JP2001013966A - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置

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JP2001013966A
JP2001013966A JP11188557A JP18855799A JP2001013966A JP 2001013966 A JP2001013966 A JP 2001013966A JP 11188557 A JP11188557 A JP 11188557A JP 18855799 A JP18855799 A JP 18855799A JP 2001013966 A JP2001013966 A JP 2001013966A
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Makoto Nakamura
真 中村
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減、組立て作業の簡素化、およ
び低コスト化を図る。 【解決手段】 複数の鍵2が上下方向に回動可能に設け
られる鍵盤シャーシ1の取付突起部22に、上限ストッ
パ部25、下限ストッパ部24、および鍵ガイド部が一
体に形成されたストッパガイド部材20を設け、鍵2に
は、下限ストッパ部24の下限当接部30、上限ストッ
パ部25の上限当接部31、および鍵ガイド部の鍵摺動
部32が一体に形成された鍵当接摺動部21を設けた。
従って、各鍵2におけるストッパ機能やガイド機能など
の複数の機能を各鍵2ごとに集約することができ、部品
点数の削減および組立て作業の簡素化が図れ、低コスト
化が図れる。特に、鍵2の配列方向に沿って連続するゴ
ムシート8に各ストッパガイド部材20を各鍵2に対応
させて設ければ、さらに部品点数の削減および組立て作
業の簡素化が図れ、より一層の低コスト化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子ピアノなど
の鍵盤楽器における鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ピアノなどの鍵盤装置におい
ては、低コスト化を図るために、鍵の後部に薄肉部を設
け、この薄肉部の後端部を鍵の配列方向に沿う連結部に
連結し、この連結部によりそれぞれ薄肉部を介して複数
の鍵を一体に形成した簡易型のものが知られている。
【0003】図7〜図9はその一例を示した図である。
この鍵盤装置は、楽器ケース内に一体的に組み込まれる
合成樹脂製の鍵盤シャーシ1と、この鍵盤シャーシ1上
に上下方向に回動可能に取り付けられた合成樹脂製の複
数の鍵(白鍵と黒鍵、ただしここでは黒鍵について説明
する。)2と、これら複数の鍵2に対応して配置され、
各鍵2の押鍵動作に応じてスイッチ信号を出力するゴム
スイッチ3とを備えている。複数の鍵2は、その後部
(図7では右側部)に薄肉部4がそれぞれ形成され、こ
れら各薄肉部4の後端部が鍵2の配列方向に沿う共通の
連結部5に並列に配置された状態で連結形成され、これ
により、これらが一体に成形されている。これら複数の
鍵2は、連結部5が鍵盤シャーシ1の後部の鍵取付部6
上にビス7により取り付けられ、押鍵時に薄肉部4をヒ
ンジとして各鍵2が上下方向に回動するように鍵盤シャ
ーシ1上に配置されている。
【0004】ゴムスイッチ3は、2組の膨出部8aが形
成されたゴムシート8を備え、このゴムシート8が鍵盤
シャーシ1の中間部の下面に設けられたスイッチ基板9
上に配置され、この状態で2つの膨出部8aが鍵盤シャ
ーシ1の開口部1aを通して上方に突出し、この突出し
た部分が鍵2の内面に形成された2つのスイッチ押圧部
10に対応するように構成されている。すなわち、ゴム
スイッチ3は、2組の膨出部8a内にそれぞれ設けられ
た可動接点と、これに対向するスイッチ基板9にそれぞ
れ設けられた固定接点とが互いに離間して対向し、押鍵
時に各膨出部8aが鍵2の2つのスイッチ押圧部10に
より順次押圧されたときに、各膨出部8aが弾性変形し
て各可動接点が各固定接点に時間差をもって接触し、こ
れにより押鍵された鍵2に応じたスイッチ信号を出力す
る。また、このゴムスイッチ3は、離鍵時に2組の膨出
部8aが弾性復帰してスイッチ押圧部10を押し上げる
ように構成されている。
【0005】また、鍵盤シャーシ1の中間部における下
面には、フェルトなどの上限ストッパ11が設けられて
いる。この上限ストッパ11は、押鍵されない通常の状
態で、各膨出部8aの弾性復帰力および薄肉部4の弾性
復帰力により鍵2が押し上げられることにより、鍵2に
形成されたL字状のストッパ当接片12が鍵盤シャーシ
1のバカ孔1b内で移動して当接し、これにより鍵2を
所定の上限位置(初期位置)に位置規制している。ま
た、この上限ストッパ11に対応する鍵盤シャーシ1の
上面には、フェルトなどの下限ストッパ13が設けられ
ている。この下限ストッパ13は、鍵2が押鍵されて鍵
2のスイッチ押圧部10によりゴムスイッチ3の各膨出
部8aが押圧された後に、鍵2の下端縁が当接し、これ
により鍵2を下限位置に位置規制している。さらに、こ
の下限ストッパ13の前側近傍に位置する鍵盤シャーシ
1上には、図8および図9に示すように、鍵2の内面を
摺動して鍵2の横振れを防ぐ鍵ガイド部14が設けられ
ている。
【0006】このような鍵盤装置では、押鍵しない通常
の状態のときにはゴムスイッチ3の2組の膨出部8aの
弾性復帰力および薄肉部4の弾性復帰力により鍵2が押
し上げられ、鍵2のL字状のストッパ当接片12が鍵盤
シャーシ1の上限ストッパ11に当接し、これにより鍵
2が初期位置(上限位置)に位置規制されている。この
状態で、鍵2が押鍵されると、鍵2の後部の薄肉部4を
ヒンジとして鍵2が下方に回動し、この鍵2の各スイッ
チ押圧部10がゴムスイッチ3の2組の膨出部8aを順
次押圧して弾性変形させ、各可動接点を各固定接点に時
間差をもって接触させる。これにより、ゴムスイッチ3
がスイッチ信号を出力し、押鍵された鍵2に応じた音高
や音量の楽音が発音される。なお、この後、鍵2の下端
縁が下限ストッパ13に当接して鍵2の下方への回動が
停止されると、ゴムスイッチ3の各膨出部8aの弾性復
帰力および薄肉部4の弾性復帰力により鍵2が元の位置
に戻る。このように、鍵2が押鍵されたとき、またその
押鍵された鍵2が元の位置に戻る離鍵時には、鍵2の回
動に伴って鍵ガイド部14が鍵2をガイドするので、鍵
2が横振れすることなく良好に上下方向に回動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな鍵盤装置では、鍵盤シャーシ1の中間部における下
面に上限ストッパ11を設け、この上限ストッパ11に
対応する鍵盤シャーシ1の上面に下限ストッパ13を設
け、この下限ストッパ13の前側近傍における鍵盤シャ
ーシ1の上面に鍵ガイド部14を設けた構成であるか
ら、上限ストッパ11、下限ストッパ13、および鍵ガ
イド部14をそれぞれ鍵盤シャーシ1の別々の場所に設
置しなければならず、このため部品点数が多く、組立て
作業が煩雑で、コストの削減が図れないという問題があ
る。
【0008】この発明の課題は、部品点数の削減および
組立て作業の簡素化を図り、これによりコストの削減を
図ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、鍵盤シャー
シ上に複数の鍵が上下方向に回動可能に設けられた鍵盤
装置において、前記鍵盤シャーシには、上限ストッパ
部、下限ストッパ部、および鍵ガイド部を一体に形成し
たストッパガイド部材が前記複数の鍵にそれぞれ対応し
て設けられ、前記鍵には、押鍵時に前記下限ストッパ部
に当接する下限当接部、離鍵時に前記上限ストッパ部に
当接する上限当接部、および前記鍵の回動時に前記鍵ガ
イド部に沿って摺動する鍵摺動部を一体に形成した鍵当
接摺動部が設けられていることを特徴とする。この発明
によれば、上限ストッパ部、下限ストッパ部、および鍵
ガイド部を一体に形成したストッパガイド部材を鍵盤シ
ャーシに設けるとともに、下限ストッパ部の下限当接
部、上限ストッパ部の上限当接部、および鍵ガイド部の
鍵摺動部を一体に形成した鍵当接摺動部を鍵に設けたの
で、各鍵におけるストッパ機能やガイド機能などの複数
の機能を各鍵ごとに集約することができ、これにより部
品点数を削減することができるとともに、組立て作業の
簡素化をも図ることができ、大幅にコストの削減を図る
ことができる。
【0010】この場合、請求項2に記載のごとく、前記
複数の鍵の配列方向に沿って連続して前記鍵盤シャーシ
に配置され、かつ前記鍵の押鍵動作に応じてスイッチ信
号を出力するスイッチ部材を備え、このスイッチ部材に
前記ストッパガイド部材が前記複数の鍵それぞれに対応
して設けられ、前記スイッチ部材と共に前記ストッパガ
イド部材が前記鍵盤シャーシに対して取り付けられるこ
とにより、スイッチ部材と共に各ストッパガイド部材を
各鍵に対応させて一度に鍵盤シャーシに取り付けること
ができ、このため請求項1記載の発明よりも、さらに、
部品点数の削減および組立て作業の簡素化を図ることが
でき、より一層の低コスト化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して、こ
の発明の鍵盤装置の一実施形態について説明する。な
お、図7〜図9に示された従来例と同一部分には同一符
号を付し、その説明は省略する。この鍵盤装置は、鍵盤
シャーシ1にストッパガイド部材20を各鍵2に対応さ
せて設け、各鍵2に鍵当接摺動部21を各ストッパガイ
ド部材20にそれぞれ対応させて形成した構成で、これ
以外は従来例とほぼ同じ構成になっている。この場合、
鍵盤シャーシ1の中間部の前端部(図1および図2では
左端部)には、各鍵2に対応して取付突起部22が図3
に示すように前方(同図の左方)に向けて突出して形成
されている。これら取付突起部22には、図1に示すよ
うに、ストッパガイド部材20がそれぞれ取り付けられ
ている。各ストッパガイド部材20は、図4に示すよう
に、各鍵2に対応するほぼ直方体形状に形成され、その
内部に取付突起部22が嵌入する嵌合穴23が後方(同
図では右方)に開放されて形成され、その後端下部にゴ
ムスイッチ3のゴムシート8が取り付けられた構成にな
っている。
【0012】すなわち、ストッパガイド部材20は、フ
ェルトやスポンジ、あるいは軟質樹脂などの緩衝性材料
からなり、図4に示すように、ほぼ直方体形状の上部に
下限ストッパ部24、下部に上限ストッパ部25、両側
部に鍵ガイド部26が一体に形成されている。また、ゴ
ムスイッチ3は、図4に示すように、各鍵2に対応して
2組の膨出部8aが形成されたゴムシート8を備え、こ
のゴムシート8が鍵2の配列方向に沿って連続する帯状
に形成されている。このゴムシート8の前端縁(図4で
は左端縁)には、各鍵2に対応して突出部27が前方に
向けて突出して設けられ、これら突出部27の各先端部
には、各ストッパガイド部材20がそれぞれ取り付けら
れている。これにより、ストッパガイド部材20とゴム
シート8とが一体に構成されてユニット化されている。
【0013】このユニット化されたストッパガイド部材
20とゴムシート8とを鍵盤シャーシ1に取り付ける場
合には、図2に示すように、まず、ユニット化されたス
トッパガイド部材20とゴムシート8とを鍵盤シャーシ
1の中間部の下側に配置する。この後、図5に示すよう
に、鍵盤シャーシ1の取付突起部22の下部に形成され
たバカ孔1c内にストッパガイド部材20を挿入させ、
このストッパガイド部材20を鍵盤シャーシ1の取付突
起部22の前方に位置させる。このときには、ゴムシー
ト8が鍵盤シャーシ1の中間部の下側に位置した状態
で、ゴムシート8の突出部27が弾力的に伸びて取付突
起部22の下側にほぼ同じ長さで位置する。
【0014】この状態で、ストッパガイド部材20を後
方に引き戻し、図1に示すように、ストッパガイド部材
20の嵌合穴23に鍵盤シャーシ1の取付突起部22を
嵌合させる。これにより、各ストッパガイド部材20が
鍵盤シャーシ1に取り付けられる。そして、ゴムシート
8を鍵盤シャーシ1の中間部の下面に配置させ、この中
間部の開口部1aを通して2組の膨出部8aを上方に突
出させる。この後、ゴムシート8の下側からスイッチ基
板9を鍵盤シャーシ1の中間部の下面に取り付ける。こ
れにより、ゴムスイッチ3が鍵盤シャーシ1に組み付け
られる。
【0015】一方、鍵2の内部には、図1に示すよう
に、鍵当接摺動部21が鍵盤シャーシ1の取付突起部2
2に取り付けられた各ストッパガイド部材20に対応し
て形成されている。この鍵当接摺動部21は、図1およ
び図2に示すように、ストッパガイド部材20が後方か
ら挿入して上下方向に移動する中空部であり、図6に示
すように、その上部には、押鍵時に下限ストッパ部24
に当接する下限当接部30が設けられ、下部には、離鍵
時に上限ストッパ部25に当接する上限当接部31が設
けられ、その両側部には、鍵2の回動時に鍵ガイド部2
6に沿って摺動する鍵摺動部32が設けられている。こ
れにより、鍵当接摺動部21は、下限当接部30、上限
当接部31、および鍵摺動部32からなり、これらが鍵
2に一体に形成された構成になっている。
【0016】この場合、下限当接部31と上限当接部3
2との上下方向における間隔L1は、鍵2の鍵ストロー
クSとストッパガイド部材20の厚みtとの和(S+
t)の長さに設定されている。すなわち、押鍵しない通
常時において上限ストッパ部25が上限当接部31に当
接したときに、下限ストッパ24と下限当接部30とが
鍵ストロークSだけ離れるように設定されており、また
押鍵時において下限ストッパ部24が下限当接部30に
当接したときに、上限ストッパ部25と上限当接部31
とが鍵ストロークSだけ離れるように設定されている。
また、両側部の鍵摺動部32の間隔L2は、両側の鍵ガ
イド部26の幅Hとほぼ同じ長さに設定されている。
【0017】このような鍵盤装置では、押鍵しない通常
の状態のときには、図1に示すように、ゴムスイッチ3
の2組の膨出部8aの弾性復帰力および薄肉部4の弾性
復帰力により鍵2が押し上げられ、鍵2の鍵当接摺動部
21の下部の上限当接部31がストッパガイド部材20
の下部の上限ストッパ部25に当接し、これにより鍵2
が初期位置(上限位置)に位置規制されている。この状
態で、ゴムスイッチ3の弾性力および薄肉部4の弾性力
に抗して鍵2を押鍵すると、鍵2の後部の薄肉部4をヒ
ンジとして鍵2が下方に回動し、この鍵2の各スイッチ
押圧部10がゴムスイッチ3の2組の膨出部8aを順次
押圧して弾性変形させることにより、各可動接点が各固
定接点に時間差をもって接触する。これにより、ゴムス
イッチ3がスイッチ信号を出力し、押鍵された鍵2に応
じた音高や音量の楽音が発音される。
【0018】この状態で、さらに鍵2が下方に回動する
と、鍵2の鍵当接摺動部21の上部の下限当接部30が
ストッパガイド部材20の上部の下限ストッパ部24に
当接して鍵2が下限位置に位置規制される。なお、この
後は、ゴムスイッチ3の2組の各膨出部8aの弾性復帰
力および薄肉部4の弾性復帰力により鍵2が元の位置に
戻る。このように、鍵2が押鍵されたとき、またその押
鍵された鍵2が元の位置に戻る離鍵時には、鍵2の回動
に伴ってストッパガイド部材20の両側の鍵ガイド部2
6に沿って鍵2の鍵当接摺動部21の内部両側の鍵摺動
部32がガイドされるので、鍵2が横振れすることなく
良好に上下方向に回動する。
【0019】このように、この鍵盤装置では、下限スト
ッパ部24、上限ストッパ部25、および鍵ガイド部2
6を一体に形成してストッパガイド部材20を構成し、
このストッパガイド部材20を鍵盤シャーシ1の取付突
起部22に取り付けるとともに、押鍵時に下限ストッパ
部24に当接する下限当接部30、離鍵時に上限ストッ
パ部25に当接する上限当接部31、および鍵2の回動
時に鍵ガイド部26に沿って摺動する鍵摺動部32を各
鍵2にそれぞれ一体に形成して鍵当接摺動部21を構成
したので、各鍵2におけるストッパ機能やガイド機能な
どの複数の機能を各鍵2ごとに集約することができ、こ
れにより部品点数を削減することができるとともに、組
立て作業の簡素化をも図ることができ、大幅にコストの
削減を図ることができる。
【0020】この場合、特に、複数の鍵2の配列方向に
沿って連続する帯状のゴムシート8に各ストッパガイド
部材20を各鍵2に対応させて設けたので、ゴムシート
8と共に各ストッパガイド部材20を各鍵2に対応させ
て一度に鍵盤シャーシ1に取り付けることができ、この
ため、さらに部品点数の削減および組立て作業の簡素化
を図ることができ、より一層の低コスト化を図ることが
できる。
【0021】なお、上記実施形態では、各鍵2の後端部
にそれぞれ薄肉部4を形成し、これら薄肉部4をヒンジ
として共通の連結部5に連結形成することにより、各鍵
2を一体に形成した一体鍵構造の簡易型の鍵盤装置につ
いて述べたが、これに限らず、例えば、各鍵の後端部を
支持軸により鍵盤シャーシ上に回動自在に取り付け、こ
れら各鍵と鍵盤シャーシとの間にコイルばねをそれぞれ
配置し、これらコイルばねにより各鍵2を初期位置に復
帰させる構造の鍵盤装置にも適用できる。また、これに
限らず、鍵盤シャーシにハンマーアームを各鍵に対応さ
せて回動自在に取り付け、これらハンマーアームにより
押鍵時に鍵にアクション荷重を付与する鍵盤装置にも適
用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、上限ストッパ部、下限ストッパ部、および鍵ガイド
部を一体に形成したストッパガイド部材を鍵盤シャーシ
に設けるとともに、押鍵時に下限ストッパ部に当接する
下限当接部、離鍵時に上限ストッパ部に当接する上限当
接部、および鍵の回動時に鍵ガイド部に沿って摺動する
鍵摺動部を一体に形成した鍵当接摺動部を鍵に設けたの
で、各鍵におけるストッパ機能やガイド機能などの複数
の機能を各鍵ごとに集約することができ、これにより部
品点数を削減することができるとともに、組立て作業の
簡素化をも図ることができ、大幅にコストの削減を図る
ことができる。特に、複数の鍵の配列方向に沿って連続
するスイッチ部材に各ストッパガイド部材を複数の鍵そ
れぞれに対応して設けたことにより、スイッチ部材と共
に各ストッパガイド部材を各鍵に対応させて一度に鍵盤
シャーシに取り付けることができ、このため、さらに部
品点数の削減および組立て作業の簡素化を図ることがで
き、より一層の低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の鍵盤装置の一実施形態を示した側断
面図。
【図2】図1の分解図。
【図3】図2の鍵盤シャーシの中間部における取付突起
部付近を示した要部の拡大斜視図。
【図4】図2のストッパガイド部材とゴムシートの要部
を示した拡大斜視図。
【図5】図4のストッパガイド部材を鍵盤シャーシの取
付突起部に取り付ける状態を示した断面図。
【図6】図1のA−A断面図。
【図7】従来の鍵盤装置の側断面図。
【図8】図7の分解図。
【図9】図7のB−B断面図。
【符号の説明】
1 鍵盤シャーシ 2 鍵 3 ゴムスイッチ 8 ゴムシート 20 ストッパガイド部材 21 鍵当接摺動部 22 取付突起部 24 下限ストッパ部 25 上限ストッパ部 26 鍵ガイド部 27 ゴムシートの突出部 30 下限当接部 31 上限当接部 32 鍵摺動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍵盤シャーシ上に複数の鍵が上下方向に回
    動可能に設けられた鍵盤装置において、 前記鍵盤シャーシには、上限ストッパ部、下限ストッパ
    部、および鍵ガイド部を一体に形成したストッパガイド
    部材が前記複数の鍵にそれぞれ対応して設けられ、 前記鍵には、押鍵時に前記下限ストッパ部に当接する下
    限当接部、離鍵時に前記上限ストッパ部に当接する上限
    当接部、および前記鍵の回動時に前記鍵ガイド部に沿っ
    て摺動する鍵摺動部を一体に形成した鍵当接摺動部が設
    けられていることを特徴とする鍵盤装置。
  2. 【請求項2】前記複数の鍵の配列方向に沿って連続して
    前記鍵盤シャーシに配置され、かつ前記鍵の押鍵動作に
    応じてスイッチ信号を出力するスイッチ部材を備え、 このスイッチ部材に前記ストッパガイド部材が前記複数
    の鍵それぞれに対応して設けられ、前記スイッチ部材と
    共に前記ストッパガイド部材が前記鍵盤シャーシに対し
    て取り付けられることを特徴とする請求項1記載の鍵盤
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010191265A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Casio Computer Co Ltd 鍵盤装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010191265A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Casio Computer Co Ltd 鍵盤装置

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