JP2001013182A - 電界強度自動測定装置 - Google Patents

電界強度自動測定装置

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JP2001013182A
JP2001013182A JP11188088A JP18808899A JP2001013182A JP 2001013182 A JP2001013182 A JP 2001013182A JP 11188088 A JP11188088 A JP 11188088A JP 18808899 A JP18808899 A JP 18808899A JP 2001013182 A JP2001013182 A JP 2001013182A
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JP
Japan
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signal
electric field
antenna
receiving
field strength
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JP11188088A
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English (en)
Inventor
Shoichi Koga
正一 古賀
Michinori Kishimoto
倫典 岸本
Yuji Igata
裕司 井形
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空間の電界強度を迅速かつ正確に自動測定す
る電界強度自動測定装置を提供する。 【解決手段】 アンテナ115は、信号発生装置111
が発生する高周波信号を空間に発信する。空間を伝播し
た高周波信号は、予め測定座標にアクセスしているアン
テナ141に受信される。スペクトラムアナライザ12
3は、アンテナ141に受信された高周波信号を受け付
けてスペクトラム強度を検出し、そのデータをパソコン
122に出力する。パソコン122は、スペクトラム強
度に係るデータを当該測定座標の位置に対応させて記憶
する。パソコン122は、多数の測定座標の測定を逐次
的に行うために、ある測定座標における測定が終了する
と、移動制御装置121に対して台車部127および必
要に応じてテーブル126の移動指示を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界強度測定装置
に関し、より特定的には室内の電界強度を自動的に測定
する電界強度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場内等において小規模な無
線通信ネットワークシステムを構築する手法が提案され
ている。ネットワーク設計者等(以下、設計者等とい
う)は、優れた無線通信ネットワークシステムを構築す
るために、微妙な環境の変化に即応して変化する通信品
質を常に所定のレベル以上に維持することを考慮する必
要がある。そのためには、まず、設計者等は、ネットワ
ークシステムを構築しようとする空間の電界強度分布を
把握する必要がある。設計者等は、電界強度分布を把握
することにより、送信側装置および受信側装置の仕様や
設置位置を適切に選択することができ、その結果、ネッ
トワークシステムは、上記所定のレベル以上の通信品質
を保証することができる。ところが、設計者等が電界強
度分布を把握するためには、多数の測定点(以下、測定
座標と称す)それぞれにおいて逐一電界強度を測定し、
その測定結果を統計的に処理する必要がある。このよう
な作業を設計者等が行うのは負担が過大である。そこ
で、自動的に空間の電界強度を測定する装置が従来から
提案されている。例えば、特開平9−269344号公
報に提案されている電界強度測定装置である。これは、
測定機器等を搭載した車輪付きの台車が屋内の床面を予
め設定された経路に従って移動し、多数の測定ポイント
の電界強度を自動的に測定して結果を蓄積する装置であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、住宅内におい
て、例えば家庭内サーバとノートパソコン相互間の無線
通信ネットワークシステムを構築することが提案されて
いる。このような無線通信ネットワークシステムにおい
ても、設計者等は、通信品質を保証するために室内等の
電界強度分布を把握して、送信装置および受信装置の仕
様や設置位置を適切に選択する必要がある。また、上記
のように住宅内に構築した無線通信ネットワークシステ
ムにおいて現実に用いられる信号は高周波信号であるの
で、電界強度測定においても高周波信号が用いられる。
設計者等は、このような高周波信号を用いて正確な電界
強度分布を求めるために、測定座標の間隔を、例えば数
センチ程度とし、測定空間内に多数の測定座標を設定す
る。従って、電界強度自動測定装置は、密に分布する多
数の測定座標を逐次的かつ正確に認識し、アンテナ等の
受信デバイスを測定座標に高精度にアクセスしなければ
ならない。
【0004】前述した従来の電界強度自動測定装置(特
開平9−269344号公報)は、測定機器や駆動装置
等を搭載していたため重量が過大であった。また、従来
の電界強度自動測定装置は、台車の位置制御のために、
搭載した車輪状の位置検出装置を床面に接触して回転す
ることによって台車の位置を検出していた。従って、従
来の電界強度自動測定装置を拡張的に一般住宅における
室内の電界強度測定に適用すると、床面に柔らかな絨
毯、畳等が敷設されている場所においては、自重のため
畳や絨毯等にたわみ等が生じ、そのたわみ等に沿って上
記の原理による位置検出が行われるので検出誤差が生じ
る可能性が高い。従来の電界強度自動測定装置は、位置
検出の誤差が生じると受信デバイスを測定座標に対して
高精度にアクセスすることができない。その結果、測定
者等は、多数の測定座標それぞれの電界強度の関係を示
す電界強度分布を正確に把握することができない。さら
に、従来の電界強度自動測定装置は、台車の位置制御の
ためのハードウエア構成が複雑であり、コスト面で不利
であった。また、従来の電界強度自動測定装置は、その
構造上、測定座標の変更を迅速に行うことが困難である
ので、測定を開始してから測定座標すべてについて測定
を終了するまでに長時間を要していた。
【0005】従って、本発明の目的は、所定の空間およ
び柔軟な床面を有する空間の電界強度を迅速かつ正確に
測定する電界強度自動測定装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、空間の電界強度を自動的に測定する装置であっ
て、空間内のいずれかの位置に設けられ、所定の信号を
発生して当該空間内に発信する送信装置と、空間内にお
いて送信装置と離隔して配置され、当該送信装置から発
信された信号を受信して電界強度を検出する受信装置と
を備え、受信装置は、送信装置が発信した信号を受信す
る受信アンテナと、空間に設置され、互いに直交する第
1および第2の軸方向に延びる軌道レールに沿って受信
アンテナを移動させる移動手段と、移動手段を制御して
受信アンテナの信号受信位置を逐次変更させる移動制御
手段と、受信アンテナが受信した信号を解析して空間の
電界強度を算出する信号処理手段とを含む。
【0007】上記のように、第1の発明によれば、受信
アンテナを軌道レール上で正確に移動することができ
る。
【0008】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、移動制御手段は、移動手段が移動する範囲に
よって規定される2次元平面上に分布する予め定められ
た受信座標に受信アンテナの信号受信位置を一致させる
ように逐次受信アンテナの信号受信位置を変更させるこ
とを特徴とする。
【0009】上記のように、第2の発明によれば、2次
元平面上に分布する受信座標に受信アンテナを正確にア
クセスすることができる。
【0010】第3の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、移動制御手段は、受信アンテナの信号受信位
置を通知する位置通知手段を含み、信号処理手段は、算
出した電界強度と位置通知手段から通知された受信アン
テナの信号受信位置とを対応付けて記録することを特徴
とする。
【0011】上記のように、第3の発明によれば、測定
者等は、2次元平面上の受信アンテナの信号受信位置と
対応付けられた電界強度の値を得ることができる。
【0012】第4の発明は、第3の発明に従属する発明
であって、受信装置は、受信アンテナが受信した信号を
所定の種別の信号に変換する信号変換手段をさらに含
み、信号変換手段が変換した種別の信号の波形を読みと
った後に数値演算によって電界強度を算出することを特
徴とする。
【0013】上記のように、第4の発明によれば、受信
された信号を所定の信号に変換して処理することによっ
て、測定者等が必要とするデータを得ることができる。
【0014】第5の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、第1および第2の軸方向に延びる軌道レール
は、測定空間の容積に応じてその長さを変更することが
できることを特徴とする。
【0015】上記のように、第5の発明によれば、様々
な容積の空間の電界強度を測定することができる。
【0016】第6の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、第1および第2の軸方向に延びる軌道レール
は、主たる材料を樹脂もしくは木材とすることを特徴と
する。
【0017】上記のように、第6の発明によれば、電界
強度の測定誤差が発生する原因の一つである測定機器に
よる電波の反射を軽減することができる。
【0018】第7の発明は、空間における一定点の電界
強度を自動的に測定する装置であって、空間内のいずれ
かの位置に設けられ、所定の信号を発生して当該空間内
に発信する送信装置と、空間内において送信装置と離隔
して配置され、当該送信装置から発信された信号を受信
して電界強度を検出する受信装置とを備え、受信装置
は、所定の信号を受信する受信アンテナと、受信アンテ
ナが受信した信号を解析して空間の電界強度を算出する
信号処理手段とを含み、送信装置は、所定の信号を発生
する信号発生手段と、信号発生手段によって発生された
所定の信号を発信する発信アンテナと、空間に設置さ
れ、互いに直交する第1および第2の軸方向に延びる軌
道レールに沿って発信アンテナを移動させる移動手段
と、移動手段を制御して発信アンテナの信号発信位置を
逐次変更させる移動制御手段とを含む。
【0019】上記のように、第7の発明によれば、電波
伝搬の可逆性に基づき、空間における一定点の電界強度
を、発信アンテナを正確に移動することによって、第1
の発明とほぼ同様の測定を行うことができる。
【0020】第8の発明は、第7の発明に従属する発明
であって、移動制御手段は、移動手段が移動する範囲に
よって規定される2次元平面上に分布する予め定められ
た発信座標に発信アンテナの信号発信位置を一致させる
ように逐次発信アンテナの信号発信位置を変更させるこ
とを特徴とする。
【0021】上記のように、第8の発明によれば、2次
元平面上に分布する発信座標に正確に発信アンテナをア
クセスすることができる。
【0022】第9の発明は、第8の発明に従属する発明
であって、移動制御手段は、発信アンテナの信号発信位
置を通知する位置通知手段を含み、信号発生手段は、位
置通知手段の通知によって把握した発信アンテナの位置
を受信装置に通知するための位置情報信号として所定の
信号に付加し、発信アンテナは、位置情報信号が付加さ
れた所定の信号を空間に発信することを特徴とする。
【0023】上記のように、第9の発明によれば、発信
アンテナの位置情報を空間に発信することができる。
【0024】第10の発明は、第9の発明に従属する発
明であって、受信アンテナは、所定の信号および位置情
報信号を受信して信号処理手段に出力し、信号処理手段
は、算出した電界強度と位置情報信号に基づいて把握し
た発信アンテナの信号発信位置とを対応付けて記録する
ことを特徴とする。
【0025】上記のように、第10の発明によれば、測
定者等は、2次元平面上の発信アンテナの送信位置と対
応付けられた電界強度の値を得ることができる。
【0026】第11の発明は、第10の発明に従属する
発明であって、受信装置は、受信アンテナが受信した信
号を所定の種別の信号に変換する信号変換手段をさらに
含み、信号変換手段が変換した種別の信号の波形を読み
とった後に数値演算によって電界強度を算出することを
特徴とする。
【0027】上記のように、第11の発明によれば、受
信された信号を所定の信号に変換して処理することによ
って、測定者等が必要とするデータを得ることができ
る。
【0028】第12の発明は、第7の発明に従属する発
明であって、第1および第2の軸方向に延びる軌道レー
ルは、測定空間の容積に応じてその長さを変更すること
ができることを特徴とする。
【0029】上記のように、第12の発明によれば、様
々な容積の空間の電界強度を測定することができる。
【0030】第13の発明は、第7の発明に従属する発
明であって、第1および第2の軸方向に延びる軌道レー
ルは、主たる材料を樹脂もしくは木材とすることを特徴
とする。
【0031】上記のように、第13の発明によれば、電
界強度の測定誤差が発生する原因の一つである測定機器
による電波の反射を軽減することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態に係る電界強度自動測定装置の構成
を示す図である。電界強度自動測定装置100は、送信
装置110と受信装置120とを備えている。送信装置
110は、信号発生装置111と、同軸ケーブル113
と、発信アンテナ115とを含んでいる。受信装置12
0は、移動制御装置121と、パソコン122と、スペ
クトラムアナライザ123と、同軸ケーブル124と、
Yレール125と、テーブル126と、台車部127
と、Xレール128と受信アンテナ141とを含んでい
る。移動制御装置121は、テーブル126および台車
部127の移動制御を行う。スペクトラムアナライザ1
23は、受信アンテナ141から入力される信号の周波
数スペクトラムを分析してパソコン122に出力する。
パソコン122は、入力された分析結果を記録する。パ
ソコン122は、ある測定座標の測定が終了すると、移
動制御装置121に対して、次の測定座標に台車部12
7を移動する制御を行う。電界強度自動測定装置100
は、以上の動作を予め定められた多数の測定座標ごとに
逐次的に行う。以下、受信装置120が含むYレール1
25、テーブル126、および台車部127の詳細につ
いて図2,図3,および図4を参照して説明する。
【0033】図2は、図1に示したYレール125の詳
細を示す図である。Yレール125は、ギアレール13
0と、ベースフレーム131と、連結部132とを含ん
でいる。ベースフレーム131は、例えば一辺が90セ
ンチメートルの正方形である。ギアレール130は、ベ
ースフレーム131のY軸方向の相対する2辺に取り付
けられる。また、ベースフレームは互いに連結、切り離
しが可能であるので、測定者は、90センチ単位でギア
レール130の長さを調節することができる。
【0034】図3は、図1に示したテーブル126の上
面と、底面と、正面と、側面との詳細を示す図である。
テーブル126は、ボード133と、ギアレール134
と、ガイドレール135と、サーボモータ136と、車
輪137と、歯車138と、シャフト139とを含んで
いる。テーブル126は、歯車138がYレール125
と歯合しつつサーボモータ136に駆動されることによ
って移動される。
【0035】図4は、図1に示した台車部127の上面
と、正面と、底面と、側面とを示す図である。台車部1
27は、ロッド140と、受信アンテナ141と、アン
テナ取り付け金具142と、台座143と、車輪145
と、サーボモータ146と、歯車147とを含んでい
る。テーブル126上において、歯車147とギアレー
ル134とが歯合しつつガイドレールに沿って台車部1
27が移動される。なお、以下特に断らない限り、テー
ブル126の移動方向をY方向、台車部127の移動方
向をX方向と称す。
【0036】図1〜図4および図5を参照して、第1の
実施形態に係る電界強度自動測定装置100の動作につ
いて説明する。なお、送信装置110および受信装置1
20は、空間的に離隔して配置される。受信装置120
のYレール125は、必要な長さに連結される。受信ア
ンテナ141は、台車部127に搭載され、X方向およ
びY方向に移動されて各測定座標にアクセスされる。
【0037】まず、図1および図5を参照して、送信装
置110が生成する高周波信号について説明する。送信
装置110が含む信号発生装置111は、周波数ホッピ
ング変調された準マイクロ波帯の高周波信号を生成す
る。当該高周波信号は、同軸ケーブル113を介して発
信アンテナ115から空中に発信される。このような高
周波信号は波長が短いので、受信装置120は、数セン
チの間隔で設定されている測定座標それぞれで受信され
る信号のスペクトラム強度の相違を検知することができ
る。
【0038】図5は、信号発生装置111が発生する上
記高周波信号の周波数スペクトラムの一例を示してい
る。図5に示すように、周波数の異なるf1からf16
の16本のキャリアを一団のシーケンス(以下、ホッピ
ングシーケンスと称す)とする高周波信号が周期的に発
生されている。高周波信号は、信号発生装置111で生
成され、同軸ケーブル113を介して発信アンテナ11
5に送られる。発信アンテナ115は、当該高周波信号
を空中に発信する。なお、電界強度測定に用いる信号は
上記に限定されるものではない。また、ホッピングシー
ケンスの周波数は、測定者等が任意に選択できるとして
もよい。さらに、信号発生装置111が信号を発生する
態様は、例えばf1からf16のキャリアを順次発生し
てもよいし、同時に発生するとしてもよい。ただし、一
の測定座標について、すべてのキャリアが受信される必
要がある。また、ここでは、スペクトラム強度とは、各
キャリアが示す離散的な値として把握されるスペクトラ
ム強度の合計値とする。
【0039】次に、図1〜図4を参照して受信装置12
0の動作について説明する。測定者は、まず、Yレール
125を、電界強度を測定しようとする空間の大きさに
応じた長さに結合する。テーブル126は、Yレール1
25が含むギヤレール130上に歯車138および車輪
137を介して搭載されている。台車部127は、テー
ブル126が含むギヤレール134およびガイドレール
135上に歯車147および車輪145を介して搭載さ
れている。移動制御装置121は、テーブル126が含
むサーボモータ136および台車部127が含むサーボ
モータ146に接続されており、テーブル126のY方
向および台車部127のX方向の移動制御を行う。受信
アンテナ141は、同軸ケーブル124を介してスペク
トラムアナライザに受信信号を出力する。パソコン12
2は、GP−IBやRS232C等の通信方法によっ
て、スペクトラムアナライザ123および移動制御装置
121に接続されている。パソコン122は、移動制御
装置121に対してテーブル126および台車部127
を移動させる指示を行い、図6に示す測定座標ごとにス
ペクトラムアナライザ123からの入力を受け付けて記
録する。
【0040】図6を参照して、受信装置120が各測定
座標ごとに行う電界強度測定について説明する。図6
は、測定座標のYレール125に対する相対位置の一例
を示す図である。受信装置120は、例えば、測定座標
p1、p2、p3、p4、p5…の順に送信装置110
が送信する高周波信号を受信する。
【0041】まず、受信装置120は、測定座標p1か
ら測定を開始するとする。パソコン122は、移動制御
装置121に対して測定座標p1に移動するよう指示を
行い、当該測定座標とYレールとの相対位置を記憶す
る。次に、アンテナ141には、部屋の壁等に反射され
たり、空間を伝播されることによって16本のキャリヤ
ごとに異なったスペクトラム強度を示す信号が入力され
る。アンテナ141は、当該信号をスペクトラムアナラ
イザ123に出力する。スペクトラムアナライザ123
は、アンテナ141から入力される信号を受け付けてパ
ソコン122に出力する。パソコン122は、スペクト
ラムアナライザ123からの入力を受け付けスペクトラ
ム強度から電界強度を算出し、予め記憶している当該測
定座標のYレールに対する相対位置に対応付けて記憶す
る。いま、測定座標p1の測定が終了したとすると、パ
ソコン122は、移動制御装置121に対してテーブル
126および台車部127を移動させるよう指示する。
応じて、移動制御装置121は、測定座標p2に台車部
127を移動する。なお、テーブル126は、図6から
明らかなように、測定座標p4における測定が終了して
測定座標p5における測定が開始されるまで移動される
必要はない。以上のように、受信装置120は、測定座
標各々の電界強度を、例えば図6に示した測定座標の順
序に従って、逐次的に測定して結果を蓄積するので、測
定者は、測定対象とする空間の電界強度分布を把握する
ことができる。
【0042】台車部127上には、ロッド140とアン
テナ141と取り付け金具142と同軸ケーブル124
の一端が取り付けられているのみの軽量な構成であるか
ら、サーボモータ136およびサーボモータ146のテ
ーブル126および台車部127の駆動に必要な負荷が
少なくなり、従って、サーボモータ136およびサーボ
モータ146は、テーブル126および台車部127を
高速に移動することができる。その結果、同数の測定座
標について電界強度を測定する場合であれば、電界強度
自動測定装置100は、従来に比べて測定時間を短縮す
ることができる。また、Yレール125とテーブル12
6、テーブル126と台車部127は互いにギアで歯合
しているので、軽量な構成と相まって受信装置120
は、アンテナ141を正確に移動して測定座標にアクセ
スすることができる。また、電界強度自動測定装置の設
計者等は、受信装置120が含むYレール125および
Xレール128を、例えば樹脂または木材で製作するこ
とにより、高周波信号の反射や損失が軽減されて、測定
誤差を軽減することができ、その結果、測定者は、精度
の高い電界強度測定結果を得ることができる。
【0043】なお、測定座標に対してアンテナ141が
アクセスする順序は、図6に示した順序に限定しない。
例えば、図6においてアンテナ141は、測定座標p4
での測定終了後、測定座標p5に移行しているが、測定
座標p8に移行するとしてもよい。
【0044】(第2の実施形態)図7は、本発明の第2
の実施形態に係る電界強度自動測定装置の構成を示す図
である。第2の実施形態に係る電界強度自動測定装置2
00は、送信装置210と、受信装置220とを備えて
いる。受信装置220は、第1の実施形態に係る受信装
置120の構成のうち、パソコン122がパソコン22
2に変更され、スペクトラムアナライザ123が信号処
理装置223に変更され、受信アンテナ141が指向性
を有するセクタ型受信アンテナ241(以下、受信アン
テナ241と称す)に変更され、受信アンテナ241と
信号処理装置202との間に補助装置201が付加され
たものである。電界強度自動測定装置200において、
第1の実施形態に係る電界強度自動測定装置100と同
一の構成については、参照番号を同一とし、詳細な説明
を省略する。また、送信装置210は、第1の実施形態
に係る送信装置110と同一である。従って、電界強度
を測定するために用いられる高周波信号は、第1の実施
形態で用いたものと同様であり、受信装置220が測定
座標ごとに電界強度を逐次的に測定する動作も第1の実
施形態と同様に行われる。ただし、受信装置220が行
う受信した高周波信号処理の手法が異なるので、以下、
このことについて説明する。
【0045】受信装置220において、受信アンテナ2
41は、高周波信号を受信して補助装置201に出力す
る。補助装置201は、受信アンテナ241によって検
出される高周波信号が到来する方向(以下、セクタ到来
方向と称す)、および高周波信号に係る各ホッピングの
スペクトラム強度を示すディジタル値の複素ベースバン
ド信号を、各測定座標ごとに出力する。なお、補助装置
201の詳細については後述する。信号処理装置223
は、ディジタル値の複素ベースバンド信号を受け付けて
処理し、GP−IBまたはRS232Cのデータ通信に
よってパソコン222に出力する。パソコン222は、
復素ベースバンド信号の波形を読みとってスペクトラム
強度を算出して、内部に含む記憶媒体に蓄積する。パソ
コン222は、ベースバンド波形を継続的に処理してい
るので、信号処理装置223が行った一連の信号処理結
果を基に推定アルゴリズムを用いて伝搬遅延パラメータ
を推定することができる。この手法は、例えば、「移動
伝搬における周波数相関に基づく遅延スプレッド推定
法」(市坪信一)電子情報通信学会B−II1992に紹
介されている。
【0046】図8は、補助装置201の構成の一例を示
すブロック図である。補助装置201は、アンプ203
とダウンコンバータ210とを備えている。ダウンコン
バータ210は、ミキサ205と、90度位相シフタ2
04と、バンドパスフィルタ207と、A/D変換部2
08と、出力端子209を含んでいる。アンプ203
は、同軸ケーブル124で生じる伝送損失を予め補償す
るために、入力される高周波信号を増幅するローノイズ
アンプである。周波数ダウンコンバータ210は、アン
プ203が増幅した高周波信号を受け付け、2つのパス
に分岐する。それぞれのパスを伝送される高周波信号
は、ミキサ205によって外部から入力される基準周波
数の信号と同期される。基準周波数の信号は、予め90
度位相シフタ204によって位相が90度相違してい
る。基準信号がシフトされたことによっていずれかのパ
スを伝送される信号の位相が90度だけ進/遅角するか
によって複素ベースバンド信号の実部および虚部が一義
的に決定される。周波数変換をされた信号はそれぞれバ
ンドパスフィルタ207に入力され歪や高調波成分が抑
圧されて出力される。A/D変換部208は、バンドパ
スフィルタ207の出力を受け付けてディジタル信号に
変換する。従って、出力端子209からは、2値の複素
ベースバンド信号が出力される。なお、アンプ203
は、伝播経路で減衰された結果、スペクトラム強度が検
出不可能な程度に微弱になったホッピングシーケンスの
増幅も行うとしてもよい。
【0047】(第3の実施形態)図9は、本発明の第3
の実施形態に係る電界強度自動測定装置の構成を示す図
である。電界強度自動測定装置300は、送信装置31
0と受信装置320とを備えている。送信装置310
は、まず、第1の実施形態における送信装置110およ
び受信装置120の送受信関係を入れ替えた。次に、電
界強度自動測定装置300の信号処理を第2の実施形態
と同様にするために、送信装置110の信号発生装置1
11を信号処理装置223とパソコン322に変更して
受信装置とし、受信装置120のアンテナ141をアン
テナ115に、スペクトラムアナライザ123を信号発
生装置313に、パソコン122をパソコン312にそ
れぞれ変更して送信装置310としたものである。従っ
て、送信装置310が高周波信号および上記位置情報を
送信するために、発信アンテナ115を予め設定された
測定座標すべてについて逐次的に移動する動作は、第1
および第2の実施形態に係る受信装置120および22
0と同様である。なお、第1および第2の実施形態と同
一の構成については、参照番号を同一とし、詳細な説明
を省略する。
【0048】まず、送信装置310の動作について説明
する。パソコン312は、発信アンテナ115のYレー
ルに対する相対位置を把握して信号発生装置313に通
知する。信号発生装置313は、周期的に発生する高周
波信号に当該測定座標位置情報を付加して送信する。
【0049】次に、受信装置320の動作について説明
する。受信アンテナ241には、部屋の壁等に反射され
たり、空間を伝播されることによって16本のキャリヤ
ごとに異なったスペクトラム強度を示す高周波信号が入
力される。補助装置201および信号処理装置223
は、第2の実施形態と同様の信号処理を行う。パソコン
322は、第2の実施形態と同様にして、信号処理装置
223の出力を受け付けてスペクトラム強度を算出し
て、当該算出結果および算出に使用した複素ベースバン
ド信号に係るデータを上記測定座標位置情報とを内部に
含む記憶媒体に記憶する。従って、測定者等は、パソコ
ン322が記憶しているデータを分析することにより、
送信座標が変更されることによって変化する、一定点の
電界強度を把握することができる。測定者等は、把握し
た電界強度に基づいて、当該一定点から信号を発信した
場合に、それぞれの送信座標における電界強度を推定す
ることができる。なお、パソコン322は、ベースバン
ド波形を継続的に処理しているので、信号処理装置22
3が行った一連の処理結果を基に、推定アルゴリズムを
用いて伝搬遅延パラメータを推定することができること
も第2の実施形態と同様である。なお、本実施形態にお
いては、受信装置320は、定位置に固定されているの
で、パソコン223は、受信アンテナ241を移動する
ような制御を行う必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電界強度自動測
定装置の構成例を示す図である。
【図2】本発明の電界強度自動測定装置が備えるYレー
ルの詳細を示す図である。
【図3】本発明の電界強度測定装置が備えるテーブルの
詳細を示す図である。
【図4】本発明の電界強度測定装置が備える台車部の詳
細を示す図である。
【図5】本発明の送信装置が送信する高周波信号の周波
数スペクトラムの一例を示す図である。
【図6】測定座標のYレールに対する相対位置の一例を
示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る電界強度自動測
定装置の構成例を示す図である。
【図8】本発明の第2および第3の実施形態に係る電界
強度自動測定装置が備える補助装置の構成例を示す図で
ある。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る電界強度自動測
定装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
111…信号発生装置 115…発信アンテナ 121…移動制御装置 122、222、312、322…パソコン 123…スペクトラムアナライザ 125…Yレール 126…テーブル 127…台車部 141、241…受信アンテナ 201…補助装置 223…信号処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井形 裕司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K042 AA01 BA11 CA02 CA17 CA23 DA19 DA24 EA02 EA14 FA06 FA11 FA15 FA19 GA06 JA07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間の電界強度を自動的に測定する装置
    であって、 前記空間内のいずれかの位置に設けられ、所定の信号を
    発生して当該空間内に発信する送信装置と、 前記空間内において前記送信装置と離隔して配置され、
    当該送信装置から発信された信号を受信して電界強度を
    検出する受信装置とを備え、 前記受信装置は、 前記送信装置が発信した信号を受信する受信アンテナ
    と、 前記空間に設置され、互いに直交する第1および第2の
    軸方向に延びる軌道レールに沿って前記受信アンテナを
    移動させる移動手段と、 前記移動手段を制御して前記受信アンテナの信号受信位
    置を逐次変更させる移動制御手段と、 前記受信アンテナが受信した信号を解析して前記空間の
    電界強度を算出する信号処理手段とを含む、電界強度自
    動測定装置。
  2. 【請求項2】 前記移動制御手段は、前記移動手段が移
    動する範囲によって規定される2次元平面上に分布する
    予め定められた受信座標に前記受信アンテナの信号受信
    位置を一致させるように逐次前記受信アンテナの信号受
    信位置を変更させることを特徴とする、請求項1に記載
    の電界強度自動測定装置。
  3. 【請求項3】 前記移動制御手段は、前記受信アンテナ
    の信号受信位置を通知する位置通知手段を含み、 前記信号処理手段は、算出した電界強度と前記位置通知
    手段から通知された前記受信アンテナの信号受信位置と
    を対応付けて記録することを特徴とする、請求項2に記
    載の電界強度自動測定装置。
  4. 【請求項4】 前記受信装置は、前記受信アンテナが受
    信した信号を所定の種別の信号に変換する信号変換手段
    をさらに含み、 前記信号変換手段が変換した種別の信号の波形を読みと
    った後に数値演算によって電界強度を算出することを特
    徴とする、請求項3に記載の電界強度自動測定装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の軸方向に延びる軌
    道レールは、測定空間の容積に応じてその長さを変更す
    ることができることを特徴とする、請求項1に記載の電
    界強度自動測定装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の軸方向に延びる軌
    道レールは、主たる材料を樹脂もしくは木材とすること
    を特徴とする、請求項1に記載の電界強度自動測定装
    置。
  7. 【請求項7】 空間における一定点の電界強度を自動的
    に測定する装置であって、 前記空間内のいずれかの位置に設けられ、所定の信号を
    発生して当該空間内に発信する送信装置と、 前記空間内において前記送信装置と離隔して配置され、
    当該送信装置から発信された信号を受信して電界強度を
    検出する受信装置とを備え、 前記受信装置は、 前記所定の信号を受信する受信アンテナと、 前記受信アンテナが受信した信号を解析して前記空間の
    電界強度を算出する信号処理手段とを含み、 前記送信装置は、 前記所定の信号を発生する信号発生手段と、 前記信号発生手段によって発生された前記所定の信号を
    発信する発信アンテナと、 前記空間に設置され、互いに直交する第1および第2の
    軸方向に延びる軌道レールに沿って前記発信アンテナを
    移動させる移動手段と、 前記移動手段を制御して前記発信アンテナの信号発信位
    置を逐次変更させる移動制御手段とを含む、電界強度自
    動測定装置。
  8. 【請求項8】 前記移動制御手段は、前記移動手段が移
    動する範囲によって規定される2次元平面上に分布する
    予め定められた発信座標に前記発信アンテナの信号発信
    位置を一致させるように逐次前記発信アンテナの信号発
    信位置を変更させることを特徴とする、請求項7に記載
    の電界強度自動測定装置。
  9. 【請求項9】 前記移動制御手段は、前記発信アンテナ
    の信号発信位置を通知する位置通知手段を含み、 前記信号発生手段は、前記位置通知手段の通知によって
    把握した前記発信アンテナの位置を前記受信装置に通知
    するための位置情報信号として前記所定の信号に付加
    し、 前記発信アンテナは、前記位置情報信号が付加された所
    定の信号を前記空間に発信することを特徴とする、請求
    項8に記載の電界強度自動測定装置。
  10. 【請求項10】 前記受信アンテナは、前記所定の信号
    および前記位置情報信号を受信して前記信号処理手段に
    出力し、 前記信号処理手段は、算出した電界強度と前記位置情報
    信号に基づいて把握した前記発信アンテナの信号発信位
    置とを対応付けて記録することを特徴とする、請求項9
    に記載の電界強度自動測定装置。
  11. 【請求項11】 前記受信装置は、前記受信アンテナが
    受信した信号を所定の種別の信号に変換する信号変換手
    段をさらに含み、 前記信号変換手段が変換した種別の信号の波形を読みと
    った後に数値演算によって電界強度を算出することを特
    徴とする、請求項10に記載の電界強度自動測定装置。
  12. 【請求項12】 前記第1および第2の軸方向に延びる
    軌道レールは、測定空間の容積に応じてその長さを変更
    することができることを特徴とする請求項7に記載の電
    界強度自動測定装置。
  13. 【請求項13】 前記第1および第2の軸方向に延びる
    軌道レールは、主たる材料を樹脂もしくは木材とするこ
    とを特徴とする、請求項7に記載の電界強度自動測定装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020095933A (ko) * 2001-06-18 2002-12-28 엘지이노텍 주식회사 스펙트럼 분석기의 데이터 송수신 시스템
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CN102175927A (zh) * 2011-01-11 2011-09-07 北京科环世纪电磁兼容技术有限责任公司 电磁场强测量系统及用于其的方法
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JP2021164013A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 東京瓦斯株式会社 電波強度測定装置
US11668741B2 (en) 2021-01-27 2023-06-06 Electronics And Telecommunications Research Institute Method for measurement of electromagnetic field, and system therefor

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