JP2001013341A - 光配線基板およびその製造方法 - Google Patents

光配線基板およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001013341A
JP2001013341A JP18587599A JP18587599A JP2001013341A JP 2001013341 A JP2001013341 A JP 2001013341A JP 18587599 A JP18587599 A JP 18587599A JP 18587599 A JP18587599 A JP 18587599A JP 2001013341 A JP2001013341 A JP 2001013341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical waveguide
optical
waveguide film
face
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18587599A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Tsukamoto
健人 塚本
Takao Minato
孝夫 湊
Kenta Yotsui
健太 四井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP18587599A priority Critical patent/JP2001013341A/ja
Publication of JP2001013341A publication Critical patent/JP2001013341A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】2層もしくは2層以上の光導波路層を有する光
配線基板において、光導波路間の光接続効率を向上さ
せ、しかも一層中の多数のミラーもしくは多層のミラー
を一括して形成できる光配線基板とその製造方法を提供
することを課題とする。 【解決手段】前記光導波路層の端面が、該導波路層面に
対して斜めに角度を持つ面を形成し、該端面で光信号を
反射させて光導波路層間を光結合させることを特徴とす
る光配線基板としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一基板上に存在
する多層の光導波路層の上下のコア間を光接続させる光
配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】多層光導波路の層間光接続については、
光導波路コアに反射ミラーを形成し、光を該導光波路面
に対して垂直に曲げる技術や、光導波路中にレンズを設
け光接続効率を向上させる技術が報告されている。(特
開平5−313027号公報参照)
【0003】また、反射ミラーの製造方法についても、
レーザ加工、ドライエッチ加工(特開平6−26573
8公報参照)、ダイシング加工など、いくつか製造方法
が報告されている。
【0004】しかしながら、レーザ加工ではミラー1カ
所ごとに加工を行うため加工効率が悪い問題がある。ド
ライエッチ加工では真空工程が存在するため、レーザ加
工同様に加工効率が悪い問題がある。ダイシング加工で
は加工範囲がミリ単位となってしまい、ミラー周辺に光
導波路の回路を設計することができない問題点がある。
また、光導波路間の接続においては、位置あわせ精度は
±1μmが限度とされており、加工位置精度、加工形状
精度の問題も存在している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る従来技
術の欠点に鑑みてなされたもので、光導波路間の光接続
効率を向上させ、しかも一層中の多数のミラーもしくは
多層のミラーを一括して形成できる光配線基板とその製
造方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、まず請求項1の発明では、2層もしくは2層以上
の光導波路層を有する光配線基板において、前記光導波
路層の端面が、該導波路層面に対して斜めに角度を持つ
面を形成し、該端面で光信号を反射させて光導波路層間
を光結合させることを特徴とする光配線基板としたもの
である。
【0007】また請求項2の発明は、請求項1記載の光
配線基板において、前記光導波路層を形成してなる光導
波路フィルムを積層して、2層もしくは2層以上の多層
構成としたことを特徴とする。
【0008】また請求項3の発明は、前記光導波路フィ
ルムの端面を、光導波路フィルム面に対して斜めに切断
する工程と、該光導波路フィルムを積層する工程と、を
含むことを特徴とする光配線基板の製造法である。
【0009】また請求項4の発明は、前記光導波路フィ
ルムを積層する工程と、積層してなる該光導波路フィル
ムの端面を、積層光導波路フィルム面に対して斜めに切
断する工程と、積層してなる該積層光導波路フィルムの
端面の一部を、該積層光導波路フィルム面に対して垂直
に切断する工程と、を含むことを特徴とする光配線基板
の製造法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
に基づいて以下に詳細に説明する。
【0011】本発明の光配線基板の一例を示した断面図
を図1に示す。本発明の光配線基板は、端面が光導波路
フィルム面に対して斜めに切断された光導波路フィルム
10、20を積層する構造をとる。
【0012】光導波路フィルム10、20には、光信号
を伝搬する光配線として、コアパターン11、21が、
コア材料よりも低い屈折率を有するクラッド層12、2
2に埋設されている。
【0013】光導波路フィルム10の光配線11を図面
左方向より進行してきた光は、端面13で90°反射
し、下方へ向きを変える。そして、光導波路フィルム2
0の端面23で90°反射し、光配線21を図面左方向
へ進行する。光導波路フィルム10、20には、光信号
であるレーザ光を反射させ90°に伝搬方向を変える端
面13、23が形成される。この端面は、コアを伝搬す
る光信号を、90°に反射させることで、光導波路フィ
ルムから放出したり、逆に、コアパターン面にたいし9
0°の角度を持ったレーザー光を、コアに伝搬する役割
を果たし、一般に光導波路フィルム面に対し45°をな
す面を形成する。この端面は光配線層上にフォトリソグ
ラフィ技術により形成したメタルマスクをもとにエッチ
ング法を用いた穿孔による加工、またはレーザによる穿
孔による加工、または研磨剤を用いた研磨加工により形
成できる。また、この端面加工は、光導波路フィルム端
面の全体に加工してもよいし、端面の一部に加工しても
よい。
【0014】光導波路フィルム10、20の固定には、
一般に用いられている接着剤を用いることができる。た
だし、接着部分を光信号が透過する場合、屈折率を制御
した光学接着剤を用いることが望ましい。また、この接
着工程は、光導波路フィルムの端面加工の後でもよい
し、接着工程を行った後、端面加工を行ってもよい。
【0015】同様の工程を繰り返すことにより、2層以
上の光導波路フィルムの積層を行うことができる。3層
以上の積層を行う場合、図2に示すように、端面加工の
部分を調整し、任意の層同士の光信号の伝達を行うこと
ができる。
【0016】
【実施例】以下に本発明を実施例について詳細に説明す
る。本発明は、以下の実施例に限定されるものではな
い。また、以下の記載では、光導波路フィルムの積層数
を2層もしくは4層として説明するが、必ずしも2層も
しくは4層に限定されるものではない。
【0017】<実施例1>まず、図3の(a)に示すよ
うに、金属基板31上に、クラッド層32として、ポリ
イミドOPI−N1005(日立化成工業(株)製)を
スピンコートし、350℃にてイミド化させた。このと
きの膜厚は15μmである。
【0018】図3の(b)のように、コア層33とし
て、ポリイミドOPI−N1305(日立化成工業
(株)製)を同様にスピンコートし、350℃にてイミ
ド化させた。このときの膜厚は8μmである。
【0019】コア層表面にAlを蒸着し、フォトレジス
トの所定のパターンを形成し、エッチング液にてAlの
メタルマスクを形成する。さらに、酸素ガスを用い、反
応性イオンエッチングにてコア層をエッチングし、Al
膜をエッチング除去して、図3の(c)のように、光配
線33を形成する。
【0020】図3の(d)のように、その上からクラッ
ド層34としてOPI−N1005を同様にコーティン
グ、イミド化させる。このときのクラッド層の膜厚は、
コア層光配線上で15μmである。
【0021】図3の(e)のように、金属基板31をエ
ッチング液により溶解させる。
【0022】以上の工程により、光導波路フィルム30
が作成される。
【0023】同様の工程により光導波路フィルム40を
作成する。
【0024】図4(a)に示すように、光導波路フィル
ム30の端面を、光導波路フィルム面に対し、斜めに研
磨する。
【0025】図4(b)に示すように、光導波路フィル
ム40の端面を、光導波路フィルム面に対し、斜めに研
磨する。
【0026】図4(c)に示すように、光導波路フィル
ム30と光導波路フィルム40を接着する。この際、接
着剤50として、ポリイミドOPI−N1005(日立
化成工業(株)製)を接着面にロールコートし、350
℃にてイミド化させた。このときの接着剤の膜厚は3μ
mである。
【0027】光導波路フィルム30の光配線を図面左方
向より進行してきた光は、端面で90°反射し、下方へ
向きを変える。そして、光導波路フィルム40の端面で
90°反射し、光配線を図面左方向へ進行する。光導波
路フィルム30のコアに光信号を入光し、光導波路フィ
ルム40のコアに光信号が伝搬されていることを確認し
た。
【0028】<実施例2>実施例1と同様の工程によ
り、光導波路フィルム30、40を作成した。
【0029】図5(a)に示すように、光導波路フィル
ム30と光導波路フィルム40を接着する。この際、接
着剤として、ポリイミドOPI−N1005(日立化成
工業(株)製)を接着面にロールコートし、350℃に
てイミド化させた。このときの接着剤の膜厚は3μmで
ある。
【0030】図5(b)に示すように、光導波路フィル
ム30の端面を、光導波路フィルム面に対し、斜めに研
磨する。
【0031】図5(c)に示すように、光導波路フィル
ム40の端面を、光導波路フィルム面に対し、斜めに研
磨する。
【0032】光導波路フィルム30の光配線を図面左方
向より進行してきた光は、端面で90°反射し、下方へ
向きを変える。そして、光導波路フィルム40の端面で
90°反射し、光配線を図面左方向へ進行する。光導波
路フィルム30のコアに光信号を入光し、光導波路フィ
ルム40のコアに光信号が伝搬されていることを確認し
た。
【0033】<実施例3>実施例1と同様の工程によ
り、光導波路フィルム30、40、60、70を作成し
た。
【0034】図6(a)に示すように、実施例1と同様
の工程により、光導波路フィルム30,40,60,7
0の端面を、光導波路フィルム面に対し、斜めに研磨す
る。
【0035】図6(b)に示すように、実施例1と同様
の工程により、光導波路フィルム30,40,60,7
0を接着する。
【0036】図6(c)に示すように、実施例2と同様
の工程により、光導波路フィルム30,40の端面を研
磨する。
【0037】図6(d)に示すように、実施例2と同様
の工程により、光導波路フィルム60,70の端面を研
磨する。
【0038】光導波路フィルム30の光配線を図面左方
向より進行してきた光は、端面で90°反射し、下方へ
向きを変える。そして、光導波路フィルム40の端面で
90°反射し、光配線を図面左方向へ進行し、さらに、
光導波路フィルム40のもう一方の端面で90°反射
し、下方へ向きを変え、さらに、光導波路フィルム60
の端面で90°反射し、光配線を図面左方向より進行し
てきた光は、光導波路フィルム60のもう一方の端面で
90°反射し、下方へ向きを変える。そして、光導波路
フィルム70の端面で90°反射し、光配線を図面左方
向へ進行する。光導波路フィルム30のコアに光信号を
入光し、光導波路フィルム40、60、70のコアに光
信号が伝搬されていることを確認した。
【0039】
【発明の効果】本発明は、次のような効果がある。第1
に、積層した光導波路フィルムの上下方向の光信号の伝
搬が可能となるという効果がある。
【0040】第2に、光導波路フィルム端面に光信号の
進行方向変換部分をまとめて作成することにより、光導
波路フィルム張り合わせの際のアライメントは、端面部
分のみであわせればよい。このため、光導波路フィルム
全体のアライメントを考慮する必要がない。このため、
非常に簡便に、アライメント精度を格段に向上させるこ
とができるという効果がある。
【0041】第3に、光導波路フィルムの端面をサブミ
クロンオーダーで加工することは、技術的に容易であ
る。本発明の手法を用いれば、コア断面の位置をあらか
じめ正確に設計することが可能となる。その結果、アラ
イメントマークを用いた張り合わせ手法でも、サブミク
ロンオーダーのアライメント精度を確保することが可能
となる効果がある。
【0042】第4に、光導波路フィルム端面に光信号の
進行方向変換部分をまとめて作成することにより、端面
以外の部分の接着において、接着剤が光を透過する必要
がなくなる。これにより、接着剤の選択範囲が増し、プ
ロセス自由度や設計自由度が増加し、製作コストが低下
するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光配線基板における、光配線であるコ
アパターンに沿って切断する断面図。(2層構成の一
例)
【図2】本発明の光配線基板における、光配線であるコ
アパターンに沿って切断する断面図。(3層構成の一
例)
【図3】本発明における、光導波路フィルムの製造方法
の説明図。(実施例1)
【図4】本発明の光配線基板の製造方法の説明図。(実
施例1)
【図5】本発明の光配線基板の製造方法の説明図。(実
施例2)
【図6】本発明の光配線基板の製造方法の説明図。(実
施例3)
【符号の説明】
10 光導波路フィルム 11 光配線(コアパターン又はコア層) 12 クラッド層 13 端面 20 光導波路フィルム 21 光配線(コアパターン又はコア層) 22 クラッド層 23 端面 30 光導波路フィルム 31 金属基板 32 クラッド層 33 光配線(コアパターン又はコア層) 34 クラッド層 40 光導波路フィルム 50 接着剤 60 光導波路フィルム 70 光導波路フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H047 KA04 KB08 LA09 PA02 PA03 PA24 PA28 QA05 TA04 TA43 TA44 TA47

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2層もしくは2層以上の光導波路層を有す
    る光配線基板において、 前記光導波路層の端面が、光導波路層面に対して斜めに
    角度を持つ面を形成し、該端面で光信号を反射させて光
    導波路層間を光結合させることを特徴とする光配線基
    板。
  2. 【請求項2】前記光導波路層を形成してなる光導波路フ
    ィルムを積層して、2層もしくは2層以上の多層構成と
    したことを特徴とする請求項1記載の光配線基板。
  3. 【請求項3】前記光導波路フィルムの端面を、光導波路
    フィルム面に対して斜めに切断する工程と、該光導波路
    フィルムを積層する工程と、を含むことを特徴とする光
    配線基板の製造法。
  4. 【請求項4】前記光導波路フィルムを積層する工程と、
    積層してなる該光導波路フィルムの端面を、光導波路フ
    ィルム面に対して斜めに切断する工程と、積層してなる
    該光導波路フィルムの端面の一部を、光導波路フィルム
    面に対して垂直に切断する工程と、を含むことを特徴と
    する光配線基板の製造法。
JP18587599A 1999-06-30 1999-06-30 光配線基板およびその製造方法 Pending JP2001013341A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18587599A JP2001013341A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 光配線基板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18587599A JP2001013341A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 光配線基板およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001013341A true JP2001013341A (ja) 2001-01-19

Family

ID=16178416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18587599A Pending JP2001013341A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 光配線基板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001013341A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6907173B2 (en) Optical path changing device
KR100402221B1 (ko) 광 배선 기판 및 그 제조 방법
JP2000098157A (ja) 光分岐装置およびその製造方法
JP4659422B2 (ja) 光導波路の製造方法
JP2004302188A (ja) 光導波路付き電気配線基板
JP3116979B2 (ja) 光導波路間の光結合構造
JP3666463B2 (ja) 光導波路デバイスおよび光導波路デバイスの製造方法
JP2002277661A (ja) 光導波路デバイスの切り出し方法
JP2006251046A (ja) 光導波路基板、光表面実装導波路素子およびそれらの製造方法
JP4288604B2 (ja) 光結合装置
JP2001013341A (ja) 光配線基板およびその製造方法
JP2001188146A (ja) 光結合方法及び光回路
JPH10300956A (ja) 光分岐導波路および光導波路回路
JPS61117513A (ja) フアイバ.ガイド付光回路およびその製造方法
JP2000193838A (ja) 光導波路構造体
JP2012503784A (ja) 偏光維持大コア中空導波路
JP2009098485A (ja) ミラー貼り付け光路変換素子とその作製方法
JP3858683B2 (ja) 多層光配線及びその製造方法
CN101243341A (zh) 光波导器件以及光波导器件的制造方法
WO2005038502A1 (ja) 多チャンネル光路変換素子及びその製造方法
JPH11264912A (ja) 光配線
JPH0659143A (ja) フィルタ付き導波路
JP2009037054A (ja) 光モジュール及びその製造方法
JP2009098432A (ja) 貼り合わせ多チャンネル光路変換素子とその作製方法
JP2008040261A (ja) 光反射回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081006

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090428