、ワイヤの張力がプーリの側圧として
働かない方法として、ワイヤはその中間部でプーリを所
定周巻回するとともに両端部がそれぞれ反対方向に張設
されていてもよい。また、ワイヤがその中間部でプーリ
に整数周巻回されていてもよい。また、さらに、ワイヤ
を巻回したプーリの位置が、モータの駆動によるキャリ
ッジの走査に伴ってワイヤに沿って移動するものであっ
てもよい。
【0066】以上説明した構成によれば、ワイヤ16を
プーリ部材を介して固定したため、ワイヤ16の固定位
置、形状などに自由度を持たすことができる。
【0067】(第4の実施の形態)図7は本発明の第4
の実施の形態のキャリッジ部および駆動部の下平面図で
ある。
【0068】第1の実施の形態では、キャリッジ3の裏
面にプーリ部材を1個設け、そのプーリ部材の周辺にワ
イヤ16を巻回したが、図7に示すようにプーリ部材3
5、36、37を複数個設けても良い。モータは図示し
ていない。
【0069】また、ワイヤの張力がプーリの側圧として
働かない方法として、ワイヤはその中間部でプーリを所
定周巻回するとともに両端部がそれぞれ反対方向に張設
されていてもよい。また、ワイヤがその中間部でプーリ
に整数周巻回されていてもよい。また、さらに、ワイヤ
を巻回したプーリの位置が、モータの駆動によるキャリ
ッジの走査に伴ってワイヤに沿って移動するものであっ
てもよい。
【0070】以上説明した構成によれば、プーリ部材の
個数、固定位置などに自由度を持たすことができる。
【0071】(第5の実施の形態)図8は本発明の第5
の実施の形態のキャリッジ部および駆動部の下平面図で
ある。
【0072】第1の実施の形態では、キャリッジモータ
11をキャリッジ3の底面に固定したが、図8に示すよ
うにキャリッジ3の側面に固定しても良い。
【0073】図8において、キャリッジモータ40はキ
ャリッジ3の側面に固定されている。キャリッジモータ
40の軸上にプーリ部材41が圧入され固定されてい
る。プーリ部材41の内径部にはワイヤ16が巻回され
ている。またその巻き方は第1の実施の形態と同様に整
数周巻回している即ちプーリを巻いた際の交差点に関し
て前後でワイヤ16は平行であるため、ワイヤの張力が
プーリの側圧として働かない構造になる。
【0074】また、ワイヤの張力がプーリの側圧として
働かない方法として、ワイヤはその中間部でプーリを所
定周巻回するとともに両端部がそれぞれ反対方向に張設
されていてもよい。また、ワイヤがその中間部でプーリ
に整数周巻回されていてもよい。また、さらに、ワイヤ
を巻回したプーリの位置が、モータの駆動によるキャリ
ッジの走査に伴ってワイヤに沿って移動するものであっ
てもよい。
【0075】以上説明した構成によれば、キャリッジモ
ータ40をキャリッジ3の側面に固定し、キャリッジモ
ータ40の軸上にプーリ部材41を固定したため、ウォ
ームギアが必要無く、キャリッジモータ21で直接ワイ
ヤ16を駆動できるため、キャリッジ3の送り精度が良
好である。
【0076】(第6の実施の形態)シリアル記録装置と
しては、第1の実施の形態のように記録手段で例えばイ
ンクジェット方式を用いたシリアル記録装置のほかに記
録手段としてペンを用いたペンレコーダ装置にも適用可
能であり、記録手段の具体的な方法を限定するものでは
ない。すなわち本発明は、記録手段としてペンを用いた
ペンレコーダ装置においても同様の効果がある。その図
を図9に示す。
【0077】また、ワイヤの張力がプーリの側圧として
働かない方法として、ワイヤはその中間部でプーリを所
定周巻回するとともに両端部がそれぞれ反対方向に張設
されていてもよい。また、ワイヤがその中間部でプーリ
に整数周巻回されていてもよい。また、さらに、ワイヤ
を巻回したプーリの位置が、モータの駆動によるキャリ
ッジの走査に伴ってワイヤに沿って移動するものであっ
てもよい。
【0078】(第7の実施の形態)図10から図13
は、本発明の第7の実施の形態を示すもので、図10は
一部透視の外観図、図11は図10における矢印E方向
から見た載置台付近の主要部品の側面図、図13は図1
1における矢印F方向から見た載置台付近の主要部品の
側面図、図13は載置台付近の下平面図である。
【0079】ここで、符号51は装置本体であり、52
はキャリッジに構成された載置台であり、この上には記
録媒体としての光カード(図示せず)が搭載される。ま
た、符号53は装置本体に両端を固定されたガイドシャ
フト、54はガイドシャフト53と摺動可能に嵌合する
スライダで、載置台52に固着される。また、符号55
は装置本体に両端を固定されたガイド補助シャフト、5
6はガイド補助シャフト55と摺動可能に嵌合する補助
スライダで、載置台52に固着される。
【0080】57は載置台52に固定された駆動アクチ
ュエータの一部をなすステッピングモータであり、詳し
くは後述するが、2相のステッピングモータである。そ
して、このステッピングモータのコイル端子は符号57
Aで示す。58、59は駆動アクチュエータの一部をな
すもので、58はステップモータ57の出力軸に固着さ
れたウオームギアであり、59は載置台52に設けられ
た軸52Dに回転可能に取り付けられたプーリ部材であ
り、ウオームギア58に噛み合うかさ歯ギア59Aとプ
ーリ部59Bとからなる。
【0081】また、符号60は制御回路であり、装置本
体51に取り付けられており、更に、61はフォトイン
タラプタなどの光検出素子で、載置台52に取り付けら
れている。また、62はフレキシブルプリント基板で、
その一端を制御回路60に接続し、他端を光検出素子6
1とステッピングモータ57のコイル端子57Aに電気
的に接続した状態で、載置台52に固着されており、こ
れにより、モータ57は載置台52に固定される。勿
論、モータ57の外装を、適当な接着手段により、載置
台52の一部に固定しても良い。ここでは、制御回路6
0はモータ57と光検出素子61とを駆動あるいは制御
する。
【0082】なお、63、64は装置本体51に一体的
に構成された遮光板であり、前記光検出素子61と関係
して、載置台52の位置を検出するものである。また、
65は光ヘッドであり、光カード(図示せず)のトラッ
クに対向する位置で、公知の手段により保持され、光ヘ
ッド65から発せられる光ビームによって、光カードの
情報の記録または再生または読み取りまたは消去のいず
れか、もしくは任意の組み合わせの機能を行なう。
【0083】また、符号66は抜け止め部材で、載置台
52に設けられた軸52Dの先端に固着されていて、プ
ーリ部材59の脱落を防ぐものである。また、67は弾
性手段としての引っ張りバネであり、その一端を装置本
体51のフック51Aに取り付けられている。更に、6
8はワイヤで、その一端を装置本体51に固定させ、他
端を引っ張りバネ67に取り付けている。なお、ワイヤ
68は、引っ張りバネ67を介してではあるが、実質的
に、装置本体51に、その両端を固定されていることに
なる。
【0084】ワイヤ68は、図12、図13に示すよう
に、プーリ部材59のプーリ部59Bに巻回されてい
る。また、その巻き方は、図13に示すように、正確
に、整数回、巻回している。即ち、プーリを巻いた際の
交差点Pに関して、ワイヤ68は、前後方向(a,b)
に延びており、このため、ワイヤの張力がプーリの側圧
として働かない構造、つまり、矢印c方向に働かない構
造となっている。このため、プーリの回転軸の耐久性は
高くなり、摩擦による軸部の損失は、非常に小さく抑え
られ、駆動負荷も小さく抑えられる。これにより、小型
のモータの採用が可能になり、装置の小型化、消費電力
の低減も達成される。
【0085】また、ワイヤ68は、弾性手段たる引っ張
りバネ67を介して、装置本体51に固定されているの
で、安定した大きさの張力をワイヤに与えることがで
き、プーリとワイヤ68との摩擦性能も安定化できる。
【0086】このような構成では、モータ57を駆動す
ると、その駆動力はウオームギア58、プーリ部材59
のかさ歯ギア59Aを介して、プーリ部59Bを回転さ
せ、ワイヤ68とプーリ部材59のプーリ部59Bとの
間の摩擦により、載置台52を、その移動方向(光ヘッ
ド65の走査方向)に沿って移動させる。
【0087】なお、プーリ部材59は、載置台52がガ
イドシャフト53、補助シャフト55に沿って移動する
平面と平行な面内で回転可能に配置されている。上記構
成において、プーリ部59Bの直径は、載置台52が光
ヘッド65の走査方向の平面と平行な方向にあるので、
装置本体の厚さ方向の寸法は、可及的に小さくでき、全
体として、コンパクトな情報記録再生装置の構成とする
ことができる。
【0088】また、ワイヤ68は、プーリ部材59のプ
ーリ部59Bに整数回、巻回しており、このため、ワイ
ヤの張力は、プーリの軸に対して、側圧として働かない
構造、つまり、矢印c方向に働かない。この特性のため
に、弾性手段として、引っ張りバネ67の伸縮量をかな
り広い範囲に設定しても、問題なく、従って、組み立て
時に、部品の寸法誤差があったとしても、その多くは、
上述の許容範囲内で吸収されるから、組み立てが容易
で、そのコストが低減される。また、ワイヤはその中間
部でプーリを所定周巻回するとともに両端部がそれぞれ
反対方向に張設されていてもよい。また、さらに、ワイ
ヤを巻回したプーリの位置がモータの駆動によるキャリ
ッジの走査に伴ってワイヤに沿って移動するものであっ
てもよい。以上のように、プーリに側圧がかからない構
成としたため、従来例に比べてモータのトルクを約1/
5以下に抑えることができる。
【0089】また、モータ57は、載置台52上に固定
されているため、そのコイル端子と電気制御回路60と
の電気的接続が、載置台52に搭載されている電気素
子、例えば、光検出素子61の端子と電気制御回路60
との電気的接続と同一の部材で、即ち、フレキシブルプ
リント基板62で行なえる利点がある。また、仮に電気
的接続を同一部材で行わなくとも、同一行程内で行なえ
るという利点は確保される。これらによって、更なる組
み立てコストの軽減がなされる。またコネクタ部の占め
る体積も小さく収まり装置全体のサイズも小さくなる。
【0090】さらには、フレキシブルプリント基板62
一つで電気的接続ができるので、モータのリード線など
の部品の費用自体も安くなる。なお、本実施の形態で
は、載置台52に搭載されている電気素子は、光検出素
子61を例に挙げて説明しているが、特開平10−26
9330号公報で開示されているような、光カードに搭
載されているICチップと電気的接続をとるための端子
であっても良い。
【0091】載置台52を、光ヘッド65の走査方向に
移動するアクチエータとしては、通常の直流モータに比
べて、制御性の良さやコストの面から、2相のステッピ
ングモータが適している。このステッピングモータは、
円筒形の外装の側面からコイルの端子が飛び出している
構成になっている。
【0092】このため、図11に示すように、ステッピ
ングモータ57の4つのコイル端子を含む平面が、載置
台52が駆動される平面と平行になるような姿勢で、ス
テッピングモータが、載置台52に対して配置される。
この配置により、モータのコイル端子は、載置台に搭載
された電気素子に接続されるフレキシブルプリント基板
と同一平面で、フレキシブルプリント基板にハンダ付け
が可能となる。このため、フレキシブルプリント基板に
余計な負荷が掛かり難く、ハンダ付けが容易になり、あ
るいは、フレキシブルプリント基板が切れるなど、組み
立て時の事故が発生し難くなる。
【0093】なお、コイル端子には、円筒形状の2相ス
テッピングモータの側面から飛び出た構成のものが一般
的であるから、このように、2相ステッピングモータ5
7の4つのコイル端子を含む平面が、載置台2が駆動さ
れる平面と平行になるような姿勢で、ステッピングモー
タが載置台2に配置された場合、モータとしては、直径
D、長さLとがL≧Dの関係の形状のものを用いれば、
装置本体を薄く構成することができる。
【0094】なお、この実施の形態では、上述のモータ
を使っているので、モータを載置台52の下部に重ねて
配置しているが、その配置を工夫することで、情報記録
再生装置は、その装置本体厚さを、それ自体の厚さとし
て(コンパクトのままとして)もよい。
【0095】(第8の実施の形態)図14から図18
は、本発明の第8の実施の形態を示すもので、図14は
外観図、図15は主要構成要素の分解斜視図、図16は
情報読み取り手段とモータの一部断面の側面図、図17
は駆動部の側面図、図18は駆動部の下平面図である。
【0096】ここで、符号71は光ディスクで、数μm
間隔で、情報記録用トラックが形成されており、そのト
ラック間に、光ビームにより、数μmのスポット径を形
成することで、情報の記録または再生または読み取りま
たは消去のいずれか、もしくは任意の組み合わせの機能
を行なえるディスク状情報記録媒体である。
【0097】また、符号72はキャリッジ、73は記録
・再生ヘッドとしてのピックアップ(光ヘッド)であ
る。ピックアップ73は、半導体レーザなどの照射用光
源73Aと受光素子73B、反射光を受光素子上に結像
させるレンズ73Cなどからなり、キャリッジ72に搭
載されている。
【0098】また、74は装置本体(図示せず)側にそ
の両端を固定したガイドシャフトで、キャリッジ72に
固着されており、75はガイドシャフト74と摺動可能
に嵌合するスライダ、また、76は前記装置本体にその
両端を固定したガイド補助シャフト、77はガイド補助
シャフト76と摺動可能に嵌合する補助スライダで、キ
ャリッジ72に固着されている。この構造により、キャ
リッジ72およびピックアップ73は、光ディスク71
の平面に沿って、矢印G方向に移動できる。
【0099】また、78はキャリッジ72に固定され
た、駆動アクチュエータの一部としてのステッピングモ
ータで、詳しくは後述するが、この実施の形態では、2
相のステッピングモータであり、そのコイル端子を、符
号78A、78B、78C、78Dで示す。なお、符号
79はステップモータの出力軸に固着されたウオームギ
ア、80はキャリッジ72に設けられた軸72Dに対し
て回転可能に取り付けられたプーリ部材であって、プー
リ部材80は、ウオームギア79と噛み合うかさ歯ギア
80Aとプーリ部80Bとからなる。
【0100】そして、プーリ部材80は、キャリッジ7
2およびピックアップ73が、光ディスク71に沿って
走査する平面と平行な面内で、回転可能に配置されてい
る。上記構成において、プーリの直径は、キャリッジ5
2およびピックアップ53が、上述の平行方向にあるの
で、装置の厚さ方向の寸法は大きくならないから、コン
パクトなピックアップ搬送手段(送り装置)を構成でき
る。
【0101】更に、81は抜け止め部材で、例えば、画
像読み取り手段としての、ピックアップ73に設けられ
た軸73Dの先端に固着され、プーリ部材80の脱落を
防ぐものである。また、82は弾性手段である引っ張り
バネで、その一端を前記装置本体のフックHに取り付け
ている。また、83はワイヤで、その一端を前記装置本
体に固定し、その他端を引っ張りバネ82に取り付けて
いる。なお、ワイヤ83は、引っ張りバネ82を介して
であるが、実質的に装置本体にその両端を固定されてい
ることになる。
【0102】符号84は電気制御回路で、装置本体側に
取り付けられており、モータ78およびピックアップ7
3を駆動あるいは制御する。また、85はフレキシブル
プリント基板であり、電気制御回路84にその一端を接
続し、その他端をピックアップ73、特に、照射用光源
73Aと受光素子73Bとモータ78のコイル端子とに
接続している。これにより、モータ78はピックアップ
73およびキャリッジ72に固定される。勿論、必要な
ら、モータ78の外装を、接着手段により、キャリッジ
72の一部に固定しても良い。
【0103】ワイヤ83は、図16、図17に示すよう
に、プーリ部材80のプーリ部80Bに巻回されてい
る。また、その巻き方は、図17に示すように、整数
回、巻回した形で、プーリを巻いた際の交差点Pに関し
て、ワイヤ83が前後方向(a,b)に延びているため
に、ワイヤ83の張力が、プーリの側圧として働かな
い、つまり、矢印c方向に働かない構造になる。このた
め、プーリの回転軸の耐久性が高くなり、摩擦による軸
部の損失が非常に小さく抑えられ、駆動負荷も小さく抑
えられる。これにより、小型のモータの採用が可能にな
り、装置の小型化、消費電力の低減も達成される。この
特性のため、スプリング82の伸縮量は広い許容範囲で
採用できるので、組み立て時に、部品の寸法誤差があっ
たとしても、その多くは許容されることになり、組み立
てコストは低減される。また、ワイヤはその中間部でプ
ーリを所定周巻回するとともに両端部がそれぞれ反対方
向に張設されていてもよい。また、さらに、ワイヤを巻
回したプーリの位置がモータの駆動によるキャリッジの
走査に伴ってワイヤに沿って移動するものであってもよ
い。以上のように、プーリに側圧がかからない構成とし
たため、従来例に比べてモータのトルクを約1/5以下
に抑えることができる。
【0104】なお、この実施の形態では、ワイヤ83
は、弾性手段としての引っ張りバネ82を介して、装置
本体に固定されているので、安定した大きさの張力をワ
イヤに与えることができ、また、プーリとワイヤ83と
の摩擦性能を安定化できる。
【0105】このような構成では、モータ78を駆動す
ると、その駆動力は、ウオームギア79、プーリ部材8
0のかさ歯ギア80Aを介して、プーリ部80Bを回転
させ、ワイヤ83とプーリ部材80のプーリ部80Bの
摩擦により、キャリッジ72およびピックアップ73を
光ディスク71に平行な面上で移動させる。
【0106】また、モータ78はキャリッジ72上に固
定されているため、コイル端子と電気制御回路85との
電気的接続が、ピックアップ73、特に、照射用光源7
3Aおよび受光素子73Bと電気制御回路85との電気
的接続を、同一の部材で、即ち、フレキシブルプリント
基板85で行なえる利点がある。また、仮に電気的接続
を同一の部材で行わなくとも、それを同時に行なえる点
で、メリットがある。そして、これらによって、組み立
てコストが軽減される。また、コネクタ部の占める体積
も小さく収まり、装置全体のサイズも小さくなる。さら
には、フレキシブルプリント基板85が一つで、電気的
接続ができるから、モータのリード線などの部品費用自
体も安くなる。
【0107】キャリッジ72およびピックアップ73
を、光ディスク71に沿って走査する駆動アクチエータ
としては、通常の直流モータに比べて、制御性の良さや
コストの面から、2相のステッピングモータが適してい
るが、この2相のステッピングモータは、円筒形の外装
の側面からコイルの端子が飛び出ている構成形状になっ
ている。このため、図16に示すように、2相ステッピ
ングモータ78の4つのコイル端子を含む平面が、キャ
リッジ72およびピックアップ73を、光ディスク71
に沿って走査する平面と平行になるような姿勢で、ステ
ッピングモータがキャリッジ72に配置されている。な
お、モータとしては、直径D、長さLとがL≧Dの関係
の形状のものを用いれば、装置本体自体を薄く構成する
ことができる。
【0108】この配置により、モータのコイル端子は、
ピックアップ73の受光素子あるいは投光素子に接続さ
れるフレキシブルプリント基板と同一平面で、フレキシ
ブルプリント基板にハンダ付けが可能になる。従って、
フレキシブルプリント基板に余計な負荷が掛かり難く、
ハンダ付けが容易になり、あるいは、フレキシブルプリ
ント基板が切れるなどの、組み立て時の事故が発生し難
くなる。
【0109】なお、この実施の形態では、上述のモータ
を使っているので、モータをキャリッジ72の下部に重
ねて配置しているが、その配置を工夫することで、情報
記録再生装置は、その装置本体厚さを、それ自体の厚さ
として(コンパクトのままとして)もよい。
【0110】上述の実施の形態において、搬送手段とし
て、駆動アクチュエータの回転部をプーリで構成し、ワ
イヤをこれに巻回する構造が採用されているが、前記回
転部を雄ねじに回転可能に螺合する雌ねじを有する回転
部材(例えば、ナット形状)などの構成にして、前記雄
ねじを、キャリッジ(あるいは載置台)の移動方向に沿
って装置本体側に設置する構造にしてもよい。
【0111】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、上記の
ように構成された本発明によれば、所定の走査領域内を
走査可能に設けられたキャリッジと、キャリッジに配さ
れた駆動手段と、キャリッジの走査領域内で、駆動手段
の出力部に巻回されキャリッジの走査方向に沿って張設
されたワイヤと、を有し、駆動手段の駆動によるキャリ
ッジの走査に伴って、ワイヤを巻回した出力部がワイヤ
に沿って移動するため、装置の組み立てコストを低減
し、装置のコンパクト化を達成するとともに、駆動負荷
を最小限に抑え、キャリッジの駆動を精度良く達成する
ことができる装置を提供できる。
【0112】また、所定の走査領域内を走査可能に設け
られたキャリッジと、キャリッジに配された駆動手段
と、キャリッジの走査領域内で、駆動手段の出力部に巻
回されキャリッジの走査方向に沿って張設されたワイヤ
と、を有し、駆動手段は少なくともモータと該モータに
よって駆動される回転体とからなり、回転体はプーリを
整数周巻回しているため、装置の組み立てコストを低減
し、装置のコンパクト化を達成するとともに、駆動負荷
を最小限に抑え、キャリッジの駆動を精度良く達成する
ことができる装置を提供できる。
【0113】また、所定の走査領域内を走査可能に設け
られたキャリッジと、キャリッジに配された駆動手段
と、キャリッジの走査領域内で、駆動手段の出力部に巻
回されキャリッジの走査方向に沿って張設されたワイヤ
と、を有し、駆動手段は少なくともモータと該モータに
よって駆動される回転体とからなり、ワイヤはワイヤ中
間部で回転体を所定周巻回するとともに両端部がそれぞ
れ反対方向に張設されているため、装置の組み立てコス
トを低減し、装置のコンパクト化を達成するとともに、
駆動負荷を最小限に抑え、キャリッジの駆動を精度良く
達成することができる装置を提供できる。
【0114】また、所定の走査領域内を走査可能に設け
られたキャリッジと、キャリッジに配された駆動手段
と、キャリッジの走査領域内で、駆動手段の出力部に巻
回されキャリッジの走査方向に沿って張設されたワイヤ
と、を有し、キャリッジが走査される間にワイヤはキャ
リッジの走査方向に対して実質的に移動しないため、装
置の組み立てコストを低減し、装置のコンパクト化を達
成するとともに、駆動負荷を最小限に抑え、キャリッジ
の駆動を精度良く達成することができる装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシリアル記録装置
の外観図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のシリアル記録装置
の主要構成部品の分解斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のシリアル記録装置
のキャリッジ部および駆動部の側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態のシリアル記録装置
のキャリッジ部および駆動部の下平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の外観図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態のキャリッジ部およ
び駆動部の下平面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態のキャリッジ部およ
び駆動部の下平面図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態のキャリッジ部およ
び駆動部の下平面図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態のシリアル記録装置
の外観図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態の外観図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態の主要構成部品の
側面図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態の主要構成部品の
側面図である。
【図13】本発明の第7の実施の形態の駆動部の下平面
図である。
【図14】本発明の第8の実施の形態の外観図である。
【図15】本発明の第8の実施の形態の主要構成部品の
分解斜視図である。
【図16】本発明の第8の実施の形態のキャリッジ部の
側面図である。
【図17】本発明の第8の実施の形態の駆動部の下平面
図である。
【図18】本発明の第8の実施の形態のモータとピック
アップとフレキシブルプリント基板の関係を示す側面図
である。
【図19】第1の従来例の外観図である。
【図20】第2の従来例の外観図である。
【図21】第3の従来例の外観図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 記録手段 3 キャリッジ 4 ガイドシャフト 5 スライダ 6 ガイド補助シャフト 7 補助スライダ 8 紙送りローラ 9 紙送りモータ 10 記録用紙 11 キャリッジモータ 11A、11B、11C、11D コイル端子 12 ウォームギア 13 プーリ部材 13A かさ歯ギア 13B プーリ部 14 抜け止め部材 15 引っ張りバネ 16 ワイヤ 17 電気制御回路 18 フレキシブルプリント基板 19 従動ローラ 20 板バネ 30、35〜37 プーリ部材 40 キャリッジモータ 41 プーリ部材 51 装置本体 52 載置台 53 ガイドシャフト 54 スライダ 55 ガイド補助シャフト 56 補助スライダ 57 ステッピングモータ 57A コイル端子 58 ウォームギア 59 プーリ部材 59A かさ歯ギア 59B プーリ部 60 電気制御回路 61 電気素子 62 フレキシブルプリント基板 63、64 遮光板 65 光ヘッド 66 抜け止め部材 67 弾性手段(引っ張りバネ) 68 ワイヤ 71 光ディスク 72 キャリッジ 73 ピックアップ(記録・再生ヘッド) 73A 照射用光源 73B 受光素子 73C レンズ 74 ガイドシャフト 75 スライダ 76 ガイド補助スライダ 77 補助スライダ 78 ステッピングモータ 78A,78B,78C,78D コイル端子 79 ウォームギア 80 プーリ部材 80A かさ歯ギア 80B プーリ部 81 抜け止め部材 82 弾性手段(引っ張りバネ) 83 ワイヤ 84 電気制御回路 85 フレキシブルプリント基板

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の走査領域内を走査可能に設けられ
    たキャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段の駆動による前記キャリッジの走査に伴っ
    て、前記ワイヤを巻回した前記出力部が前記ワイヤに沿
    って移動することを特徴とするキャリッジ走査機構を有
    する装置。
  2. 【請求項2】 所定の走査領域内を走査可能に設けられ
    たキャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記回転体は前記プーリを
    整数周巻回していることを特徴とするキャリッジ走査機
    構を有する装置。
  3. 【請求項3】 所定の走査領域内を走査可能に設けられ
    たキャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記ワイヤはワイヤ中間部
    で前記回転体を所定周巻回するとともに両端部がそれぞ
    れ反対方向に張設されていることを特徴とするキャリッ
    ジ走査機構を有する装置。
  4. 【請求項4】 所定の走査領域内を走査可能に設けられ
    たキャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記キャリッジが走査される間に前記ワイヤは前記キャ
    リッジの走査方向に対して実質的に移動しないことを特
    徴とするキャリッジ走査機構を有する装置。
  5. 【請求項5】 前記ワイヤの一端は弾性手段を介して装
    置本体に固定されていることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか1項に記載のキャリッジ走査機構を有す
    る装置。
  6. 【請求項6】 前記キャリッジの走査により、記録媒体
    に対してヘッドを相対的に移動させて、情報の記録また
    は再生または読み取りまたは消去のいずれか、もしくは
    任意の組み合せの機能を実行することを特徴とする請求
    項1ないし5または2に記載のキャリッジ走査機構を有
    する装置。
  7. 【請求項7】 所定の走査領域内を走査可能に設けら
    れ、記録媒体に記録を行う記録ヘッドを搭載するための
    キャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段の駆動による前記キャリッジの走査に伴っ
    て、前記ワイヤを巻回した前記出力部が前記ワイヤに沿
    って移動することを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 所定の走査領域内を走査可能に設けら
    れ、記録媒体に記録を行う記録ヘッドを搭載するための
    キャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記回転体は前記プーリを
    整数周巻回していることを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 所定の走査領域内を走査可能に設けら
    れ、記録媒体に記録を行う記録ヘッドを搭載するための
    キャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記ワイヤはワイヤ中間部
    で前記回転体を所定周巻回するとともに両端部がそれぞ
    れ反対方向に張設されていることを特徴とする記録装
    置。
  10. 【請求項10】 所定の走査領域内を走査可能に設けら
    れ、記録媒体に記録を行う記録ヘッドを搭載するための
    キャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記キャリッジが走査される間に前記ワイヤは前記キャ
    リッジの走査方向に対して実質的に移動しないことを特
    徴とする記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドが、インクを吐出して
    画像を記録するインクジェット記録ヘッドを備えること
    を特徴とする請求項7ないし10のいずれか1項に記載
    の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記インクジェット記録ヘッドが、熱
    エネルギによって形成されるインク液滴により画像を記
    録することを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 装置本体側に固定された、少なくとも
    前記ヘッドおよび前記駆動手段を駆動あるいは制御する
    電気回路と、 前記電気回路に一端が接続され、他端が前記ヘッドおよ
    び前記駆動手段に接続されたフレキシブルプリント基板
    と、 を備えたことを特徴とする請求項7ないし12のいずれ
    か1項に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 所定の走査領域内を走査可能に設けら
    れ、情報記録媒体を搭載する載置台を構成するキャリッ
    ジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段の駆動による前記キャリッジの走査に伴っ
    て、前記ワイヤを巻回した前記出力部が前記ワイヤに沿
    って移動することを特徴とする情報記録再生装置。
  15. 【請求項15】 所定の走査領域内を走査可能に設けら
    れ、情報記録媒体を搭載する載置台を構成するキャリッ
    ジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記回転体は前記プーリを
    整数周巻回していることを特徴とする情報記録再生装
    置。
  16. 【請求項16】 所定の走査領域内を走査可能に設けら
    れ、情報記録媒体を搭載する載置台を構成するキャリッ
    ジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記ワイヤはワイヤ中間部
    で前記回転体を所定周巻回するとともに両端部がそれぞ
    れ反対方向に張設されていることを特徴とする情報記録
    再生装置。
  17. 【請求項17】 所定の走査領域内を走査可能に設けら
    れ、情報記録媒体を搭載する載置台を構成するキャリッ
    ジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記キャリッジが走査される間に前記ワイヤは前記キャ
    リッジの走査方向に対して実質的に移動しないことを特
    徴とする情報記録再生装置。
  18. 【請求項18】 前記キャリッジには、その移動位置を
    検出する検出手段の一部が搭載されていることを特徴と
    する請求項14ないし17のいずれか1項に記載の情報
    記録再生装置。
  19. 【請求項19】 装置本体側に固定された、少なくとも
    前記検出手段および前記駆動手段を駆動あるいは制御す
    る電気回路と、 前記電気回路に一端が接続され、他端が前記検出手段お
    よび前記駆動手段に接続されたフレキシブルプリント基
    板と、 を備えることを特徴とする請求項18に記載の情報記録
    再生装置。
  20. 【請求項20】 記録媒体に情報の記録および再生を行
    う情報記録再生装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられ、情報の記録お
    よび再生を行うヘッドを搭載するためのキャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段の駆動による前記キャリッジの走査に伴っ
    て、前記ワイヤを巻回した前記出力部が前記ワイヤに沿
    って移動することを特徴とする情報記録再生装置。
  21. 【請求項21】 記録媒体に情報の記録および再生を行
    う情報記録再生装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられ、情報の記録お
    よび再生を行うヘッドを搭載するためのキャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記回転体は前記プーリを
    整数周巻回していることを特徴とする情報記録再生装
    置。
  22. 【請求項22】 記録媒体に情報の記録および再生を行
    う情報記録再生装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられ、情報の記録お
    よび再生を行うヘッドを搭載するためのキャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記ワイヤはワイヤ中間部
    で前記回転体を所定周巻回するとともに両端部がそれぞ
    れ反対方向に張設されていることを特徴とする情報記録
    再生装置。
  23. 【請求項23】 記録媒体に情報の記録および再生を行
    う情報記録再生装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられ、情報の記録お
    よび再生を行うヘッドを搭載するためのキャリッジと、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記キャリッジが走査される間に前記ワイヤは前記キャ
    リッジの走査方向に対して実質的に移動しないことを特
    徴とする情報記録再生装置。
  24. 【請求項24】 装置本体側に固定された、少なくとも
    前記ヘッドおよび前記駆動手段を駆動あるいは制御する
    電気回路と、 前記電気回路に一端が接続され、他端が前記検出手段お
    よび前記駆動手段に接続されたフレキシブルプリンと基
    板と、 を備えたことを特徴とする請求項20ないし23のいず
    れか1項に記載の情報記録再生装置。
  25. 【請求項25】 記録媒体に情報の記録を行う情報記録
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段の駆動による前記キャリッジの走査に伴っ
    て、前記ワイヤを巻回した前記出力部が前記ワイヤに沿
    って移動することを特徴とする情報記録装置。
  26. 【請求項26】 記録媒体に情報の記録を行う情報記録
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記回転体は前記プーリを
    整数周巻回していることを特徴とする情報記録装置。
  27. 【請求項27】 記録媒体に情報の記録を行う情報記録
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記ワイヤはワイヤ中間部
    で前記回転体を所定周巻回するとともに両端部がそれぞ
    れ反対方向に張設されていることを特徴とする情報記録
    装置。
  28. 【請求項28】 記録媒体に情報の記録を行う情報記録
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記キャリッジが走査される間に前記ワイヤは前記キャ
    リッジの走査方向に対して実質的に移動しないことを特
    徴とする情報記録装置。
  29. 【請求項29】 記録媒体の情報の再生を行う情報再生
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段の駆動による前記キャリッジの走査に伴っ
    て、前記ワイヤを巻回した前記出力部が前記ワイヤに沿
    って移動することを特徴とする情報再生装置。
  30. 【請求項30】 記録媒体の情報の再生を行う情報再生
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記回転体は前記プーリを
    整数周巻回していることを特徴とする情報再生装置。
  31. 【請求項31】 記録媒体の情報の再生を行う情報再生
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記ワイヤはワイヤ中間部
    で前記回転体を所定周巻回するとともに両端部がそれぞ
    れ反対方向に張設されていることを特徴とする情報再生
    装置。
  32. 【請求項32】 記録媒体の情報の再生を行う情報再生
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記キャリッジが走査される間に前記ワイヤは前記キャ
    リッジの走査方向に対して実質的に移動しないことを特
    徴とする情報再生装置。
  33. 【請求項33】 記録媒体の情報の読み取りを行う情報
    読取装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段の駆動による前記キャリッジの走査に伴っ
    て、前記ワイヤを巻回した前記出力部が前記ワイヤに沿
    って移動することを特徴とする情報読取装置。
  34. 【請求項34】 記録媒体の情報の読み取りを行う情報
    読取装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記回転体は前記プーリを
    整数周巻回していることを特徴とする情報読取装置。
  35. 【請求項35】 記録媒体の情報の読み取りを行う情報
    読取装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記ワイヤはワイヤ中間部
    で前記回転体を所定周巻回するとともに両端部がそれぞ
    れ反対方向に張設されていることを特徴とする情報読取
    装置。
  36. 【請求項36】 記録媒体の情報の読み取りを行う情報
    読取において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記キャリッジが走査される間に前記ワイヤは前記キャ
    リッジの走査方向に対して実質的に移動しないことを特
    徴とする情報読取装置。
  37. 【請求項37】 記録媒体の情報の消去を行う情報消去
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段の駆動による前記キャリッジの走査に伴っ
    て、前記ワイヤを巻回した前記出力部が前記ワイヤに沿
    って移動することを特徴とする情報消去装置。
  38. 【請求項38】 記録媒体の情報の消去を行う情報消去
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記回転体は前記プーリを
    整数周巻回していることを特徴とする情報消去装置。
  39. 【請求項39】 記録媒体の情報の消去を行う情報消去
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段は少なくともモータと該モータによって駆
    動される回転体とからなり、前記ワイヤはワイヤ中間部
    で前記回転体を所定周巻回するとともに両端部がそれぞ
    れ反対方向に張設されていることを特徴とする情報消去
    装置。
  40. 【請求項40】 記録媒体の情報の消去を行う情報消去
    装置において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回され前記キャリッジの走査方向に沿って張設
    されたワイヤと、 を有し、 前記キャリッジが走査される間に前記ワイヤは前記キャ
    リッジの走査方向に対して実質的に移動しないことを特
    徴とする情報消去装置。
  41. 【請求項41】 キャリッジを走査する方法において、 所定の走査領域内を走査可能に設けられたキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配された駆動手段と、 前記キャリッジの前記走査領域内で、前記駆動手段の出
    力部に巻回されたワイヤと、 を有し、 前記駆動手段の駆動による前記キャリッジの走査に伴っ
    て、前記ワイヤを巻回した前記出力部を前記ワイヤに沿
    って移動させることを特徴とするキャリッジを走査する
    方法。
JP2000005634A 1999-01-26 2000-01-14 キャリッジ走査機構を有する装置、及び該装置を具備する記録装置、情報記録再生装置、情報記録装置、情報再生装置、情報読取装置、情報消去装置 Pending JP2001014814A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108367577A (zh) * 2015-11-03 2018-08-03 泛诺泰有限责任公司 用于印刷单元的受控运动的装置和包括该装置的包装制造机器

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CN108367577A (zh) * 2015-11-03 2018-08-03 泛诺泰有限责任公司 用于印刷单元的受控运动的装置和包括该装置的包装制造机器
JP2018538166A (ja) * 2015-11-03 2018-12-27 パノテック エス.アール.エル. 印刷ユニットの動作制御装置及び該装置を組み込むパッケージ作製機械

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