JP2001013292A - 放射線遮蔽体 - Google Patents

放射線遮蔽体

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JP2001013292A
JP2001013292A JP11184772A JP18477299A JP2001013292A JP 2001013292 A JP2001013292 A JP 2001013292A JP 11184772 A JP11184772 A JP 11184772A JP 18477299 A JP18477299 A JP 18477299A JP 2001013292 A JP2001013292 A JP 2001013292A
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radiation shield
radiation
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JP11184772A
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English (en)
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Isao Nemezawa
勲 根目沢
Tomohiko Motoki
智彦 元木
Toshiaki Nakahira
俊章 中平
Tsutomu Tanakadate
勉 田中舘
Akira Mizuochi
晃 水落
Shoji Nagayama
正二 長山
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Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放射線遮蔽体において、放射性物質付着時の汚
染処理作業を容易にする。 【解決手段】放射線遮蔽体の放射線遮蔽材である異型鋼
板2に剥離剤を介して被覆材3を塗布する。このように
被覆された異型鋼板2に放射性物質が付着しようとして
も、その付着は被覆材3に付着するに止まり、放射性物
質の異型鋼板2への付着は阻止される。その放射性物質
は被覆材3を異型鋼板2側から剥離して被覆材3と共に
除去される。そのため、異型鋼板2は清浄な状態で回収
されてリサイクルされる。その剥離作業は剥離剤を予め
異型鋼板2に施行してあるので容易に行う事が出来、放
射性物質付着時の汚染処理作業を容易なものとしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射線遮蔽体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般産業及び原子力プラント並び
に医療等に使用される放射線遮蔽体は、遮蔽効果が高い
ということで遮蔽材として鉛材を鉛毛及び鉛板等の鉛製
品に加工して用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】放射線遮蔽体に採用さ
れた放射線遮蔽材としての鉛製品は、鉛による害が懸念
されるので、地球環境及びリサイクル及び廃棄物処理に
おいて困難を来すことが予想される。
【0004】鉛製品が多用化された放射線遮蔽体は、廃
棄物処理上、有害な物質を含んでいるから、環境問題を
踏まえ改善する必要があった。
【0005】また、従来の鉛製品を用いた放射線遮蔽体
は、放射性物質付着時の汚染処理作業が困難であるた
め、遮蔽材のリサイクルを可能とするための改善を行う
必要があった。
【0006】従って、本発明の目的は、廃棄物処理及び
放射性物質の汚染処理作業を容易にできる放射線遮蔽体
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
基本的手段は、放射線遮蔽体の構成材料に剥離剤(離型
剤ともいう。)を介して被覆を施して、その構成材料に
直接放射性物質が付着することを被覆で阻止し、被覆に
付着した放射性物質は被覆をその構成材料から剥離剤の
介在で容易に剥離させて取り除き、放射性物質の除去を
容易にしたものである。
【0008】他の発明では、構成材料が環境に影響が少
ない鉄材であることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、各図に基づいて本発明の各
実施例を説明する。
【0010】図1の(a)及び(b)図は、異形鋼板接
続タイプの鉄板放射線遮蔽体を示している。図1の
(a)及び(b)図において、2が放射線遮蔽材として
の異形鋼板、1が異形鋼板を内包する基布である。異形
鋼板2の材料は、一般的に廃棄物処理やリサイクルし易
い観点で、鉄材が用いられる。異形鋼板2の端部は、図
1の(a)及び(b)図のように、丸められている。そ
の丸められた異形鋼板2の端部は隣接する他の異形鋼板
2の同様に丸められた端部と互いに引っかかり合うよう
に組み合わせられている。
【0011】異形鋼板接続タイプの鉄板放射線遮蔽体の
長さの調整は、異形鋼板2の接続数によって容易に実施
できる。また、互いに接続された各異形鋼板2に、図1
の(a)及び(b)図に示すように、剥離剤(離型剤と
もいう。)を塗り、その剥離剤に被覆材3を塗る。この
ようにして、各異形鋼板2の表面に剥離剤を介して被覆
材3が施行される。
【0012】その被覆材3が塗られた各異形鋼板2は、
互いに接続されたまま基布1内に納められる。基布1に
も、シリコン材による被覆材3を施してはいるが、各異
形鋼板2を収納するために袋状に縫われて構成される
為、その縫い目などから放射性物質が基布の袋内に進入
する可能性がある。そのために、基布1内の異型鋼板2
に直接放射性物質が付着しないように既述のように異型
鋼板2にも被覆材3を施してある。
【0013】互いに接続された異型鋼板2の列の端部
は、図1の(a)図のように、丸められることなく平坦
なまま基布1の外側に出されている。その出されている
異型鋼板2の端部分は接続板として用いられ、そこには
鳩目として2個の丸孔30があけられている。この丸孔
30は、異形鋼板接続タイプの鉄板放射線遮蔽体を懸垂
支持して用いる場合の懸垂支持フレームなどへの引っか
け手段として利用される。異形鋼板接続タイプの鉄板放
射線遮蔽体を懸垂支持して用いた場合、基布1内の異型
鋼板2同志は隣接しあう端部で互いに噛み合って外れる
ことがない。
【0014】その異型鋼板2の隣接しあう端部同志は重
なり合う構成であるから、放射線がその端部同志の間か
ら漏れることが抑制され、放射線遮蔽としての機能が確
実に発揮される。
【0015】その基布1の袋としての口は接続板として
用いられる部分に、接着等されて閉じられる。基布1内
の異型鋼板2同志は互いに相対的動きを許容するので、
異形鋼板接続タイプの鉄板放射線遮蔽体の面を湾曲させ
たり折ったりすることが出来るので、異形鋼板接続タイ
プの鉄板放射線遮蔽体をフィッテングさせる対象物の形
状に合わせ易い。
【0016】異形鋼板接続タイプの鉄板放射線遮蔽体を
放射性物質が浮遊する環境下で用いた後に、異型鋼板2
を異形鋼板接続タイプの鉄板放射線遮蔽体にリサイクル
する、または一般廃棄物処理ラインに受けわたす際に
は、放射性物質が付着した状態では危険であるから、以
下のようにする。
【0017】即ち、異形鋼板接続タイプの鉄板放射線遮
蔽体を基布1と異型鋼板2とに分別し、基布1について
は廃棄する。一方、異型鋼板2については、異型鋼板2
に付いている被覆材3を剥がし、廃棄する。その被覆材
3を剥がした際、その被覆材3に放射性物質が付着して
いれば、その放射性物質も異型鋼板2側から剥がされて
廃棄されることになる。そのため、その被覆材3に被い
守られた異型鋼板2には放射性物質が付着していない状
態で回収され、まだ異型鋼板2自体の放射化が弱い場合
には、一般廃棄物扱いで廃棄処理され、放射化が進んで
高い放射線量を発するようである場合は放射性廃棄物と
して廃棄処理される、乃至は異形鋼板接続タイプの鉄板
放射線遮蔽体の異型鋼板2として再利用される。特に、
廃棄物扱いで廃棄処理する際には、鉛のような害毒に関
する心配が無い。
【0018】被覆材3を異型鋼板2から剥がす場合に
は、剥離剤が被覆材3と異型鋼板2の間に介在するの
で、剥離剤を介在しない場合に比べて被覆材3の剥離作
業が容易になせる。剥がされた被覆材3は廃棄物処理過
程で焼却されて、廃棄物処理量を焼却する前の1000
分の1程度にする事が出来る。
【0019】このように、廃棄物処理過程で焼却するこ
とを考慮して、異型鋼板2に塗布する被覆材3には、ウ
レタン樹脂を選択する。異型鋼板2に塗布する被覆材3
としては、具体的には日立化成工材(株)のカタログ品
名がハイスターUF5000という製品が利用出来る。
【0020】図2は、鉄板接続タイプの鉄板放射線遮蔽
体を示している。その図2の鉄板放射線遮蔽体にあって
は、放射線遮蔽材として複数の平坦な鉄板31を有し、
各鉄板31の隣接しあう端面同志をチェーン等の接続金
具9で接続する。その鉄板31には、図1の例と同じく
被覆材3が剥離剤を介して塗布される。
【0021】このように複数の鉄板31を接続した鉄板
31の集合体は、図1と同様にシリコン材の被覆が施さ
れた基布1によって覆われている。鉄板31同志は互い
に接続金具9の部分で屈曲自在であるから、鉄板放射線
遮蔽体をフィッテングさせる対象物の形状に合わせ易
い。
【0022】図2は、鉄板接続タイプの鉄板放射線遮蔽
体は、鉄板31同志を接続するのに、図1のような端部
を丸める必要の無い単純な鉄板が採用出来、端部を重ね
る必要も無いので厚みも薄くて済む。
【0023】図2の鉄板接続タイプの鉄板放射線遮蔽体
でも、図1の鉄板放射線遮蔽体と同様に、鉄板31を鉄
板接続タイプの鉄板放射線遮蔽体にリサイクル乃至は廃
棄する際に、鉄板31から被覆材3を剥離して焼却廃棄
する。
【0024】その際、被覆材3に付着した放射性物質も
廃棄されて、鉄板31は清浄な状態で回収される。
【0025】被覆材3としては、図1の場合と同様なも
のが利用出来る。
【0026】図3は、鉄板タイプの鉄板放射線遮蔽体を
示している。その鉄板タイプの鉄板放射線遮蔽体は、放
射線遮蔽材として矩形で一枚板の鉄板32が採用され
る。その鉄板32の全周囲には図1と同様な被覆材3が
剥離剤を介して塗布されている。
【0027】その鉄板32の4辺の端面に緩衝材として
ゴム10を設置する。そのゴム10が装着された鉄板3
2はシリコン材の被覆が施された基布1に包み込まれて
いる。
【0028】この鉄板32は一枚板であるから、つなぎ
目の無い単純な構成であって放射線遮蔽機能もつなぎ目
のあるものに比べて優れている。しかし、鉄板32は一
枚板で、屈曲性に富むものではないから、鉄板32の端
部が基布1に強くあたると基布1を損傷させる恐れがあ
る。その恐れは、ゴム10が鉄板32と基布1との間の
クッション機能材として作用することで解消される。ま
た、鉄板タイプの鉄板放射線遮蔽体の端部が他の構造物
や作業員に当たって事故と成ることをゴム10のクッシ
ョン作用で軽減出来る。
【0029】鉄板タイプの鉄板放射線遮蔽体も、図1の
鉄板放射線遮蔽体と同様に、鉄板32を鉄板接続タイプ
の鉄板放射線遮蔽体にリサイクル乃至は廃棄する際に、
鉄板32から被覆材3を剥離して焼却廃棄する。その
際、被覆材3に付着した放射性物質も廃棄されて、鉄板
32は清浄な状態で回収される。
【0030】このゴム10は、図2の各鉄板31の端面
に装着して鉄板接続タイプの鉄板放射線遮蔽体の損傷や
作業員との接触事故の軽減を図っても良い。
【0031】図4の(a)図と(b)図とに示した鉄球
横置きタイプの放射線遮蔽体は、放射線遮蔽材として多
数の鉄球4が用いられる。その鉄球4は上下4枚の波板
5間に挟まれて波板5間に集合されている。これらの多
数の鉄球4と上下4枚の波板5との集合体の全周囲には
剥離剤を介して被覆材3が塗布されている。そのため、
被覆材3によって多数の鉄球4と上下4枚の波板5との
集合体が全周囲から包囲されている。従って、多数の鉄
球4と上下4枚の波板5とは、ばらばらになることが被
覆材3によって阻止されている。
【0032】被覆材3によって包囲された多数の鉄球4
と上下4枚の波板5とは、シリコン材で被覆した袋状の
基布1に納められ、且つ基布1の袋としての口は閉じら
れている。
【0033】鉄球横置きタイプの放射線遮蔽体を放射性
物質の存在下で使用した後に、鉄球4を鉄球横置きタイ
プの放射線遮蔽体の鉄球にリサイクル使用する場合又
は、廃棄する場合には、鉄球横置きタイプの放射線遮蔽
体の基布1から多数の鉄球4と上下4枚の波板5との集
合体を取出す。
【0034】その後に、その集合体から被覆材3を剥離
させて取り除く。その剥離作業は剥離剤を介して行うの
で容易である。被覆材3を剥離して取り除けば、被覆材
3に付着した放射性物質も一緒に取り除かれるので、清
浄な鉄球4と波板5が回収出来る。回収した鉄球4と波
板5とは鉄球横置きタイプの放射線遮蔽体にリサイクル
使用されるか、廃棄処分される。その廃棄処分に際して
鉄球4と波板5には放射性物質が付着していないので、
廃棄処理が容易である。
【0035】鉄球4と波板5との集合体から取り除かれ
た被覆材3は廃棄物処理過程の中で焼却されて、焼却前
の廃棄物量の1000分の1程度の廃棄物量に減じる。
被覆材3としては図1の実施例と同様な材料を用いるこ
とが出来る。
【0036】図5は樹脂成型タイプの放射線遮蔽体を示
している。その放射線遮蔽体には放射線遮蔽材として多
数の鉄球4が用いられる。その鉄球4には剥離剤が塗布
される。このように剥離剤が塗布された多数の鉄球4は
樹脂33の中に埋め込まれている。この場合、樹脂33
が鉄球4を集合させるバインダーとして機能する。この
ように多数の鉄球4を内包した樹脂33は平板状の形状
を有する。その平板状の樹脂33はシリコン材で被覆さ
れた袋状の基布1内に収納され、その基布1の袋の口は
閉じられている。
【0037】このような構成のゴム樹脂成形タイプの放
射線遮蔽体は鉄球4間に柔軟性のある樹脂33が介在す
るので、放射線遮蔽体を取り付ける対象の形状にフィッ
テングし易いという柔軟性を備える。しかも、樹脂によ
って、鉄球よりも当たりが柔らかであるから、損傷を受
けたり与えたりする可能性が低減出来る。
【0038】このような、樹脂成形タイプの放射線遮蔽
体を放射性物質の存在する環境下で使用した際、その放
射性物質が基布1内に侵入しても、鉄球4に放射性物質
が付着することを樹脂33によって阻止され、樹脂33
に付着するに止まる。
【0039】樹脂成形タイプの放射線遮蔽体を放射性物
質の存在下で使用した後に、鉄球4を放射線遮蔽体の放
射線遮蔽材としての鉄球にリサイクル使用する場合又
は、廃棄する場合には、基布1から樹脂33毎多数の鉄
球4の集合体を取出す。その後に、樹脂33と鉄球4と
の間の結合関係を互いに剥がすことによって解除する。
その剥がす作業は剥離剤が鉄球4とゴム樹脂33の間に
介在するので容易である。
【0040】放射性物質はゴム樹脂33側に付着してい
るので、樹脂33から剥がされた鉄球4は清浄な状態で
回収される。回収された鉄球4はリサイクルされるか、
廃棄される。いずれの場合にも、鉄球4に放射性物質が
付着していないので、取扱いが容易であって安全でもあ
る。
【0041】鉄球4から剥がされた樹脂33は廃棄物処
理の過程で焼却されて廃棄物量を減じる。樹脂33とし
ては図1の例と同じ樹脂が用いられる。また、その他の
樹脂であっても、曲げる事が出来るなどの柔軟性があれ
ば、他の樹脂を採用してもよい。また、柔軟性を要求さ
れないような使用方法である場合は、樹脂33としては
柔軟性が少ない樹脂を選択して使用しても良い。
【0042】図6の数珠繋ぎタイプの放射線遮蔽体は、
放射線遮蔽材である鉄球4を複数個鉄線11により機械
的に接続して、数珠繋ぎのように鉄球4を配列してあ
る。その鉄球4と鉄線11には剥離剤を介して被覆材3
が被覆されている。その被覆材3は剥離剤を介して鉄球
4と鉄線11の前面を被っている。
【0043】このような数珠繋ぎの鉄球4は複数列並列
にならべて袋状の基布1に収納し、その袋の口を閉ざし
てある。その基布1はシリコン材で被覆されている。鉄
線11の端と基布1の端は吊り金具12に繋がれてい
る。その吊り金具12には鳩目として丸孔30が二個あ
けられている。その丸孔30は放射線遮蔽体を懸垂支持
して用いる際の引っ掛かり孔として利用される。放射線
遮蔽体を懸垂支持しても、鉄線11が複数の鉄球4を接
続してその鉄球4を一列に集合させる手段として用いら
れているので、鉄球4は一列ごとに鉄線11で懸垂支持
されて鉄球4の配置がくずれない。このような、数珠繋
ぎタイプの放射線遮蔽体は、鉄球4が密に整列出来るの
で、放射線遮蔽効果が大きい。
【0044】このような、数珠繋ぎタイプの放射線遮蔽
体を放射性物質の存在する環境下で使用した際、その放
射性物質が基布1内に侵入しても、鉄球4に放射性物質
が付着することを被覆材3によって阻止され、被覆材3
に付着するに止まる。
【0045】数珠繋ぎタイプの放射線遮蔽体を放射性物
質の存在下で使用した後に、鉄球4を放射線遮蔽体の放
射線遮蔽材としての鉄球にリサイクル使用する場合又
は、廃棄する場合には、基布1から鉄線11毎多数の鉄
球4の集合体を取出す。その後に、鉄線11と鉄球4と
の間の結合関係を解いて、鉄線11や鉄球4の被覆材3
を剥がす。その剥がす作業は剥離剤が鉄線11や鉄球4
と被覆材3の間に介在するので容易である。
【0046】放射性物質は被覆材3側に付着しているの
で、被覆材3が剥がされた鉄球4や鉄線11は清浄な状
態で回収される。回収された鉄線11や鉄球4はリサイ
クルされるか、廃棄される。いずれの場合にも、鉄線1
1や鉄球4に放射性物質が付着していないので、取扱い
が容易であって安全でもある。
【0047】鉄線11や鉄球4から剥がされた被覆材3
は廃棄物処理の過程で焼却されて廃棄物量を減じる。被
覆材3としては図1の例と同じ樹脂が用いられる。
【0048】図7の(a)図や(b)図に示す鉄線横置
きタイプの放射線遮蔽体は、複数本の鉄線6を丸くバン
ド7で束ねたものを複数個同じバンド7で繋いで集合さ
せてある。バンド7で束ねる前に複数本の鉄線6の集合
体の全面は剥離剤を介して被覆材3が塗布する。その後
にバンド7で鉄線6の複数束を繋いで集合させる。バン
ド7と鉄線6との隙間に放射性物質が侵入するのを防ぐ
ために、バンド7と鉄線6との集合体の全周囲を剥離剤
を介して被覆材3で再度被覆する。被覆材3で被覆され
たバンド7と鉄線6との集合体は、シリコン材で被覆し
た袋状の基布1内に収納される。その袋状の基布1の口
は閉ざされる。
【0049】このような鉄線横置きタイプの放射線遮蔽
体を放射性物質の存在する環境下で使用した際、その放
射性物質が基布1内に侵入しても、鉄線6に放射性物質
が付着することを被覆材3によって阻止され、放射性物
質は被覆材3に付着するに止まる。
【0050】鉄線横置きタイプの放射線遮蔽体を放射性
物質の存在下で使用した後に、鉄線6を放射線遮蔽体の
放射線遮蔽材としての鉄線6にリサイクル使用する場合
又は、廃棄する場合には、基布1からバンド7毎多数の
鉄線6の集合体を取出す。その後に、鉄線6とバンド7
との間の結合関係を解いて、鉄線6やバンド7の被覆材
3を剥がす。その剥がす作業は剥離剤が鉄線6やバンド
7と被覆材3の間に介在するので容易である。
【0051】放射性物質は被覆材3側に付着しているの
で、被覆材3が剥がされた鉄線6やバンド7は清浄な状
態で回収される。回収された鉄線6やバンド7はリサイ
クルされるか、廃棄される。いずれの場合にも、鉄線6
やバンド7に放射性物質が付着していないので、取扱い
が容易であって安全でもある。
【0052】鉄線6やバンド7から剥がされた被覆材3
は廃棄物処理の過程で焼却されて廃棄物量を減じる。被
覆材3としては図1の例と同じ樹脂が用いられる。バン
ド7の材質を柔軟性のあるゴムにすれば、鉄線横置きタ
イプの放射線遮蔽体が屈曲出来るように成り、放射線遮
蔽体を取り付ける対象物の外観形状に沿うように放射線
遮蔽体をなじませる事が出来る。
【0053】図8は鉄線縦置きタイプの放射線遮蔽体を
示している。この鉄線縦置きタイプの放射線遮蔽体は図
7の鉄線横置きタイプの放射線遮蔽体の鉄線6を横置き
から縦置きに変えたもので、必要に応じて採用バンド7
数を増加させる。又、一部の鉄線6の束は基布1から外
に延長されて出されて逆Uの字状に整形されている。逆
Uの字状に整形されている部分は、放射線遮蔽体を懸垂
支持するに必要な強度を備えたU字状の鉄線の端部を基
布1内の鉄線6と一体に接続して作っても良い。
【0054】その逆Uの字状に整形されている部分は、
放射線遮蔽体を懸垂支持して用いる際の懸垂支持の為の
引っかけ部分として用いられる。その他の構成は図7の
鉄線横置きタイプの放射線遮蔽体と同じである。
【0055】図8の鉄線縦置きタイプの放射線遮蔽体
も、図7の鉄線横置きタイプの放射線遮蔽体と同様に、
放射性物質を被覆材3を剥離させることで鉄線6やバン
ド7から除去出来、鉄線6やバンド7をリサイクル乃至
は廃棄する際に放射性物質の付着していない清浄な状態
で扱う事が出来るので、その扱いが容易且つ安全であ
る。
【0056】図9は鉄線6と吊り金具12を用いた放射
線遮蔽体を示している。鉄線6の全周囲は剥離剤を介し
て図1と同様な被覆材3が被覆されている。このように
被覆された複数の鉄線6は、シリコン材で被覆された袋
状の基布1に納められている。その基布1の袋口は閉じ
られている。その基布1の端部と鉄線6の端部とが、吊
り金具12に強く挟み込まれて、吊り金具12と鉄線6
と基布1とが一体化されている。
【0057】吊り金具12には鳩目として丸孔30が二
個設けられている。この丸孔30は放射線遮蔽体を懸垂
支持して用いる場合の引っかけ手段に引っかけられる部
分として利用される。吊り金具12と鉄線6と基布1と
が一体化し易いように、鉄線6の吊り金具12に挟まれ
る端部は薄く平坦に加工しておく。
【0058】図10も、鉄線6と吊り金具12を用いた
放射線遮蔽体を示している。鉄線6の全周囲は剥離剤を
介して図1と同様な被覆材3が被覆されている。このよ
うに被覆された複数の鉄線6は、縦横に配置してシリコ
ン材で被覆された袋状の基布1に納められている。その
基布1の袋口は閉じられている。その基布1の端部と鉄
線6の端部とが、吊り金具12に強く挟み込まれて、吊
り金具12と鉄線6と基布1とが一体化されている。
【0059】吊り金具12には鳩目として丸孔30が二
個設けられている。この丸孔30は放射線遮蔽体を懸垂
支持して用いる場合の引っかけ手段に引っかけられる部
分として利用される。縦横の鉄線6は互いに編まれてい
る関係に成っていても良い。次に、原子力発電プラント
において、原子炉圧力容器内の予防保全を実施する場合
の放射線遮蔽体について説明する。
【0060】図11は、原子炉圧力容器及び炉内構造物
を示す断面図である。図11において、原子炉内予防保
全作業とは、原子炉圧力容器13内に設置された蒸気乾
燥器14及びシュラウド15,ジェットポンプ16等の
予防保全のための取替及び修理工事を示す。炉内作業
は、通常の放射線被曝低減以上に放射線遮蔽体を設置す
る必要があると共に、容器内作業となり放射線遮蔽体そ
のものが汚染する可能性がある。
【0061】本実施例においては、図12に示すよう
に、ジェットポンプ16およびシュラウド15等を撤去
して作業を実施する場合において、原子炉圧力容器13
の内部に放射線遮蔽体を設置することとなる。この場
合、最も放射線線量が高いと予想される原子炉圧力容器
13の内壁に放射線遮蔽体として炉壁遮蔽体17を内壁
面に沿って設置し、中心部に作業を考慮した円筒状の下
段遮蔽体18,中段遮蔽体19,上段遮蔽体20を放射
線遮蔽体として設置するのが通常である。
【0062】また、放射線遮蔽領域は上下方向の寸法が
10メートルを超えるサイズであるため、操作床21か
ら24が設置されると共に、下段遮蔽体18から上段遮
蔽体20の外部作業に対しては、作業窓25,26,2
7を設置して作業窓25,26,27を開いて作業を実
施し、作業しない場合には作業窓25,26,27は閉
ざされて下段遮蔽体18,中段遮蔽体19,上段遮蔽体
20の内側に放射線が外側から侵入しないように遮蔽す
る。炉壁遮蔽体17で原子炉圧力容器13の内壁からの
放射線を遮断するが、遮断しきれない放射線を下段遮蔽
体18,中段遮蔽体19,上段遮蔽体20の放射線遮蔽
体で遮蔽する。そして、下段遮蔽体18,中段遮蔽体1
9,上段遮蔽体20の内側に居る作業者を放射線被曝か
ら守る。図13及び図14に、図12の各遮蔽体の断面
A−A及び断面B−Bの構造を示す。
【0063】原子炉圧力容器13内の作業及び遮蔽で使
用される炉壁遮蔽体17や下段遮蔽体18,中段遮蔽体
19,上段遮蔽体20は、前述のように原子炉圧力容器
13内に配備される。そのため各遮蔽体17,18,1
9,20自身が放射能に汚染し屋外に搬出することが不
可能になる可能性がある。それと共に、大掛りな放射能
除染を各遮蔽体17,18,19,20に対して実施す
ることが予想される。そのため、各遮蔽体17,18,
19,20を原子炉圧力容器13内に配備する前に、各
遮蔽体17,18,19,20の全面に剥離剤を介して
被覆材として合成樹脂をコーティングしておく。
【0064】このように、合成樹脂で被覆した各遮蔽体
17,18,19,20は先に述べたように原子炉圧力
容器13内に配備して原子炉圧力容器13内の作業員を
放射線被曝から守る。原子炉圧力容器13内の放射性物
質が存在しても、その粒子は各遮蔽体17,18,1
9,20の被覆材に付着して被覆材の内側までには到達
しない。原子炉圧力容器13内の作業が終了したのちに
は、原子炉圧力容器13内から各遮蔽体17,18,1
9,20を取出して、原子炉圧力容器13が収納されて
いる原子炉建屋から各遮蔽体17,18,19,20を
搬出する前に、各遮蔽体17,18,19,20から被
覆材を剥離して取り除く。その剥離作業は、剥離剤が介
在するので容易に成せる。放射性物質は被覆材に付着し
たまま各遮蔽体17,18,19,20から除去出来
る。
【0065】各遮蔽体17,18,19,20から剥離
して除去した被覆材は廃棄物処理過程で焼却されて廃棄
物量を減少する。被覆材が除去された各遮蔽体17,1
8,19,20は清浄な状態で回収され、原子力建屋の
外に搬出されてリサイクルされるか、放射化が所定より
も激しければ廃棄物処理される。その際にも、放射性物
質が付着していないので、安全で容易に取扱う事が出来
る。
【0066】各遮蔽体17,18,19,20は鉄材を
用いて構成され、被覆材としては図1の例と同じ樹脂を
用いる事が出来る。しかし、各遮蔽体17,18,1
9,20の構成が鉛材をステンレス鋼板で被覆した構成
である場合には、そのステンレス鋼板に剥離剤を介して
被覆材をコーティングして用いる。
【0067】図15の(a)図に、放射線遮蔽材となる
異形鋼板2,鉄球4,鉄線6,鉄線11,炉壁遮蔽体1
7,下段遮蔽体18,中段遮蔽体19,上段遮蔽体20
を総称して鉄製品40とした場合、その鉄製品40に被
覆材3である合成樹脂をコーティングする方法及び手順
を説明する。図15の(b)図のように準備した鉄製品
40に被覆材3をコーティングする場合、鉄製品40を
洗浄して錆などを無くして鉄製品40の全面を清浄にす
る。次に鉄製品40の全面に剥離剤41を塗布して乾燥
させる。その後に乾燥した剥離剤41の上に被覆材3を
塗布して乾燥させる。次に、乾燥したコーティング面を
洗浄してコーティング作業を完了する。このようにして
放射線遮蔽材となる鉄製品40に剥離剤を介して被覆材
3を塗布して施行する。被覆材3を複数層に積層して施
行する場合には、コーティング作業を完了する前に再度
剥離剤41を既存の被覆材3の層に塗布して、図15の
(a)図に示す剥離剤41の過程からコーティング完了
前の洗浄の過程の間の各過程を積層したい層数に応じて
繰り返す。図15での被覆材3としては、図1の例と同
様に、日立化成工材(株)のカタログ品名がハイスター
UF5000という製品が利用出来る。
【0068】既述のいずれの実施例でも、異形鋼板2,
鉄球4,鉄線6,鉄線11,炉壁遮蔽体17,下段遮蔽
体18,中段遮蔽体19,上段遮蔽体20の鉄製品40
は被覆材3で被覆されているので、その被覆材3によっ
て鉄製品40と空気との接触は断たれて鉄製品40、即
ち放射線遮蔽材の防錆効果が発揮される。
【0069】又、一層高い防錆効果を既述のいずれの実
施例の放射線遮蔽材に与えるには、鉄製品40の洗浄過
程とその直後の鉄製品40への剥離剤の塗布過程との間
に防錆材の塗布過程を加える。このようにすると、鉄製
品40の防錆効果を一層高める事が出来る。
【0070】
【発明の効果】本発明の放射線遮蔽体によれば、放射線
遮蔽材に直接放射性物質が付着することを阻止出来る
上、放射性遮蔽材に間接的に付着した放射性物質を放射
性遮蔽材から被覆材を剥離剤を介して剥離することで放
射性遮蔽材から引き離し取り除くことが出来るので、放
射線遮蔽材の放射能除洗が確実になせる効果が得られ
る。このようなことは、放射線遮蔽材をリサイクルし易
い状況とする効果につながり、リサイクルが達成出来る
ことで廃棄物量が少なくなる効果、及び長期的な展望に
おいて地球環境改善に対しても寄与出来るものである。
【0071】又、放射線遮蔽材が鉄材である発明では、
上述の効果に加えて、鉛の害毒による影響を排斥出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による異形鋼板接続タイプの鉄
板放射線遮蔽体を示す図であって、(a)図は構成を概
念的に示した斜視図であり、(b)図は(a)図のイ部
の拡大図である。
【図2】本発明の実施例による鉄板接続タイプの鉄板放
射線遮蔽体の構成を概念的に示した斜視図である。
【図3】本発明の実施例による鉄板タイプの鉄板放射線
遮蔽体の構成を概念的に示した斜視図である。
【図4】本発明の実施例による鉄球横置きタイプの放射
線遮蔽体を示す図であって、(a)図は構成を概念的に
示した斜視図であり、(b)図は(a)図の要部拡大図
である。
【図5】本発明の実施例による樹脂成形タイプの放射線
遮蔽体の構成を概念的に示した斜視図である。
【図6】本発明の実施例による数珠繋ぎタイプの放射線
遮蔽体の構成を概念的に示した斜視図である。
【図7】本発明の実施例による鉄線横置きタイプの放射
線遮蔽体を示す図であって、(a)図は構成を概念的に
示した斜視図であり、(b)図は(a)図のイ部拡大図
である。
【図8】本発明の実施例による鉄線縦置きタイプの放射
線遮蔽体の構成を概念的に示した斜視図である。
【図9】本発明の実施例による鉄線と吊り金具を用いた
放射線遮蔽体の構成を概念的に示した斜視図である。
【図10】本発明の実施例による鉄線と吊り金具を用い
た放射線遮蔽体の他の構成を概念的に示した斜視図であ
る。
【図11】原子炉圧力容器及び炉内構造物を示す断面図
である。
【図12】本発明の実施例による放射線遮蔽体を設置し
た原子炉圧力容器の縦断面図である。
【図13】図12のA−A矢視断面図である。
【図14】図12のB−B矢視断面図である。
【図15】本発明の各実施例による放射線遮蔽体におけ
る被覆作業要領を示す図であって、(a)図は作業過程
を示したフローチャート図であり、(b)図は被覆作業
された鉄製品の断面図である。
【符号の説明】
1…基布、2…異形鋼板、3…被覆材、4…鉄球、5…
波板、6,11…鉄線、7…バンド、9…接続金具、1
0…ゴム、12…吊り金具、13…原子炉圧力容器、1
7…炉壁遮蔽体、18…下段遮蔽体、19…中段遮蔽
体、20…上段遮蔽体、40…鉄製品、41…剥離剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 元木 智彦 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 中平 俊章 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 田中舘 勉 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 水落 晃 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 株式会 社日立エンジニアリングサービス内 (72)発明者 長山 正二 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 株式会 社日立エンジニアリングサービス内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線遮蔽体の構成材料に剥離剤を介して
    被覆を施してある放射線遮蔽体。
  2. 【請求項2】請求項1において、放射線遮蔽体の放射線
    遮蔽材として鉄材を用い、前記鉄材の表面に剥離剤を介
    して被覆を施してある放射線遮蔽体。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記被覆を施した鉄材
    を基布に内包させてある放射線遮蔽体。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記鉄材は複数の鉄球
    としてあることを特徴とした放射線遮蔽体。
  5. 【請求項5】請求項3において、複数の鉄球を数珠つな
    ぎにして集合させてあることを特徴とした放射線遮蔽
    体。
  6. 【請求項6】請求項3において、複数の鉄球を樹脂に埋
    設させて集合させてあることを特徴とした放射線遮蔽
    体。
  7. 【請求項7】放射線遮蔽体の放射線遮蔽材として複数の
    鉄球を用い、前記複数の鉄球を波板で挟んで集合させ、
    前記集合体の周囲表面に剥離剤を介して被覆を施し、前
    記被覆を施した前記集合体を基布に内包させてある放射
    線遮蔽体。
  8. 【請求項8】請求項3において、前記鉄材は複数の鉄線
    としてあることを特徴とした放射線遮蔽体。
  9. 【請求項9】請求項8において、複数の鉄線を鉄線間で
    接続して集合させてあることを特徴とした放射線遮蔽
    体。
  10. 【請求項10】請求項8において、複数の鉄線を縦横に
    配して集合させてあることを特徴とした放射線遮蔽体。
  11. 【請求項11】請求項10において、縦横の鉄線を編ん
    で集合させてあることを特徴とした放射線遮蔽体。
  12. 【請求項12】請求項9において、複数の鉄線の一部を
    U字形状にして、前記U字形状の円弧部分を他の鉄線よ
    りも外側に突出させてあることを特徴とした放射線遮蔽
    体。
  13. 【請求項13】請求項3において、前記鉄材は鉄板であ
    ることを特徴とした放射線遮蔽体。
  14. 【請求項14】請求項13において、鉄板の端部に緩衝
    材を備えてあることを特徴とした放射線遮蔽体。
  15. 【請求項15】請求項13において、複数の鉄板を接続
    金具で接続してあることを特徴とした放射線遮蔽体。
  16. 【請求項16】請求項13において、端部を巻いた複数
    の鉄板を、前記巻いた端部同志を絡めて接続してあるこ
    とを特徴とした放射線遮蔽体。
  17. 【請求項17】原子炉圧力容器の内壁面沿いに装備され
    る外側の放射線遮蔽体と、前記外側の放射線遮蔽体から
    離されて前記原子炉圧力容器内に配備される筒状の内側
    の放射線遮蔽体との内、前記外側の放射線遮蔽体及び/
    又は前記内側の放射線遮蔽体を構成する鋼材に剥離剤を
    介して被覆を施してある放射線遮蔽体。
  18. 【請求項18】請求項17において、前記鋼材は鉄材で
    あることを特徴とした放射線遮蔽体。
  19. 【請求項19】請求項17において、前記外側の放射線
    遮蔽体の表面が剥離剤を介して被覆を施してあるステン
    レス鋼板で構成されていることを特徴とした放射線遮蔽
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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