JP2001013341A - 光配線基板およびその製造方法 - Google Patents
光配線基板およびその製造方法Info
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Abstract
配線基板において、光導波路間の光接続効率を向上さ
せ、しかも一層中の多数のミラーもしくは多層のミラー
を一括して形成できる光配線基板とその製造方法を提供
することを課題とする。 【解決手段】前記光導波路層の端面が、該導波路層面に
対して斜めに角度を持つ面を形成し、該端面で光信号を
反射させて光導波路層間を光結合させることを特徴とす
る光配線基板としたものである。
Description
する多層の光導波路層の上下のコア間を光接続させる光
配線基板に関する。
光導波路コアに反射ミラーを形成し、光を該導光波路面
に対して垂直に曲げる技術や、光導波路中にレンズを設
け光接続効率を向上させる技術が報告されている。(特
開平5−313027号公報参照)
レーザ加工、ドライエッチ加工(特開平6−26573
8公報参照)、ダイシング加工など、いくつか製造方法
が報告されている。
所ごとに加工を行うため加工効率が悪い問題がある。ド
ライエッチ加工では真空工程が存在するため、レーザ加
工同様に加工効率が悪い問題がある。ダイシング加工で
は加工範囲がミリ単位となってしまい、ミラー周辺に光
導波路の回路を設計することができない問題点がある。
また、光導波路間の接続においては、位置あわせ精度は
±1μmが限度とされており、加工位置精度、加工形状
精度の問題も存在している。
術の欠点に鑑みてなされたもので、光導波路間の光接続
効率を向上させ、しかも一層中の多数のミラーもしくは
多層のミラーを一括して形成できる光配線基板とその製
造方法を提供することを課題とする。
めに、まず請求項1の発明では、2層もしくは2層以上
の光導波路層を有する光配線基板において、前記光導波
路層の端面が、該導波路層面に対して斜めに角度を持つ
面を形成し、該端面で光信号を反射させて光導波路層間
を光結合させることを特徴とする光配線基板としたもの
である。
配線基板において、前記光導波路層を形成してなる光導
波路フィルムを積層して、2層もしくは2層以上の多層
構成としたことを特徴とする。
ルムの端面を、光導波路フィルム面に対して斜めに切断
する工程と、該光導波路フィルムを積層する工程と、を
含むことを特徴とする光配線基板の製造法である。
ルムを積層する工程と、積層してなる該光導波路フィル
ムの端面を、積層光導波路フィルム面に対して斜めに切
断する工程と、積層してなる該積層光導波路フィルムの
端面の一部を、該積層光導波路フィルム面に対して垂直
に切断する工程と、を含むことを特徴とする光配線基板
の製造法である。
に基づいて以下に詳細に説明する。
を図1に示す。本発明の光配線基板は、端面が光導波路
フィルム面に対して斜めに切断された光導波路フィルム
10、20を積層する構造をとる。
を伝搬する光配線として、コアパターン11、21が、
コア材料よりも低い屈折率を有するクラッド層12、2
2に埋設されている。
左方向より進行してきた光は、端面13で90°反射
し、下方へ向きを変える。そして、光導波路フィルム2
0の端面23で90°反射し、光配線21を図面左方向
へ進行する。光導波路フィルム10、20には、光信号
であるレーザ光を反射させ90°に伝搬方向を変える端
面13、23が形成される。この端面は、コアを伝搬す
る光信号を、90°に反射させることで、光導波路フィ
ルムから放出したり、逆に、コアパターン面にたいし9
0°の角度を持ったレーザー光を、コアに伝搬する役割
を果たし、一般に光導波路フィルム面に対し45°をな
す面を形成する。この端面は光配線層上にフォトリソグ
ラフィ技術により形成したメタルマスクをもとにエッチ
ング法を用いた穿孔による加工、またはレーザによる穿
孔による加工、または研磨剤を用いた研磨加工により形
成できる。また、この端面加工は、光導波路フィルム端
面の全体に加工してもよいし、端面の一部に加工しても
よい。
一般に用いられている接着剤を用いることができる。た
だし、接着部分を光信号が透過する場合、屈折率を制御
した光学接着剤を用いることが望ましい。また、この接
着工程は、光導波路フィルムの端面加工の後でもよい
し、接着工程を行った後、端面加工を行ってもよい。
上の光導波路フィルムの積層を行うことができる。3層
以上の積層を行う場合、図2に示すように、端面加工の
部分を調整し、任意の層同士の光信号の伝達を行うこと
ができる。
る。本発明は、以下の実施例に限定されるものではな
い。また、以下の記載では、光導波路フィルムの積層数
を2層もしくは4層として説明するが、必ずしも2層も
しくは4層に限定されるものではない。
うに、金属基板31上に、クラッド層32として、ポリ
イミドOPI−N1005(日立化成工業(株)製)を
スピンコートし、350℃にてイミド化させた。このと
きの膜厚は15μmである。
て、ポリイミドOPI−N1305(日立化成工業
(株)製)を同様にスピンコートし、350℃にてイミ
ド化させた。このときの膜厚は8μmである。
トの所定のパターンを形成し、エッチング液にてAlの
メタルマスクを形成する。さらに、酸素ガスを用い、反
応性イオンエッチングにてコア層をエッチングし、Al
膜をエッチング除去して、図3の(c)のように、光配
線33を形成する。
ド層34としてOPI−N1005を同様にコーティン
グ、イミド化させる。このときのクラッド層の膜厚は、
コア層光配線上で15μmである。
ッチング液により溶解させる。
が作成される。
作成する。
ム30の端面を、光導波路フィルム面に対し、斜めに研
磨する。
ム40の端面を、光導波路フィルム面に対し、斜めに研
磨する。
ム30と光導波路フィルム40を接着する。この際、接
着剤50として、ポリイミドOPI−N1005(日立
化成工業(株)製)を接着面にロールコートし、350
℃にてイミド化させた。このときの接着剤の膜厚は3μ
mである。
向より進行してきた光は、端面で90°反射し、下方へ
向きを変える。そして、光導波路フィルム40の端面で
90°反射し、光配線を図面左方向へ進行する。光導波
路フィルム30のコアに光信号を入光し、光導波路フィ
ルム40のコアに光信号が伝搬されていることを確認し
た。
り、光導波路フィルム30、40を作成した。
ム30と光導波路フィルム40を接着する。この際、接
着剤として、ポリイミドOPI−N1005(日立化成
工業(株)製)を接着面にロールコートし、350℃に
てイミド化させた。このときの接着剤の膜厚は3μmで
ある。
ム30の端面を、光導波路フィルム面に対し、斜めに研
磨する。
ム40の端面を、光導波路フィルム面に対し、斜めに研
磨する。
向より進行してきた光は、端面で90°反射し、下方へ
向きを変える。そして、光導波路フィルム40の端面で
90°反射し、光配線を図面左方向へ進行する。光導波
路フィルム30のコアに光信号を入光し、光導波路フィ
ルム40のコアに光信号が伝搬されていることを確認し
た。
り、光導波路フィルム30、40、60、70を作成し
た。
の工程により、光導波路フィルム30,40,60,7
0の端面を、光導波路フィルム面に対し、斜めに研磨す
る。
の工程により、光導波路フィルム30,40,60,7
0を接着する。
の工程により、光導波路フィルム30,40の端面を研
磨する。
の工程により、光導波路フィルム60,70の端面を研
磨する。
向より進行してきた光は、端面で90°反射し、下方へ
向きを変える。そして、光導波路フィルム40の端面で
90°反射し、光配線を図面左方向へ進行し、さらに、
光導波路フィルム40のもう一方の端面で90°反射
し、下方へ向きを変え、さらに、光導波路フィルム60
の端面で90°反射し、光配線を図面左方向より進行し
てきた光は、光導波路フィルム60のもう一方の端面で
90°反射し、下方へ向きを変える。そして、光導波路
フィルム70の端面で90°反射し、光配線を図面左方
向へ進行する。光導波路フィルム30のコアに光信号を
入光し、光導波路フィルム40、60、70のコアに光
信号が伝搬されていることを確認した。
に、積層した光導波路フィルムの上下方向の光信号の伝
搬が可能となるという効果がある。
進行方向変換部分をまとめて作成することにより、光導
波路フィルム張り合わせの際のアライメントは、端面部
分のみであわせればよい。このため、光導波路フィルム
全体のアライメントを考慮する必要がない。このため、
非常に簡便に、アライメント精度を格段に向上させるこ
とができるという効果がある。
クロンオーダーで加工することは、技術的に容易であ
る。本発明の手法を用いれば、コア断面の位置をあらか
じめ正確に設計することが可能となる。その結果、アラ
イメントマークを用いた張り合わせ手法でも、サブミク
ロンオーダーのアライメント精度を確保することが可能
となる効果がある。
進行方向変換部分をまとめて作成することにより、端面
以外の部分の接着において、接着剤が光を透過する必要
がなくなる。これにより、接着剤の選択範囲が増し、プ
ロセス自由度や設計自由度が増加し、製作コストが低下
するという効果がある。
アパターンに沿って切断する断面図。(2層構成の一
例)
アパターンに沿って切断する断面図。(3層構成の一
例)
の説明図。(実施例1)
施例1)
施例2)
施例3)
Claims (4)
- 【請求項1】2層もしくは2層以上の光導波路層を有す
る光配線基板において、 前記光導波路層の端面が、光導波路層面に対して斜めに
角度を持つ面を形成し、該端面で光信号を反射させて光
導波路層間を光結合させることを特徴とする光配線基
板。 - 【請求項2】前記光導波路層を形成してなる光導波路フ
ィルムを積層して、2層もしくは2層以上の多層構成と
したことを特徴とする請求項1記載の光配線基板。 - 【請求項3】前記光導波路フィルムの端面を、光導波路
フィルム面に対して斜めに切断する工程と、該光導波路
フィルムを積層する工程と、を含むことを特徴とする光
配線基板の製造法。 - 【請求項4】前記光導波路フィルムを積層する工程と、
積層してなる該光導波路フィルムの端面を、光導波路フ
ィルム面に対して斜めに切断する工程と、積層してなる
該光導波路フィルムの端面の一部を、光導波路フィルム
面に対して垂直に切断する工程と、を含むことを特徴と
する光配線基板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18587599A JP2001013341A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 光配線基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18587599A JP2001013341A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 光配線基板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001013341A true JP2001013341A (ja) | 2001-01-19 |
Family
ID=16178416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18587599A Pending JP2001013341A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 光配線基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001013341A (ja) |
-
1999
- 1999-06-30 JP JP18587599A patent/JP2001013341A/ja active Pending
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