JP2001014768A - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JP2001014768A
JP2001014768A JP11184724A JP18472499A JP2001014768A JP 2001014768 A JP2001014768 A JP 2001014768A JP 11184724 A JP11184724 A JP 11184724A JP 18472499 A JP18472499 A JP 18472499A JP 2001014768 A JP2001014768 A JP 2001014768A
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Masashi Yamaguchi
真史 山口
Shingo Komata
真悟 小俣
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Kenwood KK
Kenwood Precision KK
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Kenwood KK
Kenwood Precision KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の奥行き寸法を短くすると共に、品質、
機能的にも長い奥行き寸法のものと同等なものとする。 【解決手段】 このディスク装置1は、ディスク5を載
置するためのトレイ10を引き出し可能にしている。そ
して、トレイ10を案内保持する左側の案内部61,2
22と右側の案内部62,223を伸縮自在な構成と
し、トレイ10が排出位置となるときに案内部を収納位
置のときに比べ長くしている。また、トレイ10を、メ
イントレイ11とサブトレイ12の2つに分離可能に構
成し、メイントレイ11の長さを演奏位置まで伸びる長
さとすると共に、収納位置から演奏位置への移動は、サ
ブトレイ12のみとし、排出位置へはメイントレイ11
とサブトレイ12とを案内部61,222,62,22
3によって案内して、一体的に移動させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(Compact Di
sc)やMD(Mini Disc)等のディスクをトレイにセッ
トしたり、トレイを引き出してディスクを取り出したり
するディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク駆動装置、特に複数枚の
トレイを持つチェンジャーメカは、通常、排出位置、収
納位置および演奏位置の3位置を持つ。たとえば、図2
7に示すように、ディスク駆動装置501内にスタッカ
502と、ディスクドライブユニット503とを設け、
その先端に固定のトレイガイド504を設けるものが知
られている。スタッカ502内には、複数のトレイ50
5が入れられ、スタッカ502自体が上下動可能とされ
ている。
【0003】このディスク駆動装置501では、所定の
トレイ505を排出させたいときや所定のトレイ505
中のディスクを演奏させたいときは、スタッカ502を
上下動させ、引き出し段を選択し排出や演奏をさせてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスク駆動装
置501では、トレイ505を排出位置(オープン位
置)にもたらしたとき、トレイ505を駆動させるギヤ
等の係合の維持やトレイ505の位置固定を必要とする
ため、トレイ505の動作方向の長さがディスクの直径
よりかなり大きくなる。すなわち図27の排出位置と収
納位置との間隔506が大きくなり、ディスク駆動装置
501の奥行き寸法が長大化している。
【0005】また、この種のディスク駆動装置501で
は、オープン時でのディスクの取り出しを容易にするた
め、排出位置では、前方に飛び出させるようにしてい
る。このため、一層、奥行き寸法が長大化しがちとなっ
ている。なお、奥行き寸法を短くしているものもある
が、ディスクが取り出しにくくなったり、トレイ505
の固定が不十分だったり、ギヤの噛み合いが不安定なも
のとなっている。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたもので、装置の奥行き寸法を短くすると共
に、品質、機能的にも長い奥行き寸法のものと同等なも
のとできるディスク駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明では、ディスクを載置するためのトレイを引
き出し可能にしたディスク駆動装置において、トレイを
案内保持する案内部を伸縮自在な構成とし、トレイが排
出位置となるときに案内部を収納位置のときに比べ長く
している。
【0008】このため、トレイが収納位置にある時に
は、案内部を短くでき、小型化できると共に、トレイが
排出位置へ移動すると案内部が長くなり、トレイの十分
な保持が可能となる。この結果、装置の奥行き寸法を短
くできると共に、品質、機能的にも奥行きが長いものと
同等なものとできる。
【0009】また、他の発明では、上述の発明のディス
ク駆動装置に加え、案内部を固定の案内ガイドとこの案
内ガイドに対して摺動可能な摺動自在アームとで構成し
ている。
【0010】このため、トレイは、収納位置では、固定
の案内ガイドによってしっかりと案内保持される。そし
て、排出位置では、摺動自在アームが案内ガイドからさ
らに前方に伸び、案内部を実質的に長いものとし確実に
トレイを保持する。
【0011】さらに、他の発明では、上述の発明のディ
スク駆動装置に加え、トレイを、演奏位置でメイントレ
イとサブトレイに分離する2つの部材から構成し、トレ
イが排出方向に駆動されると、メイントレイが摺動自在
アームに突き当たりその摺動自在アームを引き出し側に
押すと共に、この摺動自在アームにサブトレイの後端部
分が載置され、メイントレイとサブトレイと摺動自在ア
ームとが一体的に引き出されていくようにしている。
【0012】このように、トレイがメイントレイとサブ
トレイに分離され、そのメイントレイで摺動自在アーム
が押されると共に、サブトレイの後端が摺動自在アーム
に載置されるので、案内部を簡単な構成で長くすること
ができると共に、サブトレイは、確実に保持されること
となる。
【0013】加えて、他の発明では、上述の各発明に加
え、案内部が長くなったときに、案内部の先端が収納位
置のトレイの前端面より飛び出るようにしている。この
ように、長くなったときの案内部が、収納位置のトレイ
先端より飛び出るようにしているので、奥行きをスペー
スをかなり短くすることができる。
【0014】また、他の発明では、ディスクを載置する
ためのトレイを引き出し可能にしたディスク駆動装置に
おいて、トレイを、メイントレイとサブトレイの2つに
分離可能に構成し、メイントレイの長さを演奏位置まで
伸びる長さとすると共に、収納位置から演奏位置への移
動は、サブトレイのみとし、排出位置へはメイントレイ
とサブトレイとを案内部によって案内して一体的に移動
させている。
【0015】このように、分離可能なメイントレイの長
さを演奏位置まで伸びる長さとしているので、トレイが
排出位置となったときもメイントレイの後端は十分に装
置内に入った状態とすることができる。このため、余分
なギヤの係合や位置固定が不要となり、装置を奥行き方
向で短くすることができる。
【0016】さらに、他の発明では、上述の発明のディ
スク駆動装置に加え、案内部を固定の案内ガイドとこの
案内ガイドに対して摺動可能な摺動自在アームとで構成
している。
【0017】このため、トレイが収納位置にある時に
は、案内部を短くでき、小型化できると共に、トレイが
排出位置へ移動すると案内部が長くなり、トレイの十分
な保持が可能となる。この結果、装置の奥行き寸法を短
くできると共に、品質、機能的にも奥行きが長いものと
同等なものとできる。しかも、トレイは、収納位置で
は、固定の案内ガイドによってしっかりと案内保持され
る。
【0018】さらに、他の発明は、上述の各発明に加
え、トレイを複数枚上下に積み重ねて配置できるように
している。このため、いわゆるチェンジャーメカの品
質、機能を損なわせずに奥行き寸法を短くできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のディ
スク駆動装置について説明する。なお、このディスク駆
動装置1は、複数の光磁気ディスクを収納でき、その収
納した光磁気ディスクの中から所定のディスクの演奏を
可能にしたいわゆるチェンジャーメカとなっている。
【0020】まず、このディスク駆動装置の基本的構成
と機能について、図1から図5の機能説明図に基づいて
説明する。このディスク駆動装置1は、ディスク排出兼
収納部2と、ディスク駆動部3とから構成される。ま
た、このディスク駆動装置1は、図3に示すように、大
きく分けて、ディスク5をセッティングしたり排出した
りする排出位置と、ディスクを収納状態とする収納位置
と、ディスクを演奏する演奏位置の3つを持つように動
作する。
【0021】ディスク駆動装置1は、複数のトレイ10
を上下方向に引き出し状に有している。各トレイ10
は、メイントレイ11とサブトレイ12の2つから構成
され、両者は分離可能となっている。サブトレイ12の
周囲を囲むようにメイントレイ11が配置されると共
に、サブトレイ12の排出側先端がメイントレイ1に着
脱自在に支持されている。なお、ディスク5は、サブト
レイ12に載置される。
【0022】サブトレイ12は、排出位置では、メイン
トレイ11と一体化しており、メイントレイ11と共に
排出位置と収納位置の間を移動する。排出位置から収納
位置への移動のとき、メイントレイ11は、水平状態を
保ちながら移動していくが、サブトレイ12は、その演
奏位置側の先端が固定部材であるシャーシ13に案内さ
れながら移動していく。シャーシ13には、斜め上方に
向かう案内溝が設けられているため、図1に示すよう
に、サブトレイ12は、その演奏位置側の先端の間隔が
狭まり収束した状態となる。
【0023】このため、収納位置では、メイントレイ1
1は、水平状態となるが、ディスク5を載置したサブト
レイ12は、互いが平行とならないように収納される。
この実施の形態では、図1に示すように、最も上方のサ
ブトレイ12に集まるように斜め上方に向かう形で収納
される。すなわち、図4に示すように、排出位置では、
メイントレイ11とサブトレイ12は、一体かつ共に水
平状態とされる。ここで、図4(A)は、最も上方のト
レイ10が引き出されたときを示し、図4(B)は中央
のトレイ10が引き出されたときを示し、図4(C)は
最も下方のトレイ10が引き出されたときを示す。この
ように、排出位置での各メイントレイ11と各サブトレ
イ12は、共に水平状態となる。なお、図4では、ディ
スク5の図示を一部省略している。また、図5は、図4
(A)を上方から見た平面図である。
【0024】メイントレイ11は、排出位置に加え、収
納位置でも水平状態とされるが、サブトレイ12は、排
出位置では、図4に示すように、すべて水平状態となる
が、収納位置では最も上方のサブトレイ12を除き、他
のサブトレイ12は、演奏側先端が収束する形で斜めに
収納される。このため、各サブトレイ12の排出側の間
隙は、各メイントレイ11の間隔で決められるため、か
なり大きくなるが、各サブトレイ12の演奏側の先端の
間隔は零または零に近くすることができる。また、サブ
トレイ12を薄く形成することで、収束部分での全体厚
を小さくすることができる。
【0025】収納位置のサブトレイ12は、サブトレイ
12を移動させる移動手段(図示省略)によってディス
ク駆動部3へ移動させられる。このとき、サブトレイ1
2は、その排出側先端のメイントレイ11との係合が外
され、シャーシ13の案内溝に案内されながらメイント
レイ11から引っ張り出されていく。
【0026】引っ張り出されるサブトレイ12は、ディ
スク駆動部3に配置されるホルダー14内に入り込んで
いく。このホルダー14は、支点軸15を中心として図
1の矢示g,h方向に回動できるように支持されてい
る。このため、たとえば、3つのトレイ10の最も下方
のトレイ10中のサブトレイ12をホルダー14へ搬送
させる際には、矢示c方向に回動し、図1に示すよう
に、最も下方のサブトレイ12の傾斜角度と略同一の傾
斜となるように設定される。このホルダー14の傾斜角
度は、搬送すべきサブトレイ12に合わせて、そのサブ
トレイ12の傾斜角度に合うように設定される。
【0027】なお、演奏が終了した後、ディスク5を載
置したサブトレイ12を元のメイントレイ11に戻すと
きも、同様にしてホルダー14が支点軸15を中心とし
て回動し、ホルダー14内のサブトレイ12をシャーシ
13の案内溝で案内しながらメイントレイ11へ戻して
いく。
【0028】ホルダー14内へサブトレイ12が搬送さ
れると、支点軸15が下降すると共に、そのホルダー1
4の収納位置側先端も下降する。すなわち、ホルダー1
4の収納位置側はわずかに下降し、支点軸15側は大き
く下降し、全体としてディスクドライブユニット16に
対して平行状態となると共にディスク5がディスクドラ
イブユニット16の回転台18に装着されることとなる
(図2参照)。
【0029】ディスク5は、演奏状態以外は、サブトレ
イ12に載置されている。演奏時は、ホルダー14内の
クランパ17のマグネットと、ディスクドライブユニッ
ト16の回転台18によってはさまれ固定され、回転台
18と共に回転する。
【0030】演奏終了後、または演奏途中で終了ボタン
等が押されると、ディスクドライブユニット16の駆動
が停止し、その後、ホルダー14が全体として上方に移
動すると共に所定のメイントレイ11に対応するように
傾斜する。その後、サブトレイ12がメイントレイ11
と係合し一体化する。一方、ホルダー14は、図2に示
すように、ディスクドライブユニット16の回転台18
と、クランパ17とが係合する状態となり、次の指示を
待つこととなる。
【0031】なお、この実施の形態では、トレイ10を
案内保持する案内部13(具体的には後述する固定の案
内ガイド61,62とこの案内ガイド61,62に対し
て摺動可能な摺動自在アーム222,223)を伸縮自
在な構成とし、トレイ10が排出位置となるときに案内
部を収納位置のときに比べ長くしている(図3および図
5参照)。すなわち、トレイ10が排出方向に駆動され
ると、メイントレイ11が摺動自在アーム222,22
3に突き当たりその摺動自在アーム222,223を引
き出し側に押すと共に、この摺動自在アーム222,2
23にサブトレイ12の後端部分が載置され、メイント
レイ11とサブトレイ12と摺動自在アーム222,2
23とが一体的に引き出されていく構成となっている。
【0032】以上がこのディスク駆動装置1の主な構成
と主な動作となる。次に、このような構成を有するディ
スク駆動装置1の具体的構成を説明する。
【0033】このディスク駆動装置1の構成は、その位
置から分けると、ディスク排出兼収納部2と、ディスク
駆動部3とに分けられる。一方、機能から分けると、複
数枚のトレイ10からなるトレイユニット部と、各トレ
イ10を動作させる第1の駆動ユニット部と、各トレイ
を切り換える第2の駆動ユニット部と、両駆動ユニット
部で動作し、各種の動きをトレイ10等に与えるメカ機
構部と、シャーシ13と、ディスクドライブユニット1
6と、から主に構成される。
【0034】トレイユニット部は、この実施の形態で
は、3つのトレイ10と、各トレイ10を摺動自在に保
持するシャーシ13の一部から構成される。トレイユニ
ット部中のシャーシ13は、シャーシ13を構成する後
述する樹脂製のシャーシ本体190の前方両側部に固定
される部材が相当する。各トレイ10は、それぞれ図6
に示すように、メイントレイ11と、サブトレイ12と
を有している。
【0035】メイントレイ11は、それぞれ樹脂製のメ
イントレイ本体20と、スライダー21と、メイントレ
イ11に回動可能に取り付けられるロック用アーム22
と、メイントレイ11にスライド可能に取り付けられ、
サブトレイ12をメイントレイ11と一体化させるアー
ム23とを有する。メイントレイ11は、さらに、メイ
ントレイ本体20の前方下端に横方向にとりつけられ、
メイントレイ本体20を補強する第1の補強金具24
と、スライダー21より若干長く形成されスライダー2
1をメイントレイ本体20と協働して挟み込むと共にメ
イントレイ本体20を補強する第2の補強金具25と、
アーム23を中央側に引っ張る引きばね26とを有す
る。メイントレイ11を構成する各部材は、複数のねじ
27で一体化される。
【0036】メイントレイ11の前方から見て右側は、
収納位置のとき、その後端がシャーシ本体190の背面
近傍まで届くように長く形成されている。この後端位置
は、シャーシ本体190の大穴部198を超えた位置ま
で到達している。一方、メイントレイ11の前方から見
て左側は、収納位置のとき、その後端は大穴部198の
略中央まで延びている。これによって、メイントレイ1
1が排出位置に至ったときにも十分メイントレイ11が
装置本体内に入り込み、トレイ10としての機能を果た
すことができる。
【0037】サブトレイ12には、シャーシ13の案内
溝に摺動自在に嵌合する4つのボス31,32,33,
34と、2つの溝35,36と、前方の切り欠き37
と、後方の切り欠き38と、ディスクドライブユニット
16との接触を防止するために大きく切り欠かれた大切
り欠き部39とが設けられている。
【0038】以下、トレイユニット部および関連するメ
カ機構部の構造を、動作説明と併せて行う。まず、トレ
イ10のオープン/クローズ動作について説明する。
【0039】スライダー21は、上述したとおり、メイ
ントレイ本体20と第2の補強金具25とで挟まれてい
ると共に、リブ40(図7参照)が第2の補強金具25
の溝41(図6参照)により案内され、図6の矢示a,
b方向に往復運動可能に保持されている。
【0040】ロック用アーム22は、その穴42をメイ
ントレイ本体20のボス43に回動可能に軸支されてい
る。
【0041】アーム23は、その中央の穴44にメイン
トレイ本体20から突出したボス20a(図7参照)が
入り込むことで、そのボス20aと案内壁20bにより
案内されると共に、メイントレイ本体20と第2の補強
板25とで図6の矢示c,d方向に往復運動可能に保持
されている。なお、このアーム23は、一端がメイント
レイ本体20に取り付けられ、他端がアーム23の側方
に突き出た腕45に設けられた穴に係止される引きばね
26によって、常に矢示c方向に付勢されている。
【0042】サブトレイ12は、メイントレイ本体20
の先端部分に形成されたリブ20c,20c(図7参
照)に、先端の溝35,36が嵌合することで排出位置
および収納位置において、メイントレイ11と一体化す
ると共に位置決めされるようになっている。
【0043】また、サブトレイ12は、図8に示すよう
に、排出位置と収納位置では、その先端部分が、メイン
トレイ本体20と第1の補強金具24の間に入り込むこ
ととなる。そして、サブトレイ12に設けた先端部5
1,51がメイントレイ本体20に設けたリブ52,5
2に突き当たると共に、図8の矢示ef方向に回動可能
になっている。この回動は、先端部51,51を含め、
サブトレイ12の全先端の両側に、先端に行くにしたが
い細くなるテーパー面53,53が設けられていること
でよりスムーズとなる。
【0044】排出位置と収納位置では、アーム23の先
端の三角形状部がサブトレイ12の前方の切り欠き37
に入り込むと共にスライダー21がアーム23の後端に
当接するように位置することとなる。このため、アーム
23は切り欠き37から脱出できず、メイントレイ11
とサブトレイ12とは一体化する。
【0045】また、スライダー21が図9(A)の状態
から矢示b方向に移動し図9(B)の状態となると、ロ
ック用アーム22がボス43を中心として回動し、スラ
イダー21に設けられた切り欠き溝55に一方側ボス部
54が入り込むこととなる。このため、スライダー21
は、ロック用アーム22を介してメイントレイ本体20
と一体化する。この一体化は、サブトレイ12が収納位
置にきたときに生ずる。なお、スライダー21の矢示b
方向の移動によってアーム23の後端の突部56がスラ
イダー21に当接する。
【0046】このように、収納位置と排出位置とでは、
メイントレイ11とサブトレイ12とスライダー21と
は一体化している。なお、第2の補強板25の下側の溝
57がシャーシ13の一部となるガイド部58に設けら
れたリブ59により案内され保持されている(図11参
照)。
【0047】サブトレイ12は、前述したように、収納
位置では、サブトレイ12と一体化したスライダー21
のリブ40が溝41に入り、また、サブトレイ12の先
端がメイントレイ本体20と第1の補強板24とで挟ま
れ、さらに切り欠き37にアーム23が入り込むことで
メイントレイ11と一体化され保持されている。この収
納位置では、各サブトレイ12は、サブトレイ12の後
方のボス32,34が図10に示すように、それぞれ左
右の案内ガイド61,62(詳細は後述)の各案内溝6
1a,61b,61c,62a,62b,62cに沿っ
て上昇し、そのサブトレイ12の傾きがその案内溝61
a〜62cの各傾きによって決定される。なお、収納位
置において、前方のボス31,33は、案内ガイド6
1,62に保持されているが、案内ガイド61,62よ
りわずかに飛び出させてトレイユニット部の他の保持部
で保持するようにしても良い。
【0048】メイントレイ本体20に固定される第2の
補強板25に設けられた曲げ部63は、トレイ10が排
出位置に来たことを検出するためのものとなっている。
すなわち、この曲げ部63は、ガイド部58に回動可能
に設置される第1のスイッチ体64の突起65(図11
参照)へ当たり、この第1のスイッチ体64を図11の
矢示W方向へ回動させる。この回動によって第1のスイ
ッチ66が作動し、トレイ10が排出位置に至ったこと
を確認する。
【0049】トレイ10が収納位置にあることは、ガイ
ド部58に回動可能に設置された第2のスイッチ体67
によって検出する。すなわち、まず、スライダー21が
図6の矢示a方向へ後述する第1のモータ110からの
駆動力によって移動することでトレイ10が排出位置か
ら収納位置へもたらされる。この移動は、ロック用アー
ム22がスライダー21の切り欠き溝55に係合してい
ることで生ずる。また、この移動はガイド部58の案内
溝68に沿って行われる。案内溝68の後端には、下方
に曲がった先端溝69が形成されており(図11の一部
拡大図参照)、ロック用アーム22の他端側ボス部70
が案内され、ロック用アーム22が下方に回動する。こ
のため、スライダー21は、メイントレイ本体20との
一体化が外れる。結果、トレイ10は見かけ上、動きを
止める。
【0050】一方、スライダー21は、後述する第1の
モータ110によってさらに矢示a方向に移動する。こ
の移動によって第2のスイッチ体67の突起71がスラ
イダー21に当たり、第2のスイッチ体67は図11の
矢示Y方向へ回動する。なお、第2のスイッチ体67
は、トーションスプリング72によって常時Y方向とは
逆方向に付勢されている。この第2のスイッチ体67の
回動によって突起71はスライダー21の切り欠き溝5
5に入り、第2のスイッチ73はオフする。この第2の
スイッチ73のオンオフによってトレイ10が収納位置
にきていることを検出する。
【0051】また、メイントレイ11の停止後のスライ
ダー21の矢示a方向の移動によって、アーム23の図
6における矢示d方向の動きが可能となり、サブトレイ
12は、メイントレイ11に対して着脱自在となる。な
お、第1のスイッチ体64と第2のスイッチ体67は、
3つのトレイ10に対してそれぞれ同一に作動できるよ
うにそれぞれ3つの突起65,71を有している。
【0052】次に、トレイ10を収納位置と演奏位置と
の間で移動させる動作を説明しながら各構成を併せて説
明する。
【0053】トレイ10を収納位置から演奏位置へ案内
するために、次の部材が利用される。すなわち、ホルダ
ー14と、ホルダー14を上下動させるときの支持手段
となるホルダートレイ81と、サブトレイスライダ82
と、メイントレイスライダ83と、ガイド部58の内側
に配置される歯車支持部84の後方側のボス部85に回
動可能に配置される第3のスイッチ体86と、シャーシ
13と歯車支持部84との間に挟み込まれると共にシャ
ーシ13の前方側のボス部(図示省略)に回動可能に配
置される第4のスイッチ体87と、第3のスイッチ体8
6で動作される第3のスイッチ88と、第4のスイッチ
体87で動作する第4のスイッチ89等が利用される。
なお、第3のスイッチ体86は、バネ86aによってメ
イントレイスライダ83側に付勢されている。
【0054】ホルダートレイ81は、ホルダー14の前
方から見て右側に配置されている。サブトレイスライダ
82は、その溝91(図15参照)へホルダートレイ8
1の先端リブ92がはまり込むことで、図14の矢示a
b方向に案内保持されている。さらに、サブトレイスラ
イダ82の穴93(図16参照)へメイントレイスライ
ダ83の後端の直角に折れ曲がったボス94が挿入係合
されている。一方、メイントレイスライダ83は、歯車
支持部84のリブ95により矢示a,b方向に往復動自
在に案内保持されている。
【0055】メイントレイスライダ83と矢示a,b方
向に一体移動可能なサブトレイスライダ82は、ホルダ
ートレイ81の下方を摺動しつつ移動していく。なお、
ホルダー14の回動によってホルダートレイ81も回動
する。この回動によって、係合しているサブトレイスラ
イダ82は、ボス94上を上下動し、引き出してくるサ
ブトレイ12に対向する。
【0056】サブトレイスライダ82のリブ96は、サ
ブトレイ12の後方の切り欠き38内に、図17に示す
ように配置される。上述したように、ホルダートレイ8
1の回動によってサブトレイスライダ82が上下動する
ことで、引き出すべきサブトレイ12の切り欠き38内
に入る。メイントレイスライダ83が矢示a方向に移動
すると、同時にサブトレイスライダ82が動き、またこ
のサブトレイスライダ82を介してサブトレイ12も移
動する。このとき、サブトレイ12の4つのボス31,
32,33,34は、ホルダー14の溝97(図15参
照)とホルダートレイ81の溝98(図15参照)によ
って案内保持される。
【0057】サブトレイ12を収納位置から演奏位置へ
移動させるとき、メイントレイスライダ83が矢示a方
向に移動することで、メイントレイスライダ83のリブ
99が装置の後方側に設けられる第3のスイッチ体86
の動作部101に当たり、第3のスイッチ88がオンす
る。さらなる矢示a方向の移動によって、メイントレイ
スライダ83のリブ99は、動作部101を通過し、第
3のスイッチ88はオフする(図18参照)。このオン
オフによって演奏位置にサブトレイ12が来たことを検
出し、移動を停止する。
【0058】一方、演奏位置から収納位置へサブトレイ
12を戻すときは、メイントレイスライダ83の先端側
のリブ102が装置の前方側に配置される第4のスイッ
チ体87の動作部103に当たり、第4のスイッチ89
がオンし、その後、オフする(図18参照)。このオン
オフによって演奏位置から収納位置にサブトレイ12が
戻されたことを検知し、戻し動作を停止させる。
【0059】次に、トレイ10の選択切換とディスクク
ランプについて説明するが、その説明に先立ち、第1お
よび第2の駆動ユニット部について説明する。両駆動ユ
ニット部は、シャーシ13を構成するシャーシ本体19
0に設置され、装置全体から言うと下側に配置される。
両駆動ユニット部の概略の配置位置W1,W2を示す。
なお、配置位置W1は、シャーシ本体190上の位置を
示し、配置位置W2は、シャーシ本体190に固定され
る歯車支持部84上の位置を示している。
【0060】最初に、上述してきた動作を行わせる第1
の駆動ユニット部について説明する。
【0061】第1の駆動ユニット部は、図19に示すよ
うに、第1のモータ110と、第1のモータ110の出
力軸に固定されたプーリー111と、プーリー111に
巻回された第1のベルト112と、第1のベルト112
が巻回されるプーリーを有するプーリー付きギヤ113
と、プーリー付きギヤ113と噛合するギヤ114と、
ギヤ114と噛合する大ギヤ115と、大ギヤ115と
噛合する遊星機構116と、遊星機構116中の第1の
出力ギヤ117と噛合する第1ギヤ118と、第1ギヤ
118と噛合する第2ギヤ119と、第2ギヤ119と
噛合する第3ギヤ120と、第3ギヤ120と噛合する
第4ギヤ121と、第4ギヤ121と噛合する第5ギヤ
112と、 第5ギヤ122と噛合する第6ギヤ123
と、第6ギヤ123と噛合する第7ギヤ124と、遊星
機構116の第2の出力ギヤ125と噛合する2つの係
合ギヤ126,126とから構成される。
【0062】遊星機構116は、入力部131および出
力部132を有する入力ギヤ133と、第1の出力ギヤ
117と、内歯134と外歯135を有する第2の出力
ギヤ125と、出力部132と内歯134に同時に噛合
する2つの遊星ギヤ136,136と、遊星ギヤ13
6,136を支持するため第1の出力ギヤ117に設け
られた2つのボス137,137と、第1の出力ギヤ1
17に設けられ、入力ギヤ133の中央の丸穴に嵌合
し、入力ギヤ133や第1の出力ギヤ117の回転中心
となる回転中心軸138とから構成される。
【0063】トレイ10の排出位置と収納位置間の動作
は、第1のモータ110の駆動がスライダー21に伝わ
ることで実行される。すなわち、第1のモータ110の
駆動力が最終段の第7ギヤ124に伝わり、その後、そ
の駆動力が図11に示すメカ装置側面に露出する長い長
形ギヤ141に伝わり、さらに伝達ギヤ142に伝わ
る。伝達ギヤ142は、スライダー21のラック143
(図6および図7参照)に噛合しており、このスライダ
ー21を矢示a,b方向に動作させる。
【0064】トレイ10の収納位置と演奏位置の間の動
作は、第1のモータ110の駆動力がメイントレイスラ
イダ83に伝わることで実行される。すなわち、第1の
モータ110の駆動力が遊星機構の第2の出力ギヤ12
5から係合ギヤ126,126に伝わる。係合ギヤ12
6,126は、メイントレイスライダ83の下部に設け
られるラック144(図14および図15参照)に噛合
しており、このメイントレイスライダ83を矢示a,b
方向に動作させる。
【0065】次に、トレイ10の選択切換とディスクク
ランプについて説明するが、この動作の説明の前に、第
2の駆動ユニット部の構成を説明する。
【0066】第2の駆動ユニット部は、図20に示すよ
うに、第1のモータ110より手前側に配置される第2
のモータ150と、第2のモータ150の出力軸に固定
されるプーリー151と、プーリー151に巻回される
第2のベルト152と、第2のベルト152が巻回され
るプーリー付きギヤ153と、プーリー付きギヤ153
と噛合するギヤ154と、ギヤ154と噛合するギヤ1
55と、ギヤ155と同形状でギヤ155と噛合するギ
ヤ156と、ギヤ156と噛合するギヤ157と、ギヤ
157と噛合するギヤ158と、ギヤ158と噛合する
ギヤを有するリフトアイドラ159とから構成される。
【0067】リフトアイドラ159は、ガイドカム16
1のラック162(図16参照)と噛合している。この
ため、第2のモータ150の回転によってガイドカム1
61は矢示ab方向に往復動可能となる。ガイドカム1
61の2つのボス163,163はガイド部58の溝1
64(図11参照)にはまり込み案内される。また、ガ
イドカム161には第1のカム穴165と第2のカム穴
166を有するリフトスライダ167が固定されてお
り、両者は一体となって移動する。
【0068】第2のカム穴166には、ギヤホルダ17
1の第1のボス172(図15参照)が入る。また、ギ
ヤホルダ171は、第1のボス172と第2のボス17
3が共に図21に示すように、メカ装置の側面に露出し
てかつ固定して設けられる補強金具173の縦長孔17
5に入り、上下動のみ可能となるように、案内保持され
ている。
【0069】ギヤホルダ171の先端側上部の2つの穴
176内にシャフト177が入り、その2つの穴17
6,176の間に伝達ギヤ142が配置される。この伝
達ギヤ142がギヤホルダ171の上下動に伴って上下
動し、所定のトレイ10のスライダー21と噛合する。
すなわち、図16に示す第2のカム穴166のg区間
は、階段状となっており、ギヤホルダ171と伝達ギヤ
142とは一体となってその階段状の第2のカム穴16
6に沿って上下動し、動作を行うべきトレイ10を選択
切り換えする。
【0070】一方、第2のカム穴166の図16のf区
間では、ギヤホルダ171の高さは変わらない。なお、
リフトスライダ167の第1のカム穴165へはホルダ
ー14の第1ボス181(図15参照)が入り込むと共
に、この第1ボス181はさらにガイド部58のガイド
溝182(図11参照)に入り案内を受けている。
【0071】さらに、ホルダー14の先に示した支点軸
15となる第2ボス183と、その反対側面の第3ボス
(図示省略)は、リフトホルダ184の溝185,18
6(図15参照)にそれぞれ支持されている。リフトホ
ルダ184は、溝187がシャーシ本体190の背面の
リブ191(図12参照)と係合することで上下動の案
内を受け、リフトホルダ184の右端のリブ188がシ
ャーシ本体190の溝192(図12参照)に入り、上
下動の案内を受けている。また、リフトホルダ184の
背面ボス189aは、シャーシ本体190の背面の長穴
193を貫通し、上下方向の案内を受けている。
【0072】回転カム部200は、回転中心穴201に
シャーシ本体190のボス194が入り込むことで、こ
のボス194gを中心に図15の矢示r,s方向に回動
可能となっている。また、回転カム部200には、回転
によって高さ方向に位置が徐々に変化する溝202(図
16参照)が設けられており、この溝202にリフトホ
ルダ184の前面ボス189b(図15参照)が挿入さ
れている。このため、回転カム部200が矢示r方向へ
回転すると、前面ボス189bが溝202に案内されて
下方向へ移動するため、リフトホルダ184は下降す
る。一方、回転カム部200が矢示s方向へ回転する
と、リフトホルダ184は上昇する。
【0073】トレイ10が収納位置では、リフトスライ
ダ167は、全体として後方側に位置している。演奏の
指示が入ると、リフトスライダ167は前方へ駆動され
る。この結果、ホルダー14が上方へ移動し、その動き
につれてリフトホルダ184も上昇し、回転カム部20
0が、矢示s方向へ回り切る。このように、ホルダー1
4の第1ボス181がリフトスライダ167の第1のカ
ム穴165の最も上部に位置している状態となる。
【0074】このとき、ガイドカム161が矢示a方向
へ移動すると、リフトスライダ167も矢示a方向に移
動する。すると、ホルダー14の第1ボス181は、リ
フトスライダ167の第1のカム穴165に沿って下方
へ動く。この結果、ホルダー14は、第2ボス183お
よびその反対側の第3ボスを支点軸として図15の矢示
h方向へ回転する。この回転角度は、ガイドカム161
の段差204(図15参照)を第5のスイッチ205
(図14参照)で検出し、そこからの相対位置をフォト
インタラプタ206がガイドカム161の5つのスリッ
ト207を検出することで位置検出され、所定の回転角
度で停止させられる。
【0075】このホルダー14の先端側のみの回動によ
って、演奏位置へもたらすサブトレイ12に対向する姿
勢をホルダー14にもたらす。この待機姿勢によって演
奏するトレイ10を選択することとなる。また、演奏が
終了したときも同様な動作を行い選択したトレイ10に
合わせた待機姿勢をとることで演奏し終わったディスク
5とサブトレイ12を空となっているメイントレイ11
に返却する。
【0076】ディスク5を保持したサブトレイ12をホ
ルダー14に取り込んだ後も、ガイドカム161が矢示
a方向に進む。この移動によって回転カム部200のボ
ス208がガイドカム161の湾曲した溝209に係合
すると共に案内を受け、図15の矢示r方向へ回転す
る。この結果、リフトホルダ184は下降すると共にホ
ルダー14の第1ボス181がリフトスライダ167の
第1のカム穴165に案内され下降する。この両下降に
よってホルダー14はサブトレイ12を取り込んだ姿勢
から全体がディスクドライブユニット16側に移動し、
ディスク5を回転台18に載置する。
【0077】以上、排出位置を収納位置との間のトレイ
10の動作、収納位置と演奏位置との間のサブトレイ1
2の動作の各説明と、その動作と関連した構成について
説明したが、これらの両動作は共に第1の駆動ユニット
部によって行われる。そして、これらの両動作の切換
は、第1の駆動ユニット部の遊星機構116を利用して
行われる。
【0078】以下に、第1の駆動ユニット部の遊星機構
116の動作について、図19および図22を利用して
説明する。
【0079】第1のモータ110の回転は、大ギヤ11
5に伝わり、大ギヤ115から、遊星機構116の入力
ギヤ133に伝わる。入力ギヤ133の回転は、出力部
132から遊星ギヤ136,136に伝達される。この
とき、第2の出力ギヤ125の回転を阻止すると、第2
の出力ギヤ125の内歯134と噛合する遊星ギヤ13
6,136は自転すると共に第2の出力ギヤ125の内
歯134に沿って回転中心軸138を中心として公転す
る。
【0080】遊星ギヤ136,136は、第1の出力ギ
ヤ117のボス137,137によって軸支されている
ため、第1の出力ギヤ117は、遊星ギヤ136,13
6の公転と同期して回転する。第1の出力ギヤ117の
回転は、第7ギヤ124に伝わり、その後、伝達ギヤ1
42を介してスライダー21を移動させる。これによっ
て排出位置と収納位置との間の動作が実行される。
【0081】一方、第1の出力ギヤ117の回転を阻止
すると、遊星ギヤ136,136の公転は阻止され自転
のみとなる。このため、入力ギヤ133の回転は、遊星
ギヤ136,136を介して第2の出力ギヤ125に伝
わり、第2の出力ギヤ125を回転させる。第2の出力
ギヤ125の回転は、2つの係合ギヤ126,126に
伝わり、この係合ギヤ126,126と噛合しているメ
イントレイスライダ83を駆動し、サブトレイ12をホ
ルダ14へ案内する。
【0082】以上のように、1つの入力ギヤ133に対
し、2つの出力ギヤ117,125を設け、一方の出力
ギヤの回転を阻止することで、他方の出力ギヤから第1
のモータ110の駆動力を出力する構成とし、第1のモ
ータ110の回転を2系統に伝達するようにしている。
【0083】次に、リフトスライダ167の位置との関
係で動作を説明する。
【0084】リストスライダー167の図16に示すg
区間にギヤホルダ171の第1のボス172が位置する
とき、ホルダ14は演奏位置となっている。一方、この
g区間で、排出位置と収納位置との間を移動するトレイ
10の切り換えを行う。まず、第2のモータ150でガ
イドカム161およびそれと一体のリフトスライダ16
7を駆動し、第1のボス172がg区間の所定位置とな
るようにする。このg区間で、遊星機構116中の第2
の出力ギヤ125の回転を阻止すると、第1の出力ギヤ
117が回転し、スライダー21を移動させるようにな
る。これによって、トレイ10の排出、収納が行われ
る。
【0085】第2の出力ギヤ125の回転阻止は、次の
ように行われる。第2の出力ギヤ125は係合ギヤ12
6,126と噛合し、係合ギヤ126,126はメイン
トレイスライダ83と噛合している。メイントレイスラ
イダ83は、ディスク5が収納位置にあるときはアンロ
ード位置にあり、その先端は、図23に示すように、シ
ャーシ本体190に突き当たる。一方、後端側のボス9
4の背面94bには、演奏位置(下降した位置)にある
空のホルダー14(2点鎖線で示す)の前面14aが対
向し、シャーシ本体190とホルダー14との間に挟ま
れる。このため、第2の出力ギヤ125は、回転が阻止
される。
【0086】また、サブトレイ12をホルダー14内に
取り込み、ホルダー14が下降し、ディスク5の演奏位
置(2点鎖線で示す)では、メイントレイスライダ83
は、図23の1点鎖線で示す位置(ロード位置)とな
り、そのボス94の背面94bはシャーシ本体190に
対向し、ボス94の前面94aはホルダー14の背面に
対向することで、ホルダー14とシャーシ本体190と
の間に挟まれる。このため、第2の出力ギヤ125は、
回転を阻止される。
【0087】このように、トレイ10の排出位置と収納
位置間の移動は、演奏時と演奏が行われていない時のい
ずれにも行える。なお、いずれの場合も、ホルダー14
が演奏位置(下降位置)にあることが必要である。
【0088】次に、リフトスライダ167が前方に移動
し、ギヤホルダ171の第1のボス172がリフトスラ
イダ167の第2のカム穴166のf区間に移動し、一
方、ホルダー14の第1ボス181が第1のカム穴16
5の図16に示すh区間にいる場合について説明する。
【0089】このh区間では、ロードしたりアンロード
するサブトレイ12の切り換えを行う。このh区間で
は、ホルダー14の第1ボス181が上方に移動してお
り、ホルダー14の先端は、図23に示すように、ライ
ンLより上方にきている。このため、メイントレイスラ
イダ83の移動を阻止することはない。すなわち、第2
の出力ギヤ125は、回動可能となり、メイントレイス
ライダ83は移動可能となる。しかし、このためには、
第1の出力ギヤ117の回転を阻止する必要がある。
【0090】次に、このような場合の第1の出力ギヤ1
17の回転を阻止する構成について、図24他を参照し
ながら説明する。
【0091】ラックギヤ211(図15および図16参
照)の回転中心穴212がガイド部58のボス213
(図11参照)に回転可能に軸支され、かつトーション
スプリング214によって図16の矢示j方向に付勢さ
れている。ラックギヤ211のボス215は、ホルダー
14の第1ボス181がh区間にある間は、リフトスラ
イダ167の最も内側面167aに接触し、矢示j方向
の回動が阻止され、ラックギヤ21は矢示k方向に回動
されている。
【0092】ラックギヤ211が矢示k方向に回動させ
られると、図24(A)に示すようにラックギヤ211
の爪216が第1の駆動ユニット部中の第3ギヤ120
(これは歯車支持部84に設置される)の歯間に飛び込
み、結果として第1の出力ギヤ117の回転を阻止す
る。このため、リフトスライダ167が装置前方側に駆
動されているときは、トレイ10の排出と収納間の動作
(トレイ10のオープン、クローズ動作)はなされず、
サブトレイ12の収納位置からホルダー14への案内と
その逆の動作が行われる。
【0093】リフトスライダ167が後方に移動し、ホ
ルダー14の第1ボス181が図16のi区間となる
と、ラックギヤ211のボス215が当接しているリフ
トスライダ167の内側面167aが無くなる。このた
め、トーションスプリング214の付勢力によってラッ
クギヤ211は、図24(B)に示すように矢示j方向
に回動し、第3ギヤ120の回転阻止は解除される。一
方、ホルダー14は、演奏位置となり、メイントレイス
ライダ83の移動が阻止されることとなるため、第2の
出力ギヤ125の回転が阻止され、再びトレイ10のオ
ープン動作、クローズ動作が可能となる。
【0094】以上、このディスク駆動装置1の具体的構
成と動作の主要なものについて説明したが、次に上述の
説明中に現れなかった構成および動作について説明す
る。
【0095】図10や図13等に示す案内ガイド61,
62の各外側面には、それぞれ2つで一対となるボス2
21(図13参照)が各側面に6個、両側面で計12個
設けられている。このボス221は、案内ガイド61の
左側面に配置される3つの摺動自在アーム222と、案
内ガイド62の右側面に配置される3つの摺動自在アー
ム223を保持案内している。
【0096】具体的には、各摺動自在アーム222,2
23に嵌合長穴224をそれぞれ2つずつ設け、その嵌
合穴224にボス221を嵌合している。このように、
左側の摺動自在アーム222は、3つ、右側の摺動自在
アーム224も3つ設けられ、それぞれ2つの嵌合長穴
224が設けられ、各嵌合長穴224に各ボス221が
1個ずつ嵌入している。また、各摺動自在アーム22
2,223は、案内ガイド61,62の各ボス221の
上下に設けられた水平溝にはまり込むように、断面コ字
状とされている。この結果、摺動自在アーム222,2
23は、このボス221と案内ガイド61,62の水平
溝によって案内かつ支持され、往復動自在とされてい
る。
【0097】摺動自在アーム222,223の機能、動
作は次のとおりである。なお、この摺動自在アーム22
2と案内ガイド61とで、一方の伸縮自在な案内部を形
成し、摺動自在アーム223と案内ガイド62とで、他
方の伸縮自在な案内部を形成している。
【0098】メイントレイ11が排出位置(オープン)
方向へ移動すると、サブトレイ12の後端の2つのボス
32,34は、案内ガイド61,62の案内溝61a〜
62cから脱落しようとする。しかし、その脱落直前に
メイントレイ11の内側に突出した左段差232と内側
および下方に突出した右段差233(図7参照)が摺動
自在アーム222,223のそれぞれ外方に突出したリ
ブ234,235(図13参照)に突き当たり、摺動自
在アーム222,223はオープン方向にメイントレイ
11と共に移動を開始する。
【0099】この結果、サブトレイ12のボス32,3
4は案内ガイド61,62の案内溝61a〜62cから
摺動自在アーム222,223の案内溝236に移動す
る。すなわち、案内溝61a〜61cからサブトレイ1
2のボス32,34が外れた後は、メイントレイ11、
サブトレイ12、摺動自在アーム222,223の4者
が一体的に前方に移動していく。このとき、サブトレイ
12は、その先端がメイントレイ11に係合し、その後
端が摺動自在アーム222,223に係合し、水平状態
を維持する。トレイ10が完全に排出位置となったと
き、摺動自在アーム222,223の先端が収納位置に
ある他のトレイ10の前端面より飛び出るようにしてい
る。これによって、奥行き寸法の大幅な短縮を可能とし
ている。
【0100】また、ディスクドライブユニット16上へ
ディスク5が載置され演奏状態のとき、サブトレイ12
の裏側に設けられた2つの突起241,242(図7参
照)が2つの判別スイッチ243,244(図13参
照)をそれぞれ押すこととなる。このスイッチ243,
244は、シャーシ本体190の後端の台部245に取
り付けられる回路基板246上に配置される。
【0101】この2つの判別スイッチ243,244
は、サブトレイ12の2つの突起241,242の何れ
か一方を取り除いたり共に残すことで、種々のオンオフ
の組合せを得ることができる。そのオンオフの組合せ
で、演奏位置のディスク5がどのサブトレイ12のもの
かを判断し、どのメイントレイ11に返却するかを決定
する。すなわち、2つの判別スイッチ243,244と
2つの突起241,242の組合せによって、サブトレ
イ12のアドレス情報を得ている。
【0102】この実施の形態では3つのトレイ10を有
するものであり、アドレス情報を次のように設定してい
る。最上部のトレイ10(=サブトレイ12)の判断
は、両突起241,242を残したままとし、両判別ス
イッチ243,244からオン信号を得ることによって
行っている。中央のトレイ10(サブトレイ12)につ
いては、突起242を削除している。この結果、第1判
別スイッチ243の信号のみがオンし、第2判別スイッ
チ244はオフ状態となることで、中央のトレイ10で
あると判断される。また、最下段のトレイ10(サブト
レイ12)の場合は、突起241を無くすことで、第2
判別スイッチ244のみからオン信号を得る。なお、4
段のトレイ10とする場合は、両突起241,242を
共に削除することで、4種類のサブトレイ12を容易に
判別可能とすることができる。
【0103】クランパ17は、図14に示すように、樹
脂製のクランパ本体247と、ドーナッツ状のマグネッ
ト248とから構成される。また、シャーシ本体190
の前端左側に案内ガイド61と後端の2/3程度が対向
するように部分案内ガイド249(図13参照)が設け
られる。この部分案内ガイド249の表面は、シャーシ
本体190の左側面195の表側面と面一となっている
と共のその内側面にメイントレイ11を案内する水平に
伸びる3つのリブ250が設けられている。また、シャ
ーシ本体190の左側面195の内側面にメイントレイ
11を案内する各段2つで計6つのリブ196が設けら
れている。
【0104】シャーシ本体190の前端右側には、ガイ
ド部58にはめ込まれる部分ガイド251(図11参
照)が設けられている。この部分ガイド251は、リブ
59に相当する中段用のリブ252を有している。さら
に、回転カム部200の矢示r方向、s方向への切り換
えをスムーズに行うため、回転カム部200を矢示s方
向に付勢するクリックバネ253が回転カム部200の
下方でかつシャーシ本体190との間に設けられてい
る。
【0105】また、ギヤホルダ171の第1ボス172
には、金属製のリフトスライダ167との摩擦防止と動
きをスムーズにするための取付金具254が嵌合されて
いる。同様に、ホルダー14の第1ボス181に取付金
具255が嵌合されている。さらに、リフトホルダ18
4の背面ボス189aにねじ頭付きのねじ金具256が
取り付けられ、長穴193を貫通した背面ボス189a
の抜けとスムーズな上下動を行わせるようにしている。
【0106】また、シャーシ本体190の上方前部に
は、トレイユニット部を覆うように第4の補強金具26
1が取り付けられている。この第4の補強金具261の
先端には、図25に示すように発光素子262が回路基
板263を介して取り付けられている。また、シャーシ
本体190の下方前端には、受光素子264が回路基板
265を介して取り付けられる。受光素子264は、シ
ャーシ本体190の下端面に設けられる円筒ボス197
に囲まれるように設置される。
【0107】なお、シャーシ本体190の最下端前方に
は、各種のスイッチの信号により第1のモータ110や
第2のモータ150等を制御する制御IC266が制御
回路基板267を介して取り付けられている。
【0108】発光素子262と受光素子264は、メイ
ントレイ11の前方に設けられる左側貫通孔271に臨
むように配置される。そして、発光素子262の光が受
光素子264に届くときは、トレイ10はすべて収納位
置にあると判断する。一方、光が遮られ受光素子264
に届かないときは、制御IC266によって指示され、
排出位置へ移動中か、収納位置へ戻り中か、または排出
位置にあるトレイ10が確かにその指示どおりの状態で
あることを認識することとなる。なお、メイントレイ1
1の前方右側にも右側貫通孔272が設けられており、
他の制御が必要なときのため、および成形上の対称性を
維持している。
【0109】また、ホルダー14の前方の溝273内に
トレイ10の移動を阻止する移動阻止部材274の一方
のボス275が移動自在に入り込んでいる。移動阻止部
材274の他端側のボス276は、第4の補強金具26
1の後端に設けられる係合孔277(図16参照)に嵌
合している。この移動阻止部材274は、ホルダー14
が演奏位置(下降位置)にあるとき、サブトレイ12の
後端を斜めに横切る形で配置されることとなり、トレイ
10の後方への移動を確実に阻止する役割を有する。
【0110】ディスクドライブユニット16は、シャー
シ本体190の中央左よりの角形の大穴部198の位置
にゴム等の緩衝材を介してネジ固定される。ディスクド
ライブユニット16には、回転台18を駆動するスピン
ドルモータ、このスピンドルモータの回転を伝えるギヤ
部、ディスク5の情報の読み取りを行う光学ピックアッ
プを保持する光学ピックアップ保持手段等が取り付けら
れている。この構成は、従来と同様であり、詳細な説明
および図示を省略する。
【0111】最後に、第1の駆動ユニット部と第2の駆
動ユニット部の各ギヤが設置される部分の構成について
説明する。
【0112】第1のモータ110は、シャーシ本体19
0の逆コップ状の第1のモータ取付部281にシャーシ
本体190の下方から嵌合固定される。プーリー111
は、シャーシ本体190から突出したモータ出力軸に取
り付けられている。プーリー付きギヤ113は、シャー
シ本体190の第1支持柱282に、ギヤ114は第2
支持柱283に、大ギヤ115は、第3支持柱284
に、入力ギヤ133(遊星機構116の一部)はシャー
シ本体190に固定された回転中心軸138に、それぞ
れ支持されている。これらの各ギヤ(プーリー付きギヤ
113を除く)は、シャーシ本体190と歯車支持部8
4との間の隙間に配置される。
【0113】第1ギヤ118と第2ギヤ119は、歯車
支持部84の下側に回転可能に取り付けられている。第
3ギヤ120は、歯車支持部84の下方側に突出した下
向きボス285(図13参照)に回転可能に取り付けら
れ、第4ギヤ121と第5ギヤ122と第6ギヤ123
は、歯車支持部84の上方に突出した上向きボス28
6,287,288(図13参照)に取り付けられてい
る。また、第7ギヤ124は、シャーシ本体190の上
向きボス289に載置支持されている。この第7ギヤ1
24に係合している長形ギヤ141は、シャーシ本体1
90に設けられた山形ボス291(図12,図13参
照)に挿入固定されたシャフト292にその中心孔が貫
通され支持されている。
【0114】係合ギヤ126,126は、歯車支持部8
4の突部293,294(図11参照)の下端面にそれ
ぞれ取り付けられ、突起293a,294aから図11
の手前側に露出している。この係合ギヤ126,126
の露出部分にメイントレイスライダ83のラック144
が噛合し、メイントレイスライダ83は矢示a,b方向
に移動する。
【0115】第2のモータ150は、シャーシ本体19
0の第2のモータ取付部301に下方から嵌合固定され
る。プーリー151は、シャーシ本体190から突出し
たモータ出力軸に取り付けられている。プーリー付きギ
ヤ153は、シャーシ本体190の第4支持柱302
に、ギヤ154は第5支持柱303にそれぞれ取り付け
られている。ギヤ154の上方の大径部は、歯車支持部
84の上方に飛び出ており、下方の小径部が歯車支持部
84の下側に設置されるギヤ155と噛合している。
【0116】ギヤ155,156,157は、シャーシ
本体190の底面に上方に向けて設置された第6支持柱
304、第7支持柱305、第8支持柱306にそれぞ
れ支持されている。また、ギヤ158とリフトアイドラ
159は、やはり、シャーシ本体190の底面に上方に
向けて設置された第9支持柱307と第10支持柱30
8にそれぞれ支持されている。これらの各ギヤ155,
156,157,158およびリフトアイドラ159
は、歯車指示部84の下方に配置されると共にリフトア
イドラ159がガイドカム161のラック162に噛合
する。
【0117】なお、ガイドカム161は、その平面部3
11がリフトスライダ167の挿入孔312(図14参
照)に入り込み、ねじ313で固定されることにより一
体化される。そして、リフトスライダ167に設けられ
る第1のカム穴165と、ガイドカム161の段差20
4を形成する段差形成部314とで第1のカム穴165
を完成させる。また、第1のカム穴165がガイド部5
8の内面側に配置され、第2のカム穴166がガイド部
58の表側面に配置され、両カム穴165,166がガ
イド部58をはさむように、かつガイド部58に対して
相対移動可能とされている。
【0118】次に、以上のように構成されるディスク駆
動装置1の動作の概要について、上述の説明と部分的に
重複するが、再度説明する。
【0119】まず、トレイ10へのディスク5の収納動
作について説明する。
【0120】ボタンまたはリモコン等により所定のトレ
イ10をオープン位置へ取り出す指示を与える。この指
示を受けて制御IC266は、第2のモータ150を動
作させ、リフトスライダ167をわずかに前方に移動さ
せる。その移動量は選択されたトレイ10に合わせて行
われる。すなわち、最も下段のトレイ10が選択される
とその動きはほとんどなく、中段のトレイ10が選択さ
れると、ギヤホルダ171のボス172が第2のカム穴
166の中段位置にくるまで前方に移動する。また、最
上段のトレイ10が選択されると、第2のカム穴166
の最上部までボス172がくるように大きく移動する。
【0121】トレイ10の選択が行われると、第2のモ
ータ150は停止し、制御IC266は、第1のモータ
110を駆動する。このとき、ホルダー14は、演奏位
置にあるため、メイントレイスライダ83の動きは阻止
されている。この結果、第2の出力ギヤ125は、回転
が阻止されるため、スライダー21が矢示b方向に移動
される。これによってトレイ10(メイントレイ11と
サブトレイ12)は、排出位置に移動していく。
【0122】トレイ10が排出位置にくると、第1のス
イッチ体64が動作され、排出位置(収納位置)である
ことを確認し、制御IC266は第1のモータ110を
停止させる。このトレイ10の排出動作では、摺動自在
アーム222,223の活用によって案内ガイド61,
62が短くても十分にトレイ10の案内保持が可能とな
る。すなわち、排出動作の途中から摺動自在アーム22
2,233が前方にスライドし、トレイ10の保持を維
持する。
【0123】その後、ディスク5をトレイ10上に載置
し、収納の指示を出すと、第1のモータ110は先程と
は逆の方向に回転し、スライダー21は矢示a方向に移
動しトレイ10を収納位置にもたらす。この収納位置で
は、サブトレイ12は、その終端が収束し、図1の状態
となっている。そして、第2のモータ150を逆転さ
せ、リフトスライダ167を元の位置に戻し待機状態と
なる。なお、第2のモータ150を逆転させずに、リフ
トスライダ167をそのままのとしても良い。
【0124】次に、ディスク5を演奏位置とする動作に
ついて説明する。
【0125】ボタンまたはリモコン等により演奏すべき
ディスク5(=トレイ10)の演奏指示を選択すると、
制御IC266は、まず第2のモータ150を動作さ
せ、先程と同様にリフトスライダ167を前方へ移動さ
せる。この移動によって回転カム部200は、クリック
バネ253の付勢力が働き始め、矢示s方向に回動す
る。このため、リフトホルダ184は上昇し、ホルダー
14の後端が最上部まで移動する。しかし、ギヤホルダ
171の第1のボス172がリフトスライダ167の第
2のカム穴166のf区間の始めの部分にある位置で
は、ホルダー14の第1ボス181は第1のカム穴16
5のi区間にあるため、ホルダー14の先端は下方にあ
り、ホルダー14は大きく傾いている。
【0126】リフトスライダ167がさらに前方へ移動
すると、第1ボス181は第1のカム穴165のh区間
となり、第1ボス181は3段階に上昇していく。最も
下方から1段階上昇した位置が最下段のトレイ10に対
応し、次の段階が中段のトレイ10に対応し、最も上方
の段部に乗り上げると最上段のトレイ10に対応するこ
ととなる。
【0127】この位置の検出は、ガイドカム161のス
リット207をフォトインタラプタ206が検出するこ
とにより行う。この検知によってリフトスライダ167
を所定の位置で停止させ、演奏すべきトレイ10(=デ
ィスク5)の選択を行う。このとき、ホルダー14は、
選択されたトレイ10に対応して図4に示すように、水
平または傾斜したものとなる。
【0128】このとき、メイントレイスライダ83に係
合しているサブトレイスライダ82がホルダー14と共
に上下動する。この上下動によって引っぱり出すサブト
レイ12を選択する。
【0129】次に、第1のモータ110が駆動し始め
る。このとき、第1の出力ギヤ117は回転を阻止され
ている。すなわち、ホルダー14の第1ボス181が第
1のカム穴165のh区間にあるため、ソフトスライダ
167の内側面167aにラックギヤ211のボス21
5が接触している。この結果、ラックギヤ211の爪2
16が第3ギヤ120にはまり、第1の出力ギヤ117
は回転が阻止される。
【0130】第1の出力ギヤ117の回転が阻止されて
いるため、メイントレイスライダ83が第2の出力ギヤ
125の回転を受けて後方(矢示a方向)へ移動する。
この結果、サブトレイスライダ82に係合しているサブ
トレイ12が引っぱり出されホルダー14内へ取り込ま
れる。メイントレイスライダ83が最後方まで移動する
と、第3のスイッチ体86を動作させ第3のスイッチ8
8をオンオフさせる。これによって制御IC266は、
第1のモータ110を停止させる。
【0131】その後、第2のモータ150が駆動を開始
し、リフトスライダ147を後方(矢示a方向)へ移動
させる。すると、このリフトスライダ167と一体のガ
イドカム161が回転カム部200を矢示r方向に回転
させる。このため、ホルダー14全体が下降し、ディス
ク5は回転台18上に載置させられる。
【0132】ホルダー14が落下すると同時に、サブト
レイ12も落下する。このとき、サブトレイ12の後端
に設けられた2つの突起241,242の在否によって
両判別スイッチ243,244の両方またはいずれか一
方がオンとなる。この信号によって制御IC266は、
演奏されるディスク5が正しいディスク5であることを
認識すると共に、演奏終了後においては、戻すべきトレ
イ10(メイントレイ11)を選択するためのアドレス
情報としてこの信号を利用する。
【0133】両判別スイッチ243,244の信号が生
ずると、制御IC266は第2のモータ150を停止さ
せると共に回転台18用のスピンドルモータを駆動さ
せ、ディスク5からの情報を読み出し演奏する。
【0134】演奏終了後または演奏途中でディスク5を
戻す場合は、上述した動作と逆の動作を行うことで実行
される。なお、演奏状態のときに新たなディスク5をト
レイ10にセットすることが可能である。これはディス
ク駆動用のスピンドルモータを駆動させつつ第1のモー
タ110を駆動させスライダー21を前方(矢示b方
向)に移動させることが可能となるためである。
【0135】また、一枚のディスク5の演奏途中または
演奏終了後に他のディスク5を連続して演奏することも
可能である。この場合の基本的動作は上述と同一である
が、ディスク5を有するサブトレイ12をメイントレイ
11に返却した後は、リフトスライダ167を元に戻さ
ず、わずかに移動させ、次のトレイ10に対向する位置
とさせる点が異なる。これによって直ちに次のサブトレ
イ12をホルダー14内に取り込むことができる。しか
し、動作を省略せず、同じ動作を繰り返すようにしても
良い。
【0136】上述した実施の形態は、本発明の好適な例
であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更実
施可能である。たとえば、上述の実施の形態では、案内
部を、固定の案内ガイド61,62とこの案内ガイド6
1,62に対して摺動可能な摺動自在アーム222,2
23とで構成しているが、案内部全体が前後動する全可
動式にしたり、一部を蛇腹構造等とすることで伸縮自在
としても良い。
【0137】また、メイントレイ11の長さは、少なく
とも演奏位置まで伸びる長さにすることで、小型化が可
能であると共にトレイ保持もかなり安定的に行えるもの
となる。なお、寸法的に言えば、収納位置の後端から長
さにして50%(ディスク5の径に対する割合)の以上
長くするのが、小型化と安定したトレイ保持の点で好ま
しい。また、トレイ10を完全な排出位置としたとき、
摺動自在アーム222,223の先端が収納位置にある
他のトレイ10の前端面より飛び出るようにしている
が、飛びでないようにしても、小型化に対してかなりの
効果が生ずる。
【0138】また、上述の実施の形態では、サブトレイ
12の奥側を上方に収束させているが、下方または中央
に収束させるようにしても良い。また、サブトレイ12
のみではなく、トレイ10全体の後端(奥側)を収束さ
せる構成としても良い。この場合、トレイ10が分離す
る構成とはならないが、装置の薄型化は達成できる。
【0139】さらに、ディスクドライブユニット16を
固定したものにしているが、ディスクドライブユニット
16を可動型のものとしても良い。また、ホルダー14
を上下動させるのではなく、いわゆるたて型として水平
方向に移動させるようにしても良い。この場合、明細書
中の上下動や上昇、下降はそれぞれ水平方向の移動と読
み替えられる。
【0140】上述の実施の形態では、複数のトレイ10
を有するチェンジャーメカとしたが、トレイ10の分離
他の構成は、1枚のディスクのみの挿入が可能となる通
常のディスク駆動装置にも適用することができる。さら
に、本発明は、光磁気ディスク用のディスク駆動装置以
外に、コンパクトディスク、レーザーディスク、ミニデ
ィスク、デジタルビデオディスク等各種のディスク装置
にも適用することができる。
【0141】
【発明の効果】本発明のディスク駆動装置は、伸縮自在
な案内部を設けたり、トレイを分離可能としメイントレ
イを演奏位置まで伸びる長さとしているので、装置の奥
行き寸法を短くできると共に、品質、機能的にも長い奥
行き寸法のものと同等なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のディスク駆動装置の基本
的構成と機能を説明するための機能説明図で、最下段の
サブトレイをホルダ内に取り込んだ状態を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態のディスク駆動装置の基本
的構成と機能を説明するための機能説明図で、最下段の
サブトレイをホルダ内に取り込んで演奏状態となった状
況を示す図である。
【図3】図1の状態を上から見た平面図である。
【図4】本発明の実施の形態のディスク駆動装置の基本
的構成と機能を説明するための機能説明図で、それぞれ
異なるトレイを排出位置から収納位置へ、そしてその後
ホルダ内へ取り込む様子を示す図である。
【図5】図4(A)の状態を上から見た平面図である。
【図6】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使用
されるトレイユニット(メイントレイ、サブトレイ)を
上側から見た分解斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使用
されるトレイユニット(メイントレイ、サブトレイ)を
下側から見た分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使用
されるメイントレイとサブトレイの先端側での係合状況
を説明するための図である。
【図9】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使用
されるスライダーがメイントレイと一体化したり分離し
たりする構造を説明するための図である。
【図10】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用される案内ガイドの構造と機能を説明するための図で
ある。
【図11】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用されるガイド部、案内ガイド、摺動自在アームおよび
歯車支持部と、それらの周辺の構造を示す分解斜視図
で、装置の前方右側の主な部品を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用されるシャーシの一部を構成するシャーシ本体とその
周辺の構造を示す分解斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用されるシャーシ本体、ガイド部、歯車支持部、案内ガ
イドとそれらの周辺の構造を示す分解斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用されるホルダーおよび装置の前方から見て右側に配置
される各部材(ガイド部、歯車支持部、メイントレイス
ライダ、サブトレイスライダ、ガイドカム、リフトスラ
イダ、回転カム部)を示す分解斜視図である。
【図15】図14と略同一の部品の分解斜視図で、違う
角度から見た分解斜視図である。
【図16】図14とは反対方向から見た分解斜視図であ
る。
【図17】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用されるサブトレイをホルダ内に引き出すときの係合構
造を説明するための図である。
【図18】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用されるメイントレイスライダの位置検知動作を説明す
るための図である。
【図19】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用される第1の駆動ユニット部の構成を示す斜視図であ
る。
【図20】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用される第2の駆動ユニット部の構成を示す斜視図であ
る。
【図21】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用されるギヤホルダと、リフトスライダの第2のカム穴
と、第3の補強金具との関係を説明するための図であ
る。
【図22】図19に示される第1の駆動ユニット部中の
遊星機構の動作を説明するための遊星機構の断面図であ
る。
【図23】図19に示される第1の駆動ユニット部中の
遊星機構の第2の出力ギヤの回転が阻止される状況を説
明するための図である。
【図24】図19に示される第1の駆動ユニット部中の
遊星機構の第1の出力ギヤの回転が阻止される状況を説
明するための図である。
【図25】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用されるトレイの排出状態を検知するために使用される
発光素子の取付構造を説明するための図である。
【図26】本発明の実施の形態のディスク駆動装置に使
用されるトレイの排出状態を検知するために使用される
受光素子の取付構造を説明するための図である。
【図27】従来のディスク駆動装置を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ディスク駆動装置 2 ディスク排出兼収納部 3 ディスク駆動部 5 ディスク 10 トレイ 11 メイントレイ 12 サブトレイ 13 シャーシ 14 ホルダー 15 支点軸 16 ディスクドライブユニット 17 クランパ 18 回転台 20 メイントレイ本体 21 スライダー 58 ガイド部 61,62 案内ガイド(案内部の一部) 81 ホルダートレイ 82 サブトレイスライダ 83 メイントレイスライダ 84 歯車支持部 161 ガイドカム 167 リフトスライダ 190 シャーシ本体 200 回転カム部 222,223 摺動自在アーム(案内部の一部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小俣 真悟 東京都あきる野市小川東1丁目21番地5 株式会社ケンウッドプレシジョン内 Fターム(参考) 5D072 AB17 BA01 BH09 CD07 EB14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを載置するためのトレイを引き
    出し可能にしたディスク駆動装置において、上記トレイ
    を案内保持する案内部を伸縮自在な構成とし、上記トレ
    イが排出位置となるときに上記案内部を収納位置のとき
    に比べ長くしたことを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記案内部を、固定の案内ガイドとこの
    案内ガイドに対して摺動可能な摺動自在アームとで構成
    したことを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記トレイを、演奏位置でメイントレイ
    とサブトレイに分離する2つの部材から構成し、前記ト
    レイが排出方向に駆動されると、上記メイントレイが前
    記摺動自在アームに突き当たりその摺動自在アームを引
    き出し側に押すと共に、この摺動自在アームに上記サブ
    トレイの後端部分が載置され、上記メイントレイと上記
    サブトレイと上記摺動自在アームとが一体的に引き出さ
    れていくようにしたことを特徴とする請求項2記載のデ
    ィスク駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記案内部が長くなったときに、この案
    内部の先端が収納位置にある前記トレイの前端面より飛
    び出るようにしたことを特徴とする請求項1、2または
    3記載のディスク駆動装置。
  5. 【請求項5】 ディスクを載置するためのトレイを引き
    出し可能にしたディスク駆動装置において、上記トレイ
    を、メイントレイとサブトレイの2つに分離可能に構成
    し、上記メイントレイの長さを演奏位置まで伸びる長さ
    とすると共に、収納位置から演奏位置への移動は、上記
    サブトレイのみとし、排出位置へは上記メイントレイと
    上記サブトレイとを案内部によって案内して、一体的に
    移動させたことを特徴とするディスク駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記案内部を、固定の案内ガイドとこの
    案内ガイドに対して摺動可能な摺動自在アームとで構成
    したことを特徴とする請求項5記載のディスク駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 前記トレイを複数枚上下に積み重ねて配
    置できるようにしたことを特徴とする請求項1から6の
    いずれか1項記載のディスク駆動装置。
JP11184724A 1999-06-30 1999-06-30 ディスク駆動装置 Pending JP2001014768A (ja)

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